• 虚動

【虚動】ゲームと舞台への誘い

マスター:村井朋靖

シナリオ形態
イベント
難易度
難しい
オプション
参加費
500
参加制限
-
参加人数
1~25人
サポート
0~0人
報酬
普通
相談期間
5日
締切
2015/01/02 15:00
完成日
2015/01/14 17:45

みんなの思い出

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オープニング


 荒野に降り立つ歪虚の群れ。
 それは最近、CAM実験場に暴悪な牙を剥いた雑魔とは違い、明確な意思を持って動く虚無の使者。人類と相対する宿敵であった。
 その先頭に、派手な服を着飾った嫉妬の歪虚、クラーレ・クラーラが立っている。彼は四本の腕を器用に使い、眼前に佇むCAMをハンドル付き双眼鏡で見やった。
「へぇ、結構たくさん用意したんだね。思ったより人も多いし、とても盛り上がりそうだ」
 とはいえ、これもすべて彼が仕組んだことだ。ここまではすべて計画通り。
 しかも今回、人類から『災厄の十三魔』と呼ばれる歪虚たちの協力を得ている。自分が考えた楽しいゲームを始める前に計画が頓挫するなんて、考えたくもない。いや、そんなことは絶対に起こり得ない。
「じゃあ、みんなよろしくね。ボクは、ゲームの駒を貰いに行く」
 クラーレは手下を率い、CAM実験場の中央へと足を向けた。それに呼応するかのように、他の歪虚たちも持ち場へと散っていく。

 彼らの狙いは、もはや明白であった。


 歪虚に先手を打たれただけならまだしも、その組織立った動きに翻弄され、CAM実験場は完全に浮き足立った。
「こっちが思ってたよか、格段に酷い事するねぇ……」
 特機隊の隊長にして、昼行灯のダニエル・コレッティ陸軍中佐。彼の元に、最寄の港から精鋭を率いて急行したモデスト・サンテ海軍少将が駆け寄る。直属の部下も戦闘の準備を整えての登場だ。後方にはハンターたちの姿も控える。
「海軍に嘘ついてCAM実験場に来させたのは、この事態に対応させるのが目的だったのか?」
「そうですよ。でも自分が想像したよりも派手ですなぁ」
 ダニエルは双眼鏡を覗き、周囲の状況を探る。とはいえ、群発的に戦闘が起こっており、すべてを把握するのは困難だ。
「きっと今頃はそれぞれで対応してるから、我々はCAMを格納してる付近へ向かいましょう。ここから先は危険なので、覚醒者だけで隊を編成してください」
 ここでモデストは盛大に溜息を吐く。
「はぁ……お前の読みは外れないからな。わかった、他の兵士は一般人の避難に従事させる。ところで、ジーナは何をやってる」
「自分から率先して、避難誘導に参加してます」
 彼女は自ら「私はCAMに乗らなくても、人を救えると信じてます!」と申し出て、軍支給の剣を腰に携えて動き回っているという。
「そうか、お前が彼女を隊員に選んだ本当の理由は……」
「自分があの娘を選んだんじゃないんです。彼女は選ばれるべくして選ばれた。それだけです。ハンターさんたちと同じでね。だからこの後何が起きても、自分は彼らに文句を言うつもりはありません」
 モデストも「同感だ」と頷き、大一番でしか持たない白銀の槍斧を雄々しく振り上げる。
「行くぞ! 目指すはCAMを格納する施設だ!」
 その号令に対し、同盟海軍の兵士は高らかに声を上げる。それは苦難を吹き飛ばすような勢いを秘めていた。


 CAMの格納施設までの距離はさほど遠くないが、すでに複数の雑魔が道中におり、これを倒しながらの進軍となった。
 モデストは非覚醒者のダニエルを庇いながらも先頭に立ち、自慢の槍斧を豪快に振り回して戦う。敵との間合いが詰まると、その巨体から想像もできないほど素早い蹴りを放ち、後ろへよろめいたところを斧で両断。進軍のリズムを作る。
 ダニエルも軍から支給されたピストル型魔導銃をいつもの表情で打ち鳴らし、海軍兵士のアシストに回った。

 モデストは眼前の敵を片付けると「よし!」と叫び、さらに前へ出る。
 しかし、その先には顔のない道化人形が行く手を阻んでいた。身の丈は1メートルほどで数は20体ほど。まるで操り人形のように怪しげな動作で道を塞いでいた。この先に、目指すべきCAMの格納施設がある。
 その中央に、黒服の紳士がステッキを持って立っていた。彼は厳かに礼をすると、自らの名を告げる。
「ごきげんよう、ハンターならびに同盟軍の諸君。我が名はカッツォ・ヴォイ。ようこそ、荒野の舞台へ」
 彼の名を聞いたモデストが、ハッとした表情を見せた。
「まさか、災厄の十三魔か!」
「ご名答」
 彼は不意にダニエルへ恨めしそうな視線を送る。これには「この展開を読めてたなら、なんで最初から言わなかった?」という批難の意が込められていた。
 ダニエルは頭を掻きながら「ゴメン」と謝った後、言葉を続ける。
「じゃあ正直に言いますけど、ここに来た十三魔はコイツだけじゃないですよ。周辺の騒ぎは別のとか、その手下がやってるんですよ」
「な、なんだとっ! ダニエル、貴様ぁーーーっ!!」
 戦場のど真ん中、そして敵の前でコントのようなやり取りを続ける愉快なオッサン共。お互いに多少の地は出ているが、後方に控える兵が感じている極限状態の精神状況を少しでも宥めようと必死に振る舞う。
「ポルトワールからリゼリオに向かう途中、まだCAMも載せてないってのにバカな海賊が襲ってきたでしょ? あの時点で、すでに手遅れだったんですよ。それ以前から、情報を察知されてたってことです」
「なら、すべてはここに繋がるというのか?」
「それは『殺人脚本家(アッサシーノ・リブレッティスト)』こと、カッツォ・ヴォイが答えてくれるでしょ。ねぇ、せっかく推論を披露したんだから、答え合わせくらいさせてよ」
 ダニエルは緊張もせず、淡々と話す。だが、返事はそっけないものだった。
「残念だが答えられない。それは私の舞台でも、私の脚本でもないからだ」
「でも、ここはそうじゃない。自分の舞台だ。お偉いさんの噛ませ犬になったわりに偉そうにしてるけど、何を企んでる?」
 しばしカッツォとダニエルの舌戦が続くかと思いきや、唐突に西側で人々の悲鳴が上がった。モデストは咄嗟に目を向けるが、視線の先には障害物があり、何が起こったのかはわからない。
「私の操り人形が、逃げ遅れた者たちを追っている」
「さすが歪虚、やり口が汚いな!」
 モデストはそう吐き捨てるが、その場を動こうとはしない。
「昼行灯、どうする?」
「そりゃもう、ハンターさんにお任せですよ」
 ダニエルは後ろを向き、「この後の展開はハンターの判断に委ねる」と公言。なお、モデストら海軍はカッツォの抑止力として機能すべく、この場に留まるという。
「敵はこの戦いを舞台に見立てているから、一筋縄ではいかないだろう。十分に警戒してくれ」


 数多くのCAMが立ち並ぶ格納施設の前に、混迷の遊戯者「クラーレ・クラーラ」が立っていた。
 彼の周囲には、カッツォから借りたあの道化人形たちが奇怪なダンスを踊るかのように、ぎこちなく蠢いている。
「もうすぐゲームが始まるよ、フフフ……」
 彼がおもむろにCAMたちへと手を伸ばすと、彼らの目に混濁とした色の光が宿った。それは全身へと纏わりつく。まるで体の自由を奪われるかのように……

リプレイ本文

●開戦の空気
 荒涼とした大地に悠然と立つ仮面の歪虚、カッツォ・ヴォイ。
 彼が悪名高き「災厄の十三魔」のひとりであることは、同盟軍のモデスト・サンテ海軍少将とダニエル・コレッティ陸軍中佐によって暴かれている。油断ならぬ相手が来たと、海軍の兵士も緊張した面持ちで武器を握り直す。
 彼らの視線の先には、首魁を護衛する道化人形が群がっている。敵は天から伸びた見えない糸で操られているがごとく、人には為せぬ奇怪な動きを披露していた。

 両者の間で睨み合いが続いたが、フワ ハヤテ(ka0004)がおもむろに前へ出ると、メモを広げて大声で叫ぶ。
「へい、カッツォ・ヴォーイ。一緒に野球やろうぜ。ボールはお前だ」
 前線に立つ者で反応したのは、ダニエルくらいだ。彼は「大胆だねぇ」とニヤリと笑うが、隣にいたモデストは「今の、挑発か?」と戸惑っていた。
 呼びかけられた方も「ふむ」と頷いて、しばらく黙り込む。
「あいにく、私はボールを持ち合わせていない」
 ネタにマジレスとは、まさにこのことか。一方のハヤテも「そう来るか」と言いつつも、首を竦めて話す。
「ああ、さっきのは知人から教わったリアルブルー式喧嘩の売り方だそうだよ」
「なるほど。かの地の者は、そのような言葉で着飾るのか……」
 カッツォが挑発に興味を示したのを見て、ひどく調子を崩したハヤテは「じゃ、やりますか」とモデストに声をかけた。
「ええい、もうどうなっても構わん! 俺に続けー!」
 意図せず緊迫感が薄れそうな戦場に喝を入れるべく、モデストは部下と共に道化人形の排除へと動き出した。
 これをきっかけに、人形もわらわらと前へ出る。その無防備な胴体を狙い、ウィンス・デイランダール(ka0039)が鍛え上げた戦槍で刺し貫いた。
「さあ阻んでみろ。――傀儡のひと山ふた山で止まる槍と思うな」
 しかし、相手は異形の存在。人型でありながらも腕を鞭のようにしならせ、ウィンスの脇を叩こうとする。意外な方向から繰り出される攻撃を柄でなんとか捌いたが、握り拳が腕に当たった。
 それでも穂先は止めない。ウィンスが反撃の切り上げを当てた直後、リカルド=イージス=バルデラマ(ka0356)が一気に間を詰め、逆手に持った剣で連撃を放つ。
「人生をやり直そうと思った所に、嫌な事を思い出させやがって」
 軌道もタイミングも違うからか、さすがの人形もいいように切られ続ける。
 それを受け、リカルドが一歩後ろへ跳ね、ムエタイのような構えを保とうとするが、敵は腰から下だけを稼動させる妙な回し蹴りを繰り出した。
「過去からは逃げられねえってことか」
 リカルドはこれを避けようとしたが、モーションが珍妙すぎて見切ることができず、下げていた左腕で蹴りを受けてしまう。その威力はバカにできないが、それでもコックを自称する男は笑った。
「ま、そんなとこだろうよ」
 その人形が次に感じたのは、痛みだろうか。リカルドの影からウィンスの一閃が煌いた。半身になって前へ踏み出し、出来得る限りのスピードを乗せ、穂先を人形の頭へと突き出す。
「後は任せた」
 ウィンスの一撃で宙吊りとなった敵は、リカルドの反撃とハヤテのウィンドスラッシュで存分に切り刻まれ、ガタクタとなって霧散した。
「さて、まだ相手はできよう。次は我の番じゃ」
 ここより先は、フラメディア・イリジア(ka2604)が引き受ける。彼女は海兵側への侵攻を食い留めるため、派手な立ち回りをするつもりで前に立った。
 身の丈を越えるハンマーを悠然と振りかざせば、人ならざる者であろうとも気にせずにはいられまい。敵は無言で彼女に迫る。
「遠慮せず、我の一撃を食らうのじゃ」
 ハンマーは唸りを上げながら振り下ろされると、人形の半身は無残な形にひしゃげた。
 そこへアルト・ヴァレンティーニ(ka3109)が瞬脚とランアウトを駆使して接近し、スラッシュエッジを載せた試作振動刀を逆袈裟で放つ。
「兵は神速を貴ぶ、だよね」
 静かに崩れていく敵などお構いなしに、アルトはフラメディアに「次だね」と目配せする。
「これは負けてられんのう」
 ハンマープリンセスは不敵な笑みを浮かべると、場を引っ掻き回すアルトに纏わりつく敵に狙いを定め、ゆったりとした構えから獲物を振り上げる。その名に恥じぬ猛撃が起これば、戦場は自然と活気付く。フラメディアもアルトも、自分の役目を粛々とこなした。

●西側の罠
 一方、西側で起きたという騒動を確認すべく、ハンターは移動を開始した。
 馬に跨って移動するナハティガル・ハーレイ(ka0023)は、併走するマリーシュカ(ka2336)と状況整理を兼ねて会話する。
「カッツォ・ヴォイはその異名から察するに、本来は裏で糸を引くタイプの筈……まぁ、『本命』に向かう戦力を分散たせる為の囮だろうぜ」
「あたしも同意ですわ。でも、なんで脚本家が舞台に立ってるのか腑に落ちないけど」
 そんな矛盾を抱きつつも、マリーシュカはクスクスと笑うだけ。ナハティガルは「そうは言いつつも、特に気にしてないな」と思いながら、手綱を引いた。確かに今の状況で、歪虚の私生活を気にする暇などないが。

 いよいよ目隠しになっていた建設中の壁を迂回し、騒動が起こっているとされる場所へ到着する。
 ハンターたちの目に飛び込んできたもの……それは人形が6体ほど群れを為し、今まさに一般人に対して牙を剥かんとするシーンだった。
 それを阻むのは、同盟軍の非覚醒者で構成された集団で、ここに最近CAMパイロットとしてデビューを果たしたジーナ・サルトリオ陸軍軍曹の姿もある。彼女は隊長のダニエルが持っていた同じ型の魔導銃で、懸命に人形どもと戦っていた。
「早く逃げて! 壁に沿ってまっすぐ!」
 一般人を大声で誘導しつつも、敵に距離を詰められないようにする。兵法において「退きながら戦う」とは、もっとも困難とされる状況だ。ジーナはその脅威を身をもって学んでいる最中である。
「そういう勉強は、座学で十分だ」
 ナハティガルは馬上から戦槍を振るい、敵の足止めに参加。マリーシュカも野生の瞳を駆使して、同じ目標にシルバーマグをぶっ放す。
「相手は人形、恐れも怯みもしないものは傷を増やすよりも撃破を優先すべきよ」
 敵の特性を見抜き、ふたりは先頭の1体を集中して狙う。他の敵に狙われ、妨害を受けてもお構いなしだ。

 その頃、赤毛の少女、レム・K・モメンタム(ka0149)が巧みに愛馬を操り、後方へと逃げる避難民の前に現れる。
「明らかに罠っていうか、陽動だったってわけね。あのカツオ、タタキにしてやるわ!」
 彼女は何度も背後に目をやりながら、必死に敵と避難民との距離を測る。ここへ駆けつけた皐月=A=カヤマ(ka3534)が「避難誘導を引き継ぐ」と申し出た。
「後は俺に任せとけ! 同盟軍の足止め班にCAMパイロットいるらしいから、それ何とかした方がいいんじゃね?」
 この情報を聞いたルカ(ka0962)は、迷わず魔導短伝話で正面側にいる仲間に連絡を入れる。
「こちら西側です、正面にいた敵と同じ型の人形を確認しました。なお、避難誘導班にCAMのパイロットさんが混じってるので、その人を含めて避難できるよう、なるべく早く対応します」
 ルカはこの任務に就く前から、魔導短伝話の通話状況の悪化を懸念していた。
 それは単純に連絡が滞ることへの心配ではなく、伝話を妨害するほどのマテリアルを有する強敵の感知してしまうことであった。しかし特に通信が途切れることはなく、ひとまずは胸を撫で下ろす。
 レムは万全の体制が確立されるのを見届けると同時に踵を返し、敵陣の前へと迫った。傷ついた敵に向かって銃撃を仕掛け、敵の目前で馬を下り、渾身の力でユナイテッド・ドライブ・ソードを振り下ろす。
「あんたたちの相手してる暇なんかないのよ!」
 彼女は人形の右腕を切り飛ばしただけでは収まらず、そのまま脇腹から腹部にかけてザックリと刃が食い込ませた。敵はその傷からゆっくりと霧散していく。
 マリーシュカは「まだ敵はいますわよ」と言わんばかりに銃を撃つ。それはレムに次の目標を教える意味合いもあった。少女はその後も、この周辺にいるハンターを指揮するかのように立ち回る。今、浮かべている笑みは、間違いなく自信の裏返しであろう。

 ハンターの救出に驚くジーナだったが、「これで敵を追い込める」と思ったのか、数歩だけ前に出る。
 しかし、それをナハティガルが馬上で制した。そしてゆっくりと救出班に近づき、声をかける。
「貴重なCAMのパイロットに怪我でもされちゃあ堪らんからな……あまり無茶はしてくれるなよ?」
 一般人を避難させることは、言うまでもなく立派な任務だ。だが経緯はどうあれ、カッツォの策に利用されたのもまた事実である。
 彼は「今は好機に転じたのではなく、ただ単に危機を脱しただけ」であることをジーナに認識させ、後をハンターに任せるよう伝えた。
 すると、彼女はナハティガルの方を向いた。
「ジーナ・サルトリオ、これより戦線を離脱し、避難所の防衛に向かいます!」
「長生きするコツを見つけたな。後は任せな」
 ジーナは敬礼をし、他の面子と共に一目散に逃げた。

●虚々実々
 西側に現れた道化人形の存在とジーナら救出班の撤退は、支援に従事するカール・フォルシアン(ka3702)へと伝わり、前線にも「カッツォの狙いは人類側戦力の分散」であることが明らかになった。
 これを聞くなり、最初に飛び出したモデスト少将とその部下は元の位置まで後退し、今はダニエル中佐や後方支援に回るハンターの護衛を回った。分散した戦力が整ってから前に出る方が賢明だと判断したのである。カールは海兵らに防性強化を施し、文字通りの鉄壁を作らんと尽力した。

 だが、道化人形はわりと活発で、ハンターらをすり抜けて後方へと迫ることもある。
 そんな奴には、ハヤテからファイアアローが浴びせられた。
「おお、怖い。それ以上来ないでくれるかな」
「あいつを狙え! 構え……撃てっ!!」
 海兵たちもモデストの指揮でライフル型の魔導銃を撃ち、敵の迅速な排除を心がける。これにステラ・ブルマーレ(ka3014)も同調し、ウォーターシュートを発射。渾身の魔術を披露する。
「優しき流れに蕩う水よ……穿て!」
 放たれた水砲は敵に食らいつき、そのまま脚を弾き飛ばす。そこへまた集中攻撃が仕掛けられ、狙い撃ちされた人形は無残な最期を遂げた。
「もう、敵さんはここまで来ないだろうねぇ」
 さっきまで銃を構えていたダニエルだったが、身の安全が確保されたと判断すると、さっさとホルスターにお片付け。その様子をモデストが横目で見て睨んでいた。
 そんな彼に、カールがある懸念を伝える。
「あそこにいる脚本家、実は偽物で……どこかに紛れ込んでいるという可能性はありませんか?」
「例えば、モデスト少将とかに化けて潜り込んでる……ってこと?」
 そう小声で呟きながら、ダニエルはニヤリと笑った。
「だとしたら、おじさんが銃を片付けた瞬間に殺されてないとねぇ。ま、襲われたとしても、カール君やステラ君が何とかしてくれただろうけど」
 その言葉にハッとしたカールは、ステラを見た。目が合った彼女は、陽気に手を振り返す。
 実はステラは開戦後、ずっとダニエルの護衛を担っており、とても隙を突ける状況ではなかったのだ。
「……疑って、ごめんなさい」
 カールは素直に謝ると、ダニエルは真顔で返した。
「その見方、俺は悪くないと思うよ。脚本家は搦め手が多いから、そういう考え方でちょうどいい。今回みたいに大勢が決した状況でなければ、今日の経験はきっと活きるよ」
 そう言って、ダニエルは少年の肩に手を置く。凛々しい表情を見せたカールに、ステラは「一緒にがんばろ!」と声をかける。
「今の同盟陸軍には、こういうキレる人が絶対に必要だから、守り抜かなくちゃ!」
「お、じゃあさ。迫ってきた人形退治をお願いできる? わりと近くまで来てるし」
 呑気なオッサンの声に導かれるように戦場へと目を向ければ、また彷徨い歩く人形が現れていた。ステラはウィンドスラッシュ、カールは機導砲、そしてハヤテはファイアアローで応戦。脅威の排除に挑む。
「戒め解き放たれし風よ……斬り裂け」
「今の最善は、攻撃することです」
「だから近づくなって言ってるじゃないか」
 これに海軍の一斉掃射が加われば、もはや鬼に金棒。後方に隙はない。

●人類と人形
 正面に展開していた無数の人形も、ハンターの活躍で徐々に数が減っていた。
 これまでは自由奔放に動き回っていた印象の強かった敵が、わずかに連携するかのような動きを見せ始める。とはいえ、今は人形の間を抜かせぬ立ち回りをするのみで、敵の撃破を目指すハンターにとっては脅威ではない。
 この変化を見て、ガブリエル=VIII(ka1198)はまっすぐにカッツォを見た。彼女は所属ギルドのメンバーと協力し、紳士の観察も請け負っている。
「……まだ、遠いな」
 そう言いながら、カッツォの真正面に立つ人形に対し、フラジェルムで攻撃を加える。
 すると、その隣に位置していた敵が位置を変え、さっと進路を塞ぐ。ガブリエルはカッツォの顔を観察するが、正面だけは気にしているように見えた。
「どうだ、仕掛けてみるか?」
 彼女の後ろに、米本 剛(ka0320)とレイフェン=ランパード(ka0536)が立っていた。彼らは開幕してすぐに人形を攻め立て、今もなおその手を緩めようとしない。
「という訳で、自分らは自分ららしく行きますか」
「そうですね。まだ何かやろうとしても、その前に壊滅させればいいと思います!」
 その言葉を聞き、剛はレイフェンの持つクレイモアにホーリーセイバーを付与。レイフェンは援護を受けると、真正面に立つ敵へと切りかかった。敵味方問わず、この立ち回りは目立つ。それだけに敵の動きも忙しくなった。
 先ほどガブリエルが証明したように、正面を攻めるレイフェンへの対応は複数の人形によって為されたが、そこに剛が割って入る。そして鍛え抜かれた大太刀を振るい、仲間の盾となった。
「通さないというなら、道を拓くまで」
 剛は奇怪な動作から繰り出される敵の攻撃をなんとか捌きつつ、レイフェンの壁となる覚悟で立ち塞がった。
 レイフェンは剛の背後から右へ左へと惑わすように出ては、大剣の一閃を叩き込んでいく。しかし戦力的にはイーブンなので、剛はもちろん、レイフェンにも危険が及ぶ。この場はまさにノーガードの殴り合いとなった。

 だが、正面の戦況が好転したと見るや、モデストとダニエルがじりじりと戦線を押し上げる。これにより、後方に立つハンターの支援が受けやすくなった。
 しばし前線の状況を確認していた久延毘 大二郎(ka1771)は、レイフェンの邪魔をする敵に向かってアースバレットを打ち込む。
「我々は大根役者だ。舞台がぶち壊しになっても責任は取らんぞ?」
 白衣の男が虚を突く一撃を放てば、人形の表面にボコボコになり、支えを失ったかのようにぐらついた。
 レイフェンは躊躇せず、隠し球のデリンジャーで脳天を撃ち抜く。
「最初から同じだよ、僕たちはまっすぐに進んでいるだけ」
 必殺の射撃は敵を独楽のように回し、瞬時のうちに消滅させた。
 もう1体には、ルトレット=XVI(ka2741)がウィンドスラッシュを射程ギリギリから放つ。
「……糸を切れば、人形は止まる」
 その言葉に同意するかのようにガブリエルの鞭が人形の腕を叩くと、華奢な腕は弾け飛び、黒煙となって消えた。
「ランパードさん、今だ!」
 ここで初めて、剛が攻めに転じた。すかさず右へ寄り、鬼霧雨の袈裟切りを披露する。
 無論、これはレイフェンの立ち位置を考慮した動きだ。彼もまた平行線を描くべく身を屈めながら、強打を載せたクレイモアによる袈裟切りを放った。
「お釣りはいいよ」
 レイフェンの返事を待たずして、人形はさっさと消え失せていた。

●西の伏兵
 西側は早期決着……と思いきや、最初に発見した道化人形の他に、別の3体が潜んでいた。つまりカッツォは、西側に策を弄していたことになる。
 ある程度の目処が立って一安心のレムがこれを発見し、敵に対して怒りをぶつけた。
「なんでまだあんたらがいるのよ! うっとおしい!!」
 彼女の怒りを嘲笑うかのようにして動く人形たちを見ながら、ルカはカールに対し「まだ敵がいました」と伝える。
 しかし、それを遮るようにイブリス・アリア(ka3359)が「気にすんな、手早く片付ける」と答え、レムが斬りかかる敵に向けて手裏剣を放った。
 武器が刺さろうとも悲鳴ひとつ発しない敵に対し、リュー・グランフェスト(ka2419)が「いいぜ、そのまま黙ってな」と大太刀で脚を薙ぐ。
「なんだか稽古してるみたいで調子狂うな……」
 剣の打ち込みなどで使われる人形は反撃してこない上、人を模っている癖に挙動が似ても似つかぬことから、この作戦に参加したハンター誰もが反撃を捌くのに苦労していた。
 しかし、ここにボルディア・コンフラムス(ka0796)が加わり、数の上でも優位に立つ。
 彼女は退路の確保や一般人の中に敵が混じっていないかを確認したりして、背後の不安を一掃した上で西側へ再合流を果たしたのだ。
「時間はかかったが、もう心配ないぜ!」
 ボルディアは太刀「國近」を振るい、今までの細かい作業からは想像もつかないほど豪快な一閃を放つ。人形が飛び退こうとするが、明らかに間に合っていない。
 その着地際を狙い、イブリスが瞬脚で迫り、マルチステップを駆使して傷ついた箇所をナイフで抉る。
「逆立ちでも歩きそうな造形だが、もしやれるなら見せてくれるか?」
 すでに脚が消滅しかかっている敵を一瞥し、すっとナイフを抜く。それと同時にリューの渾身撃が振り下ろされた。
「でも、やらせないぜ!」
 人形は音もなく消え去り、残りは2体となる。レムがマリーシュカらの援護を受け、これを討伐。残り1体となったところに、ボルディアが太刀を握り直した。いよいよ仕上げの時間だ。
「俺たちには、まだ仕事があるんだ。ここで退場願うぜ」
 その身から放たれる赤黒い炎は、武器にまで伝わったか。クラッシュブロウを駆使した一撃で、敵は文字通り砕け散って果てた。

●紳士との戦い
 西側の対応が終わり、正面へ取って返すとの報が届く頃、正面の人形も数えるほどになっていた。
 こうなれば、敵のやることはひとつ……カッツォの護衛である。しかし、首魁が動くことはなく、人形はただの取り巻きと化していた。
 そこに突っ込むのは、スペルビア=IV(ka2441)。取り巻きに対し、遠慮なくノックバックを叩き込む。
「名を語るだけなら、口が利ければいい。カッツォ、貴様は何をもって殺人脚本家を語る」
 その答えを導くべく、ハンターたちが迫った。スペルビアの盟友、ツヴァイ=XXI(ka2418)が挨拶代わりの機導砲を放つ。
「傀儡への指示が途中から始まった。どういう意図だ」
 カッツォはその身を翻し、攻撃を避ける。
「演者とは、脚本の意図を推し量るものだ」
 紳士が言葉で何も紡がなくとも、仮面でその表情が読めずとも、今までの状況がさまざまなことを雄弁に語っている。その答えを得るため、彼はあえて前に出た。
 その隙にカダル・アル=カーファハ(ka2166)が人形たちを迂回し、馬でその奥にある格納施設へと向かう。
「ここが舞台じゃないんなら、格納施設が本当の舞台なんだろ? 先に向かわせてもらうぜ」
 カダルが駆け抜ける際、クランクハイト=XIII(ka2091)がレジストを付与。カッツォの観察を目的とする彼らにとって、これは願ってもないアクションだ。ただ、危険が伴うことに目を瞑るという条件があるが。
 ところが、人形は1体としてカダルを追おうとしなかった。
「人形は動かない、か……」
 カッツォは悠然とした態度で手品のようにカードを出すと、背を向けるカダルに投擲する。
「君も今に動けなくなる」
 カダルが来た道を引き返そうと手綱を引くも、肝心の馬が言うことを聞いてくれない。
 そう、カッツォの放ったカードはカダルではなく、馬を狙って放たれたのだ。それも当たるか当たらないかのギリギリを掠めただけ。
「くっ、わざと外したのか」
 下馬せざるを得ない状況となったカダルは、ゆっくりと荒野の大地に立つ。するとそこに向かって、カッツォが猛スピードで走ってきた!
「ハンターに背を向けるとは、なんと愚かな」
 クランクハイトはライフルを構え、カッツォの背中を狙う。しかし距離があることが災いし、命中せず。カダルはリボルバーで応戦するも、敵はダメージなどお構いなしに突っ込んでくる。
「あんたは今、俺に自分の手札を晒した……この事実は揺るがないぜ」
 カダルは敵に銃口を向けたまま、そう語った。トリガーに指をかける直前、カッツォのステッキが目前で振られる。それはカダルの右肩、左脚を叩いた後、仕上げに腹を突いた。
「ゲホッ!」
 十三魔の苛烈なまでの打撃を受けて、「立っていろ」という方が無理な話というもの。カダルはぐらりと身を揺らし、その場に倒れこむ。この痛みは、彼にとっては生の証であった。

 今まで前線を押し上げていた同盟軍だが、その歩みを止めざるを得なかった。
 しかし一度動き出したカッツォは止まらず、今度はツヴァイに向けて猛然と走る。しかもこの期に及んで、残った人形がすべてツヴァイを執拗に付け狙い、ただ単に逃げ場を潰すためだけに動く。
「スペルビア、しっかり狙え」
「わかりました、ツヴァイ様」
 皇帝の名を持つ少女がアックスブレードを構え、猛然とツヴァイの元へ。ただひたすらに人形を狙って、クラッシュブロウを叩きつける。
 一方のクランクハイトも銃弾をばら撒き、カッツォの行動を阻害しようと試みるが、今やそれが目的ではなくなりつつあった。カダルが「ここにいるカッツォ・ヴォイが本物である」と立証した以上、彼の行動は記憶するべきものへと変化したからだ。だから攻撃を当てることと同様に、どう避けるのかも重要な要素となる。
 彼と同様、ツヴァイも考え続けていた。
「あの動き……まるで疾影士だな」
 敵を目前に控え、彼は確信した。
 今の今までカッツォが人形を思わせぶりに使役したのは、彼が自分を秘したままにしておこうと考えたからに違いない。
 ただ、今に至るまでの行動が計算外だとは思えない。これはまだ「想定の範囲内」であるはずだ。ならば、この行動は何を意味する……?
 そこまで考えた時、ニヤリと笑った仮面の紳士が迫った。
「考え事は済んだかな?」
「貴様には関係ない」
 その言葉を聞き、カッツォはステッキを振りかざす……が、これはフェイント。ツヴァイに対しては鋭い蹴りを放ち、右の脇腹を抉る。
「カハッ!!」
 紳士は続けざまに手刀を突き刺そうとしたが、そこへ鋭い銃声が響いた。それは止めを刺させまいとする配慮と覚悟が込められている。
 カッツォの首元を掠る弾丸を放ったのは、音桐 奏(ka2951)であった。
「初めまして、カッツォ・ヴォイ。聞けば貴方は脚本家らしいですね。私は観察者、貴方の脚本と劇を観察させてもらいます」
 帽子に手をやり、丁寧な挨拶をする奏は言葉を続ける。
「そして、貴方自身も」
 彼は名乗りを終えると、さっさとエイミングを活性化。威嚇射撃を駆使して足止めを行う。これに同調し、クランクハイトもフォローに回るが、カッツォの注意を引いたのは奏なので、こちらがターゲットにされた。
 しかし今までとは違い、紳士の行く先はハンターだらけ。大二郎がフェアリーワンドでファイアアローを繰り出せば、痛みで息の荒くなったツヴァイも背後から逆襲の機導砲を放つ。
「どうだね、我々のアドリブは?」
「さ、三文芝居は、も、もう……終わりだ」
 今までとは妨害の数が違うからか、わずかにカッツォの足は遅れるが、それでも誤差の範囲。ダメージも服に傷がつく程度で、悠々と奏を正面に捉えた。
 ここに来て、奏は跳弾を駆使して銃撃を繰り出すも、敵の接近と回避が早すぎて追い切れない。
 と、そこへ意外な攻撃が飛んできた。カダルの馬を襲った、あのカード攻撃である。
「くっ! 虚を突く動きを……!」
 射撃の構えを解けない奏は悪意のカードにその身を服ごと切られ、大きなダメージを負ってしまった。
 しかし、またしても止めは刺さず、カッツォはその進撃を止める。いや、正しくは止めざるを得なかったというべきか。スペルビアらの奮闘により、紳士の妨害を受けることなく道化人形をすべて撃破したのだ。
「もう少し遊べるかと思いましたが、早かったですね」
 カッツォが気のない拍手でハンターを讃えると、奏が傷を押さえながら前に出る。
「観察者にも、意地がありますので」
 いかに敵の手の内であろうとも、与えられた役を演じ切らねばならない時もある。カダル、ツヴァイと傷ついた時点で、奏も腹を括った。その覚悟が、道化人形の撃破を早めたのである。
「ならば、諸君をこの先へお連れしよう」
 カッツォは格納施設に向け、あのスピードで猛然と走り出す。
 モデストは「気に食わんが、追えー!」と部下に指示を出し、ハンターと共に追いかけた。

●陰謀の正体
 導かれるままに荒野を駆け抜け、CAM格納施設へと立ち入ったハンターらは、カッツォよりも背の低い四本腕の歪虚を目にする。
「そこまでだ。こっちを向け」
 アルトがそう言うと、カッツォよりも表情豊かな顔立ちの人形がこちらを向き、感心した表情で語り始めた。
「へぇ、思ったより早かったね」
 話しやすさだけで言えば、カッツォよりもこっちの方がやりやすい……それがフラメディアの率直な感想だ。
「お前、名乗れるかのう?」
「もう用事は済んだから大丈夫。ボクの名は、クラーレ・クラーラ」
 先ほどまでハンター相手に猛威を振るっていたカッツォを脇に従えて悠然としていることから、クラーレは災厄の十三魔と同等、もしくはそれ以上の存在であると考えられる。
「じゃあ、準備も整ったから、ゲームを始めよう。ボクの考えたCAM奪還ゲームを、皆で楽しもう!」
 その言葉と同時に、十数機ほどのCAMが勝手に動き出した……!
「フフフ……今、動き出したCAMは、すべてボクの手に落ちた。返してほしかったら、ルールに従って阻止するんだ」
 クラーレはゲームの説明を始めた。
 動き出したCAMは、現時点では誰のものでもない。この場をスタートし、各地に設定したゴールへ到着してしまったら歪虚側のもの。ゴールを阻止することができれば、人類側のものとなる……と。
「歪虚がそんな約束、守るわけがない」
 アルトの率直な感想に、クラーレは不満そうな声を上げる。
「大丈夫さ、歪虚の皆もルールを守るよ。だってボクの作ったゲームだし。そして何よりも皆、CAMが欲しくて堪らない……キミたちだってそうだよね? こんなところでコソコソ実験してるくらいだし」
「むう、お前……随分と口が達者じゃな」
 フラメディアはあえて降参とは言わず、子供をあしらうかのように返すに留めた。
「そこにいる軍人も聞こえたよね? ちゃんと皆にルール伝えるんだよ?」
「うるさい! 絶対にお前らの好きにはさせんからな!」
 モデストもこう言い返すのが精一杯。その後、すぐさまハンターらに避難指示を出す。操られたCAMは兵器を所持しているものが多く、それをぶっ放されたら大事になるからだ。
「それじゃあ、CAM奪還ゲームのスタートだ!」
「このゲームはたった今、始まったんじゃ。我らが勝つか、お前らが勝つか……いざ尋常に勝負じゃのう!」
 自慢のハンマーを振り上げ、フラメディアは歪虚らに宣戦布告する。歪虚に仕組まれた陰謀が、今まさに動き出す瞬間であった。

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MVP一覧

  • 運命の反逆者
    レム・K・モメンタムka0149
  • ボルディアせんせー
    ボルディア・コンフラムスka0796
  • 茨の王
    アルト・ヴァレンティーニka3109

重体一覧

参加者一覧

  • THE "MAGE"
    フワ ハヤテ(ka0004
    エルフ|26才|男性|魔術師
  • 一刀必滅
    ナハティガル・ハーレイ(ka0023
    人間(紅)|24才|男性|闘狩人
  • 魂の反逆
    ウィンス・デイランダール(ka0039
    人間(紅)|18才|男性|闘狩人
  • 運命の反逆者
    レム・K・モメンタム(ka0149
    人間(紅)|16才|女性|闘狩人
  • 王国騎士団“黒の騎士”
    米本 剛(ka0320
    人間(蒼)|30才|男性|聖導士
  • ……オマエはダレだ?
    リカルド=フェアバーン(ka0356
    人間(蒼)|32才|男性|闘狩人

  • レイフェン=ランパード(ka0536
    人間(蒼)|22才|男性|闘狩人
  • ボルディアせんせー
    ボルディア・コンフラムス(ka0796
    人間(紅)|23才|女性|霊闘士

  • ルカ(ka0962
    人間(蒼)|17才|女性|聖導士

  • ガブリエル=VIII(ka1198
    人間(紅)|28才|女性|聖導士
  • 飽くなき探求者
    久延毘 大二郎(ka1771
    人間(蒼)|22才|男性|魔術師
  • 死の訓戒者
    クランクハイト=XIII(ka2091
    人間(紅)|28才|男性|聖導士
  • 血の渇望
    カダル・アル=カーファハ(ka2166
    エルフ|35才|男性|霊闘士

  • マリーシュカ(ka2336
    エルフ|13才|女性|霊闘士
  • 調和せよ世界
    ツヴァイ=XXI(ka2418
    エルフ|18才|男性|機導師
  • 巡るスズラン
    リュー・グランフェスト(ka2419
    人間(紅)|18才|男性|闘狩人
  • 頑迷、故に堅き皇帝の座
    スペルビア=IV(ka2441
    ドワーフ|10才|女性|霊闘士
  • 洞察せし燃える瞳
    フラメディア・イリジア(ka2604
    ドワーフ|14才|女性|闘狩人

  • ルトレット=XVI(ka2741
    人間(紅)|18才|男性|魔術師
  • 志の黒
    音桐 奏(ka2951
    人間(蒼)|26才|男性|猟撃士
  • 海と風の娘
    ステラ・ブルマーレ(ka3014
    人間(紅)|16才|女性|魔術師
  • 茨の王
    アルト・ヴァレンティーニ(ka3109
    人間(紅)|21才|女性|疾影士
  • いつか、が来るなら
    イブリス・アリア(ka3359
    人間(紅)|21才|男性|疾影士
  • 這い寄る毒
    皐月=A=カヤマ(ka3534
    人間(蒼)|15才|男性|猟撃士
  • はじめての友達
    カール・フォルシアン(ka3702
    人間(蒼)|13才|男性|機導師

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依頼相談掲示板
アイコン 質問卓
フラメディア・イリジア(ka2604
ドワーフ|14才|女性|闘狩人(エンフォーサー)
最終発言
2015/01/01 14:19:16
アイコン 相談卓
フラメディア・イリジア(ka2604
ドワーフ|14才|女性|闘狩人(エンフォーサー)
最終発言
2015/01/02 09:25:02
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ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2014/12/31 00:26:40