ゲスト
(ka0000)
【不動】『Generator』
マスター:剣崎宗二
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 難しい
- オプション
-
- 参加費
- 1,000
- 参加制限
- -
- 参加人数
- 6~8人
- サポート
- 0~0人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 6日
- 締切
- 2015/04/09 22:00
- 完成日
- 2015/04/11 16:52
このシナリオは5日間納期が延長されています。
みんなの思い出
思い出設定されたOMC商品がありません。
オープニング
●Side:アレクサンドル
「……戦争には、こういうやり方もあるからねぇ」
手を地に付け、しゃがみ込んだまま。災厄の十三魔が一人、『天命輪転』アレクサンドルは呟いたのだった。
暫くすると、土が動き出し。人の形を成す。歪虚だ。
命無き物を動かす、アレクサンドルの『Life to Lifeless』。それを運用し、彼は延々と歪虚を生産していたのである。
既に何体かはガエルの元に向かわせている。直ぐには運用されずとも、戦況が変化した時に必ずしや彼の力になるだろう。
元々アレクサンドルの本質は、『戦術兵器』ではなく『戦略兵器』。今まで彼は、誰かしらの依頼で戦況に対して手を出していた点が大きい。だが、先の一戦に於いて、ハンターたちは彼を怒らせた。
(「――ねぇ先生。何で、その『力』を振るうの?その力が呼ぶ悲劇は、あたしと関わった先生が一番良く知っているはずなのに――」)
過去の記憶が、一瞬フラッシュバックする。即座に、それを振り払う。
そのアレクサンドルは今、追加の歪虚を『製造』する事に集中していた。それなりに『力を注ぎ込んでいる』のか、歪虚が発生する速度は早くは無い。だがそれは同時に――作り出される歪虚が『強い』事――少なくとも一、二撃で倒せるようなハリボテではない事をも、意味していた。
「ふむ……?」
急にアレクサンドルは、手を地面から離す。物音がしたのだ。
「おっさん、気づかれたかな?」
人間たちが、聖地への侵攻プランに気づいていない訳も無い。偵察兵か、それとも――
どちらにしろ、退けない事にはこのままここで生産を続ける訳にはいかない。
「仕方ない。ガエルにはちょっと待って貰う事になるかも知れないね」
そう言って、アレクサンドルは袖からメスを出し、戦闘態勢を取った。
「ディーンもうまくやってくれるといいんだが…まぁ、釘は刺してある。暴走しない事を祈るだけかな」
既に生産した、三体の歪虚と共に。
●Side:ハンターオフィス
『仕方ない』と感じた、その一点に於いては、ハンターオフィスもまた同じだったと言わざるを得ない。
何せ、聖地奪還のための大作戦の直前だ。十三魔が付近で何かしら動きを見せていたと言えども、確実な事が分からなければ人手を割くわけには行かない。
ハンターたちに任されたのは、強行偵察。そして、何かを十三魔が仕掛けていた場合、可能な限りのその駆除。
彼らを待ち構えていたのは、アレクサンドルと三体の磁鉄製の歪虚。
この敵を駆逐するには、兵力は十分とは言えまい。だが、それでもやるしかないのだ。
「――地の利はおっさんの方にある。……さて、どうする?」
にやりと笑ったアレクサンドル。先ほどまで製造に全力を傾けているのであるからして、『仕込み』はないと断言できよう。だが、これは彼が『これから』仕掛けないとは限らない。
全ての知を。力を動員して。目の前の凶敵を退けるため、ハンターたちは交戦を開始した。
「……戦争には、こういうやり方もあるからねぇ」
手を地に付け、しゃがみ込んだまま。災厄の十三魔が一人、『天命輪転』アレクサンドルは呟いたのだった。
暫くすると、土が動き出し。人の形を成す。歪虚だ。
命無き物を動かす、アレクサンドルの『Life to Lifeless』。それを運用し、彼は延々と歪虚を生産していたのである。
既に何体かはガエルの元に向かわせている。直ぐには運用されずとも、戦況が変化した時に必ずしや彼の力になるだろう。
元々アレクサンドルの本質は、『戦術兵器』ではなく『戦略兵器』。今まで彼は、誰かしらの依頼で戦況に対して手を出していた点が大きい。だが、先の一戦に於いて、ハンターたちは彼を怒らせた。
(「――ねぇ先生。何で、その『力』を振るうの?その力が呼ぶ悲劇は、あたしと関わった先生が一番良く知っているはずなのに――」)
過去の記憶が、一瞬フラッシュバックする。即座に、それを振り払う。
そのアレクサンドルは今、追加の歪虚を『製造』する事に集中していた。それなりに『力を注ぎ込んでいる』のか、歪虚が発生する速度は早くは無い。だがそれは同時に――作り出される歪虚が『強い』事――少なくとも一、二撃で倒せるようなハリボテではない事をも、意味していた。
「ふむ……?」
急にアレクサンドルは、手を地面から離す。物音がしたのだ。
「おっさん、気づかれたかな?」
人間たちが、聖地への侵攻プランに気づいていない訳も無い。偵察兵か、それとも――
どちらにしろ、退けない事にはこのままここで生産を続ける訳にはいかない。
「仕方ない。ガエルにはちょっと待って貰う事になるかも知れないね」
そう言って、アレクサンドルは袖からメスを出し、戦闘態勢を取った。
「ディーンもうまくやってくれるといいんだが…まぁ、釘は刺してある。暴走しない事を祈るだけかな」
既に生産した、三体の歪虚と共に。
●Side:ハンターオフィス
『仕方ない』と感じた、その一点に於いては、ハンターオフィスもまた同じだったと言わざるを得ない。
何せ、聖地奪還のための大作戦の直前だ。十三魔が付近で何かしら動きを見せていたと言えども、確実な事が分からなければ人手を割くわけには行かない。
ハンターたちに任されたのは、強行偵察。そして、何かを十三魔が仕掛けていた場合、可能な限りのその駆除。
彼らを待ち構えていたのは、アレクサンドルと三体の磁鉄製の歪虚。
この敵を駆逐するには、兵力は十分とは言えまい。だが、それでもやるしかないのだ。
「――地の利はおっさんの方にある。……さて、どうする?」
にやりと笑ったアレクサンドル。先ほどまで製造に全力を傾けているのであるからして、『仕込み』はないと断言できよう。だが、これは彼が『これから』仕掛けないとは限らない。
全ての知を。力を動員して。目の前の凶敵を退けるため、ハンターたちは交戦を開始した。
リプレイ本文
●交える言葉とその刃
「……お喋りは此処までにして、互いにやるべき事を果たすとしようか」
恐らく、この中では最も長い『人生経験』を持つ、Holmes(ka3813)。
本来ならば、憎悪へ至る前に、彼の中に有ったその思いを聞きたかったのだが……最早、その時間は残されていない。
大鎌を引きずるようにして、体を捻るように一周、薙ぎ払う。
それを全ての歪虚が少し後ろに下がる形で、回避する。
大鎌はそれなりの重量を持つ。命中率は高いとは言えまい。が、僅かに広がったその間隔こそが、ハンターたちの狙い。
バン。弾丸が、マグネマンの表層に命中する。
「やっぱり硬いなー。どこが柔らかそうなのか見えないかも」
アメリア・フォーサイス(ka4111)が構えたライフルから、硝煙が上がる。
マグネマンの体が揺らいだその隙に、花厳 刹那(ka3984)が走る。
元々、タイミングをずらしての一撃を狙っていた故の行動だが――
「その必要も無さそうですね」
マグネマンの行動は緩慢。回避される可能性はほぼ皆無に近い。
銀の髪が、一瞬その動きを隠す。鞘に収めた刀に、手を掛ける。
捻った体のバネを解き放つように、刀を抜き放ち居合いの一閃。金属と金属がぶつかり合う音と共に、後ろに二歩、後ずさりする歪虚。
一方、アレクサンドルとて、黙って見ていたわけではない。だが、Holmesの猛攻が、彼の前進を阻んでいた。
「ふむ。おっさんでも、当たれば多少は痛いだろうねぇ……けど」
最大限の力を込めて振りぬかれた鎌を、全力でしゃがむ事によって回避する。カウンターのメスの『爪』が、腹部目掛けて叩き込まれる。
『苦難の連続となるであろうが、我の願いがどうか届くように…』
『ヤツならば大丈夫だ、と確信をもてる。わしの「古き友」なのだからな』
「ぬ……?」
手応えが薄い事に、アレクサンドルは気づく。この手応えは前にもあった。何かしらの加護か。
「いつまで突き刺しているんだい?いい加減離さないと、その腕も落ちるぞ?」
ブン。大上段から振り下ろされた大鎌に、手を離さざるを得ないアレクサンドル。鎌の刃が僅かに腕を掠め、袖を割く。
その隙に、メイ=ロザリンド(ka3394)が聖なる光を放つ。飽くまでも一瞬の目晦まし。その隙に、回復術を以って、Holmesの傷を癒す。
「よし、ちょっと実験台になってもらうよ!」
横から投げつけられる、小さな袋たち。本来ならばアレクサンドルの後ろから襲撃したかった所だが、彼が壁を背にしている以上、そうもいかない。
「Stop」
アレクサンドルへの直撃コースにあった物だけは空中にて一瞬静止、そして地に落ちる。他は、後ろの壁にぽふっと当たる。
空中で停止させてくるのであれば、それに追撃して内容物をぶちまける用意も、それを投げつけたルア・パーシアーナ(ka0355)にはあった。が、こうも早く地面に落ちてしまっては、追撃を行う機会はない。
「なら、こっちはどうかなぁ?」
次に打ち込まれるのはアンカー。然し、アレクサンドルは、それを止める事はしない。
ステップしてかわし、ワイヤー部を掴む。ワイヤーを手繰り寄せるようにルアを引っ張り、その勢いのまま、『爪』を胸部に向かってねじ込む!
――どんな強い敵でも油断する時はある。それは、とどめを刺す時。
ルアの友人の言葉である。
その祈りによる『幸運』かどうかは知らない。だが、捻じ込まれた『爪』は、僅かに重要な血管、臓器を外れている。
「っ――!」
そのまま双拳を組み、ハンマーパンチを全力でアレクサンドルの頭部へと振り下ろす。が、拳が届く前に、ルアの体は宙を舞っていた。
「流石にこれだけの回数だと、おっさんも流石にその理屈、分かって来るんだよな」
アレクサンドルは、彼女が反撃する前に、全力で投げ飛ばしたのである。
「今までの体験を総合すれば――ふむ。最初の一発を防ぐ、と言った所かな」
冷静に、マテリアルリンクの効果を分析するアレクサンドル。
(「『Stop』の効果は、多分一瞬だけ作用している何か。だから、拳と蹴りの連打を入れたなら、多分別々に止める必要があるはず。…鍔迫り合いになってるのは、多分連続で使い続けてるのかな」)
傷を抑えながら、ルアもまた、考えを巡らす。
●縛られるのは誰か
「ふんっ!」
正面から、突進するマグネマンを受け止める。
刹那とアメリアが攻撃していた方へと援護に向かおうと思っていたのだろう。突進したマグネマンはしかし、グライブ・エルケイル(ka1080)の盾に阻まれる事になる。
「弱点のような物は……見えませんわね。ですが」
動きを止めたマグネマンに、摩耶(ka0362)が銃を向ける。放たれた銃弾が、背後からそれを打ち据える。
「マフォジョの真実はきっと、昏いのでしょうね」
巡らせる思考は、今までのアレクサンドルが放った言葉について。
それは、どこか、ドロドロとした何かを予感させるようで――
だが、戦況に猶予はない。三体目のマグネマンが、背後から摩耶に襲い掛かった。
「この程度ならまだ……ですわね」
疾影士特有の敏捷さ。華麗なステップを踏んで、マグネマンの背後へと回り込み、振り下ろされたその拳をかわす。
その背にロングソードを突き立て、改めてクライブが相手にしている方を狙う。
が、注意を分けなければいけないと言う事は、多少の隙を意味する。物質故に痛みを感じないのか、怯む事なく振り返りざまに拳で薙ぎ払う。直撃は避けた。だが、拳が肩を掠めたが故に、攻撃を外してしまう。
――マグネマンに対応するハンターたちの作戦には、少しばかりの問題があった。
『集中してどれか一体を狙うのか』『他のマグネマンをどう牽制するか』、そもそも『各自で違う物に当たり、手一杯にさせて攻撃を阻害するのか』。これについて、皆が『違う戦術』を取っていた。
結果的に、クライブは味方が集中攻撃していない物に当たると言う事で刹那とアメリアとは違う物を狙っていたが、それを摩耶が援護した。二面戦線が完成し、三体目のマグネマンはフリーと言う状況が出来上がってしまったのだ。
「ぬう……!」
このままではいけない。そう感じたクライブが、一歩後退し、壁に寄る。
それに追随しようと、マグネマンが近づいてきた瞬間。彼は手を壁に付ける。
「磁鉄は電気を通す事で磁力を得る。…足止めさせてもらう!」
電撃が、壁の一部に流れ。そこに磁力が発生する。
マグネマンが、壁に吸い寄せられる。が、ここで誤算だったのは、壁に体の一部をつけ電流を流す必要がある以上。この手段を実行する際にはクライブもまた、その壁に触っていなければいけないと言う事。
バン。吸い寄せられたマグネマンがクライブを壁に挟む。何か準備をしていれば回避できたかもしれない事態ではあったが、時は既に遅し。
ダメージは余り無かったが――背をマグネマンに向ける形になってしまい、このままでは動けないばかりか、攻撃もままならない。
摩耶の銃弾は、マグネマンの背に弾かれる。元々、これが『他の歪虚装甲になる』際の形なのだろう。
「これで離れないかな?」
そう呟くアメリアが、赤い拳銃を取り出す。
マグネマンと壁の接触部に向かって、高温の弾丸が放たれる。一定温度以上で金属が磁性を失う、その状況を狙っているのだ。
――が、弾丸は高温とは言え、その質量は微少。即ち、エネルギーとしての総熱量はそれ程高くない。マグネマンの体表一点から磁性を失わせる事はできても、全体的な消去には届かない。
「ダメですわ。幸いにもアレ自体も動けなくなりましたので、後回しにするしか……」
「そうだね。数を減らしてから集中して――っと!」
銃で殴打を受け止めるが、衝撃でアメリアは壁に叩き付けられる。マグネマンたちの攻撃は止まってないのだ。
その時、アレクサンドルの呼ぶ声が聞こえる。
「マーカーは手の中。来い!」
●挟撃
アレクサンドルは、少しばかり苛立っていた。
Holmesの正面攻撃と、ルアの牽制。傷つけばメイがその傷を癒す。
時間を掛ければ突破はできるだろう。だが――
彼には、全てを突破できるだけの暴力も。空から全てを吹き飛ばし、焼き払う力もまた、無い。
では、彼が、それだけの力を持つ『災厄の十三魔』に並び、称される理由は何か。
「よそ見していいのかい?アレクサンドル君」
斜め上から振り下ろされる大鎌。Holmesの力も、常人のそれをはるかに超えており、回避したアレクサンドルの横で鎌の刃は大地に食い込む。
――今まで、アレクサンドルが攻撃を純粋に『回避する』事は、比較的に少なかった。それは彼の防御能力が便利である、と言う事もあったが、純粋に『怠惰』の眷属として、面倒だった、と言うのもある。要は『やる気が無かった』のだ。
だが、先の一戦に於いて、ハンターたちは彼に『目的』を思い起こさせた。
その『憎悪』に、今一度、火をつけた。
鎌を持つHolmesの手首を掴み、そのまま壁に叩き付ける。
今までの反応から見て、ここでメスで刺したとして、またメイと彼女自身の回復能力で一斉に回復されるだろう。
――ならば。『破壊する』のではなく、『無力化』すればいい。
「Life to Lifeless――」
その言葉と共に、壁から手が生え、Holmesの両腕を拘束する。
「さて、これは面倒な事になったね」
拘束された体勢から、鎌での破壊は出来ない。彼女の超人的な腕力なら壁の腕を引き千切って脱出できようが、時間は掛かる。
『Life to Lifeless』を妨害する試みをしていたのがメイだけ――それが仇になった。仲間たちの生命線となっていた彼女は、既にヒールだけでも手一杯。
彼女を守る二枚の盾。クライブはマグネマンと共に拘束され、Holmesは壁に掴まれた。ならば次は――
「マーカーは手の中。来い!」
吸い寄せられるように、アレクサンドルに飛ぶマグネマン。
「危ない!」
ルアの叫びに、咄嗟に横に動いて直撃コースを外すメイ。だが、空を舞うマグネマンが彼女の隣をすれ違うその瞬間。
にゅっと手を伸ばし、横にいた彼女を『掴んだ』。
「すまんね嬢ちゃん。このやり方はおっさんも好きじゃないが、あんたの力は厄介なんだ」
マグネマンと共に吸い寄せられたメイの顔に掌底を当てるようにして。
ゴン、と鈍い音と共に、全力で壁に叩き付けた。
『もし……果てし無い憎悪によって目的が果たせたのなら…その後貴方はどうするの、ですか……?』
「ただ、滅びるだけだ」
そうやってアレクサンドルが後ろを向いた、その一瞬。マントを盾にして、ルアが彼に飛び掛る。
が、何かに叩かれたと言う感覚と共に、地面に押し付けられる。
マントが下ろされた時、そこに見えたのは、マグネマンを片腕のメスに吸い付かせ、構築された巨大な『拳』。
「裏で何をしているのか分からないなら、面の攻撃を以って叩き潰せばいい」
アレクサンドルの力は確かに他の十三魔より劣るだろう。
――だが、周りの物を使用する事に掛けての創意工夫。そして周りの状況をを作り変える事に長けた能力。それこそが、災厄の十三魔が一人――『天命輪転』アレクサンドルの、真髄であった。
●Second Round
パキッ。
「やってくれるじゃないか、アレクサンドル君」
壁の手を破壊し、Holmesが自由を取り戻す。ちらりと見えたのは、残る一体のマグネマンを相手にする三人の味方の姿。
が、それはアレクサンドルも見えていたようで。
「来い」
と短く言うと、逆の手に掲げるメス。
それにマグネマンが目線を合わせると、一気に飛来する。射線上には、Holmesの姿。
「そちらに行きましたわ。注意を」
摩耶の叫びに、射線から外れようとするHolmes。だが、彼女は既に、アレクサンドルと一対一の状況。
腹部に叩き込まれメスの爪。それに対して、自己治癒を以ってダメージを回復しようとした瞬間。そのメスを目標としたマグネマンが、背後から彼女に激突した。
バキュン。
「当たりだねー!」
直後、一発の弾丸が、そのマグネマンを打ち砕く。スコープから目を外したアメリアが、にこやかに笑う。
摩耶が。刹那が、時間差をつけて、迫る。刹那の居合いの一閃を空を舞うようにかわすアレクサンドル。マグネマンは切り離され、彼はアメリアに肉薄する。
「ありゃ、これはピンチですね」
銃で受け止めようとするが、アレクサンドルの攻撃はマグネマンとは比較なら無い程早い。メスが、胸を引き裂く。倒れこむアメリア。
だが、『唯では倒れない』。アレクサンドルの注意がそれた、その一瞬の隙を突き。ライフルが彼に向けられる。倒れるのは『死んだフリ』。連射される銃弾は、彼の頬を掠め、その一発が、肩に命中する。
「……あっちゃぁ、おっさんが油断しちゃったか」
当てられる手。力が吸い取られるのを感じる。マグネマンに掛かりきりの二人は、恐らく増援できない。増援してくればまたマグネマンに背後から体当たりされる事になるだろう。
「……離せ」
その窮地を救ったのは、クライブであった。
●苦渋の決断
前回その電撃に苦い思い出があるアレクサンドルは、まともに受けようとはせず、回避する。
突進するクライブ。それに対して、アレクサンドルは壁に吸いつけられた最後のマグネマンに。自分に更なる磁力を働かせるように命じる。
アレクサンドルの腕に、巨大な拳として装着されたマグネマン。それが、クライブに向かって突き出される!
「「そこだ」」
反応したのは同時。クライブは電撃を放ち、マグネマンを通してアレクサンドルごと麻痺させようと試みる。対するアレクサンドルは…突き出しの勢いを残したまま、マグネマンに『切り離し』を命じる。
拳は、そのまま巨大な鉄球となり、クライブ諸共、洞窟の外へと飛んでいく。
「……撤退、しましょう」
摩耶が、手製の煙幕弾を取り出す。
手製故に発煙効果は低かったが、注意を引く効果は存在した。
その間に、彼女と刹那は、仲間たちを洞窟から救出する。
外で彼女らを迎えたのは、アイビス・グラス(ka2477)。負傷のため直接参戦は出来なかったものの、ハンターオフィスへの連絡等を担っていたのだ。
味方が後退するのを確認し、最後に、アイビスはアレクサンドルに語りかける。
「必ず……私はあなたを止める見せるわ。そして……過去のマフォジョ一族が何をしてたのか探ってみるわ。下らなくて卑怯で汚い私かもしれないけどね……」
真っ直ぐ、その目を見据える。
「でも、それでも私は受け入れ、前に進むわ。例えそれが『救う』事が空想だといわれてもね」
アレクサンドルは、それに笑いを漏らしただけであった。
「……絵空事に絶望した時にまた来るといい。堕落者として、ね」
「……お喋りは此処までにして、互いにやるべき事を果たすとしようか」
恐らく、この中では最も長い『人生経験』を持つ、Holmes(ka3813)。
本来ならば、憎悪へ至る前に、彼の中に有ったその思いを聞きたかったのだが……最早、その時間は残されていない。
大鎌を引きずるようにして、体を捻るように一周、薙ぎ払う。
それを全ての歪虚が少し後ろに下がる形で、回避する。
大鎌はそれなりの重量を持つ。命中率は高いとは言えまい。が、僅かに広がったその間隔こそが、ハンターたちの狙い。
バン。弾丸が、マグネマンの表層に命中する。
「やっぱり硬いなー。どこが柔らかそうなのか見えないかも」
アメリア・フォーサイス(ka4111)が構えたライフルから、硝煙が上がる。
マグネマンの体が揺らいだその隙に、花厳 刹那(ka3984)が走る。
元々、タイミングをずらしての一撃を狙っていた故の行動だが――
「その必要も無さそうですね」
マグネマンの行動は緩慢。回避される可能性はほぼ皆無に近い。
銀の髪が、一瞬その動きを隠す。鞘に収めた刀に、手を掛ける。
捻った体のバネを解き放つように、刀を抜き放ち居合いの一閃。金属と金属がぶつかり合う音と共に、後ろに二歩、後ずさりする歪虚。
一方、アレクサンドルとて、黙って見ていたわけではない。だが、Holmesの猛攻が、彼の前進を阻んでいた。
「ふむ。おっさんでも、当たれば多少は痛いだろうねぇ……けど」
最大限の力を込めて振りぬかれた鎌を、全力でしゃがむ事によって回避する。カウンターのメスの『爪』が、腹部目掛けて叩き込まれる。
『苦難の連続となるであろうが、我の願いがどうか届くように…』
『ヤツならば大丈夫だ、と確信をもてる。わしの「古き友」なのだからな』
「ぬ……?」
手応えが薄い事に、アレクサンドルは気づく。この手応えは前にもあった。何かしらの加護か。
「いつまで突き刺しているんだい?いい加減離さないと、その腕も落ちるぞ?」
ブン。大上段から振り下ろされた大鎌に、手を離さざるを得ないアレクサンドル。鎌の刃が僅かに腕を掠め、袖を割く。
その隙に、メイ=ロザリンド(ka3394)が聖なる光を放つ。飽くまでも一瞬の目晦まし。その隙に、回復術を以って、Holmesの傷を癒す。
「よし、ちょっと実験台になってもらうよ!」
横から投げつけられる、小さな袋たち。本来ならばアレクサンドルの後ろから襲撃したかった所だが、彼が壁を背にしている以上、そうもいかない。
「Stop」
アレクサンドルへの直撃コースにあった物だけは空中にて一瞬静止、そして地に落ちる。他は、後ろの壁にぽふっと当たる。
空中で停止させてくるのであれば、それに追撃して内容物をぶちまける用意も、それを投げつけたルア・パーシアーナ(ka0355)にはあった。が、こうも早く地面に落ちてしまっては、追撃を行う機会はない。
「なら、こっちはどうかなぁ?」
次に打ち込まれるのはアンカー。然し、アレクサンドルは、それを止める事はしない。
ステップしてかわし、ワイヤー部を掴む。ワイヤーを手繰り寄せるようにルアを引っ張り、その勢いのまま、『爪』を胸部に向かってねじ込む!
――どんな強い敵でも油断する時はある。それは、とどめを刺す時。
ルアの友人の言葉である。
その祈りによる『幸運』かどうかは知らない。だが、捻じ込まれた『爪』は、僅かに重要な血管、臓器を外れている。
「っ――!」
そのまま双拳を組み、ハンマーパンチを全力でアレクサンドルの頭部へと振り下ろす。が、拳が届く前に、ルアの体は宙を舞っていた。
「流石にこれだけの回数だと、おっさんも流石にその理屈、分かって来るんだよな」
アレクサンドルは、彼女が反撃する前に、全力で投げ飛ばしたのである。
「今までの体験を総合すれば――ふむ。最初の一発を防ぐ、と言った所かな」
冷静に、マテリアルリンクの効果を分析するアレクサンドル。
(「『Stop』の効果は、多分一瞬だけ作用している何か。だから、拳と蹴りの連打を入れたなら、多分別々に止める必要があるはず。…鍔迫り合いになってるのは、多分連続で使い続けてるのかな」)
傷を抑えながら、ルアもまた、考えを巡らす。
●縛られるのは誰か
「ふんっ!」
正面から、突進するマグネマンを受け止める。
刹那とアメリアが攻撃していた方へと援護に向かおうと思っていたのだろう。突進したマグネマンはしかし、グライブ・エルケイル(ka1080)の盾に阻まれる事になる。
「弱点のような物は……見えませんわね。ですが」
動きを止めたマグネマンに、摩耶(ka0362)が銃を向ける。放たれた銃弾が、背後からそれを打ち据える。
「マフォジョの真実はきっと、昏いのでしょうね」
巡らせる思考は、今までのアレクサンドルが放った言葉について。
それは、どこか、ドロドロとした何かを予感させるようで――
だが、戦況に猶予はない。三体目のマグネマンが、背後から摩耶に襲い掛かった。
「この程度ならまだ……ですわね」
疾影士特有の敏捷さ。華麗なステップを踏んで、マグネマンの背後へと回り込み、振り下ろされたその拳をかわす。
その背にロングソードを突き立て、改めてクライブが相手にしている方を狙う。
が、注意を分けなければいけないと言う事は、多少の隙を意味する。物質故に痛みを感じないのか、怯む事なく振り返りざまに拳で薙ぎ払う。直撃は避けた。だが、拳が肩を掠めたが故に、攻撃を外してしまう。
――マグネマンに対応するハンターたちの作戦には、少しばかりの問題があった。
『集中してどれか一体を狙うのか』『他のマグネマンをどう牽制するか』、そもそも『各自で違う物に当たり、手一杯にさせて攻撃を阻害するのか』。これについて、皆が『違う戦術』を取っていた。
結果的に、クライブは味方が集中攻撃していない物に当たると言う事で刹那とアメリアとは違う物を狙っていたが、それを摩耶が援護した。二面戦線が完成し、三体目のマグネマンはフリーと言う状況が出来上がってしまったのだ。
「ぬう……!」
このままではいけない。そう感じたクライブが、一歩後退し、壁に寄る。
それに追随しようと、マグネマンが近づいてきた瞬間。彼は手を壁に付ける。
「磁鉄は電気を通す事で磁力を得る。…足止めさせてもらう!」
電撃が、壁の一部に流れ。そこに磁力が発生する。
マグネマンが、壁に吸い寄せられる。が、ここで誤算だったのは、壁に体の一部をつけ電流を流す必要がある以上。この手段を実行する際にはクライブもまた、その壁に触っていなければいけないと言う事。
バン。吸い寄せられたマグネマンがクライブを壁に挟む。何か準備をしていれば回避できたかもしれない事態ではあったが、時は既に遅し。
ダメージは余り無かったが――背をマグネマンに向ける形になってしまい、このままでは動けないばかりか、攻撃もままならない。
摩耶の銃弾は、マグネマンの背に弾かれる。元々、これが『他の歪虚装甲になる』際の形なのだろう。
「これで離れないかな?」
そう呟くアメリアが、赤い拳銃を取り出す。
マグネマンと壁の接触部に向かって、高温の弾丸が放たれる。一定温度以上で金属が磁性を失う、その状況を狙っているのだ。
――が、弾丸は高温とは言え、その質量は微少。即ち、エネルギーとしての総熱量はそれ程高くない。マグネマンの体表一点から磁性を失わせる事はできても、全体的な消去には届かない。
「ダメですわ。幸いにもアレ自体も動けなくなりましたので、後回しにするしか……」
「そうだね。数を減らしてから集中して――っと!」
銃で殴打を受け止めるが、衝撃でアメリアは壁に叩き付けられる。マグネマンたちの攻撃は止まってないのだ。
その時、アレクサンドルの呼ぶ声が聞こえる。
「マーカーは手の中。来い!」
●挟撃
アレクサンドルは、少しばかり苛立っていた。
Holmesの正面攻撃と、ルアの牽制。傷つけばメイがその傷を癒す。
時間を掛ければ突破はできるだろう。だが――
彼には、全てを突破できるだけの暴力も。空から全てを吹き飛ばし、焼き払う力もまた、無い。
では、彼が、それだけの力を持つ『災厄の十三魔』に並び、称される理由は何か。
「よそ見していいのかい?アレクサンドル君」
斜め上から振り下ろされる大鎌。Holmesの力も、常人のそれをはるかに超えており、回避したアレクサンドルの横で鎌の刃は大地に食い込む。
――今まで、アレクサンドルが攻撃を純粋に『回避する』事は、比較的に少なかった。それは彼の防御能力が便利である、と言う事もあったが、純粋に『怠惰』の眷属として、面倒だった、と言うのもある。要は『やる気が無かった』のだ。
だが、先の一戦に於いて、ハンターたちは彼に『目的』を思い起こさせた。
その『憎悪』に、今一度、火をつけた。
鎌を持つHolmesの手首を掴み、そのまま壁に叩き付ける。
今までの反応から見て、ここでメスで刺したとして、またメイと彼女自身の回復能力で一斉に回復されるだろう。
――ならば。『破壊する』のではなく、『無力化』すればいい。
「Life to Lifeless――」
その言葉と共に、壁から手が生え、Holmesの両腕を拘束する。
「さて、これは面倒な事になったね」
拘束された体勢から、鎌での破壊は出来ない。彼女の超人的な腕力なら壁の腕を引き千切って脱出できようが、時間は掛かる。
『Life to Lifeless』を妨害する試みをしていたのがメイだけ――それが仇になった。仲間たちの生命線となっていた彼女は、既にヒールだけでも手一杯。
彼女を守る二枚の盾。クライブはマグネマンと共に拘束され、Holmesは壁に掴まれた。ならば次は――
「マーカーは手の中。来い!」
吸い寄せられるように、アレクサンドルに飛ぶマグネマン。
「危ない!」
ルアの叫びに、咄嗟に横に動いて直撃コースを外すメイ。だが、空を舞うマグネマンが彼女の隣をすれ違うその瞬間。
にゅっと手を伸ばし、横にいた彼女を『掴んだ』。
「すまんね嬢ちゃん。このやり方はおっさんも好きじゃないが、あんたの力は厄介なんだ」
マグネマンと共に吸い寄せられたメイの顔に掌底を当てるようにして。
ゴン、と鈍い音と共に、全力で壁に叩き付けた。
『もし……果てし無い憎悪によって目的が果たせたのなら…その後貴方はどうするの、ですか……?』
「ただ、滅びるだけだ」
そうやってアレクサンドルが後ろを向いた、その一瞬。マントを盾にして、ルアが彼に飛び掛る。
が、何かに叩かれたと言う感覚と共に、地面に押し付けられる。
マントが下ろされた時、そこに見えたのは、マグネマンを片腕のメスに吸い付かせ、構築された巨大な『拳』。
「裏で何をしているのか分からないなら、面の攻撃を以って叩き潰せばいい」
アレクサンドルの力は確かに他の十三魔より劣るだろう。
――だが、周りの物を使用する事に掛けての創意工夫。そして周りの状況をを作り変える事に長けた能力。それこそが、災厄の十三魔が一人――『天命輪転』アレクサンドルの、真髄であった。
●Second Round
パキッ。
「やってくれるじゃないか、アレクサンドル君」
壁の手を破壊し、Holmesが自由を取り戻す。ちらりと見えたのは、残る一体のマグネマンを相手にする三人の味方の姿。
が、それはアレクサンドルも見えていたようで。
「来い」
と短く言うと、逆の手に掲げるメス。
それにマグネマンが目線を合わせると、一気に飛来する。射線上には、Holmesの姿。
「そちらに行きましたわ。注意を」
摩耶の叫びに、射線から外れようとするHolmes。だが、彼女は既に、アレクサンドルと一対一の状況。
腹部に叩き込まれメスの爪。それに対して、自己治癒を以ってダメージを回復しようとした瞬間。そのメスを目標としたマグネマンが、背後から彼女に激突した。
バキュン。
「当たりだねー!」
直後、一発の弾丸が、そのマグネマンを打ち砕く。スコープから目を外したアメリアが、にこやかに笑う。
摩耶が。刹那が、時間差をつけて、迫る。刹那の居合いの一閃を空を舞うようにかわすアレクサンドル。マグネマンは切り離され、彼はアメリアに肉薄する。
「ありゃ、これはピンチですね」
銃で受け止めようとするが、アレクサンドルの攻撃はマグネマンとは比較なら無い程早い。メスが、胸を引き裂く。倒れこむアメリア。
だが、『唯では倒れない』。アレクサンドルの注意がそれた、その一瞬の隙を突き。ライフルが彼に向けられる。倒れるのは『死んだフリ』。連射される銃弾は、彼の頬を掠め、その一発が、肩に命中する。
「……あっちゃぁ、おっさんが油断しちゃったか」
当てられる手。力が吸い取られるのを感じる。マグネマンに掛かりきりの二人は、恐らく増援できない。増援してくればまたマグネマンに背後から体当たりされる事になるだろう。
「……離せ」
その窮地を救ったのは、クライブであった。
●苦渋の決断
前回その電撃に苦い思い出があるアレクサンドルは、まともに受けようとはせず、回避する。
突進するクライブ。それに対して、アレクサンドルは壁に吸いつけられた最後のマグネマンに。自分に更なる磁力を働かせるように命じる。
アレクサンドルの腕に、巨大な拳として装着されたマグネマン。それが、クライブに向かって突き出される!
「「そこだ」」
反応したのは同時。クライブは電撃を放ち、マグネマンを通してアレクサンドルごと麻痺させようと試みる。対するアレクサンドルは…突き出しの勢いを残したまま、マグネマンに『切り離し』を命じる。
拳は、そのまま巨大な鉄球となり、クライブ諸共、洞窟の外へと飛んでいく。
「……撤退、しましょう」
摩耶が、手製の煙幕弾を取り出す。
手製故に発煙効果は低かったが、注意を引く効果は存在した。
その間に、彼女と刹那は、仲間たちを洞窟から救出する。
外で彼女らを迎えたのは、アイビス・グラス(ka2477)。負傷のため直接参戦は出来なかったものの、ハンターオフィスへの連絡等を担っていたのだ。
味方が後退するのを確認し、最後に、アイビスはアレクサンドルに語りかける。
「必ず……私はあなたを止める見せるわ。そして……過去のマフォジョ一族が何をしてたのか探ってみるわ。下らなくて卑怯で汚い私かもしれないけどね……」
真っ直ぐ、その目を見据える。
「でも、それでも私は受け入れ、前に進むわ。例えそれが『救う』事が空想だといわれてもね」
アレクサンドルは、それに笑いを漏らしただけであった。
「……絵空事に絶望した時にまた来るといい。堕落者として、ね」
依頼結果
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依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/04/03 23:03:31 |
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相談卓 ティアンシェ=ロゼアマネル(ka3394) 人間(クリムゾンウェスト)|22才|女性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2015/04/09 21:46:02 |
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『宣戦布告』(トーク卓) アレクサンドル・バーンズ(kz0112) 歪虚|31才|男性|歪虚(ヴォイド) |
最終発言 2015/04/09 22:01:59 |