リムゾンウェスト最大の大陸の西部には、人類がいまだ屈していない地域があります。

 

 大きな半島の西部には古い歴史と光の宗教を持つ「グラズヘイム王国」が、先の戦いの傷を癒しつつあり。

 北部には王国から独立した「ゾンネンシュトラール帝国」が、近年の革命を経て人類の盾との気概を新たにしています。

 東部には自由と挑戦を愛する商人の国家「自由都市同盟」が活気をいや増し。

 そして、三国の更に北には、「歪虚」の脅威に直面する部族達の地域「辺境」が存在します。

 ここがハンター達の冒険の舞台です。

 

 舞台を彩るキャラクター達はこちらの一覧からも確認できます。


グラズヘイム王国王女
システィーナ・グラハム
ゾンネンシュトラール帝国皇帝
ヴィルヘルミナ・ウランゲル
自由都市同盟評議長
ラウロ・デ・セータ
辺境地域オイマト族族長
バタルトゥ・オイマト

住まう人々

 西方の街を眺めれば、比率で言えば白い肌の 人間がやや多いですが、歪虚(ヴォイド)に飲まれたと 言われる南方や東方からの流入もあり、様々な肌、髪、瞳の人々が行き交っています。
 中には、古き種族と言われるエルフの若者や修行に出ているドワーフ達の姿も。

 山野に目を転じれば、野蛮なコボルドやゴブリン達が人類へ牙を向けています。 人と交わることの少ない自然の精霊達、 死後の人々が転化した英霊達は、世界を見守っていると言われています。

 精霊と深く交信する「ベルセルク」の中には、獣人風の外見をしている者もいるとか…?


弓使いのエルフ
シャイネ・エルフハイム
ドワーフ王
ヨアキム

異なる地球「リアルブルー」

 クリムゾンウェストに住む人々、動植物の多くは地球の物と同じであり、独自の要素を持つ幻獣や亜人達もその多くは地球の生き物との類似性を保っています。
 これは、二つの世界に古くから交流があったことを示している、と魔術師達は語っています。
 「青の異界の勇者」の伝承もあり、転移者は珍しがられつつも丁重に扱われる事が多いようです。
 地球で魔術が衰退した西暦1600年以後、転移の報告は減少していましたが、近年、リアルブルーからの転移者は再び増えつつあると言われています。


転移者
篠原神薙

未来の英雄? ハンター

 クリムゾンウェストを侵食する「歪虚」へ抗う。
国家を超えた組織であるハンターズソサエティは、その為に結成された組織です。成立は歪虚の大侵攻を撃退した直後、約300年ほど前です。

 中立性の観点から、各国や地球軍に属している者が歪虚に抗すべく、ハンターとなる場合は、職を離れる事となります。

冒険都市の異名を持つ「リゼリオ」におかれた本部、あるいは各国の支部で各種依頼の受付やハンター登録の受理と審査を行っています。 ハンターズソサエティに登録した人々が、すなわちハンターです。ソサエティには様々な依頼が持ち込まれるため、ハンターは何でも屋的な面ももっています。

 

 ハンターの多くは覚醒者ですが、中には戦闘力ではなく、優れた知識や技術などを以て世界に貢献する者も存在していると言われています。


ギルドとユニオン

 ハンターズソサエティに所属するハンター達は、冒険都市「リゼリオ」内にギルドと呼ばれるコミュニティを持つ事が出来ます。


 土地、家屋などはハンターズソサエティから無償で貸与されており、ハンター街の賑わいは王都や帝都の華やかさに勝るとも劣りません。
 国家などの大きな組織のバックアップを受けたギルドはユニオンとして登録され、独自の転移門や伝達設備などを持っています 。


冒険者
ラキ

ライブラリ

 クリムゾンウェストに存在する大規模情報網がライブラリです。

 現代社会におけるインターネットにも匹敵する規模を持っていますが、その保守管理は人間によるものではありません。

 

 あらゆるところに出入りする「パルム」と呼ばれる精霊が集めた情報は、「神霊樹」へと送られ、たくわえられています。都市におかれた神霊樹の分樹や、ユニオンにおかれた端末などで、それらの情報を閲覧する事が可能です。精霊の「パルム」達の倫理観は意外と古風で、関係者以外には閲覧を許されない秘匿情報も結構多いとか。

 それでも、ライブラリはクリムゾンウェストの生活に欠かせない、便利なツールといえます。

 クリムゾンウェストのどこかにあると言われる「神霊樹」は、ライブラリ以外にも覚醒者(およびその資質を持つ者)に積極的に力を貸しており、意思疎通の補助や身体能力の向上などを行っているようです。


神霊樹の司書
タルヴィーン