※本商品は「ファナティックブラッド」の本編とは異なるアナザーノベルであり、「ファナティックブラッド」ならびに他ゲームコンテンツでプレイングやキャラクター設定の参照元にすることはできませんのでご注意ください。
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俺達の週末
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プルッ プルルルル……
設定上は、ソフトな印象を与える電話の呼び出し音。
だがそれが響いた瞬間、部屋の空気が重苦しく凍りついた。
五対の瞳が互いを探り合う。
ここは、株式会社FNB(ファナティックブラック)本社。
ファナティックでブラックという、名前からして危険しか感じない会社だが、これでも一応は上場している食品関連会社である。
取扱商品は多岐にわたるが、最近のヒット商品は「らくうまおそうざい」シリーズ。
毎日の献立に悩む人々の救世主とまで呼ばれてはいたが、素材が勝手に料理に化けるはずもない。誰かが手を加えて初めておそうざいになるわけで、家庭でやらなくて済む分は、会社がやっているのである。
それはともかく。
食品業界の競争は極めて厳しい。
いくらヒット商品とはいえ単価は安く、その分だけ利益は薄くなり、とにかく大量に売らなければ会社は儲からないのだ。
そんな販売の最前線にいるのが、ジャック・J・グリーヴはじめ営業部。
彼に首根っこを掴まれたまま動きを止めているリオンも同じく営業だ。
口の開いた商品パッケージを握ったまま立ちすくむクローディオ・シャールは製造部。
仕立ての良いスーツに粋なネクタイ姿、片眉をあげて口をつぐんでいるアルバート・P・グリーヴは広報担当。
その横で顔面蒼白になっているのは宣伝部の青山 りりかである。
なぜ彼ら、全く違う部署に所属するメンバーが、一堂に会しているのか。
話は少し前にさかのぼる。
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その日は金曜日だった。
疲れ切った身体も、週末まであと一日と思えば死力を振り絞る日。
なおこの際、休日出勤は考えないものとする。
午後からは、役員クラスを含めた「らくうまおそうざい」の新商品三点の戦略会議が続いていた。
りりかは営業の希望を取り入れた広告用のデモ映像を提示し、おおむね良い反応を得てほっとしていた。
広報が記者発表の日取りを確認し、製造は初期ロットで製造可能な量を提示した。
営業はその量をどこへどれだけ持ち込むか、これから練ることになった。
会議が終わり、上役はぞろぞろと会議室を出て行った。
これから接待やらで夜の街へ繰り出す者もいるのだろう、潮が引くようにビルは静かになった。
「お疲れ様でした。なんとか終わりましたね」
りりかはほっとして力が抜けたように、椅子に座りこんでいた。
この日のために代理店との打ち合わせを重ね、いやになるほどパソコンの画面を睨んできた。目は痛いし、寝不足で頭には霞がかかっている。
アルバートは肩をぐるぐる廻しながら、残った若手を見渡した。
「ほんと、どうにか終わったわねえ。あたしたちもここを片付けて、早く帰りましょ」
「はいっ!」
りりかがようやく笑顔を見せた。
アルバートは公的な場ではスマートな印象を与える美青年だが、普段はこんな感じだ。
会議に使ったサンプルや映像機器などを手早く集め、搬出の準備を始める。
「アルっちパイセーン、それアタシが運んじゃいます~☆」
リオンがささっと駆け寄り、荷物を積んだ台車の押し手を握った。
が、台車はピクリとも動かない。
「あれ?」
「よう、リオン。もうちっと待ってくれや。まだまだ積めるだろ?」
輝くばかりの笑顔のジャックが、台車の正面で腕組みしている。彼の革靴の右足が、台車が動かないように力強く押しとどめていた。
「ジャックパイセーン、アタシの邪魔しないでくれますぅ? 少しでも先に運んだほうが……」
ジャックはその言葉に、せせら笑った。
「ハッ、てめぇの考えなんざお見通しだぜ。そのまま定時で逃げるつもりだろうが、そうはさせねぇ」
リオンはチッと、遠慮なく舌打ちした。
親戚のコネで入社した女、怖いものなしだ。
しかも十代の頃から地元じゃヤンキーで鳴らした実績を持ち、所属の先輩であるジャックの弱点もすぐに見抜いた眼力を持つ。
しかしわざわざコネを使ってこんなブラック企業に潜り込んだあたり、詰めは甘いようだ。
「仕事終わったら帰っていいんじゃないんですかァ~?」
リオンは大げさに溜息をついた。
「おい、その箱。下に積むんじゃない。何を考えているんだ」
クローディオが台車に積んだ箱を、無造作におろして行く。
「ちょ、待ってよ! 何すんの!?」
「これだから営業は困る。商品をもう少し大事に扱えないのか」
クローディオがリオンを睨むようにして見上げる。
「袋の破損クレームも、おまえたちの運び方に原因があるのではないのか?」
「聞き捨てならねェな」
低い声でジャックが割り込む。
別にことさらリオンを庇うつもりはなかったが、営業に対して製造が向ける悪意のような物は見逃せなかった。
「そもそも強度がたりねぇんだよ。ちゃんと実際の販売状況を考えて作りやがれ」
「ならば貴様達は安易な値引き販売をやめたまえ。商品の価値を自ら落としめ、利益率を落として仕事をした気になっているのか」
「こんの、野郎……!」
「はいはい、ふたりともそこまでよ!」
アルバートがふたりの間に割って入る。
「確かに壊れやすい商品を下に積んだのはまずかったわね。そこは私のせいよ、ごめんなさい?」
にっこりほほ笑むアルバートに、クローディオもジャックも互いの敵意をひとまずは収める。
その隙にそうっと台車を押して行こうとするリオン。
だがそこはジャックが見逃さなかった。
「どこへ行こうってんだ……?」
リオンのスーツの襟首は、ジャックにしっかり掴まれていた。
「くっそ、地元だったらとっくにブチのめしてたぜ……!」
思わず毒づくリオン。
そのとき、電話が鳴り響いたのだ。
●
電話器のランプの点滅は、外線を示していた。
なぜ会議室に外線が繋がるのか?
答えはすぐに予測できた。
定時を十分過ぎ、全館で他部署の電話を取れるようになっているにもかかわらず、代表を留守番電話にするのを忘れている馬鹿がいるのだ。
さてここで、外線電話を取った場合にどうなるか。
一番恐ろしいのは、他部署へのクレームだった場合だ。
話は部外者には分からないことが多いうえに、相手は怒り狂っている。
金曜日の夜とあって、外へ出たまま直帰する者もいるだろう。
その場合は携帯も切ってしまっていて、連絡がつかない。
電話を取った社員はあらゆる手を尽くして担当を探しだし、連絡がつくまで退社もままならない。
……最悪の展開だ。
だがその逡巡は、実際の時間にして二秒足らず。
――電話はツーコール以内に取るべし。
よく訓練された会社員は、気がつけば電話に手を伸ばしていた。
「ありがとうございます! 皆様の食卓を彩るおてつだい、株式会社ファナティックブラック、広報部のグリーヴと申します!」
アルバートは反射的に、爽やかかつどこまでも明るい声で応答していた。
――終わったわ。サヨナラ、私の金曜の夜――!
心の中にはそんな悲しみが広がりつつあったのだが。
他の者もさすがにここでアルバートを見捨てるには忍びなく、所在なげにスーツの背中を見つめている。
「ええ……はい……少々お待ち下さい」
アルバートが振り向いた。心なしか、哀しむような、憐れむような色が表情に浮かんでいる。
「青山さん。貴女宛て」
「えっ……」
りりかは足元をふらつかせながらアルバートの傍らにやってきて、震える手で受話器を受け取った。
「は、はい、お電話代わりました……」
再び、固い沈黙が会議室を満たして行った。
「ええっ、そんな……!」
りりかは自分でも気付かない間に、うめき声をあげていた。
「CMの局考査、今になってNG? ……納品明日〆じゃなかったです? えっ、無理……えっ……」
つい今しがた、役員クラスまでOKを出したCMの内容がひっかかったという。
確かに、完成品はまだ受け取っていなかった。
だが向こうの担当者がこれで間違いないと太鼓判を押したのだ。
だからこそ、今週中に皆に見てもらって……
りりかは目の前が暗くなった。
再び今回のメンバーを収集して、社内監修をする時間はあるのか。
もしチェック事項が意外なポイントになったら、いつCMを流せるか、予定が変わってしまう。
ジャック達営業にもまた負担をかけてしまう……!
電話を切ったりりかの目には、涙がにじんでいた。
「どうしたの?」
アルバートが心配そうに声をかけてくれる。
はっと我に返る、りりか。そうだ、こんなことをしている場合ではなかった。
「すみません、詳細が私あてにメールで届くはずですので……!」
りりかは慌てて辺りを片付け、自分の席に戻って行った。
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結局、りりかの慌てぶりを放っておけず、そのまま全員がぞろぞろとりりかの部署についていく。
社内は見事に人の気配が消えていた。
「私は自分の席を片付けるついでに、総務に立ち寄り留守番電話に切り替えて来ようと思う」
クローディオが冷静に、重々しくそう言った。
「あっ、そうだ! 急げよ!!」
ジャックが慌てて振り向く。
個別の番号を知っている取引先も多いだろうが、ほとんどはブロックできるはずだ。
「自らが見落としていたことではないか……」
クローディオは呆れたようにそう言ったが、スタスタと総務へ向かう。
りりかはメールを確認し、チェック項目を確認した。
「そんな……商品現品が間違ってたなんて……」
誰も気付かなかったのが不思議だった。
提出していた「らくうまおそうざい」の現品に、実際に販売するバージョンではない、既存品のものが混じっていたのだ。
「えーっ、営業関係ないじゃん! 誰なんだよ、そんな間抜けやったの」
リオンが思わず声を上げると、りりかが泣きそうな顔になる。
「泣くな!」
ジャックの鋭い声に、りりかがびくっと肩を震わせた。
「しんどい時こそ笑え!」
そう言ってから、ジャックは笑う。
「犯人捜しなんて後回しでいいだろ? やれることをやろうぜ」
パチパチパチ。
アルバートが拍手していた。
「いいこと言うじゃない。そうね、りりか嬢は何が必要か教えてもらえるかしら?」
「あっ……ひとまずは正しい製品の現物と、その調理写真があれば……」
「クローディオの奴、内線何番だ! あいつなら現品をまだ持ってるはずだぜ!」
ジャックが手元の電話を引き寄せる。
「エーと、それぐらいならバイク便で運べるんじゃァない?」
リオンはスマホを操作し、心当たりを探す。
総務は価格が高いといっていい顔をしないが、いざというときは頼になる存在だ。
ややあって、クローディオが現物の入った段ボール箱を抱えて現れた。
「先刻、危うくおまえ達が潰しかけた箱だ。今後は商品を大事に扱うように心得るのだぞ」
「わーった、わーった!!」
ジャックが箱をひったくるようにして受け取り、りりかを呼ぶ。
「これでいいか?」
「はい……はい!! 後は、調理写真が……」
「差し替えで構わぬのだろう?」
クローディオが、りりかのパソコンを指さす。すでにデータを送っていたようだ。
「バイク便、三十分ほどで到着するってさ」
リオンがそう言うと、一斉に皆が時計を見上げる。
りりかは大きく息をついた。
「間に合わせます!」
そう言うと部屋に備え付けられた小さな冷蔵庫から、スポーツドリンクのペットボトルとエナジードリンクの缶を取り出した。
りりかはマグカップに両方を注ぎ入れると、一気にあおる。
一同はその豪快な飲みっぷりに、思わず無言で見守った。
「あ、すみません。最近の主食なんです」
えへっと笑ったりりかだが、色々と心配になる食生活だ。
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どうにかこうにか資料を作り直し、荷物を詰めたところにバイク便が到着。
「よろしくお願いします!!」
バイク便のお兄さんは、颯爽とエンジンを噴かせて走り去った。
――無事に届きますように。
――もうトラブルがおきませんように。
思わず合掌で見送る一同。
「それ、なーんか縁起わるいんじゃね?」
新人のリオンは居心地悪そうに頭を掻いた。
なにはともあれ、事件は片付いた。
時計を見れば9時を回っている。
「あ~あ、なんだかお腹すいちゃったわね。ゴハン食べて帰りましょ!」
アルバートの提案に反対する声はなく、駅前の居酒屋に雪崩れ込む。
すでに第一陣は移動したのか、掘りごたつ式のお座敷席に案内される。
靴を脱いだ瞬間の解放感に浸りつつ、それぞれ好きな物をオーダーし、届いた飲み物で乾杯。
「「「おつかれさまでしたぁ~!!!」」」
グラスを合わせ、一気にあおる。
「ぷはぁ~! どうにか今週も終わりましたね!」
りりかはオレンジジュースを一気飲みして、とん、と空のグラスをテーブルに置く。
「あっこら! なにてめぇ勝手にレモン絞ってんだよ!!」
ジャックがクローディオの手を掴んでいる。
「付けられているということは、基本的に使う物なのだろう?」
クローディオは当然とばかりにレモンを握る手に力を入れた。
「だから!! せっかくカラッと揚がってんだ、かけるかどうかぐらい確認し……うおおおおっ!?」
「ああ、すまない。手元が狂ったようだ」
澄ました顔のまま、クローディオはおてふきでレモンの汁を拭う。
ジャックは目を両手で覆いながら、転がって悶絶していた。
「大丈夫ですか、ジャックさん?」
りりかが心配そうにのぞき込み、袋から出したばかりのおてふきを差し出す。
「……だっ……!!」
ジャックはおてふきを受け取り顔を拭く。赤面した顔を隠すためもあった。
さっきまでは仕事に気を取られて忘れていたが、実はジャックは家族以外の女性と面と向かって会話するのがとても苦手だ。
後輩のリオンは(失礼な話だが)既に女性枠ではなくなったが、普段あまり接することのないりりかには、どうも気が引ける。
そのリオンはといえば、ジャックの弱点に気付きつつも、必要以上には突っ込んでこない。案外いい後輩である。とはいえ、放っておいてくれるわけではなく。
「ジャックパイセーン、レモンぐらいでちっせぇなあ。だから顔は悪くないってのにジョシにモテねぇんじゃん」
からからと笑いながら、唐揚げを口に放り込み、ビールをあおる。
「るっせえ!! 俺は……俺はなぁ!! 忙しいんだよ!!」
なにが、を伏せつつ、ジャックは吠える。
そう、休みの日だって忙しいのだ。ハードな日々を送る企業戦士にとって、つかの間の癒しで心身を整えるのも大事なこと。現実の辛さを忘れさせてくれる美少女の優しさに包まれて……。
まあ早い話が、ジャックの趣味はギャルゲーだった。
そんなことがリオンにばれたら、大問題である。
「でもねぇ、ちゃんとお休みの日は身体を休めなくちゃダメよ?」
アルバートがハイボールのお代わりを注文し、真面目な顔で一同を見渡す。
「若いときの苦労は、年とってひびく。有名な言葉よ?」
そう言うアルバートも、終業後の残業はまだしも、就業前の早出は日常化している。
『皆様の食卓を彩るおてつだい、株式会社ファナティックブラックは、ライフワークバランスに力を入れています!』
……などと表向きに言ってはいても、広報のアルバート自身がライフワークバランスがガッタガタである。
休みの日には家に引きこもり、好きな本を読んだり映画を観たり、現実を極力シャットアウトしてひとり静かにすごすほど。
「もうね、これぞ社畜よ社畜! お給料という縄が首に巻きついてて離れられないのよ!」
アルバートは自分の首をきゅーっと締め上げる真似をしてみせた。
「社畜……」
死んだような目でりりかが反芻した。
会社に飼われ、こき使われる家畜にも似た存在。
毎日の残業、月に何度かの休日出勤で、そういえば美容院に行く暇もない日々である。
今は何とかなっているけれど、あと何年頑張れるかわからない。
そう思うと悲しくなってきてしまう。
どんより沈みこんだりりかに、リオンがぐーっと身体をもたれさせかける。
「社畜でもいいじゃーん?」
社畜になるつもりなど全くなさそうなリオンだったが、ケラケラと笑いながらグラスを上げる。
「一生いなきゃいけないわけじゃないしぃ。いざとなったら見限って脱走すりゃいいじゃん?」
なるほど、一理ある。
そこにクローディオが付けくわえた。
「そもそもこの会社が永遠に続くとも限らぬだろう」
「「えっ」」
一同がぎょっとした顔でクローディオを見つめる。
「永遠に生きる人間が居ないのと同じことだ。何も不思議はないだろう?」
本人は涼しい顔で、ワイングラスに口をつけた。
どことなく冷たい空気がすうっと流れて行ったような気がする。
「ビール、もう一杯!!」
リオンが自棄のように叫んだ。
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それから終電近くまで、五人はその店で過ごした。
「クロちゃんパイセン~、アタシのお酌じゃ飲めねぇってか~?」
リオンはクローディオに勝手な相性をつけて、ワイングラスにビールを注ぎ入れる。
「おい。お前の後輩だろう。きちんと指導しておけ」
クローディオは酔った様子は見せないが、さすがに困惑して眉を寄せ、ジャックに顔を向けた。
「あァ? あいつを入社させやがった偉い人にでも言えってぇの」
ジャックは結局追加で注文した唐揚げを確保、皿を自分の前に置いて次々と頬張っている。
「チャンポン! チャンポンね!? 誰が飲むのかしらん? 大丈夫よ、倒れたら解放してあげるわ!」
アルバートは嬉しそうに、さらに自分のハイボールを注ぎこむ。
「…………」
りりかは自分がアルコールを飲めないことを、なにかに感謝したい気分だった。
それでも思う。
こうしてクダを巻き、互いの境遇を慰め合うのも偶には悪くない――と。
店を出ると、涼しい風が頬を撫でる。
アルバートが晴れ晴れとした顔で空を見上げる。大きな満月が中天に輝いていたのだ。
「綺麗ねえ。ふふっ、真上のお月さまが見られるのは、残業で唯一のいいことかしらん?」
「家で見てぇに決まってんだろ……うっぷ」
アルバートに支えられながら、ジャックが青い顔でふらふら歩く。
ともかく、金曜日が終われば土曜日。
ファナティックブラック社にも週末がやってくる。
たまった洗濯物や、片付いてないゴミがあったとしても、誰に遠慮することもない自分の家で過ごせる週末が。
ゆっくり眠り、好きなことをして過ごし、企業戦士達はまたやってくる月曜に備えるのだ。
そう、緊急の呼びだし電話がかかって来ない限り――!
どうか明日のお月さまは、家でゆっくり見られますように。
切なる願いを胸に、一同は駅へと向かっていった。
━ORDERMADECOM・EVENT・DATA━━━━━━━━━━━━━━━━━…・・
登┃場┃人┃物┃一┃覧┃
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【ka1305 / ジャック・J・グリーヴ / 男性 / 21 / 死ぬ気で笑う営業】
【ka0030 / クローディオ・シャール / 男性 / 27 / 孤高の製造】
【ka1310 / アルバート・P・グリーヴ / 男性 / 25 / 闇を抱きし広報】
【ka1757 / リオン / 女性 / 20 / 新人ヤンキー営業】
【ka4415 / 青山 りりか / 女性 / 17 / 涙で前が見えない宣伝】
ラ┃イ┃タ┃ー┃通┃信┃
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お待たせいたしました、IF世界の企業戦士達の物語をお届けいたします。
お任せとのことで、かなり好きにアレンジさせていただきました。
それにしても、自分の社畜経験がこんな所で役に立つとは思いもよらず。
なんだか書いていて辛くなる場面も途中にありましたが、お楽しみ(?)頂けましたら幸いです。
この度のご依頼、誠に有難うございました!