運命の反逆者：レム・Ｋ・モメンタム （ka0149） 2015/01/27 20:37:20
次の戦いは――――マギア砦、ね。‥‥いつまでもヘコたれてちゃいられない、行かなくちゃ。七転び八起きのガッツで攻めて行くわ。
運命の反逆者：レム・Ｋ・モメンタム （ka0149） 2015/01/10 16:35:09
戦いが終わって、レムは泣いた。自分の無力さを、無力さゆえに忌避し続け、無力さゆえに防げなかった自らの手での殺しを、泣いた。
デリンジャーの引き金を引いてからコンマ１秒にも満たないような一瞬、その一瞬で始まり終わった惨劇を、振り払えずに泣いた。
歴戦の教官：君島 防人 （ka0181） 2015/01/10 16:36:45
最後に駆けつけた君島は、それを見ていた。自らの過ちを嘆き、自らの過ちに苦しみ、自らの過ちを省みる彼女を、彼女の起こした悲劇の一部始終を見ていた。
君島は、それはありふれた悲劇とだけ思った。ただ、そうとしか思わない思考回路に違和感を叫ぶ自身の心のどこかの一部分は、見て見ぬふりをした。
運命の反逆者：レム・Ｋ・モメンタム （ka0149） 2015/01/10 16:37:27
ひとしきり泣いたあと、レムはまた別の戦場に向かった。こんなんじゃ駄目だと鉛のように重くなった自身の心に活を入れ、次の戦いへと向かった。
アレクサンドルが待っている。彼には聞かなきゃいけない事がある。だから、少し無理をしようと思った。あいにく、無理と無茶には慣れているから。
歴戦の教官：君島 防人 （ka0181） 2015/01/10 16:38:39
それを見届け、君島もまた別の戦場に向かった。何故、俺はこのように無駄な時間を過ごしたのか。一度だけ自身に問いかけ、しかし答えは出さず次の戦いへと向かった。
兵士の心は冷徹であれ。感傷に絆される事勿れ。幾度となく繰り返した自らへの語りかけを再び繰り返し、また己の心を冷たく鋭く研ぎ澄ます。
歴戦の教官：君島 防人 （ka0181） 2014/12/21 21:14:08
‥‥ふん、これで魔導アーマーの開発者にも活が入ればいいのだが。彼らに兵器開発の何たるかを勘違いされては、屍が増えるばかりだ。
歴戦の教官：君島 防人 （ka0181） 2014/10/15 01:20:02
‥‥（海兵隊式スパルタ訓練法、と書かれた教則本を読みつつ）――――いや、この程度となると厳しすぎるな。今回は簡易的な範囲で済ませる、普通に教えるほうが善いか。
歴戦の教官：君島 防人 （ka0181） 2014/10/09 22:22:55
――――何を考えているんだ、俺は。結果論で語れば良きに終わったが、あの状況では犠牲を覚悟してでも止めるべきだった。誰かの命を惜しむべきではなかった。その筈だろう、それが正しい筈だ、軍人として戦場に居るからには‥‥
クルト・ハイネス （ka1056） 2014/10/10 00:24:28
よう悩み事かい？ 命を惜しまない軍人より命を惜しんで良い道を模索しただろうお前さんの方が俺は好きだがね。背中を預ける相手が命を軽んじてちゃあ困るってもんさ。まァ悩むといいな、防人よ。歴戦の教官：君島 防人 （ka0181） 2014/09/11 22:30:03
‥‥ふむ、選挙か。君主制を敷いている国家で選挙とは違和感甚だしいが、一国の統治者が行うからには何か目論見があるのだろう。俺もこれに乗じて何かしらの働き掛けを行いたい処だが。