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クリムゾンウェストでの生活

国がこれだけあると、結構いろいろあるもんだ。
まあ、どこにいっても何とかなるもんだけどな。

王国での暮らし

イルダーナ風景 グラズヘイム王国は平地が多く、温暖な気候で降雨にも恵まれた豊かな土地である。いくつかある都市を中心に、周辺で農耕を行う農民や商業に従事する市民、軍事に就く騎士や衛兵などが暮らしている。身分の差は婚姻まで禁止するほどに厳格な物ではないが、慣習的な区別はやはりあるようだ。

 王都を初め、周辺も含めると100万に近い人口を持つ都市は国内に幾つか存在する。平坦な地域が多い為に陸路、水路共に交易は盛んだ。大きな街道周辺の治安は良好だが、森の中には敵対的な亜人も存在している。

 エクラ正教の本山がある事から信徒の割合は多いものの、教義が寛容な事も有り他の信仰を抱く者についても住みやすい土地だ。正教の祝日は教義に関係なく国民から祝われている。
リアルブルーからの住人にとっては英仏語圏に感じられる名前や固有名詞、食文化などがやや多いとされる。


関連NPC
システィーナ・グラハム へクス・シャルシェレット

 システィーナ・グラハム王女(左)
 へクス・シャルシェレット:ユニオン「アム・シェリタ」代表(右)

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帝国での暮らし

イルダーナ風景 ゾンネンシュトラール帝国は山地に囲まれた内陸を版図としており、起伏こそ少ないものの農耕向きの土地は王国程多くはない。また、平地の半ばを深い森が占めており、エルフの都であるエルフヘイムを領土に含んでいる。辺境にはドワーフの都市もあるため、帝国領内は比較的エルフとドワーフを目にする機会が比較的多い場所と言える。
 政治、経済ともに現在の帝国の中心は軍事だ。危険にも拘らず志願する若者は多く、帝国軍の作戦行動を支えている。しかしながら、革命から十年程度と言う歴史の浅さから、現皇帝へ叛意を抱く勢力も相応に国内に存在しており、一枚岩とは言い難い状況だ。

 人口の多くは帝都、及び国内に点在する要塞都市とその周辺におり、それ以外の広い地域にはエルフの森、羊の牧畜や痩せた土地でも育つジャガイモなどを育てる農民の集落が点在している。

 豊かな森林を持つ事と裏腹に、帝国には深刻な環境問題が発生している。機導術を軍事、民生に多用している為、魔法行使の副産物としてマテリアルバランスを崩してしまう事がその理由だ。歪みが大きくなれば歪虚に転じる事も有る為、厳しい監視が続けられている。

 リアルブルーからの住人にとっては独露語圏に感じられる名前や固有名詞、食文化などがやや多いとされる。多くのエルフは(個体数が少ない為に)名字をもつ必要がないため、人間に対する際には出身の地名を名乗る事がある。


関連NPC
ヴィルヘルミナ・ウランゲル へクス・シャルシェレット

 ヴィルヘルミナ・ウランゲル皇帝(左)
 タングラム:ユニオン「A.P.V.」代表(右)

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同盟での暮らし

バルトアンデルス風景 自由都市同盟は山がちな国土と、豊かな海を有している。他国に比べて平地は多くはないが、東部一帯は農業地域として開発されており、同盟の食卓を支えている。
 同盟の生活の中心は海であり、同盟を代表する大商人はいずれも海商である。大小の商船団と、それを狙う海賊、防衛する海軍といった海の男達が同盟では脚光を浴びており、陸の仕事は差別こそ受けない物の一段劣る物と見なされがちだ。

 都市連合と言う性格的に中心となる大都市は絞られておらず、多数の都市が分立した形を取っている。これは人口にも反映されており、王国や帝国ほどに広大な範囲と人口を抱える大都市はほとんどない。代表的な都市であるリゼリオの住民は10万人程度だが、同盟の領内には同等の都市が多く存在している。

 商業以外でも海に関わる者は多く、郷土料理には海産物を用いた物が多いようだ。
リアルブルーからの住人にとっては南欧圏に感じられる名前や固有名詞、食文化などがやや多いとされる。


関連NPC
ラウロ・デ・セータ ドメニコ・カファロ

 ラウロ・デ・セータ同盟評議長(左)
 ドメニコ・カファロ:ユニオン「魔術師協会・広報別館」代表(右)

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辺境での暮らし

要塞 辺境は農耕に不向きな寒冷で痩せた大地からなり、本来の住民の人口は三国に比べて少なめだ。緩やかな文化的共同体を為していた部族が広大な土地に点在していたが、近年の歪虚の南下に伴いその関係にも変化が生じている。帝国と辺境の国境には長城と要塞「ノアーラ・クンタウ」が置かれており、その部分は帝国領として扱われている。また、ドワーフ最大の地下都市が辺境要塞の直下に存在しているため、ドワーフの多くは辺境に居住している。

 辺境において重視されるのは戦士と祭祀である。部族の信仰を力としたベルセルクは強力な戦士であり、尊敬される地位だ。また、部族の祭祀を司る巫女は一族から離れた「出家」的な立場となるため、部族間の仲裁や相談を委ねられる事も有る。部族は概ね独自のトーテム(守護霊的な物。部族によって一つの場合も複数の場合もある)を祀っており、エクラ教に帰依した者はそれほど多くない。

 歪虚の南下に際して滅ぼされた部族や本来の生活圏を追い出された部族も多く、彼らの多くは歪虚に対する敵意と恐れを共に抱いている。

 産物として大きいのは、帝国同様に羊の放牧だ。もっとも比較的温暖な南方では農耕を行う部族もあったようだ。
リアルブルーからの住人にとっては蒙古、インディオ圏に感じられる名前や固有名詞、食文化などがやや多いとされる。ドワーフはエルフ同様の理由で名字を持たない事も多いが、人間との交流が多い為に名字を名乗る者もいる。


関連NPC
オイマト・バタルトゥ リムネラ

 オイマト・バタルトゥオイマト族・族長(左)
 リムネラ:ユニオン「ガーディナ」代表(右)

東方での暮らし

東方 島国であるエトファリカでは漁業が盛んであり、民の主食も魚介類であった。

 広い土地を持つ本島や一部武家の領地では農耕も行われていたが、塩害に強い収穫物である事は最低条件である。中でも西瓜は民に親しまれ、帝もお気に入りのおやつとして市場に並んだ。


 東方では全てのモノに精霊が宿るという「八百萬」という考えが根付いている。

 リアルブルーから転移したという僧侶が伝えた教えはこの考え方に融和し、人と精霊の距離感が誓い信仰を産んだ。

 僧侶達は信仰の他、生活の知恵や啓蒙を人々に授け、一部の者は自らの魂を磨く為、厳しい自己鍛錬に時を費やした。

 やがて競い合う武僧らはそれぞれの流派を作り、それら武術を伝える為に「武林」と呼ばれる組織が生まれた。

 武林に属する者は弱きを助け強きを挫き、諸国を旅しては人々に技を残したという。

 僧侶や武林に属する者達が拠り所とした寺院の多くは滅んだが、エトファリカでもその痕跡を見ることができるだろう。


 符術師が属する「陰陽寮」も、精霊と寄り添う術を伝える組織であり、その扉は広く開かれていた。

 東方の民にとって精霊は生活の一部であり、信仰対象であると同時に良き隣人でもあったのだ。


関連NPC
朱夏

 朱夏

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成人年齢

 キャラクターの出身文化背景によって成人とみなされているかどうか、が成人の基準となります。  リアルブルーの日本出身の場合は20歳、その他の文化圏では18歳など変化がありえます。
 クリムゾンウェストにおいては、同じ文化圏であっても成人とみなされる年齢は一律ではなく、個人差が生じます。
 例えば、15歳で成人の儀式を終え、成人とみなされる部族の戦士と、20歳になっても成人と見なされない若者が同じ部族内に存在する可能性があります。
 辺境は王国、帝国、同盟に比して成人と見なされる年齢がやや少ない傾向があります。また、上記の成人と見なされる年齢は、エルフやドワーフであっても変わりません。
 迷った際には大まかな目安として、クリムゾンウェストでは15~18、リアルブルーでは20歳というあたりを選択くださいませ。
 個人設定における「飛び級」的な成人認定は、クリムゾンウェスト側であれば2~3歳の変化は許容されます。
 また、設定上成人か否かに関わらず、現代日本の法律上未成年と見なされるキャラクターの飲酒、喫煙等に関しましては描写を詳細には行わない可能性がございます。ご了承ください。

食文化

 リアルブルーに存在する食文化の多くは、転移者を通じてクリムゾンウェストにも伝わってはいます。また、動植物などについてもリアルブルーに存在するのと同種の物はほぼ存在しておりますが、入手のしやすさに差はあります。目安として、ヨーロッパで育つ動植物については入手しやすく、気候的に育ちにくい物に関しては、皆無ではなく比較的少量が流通している形です。前者は容易に市場で手に入り、後者は専門店に行けば必ずではないが手に入ることが有るという感じになります。
 伝来した食物や食文化がクリムゾンウェスト世界で広く知られているかどうかに関しては、地域、及び個々人によるものです。
 例えば同じ国内、あるいは都市や村の中においても、カレーについて熟知している人と、まったく知らない人が同時に存在する可能性はありえます。

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