華やかに舞え☆燃えよテニス!

マスター:深夜真世

シナリオ形態
イベント
難易度
普通
オプション
参加費
500
参加制限
-
参加人数
1~25人
サポート
0~0人
報酬
普通
相談期間
7日
締切
2015/07/07 19:00
完成日
2015/07/18 22:24

このシナリオは5日間納期が延長されています。

みんなの思い出

思い出設定されたOMC商品がありません。

オープニング

●前口上
 ここはのどかな農業先進地域、ジェオルジ領。
 今日ものどかに初夏の風が渡り草花がなびいているが、知っているか?
 つい先頃まで、【春郷祭】が繰り広げられそれはもうたいそうにぎわっていたのだ。
 大きな家屋の近くには飲食のテーブルが並べられ。
 少し広い場所の手前にはステージが設けられ、ファッションショーなどさまざまな催しが連日繰り広げられ。
 立ち並んだ飲食屋台では焼ける肉や煮詰められるスープなどがおいしそうな香りを振りまき、売り子の呼び込む声が響き。
 それがいま、何事もなかったように静まり返っている。
 観光客は満足し、商人たちは大いに稼いだことだろう。
 人々は楽しかった思い出を胸に、日常に帰っていく。
 また来ようね、と囁き合いなが……あれ?
 ええっと。
 まだ満足しきらない人がいるようですよ?

●本編
「そーです、テニスウエアですっ!」
 赤い蝶ネクタイをした商人がもみ手をしながら高い声を張った。
「リアルブルーのスポーツ、『テニス』をするための衣装です。軽やかで華やかで心が弾むでしょう?」
「う、うん……なんかひらひらしてて、可愛いよね」
 商人に言われてふりん、ふりんと腰を左右に振って自分のお尻を見たりひらめくミニスカートの裾を見ていたフラ・キャンディ(kz0121)が不思議そうに頷いている。どうやらこういった衣装は初めてらしい。……当たり前ではあるが。
「しかし……ちょっと周りの目がな……」
 フラの後見人たる隠者、ジル・コバルトはフラの可愛らしさに目を細めつつも、いまにもちらりん☆しそうなスカート丈に困り顔。
「そう思うでしょう! でもご安心ください。このスカートを着るときは、専用の見せても恥ずかしくない下着『アンダースコート』をはきます。見てください、この三段フリル。すごいでしょう? これが乙女のヒップラインを隠してくれるので安心です!」
「ふぅん……だからこんな……」
「これ、フラっ!」
 あわててフラの行動を止めるジル。フラが素直に自分のはいたスカートをたくし上げようとしていたとかいうのは内緒だ。
 閑話休題。

「可愛らしくはあるが……この衣装は少し奇抜すぎるような……」
 フラは気に入ったようだが、肝心の財布を握っているジルがまだ難色を示している。
「ご安心ください。すぐにテニスはここで流行りますから」
 商人はぐぐいと身を寄せて力説してくる。

 実はいま、春郷祭の跡地が商人たちの注目の的となっていた。
「祭りで儲けさせてもらったが……これだけの土地がまだ雑草も伸びてなく手入れいらずで使えるというのはまたとないチャンスだぞ?」
「だな。特にサッカーをした跡地なんかはまだ使える」
「またサッカーをするか?」
「いや。もうちょっと儲かることをしよう。このスポーツならウエアも売れるしラケットも売れる……」
 そんな会話が囁かれたかどうかは知らないが、とにかくいま、商人たちは『テニス』を流行させてひと儲けを考えているのだ。
 ここで引くわけがない。

「もうすぐ春郷祭の跡地でテニス大会が開かれます。たくさんの人が集まりますし、それに出るのもいいでしょう」
「ホント? たくさんの人が出るの?」
 フラはもう乗り気である。
「しかし、衣装もそうじゃが道具に費用が掛かりすぎる……」
 ジルが渋った瞬間、商人の目がキランと輝いた。
「いいでしょう。ご購入いただきましたら、この『テニスラケット』もつけましょう」
「さ、さりとてフラはハンターじゃし……」
 ジル、言い訳するが明らかに気圧されている!
 商人、ここは勝負所とずずいと前に出てきた。
「なるほど、ハンターさんですか! でしたら戦いもされますね? そういう方にはこれ。この『打撃専用ラケット』も無料でお付けしますっ。リアルブルーの一流選手たちが悔しがるときの仕草を参考にした由緒ある打撃武器ですっ。ゴブリン程度ならきっとひとなぐりですよっ! どうです、すごいでしょう?」
「ぐ……」
 ジル、これで落ちた。
 もっとも、白地に紫のウエアを着て喜んでいるフラを見ている目はとっくの昔に落ちていたとも言うが。

 そんなこんなで、フラも参加するテニス大会に出場する選手、求ム。

リプレイ本文


 更衣室のあるクラブハウス前に、以下の掲示が出ていた。

・Aブロック
【aコート】
イレーヌ
フラ・キャンディ
ティラ・ンダイハ

【bコート】
エルバッハ・リオン
シエラ・R・スパーダ
ミルティナ=フォンヴェリー

【cコート】
八劒 颯
ヒュムネ・ミュンスター
鈴鹿

・Bブロック
【dコート】
静架
紅緒
Hollow

【eコート】
柊 真司
Holmes
緋乃宮 姫翠

・Cブロック
【fコート】
天竜寺 舞
超級まりお
ザレム・アズール

・Dブロック
【gコート】
時音 ざくろ
ジオラ・L・スパーダ
リナリス・リーカノア

【hコート】
城戸 慶一郎
ラル・S・コーダ
弓月・小太

・特別シード
ガーレッド・ロアー

 この掲示の前に影のように立つ姿があった。
 魔獣装甲「タイラント」に身を包み、腰に手を当てる姿。
「そうか……」
 バイザー付きの頭部装甲を取った姿は、ガーレッド・ロアー(ka4994)。名前があったのは特別シード欄。本戦からの登場だ。籤運が良かった。
「やはり、ここでも俺は別次元!」
 ふっ、と前髪を弾き上げ満足そうに立ち去る。


●cコート
 ぽーん、と優しく宙を舞う黄色いテニスボール。
「おりゃぁー!」
 それが、ものすごい勢いのラケットにぶっ叩かれて飛んでいく。相手は一歩も動けない。
「よしっ!」
 ビッグサーブでエースを決めたのは、ヒュムネ・ミュンスター(ka4288)。
「やるわね」
 抜かれた対戦相手の鈴鹿(ka4445)は、愛用のカウガール風ハットに指を掛けぐっと押し下げた。
 ここはAブロックcコート。ヒュムネ、鈴鹿、八劒 颯(ka1804)の三者が争うグループの緒戦。
 すでに白熱した試合が繰り広げられている。
「久々のテニスだぜ……」
 ヒュムネ、ととんとボールをついてトス。
「思いっきり芝のコートを楽しむとすっかな!」
 ポニーテールも舞うほどの渾身のサーブが再び鈴鹿を襲う!
「ラケットじゃスキルは使えないけど……」
 鈴鹿、今度は反応。
「猟撃士の意地があるのよ!」
 すたーん、と返す。
「俺様にバックハンドなんて……」
 ヒュムネ、前に出る。ラケットを持ち替えた。そのままライジングを狙いワンハンドで……。
「ない!」
 左手フォアのトップスピン!
「とりゃー!」
 鈴鹿、積極策。前に出てのボレーが決まった。
「やるな?」
「プライドもあるのよ」
 にやりと見るヒュムネに、愛用の帽子を捨てて返す鈴鹿。純白のテニスウェアだけの姿となる。
「そういうの、好きだな」
 これを見て上着を脱ぐ。いつもの青いハーフトップ姿になるヒュムネ。本気だ。
「まだまだ球速と球威、上がるぜ!」
「努力根性義理人情、不屈の闘志で勝負!」
 舞うポニーテールにひらめく純白のウエア。
 ベースラインからのパワーと根性で食らいつく勝負は……。
「はっ!」
 見送り振り返る鈴鹿。
「くそっ」
 ヒュムネ、アウトのボールに悔いはなかった。
 この激闘がcコートの運命を分けた。
 鈴鹿は勝利したが、いきなり消耗し次戦の颯戦を勝ち抜く力は残されてなかった。颯、同じく消耗していたヒュムネも下す。


●幕間
 さて、選手はクラブハウスから次々と出てきている。
 ジオラ・L・スパーダ(ka2635)もその一人だ。
「普段から脚を出してるけど、テニスウェアはスースーして落ち着かない……」
 ぼそぼそっ、とつぶやきしきりにミニスカートの裾を引っ張っている。
 その時、声が。
「キミも参加するの? ……ざくろは時音ざくろ、よろしくね」
 にこっ、と笑っていたのは時音 ざくろ(ka1250)。水色に桃色ラインのテニスウェアを着ている。
「うんっ。ボクはフラっていうんだ」
 どうやらフラ・キャンディ(kz0121)に話し掛けていたようだ。ちなみに人員整理でAコートに回っている。
「わ~、フラさんとっても似合っていて可愛いです!」
 ここに緋乃宮 姫翠(ka5031)が駆け寄って来てにぎやかに。
 さらにテニスウェアをひらめかしラル・S・コーダ(ka4495)が歩み寄る。
「これはずいぶん可愛らしい衣装ですね。……ふふ、フラさんも姫翠さんも、とてもお可愛らしい」
「姫翠さんもラルさんも……真っ白で眩しい……」
 フラ、いつもと違う二人の色合いにドキドキしたようで。
「スポーツですから、動きやすい格好ですっ」
 そう言ってくるっと回った姫翠、今日も明るい。
 と、ここで。
「その……」
 もじもじと弓月・小太(ka4679)がミニスカートの裾を抑えながらやって来た。顔は真っ赤。
「あれ、小太さん?」
「これが…用意されてたんです……」
 聞いたフラに上目遣いで不可抗力を訴える小太。どうやら女性用が用意されていたらしい。
 ちなみに更衣室で、その当時。
「あ、あの、これって女性用のではぁ!?」
 あくまで小太は着てから気付いたのである。あくまで。
「……」
 そこに無言で立つ影が。
「颯、どうしたの?」
 颯である。
 ざくろ、聞いてみた。
「……何でもないですの」
 まさか自分も着替え衣装を見た時、「こいつ……はやてが普段どんな格好で戦う依頼に行ってるか調べて来やがったな……」とか呟いて、普段と似たようなミニスカートのウエアを見たとかいうのは内緒だ。
 そう。
 問題はそんなことではない。
「団長は……それが用意されていたのですの?」
「そうだけど?」
 ごく自然に答えるざくろ。彼が女性用ウエアを着ているのは特におかしいことではない。
 おかしなことではないのだ!
「ま、まあ小太さんも似合ってるから……」
「うう……」
 これを見たフラが小太を励ます。
 というか小太、不幸にも一緒に男子更衣室にいたざくろの「何か、変?」みたいな視線を受けて、「まあ似合ってるから……」とか自分も納得して出てきたのである。
 この時フラ、気付いた。
 ジオラが気を取り直していたところを。
「ま、まあ動き易そうではあるし、全力で頑張ろ……ん?」
 そしてジオラもフラに気付く。
 にこーっ、とフラが微笑んだのは、どうやら薄紫のウエアが一緒のようでお揃いぽかったから。
 ところが。
「可愛いコがいっぱ~い♪ よろしくね、フラちゃん♪」
「う、うわ……う、うん、よろしく」
 嵐のようにやって来たリナリス・リーカノア(ka5126)がフラをおっきな胸でだきゅだきゅむぎゅむぎゅ。
「ん?」
 そしてジオラ、似たような気配に気付く。
「……ふぅん」
 姉のシエラ・R・スパーダ(ka3139)が遠くからこちらを見ていたのだ。じっくりと、微笑しつつ。
「んん……」
 とたんにジオラ、スースーして落ち着かないスカートが再び気になるのだったり。


●dコート
 そのBブロック、dコート。静架、紅緒(ka4255)、Hollow(ka4450)の組。
「てにすうぇあは着慣れないわね」
 紅緒(ka4255)が、とんとんと爪先を整えながら身をひねり白い衣装を確認していた。
 対するは、黒のポロシャツに黒の短パン、ソックスも黒で決めた静架(ka0387)。
「大丈夫。似合ってます……よっ!」
 すぱーん、とサーブが来る。ドライブがかかっているぞ。
「てにすって何だか分からないんだけど、球を打ち返せばいいの……ね」
 ぽーんと返す紅緒。静架、さらにドライブをかけて前に揺さぶる。
「やるなら積極的に前に出ないとね」
「お見事」
 迷いなく前に出る紅緒。が、静架も前に出ていた。とん、と角度のあるボレーを落とし先取する。
 動かされていた自覚に敵を見据える紅緒。静架、風に吹かれるまま流れた前髪からのぞく左目で冷静に見つめ返すだけ。
「……裾が短すぎて、動くと見えそうなんだけど大丈夫、これ?」
 紅緒、ベースラインに戻りつつスカートの裾を気にする。そこで気付いた。
「大丈夫、紅緒ちゃん。勝負なんだから気にしちゃだめよ!」
「鈴鹿……」
 友の鈴鹿が応援に来ていた。俄然、握るラケットに力が籠る。
 そして力強いサーブ。
「失礼致します」
「あっ!」
 紅緒、かわす。
 リターンがワンバウンド後、顔面に向かってきたのだ。明らかに狙っていた。
「人に当てた場合もポイントになる……でしたか?」
 事前に仕込んだ知識を呟く静架。
 一方、紅緒。
「……真剣、勝負」
 ぼそり、とつぶやく。
 そして金色の瞳を大きく見開いた!
「全力で行くわよ!」
 祈る仕草で高まるマテリアル、みなぎる戦闘意欲。もちろん、身体能力も跳ね上がった!
「あなたが技なら、腕っぷしで勝負よ!」
「くっ!」
 クラッシュブロウのサーブに何とか反応する静架。
 返してしみじみ思う。
「……飛び道具の扱いと通じる物がありますよね」
 相手の足元を狙ったり技術と正確なストロークで応戦する。押されているがむしろ楽しそうだ。
 しかし。
 最後のリターンはサイドに流れアウト。
 紅緒のパワーに押し切られた。
 その紅緒もこの試合に全力を出し、次戦に敗れてしまうことになる。
 結局Hollowが勝ち上がった。


●gコート
 こちら、Dブロックgコート。ジオラ、ざくろ、リナリスの組。
 姉のシエラが妹のジオラに熱視線を送る中、ざくろと白熱のラリーを繰り広げている。
「あんた、なぜそこまでムキになる?」
 ジオラがベースライン近くからパワーショットを打ち込み、問う。
「ざくろの心の中の冒険テニス魂に火が付いたから!」
 ざくろ、ジェットブーツで追いつき両手打ちで返す。
「面白い。スキルを使うか!」
 ジオラ、それならばとブロウビートで吠えてクラッシュブロウのスマッシュ。テニスポールが扁平に歪むほどの勢いで、来たっ!
 これに対しざくろ、積極的に前に出ていた。まっすぐ来る強力スマッシュ。これはかわせないぞ。
「受けるという点では盾の様な物、これが機導術のちょっとした応用だ……アルケミックゾーン!」
 何とざくろ、ムーバブルシールドで受けた! これがボレーとなり決まる。
(……前か)
 返され反応できなかったとき、ジオラは自問した。
 敵はテクニックを駆使している。自分はどうする?
(やることは……)
「駆け回るだけだっ!」
 かっ、と瞳を見開く。野生の瞳で視力強化。ジオラ、後方で走り回りとにかくパワーでねじ伏せる方針を変えない。
「……ウィンブルドンマキシマム…機導球!」
 最後のショットは、ざくろの超重練成で大きくなったラケットでボレーされた。

 勝ったざくろ、リナリスと対戦。
「ほらほら、どうしたの?」
 何とリナリス、露出の高いドレスで戦っている。胸は揺れ、白い肌はチラ見えどころではない。
「はわわ……」
 ざくろもリナリスも前衛に出て来て打ち合い。その合間にネットを挟んでわざと胸を揺すって見せたり見まいとしながら見てしまい慌てたりと何やってんだか状態。リナリス、ざくろの慌てっぷりが非常に心地良い。
 が、勝者はざくろ。
「ま、相手はスキル使いまくってたから仕方ないね」
 ぜーはー、と勝利したものの激しく消耗しているざくろを背に、とにかく満足そうなリナリスだった。
 これがたたり、本戦に進んだざくろは残念ながらそこで敗退することとなる。


●bコート
 その頃、Aブロックで最大の激闘が繰り広げられていた。
 bコートは妹の観戦から戻ったシエラと、エルバッハ・リオン(ka2434)、ミルティナ=フォンヴェリー(ka5119)の戦いだ。
「テニスですか……。個人競技のようですね。楽しみです」
 エルバッハ、そう呟きつつととんとボールを突いてからトスし、サーブ。えぐいところを突いた!
「高貴な球技のようですが……」
 シエラ、スカートをひらめかせて追い付き対角に返す。
「アンダーもウェアの一環……なのね」
 普段ならはしたないとも感じるのだが、いまはいいのだと思い返し構える。
 対するエルバッハ。
「アンダースコートですか。見せても問題無い下着なら、試合中に偶々相手の目に入ってもミスを誘発しても、それは不可抗力でセーフということですね」
 呟きつつ、こちらもスカートが捲れるのは構わず鋭い場所に返って来た球を逆へと返す。
 余談であるが、観戦に来ていた村の男たちの目は釘付けになっていたとか。
 さて、ともにベースラインからテクニックで左右に振るテニスを展開している。
 ミス待ちだ。
 華麗なラリーは熱を帯びると言うより、優雅。
「持久戦は不利……かしら。行くしかない」
 しびれを切らして前に出るシエラ。このショットは決まったが、ここがターニングポイントとなった。
 前を意識し始めた分、小さなミスが出始めた。
 これが、引き分けに近い試合での勝敗を分けた。

 そして、ミルティナ。
「これは……全力を出さないと……」
 二人の試合を見て、負けたと思っていた。同じ戦法で同じタイプなのでなおさら。
 だから、左右に散るボールに対しランナウトを使った。瞬脚で回り込んだ。そこから両手持ちで懸命にクロスに返す。
 全力で臨んだ結果、かろうじてシエラにもエルバッハにも勝利できた。
 しかし、もうスキルを使う余力は残っていない。
「仕方ないですよね」
 すでに観念しつつ本戦に臨むミルティナである。


●aコート
 Aブロックの最後は、aコート。
 イレーヌ(ka1372)、ティラ・ンダイハ(ka2699)、フラの争いとなる。
「よし、前に出るよ!」
 フラ、果敢に前に出ていた。
 しかし相手のティラも……。
「ラケットとボールで……」
 情熱の赤いウェアをひらめかせ、最奥から一気にランアウト!
 どばーん、とフラの前にアップで迫った!
「アナタのハートを狙い撃ち!」
 どきゅーん、とスマッシュをぶち込む。
「うわ……」
 コートに入ったボールを見送ったフラが改めてティラの方を見ると、彼女はとても楽しそうにラケットを振っていた。
「前に出て積極アピール!」
「前に?」
 フラ、堂々としたティラに首を傾げた。
「テニスやった事ないけど……イイのよそんな事!」
 さらにポーズを続けて言うティラ。最後にウインクして口元に指を添えた。
「目指せ、テニスのお姫様」
「よーし」
 ね、という視線にフラ、その気になった。
 これで双方前のめり。意地の張り合いとなる。
「どうだ!」
「マダムバタフライ!」
「これならどう?」
「キラービー!」
 フラの攻撃にティラ、アームズダンシングで華麗にいなし、ロブには下がってスラッシュエッジで鋭いスマッシュを決める。
 テクニックで粘るフラを下すティラだった。

 そしてティラ、次のイレーヌ戦で空中戦を繰り広げることとなる。
「ど、どうして浴衣……」
「ちゃんと右太もも側にスリットが入って動きやすいぞ?」
 フラの疑問に答えつつ、黒い浴衣姿で跳躍するイレーヌ。そのままストライクブロウでスマッシュを叩きこむ。
「マダムバタフライ!」
 対するティラ、華麗な動きから逆を突くスマッシュに手を伸ばし拾う。
「これで決めよう」
 再び跳躍したイレーヌに、わざと先に動くティラ。先のように空いた場所へスマッシュを誘う。
 しかしイレーヌ、フォースクラッシュでぶっ叩いていた。
「くっ!」
 ティラ、伸ばしたラケットを弾かれ抜かれた。
 そして最後のポイントも似た形に。ティラがロブして、イレーヌが太腿を晒しながら跳んでいる。
 やはりティラ、先に動いて弾道を誘い込む。先はパワーで抜かれたが……。
「キラービー!」
 力負けしないようスキルを混ぜた!
 ――ぽーん……。
 しかし、球は来なかった。
 返って来たのはドロップショット。
「フェイクにはなったかな?」
 損耗激しい熱戦はイレーヌの勝ち抜きとなった。


●eコート
 一方、Bブロック。
 eコートは、柊 真司(ka0705)、Holmes(ka3813)、緋乃宮 姫翠の対決。
「まさか、コッチの世界でテニスをする事になるとは思わなかったぜ。だが……」
 くしゃ、と黒髪に指を通しつつ真司がボールを数回ついて……トスした。
「やるからには優勝狙っていかないとな!」
 すぱん、と綺麗なサーブ。渾身の一撃。ウエアの上着がひらりん☆して細く引き締まる脇腹がちらりん☆したり。
「リアルブルーでは紳士のスポーツとして定着しているらしいね……」
 対するは、Holmes。桃色の豊かな髪を揺らして軌道に入り、力強いストローク。
「紳士である事を日々心掛けている身としては、参加しない訳にはいかないよ」
 涼しい表情だが球は結構重そうだ。
「ん? ……ならば」
 リターンで気付いた真司、ワンハンドから両手持ちに切り替えた。
「それもいいよ。こう見えて腕力には自信があってね」
 不敵に指摘するドワーフのHolmes。ベースラインからのパワー勝負に来ている。
「だったらドライブはやめだ」
 真司、スライスに変更。ベースラインから左右に揺さぶるテニスで勝負に応じた。
 戦況はやや真司が有利。
 リターンが自分の一歩半径以内に返って来ているからだ。反面、動き回るHolmesに疲れが見える。
 が、徐々にスコアはHolmesが追い上げてきた。
「今の!」
 真司、スマッシュでラケットを弾かれた一撃で相手を睨んだ。
「そう……クラッシュブロウさ。今までもたまにノックバックで重い球を返してもらったね」
 何とHolmes、わざと重い球を返球させていたのだ。
「だったら……」
 腕の握力が低下した真司、頭脳的にドロップショットで前に動かした。というか、もう精密なスライスは打てない。
 それでももちろんHolmesは後ろに振る。これをジェットブーツで追う真司。
 しかし、最初に同条件でパワー勝負に持ち込まれた時のダメージは大きい。
「仕方ねぇ」
 敗北した真司、上着を上げて顔の汗を拭う。鍛えた腹筋、ちらり☆。
「ところで、テニスってどんなスポーツなのでしょう?」
「ん? 自由にコートを舞うスポーツだよ」
 入れ替わる時に姫翠に聞かれ、ぶっきらぼうに答える真司。これが勝敗を分けた。
「舞いますよ~」
「強制的に下がってもらうよ」
 とにかく動き回り前にも来る姫翠に手を焼くHolmes。
「ま、仕方ないね。良き試合だったよ」
「えへへ~」
 Holmes、前にも出て来る姫翠とは相性が悪かった。
 本戦には姫翠が進んだ。


●fコート
 Cブロックfコートでは、天竜寺 舞(ka0377)、超級まりお(ka0824)、ザレム・アズール(ka0878)が競っていた。
「よしっ!」
 ザレムがすぱん、と角度のあるサーブを放った。乱れる髪、わずかに虹色の光沢も放つ白いウエアが捲れ肌がチラ見えする。美しいフォームが威力を物語る。
 対するは、まりお。
「正直言って……」
 おっと。懐深い強サーブだがうまくラケットに当たった。
「やるな?」
 ザレムはベースラインを捨てた。前に出てライジングですぐにリターン。
「球技って昔から苦手なんだよねー、ボク」
 何とまりお、前に張っていた。
 しっかり返すつもりが、当たりぞこない。むしろ勢いの消えたボレーとなってえげつなく相手コートに落ちた。
「ではこれなら?」
 今度は左右に振るザレム。正確なショットだ。
「あはは、やっぱり無理かな~」
 まりおのリターンは力のない分、当たれば信じられない角度で返って来る。きゅきゅっ、とスニーカーの底を鳴らして追い付くザレム。無理な体勢も腰をひねってウエアをひらめかせて力強く返す。
 これが、極端にネットまで張り出したまりおの目の前に。もちろんまりお、ラケットを掲げる。
 ぽとり、とザレム側に落ちる。
 明らかに技量はザレムの方が上だったが、意外な動きで博打に見えるほどのタイミングで前に出るまりおに星を落とした。というか、前衛重視のテニスに相性が悪かった。
「前に出ると格闘技みたい、かな?」
 まりお、何かを掴む。

 今度は、舞。
「どうだ!」
 後方に張り付いたままダッシュして追い付いたボールを両手で思いっきり叩く。
「いい感じだ」
 ザレム、こちらも後方に張り付いたままいい動きで追いつき、返す。
「パワーで押すよ。一試合完全燃焼だよ!」
「望むところだ。追い付くことができるか?」
 力押しの舞に、左右に振りスタミナ勝負に持ち込むザレム。心地良い音が響きラリーは続く。
 やがて、ザレムのマッチポイントに。
「どうだ?」
 最後の一撃とばかりにザレムが一歩踏み込み弾み際を高速リターン。これで決めるつもりだ。
 その時!
「伝説の漫画『テニヌのプリンス様』にかけて……」
 舞の瞳が青から真紅に、変わった!
 瞬脚で助走。たぎるバックスイング。燃えるような瞳でボールを見据える。
 そして!
「行くよ、ジャコビニ流星スマッシュ!」
 強力な両手打ちで、来た。
「何?」
 破壊されたラケットの破片がまるで無数に分裂したボールとなって返る。ザレム、動けない。
 ボール本体はその隙にドロップのようにコート内に落ちて転がっていた。
「仕方ない……」
 ザレム、深く構えると瞳が赤くなり背に黒龍の幻翼が発現した。
 テニスは楽しむもの、と考えている。
 そのテニスはもう勝負がついたと舞は理解したのだろう、と読む。ならば……。
「ここからは、舞のテニスで勝負だ」
「思いっきり体を動かそう♪」
 にこり、と応じる舞。
 ド派手な熱戦が繰り広げられる。
「どうだ!」
 アルケミックパワーでザレムも強力なショットを放つ。
「回り込むよっ!」
 舞、瞬脚。
「何の!」
 ジェットブーツで追いつくザレム。高いロブになる。
 待っていた舞、ポールを足場に立体攻撃。海老ぞりになって高く跳ぶ!
「待ってました! ジャコビニスマッシュ!」
 またも分裂するボール。
「すでに見切って……何?」
 が、今度のスマッシュはラケットではなくボールが破片となっていた。なんというアストロテニヌ!
 そして。
「あはは、気持ち良かった♪」
「ま、いい試合だったよ」
 試合終わって、両者は楽しそうに握手。
 結局、時間切れ引き分け。
 ちなみに一戦完全燃焼の舞、次戦を棄権。
「何の罰ゲーム……」
 まりお、本戦に。


●hコート
 予選最後は、Dブロックhコート。
 城戸 慶一郎(ka3633)、ラル、小太の戦い。
「懐かしくはある……か」
 慶一郎がサーブ前にボールを懐かしむようにぽんぽんとラケットで突く。
 感触は、高校時代に体育の授業でやらされたテニスと一緒。これなら普通に扱えると反対の手で首元に手をやる。
 が、馴染みの感触はない。
 すでにテニスウエアに着替え、いつものネクタイの感触はない。
 対する反対コート。
「うう、勝負である以上負けたくはないですが…この格好はぁ……」
 小太がしきりにミニスカートを気にしていた。どうも馴染みの感触では……あれ? 普段も概ね似たようなの着てるような?
「何から何まで異世界だな……とにかくヤケクソだ」
 慶一郎、いつものように投げやり人生そのままなサーブ。
「はっ……」
 小太、機敏に反応。というか、小動物のようなびくっとした反応。これがいいところに返る。
「……リアルブルー由来のスポーツって事で有利なんじゃないかと思ってた」
 がっかりな感じの慶一郎。しかし、背後から負けられない理由が現れる。
「あら、頑張ってるわね」
 シエラが見てる。
「とにかく駆け回れ!」
 ジオラも応援している。
「目指せ、テニスの執事様!」
 ティラも一緒だ。
「執事様……」
 友人の応援と、微妙に交じる無茶な注文にさらにヤケクソ度がアップする!
(力も耐久力も自信なしと来れば……)
 おっと。ヤケクソではあるが、むしろ冴えてる!
「小手先に頼る」
「右ですかぁ…」
「全力とヤケクソを総動員だな!」
「左ですかぁ…」
 技術を駆使して揺さぶる慶一郎だが、小太も言葉とは裏腹に小気味良い動きでついてくる。
「……どっちも受け身体質の巻き込まれ体質みたいね」
 応援していたシエラが的確に二人のタイプが似ていることを見抜く。
 ともに後ろに張り付いての打ち合いに終始。
 結果、負けられない応援の付いていた慶一郎が辛くも勝利した。
 しかし、消耗激しい。
 次戦で、ラルの前に出るテニスに屈することとなる。


●本戦
 新たに以下の掲示が出た。

【本戦aコート】
イレーヌ
ミルティナ=フォンヴェリー
八劒 颯

【本戦bコート】
Hollow
緋乃宮 姫翠
超級まりお

【本戦cコート】
時音 ざくろ
ラル・S・コーダ
ガーレッド・ロアー

 そして、本戦。
「はやてにおまかせですの!」
 DO・RI・RUこと、颯がaコートに登場。
 対するは、イレーヌ。
「もう数発は打てるかな?」
 得意のジャンピングスマッシュをフォースクラッシュでぶち込む。
「……分かりましたですの」
 まったく反応できなかった颯、面を引き締めた。
 ここから颯の快進撃。左右に動いて拾いまくり、ジェットブーツで前に詰めて角度のあるボレーを決める。いい動きなのは……。
「普段の衣装は重量の嵩むドリルを扱う為に他を軽量化した結果であって……」
 つまり、ドリルのない今は軽やかに動ける、と。ちらりん☆も何のその!
「縦にはどうかな?」
 イレーヌ、ジャンプして叩きつけスマッシュ。
 が、これが返って来た。
「……奥の手、超重練成ですの」
 何と颯、ラケットを巨大化させて当てた。大きくなってもいつもは重量の嵩む以下略なので正確さに問題はない。
「仕方ないね」
 おっと、イレーヌも最後の覚醒。やや背が伸びてこのボールを掬った。服はぴちぴちの勝利だ。
 勝利したイレーヌ、ミルティナと対戦。
 が、すでにイレーヌ、ミルティナともに余力はない。
 後方からの打ち合いは、技術でミルティナが短期決戦に持ち込み制した。

 bコートでは。
「げげぇー! あ、あの技は!?」
 驚愕するまりお。その手前にボールがころん、と転がった。
 まりおが凝視する先には!
「えへへ~、やりましたっ!」
 碧銀色の翼の幻影を背にした姫翠が振り抜いたラケットを伸ばしたまま得意そうにしていた。
「眠明(みんめい)書房の刊行物にもある、【納刀の構え】!」
「妖精のように舞い、一瞬で惑わせますっ!」
 姫翠のスキルが決まった。前衛対決はこれで姫翠が制した。
 続いて、Hollow戦。
「ええと、小太さんたちとは逆です?」
「あなたみたいな可愛らしい服装に少しは憧れますが、わたしには似合うとは思えませんし、動きやすい服装が一番ですね」
 姫翠の疑問にウエィブする長い銀髪をかき上げながら答えるHollow。なんと、女性ながらパリッとしたシャツとズボン姿。
「この服も動きやすいですよ?」
「……せっかくの試合ですから、やはり勝ちたいです」
 軽やかに前に出て聞く姫翠。Hollowは予選を勝ち抜いたベースラインから相手を振り回すテニス。
「相手を怒らせない範囲で真剣に戦わせて頂きます」
 細い顎を引き、紫の瞳を輝かすHollow。右に左にと打ち分ける。
 そして、ネット付近を狙った!
「妖精のように舞いますっ!」
 ――すたーん。
 ここで得意の納刀の構え。
「……良い試合でした。またいつかお手合わせを頂ければ幸いです」
「はいですっ」
 素直に負けを認めたHollow。紳士的に姫翠と握手し健闘をたたえ合うのだった。

 こちら、cコート。
 ざくろを下したラルが、すっと右足を左足後方に引き一礼をしていた。
「よろしく、楽しもうな」
 対するシードの(自称)異次元から来た男、ガーレッド。紳士的に握手した。
 その後、とんでもない展開となる。


さあ、さあ、さあ!
共に楽しく踊りましょう、こころゆくまで!


 ラル、得物をラケットにしたダンステニス。とにかくリズムに乗って動く動く。
 対するガーレッド。
「いくぞっ! 別次元から来た戦士のプレイを見せてやる……≪超次元ダッシュ≫!」
 誰も知らない超次元テニスで対抗するッ!
「♪良い球です、ええ、ええ、とても!」
「とうっ≪超次元ショット≫!」
「わたしも全力で返さなければ、なりませんね!」
「≪超次元ターン≫からの…≪超次元スマッシュ≫!」
 変則的な動きのラルと、実は真っ直ぐ素直な動きで持久力勝負のガーレッド。
 勝負の行方は……。
「≪超次元バーニングスマッシュ≫!」
 長いラリーをガーレッドが制した。


●そして決勝
「負けたわ……」
「ラルさん、お疲れ様ですっ」
 ラル、フラと小太が一緒に座ってジュースを飲んでいる席に戻って来た。
「ジュース、飲みますか…」
「お酒はあるかな?」
 小太が聞いたところでイレーヌも来た。
「水分補給は必須だな」
 現れたザレムはミネラルウォーターやワインを持ってきた。向こうでは商人たちが観戦に訪れた村人に売りまくっている。どうやらいい商売になっているらしい。
「紅緒ちゃん、お弁当あるよ!」
「ま、最後まできっちり見ていくわ。ケジメね」
 鈴鹿と紅緒もやって来た。
 それだけではない。
 決勝戦を見守るため全員が集っている。
「フラちゃん、チアダンスで皆の応援するよ♪」
「え?」
 リナリスもやって来てポンポンを渡しフラを連れ出す。
「高く足を上げ大開脚し激しく胸を揺らしながら♪」
「え? ええー!」

 というわけで、決勝。
 激しい戦いが続いている。
「次元を越えてやって来た戦士の実力を見よっ!」
「チョコレートも食べましたっ。負けませんっ!」
「私にしか出来ないこと……」
 ガーレッド、姫翠、ミルティナともスキルは使い果たしている。気力を振り絞った戦いは……。
「え?」
 ミルティナ、意外そうな声を出す。
 前に出る姫翠を後ろからテクニックでかわし、次戦の後ろで粘るガーレッドには冷静な逆打ちのテクニックで退けた。
 優勝は、ミルティナ。
 準優勝は姫翠とガーレッドに決まった。

 そして勝負が決まった瞬間!
「ほれ、優勝者にはワインかけじゃ!」
 商人たちが叫び観客にワインを手渡した。
「え、ええ~っ!」
 だだだっと周りを囲まれワインの祝福を受けびしょびしょになるミルティナ。
 初代テニス大会優勝者の誕生だ。

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MVP一覧

  • (自称)別次元の戦士
    ガーレッド・ロアーka4994
  • 開拓者
    緋乃宮 姫翠ka5031
  • テニス大会優勝者
    ミルティナ=フォンヴェリーka5119

重体一覧

参加者一覧

  • 行政営業官
    天竜寺 舞(ka0377
    人間(蒼)|18才|女性|疾影士
  • アークシューター
    静架(ka0387
    人間(蒼)|19才|男性|猟撃士
  • オールラウンドプレイヤー
    柊 真司(ka0705
    人間(蒼)|20才|男性|機導師

  •  (ka0824
    人間(蒼)|16才|女性|疾影士
  • 幻獣王親衛隊
    ザレム・アズール(ka0878
    人間(紅)|19才|男性|機導師
  • 神秘を掴む冒険家
    時音 ざくろ(ka1250
    人間(蒼)|18才|男性|機導師
  • 白嶺の慧眼
    イレーヌ(ka1372
    ドワーフ|10才|女性|聖導士
  • びりびり電撃どりる!
    八劒 颯(ka1804
    人間(蒼)|15才|女性|機導師
  • ルル大学魔術師学部教授
    エルバッハ・リオン(ka2434
    エルフ|12才|女性|魔術師
  • ビューティー・ヴィラン
    ジオラ・L・スパーダ(ka2635
    エルフ|24才|女性|霊闘士
  • レディチョッパー
    ティラ・ンダイハ(ka2699
    エルフ|20才|女性|疾影士

  • アリスレイ・C・アリーセル(ka2969
    人間(蒼)|18才|男性|魔術師

  • シエラ・R・スパーダ(ka3139
    エルフ|26才|女性|魔術師
  • 充実異世界ライフ
    城戸 慶一郎(ka3633
    人間(蒼)|25才|男性|猟撃士
  • 唯一つ、その名を
    Holmes(ka3813
    ドワーフ|8才|女性|霊闘士

  • 紅緒(ka4255
    人間(蒼)|15才|女性|霊闘士
  • 撃退士
    ヒュムネ・ミュンスター(ka4288
    人間(蒼)|13才|女性|闘狩人
  • 魔導トラック野郎
    鈴鹿(ka4445
    人間(蒼)|19才|女性|猟撃士
  • 復興の一歩をもたらした者
    Hollow(ka4450
    人間(紅)|17才|女性|機導師
  • 戦場の蝶
    ラル・S・コーダ(ka4495
    エルフ|27才|女性|闘狩人
  • 百年目の運命の人
    弓月・小太(ka4679
    人間(紅)|10才|男性|猟撃士
  • (自称)別次元の戦士
    ガーレッド・ロアー(ka4994
    人間(蒼)|28才|男性|機導師
  • 開拓者
    緋乃宮 姫翠(ka5031
    人間(紅)|14才|女性|舞刀士
  • テニス大会優勝者
    ミルティナ=フォンヴェリー(ka5119
    人間(紅)|16才|女性|疾影士
  • また、あなたと
    リナリス・リーカノア(ka5126
    人間(紅)|14才|女性|魔術師

サポート一覧

マテリアルリンク参加者一覧

依頼相談掲示板
アイコン 質問卓
八劒 颯(ka1804
人間(リアルブルー)|15才|女性|機導師(アルケミスト)
最終発言
2015/07/06 05:27:51
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2015/07/05 22:32:33
アイコン テニス大会控え室
緋乃宮 姫翠(ka5031
人間(クリムゾンウェスト)|14才|女性|舞刀士(ソードダンサー)
最終発言
2015/07/06 19:28:33