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サルヴァトーレ・ロッソ

サルヴァトーレ・ロッソ

概要

サルヴァトーレ・ロッソ 地球連合宙軍が建造した初の惑星間航行用戦略宇宙戦艦。全長は3km強にも及ぶ。
 建造目的は敵性体「ヴォイド」との決戦、ならびに地球圏内のコロニーに取り残された人々の保護、回収である。
 前者の目的の為に主砲である超兵器・マテリアル粒子砲の他、大小多数の対空兵器、多数の小型機動兵器とその運用設備を搭載している。
 後者の目的の為には戦闘艦艇としては異例な生活空間を保持し、正規乗組員1万人に加えて2万人の民間人を収容することができる。充分な居住空間は将来的にヴォイドの根拠地と思われる火星への探査を目的とした惑星間航行をも念頭に置いている。
 また、戦術宇宙艦艇用のドッキングベイを備えており、巡洋艦母艦の機能を持っている。これにより遠征先でも艦隊を編成することが可能となっている。

 クリムゾンウェスト漂着時には、LH044からの避難民を受け入れて、約3万人の人々をその身の内に抱えていた。
 現在、化石燃料の存在しないクリムゾンウェストにおいては主動力機関であるマテリアルエンジンの燃料調達の見込みが立たないため、当艦はクリムゾンウェストにおける活動に制約を受けている。日常生活や工作などに用いる電力に関しては艦体の太陽光パネルと副動力である融合機関による発電でまかなっている。

<反重力機関>
 0.6m×0.6m×0.6mの立方体。これ一つを固定する事で666kgまでの質量に掛かる重力をキャンセルできる装置。当艦に多数搭載されている。
 「大きな反重力機関」は存在せず、必ず上記サイズの物しか作れない。大きい物体を移動させる際には複数設置する。
 キャンセルする物体の質量のみが問題となり、大きさ、形状は問わない。
 また、重力をキャンセルするだけなので移動する場合は別途動力が必要となる。
 製造方法については開発者のトマーゾ・アルキミア以外に理解できておらず、機械的に模倣しても完成できない。
 トマーゾがリアルブルー側に残っているため、現時点でクリムゾンウェストでは生産できない状況にある。

<戦闘装甲機「CAM」>
  全長7~8mの全領域人型戦術兵器である。リアルブルーにて、火星、地球圏の戦闘において対歪虚に有効性が確認され、配備が進んでいる。当艦にも搭載されていたが、艦そのものと同様にマテリアルエンジンを主機関としており、燃料入手の問題があるため稼働が制限されている。

<マテリアルエンジン>
 石油を原料として精製された特殊燃料により稼働する動力炉。便宜上燃料と言っているが動力炉自体は内燃機関ではなく、燃焼に伴う排気は発生しない。反重力機関と同じくトマーゾ教授による発明であり、原理について理解している者が他にいないと言われる点も同様だ。なお、MATERIALは何らかの頭文字を繋げた名称だと言うが、正確なところは不明である。


経緯

 宇宙軍の設立から6年、ヴォイドによる本格侵攻が始まった直後に竣工した艦である。
 当艦の処女航海中、L5にある農業コロニーLH044へのヴォイド襲撃に遭遇し、LH044内に居住していた民間人を救助する。
 その後、LH044からの離脱にあたり、最大出力を使用した際、原因不明の作用により、クリムゾンウェストへと転移を果たす。
 転移後、冒険都市リゼリオ沖合の海に落着し、水上を航行して孤島へと移動。孤島にて、リゼリオから調査に送り込まれたハンターと邂逅する。中には、以前に転移したリアルブルー出身者の姿もあり、多数の説得の末、艦はリゼリオへと赴くこととなる。
 各国首脳が集まり、当艦の処遇について話し合いがもたれ、各国からの中立地帯となるリゼリオにその身を置くこととなる。
 以後、リゼリオにて錨を下ろし、当艦に乗り込んでいた乗組員、LH044からの避難民のために、クリムゾンウェストにおける生活拠点を築いていく。

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関係NPC

サルヴァトーレ・ロッソ艦長 ダニエル・ラーゲルベック

タルヴィーン 地球統一連合宙軍所属の大佐。見た目に似合わぬ細やかな采配をし、集中的な運用で戦況を打開する事に定評がある。その功績を買われ、反攻作戦のための新造艦サルヴァトーレ・ロッソの艦長に任じられた。
 ヴァイキングの末裔であり、生粋の海の男であり、妻と娘を愛する父親。リアルブルーに家族を残しクリムゾンウェストに漂着したが、本人は「別れは済ませた」として、逸る事なく冷静に現状を見据えている。
 目下の悩みは好みの葉巻がクリムゾンウェストに存在しないことであり、節煙に励んでいる。


CAMデュミナスパイロット クリストファー・マーティン

クリストファー・マーティン サルヴァトーレ・ロッソのCAM部隊所属の若き軍人。イタリア系アメリカ人で、ラテンの血によるものか、気安く、ノリのいい性格で、面倒見もいい兄貴肌。
 元・宙軍特殊作戦部隊(SOT)の所属で、任官当初からCAMに搭乗してきたベテランパイロット。
 特殊作戦部隊はコロニーでの対テロや対ゲリラコマンドを想定した部隊のため、生身での戦闘術も鍛えられている。


反重力機関開発者 トマーゾ・アルキミア

 反重力機関を発明した連邦宙軍所属の天才科学者。
 1999年以前の経歴、卒業大学などすべてが不明で、連邦宙軍で作られた人造コンピュータとも噂されている。

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