サルヴァトーレ・ロッソ漂着

 ※このフェイズは数日間の出来事を時系列順に扱います。選択肢1が一日目。2と3が二日目。そして4が三日目となります。一人のPCは一つの選択にしか登場できないのでご注意ください。

コロニーを離脱したサルヴァトーレ・ロッソは反重力機関を全開にした瞬間、突如リアルブルーからクリムゾンウェストへと転移し、洋上の孤島に辿り着きました。

ここが異世界とは信じられない民間人たちは一足先に島へと上陸。軍も情報収集のため調査隊を送り出します(選択肢1)。

翌日にはリゼリオからハンターたちが到着。上陸していた民間人と出会います。一方、島の東側を訪れた調査隊は腐った大地でヴォイドと遭遇、ロッソに向かわず直接救援に来たハンターたちと合流して応戦します(選択肢2)。

最終的に軍はハンターや民間人の提案を受けリゼリオに向かうことを決定します。(選択肢3)

その出発前夜には双方の世界の人々の間で交流会も兼ねてバーベキューが行われます。こうして無人島での最後の一日も過ぎ、ロッソは翌朝リゼリオに向けて出発します(選択肢4)。

今回のプレゲームは取りうる行動の幅が広い為、内容の妥当性のほかに「登場人物としての面白さ」が描写に影響する度合いが大きくなるでしょう。
また、サルヴァトーレ・ロッソ以前に転移していた(篠原神薙のような)転移者の場合、地球人かつハンターという立場での参加が可能です。


選択肢1:一日目/未知の世界へ

選択肢1/選択肢2/選択肢3/選択肢4

★目的
異世界の無人島を冒険する、あるいは調査する。

★行動内容詳細
 全ての選択肢の中で、時系列上は最初に位置します。
 ロッソの統制は混乱しており、また船体の一部が被害を受けセキュリティの一部が破損しています。つまり、艦から島へは自由に上陸出来ます。この状況で勝手に、あるいは艦長の命令を受けて島を調査する選択肢です。
 軍人についてはここが地球と似ているが異世界であるという事は理解して行動しています。一方、民間人であればここが異世界であると理解していない場合もありえます。
 島内の基本的な生物相は地球とある程度共通していますが、キノコのような精霊パルムに代表されるように、クリムゾンウェスト固有の生物(?)もいるかもしれません。
 また、この段階では安全が確認されていないので危険な生き物に遭遇しないとも限りません。
 クリストファー・マーティンが関連NPCとなります。

1.折角だからおれはこの赤のエアロックを選ぶぜ!
 最初に島に上陸する選択肢です。好奇心旺盛な、あるいは自分の眼で状況を確かめたい民間人が真っ先に上陸します。
 軍人の場合、彼らの行動に気付いて、上層部の命令を待たず単独で慌てて追いかけるという形になります。
 正式な調査機材は勿論準備はほとんどしていません。せいぜいお弁当くらいでしょう。

2.ちょっと(勝手に上陸するのは)やめないか
 1の民間人の知り合いや家族、その動きに気付いてある程度準備を整えて後を追う軍人の小集団を扱います。
 現地への知識が無いのは第一陣と同じですが、気構えと準備が多少マシであろうと思われます。あくまでも、「多少」ですが。

3.そんな調査機材で大丈夫か?
 現地の調査の為に正式に島に上陸した軍人、および委託された民間人を扱う選択肢です。
 土地、海洋、動植物などを調査する携帯装備のほか、不測の事態に備えた武器の携帯もありえます。
 調査の他に、1、2の人々を保護する役目も担っているでしょう。
 クリストファー・マーティンはこの選択肢に関連します。

選択肢2:二日目/東部調査と雑魔迎撃

選択肢1/選択肢2/選択肢3/選択肢4

★目的
 島の東部に巣食う雑魔の撃退。

★行動詳細
 島の東に広がる腐敗した沼にはこの世界での「歪虚」と呼ばれる危険な存在が巣食っています。
 しかし、既に調査隊の一部は雑魔の群れとそれを率いる大型の恐竜の死体のような個体に遭遇していました。
 駆け付けたハンター達と協力して敵を撃破し、生き延びる必要があります。
 なお状況的に援軍を待つ余裕は無く、従ってCAMの使用も不可能となります。
 ハンターのラキと、傭兵のアニタ・カーマインが関連NPCとなります。

1.沼沢地調査
 選択肢3の時系列では一番最初となります。東の沼地を調査している際に雑魔の群れに襲われます。
 直ちに応戦、もしくは避難してください。
 軍人は全員、民間人も扱えるものは武器を携行して来ています。なお、この選択肢ではハンターは選択不可となります。
 アニタ・カーマインはこの選択肢に関連します。

2.援軍
 時系列としては、1の次となります。
 事態を憂慮して真っ先に援軍に駆け付けたハンターとして襲われている地球人の救出に当たります。
 この選択肢では、1とは逆にハンター以外の立場は選択不可となります。ハンターのラキが関連します。

3.大型雑魔迎撃
 時系列では最後となります。この島の雑魔を率いる大型雑魔と戦います。
 首から上が白骨化した雷竜のゾンビ、といった風情の大型雑魔は生命力と攻撃力が高く、また口から毒ガスを撒き散らします。
 ある程度の連携や作戦も必要でしょう。ハンター、地球人双方を選択可能です。

選択肢3:二日目/二つの世界の邂逅

選択肢1/選択肢2/選択肢3/選択肢4

★目的
 ハンターとリアルブルーの民間人が協力してラーゲルベック艦長を説得。リゼリオへのサルヴァトーレ・ロッソの回航を納得させる。

★行動詳細
 時系列としては、選択肢2の戦闘が終わった直後からとなります。
 島に上陸したハンターたちとサルヴァトーレ・ロッソの民間人たちはパルムの通訳により言葉を交わします。
 相手の事情を知ったハンターたちは、今後の身の振り方を考えるようリゼリオに来るよう提案します。
 艦長ら首脳部は慎重になり、容易には同意できません。ハンターと民間人の双方が協力して艦長を説得しましょう。
 ジョン・スミスとダニエル・ラーゲルベック、ハンターのクロウ、竹村早苗が関連NPCとなります。

1.民間人
 リアルブルーの民間人としてハンターたちと対話する選択肢となります。
 この世界に対する疑問や戸惑い。あるいはハンターたちの言う「ヴォイド」とは何か等をハンターたちに問うことになるでしょう。
 NPCの竹村早苗は主にこの選択肢に関連づきます。
 基本的にはハンターの言うことを信用する立場ですが、懐疑的な人もいるかもしれません

2.ハンター
 クリムゾンウェストのハンターとして地球人と対話し、最終的にはリゼリオへの寄港を提案する選択肢です。
 NPCのクロウは主にこの選択肢に関連づきます。
 前提条件として彼らが転移してきたこと、OPの神薙のようにハンターとしての素質を彼らが持っていることを
 知っていますのでそれを踏まえた説得となるでしょう。

3.軍人
 この選択肢のみ少々特殊で、時系列的にはハンターと民間人の接触が終わった後に彼ら双方と対話することになります。
 この項目の最初に述べたように艦長らはリゼリオへの移動やそもそもハンターを信用するかどうか決めかねている状態です。
 そのため軍人であるPCも慎重な意見を述べる立場となります。勿論、柔軟な考えで逆に艦長を説得する側に立っても構いません。

選択肢4:三日目/出港前夜

選択肢1/選択肢2/選択肢3/選択肢4

★目的
バーベキューパーティーを楽しむ。

★行動詳細
 艦内の民間人、竹村早苗の提案により、明日はリゼリオに向けて出発するという3日目の夜に
 安全が確保されている海岸でバーベキューパーティーを開くことになりました。
 機材や材料に関しては、サルヴァトーレ・ロッソからも提供されます。
 軍人、民間人として準備に、あるいはパーティそのものに参加する人たちを扱う選択肢です。

1.準備
 機材のセッティングや食材、飲み物の準備などを行います。
 島の生物相は地球とほぼ共通しているので魚や島の食材を取る事も可能です。
 海は少し寒いですが泳げます。

2.軍務
 残念ながら、非番では無かった軍人のための選択肢です。
 ロッソの整備と修理に当たる他、万が一に備えて警戒に当たります。
 上層部の方針としてはストレス緩和のためにもある程度の自由を認める方針であり、
 警備を兼ねて準備を手伝うことも可能です。

3.エピローグ
 バーベキューパーティー本番です。飲んで、食べて騒いで、これからに備えましょう。
 あるいは一人物思いに耽って、異界の星空を眺めて故郷に思いを馳せたり、
 明日に備えてさっさと寝るなど様々な行動を取ることが可能です。