※本商品は「ファナティックブラッド」の本編とは異なるアナザーノベルであり、「ファナティックブラッド」ならびに他ゲームコンテンツでプレイングやキャラクター設定の参照元にすることはできませんのでご注意ください。
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おまけ/二人乗りの帰り道♪
「まさかランニングパンツを脱がされるとは思いませんでしたよぉ」
湖でたっぷりと水浴びして汗を流した後、弓月・小太(ka4679)が背中のうしろに向かって言いました。
「小太さんならきっと褌はいてると思ったんだよ」
そこにいたフラ・キャンディ(kz0121)が悪戯そうに答えます。とってもご機嫌ですね。
「そ、それは…さすがに何もはいてないってことは……」
二人はいま、自転車に二人乗りして森林公園の管理棟に向かっています。
小太が自転車をこいで、フラがお姫様座りして荷台に乗っています。両手は小太の腰に回して落ちないように。
「平日でほかに誰もいなかったし、いいじゃない♪」
恥ずかしがる小太の背中にぎゅっとしがみつきます。
(はわわっ、フラさんの顔と……濡れているところが……)
自転車が少しふらついたのは、小太が赤くなったから。
押しつれられた頬や胸の柔らかさでもどかしい気分になります。
「一緒に思いっきり運動して……気持ち良かったな」
ぽそっとフラの独り言。
力を抜いて身を預けたのでしょう。フラの重みが背中に大きくなりました。
(フラさん、安心してる……良かったですよぉ)
小太、うれしくなりました。
同時にぐっとペダルを踏み込みしっかりとこぎます。
フラをしっかり届けなくては、と。
「あ…」
ここで小太、何かを思いつきました。
「何? どうしたの、小太さん?」
フラ、少しまどろんでいたようでふにゃっとした声が返ってきます。
「お腹、空きましたよね。戻ったら何を食べましょうか?」
「美味しい物!」
元気よく即答するフラにくすっと笑いが漏れてしまいます。
「そうですねぇ。あとは、濡れたままの下着も着替えないとですよぉ」
「だねっ。服は乾かしたけど胸とかお尻はぐっしょりだもん」
運動の後に服を乾かしつつ水浴びしたのですが、フラはショーツとブラ姿で小太は褌姿だったのです。その部分は濡れたままですよね。
「その……」
「なに、小太さん?」
「フラさんのおかげで……背中もぐっしょりです……」
小太が真っ赤になっているのに気付いたフラ、少し離れてどうしてそうなっているのか理解しました。
「その……冷たいとかじゃないからいいんですがぁ」
つまり、人肌の温度。
「あ! だったらこうしたら早く乾くんじゃないかなっ!」
ぎゅうぅぅぅぅ~。
「はわわっ、フラさんちょっと……っ!」
運転ふらふらですよ、小太さん?
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登┃場┃人┃物┃一┃覧┃
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ka4679/弓月・小太/男/10/猟撃士
kz0121/フラ・キャンディ/女/11/疾影士
ラ┃イ┃タ┃ー┃通┃信┃
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弓月・小太 様
いつもお世話様になっております。
本編の続き、という形になっています。
なぜ行きは二台に分乗で帰りは一台に二人乗りかというと、一台はパンクしていたから。本編で通常の自転車でBMXコースを踏破するという無茶をやったのでその影響ですね。
え?
自転車の二人乗りはいいのか?
ここは公道じゃないもん、ということで。
ご発注、ありがとうございました。