※本商品は「ファナティックブラッド」の本編とは異なるアナザーノベルであり、「ファナティックブラッド」ならびに他ゲームコンテンツでプレイングやキャラクター設定の参照元にすることはできませんのでご注意ください。
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おまけ／小太さん＠不思議のダンジョン
「ええとぉ……今回のハンター仕事はとある薬草の採取ですねぇ」
弓月・小太(ka4679)さんが依頼主のところに行くと、どうやら薬草はダンジョン内最下層で採取できるそうです。
が、そのダンジョンは入るたび地形が変わり、敵がうようよ。ついでに一度入ると薬草ゲットでしか帰還できないようです。倒されると装備所持品ロストで強制送還のようで。
「装備も、って……裸で強制帰還ですかぁ？ ……が、頑張りすよぅ」
愛用の褌一丁でそれは、と赤くなりつつ出発です。
「こ、これでどうですかあっ！」
入って最初の部屋でコウモリに襲われましたが、素手で倒しました。
「武器や防具も持ち込めないなんて……あ、宝箱ですよぉ」
部屋を見回しアイテムゲット。中にはナイフが入っていました。
瞬間、でろりろり～ん、と嫌な音楽。
「も、もしかして呪われてしまいましたぁ？」
はい。
それは「ナイフ－１０」です。呪いを解かないと装備解除できません。
「鑑定の巻物で調べるのが定石でしたぁ」
涙目の小太さん。後の祭りですね。
とはいえさすが現役ハンター。ずんずん下層に進みます。
「普通の弓と矢が序盤に出てくれましたからぁ」
ぴしぴし敵をやっつけます。
「でも……鑑定の巻物だけが出てこないのですよぉ」
パンをかじりながら嘆きます。
未鑑定の巻物や杖はたくさん出ましたが、嫌がらせのように鑑定の巻物が出ないのです。
「と、とにかく矢が尽きるまでに何とかなってほしいのですよぉ」
気を取り直してスライムに矢を放つのです。
で、そんなときに限って順調に最下層までたどり着いたり。
「侵入者だねっ。この薬草はボクが守るよっ！」
「あの……フラさん、こんなところで何をしてるんですかぁ？」
何と、フラ・キャンディ(kz0121)さんがラスボスです。どうも呪いを受けているようですね。
「問答無用！ やああっ！」
「も、もう矢は尽きましたし、フラさんにナイフを使うわけには……」
小太さん、向かってくるフラさんに一か八かで未鑑定の巻物を使いました！
どぉん、と一撃必殺の爆発。
「な、何？ いやぁん！」
もつれたフラさんに巻き込まれた小太さん。気付いた時には……。
「はわっ、フラさん？！」
「ああんっ。やられて強制送還～？」
ダンジョンの外で下着姿のフラさんに押し倒されていました。
ふと自分の手を見ると、夢中でつかんだ薬草がありましたとさ。
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登┃場┃人┃物┃一┃覧┃
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ka4679／弓月・小太／男／１０／猟撃士
kz0121／フラ・キャンディ／女／１１／疾影士
ラ┃イ┃タ┃ー┃通┃信┃
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弓月・小太 様
いつもお世話様になっております。
もしも小太さんが不思議のダンジョンに入ったら、なお話です。
褌姿でいやん、と体を隠す小太さんのオチでもよかったのですが、本編にフラちゃんが登場してるのでこちらでもまさかの登場ということで。
え？
結局お約束のオチ？
うんまあ、期待も予想も裏切らないということで。
もちろん、ローグタイプＲＰＧのあるあるネタも楽しんでください。
ご発注、ありがとうございました。
