※本商品は「ファナティックブラッド」の本編とは異なるアナザーノベルであり、「ファナティックブラッド」ならびに他ゲームコンテンツでプレイングやキャラクター設定の参照元にすることはできませんのでご注意ください。
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ビキニアーマー列伝
ビキニアーマー……それは彼女にとって何かと尋ねれば、サクラ・エルフリード(ka2598)は「魂である」と答えるだろう。
普段はプレートアーマースタイルのサクラであるが、その下には必ずビキニアーマーを装着している。
そのくらい、彼女は『ビキニアーマー』を愛しているのだ。
今年の春ごろだろうか。冒険都市リゼリオの街にてビキニアーマー(と言うよりコスチューム全般)を布教する催し物が開催されたのだが。
それ以降ハンターズソサエティのオフィスでビキニアーマー装備の女性ハンターをよく見かけるようになった気がする……たぶん……きっと……恐らく。
また、とある武具店で耳にした話だが……『ビキニアーマー』が『婚活用』に売れているらしいのだ。
もちろん女性ハンター向けに。結婚適齢期を迎えた(あるいはギリギリの)女性ハンターが男性ハンターにアピールするために着るらしい。
確かにビキニアーマーは目立つ。豊満なお胸・きゅっとした腰の括れ・引き締まりつつもボリュームのあるお尻。
そんなグラマラスボディの女性が着れば尚更注目を浴びることだろう。……それは理解出来る。
だがしかし! 何故『ビキニアーマー』を実戦で使用しないのか! これには大いに異議を唱えたい!!
若い女性ハンターに訊けば「だって恥ずかしいし……」「必要以上に目立っちゃうし……」「ゴブリンとかオークとかに目を付けられたら嫌だし……」
などと言った答えが返って来るだろう。それも解る。
自分もビキニアーマー姿でゴブリンの巣穴などに入ることを考えると背筋がぞわぞわする。
オークを相手にするとしても絶対にいやらしい目で見てくることだろう……無論、その後叩き斬るのだが。
確かに上級歪虚との戦闘でビキニアーマー一枚では防御力に不安が残るし、実際そんなことをすれば攻撃一発の被弾で大ダメージ、あるいは重体不可避だろう。それはサクラも重々承知している。
ゆえに日々難度の高い依頼をこなしているサクラは基本プレートアーマー装備だ。しかし、先にも述べたがその下にはビキニアーマーを着用している!!(SE:ババーン)
単体では防御力の低いビキニアーマーでも、鎧の下に着用すれば、優秀なインナーになるとサクラは常々思っている。
実戦にて激しい戦闘により鎧が破損し、防御効果が得られなくなったとしても、鎧をパージしてビキニアーマー姿になればそこそこの防御力になるのではないか? とも。
それに実際『アーマー』と名は付いているものの、実際の露出度は水着に近く、かなり動き易い。戦線から離脱する際にも役に立つと思われる。
故にサクラは声を大にして言いたかった。「全ての女性ハンターはビキニアーマーを着るべき!」だと。胸の大きさやスタイル問わず、である!
…………そうして今日も白銀の聖騎士・サクラ・エルフリードは依頼の合間にビキニアーマーの布教活動を行うのだった。
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登┃場┃人┃物┃一┃覧┃
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【ka2598@WT10/サクラ・エルフリード/女/15/聖導士】
ラ┃イ┃タ┃ー┃通┃信┃
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大変遅くなりまして申し訳ありません。
今回サクラさんには『ビキニアーマー愛』を語らせてみました。
サクラさん=ビキニアーマーという印象が強いものでして。
それでは、ご発注ありがとうございました。