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【黒祀】基礎情報

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彼我の状況を知り、戦場を把握する。それが兵法の基本だ。
俺もリベルタース地方の分析を手伝おう。

エリオット・ヴァレンタイン(kz0025
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あれ? どうして君がここにいるんだい? ここは僕に任せて、君は向こうにいていいよ
(ニヤニヤ)

へクス・シャルシェレット(kz0015

▼【黒祀】基礎情報▼
 
 

グラズヘイム王国

■リベルタース地方の地勢
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王国全図。最前線である筈のハルトフォートの内陸深い位置こそが、王国の置かれた現状を物語る。

 平野となだらかな丘陵が続く、見晴らしのいい風景が広がっている。
 グラズヘイム王国の大河のうちの1本「ティベリス河」がこの地方の中央を横切るように流れており、上流に行けば王都「イルダーナ」に辿り着く。河口からやや海を隔てて「イスルダ島」があり、イルダーナとイスルダ島の中間地点の辺りには砦「ハルトフォート」が築かれている。

 本来は長閑な地方であった。かつては王都の人々が河を下って旅行に訪れる事もあったほどで、南部の平原地帯にも劣らぬ穀倉地帯であった。
 それが一変したのは、王国暦1008年。北狄の歪虚がイスルダ島を占拠した時からだ。歪虚は穏やかで風光明媚だった島を王国侵攻軍の拠点とすると、翌09年、王国本土に大挙して押し寄せてきた。荒らされたのは、イスルダ島のあるリベルタース地方だった。
 王国は「ホロウレイドの戦い」において王を失いながらも歪虚を退ける事に成功した。しかしこの地は、元には戻らなかった。
 それまでの歪虚の襲撃によってもたらされた被害に加え、その後も続く小規模な歪虚集団の襲来がこの地を荒廃させ続けた。
 人口は減り、幾らかの町村は打ち捨てられた。酒造りの町「デュニクス」をはじめとして未だこの地で懸命に生き抜く人々も多い。しかしそれは国策として守りを固めているにすぎず、全ての町を守る事ができない以上、領主ですら王都に逃げてくるような場合が多かった。
 王国内において、最も衰退の道を歩んでいる地方。それが、リベルタース地方であった。

■ホロウレイドの戦い
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第二次大侵攻と称される歪虚の一大攻勢の中でも、ホロウレイドの戦いと帝国皇帝の失踪は、人類社会に大きな打撃を与えた。

 イスルダ島から王国本土に侵攻してきた歪虚軍に対し、当時の王アレクシウス・グラハム自ら率いる王国軍が激突した戦い。前哨戦を繰り広げながら徐々に移動し、数度のぶつかり合いののちに決戦へと発展した。
 指揮官と思しき敵に痛打を与えるが、一方で王国軍は王を含めた多数の騎士が戦死する。両軍入り乱れた混乱の中で何とか後退して立て直した時には、歪虚の本隊は既にイスルダ島に撤退していた。
 以降現在に至るまで微妙な拮抗状態は解消されず、王国西部において小規模な戦闘が頻発している。

 現在のグラズヘイム王国騎士団団長エリオット・ヴァレンタインや、聖堂戦士団団長ヴィオラ・フルブライトなども参戦している。

■イスルダ島
 ホロウレイドの戦いが起こるきっかけとなった島。
 王国暦1008年、この島が丸ごと歪虚に占拠されてしまい、そこから多くの敵が押し寄せてきたことが先の大戦の原因である。
 以前は田舎らしく穏やかで風光明媚な島であったが、今では王国侵攻軍の本拠地となっている。
 歪虚――「傲慢(アイテルカイト)」は島と世界をまず先に隔絶するという意志を示すかのように、島の海岸線から歪虚化し、次第に中心部まで歪虚の闇を伸ばしていったようだ。

■王国西部の砦「ハルトフォート」
 王国西部の守りの要とされる堅牢な砦。先の大戦で最も戦闘が激しかったこの地に建設された。
 傲慢の歪虚が支配するイスルダ島の監視を行うと同時に、西方の歪虚討伐の中心として治安維持に勤めている。大戦から5年経った今も、近隣は下級歪虚の出没多発地域となっており、王国騎士団や聖堂戦士団のほか、義勇兵や傭兵、ハンター、従軍商人など様々な人種が駐屯している。
 この砦を歪虚に抜かれてしまえば、その後は王都イルダーナまで無人の野を進むが如く行軍しやすい平野が広がっているため、グラズヘイム王国がこの砦を重用していることは想像に容易い。
 ハルトフォートの最高司令官は、王国騎士団所属のラーズスヴァン。好戦的かつ好奇心旺盛、それでいて研究熱心な一面も持つ典型的なドワーフである。

 ハルトフォートには様々な施設があり、内部は一つの町のような様相となっている。
 堅固な城壁や備え付けられた砲門、監視塔、指揮所、弾薬庫などの軍事施設はもちろん、通常の工廠や魔術的工廠、従軍商人による商店街、インフラ施設などの生活施設も充分に完備されている。
 イスルダ島の歪虚を打倒するまで、この地以東を死守する。その決意が表れているような陣立てで、兵糧も相当量が蓄えられている。
 またラーズスヴァンの趣味と王国の実益が噛み合った結果として、ここでは土木や軍事に関する様々な研究が日夜繰り広げられている。

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王都イルダーナ

■王都イルダーナ
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王都概観。なだらかな丘の上に王城がそびえている。

 グラズヘイムの王都、イルダーナは建国以後、王国の伸張に伴って拡大を続けてきた。
王城を中心に放射状に街並が広がっている。王城の傍には聖堂教会の総本山たる聖ヴェレニウス大聖堂が建っており、人々はこの王城と大聖堂に敬意と親しみを込めて「王の翼」と呼ぶ。
 街は中心付近が貴族邸などの高級街で、外に向かうほど大衆的、雑多的になっていく。また街全体で共通して言えるのは、機導術由来の魔導機械が少なく古き良き街並であるということだろう。治安も概ね良好であり、聖堂教会の教義に従い規則正しい生活を送る住民が多く住む、千年王国の首都に相応しい街である。

■王都の六街区
 王都には現在六つの城壁がある。それらはかつての王都の城壁で、王都が少しずつ拡張された歴史でもある。
王城と大聖堂を囲むようにある第一街区とその外側の第二街区には、貴族や大商人、上級騎士などの邸宅がある他、王立学校や王立劇場、王立銀行などが存在している。
 第二街区と第三街区の間の城壁はやや堅固であり、検問も存在している。
第三街区には中流階級の一戸建てや集合住宅、店舗などが並んでいる。王国騎士団本部やハンターズソサエティ支部があるのはこの第三街区である。その後、第四、第五と王城から遠ざかるに従い、雑多な住宅や店舗が増えていく。
 いわゆる王都の最外縁部にあたる第六街区は王都にしてはと言う範囲だが、やや治安が悪く、安宿や歓楽街など、怪しげな区画も多い。
このように、王都は概ね王城を中心とした同心円状の都市構造となっているが、街を貫くように流れている小川もある為、複雑に入り組んだ地形になっている部分もある。

■王都外縁部
 第六街区の外側の城壁が現在の王都の境目であり、出入りの監視など門としての機能はこの城壁が果たしている。
五年前の大侵攻で歪虚の脅威が再び目のあたりとなって以後、王国も整備を進めてはいるがこの城壁自体は数十年前の物であり、防御設備はハルトフォートのような最新鋭の砦に比べれば古臭い物となっている。
 また、大侵攻以後現在に至るまで、脅威を受けた難民が王都に流れ込んでおり、第六街区の外に勝手に住み着く者が増えている。
彼らを保護すべく、王国は第七の城壁の建造に着手したが、今回の騒乱に際しては間に合っていない。
とはいえ、避難民は概ね身軽であり、歪虚の軍勢の到来に先立って自主的に退避したらしくベリアルの小軍勢による人的被害は無いようだ。

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