※本商品は「ファナティックブラッド」の本編とは異なるアナザーノベルであり、「ファナティックブラッド」ならびに他ゲームコンテンツでプレイングやキャラクター設定の参照元にすることはできませんのでご注意ください。
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●【結果報告】
作戦は成功に終わりました。捕縛には至りませんでしたが、標的の映像は5台の定点カメラで確りと捉えてあります。
羞恥に震える標的の姿は、必ずや地区長の胸のつかえを取り去るでしょう。
無論、これで終わりではありません。
不倶戴天の報い、標的の屈伏を以て達して見せましょう。
●後日
「えーっ！ あの組織、また捕まえられなかったんですか？！」
カウンターに詰め寄ると、係員は困ったように頭を下げた。
「用意が周到すぎるんだよ……もう逃げた後だったなんて」
水着店偵察の翌日、私はあの店であった事と背後関係をギルドに報告していた。
これで終わるかと思われた一連の事件だったけれど、相手はなかなかしぶといみたい。
「まさか……」
私はある仮定に思い至り、思わず怖気だった。
（偵察は、まるで初めからバレていたようだった。そうだとしたら、奴らが私にあんな水着を試着させた意味って？）
もしかして私、これから先も、もっと辱められ続けるの……？
「そ、そんなわけないよね……？」
私はあの水着を着たときの感覚を思い出し、鳥肌っぽくなった肩を抱いて、絡み付く予感を払うように頭を振った。
――次は、どんな出来事が私を待っているのだろう。
