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10月25日
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連動シナリオ公開

王国暦1017年 秋の開催! 【郷祭】

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今年も収穫の季節がやってきました。
皆さんのお宅の冬支度は順調ですか?
歪虚の暗躍はありますが、それに委縮することなく、大地の恵みに感謝する祭りを行いましょう。
ぜひハンターの皆さんも、足をお運びください。

農耕推進地域の若き領主:セスト・ジェオルジ(kz0034

更新情報(10月25日)

今年の秋も、自由都市同盟内の農耕推進地域ジェオルジでのお祭り「郷祭(さとまつり)」が開催!
▼連動シナリオはこちら!▼
 
 

【郷祭】ストーリーノベル「二つの郷祭」(10月25日更新)

セスト・ジェオルジ

 同盟領、農耕推進地域ジェオルジで、春と秋に行われる村長会議こと郷祭(さとまつり)の時期が近付いていた。

 この郷祭は元々、ジェオルジの点在する村々の代表が集まって、情報交換を行ったり、揉め事があれば解決を目指すための村長会議に端を発する。その後に親睦を深めるべく酒宴を行っていたが、それはあくまで慰労のため。
 そうしたついでに村の余剰生産物や特産品を宣伝したり、売買していたのが、祭りと呼ばれるようになった。今では他所の地域からも人が集まる賑やかな祭りだ。
 この流れを作ったジェオルジ領主のセスト・ジェオルジ(kz0034)は、その準備に余念がない。
 そう言いたいところだが、どうもこの二年くらい、毎回同じことが議題に上がる。

『郷祭を開催すべきか、否か』

 何故と言えば、世があまりに不穏だからだ。
 歪虚の侵攻が増加傾向の中、郷祭のような人が集まる行事など狙われるに決まっている。
 現に春郷祭の折には、郷祭会場へ搬入される途中の荷物が歪虚に襲われた。
 更には祭りの会場で販売された品物に、歪虚が術を仕込んだモノがあり、ジェオルジの幾つかの村で犠牲者を出す事件にもなっている。
 他にも、繋がりがある各地の有力者達から、嫉妬の歪虚の王が蘇ったようだなど、危険を示す情報は多く届いていた。
 集まる人が多ければ多いほど、警備も難しくなる。今年は規模を小さくしよう、いっそ村長会議だけでいいのではないか。

 そういう意見が優勢になって来た準備のための会議を終えて、セストは自宅ごと領主の館から散歩に出た。
 彼の頭の中では、郷祭の規模縮小をするかどうか、二つの意見がせめぎ合っていたのだが……

「セストさーまー、おまつり、いつから?」
「お友達も、皆、楽しみにしてるんです」
「ねーちゃん、まえにきたはんたぁのおにーちゃんにあいたいのよ」
「ち、違いますから! こらっ、冬の間のチーズを買うんでしょ!」

 セストを見付けた近所の姉妹が、セストに挨拶しながら、郷祭のことを尋ねてくる。
 手にしているのは、野菜の籠だ。親を手伝って、収穫作業に勤しんでいるのだろう。
 確かに、冬支度に色々な物が売買出来る場としても、郷祭は機能してきた。まったく失くしてしまえば、領民の生活にも差し障る。
 かえって商人に擬態した歪虚が、各村を巡るような事態を招かぬとも限らない。

「ねー、セストさま」
「もうすぐだよ。ハンターの人達にも、声を掛けようね」

 日付が決まったら、皆に知らせるから。
 そう聞いて、姉妹が嬉しそうに家へと走り出した。途中で出会う人にも、今の言葉を知らせて歩くだろう。

「さあ、忙しくなりますよ」

(執筆:龍河流
(文責:フロンティアワークス)

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『郷祭』とは

農耕推進地域ジェオルジの村長祭

セスト・ジェオルジ

ジェオルジで半年に一度、各村の村長が集って行われる村長会議の後に開かれる村長祭の別名です。
もともとは各村産品の売買を目的とした小規模なものでしたが、徐々に規模が拡大し、一昨年からは領主セストの一声でジェオルジ外の人々も多数訪れる大きな祭りとなりました。
祭りでは、農畜産品やその加工品、家畜などの売買の他、各村の名物料理を食べさせる出店の他、様々な催しが行われます。
最近では、酒豪を競う大会や蚤の市なども行われました。
今年はこれらの他にも、新たな企画があるのではないかと噂されています。

統治者、ジェオルジ一族

今の領地は、若き領主セスト・ジェオルジが治めていますが、彼の母、バルバラ・ジェオルジはセストの後見人をしており、実質的な権限を握っています。それは夫であり前領主、農業研究家のルーベン・ジェオルジの時代も同様です。
セストの姉であるルイーザ・ジェオルジは一族の人間としては珍しくハンターの素質を持っており、領地内の厄介事を猟撃士として解決しています。
なお、セスト、ルイーザの父・ルーベンは、自分が農業研究に傾倒すべく、息子に無理やり領主の座を与えたダメ親父として有名です。ただ、農業に賭ける意気込みは本物で、最近は辺境に豊穣を生まんと活動してます。最近は、その為に領内を駆けまわっており、セストやバルバラに各村の様子を伝える役目も負っているようです。


▼過去の【郷祭】はこちらから!▼
王国暦1014年秋の村長祭と収穫祭。品種改良によって生まれた食糧、おにぎり草「まめし」が誕生した。(2014年10月?12月4日)
王国暦1015年春の開催は、聖地奪還での鎮魂の儀式を執り行う『夜煌』と併せての共同開催となった。(2015年5月29日?7月14日)
王国暦1015年秋の開催。情勢が危ぶまれる中での開催となったが、結果として盛況に終わった。(2015年10月20日?12月7日)
王国暦1016年春。サルヴァトーレ・ロッソからの移住者も加わり、「蚤の市」というフリーマーケットが初開催。(2016年5月2日?5月27日)
王国暦1016年秋、諸事情を孕んでの開催だったが、沢山の料理や歌や踊りが披露され、大好評で幕を閉じた。(2016年10月20日?11月17日)
王国暦1017年春は、フマーレ特産品の見本市など新商品の販売や催し物で、これまで以上に賑やかな祭りだった。(2017年5月22日?7月4日)

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