※本商品は「ファナティックブラッド」の本編とは異なるアナザーノベルであり、「ファナティックブラッド」ならびに他ゲームコンテンツでプレイングやキャラクター設定の参照元にすることはできませんのでご注意ください。
狂った館の狂った日常<異常>――陽物、活字、睡眠、欠損、眼球

 昼頃から降り始めた雨は、夕方になるにつれて土砂降りになっていった。
 これは困ったことになった。旅人は正面から襲い掛かってくる暴風雨に顔を顰める。町へ引き返すにしても時間がかかりそうだ。どこかに雨宿りできる場所でもあればいいのだが。
 そう思って歩き続けて――彼は見つけたのだ。枯れ果てた葡萄畑の真ん中に建つ、一つの大きな洋館を。

 葡萄の館。

 その屋敷の噂を知ってか知らずか、迷い込んだ客人はドアを叩いた
 叩いてしまったのだ――。







 ざぁざぁと雨はひっきりなしに降り続く。


 ぜぇ、はぁ。そこに重なるのは私の荒い息だ。
 随分な目に遭った。館の主人に親切に迎えられたまでは良かった。問題はそこからだったのだ。なんとも個性的な住人達の、なんとも個性的な日常風景。それに巻き込まれた私は――危うく、『眼球愛好(オキュロフィリア)』の者から眼球を抉り取られそうになった。辛うじて脱した私はそのまま、広い館を当て所なく彷徨っていた。

 と、その時。

「あら、お客さん」
 聞こえたのはあどけない声。
 廊下に立ってこちらを見ていたのは、人形のように着飾った、人形のように可愛らしい――少女だった。
「すごい雨だものね、大変だったでしょう? 一緒に暖かい飲み物いかが?」
 向けられる無邪気な微笑みに、私の緊張が途端に解れる。
「ああ、是非とも。……ちょっと色々あって、疲れてしまってね」
 苦笑を浮かべる私に「まぁ」と、少女は目を丸くする。
「それは大変! じゃあ、あっちでゆっくり休みましょう」
 腕を引き始める少女。私はその案内に従いながら、
「ありがとう。お嬢さん、お名前は?」
「ノイシュ・シャノーディン。ノイシュって呼んで!」
 少女――ノイシュさんはにこりと眩しい笑みを浮かべた。







 ざぁざぁと雨はひっきりなしに降り続く。


 案内されたのは談話室。私はノイシュさんとソファーに座って、ハチミツを垂らしたホットミルクを飲んでいる。温かくて甘いミルクに、私はようやっと安堵の息を吐いた。
「旅人さんはどこからきたの?」
 両手でカップを持ったノイシュさんが小首を傾げる。
「西の方からだよ」
「どうして旅をしているの?」
「死ぬまでに世界の色んなところを見ておきたくなってねぇ」
「素敵ね!」
 ノイシュさんは目をキラキラさせて笑っていた。やけに私の目をじっと、熱心に覗き込んでいるのが少し気になったけれど……好奇心が強いだけだろうか。そういう癖なのだろうか。
 けれど兎角、彼女の親切さと可愛らしさに私はリラックスしきっていた。
 そうしてノイシュさんと他愛もないやりとりをしていると、談話室のドアが開く。室内に入ってきたのは、アンニュイな雰囲気漂う色っぽい女性だった。
「あ、凪枯ちゃん」――ノイシュさんが彼女の名を呼ぶ。凪枯と呼ばれたその女性は、はたと私を見て一言。
「おや? 見ない顔だねぇ……奇特な奴ってのはアンタかい?」
「奇特……かどうかは分かりませんが、本日ここに泊めて頂くことになりました旅の者です」
「ふぅん。ここにお客とは、珍しいねぇ。雨の中ご苦労さん」
 お邪魔するよ。凪枯さんはそう言って、手近な椅子に腰を下ろした。そして煙管道具を取り出すと、「ちょいと失礼」と断りを入れた後に煙を吹かせる。ふぅ、とふくよかな唇が吐き出す紫煙――それは雨に湿った空気に揺蕩い、間もなくして消えていった。
 次いで彼女が取り出したのは、辞書か何かと疑いたくなるような分厚い本だ。
「わ、凪枯ちゃんそれ何の本? ぶあつーい!」
 ノイシュさんが目を真ん丸に、彼女――凪枯さんへ問うた。「これかい?」凪枯さんは開きかけた本の表紙をノイシュさんに見せ。
「辞書だよ。ちょっと、翻訳が行き詰ったから息抜きにでも」
 辞書かと思ったら辞書だった。「翻訳?」と思わず聞き返した私に、凪枯さんは「ああ」と頷き。
「本が好きでねぇ、本を読むために翻訳を。……まぁ、趣味の範囲だから専門家ほど上手くはいかないけれど」
「それはすごい!」
「どうも、ありがとうさん」
 礼を言う凪枯さんの微笑みを見。私は少しこの館について勘違いしていたんじゃないかと思い始めた。てっきり、殺し合いが好きだったり露出狂だったり、そんな変わり者ばかりなのかと思ったら……ノイシュさんや凪枯さんのように、ちゃんと話が通じる人もいるんじゃないか。

 そう思った矢先であった。

 どごん。聞こえたのは遠くの方で響いた爆音、それに追随する僅かな揺れ。
「ひぃ!?」
 私は先程、館の住人の殺し合いに遭遇したことを思い出しては思わず立ち上がるほど飛び上がってしまう。
「まぁまぁ」と、そんな私にニコヤカに話しかけたのは凪枯さんだ。
「アレはじゃれあってるだけだからお座りよ」
「は、はい……」
 あれは日常風景なのだろうか。凪枯さんのスルーっぷりを見て私はそう思った。
 私はそっとソファーに腰を下ろし直す――その視界の隅、ムクリと起き上がる人影が。
「うるさ……」
 それは目の下にベットリとクマをはりつけた男。顔色も悪いし、やつれている。どう見ても寝不足といった様子だった。ソファーのクッションに埋もれて寝そべっていたらしい。
「また死に狂い共がやりあってるのか……」
 そんなに死にたいなら死ねばいいのに。さらっと毒を吐きつつ、憚ることなく大きな欠伸を一つ。
「ルースちゃんおはよー」
「寝てない」
 ノイシュさんの笑顔に即答する男は眠たげな目を擦り――私と目があった。
「あれ? 誰?」
「お客様だよ、ルース。旅のお方だ」
「ふぅん……いいのかシグレ、こんなの入れて」
 眠気に塗れた、面倒そうな呟きだった。
「主さんのご意向だよ」
「へー」
 ルースさんと呼ばれた男は、どうやらこちらに関心がないようだ。というより、あまり歓迎していないようにも見える。そのままソファーに深く腰掛け、うつらうつらし始める始末。
「自分の部屋で寝りゃいいのにねぇ」と呟いた凪枯さんが、私に視線を向けた。
「そうだ。折角だし、旅の話でも聞かせておくれよ」
「ええ、勿論です。といっても、ささやかなものですけれどね……」

 雨音が響く部屋で、私は旅の思い出を語り始める。
 そして――『彼』が現れたのは、話し終えた直後であった。

「ちんk お客さんが来てるってぇのはここかァアア~~~ッ!!?」

 ドアを荒々しく蹴り開けてやって来たのは、拘束服に身を固めた異様な男。見渡すその目は獲物を探すケダモノのそれだ。そして私は、その眼光に覚えがあった。――『スイッチ』の入った館の住人のそれ。
 舟を漕いでいたルースさんが露骨に嫌そうな顔をした。
「ディックお前今なんつった……」
「おちんt」
「言い直すな変態、死ね。黙ってろ」
「死にましぇーーーん黙りましぇーーーん」
 手枷をがちゃがちゃ、拘束服の男――ディックさんが私へと向く。ハァハァと荒い息。開いた瞳孔。ボディスーツの下に隠された滾るものを隠しきれていない。変態だ。この人は変態だ。
「大丈夫だよぉ」
 と、ノイシュさん。
「ディックちゃんは可愛いところがあって……ちょっと、アレが好きなだけだよ!」
「アレって何ですか!?」
「ナニだろうねぇ」
「ナニなんですか!?」
「大丈夫、怪我させたりとか殺したりとか、そんなことはないよ。僕もちょっとつまみ食いさせてあげてるし」
「え ……え!!?」
「ああ、そいつ『ついて』るんだぜぇ!?」
 割り込んできたディックさんの言葉に、私はノイシュさんを二度見した。ノイシュさんはニコニコしていた。
 その間にディックさんが私の肩に手を置く。耳元でハァハァやばい声が聞こえた。
「タダで泊めてもらえるわけねーじゃん? くひっ、ひひっ アレだよアレ、アレ見せろぉぉおお!」
「う、うわあああああああ!!」
 私は思わず凪枯さんが座る椅子の背後に逃げ込んだ。
「おうボインのねーちゃん、そいつ寄越せよぉ」
 ギンギンのディックさんがにじり寄ってくる。やばい。だがここで、凪枯さんがディックさんに何かをシュッと投擲した。彼の眉間に刺さったそれは――紙手裏剣。
「奴はファルフォフィリア。どういう意味かは……まぁ、自分で調べな」
 眉間からピューと血を噴いて倒れたディックさんには目もくれず、凪枯さんが振り返った。「それから」と彼女は言葉を続ける。
「話のお礼に教えてあげようか。――歪虚より恐ろしいかも知れない生き物は案外近くにいるもんさ。目的は多種多様。崖と、川の渡し舟は用意してるみたいだよ?」
 にんまりと。
 彼女の言った言葉を、私は良く理解できなかった。そのまま彼女は本を開き、読書の世界に没頭してしまったのである。
「ははは。なんかバタバタ聞こえたと思ったら、やっぱディックか」
 そこへ現れたのは新たなる館の住人だった。精悍な顔付きをした男性。けれど左腕、肘の辺りで纏められた袖が、彼が隻腕であることを示していた。
「お客さんだろ? どうも、小坂井 暁です」
 にこやかに友好的に、彼――小坂井さんが一本だけの腕を差し出してくる。握手だ。私は半ば呆然としたまま「どうも」とその手を握り返す。
「俺もここの住人だが、あんまりここに滞在してる時間は長くなくてな……まぁ、『新参』同士、仲良くしようぜ」
 ああ、と私は思った。この人は『常識人枠』だ。尤も、何かあるかもしれないけれど。一先ずは安堵していい相手のようだ。
 そんな私の思いを察したのか、小坂井さんは呵呵と笑う。
「ここの奴らって結構変わった奴が多いよな。ビックリしただろ? だが根っこから悪い奴はいねぇよ。いずれ慣れるさ、俺は慣れた」
「す、すごいですね……」
 私は呆気に取られるばかりだった。
「あ、そうだ」と。ノイシュさんが立ち上がったのはそんな時。
「あのね、旅人さんにいいもの見せてあげる♪」
 私の目を相変わらずじっと見たまま。「いいもの?」私が聞き返すと、彼女は内緒だと言わんばかりに含み笑う。
「お! だったら俺も、とっておきのいいもの見せてやろうかな」
 小坂井さんも乗ってきた。という訳で、私達は一度談話室を後にする。







 ざぁざぁと雨はひっきりなしに降り続く。


 案内されたのはノイシュさんの部屋だった。
 少女趣味を詰め込んだ、そこはさながら――等身大のドールハウス。
 けれど異様な、そして異常なものがそこにはあった。

「素敵でしょ!」

 ズラリ。可愛いぬいぐるみに混じって、並べられていたのは……薬液に漬けられた瓶詰めの眼球。
「眼に宿る感情や輝きは、嘘をつかないの。眼は心の鏡なのよ。それってとっても、ロマンティックじゃない?」
 長い髪を翻して振り返るノイシュさんは、やはり、私の目玉を、じっと見ている。
「この緑色お気に入りなの! どう? 綺麗でしょう……エメラルドみたいで、とっても綺麗」
 差し出された瓶一つ。そこに入った球体二つ。白と、真ん中に、緑色。それが私を、見詰めている。
「っ……!」
 体温が下がるかのような感覚。
 ふと上げた顔、瓶を愛おしげに撫でているノイシュさんが私の目を覗き込んでいる。
「貴方の眼も、とっても素敵ね」
 無邪気な微笑みの、恐怖。無邪気ゆえの、残酷。
 私は目を剥き後ずさる。
 その背が、部屋を見渡していた小坂井さんとぶつかった。
「おい、貧血か?」
「あ、いえ……」
「そうか、まぁ無理するなよ」
 彼はこの光景をおかしいと感じていないのだろうか。「女の子らしい部屋だな、流石ノイシュちゃん」とぬいぐるみを平和に指先でつついている。
「あ、一応言っておくけど、私男の子だよ」
「   え?」
 小坂井さん、どうも知らなかったらしい。目が点になっている。ノイシュさんがクスクス笑っている。
「ねぇ、次は暁ちゃんのとっておきを見せて?」
「あ――ああ、そうだな」
 ようやっと我に返った小坂井さんが「こっちだ」と歩き始める。私は不気味な部屋からすぐに視線を逸らし、そして不気味な予感に心臓を早打たせながら――ついていく他になかった。「この人はマトモでありますように」と祈りながら。眼球愛好の少女少年に目玉をじっと見詰められながら。







 ざぁざぁと雨はひっきりなしに降り続く。


「部屋っつーかほぼ倉庫だけどな」
 そんな部屋の主の言葉通り、その部屋は正に倉庫であった。
 部屋の隅にベッドがぽつんとあるだけで、他は――女性型マネキンで埋め尽くされている。しかも異様なのが、そのマネキンが必ず四肢のどれかを欠損しているということだ。

「……綺麗だろ?」

 恍惚とそれらを眺めながら、彼は呟いた。
「特にさ、これ――とっておきなんだ、見てくれよ」
 示すのは、壁中に天井中に隙間なく貼り付けられた大量の絵画。どれも同じモチーフだ。両腕のない、女神の像の絵。
「向こうの世界の、ミロのヴィーナスっつーんだ。なぁ、完成された美だよな。すっげぇ綺麗だよ」
 瞬きもしないうっとりとした凝視。吊り上げられた口角。
 ぞっとする。
 やはり、この人も。
「俺は思うんだよ。人間、腕と脚、それぞれ二本ずつなんて『多すぎる』んじゃないかって。何事もさぁ、ほら、完璧すぎると逆に良くないだろ? 欠けてる方が絶対に美しい。世界はそういう風にできているんだ。俺は、そう、思うんだよ」
 ……狂っている。

「おかしいって今思っただろ」

 言い当てられて。私の喉をヒュッと空気が通った。
「あ、いや、」
「あっはっは。でも、怖がらないでくれよ? 別に、お前の手足を切ってやろうとか思ってねぇよ。俺の趣味はあくまでも、」
 こんこん、笑う彼は自らのコメカミをつつき、
「想像、つまり頭の中だけだから」
「そ、そ、そうなんですか」
「どうした? 顔色が悪いぞ。雨に打たれて風邪ひいたんじゃないか?」
「いえ、あの」
「重症化したら大変だ。風邪は引き始めになんとかしないとな。おぶってやろうか?」
「おっ、お気遣いなく! 大丈夫です!」
 私は走り出していた。

 狂っている。理解できない。異常だ。

 今すぐこの屋敷から出よう。この際、荷物などいい。これ以上ここにいると頭がおかしくなりそうだ。
 だが。
 閉ざされた出口。その前に立つ、拘束服の狂人。

「うぇーる・かーむ・とぅー……あわー・はぁぁああうす!」

 ようこそ、我等が葡萄の館へ。
 背を仰け反らせて笑うディックさん。
 気が付けばもう手遅れだったのだ。私は悲鳴を漏らして後ずさる。
 垂らした舌から涎と熱い吐息を滴らせる彼が駆けて来る。
 私は逃げる。だが――逃げ切れない。追いつかれる。追い詰められる。引きずり倒される。のしかかられる。

 もう駄目だ――

「おいおい、お客さん泣かせちゃ駄目だろ」
 が。その時。ディックさんをひょいと持ち上げ引き剥がした者。小坂井さんだった。追いかけてきてくれたのだろうか、さっきは恐ろしいと思って申し訳なかった。
「おい! ナニすんだよ暁の兄さん、イイトコだったのに!」
「お客さんは風邪ひいてるんだぞ。悪化したらどうするんだ」
 風邪じゃないけどこの際なんでもいい、「そうなんです、うつしたら悪いですよ」と私は露骨に咳き込んでみせる。
 ディックさんと小坂井さんの間でなんやかんや言い合いが始まった。「下ろせ」「下ろしたらお客さんに意地悪するだろお前」「意地悪じゃねーよイイコトだよ」「なんにしても駄目だ」「なんだとてめーじゃぁあんたのナニ触らせろ」「それは絶対に断る」――当分終わりそうもない言い合いのその間に、私はそそくさと手近な部屋へと駆け込むことにした。







 ざぁざぁと雨はひっきりなしに降り続く。


「またお前か……」
 逃げ込んだ先の談話室、迎えたのはソファーに寝そべったルースさんの溜息。凪枯さんは黙々と読書していて話しかけられる雰囲気ではない。
「ディックの阿呆がお前を追いかけてたが……」
「死ぬかと思いました」
「あー」
 ルースさんが緩やかに身を起こした。
「水でも飲むか」
 どうも私を歓迎していないと思っていたのだが、意外な言葉だった。
「まぁ座れよ」
 近場のソファーをぽんぽんと手で示され、私は息を整えつそこに座った。差し出されるのは冷たい水。「ありがとうございます」と私はそれを一息に飲んだ。

 ……間もなくして、私に訪れたのは抗いがたい眠気。

「眠い?」
 なぜだろう。なぜルースさんはこんなにもワクワクとイキイキとして私の顔を覗きこんでいるんだろうか。
 はぁ。はぁ。ふぅ。ふぅ。その吐息に、眼光に……ああ、しまった、彼もまた、狂っている人間だったのか。
「眠いんだ? へへ、へへへへへ……そうなんだぁ……」
 閉じゆく視界で最後に見たのは、歪なまでに笑った男の顔。

 睡眠性愛(ソムノフィリア)、他者の眠る顔に興奮を覚える男に、睡眠薬を盛られたことなど――私は気付いていなかったのである。



『了』



━OMC・EVENT・DATA━

>登場人物
ディック・シュヴァンツ(ka3904)
時雨 凪枯(ka3786)
ルース(ka3999)
小坂井 暁(ka4069)
ノイシュ・シャノーディン(ka4419)
  • 2
  • 1
  • 0
  • 0

発注者:キャラクター情報
アイコンイメージ
ディック・シュヴァンツ(ka3904)
副発注者(最大10名)
時雨 凪枯(ka3786)
ルース(ka3999)
小坂井 暁(ka4069)
ノイシュ・シャノーディン(ka4419)
クリエイター:ガンマ
商品:水の月ノベル

納品日:2015/07/06 15:07