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フューネラルナイト:クローディオ・シャール (ka0030) 2016/03/04 15:39:19
(義手の調子を確かめるように左手を握っては開き)……悪くない。これでようやく以前と同様に動くことが出来るな。








フューネラルナイト:クローディオ・シャール (ka0030) 2015/11/24 18:50:20
案ずることはない。万全の状態とは言いづらいが、傷は既に癒えている。……自らの意思で切り落とした。そうせざるを得ない状況を作り出したのも私自身だ。



フューネラルナイト:クローディオ・シャール (ka0030) 2015/08/11 05:16:06
…また、多くの人命を犠牲にした。未然に防ぐことも可能だったはずだ。……無益な犠牲を払った上で「守ることができた」と本当に言えるのか…?(手の中にある報告書がくしゃりと音を立てて歪む。後悔と自責の念を湛えた瞳を覆い隠すかのようにそっと目蓋を閉じた)

フューネラルナイト:クローディオ・シャール (ka0030) 2015/07/30 05:54:45
(先日購入したばかりの自転車を押しながら、ゆっくりと帰途に就く。車体を彩るシルバーが朝日を反射してキラキラと光り輝いている)

フューネラルナイト:クローディオ・シャール (ka0030) 2015/07/30 05:57:46
(リアルブルーならば何処でも目にするような、ありふれたシンプルなデザインだ。飾り気のないシルバーの塗装。そして金属で編み上げられたカゴ。俗に言う『ママチャリ』というものであった)

フューネラルナイト:クローディオ・シャール (ka0030) 2015/07/30 06:00:41
(クリムゾンウェストで生まれ育った彼にとっては、非常に新鮮で興味深いものだったのだろう。彼の内なる好奇心を刺激するには充分すぎる代物だった)

フューネラルナイト:クローディオ・シャール (ka0030) 2015/07/30 06:03:21
(ふと足を止め、小さく息を吐く。未だ乗りこなすことの出来ない相棒をちらと見やり、そして前を向いて再び歩き出す。これまでの人生で二輪車というものに一切触れる機会がなかった彼に、買ったばかりの自転車を乗りこなすことなど到底出来なかった)

フューネラルナイト:クローディオ・シャール (ka0030) 2015/07/30 06:06:25
(乗馬の心得こそあれど、馬と自転車ではまったくもって勝手が異なる。無機質な車体をコントロールするための技能とバランス感覚が、今の彼には欠如していた)

フューネラルナイト:クローディオ・シャール (ka0030) 2015/07/30 06:08:45
(クローディオ・シャール、26歳。彼が自転車を駆り風を切る日は、もう少しばかり先のこととなりそうだ)


フューネラルナイト:クローディオ・シャール (ka0030) 2015/07/28 20:45:48
(神妙な面持ちでギルドショップへ足を踏み入れてゆく。何かを決心したかのようなその表情からは、これまでのような迷いは一切感じられない)

フューネラルナイト:クローディオ・シャール (ka0030) 2015/07/28 20:47:26
(それから然程待たずして、彼は出口から姿を現した。あまり感情を表に出さない人物ではあるが、何処と無く満足そうな表情を浮かべている。入店時との大きな違いはただ一つ。ーー彼は自転車を押していた)


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