クリムゾンウェストの歴史

1017年

本頁では、王国暦1017年のクリムゾンウェストの歴史を記す。

※各タイトルをクリックすると、下に内容が展開されます。



1016年11月
~1017年1月
【神森】
【神森】
【神森】
すべては誘拐事件の多発から始まった。
子供ばかりを狙った誘拐事件。目撃者はすべて殺害され、数少ない生存者はエルフの仕業と口を揃える。
一方、エルフハイムでは長老会で長老の暗殺が発生。その裏には長老の一人、ヨハネ・エルフハイムの存在があった。
ヨハネは長老達を暗殺、さらに維新派のユレイテル・エルフハイム(kz0085)やジエルデ・エルフハイムを森都エルフハイムから追放する事で、長老会における確固たる地位と権力を有した。


そんなヨハネが画策したのは帝国と森都の滅亡であった。
エルフハイムに伝わる代弁者の書。そこに書かれていた大規模浄化法を使い、帝国と森都に致命的な打撃を加える。大規模浄化法は巫女の命を代償に、指定した範囲を正マテリアルで薙ぎ払う術である。ヨハネは当代の浄化の器(kz0120)を使って大規模浄化法を発動させようとしていたのだ。
帝国軍第一師団長オズワルド(kz0027)は、ヨハネに勝つつもりが無いからこそ取り得た手段だと睨んでいた。帝国側が数で押せばエルフハイム解放も難しくは無い。しかし、その為には多くの犠牲を払う事になる。皇帝ヴィルヘルミナ・ウランゲル(kz0021)は、ハンターによる事態収束を打診する。

ハンター達はヴィルヘルミナの願いに応え、事件へ介入。見事ヨハネは撃破。浄化法を打ち破る事で、事件は一つの決着を見る。
グランドシナリオ「【神森】フォーゲット・ミー・ノット」
だが、ここで暗躍していた歪虚が姿を見せる。
四霊剣の一、不変の剣妃・オルクス(kz0097)。かつてジエルデ・エルフハイムと呼ばれていた者である。
ジエルデは、歪虚化してしまったかつての浄化の器達の魂をオルクスと契約する事で取り込み、すべての汚染を一点に集約。かつてない程の力を有した不変の剣妃は、森都に時間凍結結界を展開して次々とすべてを凍り付かせていく。
1016年12月、オルクス討伐へ乗り出した帝国軍とハンター達。
苦渋の決断とはいえその身を犠牲にせざるを得なかった悲しみを知りながらも、彼らは不変の剣妃を撃破。意識を上書きする事で他人の体を乗っ取って生きてきたオルクスは完全に消滅した。
グランドシナリオ「【神森】フォーゲット・ミー・ノット」

戦いの後、1017年1月に帝国は、エルフハイムの内乱はヨハネが画策したものであると発表。合わせて主犯格とされた浄化の器は監獄都市アネリブーベへと身柄を輸送される。表向きは拘束の形を取るが、アネリブーベにて身柄を保護する事が目的である。
浄化の器は輸送される馬車の中で静かに、穏やかに眠りへとつく。
この不幸な事件から生まれた様々な想いを胸に秘めながら。
連動シナリオ【神森】

1016年11月
~1017年1月
【CF】
【CF】聖輝節
【CF】
冒険都市リゼリオに伝わる伝説、『モノトーンの潮鐘』
聖輝節の夜にモノトーン教会で打ち鳴らされる教会の鐘を大切な人と聴けば幸せになれる。
その伝説を信じたカップルや家族が、リゼリオへ多く足を運んでいた。
聖輝節の準備も進み幸せいっぱいの雰囲気が流れるリゼリオであったが、同時に不穏な空気が渦巻き始めていた。


カップルイベントと化した聖輝節へ一石を投じる一団があった。
愛するパートナーを聖輝節までに作れなかった寂しい物達。孤独を抱えた彼らは、悲しみを怒りに変えてカップルへとぶつけてきました。
彼らは反カップル同盟『自由の鐘(ベルリバティ)』
独身の彼らは愛を独占するカップルを否定。『愛の再分配』を掲げて聖輝節へ戦いを挑んだ。
もっと愛を、もっと光を!と叫びながらリゼリオで破壊活動を繰り返す自由の鐘メンバー。彼らによって聖輝節の雰囲気は徐々に破壊されていく。
しかし、彼らには根本的な問題点を抱えていた。仮にメンバーに異性が近づいた場合、その時点でそのメンバーは自由の鐘の敵となってしまう。
それは結果的にメンバーも含めてすべての者が不幸の連鎖へ繋がる事を意味していた。
一時はリゼリオを席巻した自由の鐘であったが、ハンター達の尽力により撃退。
騒動は平穏へと戻っていく。
自由の鐘を率いていた自称『恋愛革命家』和田鈴一は、再起を誓いながら闇へと姿を消した。
連動シナリオ【CF】

1016年11月
~1017年1月
八福祭
八福祭
八福祭
イラストコンテスト『八福祭』が開催。
年末年始にたくさんの幸せを願うハンター達。
多くの参加者が、書初めをしたり着物を着たりと思い思いの年末年始を楽しんだようだ。

●シングル部門
1位

松瀬 柚子(ka4625

●ツイン部門
1位

ブラウ(ka4809)&
ミィリア(ka2689

2位

エアルドフリス(ka1856)&
ジュード・エアハート(ka0410

3位

ヴィルマ・ネーベル(ka2549)&
ヨルムガンド・D・アルバ(ka5168

●ミニミニ書初め部門
2位

牡丹(ka4816

●ボイス部門
2位

ティアラ・ストレアル(ka6417


受賞作品はこちらから確認できます

1016年12月
~1017年1月
【想聖】&【来光】
公認ギルド『エニグマ商店』主催
      年末年始イベント【想聖】&【来光】
公認ギルド『エニグマ商店』主催 年末年始イベント【想聖】&【来光】
公認ギルドのひとつ、『エニグマ商店』のギルドマスター、エニグマ(ka3688)主催のハロウィンイベント【想聖】&【来光】。
【想聖】では各ギルドがオリジナルのプレゼントを考案。 【来光】ではミニゲームを開催し、ギルドには沢山の人が訪れました。


配布アイテムとゲーム結果はこちらから確認できます

1016年11月~
 1017年2月
界冥
【界冥】名古屋クラスタ殲滅戦
【界冥】
蒼乱作戦後、トマーゾ・アルキミア教授(kz0214)の助力によりクリムゾンウェストとリアルブルー間の転移が可能となり、新型CAM・R7エクスシアをはじめとする補給物資が、クリムゾンウェストへと届けられていた。
一方マンハッタン強襲の後、リアルブルーの世論は揺れていた。VOIDとの戦いの最前線である宇宙自治政府は異世界人との同調を唱えていたが、地上では突然現れた異世界に対する意見はまとまらず、異世界反発の市民デモも起こるようになっていた。
地球統一連合議会議長ドナテロ・バガニーニ (kz0213)も、このままでは二つの世界を超えた協力は難しいと告げる中、サルヴァトーレ・ブル艦長・南雲雪子より、1つの作戦が提案される。


【界冥】名古屋クラスタ殲滅戦 【界冥】名古屋クラスタ殲滅戦
西暦2016年11月6日、愛知県西部に大型VOID「クラスタ」が降下。地球統一連合軍の2度にわたる攻撃もむなしくクラスタは大型化し、「名古屋クラスタ」と呼称される。
12月11日、南雲雪子は日本政府に、名古屋クラスタに異世界戦力を投入する殲滅戦プランを提案。日本政府と、トマーゾ教授とCAMを制作したアワフォード社の圧力を受けたイギリスは、この殲滅戦の結果如何により、異世界人受け入れに動くとの約束が結ばれた。
かくして2017年1月20日、ハンターたちを中心とした部隊により、クラスタ型VOIDの一つ、名古屋クラスタの殲滅戦が開始される。
崑崙基地防衛戦で確認された歪虚CAM「ベアトリクス」が突如出現、ハンターたちに攻撃を開始する中、伊勢湾岸自動車道を用いた陽動作戦が展開。
陽動部隊がVOIDを引き付けている間に、名古屋クラスタ南部より別動隊がクラスタ内部に突入。激戦の末、核となる個体を破壊し、戦闘に勝利する。
グランドシナリオ「【界冥】名古屋クラスタ殲滅戦」

名古屋クラスタ殲滅戦後の状況
名古屋クラスタ殲滅戦の結果、異世界ブームが沸きつつある世論の後押しを受け、日本政府はドナテロ議長の提案を承諾、異世界戦力の受け入れを秘密裏に開始。
2月には「ハンターズ@カフェ」と呼ばれるメイド喫茶を隠れ蓑として、「ハンターズソサエティ秋葉原支部」が設立され、また東京都千代田区の秋葉原周辺エリアに異世界人の転移と外出が許可されることになる。
一方、イギリス政府との交渉は難航。
3月に入り新たな交渉材料として、ウェールズ地方のスノードン山付近に降下したVOIDの残存勢力が、付近のスノードニア国立公園に逃げ込んだ事態に対する、環境への影響調査とVOIDの殲滅がハンターズソサエティに依頼されることとなった。
名古屋クラスタ殲滅戦後の状況
連動ハントシステム「スノードニアVOID殲滅戦」


1月~3月
幻洞
【幻洞】
【幻洞】
対歪虚戦がクリムゾンウェストからリアルブルーやエバーグリーンへ飛び火する中、連合軍は別の問題を抱えていた。
マテリアルの確保である。
魔導エンジンを搭載したCAMや魔導アーマー、魔導トラックなどは動力源にマテリアルが必要となる。そのマテリアルは各地で採掘される鉱物性マテリアルが重要となっている。
対歪虚戦が広がれば、それだけ鉱物性マテリアルの需要は向上していく。


しかし、辺境領域のドワーフが根城としている地下城ヴェドルでは徐々に鉱物性マテリアルの供給が追いつかなくなっていた。それもそのはず、ドワーフ達は未だに鉱物性マテリアルを手掘りしていたのだ。これではいくら頑張っても限度がある。
いずれ、限界を迎えると考えたドワーフ工房を仕切るカペラ(kz0064)は帝国の要塞管理者ヴェルナー・ブロスフェルト(kz0032)へ進言する。
帝国の魔導アーマーを数機貸与して欲しい、と。
採掘用に魔導アーマーが稼働できれば、鉱物性マテリアルは増産できる。
その提案を受け入れたヴェルナーは、カペラの提案を受諾。間もなくして辺境ドワーフに魔導アーマーが貸与される。

【幻洞】
しかし、ここで問題が発生する。
ドワーフ王ヨアキム(kz0011)が魔導アーマーを勝手に改造。時折辺境の地底から採掘される謎のパーツを取り付けて、珍妙な魔導アーマーを爆誕させていたのだ。
通称『魔導アーマー辺境カスタム』と名付けられた機体を前にカペラは頭痛を覚える。
さらに魔導エンジンを取り外して取り付けられていたのは『QSエンジン』と呼ばれるヨアキム開発の新型エンジンであった。エンジンの中には幻獣キューソが中で歯車を回してマテリアルを生み出す仕組みとなっていた。長時間の稼働には改良が必要だが、静音性は一定の評価を得るエンジンでマテリアル採掘に支障は感じられなかった。

【幻洞】
カペラも一安心していた矢先、新たなる事件が起こる。
2月、トーチカ・J・ラロッカを名乗る歪虚が連合軍とハンターの前に現れたのだ。トーチカは巨大グランドワーム『ロックワン』を指揮下において第二採掘場付近で活動を開始する。
偶然遭遇した大幻獣『テルル (kz0218)』と愛機の『カマキリ』も対歪虚へ参戦。見事トーチカとその一味を撃退する。
だが、トーチカはロックワンをけしかけて地下城ヴェドルへ侵攻を開始。巨大に物を言わせて侵攻するトーチカとロックワンであったが、新型エンジン『チューダエンジン』を搭載した対ロックワン決戦兵器『ロックワンバスター』でロックワンの撃破に成功。トーチカ一味はその目的の秘めたまま、地下通路から姿を消した。

戦いの後、テルルはドワーフの機導術に興味を示して今後も人間と行動を共にする事を決定。
ヴェルナーもトーチカの狙いを探りながら、テルルが活動していた遺跡調査に乗り出そうとしていた。
連動シナリオ【幻洞】

1月~3月
血盟
【血盟】神の記憶
【血盟】星の観測者
蒼乱作戦の後、龍園ヴリトラルカではアズラエル・ドラゴネッティにより、異世界への転移を阻害しているとみられるハンタークラスシステムと大精霊に関する調査が進められていた。
そして年も明けて1017年1月、リアルブルーからの補給物資も届く中、アズラエルは大精霊との対話を記した碑文を確認したと報告。そこには、「星の傷跡」が星の意思たる大精霊との意思疎通のために作られたこと、そしてハンタークラスシステムより古い精霊との契約「守護者」についてが記されていた。


守護者とは、星に近しい生物種の中から選別される世界守護を担う存在であり、強力な覚醒者のほか、六大龍のような強力な幻獣もそれにあたる。しかし契約には強大なマテリアルの力が必要であり、守護者の数は非常に限られていた。
一方ハンタークラスシステムは、個々の精霊を仲介して大精霊と契約を行うことで、守護者として必要な素質・修行の期間を大幅に軽減し、多数の覚醒者を生み出せるシステムとなっていた。
しかし大精霊は、守護者が不用意にこの世界から離れることを良しとしない。これによりハンタークラスシステムとそれをもとにした覚醒方法によって誕生した多数の覚醒者は、大精霊との契約者として異世界転移を妨害されていたことが判明する。

この契約を変えるためには、大精霊との対話が必要になるが、大精霊が存在する可能性が最も高い「星の傷跡」の最奥は、強欲の王メイルストロムの心核とともに封印されたままであった。
この解決に向け1017年1月末、ヴォイドゲートの封印を解いて突入部隊が星の傷跡のクレバスを降下、龍の聖域と呼ばれる最奥に眠るメイルストロムの中枢体を撃滅する作戦が展開される。
星の中心であるマテリアルの源泉に近づけば、通常の生命は肉体を維持できず死に至り、覚醒者であっても30分は活動できない。くわえて王の護衛である強欲の七眷族の龍のほか、黙示騎士・ラプラスの襲撃もある過酷な戦況の中、ハンターたちはメイルストロムを滅ぼすことに成功。
元は南方の守護龍であったメイルストロムは人間の力に満足し、後事を託して消滅していった。
グランドシナリオ「【血盟】メイルストロム討伐戦」

【血盟】神霊樹ライブラリの探索
メイルストロムの撃破により青龍は力を取り戻したものの、大精霊は呼びかけには応えなかった。
この状況を打開すべく、アズラエルはハンターズソサエティの神霊樹を管理する精霊タルヴィーン (kz0029) に、神霊樹ライブラリの使用許可を求める。
神霊樹ライブラリにはパルムにより世界中から情報が集められているが、タルヴィーンが管理者となった300年前以前の情報は未整理であった。
その情報の山の中に、大精霊へと至る「道」があるのではないかという推測の下、神霊樹ライブラリの大捜索が開始された。
その捜索の途中、ライブラリにアクセスした人間が消えるという事件が発生。戻ってきた人物からの不思議な夢を見たという報告を、トマーゾ・アルキミア教授 (kz0214) は「神の見る夢」と呼称する。
蒼乱作戦の後にトマーゾが行った身体検査の結果、クリムゾンウェストの転移門を使用する際、次元的に不明な「遠回り」が発生し多量のマテリアルが消費されており、それが覚醒者以外が転移門を使用することが難しい原因だと判明していた。
また、「遠回り」の際には必ず覚醒者が経由する地点が存在し、その通過の際に採取された生体マテリアルから覚醒者のデータと記憶がスキャンされ神霊樹に保管されているということも判明。これにより消失事件は、神霊樹に保管された世界の記憶……「神の記憶」に巻き込まれたものと結論付けられた。
ハンターズソサエティは、覚醒者には世界の観測者としての役割があるのではないかと推測、【闘祭】で使用したシミュレーターを応用し消失事件と同じ状況を再現する「神霊樹ライブラリシミュレーター」を準備。さらなる情報を得るべく過去の隠された歴史の探索を続行する。
連動シナリオ「神霊樹ライブラリの探索」

探索が難航する2月中旬に、アズラエルは北方王国滅亡の原因となった王国暦682年の「北荻の大侵攻」の調査を提案する。
大侵攻は星の傷跡よりさらに北で発生したヴォイドゲートが原因とされていたが、確たる記録はなく、またこの時を境に始祖たる七こと「王」と呼ばれる強大な個体が確認されはじめたのかは不明なままであった。
神霊樹ライブラリへのアクセス、歴史の確認はあくまで過去の記録の再現であり、すでに起こってしまった歴史を変えることはできない。
だがハンターたちが行動し多数の観測者が長時間アクセスする状況を作り出せば、ライブラリの予測演算機能を活性化させ、ありえたかもしれない「IF」の別の未来、または観測されていたが表面化していなかった情報を再現できる可能性に賭け、ハンターたちは大侵攻を追体験し、原因を探ることになる。

【血盟】「王国暦682年 リグ・サンガマ大侵攻」
王国暦682年、北荻の大侵攻。
人類史上初めて観測された王と呼ばれる個体、「暴食の王ハヴァマール」を中心とする北方王国の首都「アルシャンク」への歪虚の襲撃の結果、北方王国は滅亡。その後、クリムゾンウェスト各地で歪虚の出現が多発し、人類は窮地に立たされることになる。
その発端の時代に観測・介入を開始したハンターたちは、城塞都市の防衛線に参加。スケルトンの大群を率いてアルシャンクに攻め寄せるハヴァマールから市民を脱出させる救助作戦にも協力するも、敵の攻勢は強く、過去の人々が無事に脱出できたかどうかまでは観測できなかった。
また龍園ヴリトラルカでは、歪虚に汚染され「強欲の王メイルストロム」となった六大龍の一・赤龍が青龍と激突していた。
この青龍の離脱により弱まった結界を維持・強化するため、カム・ラディ、デ・シェール、ザムラ・ガランの各神殿で巫女たちが命を懸けた儀式を執行。ここに介入したハンターたちは、侵入防止の策と遅滞戦闘を駆使して時間を稼いだ後、結界強化の術の発動と巫女たちの死を見届け、十分な観測結果とともにこの記録から離脱する。
【血盟】「王国暦682年 リグ・サンガマ大侵攻」
そして龍園よりさらに北、北極には巨大なヴォイドゲートが展開していた。ハンターたちは出現した「邪神」と黙示騎士の一体と目されるイグノラビムスと交戦するが、邪神顕現の原因を特定できないまま、戦いの記録は終結を迎えた。
こうして、グラズヘイム王国とエトファリカ連邦国の前身である東方諸国へと脱出する者、龍園ヴリトラルカへと避難する者と、未来へつながる北方王国の人々を見送りつつ、この時代の観測は終了したのだった。
大規模作戦第1フェーズ「王国暦682年 リグ・サンガマ大侵攻」

>>3月~4月:【血盟】星の観測者

2月~3月
SWEET&BITTER
SWEET&BITTER
SWEET&BITTER
イラストコンテスト『Sweet&Bitter』が開催。
今年のバレンタインは『Sweet&Bitter』がテーマ!
多くの参加者が、甘かったり、ほろ苦かったりする色々なバレンタインを楽しんだようだ。

●シングル部門
1位

ミィリア(ka2689

2位

クローディオ・シャール(ka0030

●ツイン部門
2位

柏木 千春(ka3061)&
ウォルター・ヨー(ka2967

3位

夕凪 沙良(ka5139)&
仁川 リア(ka3483

●ボイス部門
2位

ティアラ・ストレアル(ka6417


受賞作品はこちらから確認できます

2月~4月
詩天
【詩天】会者定離
【詩天】
九代目詩天である三条 真美(kz0198)は、臣下の協力を得て幼いながらも良き治世に務めていた。
東方に巣くった憤怒の歪虚王・九蛇頭尾大黒狐獄炎を討伐したばかりとあり、詩天各地に人々が戻って街の復興が進んでいく。
その最中に起こったのは辻斬りと符術師の誘拐事件。
ハンター達は調査の結果、先日萩野村近くの砦で出会った青年――三条 秋寿に原因がある事を突き止めた。 死亡したはずの秋寿は歪虚として蘇り、獄炎の分体である『蓬生』『死転の儀』を成そうとしていた。


死転の儀。
それは初代詩天の三条 仙秋が禁呪に手を染めて陰陽寮を追放された後に編み出した秘中の術。
大型の歪虚兵器を生み出す事ができるもの――。
実は符術師の誘拐事件は、マテリアルを奪ってこの歪虚兵器を作り出す為に行われていたものであった。当初の予定では真美を連れ去って歪虚兵器を生み出す予定だったのだが、それが叶わぬ為に不十分な形で死転鳥が誕生する事となった。

【詩天】
詩天の州都『若峰』へ向かう死転鳥。
真美を始めとする三条家の家臣、州都を守る『即疾隊』、ハンターらは防衛線を構築。空を飛ぶ死転鳥の撃滅へと動き出す。
その最中に判明する事実――秋寿は初代詩天である仙秋がその身体を依代として奪ったものであった。先代である八代目詩天の体を奪おうとして失敗した仙秋が千石原の乱を画策。秋寿の身体を奪っていたのだ。
ハンター達は三条 仙秋を取り逃がすものの、死転鳥の撃破に成功。
直近まで迫っていた危機を脱する事に成功する。

だが、仙秋は再び動き出す。
蓬生から憤怒王の座を譲り受け再起を図るべく三条家の秘宝を使って、新たなる依代作成を試みる。秋寿が 目覚めつつある為か、時折体の自由が利かない事があるのだ。
しかし、新たな依代を生み出す為には力が足りない。そこで仙秋は再びハンターと真美の前に現れる事で力を吸収。そしてハンターと真美、秋寿に抵抗された仙秋は依代を失い、霊体のまま逃亡する。
連動シナリオ【詩天】

【詩天】会者定離
新たな憤怒王を名乗り、新たなる依代としての歪虚兵器に自らの霊体を移す仙秋。
真美は秋寿と永遠の別れを終えた後、仙秋との決着を付けるべく本拠地へと突入する。
そこで待ち受けていたのは新たなる依代へ霊体を移し終えた仙秋であった。
真美とハンター達の決死の戦い。
死闘とも称するべき命のやり取り。
その果ては、依代の完全撃破。そして仙秋の本体である霊体の消滅。憎み、憎まれる初代詩天の呪いは真美とハンターの手により終焉を迎えたのであった。
グランドシナリオ「【詩天】会者定離」

3月~4月
血盟
【血盟】星の観測者
血盟
リグ・サンガマ大侵攻の時に邪神が顕現したことを確認したハンターたちは、更なる古代へと調査を進める。
エバーグリーンの神霊樹に相当する「もの」は、星の力を使うために創造されたことから、クリムゾンウェストの神霊樹も誰かに作られたものとするトマーゾ・アルキミア教授(kz0214)の説に従い、3月末に、次の観測時点は神霊樹ライブラリが生まれ記録を始めた時、古代魔法文明が栄えていた時代に設定された。
これに神霊樹の司書タルヴィーン (kz0029)は神霊樹が生まれたいきさつを語り始める。


かつて、人と精霊は力を合わせ、世界を滅ぼす邪神に挑んだものの敗北、世界は滅びを迎えた。
その状況に人々は、完全なる滅びを避けるため世界のバックアップを行う神霊樹ネットワークを作り出したのである。
神霊樹ネットワークを手にした大精霊は、観測の効率を高めるべくパルムを生み出し、あらゆる場所、あらゆる時代の情報を集め始めた。そして自らの喪失を癒すかのように、大精霊は神の記憶、神の夢に浸るようになったという。
また、蒼乱作戦の後のトマーゾの身体検査により、クリムゾンウェスト人とリアルブルー人は同じ種族であると判明していたが、それはクリムゾンウェスト滅亡の際、リアルブルーへと転移・脱出した人類が元となったためだった。
邪神ファナティックブラッド
クリムゾンウェストの大精霊はリアルブルーに根付いた人々の末裔を自分の一部であると認識し、失った「体」を取り戻すべく召喚を繰り返していたと判明する。
この邪神に似た大精霊の行動は、邪神は別の世界の大精霊が歪虚化したものであると示唆していた。
邪神「ファナティックブラッド」による世界の滅びを視た人々の希望が潰えることを危惧しつつも、タルヴィーンは人類の選択を優先すると告げ、過去の始まりの記憶へのアクセスを許可する。

かくして四千年以上前、クリムゾンウェスト紀元前3600年の世界崩壊の記録が再生される。
観測の開始と同時、現実から第三の黙示騎士シュレディンガーが介入。大精霊を観測すべく現れた黙示騎士は人が変貌した歪虚「シェオル」とともに、戦場に加護を与える大精霊へと攻撃を開始する。
観測を無事に成功させるため、本来存在しなかったイレギュラーな敵戦力を退けるべく、ハンターたちは大精霊の防衛戦に参加。防衛には成功するものの、シュレディンガーの観測を完全には妨害できなかった。
【血盟】「紀元前3600年 クリムゾンウェスト崩壊」
一方でハンターたちは異界の神といえるファナティックブラッドと対峙。
2kmを超える全身から歪虚を放出する邪神に対し、赤龍、青龍、白龍、黒龍と大精霊の援護を受けながら始まった戦いは、一進一退の展開となりつつも、邪神本体の秘密に迫りきることができないまま、時間切れとなる。
そのような世界の滅びの混乱の中、異世界へと脱出する人々も存在した。
しかし残された時間と転移門の能力の関係から、脱出できる人間は限られている。この裁定と脱出のための時間を稼ぐべく、避難民防衛に参加したハンターたちも存在した。
一部に被害が発生するものの、世界から脱出する者たちの裁定は混乱なく進み、脱出は成功。
その後、邪神と歪虚の追撃を防ぐべく転移門を破壊したところで、最後の時が訪れる。

かくして神の夢の中において、ふたたび世界は崩壊の時を迎えた。
正のマテリアルを負のマテリアルへと変換し、邪神が放った一撃が星に穴を穿ち、星の半分を侵食したこの時、クリムゾンウェストは一度、崩壊したのだった。
大規模作戦第2フェーズ「紀元前3600年 クリムゾンウェスト崩壊」

世界崩壊の記録に介入し、懸命に動き続けた人類と精霊が対話を試みようとしているのか、現実に戻ったハンターたちにトマーゾが示していた「不明なパス」への移動が可能となったことが告げられる。
星の傷跡のさらに先、膨大な正のマテリアルが吹き荒れる、通常の生命が入り込むことはできないその場所は大精霊……神が眠る場所「封神領域マグ・メル」
その空間へ転移門を通じて向かったハンターたちの前に、4体の精霊が出現する。

【血盟】「王国暦1017年 封神領域マグ・メル」
節制の精霊プラトニス。
正義の精霊サンデルマン。
知恵の精霊アメンスィ。
勇気の精霊イクタサ。


大精霊を4分割したに等しいマテリアルを要する四大精霊は、大精霊と対話し、その力を貸し与えるにふさわしいかを見極めるべく、人に近い姿をとり、それぞれ人類に試練を課してきた。

節制の精霊プラトニスは、見渡す限り果てしない海のような、なぜか参加した者は必ず水着となる異空間にある古代文明のコロッセオのような神殿で待ち受けていた。
ハンターたちは完璧な肉体美で筋肉質な身体を見せつけてくる氷の彫像の姿をした精霊を退けつつ、肉体言語の応酬とも言える格闘戦を展開。
プラトニスは非節制的な行動には容赦なく鉄拳制裁を繰り出しつつも、ハンターの挑戦に一つ一つ丁寧に対応した肉体言語の会話が交わされた結果、節制提唱の試練を完遂する。

正義の精霊サンデルマンは燻るように焔が揺らめく砂漠の結界にて、力と言葉の両方で正義を問いかける。
名もなき英雄の姿を取る幻想英霊とサンデルマンが、試練に参加したハンターたちの姿を模倣するという混乱の中、精霊の問いかけに、絶対の正義は存在せず多様な正義があること、それを人類は受け入れていることを示し、正義提唱の試練を完遂する。

知恵の精霊アメンスィは精神と物質が同在する岩の迷宮を潜り抜ける正しき知恵をもつものを、迷宮の奥にて待っていた。
岩や宝石のゴーレムが行く手を阻む中、迷宮を突破し、また精霊の問いに対してさまざまな答えを導き出し、話し合いをもつことで、答えを求める力を持っていることを示したことにより、知恵提唱の試練は完遂された。

勇気の精霊イクタサは自らのテリトリーである大森林「シンタチャシ」において、カムイと呼ばれる幻獣の姿をした精霊とともに試練を課す。
カムイの妨害をハンターたちは突破、イクタサとの戦いにおいて勇気は未来の希望であり、自らが死した後にも己の意思は生きるという絆にあるのだと示し、勇気提唱の試練を攻略した。

かくしてハンターたちは四大精霊の試練を攻略し、大精霊との対話を成功させたのである。
大規模作戦第3フェーズ「王国暦1017年 封神領域マグ・メル」

マグ・メルでの試練を終えたハンターたちがハンターズソサエティで目覚めた時、マグ・メルへの再転移は不可能となっていた。
その代わりに試練を課した四大精霊は現世に自身の領域を定めて顕現。それに応じるかのように世界各地で精霊が呼び起こされるようになる。
その精霊の力の高まりを象徴するように、血盟作戦の後、世界各地で高濃度のマテリアルの力を秘めた石が発見された。
【血盟】ボイスドラマ 新種族ドラグーン
トマーゾは星石と名づけたそれを、人を超えた力……守護者の力を引き出すための鍵と称し、エバーグリーンの精霊定着技術も応用し、ハンターの新たな可能性を解放する「サブクラスシステム」として成立させる。

また血盟の戦いを経て、龍園にもハンターズソサエティの支部が設置され、龍園に住まう竜の力を持つ異種族「ドラグーン」、そしてワイバーンが騎乗ユニットとしてハンターズソサエティに参加することとなった。
またエバーグリーンの調査の途上において、ルビー (kz0208) を再起動させる方法から、クリムゾンウェストに転移していたオートマトンを再動させる手法が確立。精霊の力と意思を器に込めた「オートマトン」もハンターとして参戦することになる。

かくして、世界の過去を追体験した大精霊との対話により、歪虚に対抗するための新たな助力を得ながら、クリムゾンウェスト全体、そしてリアルブルー・エバーグリーンとの歪虚に対する共闘の道を模索する未来が開かれていくこととなった。
【血盟】ボイスドラマ

【血盟】大規模連動ピンナップ
ソルジャー絵師
286絵師
七種 ひのる絵師

1016年12月
 ~1017年5月
王臨
【王臨】
【王臨】
ユグディラと黒大公ベリアル軍による狂騒も冷めやらぬ1017年初頭、グラズヘイム王国は遥か昔の王が遺した遺跡“古の塔”の攻略を開始した。
それは【審判】で強大な力を見せつけた傲慢(アイテルカイト)の歪虚メフィスト(kz0178)、そしてかねてよりその存在が予想されていた傲慢の王に備えて、王国が新たな力を模索した結果であり、暗殺されたと思われていたエリオット・ヴァレンタイン(kz0025)の調査の成果であった。


大々的にハンターに動員をかけて探索される古の塔。多数のゴーレムを内部に有する塔の攻略は多大な労力を必要としたが、それに見合う大量のコア(刻令ゴーレムの製作に活用する)の入手にも成功した。
そうして一階から制圧していった先、最上階では五体のゴーレムとの試練が待っていた。
五体で“世界”を表すゴーレム達に勝利した王国は、一度の発動しかできないながらも新たなる力を手に入れる。

一方でリベルタース地方西岸に陣取っていたベリアル軍は3月、遂に東進を開始した。それもわけの分からない熱気と狂気に彩られた、狂走だ。
王国はすぐさま王国騎士団の出撃を命じ、同時に近隣貴族より兵力を募り防衛線を展開。しかしベリアル (kz0203)とその軍の勢いは凄まじく、幾つもの砦が瞬く間に攻め落とされ、村という村、町という町が焼かれた。
更にベリアルとの戦いの最中、突如“イスルダ島方面から謎の歪虚軍”が襲来。これらは全ての個体が角・尾・羽を持つ人型で、皮膚は金属のようで非常に硬く、そしてホロウレイド以前の王国指定の武具を身に着けた――歪虚と成り果てたかつての王国騎士や王国貴族達だった。

動揺する王国軍。しかしその時、エリオットの揺るぎない声が戦場に響き渡った。
「王女により、この戦場全域に強力な加護がかけられる。今こそ、黒大公を討伐する時である」
未だ動揺しつつも軸とも言うべきものを心に据えた王国連合軍は、遂に黒大公ベリアル(kz0203)の討伐に成功する。
合わせて撤退を始めた歪虚騎士達だが、そのさなかにハンター達が部隊中枢を急襲。そこで見たのは、歪虚軍を率いる前国王アレクシウス・グラハムの姿だった。
グランドシナリオ「【王臨】王の帰還」

前国王の歪虚化。ハンター達の持ち帰ったその情報を以て、王女システィーナ・グラハム(kz0020)は決意を新たにする。
“必ずやイスルダ島を取り戻し、この国が止めていた時間を押し進める”。
その為に国庫を開き、この国を“強化する”と。
古の塔を巡るメフィストとの戦いで命を落とした王国騎士ソルラ・クート(kz0096)をはじめとした、多くの犠牲をその背に負いながら……。
連動シナリオ【王臨】

5月20日
祝!三周年!
ファナティックブラッド三周年!
祝!3周年!
5月20日、サルヴァトーレ・ロッソの人々のハンターとしての受け入れが開始されてから3年の節目を迎える。
本年表に記載されている通り、多くの事件・戦いを経て、ハンターたちの冒険の足跡はクリムゾンウェストに刻まれている。
過去への探索の途上で判明した新たな敵、星を喰らう邪神「ファナティックブラッド」
その圧倒的な脅威に対抗するため、ハンターたちはより多くの、より強き力を求めていく……。
3月~6月
哀像
【哀像】
【哀像】
3月末、帝国内で剣機ゾンビ達による同時多発拉致誘拐事件が発生。
たまたまハンターが居合わせた地域の被害は最小限に抑えられたが、それ以外の地域は根こそぎ住民を攫われるという結果を残した。
その後、ベルトルードを拠点とする第四師団の調査及び懇意にしている人魚達からの情報により、剣機が出入りする島が判明。上陸作戦が取られることとなった。


グランドシナリオ「【哀像】赤き血潮の啼泣」
帝国軍およびハンターの共同作戦の末、イズン・コスロヴァ(kz0144)とハンター達は自身を四霊剣の一・剣機博士だと名乗るヴァーン・シュタインと対決。激戦の末、剣機博士を撃破することに成功する。
また別の場所では、剣機博士に捕らわれ弱体化していた歪虚ペレットを発見。剣機博士の計画していた『最強の剣機アルゴス』の素体を作り出すことができるこの歪虚を奪回、保護する。

だが、死の間際に不完全ながらも起動させられた巨神アルゴスは、ペレットを求め、海をかき分けて出現。
CAMや魔導アーマーなどの装甲で全身つぎはぎだらけの鋼鉄の巨神は、眼前にある物全てを薙ぎ倒しながら侵攻を開始する。
5月に入り、アルゴスに対するベルトルードの軍港、並びに師団施設の前庭を巻きこむ討伐作戦を決行。熾烈な戦いの果てにハンター達の活躍により無事、勝利を収めた。
グランドシナリオ「【哀像】赤き血潮の啼泣」

【哀像】赤き血潮の啼泣
直後に問題となったのは、成り行き上とはいえ、ハンターが保護した歪虚ペレットに対する処遇だった。
喧々囂々とした重役会議の中、皇帝ヴィルヘルミナ・ウランゲル(kz0021)が下した裁決は『国外追放』という前代未聞の処罰だった。
実はこの案は島から帰還したイズンが上申した案であり、最終的に第10師団マスケンヴァルから1名を監視者として付け、ペレットと共に南方大陸へと送り出すことになった。
連動シナリオ【哀像】

3月~6月
界冥
【界冥】函館クラスタ殲滅戦
【界冥】
名古屋クラスタ殲滅戦の成功に、日本政府は地球統一連合軍と協力して、国内のクラスタ殲滅を計画する。
第一の目標は北海道南部・函館の五稜郭にそびえる函館クラスタ
これを攻略、津軽海峡とその制海権を奪還する作戦に、連合宙軍の森山恭子特務大尉(kz0216)と、お荷物と目される広告部隊「メタ・シャングリラ(楽園の管理者)」、そして森山と旧知の山岳猟団の団長・八重樫 敦 (kz0056)がハンターたちとともに参戦していた。


VOID側の電撃作戦により占領された影響で情報の少ない函館クラスタに対し、部隊は海岸線と陸路の2ルートによる攻略作戦を展開。
その初戦は、強力な火砲を備える堅固な要塞、通称「松前要塞」への攻撃だった。
3月上旬、海側に展開した部隊により火砲を引き付けると同時、江差より上陸した部隊が南下し裏手から要塞を攻撃する作戦は無事成功。メタ・シャングリラとハンターの混成部隊は、函館クラスタ攻略戦の初戦を勝利で飾ることになる。

続く戦闘でも二方面作戦は維持を選択。日本の海上自衛隊と協力し、松前要塞から海岸線沿いに木古内を通過し函館湾を目指すルートと、江差から大野街道に沿って敵地を陸路で突破、東へ向かい、二股口を経るルートの2つが採択された。
同時に制空権確保に向けた函館空港奪還戦、八雲分屯基地殲滅作戦も遂行される中、4月下旬、部隊は一連の戦闘に勝利。
その戦いの中、エンドレスから発進した歪虚CAM「ヴァルキリー1」内に、堕落者と化した連合宙軍のパイロットが生体ユニットとして情報を収集していることが判明する。

【界冥】函館クラスタ殲滅戦
進んで5月下旬、最終目標である函館クラスタに到達したメタ・シャングリラとハンターたちの前に、五稜郭の函館クラスタとその周囲に陣取る弁天台場の砲撃戦力、市内に展開する護衛戦力が立ちはだかる。
海岸沿いに進軍した部隊は砲撃部隊を排除。北部に陣取ったメタ・シャングリラの支援を受けながら、揚陸艇で南側より函館クラスタへの突入を開始。
戦闘の中、部隊は旧一本木関門付近に展開するヴァルキリー1と函館クラスタ内で待機していたエンドレスと交戦、エンドレスは取り逃がすものの、ヴァルキリー1を撃破する。
突入部隊によりクラスタの核の破壊にも成功し、五稜郭に巣くっていた函館クラスタは撃滅されたのである。
連動シナリオ「函館クラスタ殲滅戦」

5月~7月
交酒
【交酒】
【交酒】
詩天で発生した三条家の騒乱が一段落した頃、西方より同盟商人が訪れる。
彼は、東方の品々を西方で販売する事を狙い、交易ルートの模索に訪れたのだ。
九代目詩天の三条 真美(kz0198)の前で、軍師の水野 武徳(kz0196)は一計を案じる。


【交酒】
武徳は詩天をエトファリカ連邦から独立させる事を考えている。その為に、早急な国力増強が不可欠。そこで西方諸国とパイプを持つことで利益を上げて国力向上を画策。目的が一致した同盟商人に対して武徳は申し出を快諾。ここに西方諸国への宣伝を兼ねた東西交流祭の開催へとこぎ着けた。
東西の文化が交わり、お互いの文化に驚きつつ、酒を酌み交わす人々。
ハンターは心ゆくまで宴を堪能する。
だが、この状況をただ見守る幕府ではなかった。幕府は帝スメラギ (kz0158)の許嫁として真美を候補に挙げる。歴代、短命な帝に早めの許嫁をという配慮だが、この行動は詩天だけではなくハンターの間でも騒ぎとなった。
やや遺恨が残る展開は発生したものの、東西の文化に触れる宴は大盛況のまま幕を閉じた。
連動シナリオ【交酒】

5月~7月
春郷祭1017
【春郷祭1017】
春郷祭1017
同盟領農耕推進地域ジェオルジで年に2度行われる村長会議こと『郷祭(さとまつり)』。
1017年春期の開催は、同盟領内で相次ぐ歪虚事件の影響で遅れが出ていた。
というのも、ジェオルジは騒動による被害こそなかったものの、その中心となったポルトワールやフマーレから復旧物資の買い付け希望が相次いでいたのである。


想定外の特需に村々はありがたいばかりであったが、同時に状況確認や対応に人手が取られ、村長たちの準備会議もままならない状態であった。
そんな中で行われた春の郷祭はハンター達の活躍で近年盛んになってきた精霊たちとの交流が随所に見られ、例年にない新たな装いを見せることができた。

一方、その裏で嫉妬歪虚の魔の手もジェオルジへと迫る。祭りで出品される商品に紛れた歪虚は、祭りの最中、そして祭りが終わって気の緩んだ村で事件を引き起こした。
このままで今後も同じように郷祭を続けていくことができるのか。
領主セスト・ジェオルジ (kz0034)は「伝統」と「村々の安全」との板挟みに悩まされる結果となった。
連動シナリオ【春郷祭1017】

6月~7月
月雫の道標
月雫の道標
月雫の道標
OMCイベント『月雫の道標』が開催。
昨年のジューンブライドイベント「白銀のアルカナ」で特典として登場した「結婚情報誌ザッシィ」が創刊しました。

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3月~8月
陶曲
【陶曲】同盟動乱
【陶曲】同盟動乱
王国暦1017年の3月上旬、自由都市同盟の各地において、嫉妬の七眷属と目される歪虚が同盟諸都市に大規模侵攻を開始。ハンターズソサエティにこの事態に対応するための依頼が公開された。
蒸気工業都市フマーレでは歪虚の仕業と思われる原因不明の大火が発生。災厄の十三魔・ナナ・ナイン (kz0081)の襲撃も重なり、ハンターたちの消火・救助作業もあったが、フマーレの工業地帯や市街に大きな被害が発生してしまう。


港湾都市ポルトワールにはクラーレ・クラーラ (kz0225)の指揮の下、海より歪虚が多数襲来。同盟軍の施設に被害が発生するものの、同盟軍とハンターたちの共闘でこれを退けることに成功する。
さらに3月末には極彩色の街ヴァリオスにて開催されたボートレース会場に歪虚が乱入。
市街とダウンタウンでも確認された嫉妬の七眷属と一連の襲撃に対して、何らかの目的をもって歪虚たちが行動を始めたことが予想された。

同盟の諸都市が歪虚の襲撃や火災の被害から復興を開始し始めた4月中旬、魔術師協会に所属するユージィン・モア (kz0221)は、今回の歪虚の動向は、300年ほど前に現在の同盟領にあたる地域の各地で目撃されたという「空を駆ける光の帯」が関連していると考えていた。
同時期、ある鉱山から発掘された腕に似た巨大なオブジェの輸送途中に歪虚の襲撃が発生。護衛のハンターたちにより魔術師協会に運び込まれた「それ」が今回の歪虚の構成に関係があるものとして、合わせて調査が開始される。
【陶曲】同盟動乱

1017年春の郷祭の開催も一時は危ぶまれる状態が続く中、7月、同盟領内の各地で奇妙な老紳士の姿が目撃されたとの噂が流れる。
さらに同時に別の場所で見かけられたというその紳士の噂以降、同盟各地で暴動やデモ、いさかいなどが理由もなく多発。
これらの暴動はハンターたちの行動により防がれたいたものの、その原因は不明の状況が9月中頃まで続くことになる。
連動シナリオ【陶曲】同盟動乱
>>9月~12月:【陶曲】暗雲襲来

6月~8月
繭国
【繭国】
【繭国】
【王臨】において仇敵ベリアル (kz0203)を打倒したグラズヘイム王国は、次の“来たるべき時”に備えることが急務となった。
王国暦1008年に奪われたイスルダ島の奪還。それには大敵――先年かろうじて退けることに成功したベリトことメフィスト(kz0178)が立ちはだかるであろうとは、容易に想像がついたからだ。
「わたくしたちは……歩き出さなければならない……、いいえ、違う。これで、歩き出せるのですね」
先王の死に囚われていた王国は、その娘システィーナ・グラハム (kz0020)の想いによって多くの者の力を借りて歩き始めることとなった。


【繭国】
国庫、そして王室の蔵を開いて国を富ませ、兵を強くする。
歴史の積み重ねてきた財を莫大に消費して行われる富国強兵は、様々な分野の研究を活性化させ、市場に活気を生んだ。
農業、工業、商業、軍事など、いくつかの分野では早くも目に見える形での変化が表れ、実験段階にあったハンター向け戦闘装備「法術刻印」シリーズの研究が進むなどの具体的な成果も得られた。
一方で、王国が王国としてまとまるための宮廷闘争――貴族との関係性は、劇的に変わりはしなかった。
封建性を敷く王国ではいくつかの貴族の力が依然として強く、挙国一致体制とはなれない状況のままとなっている。

そして最も大きな変化は、王国の市井だけに留まらずハンターにまで門戸を開いて募集された、王国騎士団黒の隊の設立であった
模擬戦を通して資質を審査された黒の隊には、ハンター、無所属の傭兵、貴族の末弟、在野の剣士など様々な者が迎えられ、王国騎士団は一気に戦力を拡大することに成功した。
本来は王立学校を卒業して従騎士を経るか、大きな実績と騎士団員の推薦がなければ、正式入団することのできなかった王国騎士団。それ故に黒の隊が今後どのような影響を及ぼすかは未だ想像の域を出ないが、そのデメリットを甘受してでも強兵を推し進めたのである。
連動シナリオ「【繭国】王国騎士団“黒の騎士”、誕生」

しかし、これはこの後に待ち受ける大いなる戦いの“序幕”である。
物語は、イスルダ島奪還作戦へと続くこととなる。
連動シナリオ【繭国】

6月~8月
界冥
【界冥】緑界探索~超人運動会
【界冥】
1017年1月から2月にかけて、名古屋クラスタ殲滅戦が展開される裏、歪虚に隠された秘密の調査、そして異世界技術の回収に向けて、滅びた世界エバーグリーンの都市部への偵察作戦も継続されていた。
連動ハントシステム「エバーグリーン威力偵察」「エバーグリーン遺跡攻防戦」

血盟作戦の終了直後の6月、エバーグリーンの中心都市「セントラル」へとハンターたちは向かい、そこを占拠していた歪虚カスケードを撃破して力の一部を回収。ルビー (kz0208) を再起動し、オートマトンを復活させることに成功する。


このオートマトンの復活を機に、トマーゾ・アルキミア教授 (kz0214) はハンターたちに自らの過去を明かす。
かつて、オートマトン技術によりエバーグリーンを繁栄に導いたトマーゾであったが、その後、エバーグリーンの大精霊「ベアトリクス」は邪神に触れ歪虚と化してしまい、多くの精霊・オートマトンとともにヒトに反旗を翻した。
この反乱によりエバーグリーンが滅びた後、トマーゾは復讐のため世界を渡り、今まで生きながらえてきたのだという。
続けて、再生の見込みがないエバーグリーンを用いてクリムゾンウェストの破損領域を修復、リアルブルーからの無差別転移を止める計画をトマーゾは提案。その遂行に残りの大精霊の力が必要と知ったハンターたちは、7月中旬、再度セントラルへと突入する。

【界冥】パラダイス・ロスト
セントラルでは黙示騎士シュレディンガーが神霊樹サーバーに侵入、そこまでの道で黙示騎士のマクスウェル (kz0281)とラプラス、そしてセントラルの防衛機構を掌握したカッツォ・ヴォイ (kz0224) が妨害する。
ハンターたちは敵陣を突破し、神霊樹サーバーまでトマーゾを送り届けることには成功したものの、黙示騎士の苛烈な攻撃により重体者が続出した。
しかしトマーゾが大精霊の力をダウンロードしたことに、歪虚側は撤退を選択し、結果サルベージ作戦は成功。
サルベージした大精霊の力を解放することで、7月下旬、クリムゾンウェストにエバーグリーンの大地が召喚されるようになり、リアルブルーからの無差別転移は一時的に解消された。
グランドシナリオ「【界冥】パラダイス・ロスト」

8月になり、ドナテロ・バガニーニ議長 (kz0213) より連絡が入る。
エバーグリーンでのサルベージ作戦と同時期、地球統一連合議会が秘密裏に進めていた強化人間計画――ハンタークラスシステムをベースにリアルブルーで開発されたという、覚醒者を生み出す「スペリオルシステム」――で生まれた強化人間(スペリオル)が、実戦に投入。鎌倉クラスタ攻略に参加したジェイミー・ドリスキル (kz0231) や、アメリカのジャスタ=トリニティ国立公園におけるクラスタ攻略戦の成功のように、一定の戦果を挙げ始めていた。
超人運動会開催までの経緯
ドナテロ議長は強化人間の成果に、強化人間がどれだけハンターたち異世界人と共闘できるかの試験と、その共闘により異世界人の力への警戒心を薄め、異世界を受け入れる世論を強めるべく、8月14日より、異世界人と強化人間による合同大運動会を月面基地・崑崙で執り行うことを決定したという。
運動会の模様はコロニーや各国にもリアルタイムで放送され、宣伝効果も期待できる。
大盛況となれば、リアルブルーとクリムゾンウェストはより強固な協力関係を結べる。一方で、あまりにも突然現れた強化人間がどのように生み出されたのかの真実を探る契機になるとも判断し、ナディア・ドラゴネッティ (kz0207) は超人運動会にハンターたちを参加させることを決定する。
超人運動会開催までの経緯

大規模作戦第1フェーズ「超人運動会」
8月14日、月面基地崑崙にて、覚醒者・強化人間のみが参加する超人運動会が開催。
ユニット部門での苛烈な状況はあったものの、仮装レースや自走玉入れといった競技で見せたスポーツマンシップや、超人プロレスやバトルロイヤルでのエンターテイメント性を重視し観客を楽しませる姿勢、また観光ドーム内での気配りやパフォーマンスタイムといったハンターたちの行動は、観客のみならず、全世界へ配信された映像を見た多くの人々を沸かせることができ、盛況のうちに超人運動会は幕を閉じた。
大規模作戦第1フェーズ「超人運動会」

7月~8月
朱夏の奏
朱夏の奏
朱夏の奏
OMCイベント『朱夏の奏』が開催。
ジューンブライドイベント「月雫の道標」で好評だった「結婚情報誌ザッシィ」に引き続き「旅行情報誌らっしゅ」が創刊しました。

「旅行情報誌らっしゅ」はこちらから確認できます

イベントはこちらから確認できます

7月~9月
界冥
【界冥】鎌倉クラスタ攻略
【界冥】
函館クラスタの攻略はハンターの力によるものと日本政府は喧伝。合わせて正式な協力要請が行われ、秋葉原を異世界人の正式な受け入れの地として整備することが発表される。
またドナテロ・バガニーニ議長(kz0213)もこの勝利に、ハンターたち異世界戦力と地球人類との協調の有用性を説いていた。
そのような世相の中、函館クラスタ戦勝利の慰労の会としてクリムゾンウェストで開かれた東西交流会に出席するなど、短い休暇を楽しんだメタ・シャングリラとハンターたちは、新たな戦いとして、鎌倉クラスタの攻略戦を開始する。


【界冥】鎌倉クラスタ攻略 【界冥】鎌倉クラスタ攻略
鎌倉クラスタは函館クラスタよりも小型であったが、機械類の動作を妨害する特殊な電波を発しており、CAMを含む機械化部隊のほとんどが無力化されるため、今まで攻略の糸口は見えなかった。
これに7月中旬、江ノ島を拠点に、幻獣とハンターたちを中心とした、北鎌倉・稲村ヶ崎・逗子マリーナの各地に設置されている妨害電波拡大アンテナの破壊作戦が開始される。
「サトゥルヌス」と呼称される、謎の半機半獣の無差別襲撃の中行われた破壊作戦の結果、3か所のアンテナ等の破壊に成功、鎌倉クラスタ本体のある鶴岡八幡宮周辺以外では機械が使用できる状態までに回復した。
この好機に、連合宙軍がハンターシステムを踏襲して開発・試験運用を始めた兵士強化システムの産物である強化人間(スペリオル)のジェイミー・ドリスキル (kz0231)の合流後、8月29日を皮切りとして、鎌倉クラスタ殲滅戦が敢行される。
鶴岡八幡宮の南西、長谷付近から包囲するように西側、東側、正面の敵を排除、鎌倉クラスタ突入路を切り拓いた後、精鋭部隊が核を破壊する作戦は、周囲地域での別働作戦によるVOIDの掃討の寄与もあり成功。
メタ・シャングリラとハンターたちを中心とした部隊は鎌倉クラスタを攻略したのだった。
連動シナリオ「鎌倉クラスタ攻略」
>>8月~10月:【界冥】界冥作戦

8月~10月
幻視
【幻視】
【幻視】
『錬金の到達者』コーリアス (kz0245)と呼ばれた歪虚はハンターの存在に強い興味を抱いていた。
つい先日まで弱々しい存在だったが、気付けば歪虚王を追い詰める存在に急成長。この進化とも言える爆発的な成長を、コーリアスは期待交じりに観察していた。
そして、その成長には一定の試練が必要であり、その試練を乗り越える事で更なる力を手に入れると気付いた。
大精霊の分体であるイクタサ (kz0246)やハンター達と話しながら、ハンターの成長を促す試練の準備に取り掛かる。


【幻視】ホーリー&ブライト
ついに、コーリアスは動き出す。
古代文明の兵器である『ニュークロウス』を強奪。さらに災厄の十三魔アレクサンドル・バーンズ (kz0112)を連れてリアルブルーの鎌倉へ転移する。
事態に気付いたハンターがリアルブルーへ赴いた時には瓦礫の鎧を纏った恐竜となって暴れるコーリアスの姿であった。
大きな犠牲を払ってコーリアスを撃破したハンター。だがそれは、コーリアス自身の身を使ってハンターを強制的に進化をさせるゲームであった。このゲームを通してハンターがその強さから身を滅ぼす事を狙っての策略だったのだ。
グランドシナリオ「ホーリー&ブライト」

【幻視】Black Storm
ハンター達の心に様々な想いが去来する中、アレクサンドルがオイマト族イェルズ・オイマト (kz0143)を連れ去ってしまった事実が発覚する。
後日、部族会議首長バタルトゥ・オイマト (kz0023)の元へ届けられるイェルズの片腕。そして、アレクサンドルによりイェルズが契約者として歪虚へ墜ちかけている事が判明。
事態を知ったバタルトゥはイェルズとアレクサンドルがいるとされる富士山麓の廃病院へと急行する。
ハンターと共に黒い嵐を生み出すアレクサンドルを前に、バタルトゥは重傷。だが、最期まで諦めずに戦い続けたハンター達によってアレクサンドルは撃破。イェルズの身柄は無事奪還される事となった。
リベンジシナリオ「Black Storm」
連動シナリオ【幻視】

8月~10月
界冥
【界冥】界冥作戦
大規模作戦第1フェーズ「超人運動会」
超人運動会の裏では、強化人間の有用性が証明された後の火星攻略戦開始を見越した、サルヴァトーレ級2番艦サルヴァトーレ・ブルを中心とした、火星圏への偵察作戦が軍部の独断により計画されていた。
火星圏はVOIDの勢力範囲であり、ベアトリクスが根城とするヴォイドゲートが存在している可能性が高い。それを破壊できれば、VOIDの増援を断つことができ、地球圏の安全は確定するといっても過言ではなかった。


そしてドナテロ・バガニーニ議長(kz0213)も把握しないうち、超人運動会の終了と相前後して火星偵察部隊は出航。
8月下旬、サルヴァトーレ・ブルを中心とする偵察部隊は、火星圏到達前に、火星表面に広がる2000kmはあろうかという巨大なヴォイドゲートと、そこより現れる計測不能な数のVOIDを確認。同時に火星の衛星軌道上より衛星サイズの超大型VOID「火星クラスタ」が出現、攻勢を仕掛けてきた。
【界冥】
サルヴァトーレ・ブル艦長・南雲雪子はゲート探索を含む偵察作戦を中止、少しでも火星クラスタの情報を持ち替えるべく、撤退しつつVOIDとの交戦を開始。ハンターたちも増援部隊としてサルヴァトーレ・ロッソに搭乗、クリムゾンウェストからの直接転移により戦場に急行し、会敵する。
超大型歪虚CAM「ベアトリクス」を中心とした歪虚CAMの編隊に対し、ハンターたちは無差別範囲攻撃を中心とする飽和攻撃で対抗。サルヴァトーレ級からの支援砲撃への連絡も行うなど、大胆かつ緻密な戦闘で戦線を構築した。
しかしサルヴァトーレ・ブルの防衛において、救助活動・艦内都市の防衛は万全に動けたものの、主砲防衛の戦力が足りず被害が発生。支援砲撃の機会は失ってしまった。
一方、火星クラスタ内部に威力偵察へと突入した部隊は、核があると思しきエリアまでは到達するものの、実際の核は確認できなかった。
こうした苦戦した戦況の中、主目的ではある火星偵察部隊の救助と撤退支援には成功。
火星クラスタや狂気王ベアトリクスの存在という貴重な情報を入手しつつ、ハンターたちと火星偵察部隊は火星圏より離脱する。
大規模作戦第2フェーズ「火星ゲート偵察戦」

火星偵察作戦からの撤退の後、しかしVOIDの攻勢は止んだわけではなかった。
突如として火星クラスタが急加速し、火星偵察部隊を無視して地球圏へと侵攻を開始。クリムゾンウェストを経由して地球圏に先回りしたサルヴァトーレ・ロッソへのVOIDの追撃も発生するリアルブルー・クリムゾンウェスト同時の非常事態に、地球統一連合議会と連合宙軍は、全世界に厳戒態勢を発令。VOIDへの迎撃作戦を開始する。
火星のヴォイドゲートが活性化し、地球圏に入ったところで邪神が召喚されれば、リアルブルーに対抗する術はない。
月軌道で停止した火星クラスタと先遣として到達し始めたクラスタ型VOIDの迎撃、そして迎撃網をかいくぐった敵への対応作戦が進められる中、トマーゾ・アルキミア (kz0214)はクリムゾンウェストとリアルブルー、それぞれに連絡を取り、対抗策の準備を開始する。
火星ゲート偵察戦後の状況
連動ハントシステム「地球防衛戦」

迎撃作戦の開始から1か月、クリムゾンウェストではナサニエル・カロッサ (kz0028)とアズラエル・ドラゴネッティが協力し、サルヴァトーレ・ロッソの憑龍機関に青龍を搭載。ベアトリクスの広範囲かつ強力な狂気の感染への対抗策を講じていた。
またトマーゾも、ルビー (kz0208)に先に回収していたエバーグリーンの大精霊の力を一部譲渡。リアルブルーの神霊樹の力により邪神の召喚先を異世界に変更すると同時に、召喚の元となる火星クラスタとベアトリクスを、エバーグリーンの大精霊の力を媒介として召喚することで、ヴォイドゲートの維持を不可能とし、邪神の召喚を阻止する作戦の準備を行っていた。

【界冥】
そして10月中旬、火星クラスタ近傍にヴォイドゲートが展開。邪神の召喚とその阻止作戦が決行される。
黙示騎士シュレディンガーの妨害にも関わらず、リアルブルーとエバーグリーンに同時に存在する不安定な状態となった火星クラスタに対し、機能停止に向けてハンターたちは作戦を開始。黙示騎士をはじめとするVOIDとの戦端が開かれた。

崑崙地下で行われている転移術を妨害すれば火星クラスタは復帰、邪神召喚を再開できると察した歪虚は月面基地へと転移、月面方面防衛艦隊と戦闘開始。
【界冥】
それに呼応し、シュレディンガーの転移能力を利用して黙示騎士マクスウェル (kz0281)災厄の十三魔カッツォ・ヴォイ (kz0224)が基地内部に侵攻する。
トマーゾの位置を察知し転移してきたマクスウェルだが、ハンターとトマーゾはそれを読んで万全に備え、完封勝利と言える戦局を展開。マクスウェルにも少なくないダメージを与え、撤退させることに成功する。
一方、カッツォは崑崙地下の最下層で転移の術式を行使する南雲芙蓉へ、エバーグリーンで回収した自動兵器を差し向ける。自動兵器群の防衛力は高く苦戦するものの、一部ハンターたちの行動により防衛は成功。月上空においてもこれまでの戦術的知識の蓄積に伴い防衛ラインを維持し、作戦終了まで術式の維持に成功した。

エバーグリーンでは大精霊の力を狙って転移してきたエンドレスと、それを追撃するメタ・シャングリラの交戦を皮切りに、VOIDの特殊能力である「狂気の感染」を軽減すべく、セントラルに配置されたW型アブソーバー搭載型の自動兵器を守るセントラル防衛戦が展開。
【界冥】
エンドレスの中核である強襲揚陸艦ヴァルハラより出撃する歪虚CAM「ヴァルキリー」部隊に、ハンターたちはジェイミー・ドリスキル (kz0231)の支援も受けるも苦戦、多数のW型アブソーバーが破壊されてしまう。
その中でメタ・シャングリラの機動力を生かし、八重樫 敦 (kz0056)率いる山岳猟団とともにハンターたちはエンドレス・コアを目指してヴァルハラに突入。コアの撃破には成功したものの、ヴァルハラからの最後の反撃によりメタ・シャングリラは航行不能となり、戦線を離脱する。

他方、火星クラスタの召喚と同時にサルヴァトーレ・ロッソはセントラル上空へと転移、交戦を開始。その巨大なVOIDの中心、エバーグリーンのガイアプラントとそこに封じられている大精霊「ベアトリクス」の元へと向かう作戦を敢行する。
ガイアプラントを停止させれば、火星クラスタはその機能を停止、破壊することが可能となる。そのためにはルビーが大精霊の力によりガイアプラントにアクセス、大精霊をサルベージして機能を停止させるか、直接的にプラントを破壊、消滅させなければならなかった。
戦闘開始後、青龍の力によるバリアの中和と主砲による攻撃で敵外壁を破壊、内部突入作戦が開始されると同時、火星クラスタからは、狂気王ベアトリクスとその分体7機が出現。W型アブソーブによるフィールドをコントロールするセントラル中枢を目指し始める。
突入班以外のハンターたちは分体を陽動しつつ殲滅、その間に狂気王中枢体の進撃を食い止める作戦を展開。分体と戦うそれぞれのハンターの集団は、混戦となりながらも役目を果たした。
火星クラスタ内部、ガイアプラント攻略では、前回の火星クラスタ偵察の成果を持って侵入経路を探るハンターたちの前に、防衛にあたる黙示騎士ラプラスと、紛れ込んだ災厄の十三魔ナナ・ナイン (kz0081)が立ちはだかる。
深く考えていないとはいえ災厄の十三魔、その力が振るわれれば火星クラスタの攻略は難しい。ハンターたちはナナ・ナインの注意を引いて中枢から引き離し、また防衛からの反撃に特化したラプラスをまともに相手にせず、友軍を先に進ませることに注力した作戦を展開し、無事遂行。
その先のガイアプラントでもハンターたちは鉄壁の守りを展開。万全の状態でルビーはガイアプラントへのアクセスを開始した。
【界冥】
「狂気の感染」が大精霊の意識を歪めている事にハンターが気づいたことから、その解除と同時にサルベージは一気に進行。ついにガイアプラントを破壊することなく、大精霊を救出。合わせて外部でも、戦闘は長引いたものの、火星クラスタの停止に伴ってパワーダウンしたベアトリクスの中枢体と分体、そのすべての撃破に成功し、勝利を収めることになった。
大規模作戦第3フェーズ「エバーグリーン封印戦」

こうして火星クラスタは破壊され、界冥作戦は成功に終わった。
これにより元々各地のヴォイドゲートを破壊していたクリムゾンウェストと合わせ、人類は邪神の侵攻に対し幾ばくかの時間を得る。
リアルブルーの統一地球連合政府は、異世界派遣を目的とした特殊部隊「スワローテイル」を発足。今後はクリムゾンウェスト……ハンターズ・ソサエティとの連携を強化し、共に歪虚の脅威と戦っていくと宣言する。
そして未来には、この新たな体制の元での、新たな戦いが待ち構えているのであった……。
界冥作戦を終えて


【界冥】大規模連動ピンナップ
祥竹絵師
KAXAK絵師
ち4絵師

9月~10月
Twilight Pumpkin Night
Twilight Pumpkin Night
Twilight Pumpkin Night
OMCイベント『Twilight Pumpkin Night』が開催。
今回も雑誌形式での作品のピックアップを実施!
「Twilight Pumpkin Night」で制作された作品のピックアップを行いました。

「OMCピックアップ」はこちらから確認できます

イベントはこちらから確認できます

10月~11月
郷祭1017
【郷祭1017】
【郷祭1017】
同盟領農耕推進地域ジェオルジで年に2度行われる村長会議こと『郷祭(さとまつり)』。
同盟領内で相次ぐ歪虚事件の影響で再び遅れていた1017年秋期の開催を目前に、先だって行われる準備会議では「祭を開催すべきか、否か」を議題に意見が大きく二分していた。

領主セスト・ジェオルジ (kz0034)も、近年の歪虚とそれを取り巻く世界の情勢に疎いわけではない。現に1017年春期の開催時には歪虚の襲撃が重なって、悪戯に犠牲を出す結果となってしまった。
しかしながら娯楽の少ないジェオルジでは郷祭を支えにしている領民は多く、また冬を越すための稼ぎ時としている者たちもいることを鑑みて、開催へと踏み切ることとなった。

運営を完全に各村ごとに任せることで結果として規模そのものは縮小することになってしまったが、もともとが村々の収穫祭であったことを考えれば本来の形に戻っただけとも考えられる。
前回同様に精霊との交流も見られ、本当の意味での『お祭り』としての姿が見え始めていた。
連動シナリオ【郷祭1017】

8月~12月
【転臨】
【転臨】
【転臨】
ハンターや市井にまで門戸を開いて新たに隊を設立したグラズヘイム王国騎士団。
その拡大された戦力を核に据えた王国・貴族連合軍は、満を持して傲慢(アイテルカイト)の王国侵攻拠点・イスルダ島の奪還作戦を発動した。
作戦は大きく分けて三段階。王国騎士団アルテミス小隊が一から造り上げた刻令外輪船フライング・システィーナ号を中心とした艦隊で島に強行突入し、可及的速やかに歪虚の闇を浄化して島中心部への道を拓き、敵拠点及び敵戦力を一気呵成に撃滅する。
戦力を拡充し、船に転移門を備え付け、ベリアル (kz0203)を打倒して初めて可能になった、強襲上陸作戦だった。


ハンター達や教会戦力の聖堂戦士団、国内有数の大貴族ウェルズ・クリストフ・マーロウ大公をはじめとした貴族軍が道を拓いた島内には、1009年のホロウレイドの戦いで戦死したかつての王国騎士らしき姿の歪虚達がいた。
それらを打倒しながら中心部――神殿へと突入したハンターと王国騎士団は、その最深部において歪虚と化した先王アレクシウス・グラハムとその近衛騎士団を激闘の末に無へと帰すことに成功する。
――が、その直後、ベリアルの跡を継いで王国侵攻を任されたメフィスト (kz0178)の罠が発動した。
莫大な量の負のマテリアルを貯め込んだ黒き神殿を一つの塊とし、一瞬でそれを解き放つ。
それをいち早く察した王国騎士団副団長ダンテ・バルカザール (kz0153)は身を挺してメフィストを足止めし、その隙に王国軍は元騎士団長エリオット・ヴァレンタイン (kz0025)の誘導のもと撤退することとなった。

負のマテリアルの膨張により爆発したイスルダ島は傲慢軍が拠点とするにも不十分となり、またその戦力も大きく損なわれた為、撤退したとはいえ王国にとって一定の成功を収めたとも言えた。
しかしその成功を喜ぶ間もなく、王国各地の街が同時多発的にメフィストに襲われた。
ハンターやその場の戦力が各地で奮戦し“全てのメフィスト達”を消滅させた王国だったが、敵の真の狙いは【王臨】の事件において重要な役割を果たした古の塔の破壊、及び裏切り者の始末であった。

そしてそれは、裏切り者――数年にわたって傲慢軍に潜入していた王国貴族ヘクス・シャルシェレット (kz0015)の作り上げた狩場でも、あった。

【転臨】黄金の夜明け
塔最上階の閉鎖空間にメフィストを閉じ込め、確実に殺す。
確たる殺意のもとに塔最上階で行われた決戦は、何人もの騎士の犠牲を出しながらも大敵メフィストを仕留めるに至った。
大きな戦果を手にした王国騎士団黒の隊は、重体のへクスに一抹の不安を抱きながらも意気揚々と凱旋する。
【王臨】グランドシナリオ「黄金の夜明け」

そんな彼らを待ち受けていたのは、人々の歓声と、前騎士団長にして現黒の隊隊長エリオット・ヴァレンタインの異端審問会だった。
罪状は歪虚ベリアルとの内通。神殿爆発の折に逃亡路を誘導できたのは、小さな蛇として生き延びていたベリアルの助言によるものであった。
場の混乱や幾つかの都合により審問は延期が決定されたが、王国暦1017年末、グラズヘイム王国は大きな岐路へと否応なく立たされる事となった。
連動シナリオ【転臨】

9月~12月
陶曲
【陶曲】暗雲襲来
【陶曲】
自由都市同盟の各地で、原因不明の暴動やいさかいが多発する中、魔術師協会には各地より発掘された腕のオブジェが集められていた。
その調査が進行する9月下旬、知恵の精霊アメンスィが魔術師協会に現れると、各地から集められていた腕をすべて破壊してしまう。
「災厄の王」と告げオブジェを破壊したアメンスィの反応から、魔術師協会はこの腕がいまだ実態が確認されていない嫉妬の七眷属の王「ラルヴァ」に関連するものであると判断。腕の収拾・分析より破壊を優先する方針に切り替え、ハンターズソサエティに依頼する。


嫉妬の七眷属も腕の確保を目的として、同盟領の各地に出現。人間と歪虚による熾烈な争奪戦が行われた。
結果、争奪戦の中で新たに発見された4つの腕のうち、2本を破壊することに成功するが、残り2本は歪虚側に奪取される。
先にアメンスィに破壊された5本を含めれば、人間側が大きく優位を取っているようにも見えるものの、ユージィン・モア (kz0221) の見解では、完全体のラルヴァの腕は20本を超えると推測されており、いまだ見つかっていない腕の状況からすれば、楽観視できるものではなかった。

10月に入ってからも歪虚の襲撃は途切れることはなく、春に続いて秋の郷祭の開催も危ぶまれる事態となった。それらの襲撃は一見、「腕」とは関係のない事件ではあったが、「いつ、どこで、何の理由がなくとも事件に巻き込まれる」という恐怖は、同盟全体を疲弊させていくかのようだった。
郷祭の無事の開催を経て調査は進み、11月末、ユージィンの曾祖父が残した日記から、300年前に発生した多数の光の帯の終着点に「腕」が存在することが導き出された。
その記録とハンターたちの依頼の結果から逆算し、光の帯が飛び立った地………嫉妬の王の本体が眠ると推測される地点は、やはり300年ほど前に生まれたという不毛の大地「大地の裂け目」と判明する。

時を同じくして11月末、同盟の政治的中心都市であるヴァリオスにで、嫉妬の七眷属による大規模な襲撃事件が発生。この襲撃はハンターたちにより退けられたものの、被害は皆無ではなく、その地に住まう精霊が消失する事態となってしまう。
【陶曲】
だがその攻勢も、次なる攻勢への陽動に過ぎなかった。
12月初頭、災厄の十三魔・カッツォ・ヴォイ (kz0224) が、ラルヴァの腕を消滅させたアメンスィへの報復として、エバーグリーンで回収していたオート・パラディンとオートマトンの大軍勢で山脈にある遺跡を襲撃。
ハンターたちはこれを何とか退けるものの、同時期に災厄の十三魔・ジャンヌ・ポワソン (kz0154) の関与とみられる要人の襲撃も発生。
歪虚の攻勢はラルヴァの影とともに同盟を大きく包んでいた。
連動シナリオ【陶曲】同盟動乱

9月~12月
【天誓】
【天誓】
【天誓】
【血盟】作戦後、四大精霊が世界に顕現した影響はゾンネンシュトラール帝国にも表われていた。
突如として帝国領各地に出現し始めた精霊たち。その中には「絶火の騎士」と呼ばれる英霊たちも含まれる。
「人類」の勢力が自然や亜人を追いやってきた帝国において、最も力を持つのはヒトの伝承から生まれた「英霊」と呼ばれる精霊たちだった。


強い力を持つ英霊を仲間にしようと、正義の四大精霊サンデルマンと協力して動き出す帝国。
一方、同時期に暴食王ハヴァマールと四霊剣の一・不破の剣豪ナイトハルトも行動を開始する。
生体的なマテリアルの塊でもある英霊は、暴食の眷属にとっては貴重なエネルギー源であり、その力を高めるに値するものだ。
人類と歪虚、双方が戦力強化のために、英霊を奪い合う戦いが始まった。

戦いの中で多くの精霊を仲間にしながらも、しかし最強の四霊剣であるナイトハルトにハンターたちは苦戦を強いられる。
ゾンネンシュトラール帝国を築き上げた初代皇帝ナイトハルト・モンドシャッテの伝承が歪虚に堕ちた存在である彼は、極めて複雑な信仰により力を得ていた。
帝国の人々からは伝説の騎士として。そしてその騎士に打倒された亜人たちからは恐るべき征服者として、善悪双方の畏敬の念を帯びている。
帝国に住まう誰もが知る「最強の騎士」という信仰を打ち破らない限り、ナイトハルトに勝つことはできない。

皇帝ヴィルヘルミナ・ウランゲル (kz0021)は、ナイトハルトを守るこの伝説を打ち破るために奇策を講じた。
亜人の領域を切り開き、グラズヘイム王国を裏切って国家を樹立したこれまでの帝国歴史、その正義を国民に問うたのである。
歴史の過ちを認めることは、精霊や亜人とより良い関係を結ぶためにも避けては通れない決断であった。

帝国が帝都にて保護した精霊たちを求め、進軍する暴食王とナイトハルトを迎え撃つ最後の戦いが始まった。
決戦には帝国軍やハンターだけではなく、これまで険悪な関係にあった亜人や精霊たちも共に参戦する。
カッテ・ウランゲル (kz0033)はこれこそ真の正義ある戦いであると国民に告げ、ナイトハルトを過去の象徴として打ち破ることを宣言。
新たな「正義の味方」「最強の騎士」としての伝説をハンターに与えることにより、ナイトハルトの弱体化に成功。激しい戦いの末、ついに最強の四霊剣を滅ぼすに至った。

戦いの後、帝国は亜人や精霊との関係性を前進させていく。
同じ国土の上で暮らす隣人として彼らの待遇は大きく改善され、新しい時代の幕開けを予感させた。
その一方で、帝国は歴史の再編を迫られる。これまで「正義」を騙ることで逃れていた多くの欺瞞と向き合う時が来たのだ。
それは絶対的な皇帝による統治に頼るのではなく、民意によって国を作っていくこと。すなわち、民主化の始まりを意味していた。
連動シナリオ【天誓】