【繭国】現在の状況

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(髪の毛をいじり)
……ん? どうしたンだい、アンタ。……ははァ、アンタも調べに来たってことかい?
よし。お誂えなやつを見つけたのさ。ちょっとカンタンだけど、塩梅は良い具合さね。
ン? アタシかい? もうちょっと調べ物、さ。しっかし、いい加減肩が凝ってきたよ……

鬼の疫病神:アカシラ(kz0146)

更新情報(8月10日)

黒の隊選考会を終え、今回の【繭国】連動シナリオで状況がどのように変化したのか、まとめを掲載しました。 次の連動シナリオに備え、現在の状況を改めてご確認ください!
▼【繭国】連動シナリオ 情報▼
 
 

【繭国】連動について

千年王国の名を冠する通り、王国の地盤には優れたものがあります。
長い歴史の中で培われた安定した土壌と、豊かな農産物。そして、それに裏打ちされた人口。鍛冶・製鉄業も、生産性では帝国や同盟に水をあけられているものの、優秀な職人や技術者に裏打ちされた銘品は数多く存在していますし、千年の歴史の中で突然変異的に生まれた鬼才や異才たちの遺品や――古の塔を含む――遺跡などについても、再調査や研究が行われており、技術的革新は現在でも得られています。

システィーナ・グラハム

しかしながら、グラズヘイム王国はホロウレイドの大戦に破れ、以降も煮え湯を飲まされ、かろうじて勝利を拾うことが出来ているのが現状です。
種々の利権や、歴史的背景から、遅滞している領域が多いことも原因の一つですが、十分な介入が行われないまま成長を見守られていた経緯も影響していると思われます。
そこで今回、グラズヘイム王国王女、システィーナ・グラハム(kz0020)は王国の諸領域に対して国庫を開き、富国に乗り出すことを決定しました。
主な介入先としては下記の通りです。

 1.軍備
 2.農業
 3.産業
 4.貴族との関係性
 5.遺産調査
 6.その他

これらに大量の資金を投入しながら、来る歪虚たち――先王アレクシウス、メフィストら――との大戦に備えるための連動が、本連動の【繭国】になります。
各シナリオを通じて、皆様の行動やご意見で今後の王国の在りようが変化する連動です。どうか、皆様の手で王国の未来を紡いでください。

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各分野の問題点

1.軍備
王国騎士団
王国騎士団は古くより王家の剣として存在してきた伝統ある軍事組織です。
リアルブルーに見られるような近代的な戦術とは無縁ではありますが、たしかな忠誠と訓練に裏打ちされた強兵が揃う一団です。
工兵的な活動まで行う青の隊、騎乗戦闘を得手とする武力特化の赤の隊、王国首都の防衛や王国直轄領の治安維持などを中心としつつ、戦場では重装部隊が中心となる白の隊に分かれていますが、いずれの隊においてもホロウレイドの大戦を期に人員減少と新兵の比率増加が続いております。更には、昨今の連戦を受け、人員不足が顕在化しています。

これらの問題点に対する技術的、戦術的、さらには人材的問題の解決が必要とされています。

【繭国】連動を経て
資金支援に基づく大々的な装備更新に加えて、Volcaniusを中心にした新機軸の戦術策定と実践訓練や、フライングシスティーナ号の運用案収集、更にはハンターを含めた【黒の隊】の発足といった形で、新たな展望が開けました。
また、王立学校騎士科でも新たな兵科の教練が本格化されるなど、その全てが騎士団に所属するわけではありませんが、新規入隊者においても即戦力となることが期待されます。

聖堂戦士団
歪虚に対する戦力として長い歴史を有する、聖堂教会保有の軍事組織です。
【王の鎧】と呼ばれるように、グラズヘイム王国、曳いては王家との関係性は良好であり、対歪虚戦線においても協調を保ってきています。
所属員の多くが聖導士で構成されており、防衛戦、後方支援活動も得手としています。
その特色や過去の経緯からも人的被害は少ないといえますが、昨今の戦況の変化に対応できるよう、可及的な戦力強化や戦術強化、技術研究などが必要とされています。

【繭国】連動を経て
節制の大精霊プラトニスと、ヴィオラ・フルブライトを主軸として行われた【戦乙女の死の教練】は、それに協力したハンターたちの徹底的な支援および節制心あふれる教導により、所属する団員の心身は比類なきレベルまで研ぎ澄まされました。聖堂戦士団に必要とされるであろう前線での活動、および、隊列を組んでの軍事行動に磨きがかけられた筈です。一部の団員は、その趣味嗜好に変調を来しているとヴィオラやセドリック・マクファーソンらは遺憾に思っているとの噂もありますが、全体への影響は軽微であり、むしろ好転しているといえましょう。

2.農業
長い歴史により、古くより大規模な農業は行われておりますが、いずれも人力によるものが主となっております。
刻令ゴーレムを主軸にした機械化農業の導入により、人的効率性と生産性を高めることを主軸としています。
増産によって余剰が生じた場合は今後"遠征時"の糧食や緊急時の資材として貯蓄する方針として種々の準備が進められています。

【繭国】連動を経て
刻令術を用いて作成された機器の導入により、各領地で農業の効率化への取り組みが始まりました。農業用にカスタマイズされたGnomeの導入は今後の課題ではありますが、大規模、かつ生産性の高い農業への道が開かれております。
また、中立的立場であった貴族領への技術供与も進められており、それによる王家への歩み寄りなども見られており、その点においても成果も見られております。今後は貴族経由での農具の浸透を図る方針であるようです。
その他の領域では各地での農作業などへの助力もあり新製品開発が基軸にのり、ハンターたちの元へと卸される予定もできたようです。

刻令ゴーレム「Volcanius」

3.産業
王国が誇るグラズヘイム・シュバリエ、聖堂教会、アークエルス、第六商会、グラズヘイム王国謹製錬金術協会――通称「練筋協会」といった各組織に対して、王国騎士団や聖堂戦士団の装備刷新の発注や、技術開発などの打診が行われています。最近では小型法術陣の開発が進んでいるとの報告もあり、今後の技術的発展が期待されています。
また、第六商会に対しては新規発売の機体【Volcanius】と関連して別な要請も行われているようです。
これらについては今後、ハンター諸氏に意見を求める機会が設けられるものと思われます。

また、先述の組織以外にも各種研究機関、著名人などへの協力要請や周知などが行われており、新規技術の開拓や製品開発など、幅広い展開が期されている分野でもあります。


【繭国】連動を経て
今回、資金供与は各産業にまで及んでおります。
ハンターたちの意見や協力を受けて、各組織がそれぞれに開発を進めておりますが、以下、それらの一部を挙げます。

 グラズヘイム・シュバリエ:各幻獣用の装具
 聖堂教会:高品質かつ付加的性能を有する旅装束
 アークエルス:法術刻印シリーズ
 第六商会:魔導ママチャリ、刻令ゴーレム用装備、箒、他
 錬筋教会:鞘

その他の領域でも、新魔法の開発など、様々な成果が得られております。
また、これまでの刻令術とは大きくことなる新型のゴーレムについての開発も着手されております。此方については今後さらなる実験を要すると思われ、ハンターの皆様に協力を要請することになるでしょう。

4.貴族との関係性
表立っての対立は生じていませんが、王家派とウェルズ・クリストフ・マーロウ大公を掲げる大公派(貴族派)の二派に分かれています。
前者は中小規模の貴族が多く、後者は古くから続く名家が主に属しております。
領民への対応は各領で様々ですが、王家派はシスティーナ・グラハムの意向を汲んでの領地経営を行っていることが多いようです。
対して、大公派においては些か特権的な治世が目立つ傾向にあるようです。尤も、後者に於いて税収や経営に難があるということは無く、単に方針の差異があるということを意味しています。
グラズヘイム王国――王家としては、各貴族に対して協調姿勢を示すため、技術供与や支援などを積極的に行っていく方針ではありますが、大公派に対しては梨の礫となっている現状です。

【繭国】連動を経て
今回の行動を通じて、いわゆる中立派については一定の成果を挙げることはできましたが、大公派との関係性は依然、不穏なまま。
決して表に出ることはない暗中の闘争は続くことでしょう。
――何処かで、致命的な終わりを迎える、そのときまで。

フリュイ・ド・パラディ

5.遺産調査
主に古の塔についての再調査が行われています。とはいえ、現在はアークエルスの愉快な仲間たち――もといフリュイ・ド・パラディ(kz0036)とその一派が好き勝手に研究を行っている状況です。
何かしらの成果や――騒動の胤となって、皆様のお力をお借りする機会があるかもしれません。

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黒の隊 選考会について

エリオット・ヴァレンタイン

ダンテ・バルカザール

グラズヘイム王国において、システィーナ・グラハム(kz0020)の号令のもと、各領域に対して資金提供が開始されました。
王国の軍備の要である王国騎士団にとってもそれは例外ではなく、装備更新やそれに基づく戦術訓練などを行う方針としています。
その中で、エリオット・ヴァレンタイン(kz0025)は騎士団の人的拡大を唱え、この度、王国騎士団【黒の隊】の発足が決定しました。
王国騎士団所属の騎士になるためには原則、王立学校の騎士科を卒業した上で従騎士の過程を経る必要がありましたが、これまでの戦闘の中で人的被害の補填がおいついていない現状と激化するであろう戦線予測を鑑みて、優秀な人材を"騎士団組織員"として迎え、有事の際の優秀な戦闘員として、また、現騎士団に対するフィードバックを兼ねた人材として募集する方針としました。

対象は国籍や人種、ハンターかそうでないかを問わず在野の人物としておりますが、他の公の組織に属している者、反社会的勢力に属している者などは選考対象とはなりません。
選考は適時行われていますが、ハンターの皆様向けの機会として、近日"選考会"として、『50人規模での紅白戦』を予定しております。
選考対象外の方、あるいは、希望されない方でも参加は可能ですので、奮ってご参加ください。 なお、該当する紅白戦ではエリオット・ヴァレンタイン、ダンテ・バルカザール(kz0153)の参加も予定されており、いわゆる【旗取り合戦】を行います。
選考基準については明示されませんが、勝利されることは重要ではなく、その中でどのように振る舞い、立ち回るか、という所が重要視されています。

▼【黒の隊】についての補足
・今回の選考を経て、【黒の隊】に所属することになった場合でも、王国内外の依頼で有利になるような権限や、秘匿された情報を得ることはできません。
・また、その称号を有している人たちに限定されたシナリオがリリースされることは原則無く、ロールプレイの一環としてご利用いただく形となります。

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