■おにぎり草「まめし」とは？
1014年秋、自由都市同盟「農耕推進地域ジェオルジ」で開催された村長祭にてお披露目された携帯食糧である。
領主のセストが発見し、農業研究家で父のルーベンが研究を重ね、この度ジェオルジでの安定供給が可能となった。

蔓性植物の一種で、見た目は「大きな豆」。サヤは20～30センチ程度。実には薄皮があり、この一部がノリのように黒くなっている。
サヤには大きさ８センチ（大人の握りこぶしくらい）の実が３個くらい入っており、その先につぼみがついている。
サヤごと煮たり焼いたり蒸したりして食べるのが一般的。どんな調理法でも、サヤが黒くなったら食べ頃のサイン。
サヤから実を出さなければそれなりに日持ちし、実を出して干せばと乾飯としてさらに長期保存が可能になる。
つぼみの中に食材を入れることで、白い実に味付けができ、サヤと実も入れた食材と同じ色に変化する。

今後は増産はもちろん、さらなる品種改良を行い、辺境での自生を目指し、クリムゾンウェストの食糧事情の根本的改善を模索する。

■商品名の命名について
なお、おにぎり草とは、農業研究家のルーベン・ジェオルジが命名したが、家族には不評で一時的に「仮称」とされた。
そのため、おにぎり草をお披露目する際、ハンターに命名案を出してもらい、その中から決めることに。
名称の選定には、ジェオルジ一族に加え、自由都市評議会の議長であるラウロ・デ・セータが協議して決定する運びとなった。

商品名にあたる「まめし」は、ルイーズ・ホーナル(ka0596)が命名。彼女はホーナルキャラバンの売り込みを兼ねて来場していた。
なお、名称は「豆（まめ）＋飯（めし）」を繋げた造語で、売り出した際の覚えやすさを考慮していると説明した。
ジェオルジ一族は「まめし」はおにぎり草の特徴を端的に表現した言葉であることから、満場一致で商品名として据えることを決定する。
また、繋ぐという部分においては、おにぎり草「まめし」を通して、今後さまざまな人を「繋ぐ」という意味も込められている。

しかし仮称であったはずの「おにぎり草」にも多数の支持が集まり、採用された名称と併記される形で残されることになった。