• 郷祭1015
  • 日常

【郷祭】Pクレープ~白茶とジャム

マスター:深夜真世

このシナリオは2日間納期が延長されています。

シナリオ形態
ショート

関連ユニオン
魔術師協会広報室

難易度
普通
オプション
  • relation
参加費
1,000
参加人数
現在7人 / 4~7人
マテリアルリンク
報酬
普通
相談期間
5日
プレイング締切
2015/11/09 22:00
リプレイ完成予定
2015/11/20 22:00

オープニング

※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。


 ここは、同盟領の農耕推進地域「ジェオルジ」。
 ついに村長会議が終わり郷祭の賑わいが本格化していた。
 そわそわする人々が行きかう中、とある建物の中では好奇の瞳が集まるところがあった。
「ほへ~。ゆらゆら揺れてる~」
 ガラスの容器の中に注目しながら感心しているのは、南那初華(kz0135)。
「これが『白茶』(ぱいちゃ)を淹れる時の楽しみでもあるそうです。茶葉が原型をとどめているから、ほかの茶では見られないらしいですね」
 どうやら東方から持ち込んだ「白茶」の淹れ方を習っているようである。講師の女性がガラス容器に白茶の茶葉を入れ熱いお湯を注ぐと風に遊ぶ小さな笹の葉のように揺れ動くのだ。
「そういえば紅茶も緑茶もこんな形じゃないかな? ……っていうか、白茶って緑茶とは取れる木が違うの?」
 初華の素朴な疑問。
「いえ、同じチャノキのようです。白い産毛のある若葉や芽を選んで摘んで、えらく簡潔で技量の必要な製法で仕上げるらしいですね。……高級品です」
 摘んだ芽を放置して水分を飛ばし縮れ発酵させて、火入れした後に乾燥させるだけらしい。
 とにかく、白や灰色のイリコのような茶葉である。
 湯呑みに入れた茶は薄い琥珀色で、香りも強くなく上品だ。
「……ふうん。後から甘味が感じられるんだね~」
 口に含んだ初華の感想は、そんな感じ。
「二日酔いや夏バテにいいらしいですよ。解熱作用もあるとか」
「これを、ジェオルジでも作ってみるんだ?」
「ええ。東方でも珍しい茶だそうです。……今回、東方解放に伴い現地産品をこちらでも生産しようという動きがあるのですが……」
 ここで講師、周りを見た。
 実は、初華しかいない。
「珍しすぎて取り組む人がいないんですよね」
 はふぅ、と講師。
 それもそのはず。
 東方でも日常的に飲まれるのは緑茶である。しかも西方で日常的に好まれるのは、紅茶。どっちの文化圏でも一般的ではないのだ。こちらでは特に「紅茶文化とは一線を画すからなぁ」と敬遠されているようで。
「それで私たちPクレープが割り込めたわけね……」
「あら、期待してるのよ」
 初華のため息に、講師が明るく言う。
「だって、クレープ屋台さんでしょう? あなたたちの話を聞いて私から来てもらえるようお願いしたの」
 とにかくその特殊性によりライバルもなく優先的に取引が可能らしい。
「とりあえず、屋台のみんなにも淹れ方を教えてください」
 ひとまずそういうことになる。

 後日の約束を取り付けて、別の場所に走る初華。
「ええと、これはこれでよし。後は、新ジャムの開発。市場で手に入るジャムの原料の確認と……普通に祭りの賑わいとして屋台でクレープ焼いて販売して、私はお好み焼きも焼いて販売、っと」
 指折り数えるが、ぴたと止まる。
「ああん、やること多すぎだよぅ」
 はやくみんな来て~、と泣き言を口にするのである。

 というわけで、ジェオルジ郷祭の屋台広場の一角でPクレープの屋台を出しクレープを販売し、交代しつつ新たなジャムを数点作ったり白茶の淹れ方を習い試飲してもらったり、初華の焼くお好み焼きを手伝うなどしてくれる人材、求ム。

解説

 ジェオルジの郷祭会場で、クレープ屋台「Pクレープ」の運営を手伝いつつ、二点の新規商品、「新ジャムの開発」と「白茶の試飲」を進めてください。

・新ジャムの開発
 ほかにないジャムをコンセプトに、Pクレープの売り上げ増加を目指します。
 直前の依頼で、「いろんなものを混ぜる」、「珍しい一品の高級志向」、「効能重視」、「謳い文句重視」などの路線が出ました。それらから実際に作っていきましょう。
 なお、味はリアルに作って確認するわけにもいかないので、
「琥珀色の浪漫あふれる味(ふしぎ味のコーラ味)」
「葡萄酒のようにどっしりしてるけど爽やかな味(グレープ&ジャスミンとか?)」
「夢見るように甘いジャム(各種ベリーかなぁ)」
「レッドエナジージャム(ニンニクとかニンジン入り?)」
「視界すっきり爽やか味(ブルーベリー&何か)」
 みたいな感じに説明文や商品のネーミング重視で作っていきましょう(
 ネーミングや謳い文句がしっかりしてるととってもいい結果になりそうですよね。
 季節や環境で手に入らないものを使う場合はひとまずレシピ止まりです。

・白茶のお披露目
 淹れ方を習います。
 あとは、実際に飲んでみたりお客様に試飲を勧めてください(今回は販売はしません)。
 呼び込みの言葉や方法により成功度が変わってきます。

・クレープ販売
 通常業務。
 ジャム開発ではなく独自メニューはこちらで。

・お好み焼き販売手伝い
 初華はこちらで手いっぱいになるかも。関西風で、入手できるもののみで焼いています。

・周りの屋台で買い食い
 普通にできます。サンドイッチとかピザとか焼き栗とか牛肉串とかが味わえるでしょう。
 所持金ちょっと減ります。

マスターより

 まだ寝ないならこんばんは、深夜真世です。

 内容てんこ盛りもここまできたかー、と自分で愕然としています(
 今まで取引のないところとお付き合いするとなると忙しいものですということで。
 その分、達成感はあるかもしれません。

 白茶に関してはジェオルジ側からかなり期待されてます。取引のライバルが少ないので売り捌くことができるようになれば一目置かれることでしょう。
 なお、深夜は白茶を実際に飲んだことはありません(ぁ
 まあ、ジャムも実際に作って食すとかいう企画ではありませんしー。

 では、よろしくお願いします。

関連NPC

  • Pクレープ店員
    南那初華(kz0135
    人間(リアルブルー)|17才|女性|猟撃士(イェーガー)
リプレイ公開中

リプレイ公開日時 2015/11/19 00:46

参加者一覧

  • Pクレープ店員
    真田 天斗(ka0014
    人間(蒼)|20才|男性|疾影士
  • Pクレープ店員
    メルクーア(ka4005
    ドワーフ|10才|女性|機導師
  • 一生を貴方と共に
    雪継・紅葉(ka5188
    人間(紅)|14才|女性|舞刀士
  • 笑顔で元気に前向きに
    狐中・小鳥(ka5484
    人間(紅)|12才|女性|舞刀士
  • Pクレープ隊員
    ベリャコフ・ヴェロニーカ(ka5493
    人間(紅)|20才|女性|猟撃士
  • アマリリス商会
    エレンジア・アーヴァイン(ka5584
    人間(紅)|16才|女性|魔術師
  • 世話焼きシスター
    ヴェンティ・クアドリフォーリョ(ka5776
    人間(紅)|16才|女性|魔術師
依頼相談掲示板
アイコン 相談卓
メルクーア(ka4005
ドワーフ|10才|女性|機導師(アルケミスト)
最終発言
2015/11/08 10:22:23
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2015/11/08 10:21:05