• 闇光

【闇光】進撃の79

マスター:cr

シナリオ形態
イベント
難易度
難しい
オプション
参加費
500
参加制限
-
参加人数
1~25人
サポート
0~0人
報酬
普通
相談期間
5日
締切
2015/10/22 07:30
完成日
2015/10/30 01:05

みんなの思い出

思い出設定されたOMC商品がありません。

オープニング


「あなたはこれをお使いください」
「えー☆ 刀は趣味じゃ無いの☆」
「いえ、あなたはこの刀を持ち、この脚本通り動いてください。そうすればきっと望む結果を得られるでしょう」


 北狄へと進軍した人間達は混乱に陥っていた。無理もない。歪虚王が現れ、夢幻城が動き出したのだから。
 そこで人間側は立て直すため一旦撤退することになった。
 ハンター達にも重傷者は多く出ている。この状況で深追いすることは下手をすれば全滅に繋がりかねない。それだけは避けねばならない。
 後ろへ向けての前進。これは言い訳でも何でもない。空を飛ぶ夢幻城を迎え撃つための防衛ラインを築くためには何より数が必要だ。それ故、兵士たちの士気は高かった。一糸乱れず足並みを揃えて進む。そんな時だった。広がる荒野に一人立つ影を目にしたのは。
 その影はかわいらしい服装を身にまとい、ピンク色の髪を振りながらこちらを笑顔で見つめていた。手にはその小柄な少女の姿には似つかわしくない一振りの刀を持つ。
 だが、兵士たちは彼女の正体を知っていた。

「みんなー! 今日は、ナナのスペシャルライブに来てくれてありがとー☆」

 その少女の名はナナ・ナイン。災厄の十三魔の一人であった。


 兵士たちにはすぐに次の司令が出され、その通りに動く。ナナは殺戮を好み、驚異的な戦闘能力を誇る歪虚だが、彼女が好むのは一方的な殺戮であり、無駄な交戦を避ける性質がわかっていた。ならばナナを避け少し遠回りする形になってもキャンプへと戻る。それが人間側の結論だった。
 兵士たちは指示通りに隊列を変え、ナナを無視するかのように動こうとする。その時だった。

「それじゃあ、ナナの一曲目、聞いてください。『殺戮☆全滅☆ジェノサイド☆』、楽しいの、行っくよ~!」

 ふざけているとしか思えないセリフと共にナナは手にした刀を地面に突き立てる。その刀をまるでマイクスタンドのようにして、ナナは歌声を紡ぎ出そうとする。
 兵士たちは刀を武器として振るうのではなく、そのように使ったナナに一瞬面食らうが、それだけだった。何事も無かったかのように先へと進む。

 そして次の瞬間、兵士たちの首から上が全て刎ね飛んだ。


「報告します! 災厄の十三魔、ナナ・ナインが現れ……第十三小隊が全滅しました!」
 このタイミングでの悪夢としか言えない報告が人間側に伝えられる。最悪のタイミングで現れたジョーカーというべき駒。恐らくこのまま好き放題暴れるのであろう。
 それを人間側としては指をくわえて見ているわけには行かない。一刻も早く、お引取りを願わなければ行けない。

「ナナのライブはまだまだ続くよ☆ みんな~、たっぷり楽しんでいってね☆」

 折り重なった兵士たちの亡骸に向けてナナはそう言う。ナナが歌う次のナンバー。それを聞くのは君達だ。君達は人々の未来のため、ナナをここで止めなければいけない。

リプレイ本文


 荒野を25人のハンター達が進んでいた。目指す先は災厄の十三魔の一人、ナナ・ナイン。
 そして土埃舞うそこに標的は居た。平べったい岩をステージにでも見立てたのだろうか、その真中に一人立つ。
「怪我のせいで直接戦闘はできないが、それでも何かやれる事はあるはずだ」
 そんなナナを双眼鏡で確認していた男が一人、柊 真司(ka0705)だ。柊は先日の戦闘で深い傷を負っていた。この状況で無茶なことは出来そうにない。
 そんな柊の隣で紫月・海斗(ka0788)が状況を確認している。こちらも柊と同じく、深い傷を負っていた。
「皆のサポートしつつ元気に見せなきゃならんのはシンドイぜ」
 そこで二人が行うのは指揮。戦況を眺めながら、他の者達に的確に指示を出していく。
 そして対峙するナナもハンター達に気づいたのか、刀をマイクスタンドに見立て口を開いた。
「ハンター達のみんなー☆ ナナのスペシャルライブにようこそー☆」
 トンチンカンなナナの言葉も、ナナがどういう相手かを知るハンター達には緊張感を高める合図になる。ゴクリと唾を飲むその時、ナナの言葉が続いた。
「今日は特別にハンター達のみんなを――殺しちゃうぞ☆」
「こんなトコで死んでやる訳にもいかねぇな」
 紫月は銃をナナに向け、合いの手を入れる。その時、ナナと同じくピンクの髪の少女が飛び出した。
「わお、ナナちゃんじゃん! 久しぶりー」
 彼女の名はエリス・ブーリャ(ka3419)。ナナがCAM実験場に現れた際に居合わせた者の一人だ。
「個性が必要なアイドルにキャラかぶりは致命的だよね」
「いや、アイドルじゃないだろ」
「だから対バンだー!」
「エリス嬢ちゃんアイツはそんなこと理解してねぇぞ」
 二人にツッコまれつつ、エリスはナナに向き合うと堂々と宣戦布告を行った。それをナナはどう思ったのか。
「ナナの大ファンなの? 嬉しいなー☆ それじゃあとっておきの曲行くね☆」
 そしてナナは刀に手をかけ歌い出した。
「ナナのこと大好きな キミの身体を☆」
 その声とともに、歌声は嵐の様にエリスに向かって襲いかかる。
 反応して防壁を構築したエリスだったが、刃と化した歌声はは容赦無く三人を切り裂いていった。
 そして、歌声が通りすぎた後、そこに残ったのは血塗れのエリスと、倒れ伏して動かなくなった二人だった。
「くう、早速始まってしもうた!」
 碧瑠璃(ka4156)は慌てて倒れた二人を回収し、そのままエリスの体を癒やすべく聖句を唱えた。柔らかい光が彼女の体を包み、血が流れ出す傷口を塞いでいく。だが、ナナはそこに容赦なくもう一度、歌声の刃を放った。
「縦裂き 八つ裂き デストローイ☆」
 歌声が通り過ぎた後には美しかったピンク色の髪を赤黒く染め、動かなくなっているエリスが残されていた。

 あっという間に三人の戦闘不能者を出したハンター達。しかし三人に対しナナが動いている間に、また別に動く者達が居た。
「災厄の十三魔……それは別に良いわ。でも……その歌声は散々ね」
 倒れたエリスを瑠璃が回収していた頃、別の場所でナナを見る眼があった。細身の体で自らよりも大きな弓を引き絞っているケイ・R・シュトルツェ(ka0242)。
「歌姫と呼ばれるのはあたし1人で充分、よ」
 そしてケイは矢を放つ。それは戦場を貫き、ナナへと一直線に向かっていく。
 ひらりと空に舞いかわすナナ。再びステージに降り立つと同時に、バックダンサーとばかりにナナの姿を摸したような人形達が現れ彼女を囲む。
 そしてそれが戦いの火蓋を切ることになった。


「ナナ・ナイン、あなたの好き勝手にはさせないから……!」
 まず真っ先にナナへ向かって突き進んだのはアイビス・グラス(ka2477)だ。腹部の傷がうずく。
 ナナが初めて現れた時のことが脳裏によぎる。その時腹部に手を突き刺された事も。
「お腹の傷は79による……別に、恨んでもないけど……」
 そして同じように向かっていったシェリル・マイヤーズ(ka0509)も、同じく腹部に手を突き立てられた者だった。
 恨んでは居ない。だが、ナナを放っておく訳にも行かない。アイビスとともにナナを止めるべく突き進むシェリル。
 そんな二人を、人形たちが襲いかかる。高速で振り切るアイビス。跳び上がってかわすシェリル。人形たちの攻撃は二人をまるで捉えない。だが、また二人もナナに向かうことが出来ない。
 攻めあぐねる二人をまるで楽しい玩具を見つけたとばかりにナナはそのピンクの瞳で見つめる。
「ステージ中のご無礼、ごめんね?」
 だが、十色 エニア(ka0370)はその動きに気づいていた。そして頭の中で計算を巡らせていた。エリス達を切り裂いた歌声の仕掛けが何なのか。
「これ以上、友達を傷つけさせないよ!」
 そしてエニアは呪文を唱える。緑色の風が吹きそれがアイビスの、そしてシェリルの体を包む。
 その時、ナナの歌声が、再び刃となって襲いかかった。とっさに避けるのに成功したエニア。だがアイビスとシェリルは避けきれない。歌声が二人の体を切り裂く。
 しかし歌声が通りすぎた時、多少の傷を負ったとはいえ二人は立っていた。ナナの歌声の正体を魔術師であるエニアは察していた。自分も使う風の刃を生み出す魔術。媒介は違うが仕組みは同じ、ならばそれを防ぐ術も同じのはずだ。その考えは、確かに正しかった。彼の呪文は二人を守ったのだ。
 だが、二人は問題なく戦えるとはいえ、やはり攻めこむことが出来ない。ナナを守るべく人形たちが陣を組んでいる。それならば。
「今回は前回戦闘の記憶を元に、二の轍は踏まぬ!」
「ええ、私たちも前より格段に強くなっているのですっ」
 歌声の刃が通り過ぎた後、そこに飛び出してきたのは星輝 Amhran(ka0724)とUisca Amhran(ka0754)の姉妹だった。同じくナナに向かおうとする二人に人形達が殺到し襲いかかる。二人はその攻撃をかわす。そしてイスカは人形たちを十分に引き付けたところで、光の波動が彼女の体から迸る。一瞬のきらめき。光が晴れた後にはそれによって焼かれた人形達。
 一方キララはまだ襲い来る人形達の攻撃をかわし続けていた。鳥が空を舞うが如くかわし続けていた彼女だが、やがて一体の攻撃がその身を傷つける。
 その時だった。キララはやおら手にした手裏剣を空高く投げ上げる。そこには誰もいない。人形達はそんな彼女の動きを気にすること無く再び一斉に襲いかかる。そして一瞬の後、宙空で静止した手裏剣が飛び交い、人形達の腕を撥ね、脚を切り飛ばしていく。尾を引いて飛ぶ星形の鉄片の姿は、まるで星座のようであった。


 一方、別の側ではまた違う動きをする者達が居た。
「歪虚のアイドルか。ハッ、ならヴォイドルだな」
 マテリアルを脚に集め、スピードを上げて走っていたのはユーロス・フォルケ(ka3862)だった。そのままナナに近づいていく。また別の人形達がユーロスの元へと集まる。
 人形達が振るい、突き立てようとする手を後ろに宙返りしながらかわしていくユーロス。そんな彼を人形達に追いかけさせて、ナナへ向かう進路を開ける事が狙いだった。
 しかし、着地したユーロスが見たのは元の位置へと戻る人形達の姿。それが意味することは一つだ。今回の人形達は、ナナを護るため動いている。ナナの歌声でハンター達を斬り裂くことが主だと言うのか。ならば……彼は再びナナの正面を避けるように動いていた。
「災厄の十三魔、ナナ・ナイン……デスカ」
 その頃、照準をさだめじっとナナの姿を見つめる者が居た。ヒズミ・クロフォード(ka4246)だ。息を殺しじっとその時を待つクロフォード。しかし、照準の前を人形がちらちらと通り過ぎていく。ナナを守るべく動く人形達を潰さないかぎりはどうしようもない。
「邪魔デスネェ……少し減らすしかアリマセン、カ」
 決めてしまえば後は早い。照準を人形の方に向け直し、一呼吸するとためらいなく引き金を引く。放たれた銃弾は一直線に跳んで確かに人形の体を捉え、その体をあらぬ方向へとねじ曲げた。
「何処まで戦えるかはわかりません。其れでも皆様のお力になれるのであれば、此の刀を振るうまで」
 そんなクロフォードの側に付き従うように居たのはセツナ・ウリヤノヴァ(ka5645)だった。狙撃手に取って隙を突かれ接近されることが何より恐ろしい。そんな彼のために、彼女は刀を抜き守るように立っていた。
 しかし、クロフォードの狙いはナナから、ナナを守る人形へと切り替わった。ならば自分にも自分の出来ることをするのみ。
「いざ、参る」
 セツナは刃を立て、人形へと向かっていった。


「相変わらず好き放題してくれやがって! しかもまた取り巻きつきか!」
 また別の場所では、人形達と戦い始めていた者が居た。怒りにより熱く燃え上がる心を握った拳に込め、愛馬を駆ける岩井崎 旭(ka0234)は以前ナナと遭遇した時のことを思い出していた。さっと一瞥すると赤い色の人形は居ない。ならばやることは決まった。そのままナナを守ろうとする人形の一体へと向かい、勢いを付けて拳を振りぬく。まっすぐ放たれたパンチは爆発する突風のごとく人形の小さな体を捉え、明後日の方向へと吹き飛ばした。
「よくもやりやがったな……79はここで食い止める」
 一方身を低く屈め人形達と距離を保ったまま動いていたのは対崎 紋次郎(ka1892)だった。身をかがめているのは他でもない、ナナの歌声からその身を守るためである。そんな彼の前には同じ姿をした人形達。
 そんな人形達を見ながら、対崎は手にした杖に仕込まれた魔導機械のキーを叩く。やがて、入力を終えた彼の目の前に光り輝く三角形が現れる。そこに意識を少し集中し、ターゲットに目星をつけた次の刹那、三角の頂点から三本の光の線が伸び、それぞれが人形達の脚を貫いた。
 光が突き刺さり、晴れた後には脚を灼かれた人形達が綺麗に三体。形は人だが、異様な動きで走り回る人形の姿は観るだけで嫌悪感を覚える。一度で倒れないならば。次の攻撃に備え、再び入力を開始する対崎。
 そんな時、その一体に横から飛んできた矢が突き刺さった。
「ったく厄介な武器を持ち出しやがって。なんとかに刃物ってやつだな!」
 弓を引きながら足をナナに向かって進めていたのはジャック・エルギン(ka1522)。軽口を叩く彼の姿を見ると、まるでこの戦いを楽しんでいるかのようだった。
 そんなジャックが前へ進みながら、横で交戦している人形を見るやいなや矢を放つ。一直線に戦場を割いたそれが対崎によって灼かれた人形を貫き、縫い止める。その結果を見ようともせず、彼は歩を進めていた。本命のターゲットはアイツだ。そちらへと向かい、突き進んでいく。
「ナナちゃんがデビューの時は全く歯が立たなかったからな。そのリベンジだぜ!」
 一方同じように軽口を叩きながらロジャー=ウィステリアランド(ka2900)が弓をつがえる。ギリギリと引き絞り、瞳にマテリアルを込め標的を狙う。そして矢にマテリアルを送り込み、送りきったところで矢を放った。
 風を切る音とともに矢は飛び、一体の人形を貫く。だが、人形は人とは違う理で動いている。心臓部を貫かれたとしても、人形は止まらない。
 だが、次の瞬間胸に突き立った矢から水が勢い良く飛び出す。やがて飛び出した水は触手のような形になり、人形の手を、足を縛った。
 今の目的は人形を完全に潰すことではない。本丸のナナへの道を開けるため、その動きを止めることこそが本分だ。そして、ロジャーの放った矢は間違いなくその仕事を果たしたのだった。


「なんとも傍迷惑で物騒な」
 また別の場所では、メトロノーム・ソングライト(ka1267)が呆然としていた。呆然としていた理由は歌声の巻き起こす威力を知ったから、というのもあるが
「しかし、似たようなものかもしれませんね。破壊を歌う今のわたしも……」
 そう思ったからでもあった。一つため息を付き、気持ちを切り替える。いつまでも呆然としている訳にはいかない。
 メトロノームは精神を集中し、呪文を唱える。すると火球が産まれ、そしてそれがナナを取り囲む人形達へと向かっていった。そして着弾と同時に大爆発。轟々と火柱が立ち、やがてそれが晴れると焼け焦げた身を動かすというより、蠢かせながらなおも動きまわろうとする人形達の姿があった。
「いやあ、戦場が舞台とはなかなか見れるものではないね」
 その様子を見ながら軽薄そうな口調でイルム=ローレ・エーレ(ka5113)が喋っていた。
「だけれど、ボクもこういう舞台で踊るのは得意なのさ」
 だが、軽薄にしゃべるのがイルムの仕事ではない。彼女は白百合の護拳を携えたレイピアを構え、一直線に一体の人形に突っ込む。そして突進の勢いのまま刃で持ってその体を貫いた。
「79か69か知らないが、コンサートにやらせの桜をまいて完遂しようとは随分寒いことをするな」
 その時エンジン音が一帯に鳴り響いた。バイクにまたがり、急速に近づいてくるクリスティン・ガフ(ka1090)。肩に担いだその剣は、彼女の体躯の二倍をゆうに超える長さを持ち、分厚く幅広の刃をたたえている。そのまま彼女はイルムが貫いた人形の背後へと近づき、そのあまりにも巨大な刃を振り下ろす。その一太刀は情け容赦なく人形の体を粉々に砕いた。そしてそのまま走り抜けるクリスティン。
 だが、そんな彼女の元へまた別の人形が飛び上がり襲いかかる。焼け焦げ醜悪な姿への変化したそれを一発の銃声が食い止めた。
 盾を構え、銃弾で持ってまたクリスティンの盾となっていたのは春日 啓一(ka1621)だった。そのまま銃弾をばらまき、クリスティンを襲おうかという人形を食い止める。
 だが、それすらもすり抜けて飛び込んでくる人形。しかしその手がクリスティンの体を切り裂こうとした時、その間に一つの影が現れた。
 その影の正体はアーヴィン(ka3383)だった。急所を的確に捉える人形の一撃を受け、痛烈なダメージを受けながらも、問題ないとばかりにニヤリと笑う。そして確認をする前に弓を引き、牽制の矢を人形達へと向けて放っていった。


 一方人形達もただやられているだけでは無かった。一回り大きなサイズの人形が現れ、ハンター達の命を奪おうと前に出てくる。
「――上等だ」
 そこにウィンス・デイランダール(ka0039)がグレイブに手を突進していく。そして接敵するやいなや、七色に輝く刃をきらめかせ大きく踏み込みながら真っ直ぐそれを突き出した。
 一瞬のうちに走ったその刃は、人形を、その回りにいた取り巻きの人形もろとも突き刺す。だが、人形はこの程度で止まらない。体を奇妙にねじらせて、ウィンスの頭を手刀で斬りつける。ばっと飛び散る血。一回り大きな人形は、その体躯に見合っただけの強さを持っているようだった。
「……ナナ・ナインか。また厄介な力を身につけたようだ。仲間が撃破するまでの間、俺は俺で務めを果たす事としよう」
 ならばハンター達も一人で立ち向かうわけではない。榊 兵庫(ka0010)が走りこんでくる。その勢いを正確に腕に伝え、腕はまた正確に手にした槍にその力を伝える。そうして繰り出された突きは文字通り目に物止まらぬ速さで人形を貫いた。これこそが、榊が受け継いだ古武術、榊流の技である狼牙一式である。
「人形遊びって年じゃねぇんだがな」
 その頃、アーサー・ホーガン(ka0471)もまた人形と対峙していた。ジリジリと間合いを詰め位置を調整する。狙うはナナと自分の間に人形が位置する場所。そこに向かって動く彼に、人形は我慢できなくなったのであろうか飛び出してくる。
 人ならざる動きで裏をかいて攻撃してくる人形を、アーサーはまたさらに裏まで読みきっていた。その一撃をかわし、その頭部に向けて踏み込みながら刀を振るう。正確に放たれたその斬撃は確かに顔を捉えたが、人形は人形だけに何一つ顔を動かさずさらに動き続けようとしていた。


 岩井崎はわらわらと集まってくる人形たちを相手に立ち回っていた。右から来る人形は殴り飛ばし、左から来る人形は斧でフルスイング。
 斧を振りぬいたところに飛び込んできた人形をその手でむんずと掴むと、己のマテリアルを活性化する。するとみるみるうちにその手は岩井崎の心の様に熱く燃え上がる。そのまま力を込め、一気に頭部を握りつぶした。
「数はいるが脆いぜ!」
 そうやって人形たちを排除していた岩井崎の目にナナの姿が映った。
「あの格好で刀?」
 その手元には不釣り合いな刀が一振り。何故という疑問が、彼の頭で東方での話とつながった。
「まて、最近どこかで……話題の妖刀?」
 そのひらめきをナナは察したのだろうか。ピンクの瞳と眼が合う。
 そんな二人の間に、突如飛び込んでくる影が一つ。
「おいヴォイドル、そこ歌詞間違えてんぞ」
 ユーロスがハッタリを一つかましながら、人形を手にした刀で斬り捨てていく。そんな中でもナナの歌声を警戒することは忘れない。斬り払った後は歌声の刃を受け止められるよう正眼に構え、そのままスライディングしてベストの位置に立つ。
 そんな彼に人形は挟み撃ちにしようと襲いかかる。それをユーロスは、体内にマテリアルを巡らせ一段階スピードを加速し目の前にいる一体を斬り、返す刀で背後の一体も斬る。
 切り払われた人形達はコロコロと転がりながら立ち上がると再び襲いかかる。更にもう一体の人形が合流し、三方から取り囲もうとする。
 ならばと地面を蹴って後ろに飛び、三体同時の攻撃をかわすユーロス。不利な状態にならないよう立ち回り次々と打ち倒していく。そこでユーロスもまた、ナナと眼があった。
 眼と眼を合わせたナナはウィンク一つ。そして二人を指差し口を開き歌声を紡ぐ。
「ナナのハートを邪魔しないでー☆ みんなのハートはジェノサイドー☆」
 同時に巻き起こる風の刃。それが幾重にも連なり襲いかかる。その時だった。
 突如炎が巻き起こる。それは扇型に広がり、そのまま風とぶつかり合う。そして炎は竜巻と化し、そこに居た人形たちを焼きつくした。
「上手くいったか」
 そこに居たのは対崎。岩井崎とまとめて狙ってきた歌声の刃を防ぐため、一か八か炎のエネルギーを放射したのだ。その目論見は成功した。炎は風の威力を相殺し、ついでに敵を焼きつくしていたのだ。
 だが、まだまだ人形は残っていた。それを潰していくハンター達。そしてその前で、一人立ち受け止め続けているアーヴィン。まだ立っていた彼だが、その体には随分と傷がついていた。
 そんな時、アーヴィンの横を一条の稲妻が駆け抜ける。それは轟音と共に疾り、人形たちをまとめて捕らえる。稲妻を放ったのはメトロノーム。この攻撃を引き出すために、彼は彼女の前で守護者として立ちはだかり、見事務め上げたのだ。
 敵味方入り乱れての戦い。そんな中一体の人形が飛び出してくる。炎と電撃を受けもはや原型を留めないまでに崩れていても、歪虚は自然の理では動いていない。止まること無くハンター達を襲い来る。
 その時、黒い手が横から伸びた。その手は人形を掴み、一回振り回してから天高く放り投げる。そして重力に引かれ落ちてきたところに幾重にも連なった銃弾が貫いた。
 さらに、エンジン音が再び轟く。バイクが駆け抜け、暴力的な剣風が吹き荒れる。それは一帯に居た人形たちを切り裂き、その活動を停止させた。
 バイクは抜けた後でターンしてこちらへ戻ってくる。春日とクリスティン。二人が息を合わせ、少なくとも自分たちの回りにいる人形を排除してみせた。戦場のバランスは崩れ始めた。
 そこに瑠璃がやって来た。アーヴィンの傷を見て、すかさず癒やしの聖句を唱える。
「頭のネジのすっとんだ阿呆娘は、頼もしい仲間に任せるとするかのう。妾としては死者だけは出しとう無い」
 この先に備え、ハンター達は力を貯めるのであった。


 崩れ始めた戦況に、人形たちは判断したのか、それとも本能か。一回り大きな個体が薄くなった戦線に向かおうと動き出す。だが、その行く先にグレイブの切っ先が突きつけられる。
「……通すかよ」
 そこにウィンスが立ちはだかった。自らに傷を負わせた相手が自らを無視して行こうなどということを許すわけには行かない。それでも先へ進もうとした人形に、彼は得物を大きく振り回し一回転する。その斬撃をかわした人形に、さらにスピードを上げた一撃が打ち込まれた。
 真っ直ぐ横に振るわれたグレイブは人形の胴部を確かに捉え、その体を上下に真っ二つに分けたのだった。
 その頃、榊もまた人形と対峙していた。人形の体にはあちこち風穴が開いているが、表情は変わらず張り付いたような笑顔のまま。一方の榊の方はというと、これまでの激闘を雄弁に物語るかのように血に濡れていた。だが榊はまだ立っている。
 そこでとどめを刺そうと人形は向かってきた。飛び上がり、フェイントを入れて防御を釣りだしてからの一撃。貫手を突き出してくる。そこを榊は見切った。
 渾身の力を込め、十字槍を上から下へ振り下ろす。その一撃が人形の体を捕らえる。手応えはなかった。だが、グシャリという音が鳴った。榊が残心とともに槍を引いた時、そこには粉々に砕かれた人形の残骸が転がっていた。
 一方アーサーと人形との戦いは、一進一退を繰り返していた。頭が半分崩れ、脚もあらぬ方向に曲がっている人形。もうひと押し。
 そうとばかりにアーサーは再び刀を振り上げる。その時だった。突如人形は高速で機動し、彼の懐へと飛び込んでくる。
 アーサーもとっさに逆手に持った白く輝くトンファーを構え、人形が繰り出してくる手刀を捌く。そして今度こそとどめの一撃を加えようとした時だった。
 突如腹部に強い衝撃。最後に人形が繰り出した一撃が、鎧をすり抜け下に着た服を超え、アーサーの急所を捉えていた。みるみるうちに力が抜けていく。
「くそっ! アイツは頭かち割っても止まるか怪しいんだ」
 アーサーに取り付いている人形へ、ジャックが駆け寄る。力強く踏み込み、大上段に金色に輝く剣を振り上げる。
「なら完全にぶっ壊すしかねーな!」
 そして切る、というより叩き潰すと言わんばかりに振り下ろした。そのジャックの一撃を受け、人形の体は跡形なく崩れていた。
 同時に支えを失ったアーサーの体も倒れていく。運が悪かったとしか言いようが無い。その一撃がたまたま急所を捕らえるなどとは、誰も予想できなかった。深手を負い気を失ったアーサーを、ジャックは瑠璃に任せ他の場所で起きる戦闘へ加勢すべくまた動き始めた。


「キララ姉さま、大丈夫ですか?」
「この程度傷のうちに入らんのじゃ」
 人形から一撃を受けたキララに、心配そうにイスカが話しかける。姉はその心配を無用と返したが、妹はやはりそうはいかないようだ。その口から戦場に似つかわしくない優しい歌声を紡ぐと、柔らかい光が姉の体を包み癒していった。
「歌は本来、人を元気にするものですっ」
 ともすれば崩れそうに成るハンター達の心を奮い立たせるため、歌声は力強いものに変わっていく。それとともにハンター達は戦い、人形たちを少しずつ押していく。その時だった。
 二人の間を火球が通り抜けていく。敵味方が綺麗に別れた一瞬を見逃さず、飛んできた火球は人形たちの中央へと着弾すると爆発した。
「あなたの行動……なんか、寂しいね」
 ハンター達とナナの間に大きな穴が空く。そこで再び歌声を刃に変えようとしていた十三魔に向かって、エニアはそう呟いた。彼が放ったファイアーボールによって溶け落ちた人形たちの顔が転がる。人形ゆえこの状態でも笑顔のまま。そしてそれを操る者も同じ顔のまま。ナナは一度確かにネガティブな声色で喋ったことがあると聞いた。だが、表情はこの笑顔のそれしか見たことがない。感情を持たないわけではない。だが、それを表すことが出来ない。
 世界の仕組みをはみ出し歪虚になった結果がこれならば……絶対に相容れない相手だとはわかっていても、エニアは一瞬だけ憐憫の情を思っていた。
 だが、戦いは待ってくれない。ナナへと向かって道ができた。それを待っていた。その道を緑の風が吹き抜ける。アイビスは脚にマテリアルを込め、一気に飛び込む。まだ残っていた人形はそんな彼女を止めるべく一瞬で加速して突っ込む。
 しかしさらに上を行く者が居た。
「可愛らしいお人形さん。ボクと踊ってもらえるかな?」
 その背からイルムはレイピアを突き立て、そのまま一気に運足する。人形が向かおうとした場所にはそれを妨げるものが居た。そのサポートを受け、アイビスの脚がナナに届く。
「あの時の様にはいかないから!」
 緑色の足刀が死をもたらす歌姫を貫く。
「もう、邪魔しないでよ☆」
 だが、ナナは飛び上がり、あっさりとその蹴りをかわす。しかしハンター達も元から一人で十三魔に立ち向かおうとは思っていなかった。
「ナナは楽しむ。強いから……」
 シェリルが飛び込んでくる。
「強いから、楽しむから隙が出来る」
 手裏剣を投げる。それらは散らばるように飛ぶ。
「……絶対そこは逃さない」
 シェリルはさらに突き進む。そのまま懐へと飛び込む。そしてその時、彼女が投げた手裏剣が軌道を変え、一斉にナナへと襲いかかる。
 さらに彼女は持っていたマントを翻し、それをナナの顔にかぶせて視界を奪おうとした。
「だから邪魔だって☆」
 しかし落ちてきたナナは体を捻り体勢を変えると、そのままシェリルの顔を踏みつける。それを踏み台にして、再び空高く飛び上がる。捉えようとした手裏剣は虚しく空を切り、ナナがかつて立っていた場所に連続で突き刺さった。
「この時を待っておった……逃さぬぞ!!」
 その時金属の糸が飛んだ。キララはこの一瞬にかけていた。その糸は的確にナナの手に絡みつき動きを止める。宙に舞っている状態ではかわしようが無かった。
 手は止まった。脚も届かない。ナナに攻撃する術は無いように思えた。だが、まだ彼女には武器があった。
「もう、みーんなでナナの邪魔ばっかりするんだからー☆」
 言葉は不満を述べていても、声色は未だ明るいまま。そしてその明るい声で歌声を出そうとする。
「だ、か、ら~ みんな、みーんな、死、ん、じゃ」
 最後の一文字が音となり、刃に変わりハンター達を切り裂こうとした時だった。
「来マシタネ」
 自分を守るべくその刀を振るってくれていたセツナは、確かに人形を斬り倒してくれた。射線が通る。チャンスだ。クロフォードの脳が反応する前に、指はトリガーを引いていた。
 銃声が最後のその一文字を打ち消す。それとともに放たれた弾丸は、人形の残骸を、戦っていたハンター達の間を通りぬけ、真っ直ぐ突き進んだ。
 高く澄んだ金属音が響く。その銃弾はナナが突き立てた刀、九尾御庭番衆が一人、吹上九弦の物であった『龍鳴』に衝突しその刃を彼方へと弾き飛ばした。
 歌声を刃へと変えていた妖刀を失い、ナナの言葉は人を殺めるものからただの呪詛の言葉へと変わっていた。
「ワンライブは終わりですっ」
 この世界を、人々を、そして彼女を守護してきた白龍が、イスカの祈りに答える。彼女が手にした杖は、聖なる剣へと変わり動きを縛られたナナへと振り下ろされた。


 イスカが杖を振りぬいた時、そこにはまだ笑顔のままのナナが居た。彼女は自分のライブを邪魔された怒りを目の前に居る彼女にぶつけようとする。だが、それは叶わなかった。その手を止められたからではない。その手が無かったからだ。
 イスカの斬撃によって切り離されたナナの腕が転がっている。血一つ流れない。見た目は人型とは言え、十三魔はやはり歪虚、決して人では無い。
「痛いよ……」
 身構えていたイスカの、飛び込んでいったアイビスの、シェリルの、そしてその腕を縛っていたキララの耳にはっきりとその声が聴こえる。
「ふわあああああああん!」
 信じがたいことに、殺戮の嵐を巻き起こしていた十三魔は、今ハンター達の前で泣き叫んでいた。だが涙一つ流れない。表情一つ変わらない。
「痛いよー! 痛いよーーーー!」
 ナナは泣きじゃくりながら切り離されたその腕を取り、自らの肩に押し付ける。すると壊れた人形が修理されるかのようにピタリと収まり、元通りに戻っていた。
 だが、それでもナナの泣き声はこの戦場に響いていた。その声を刃へと変えていた妖刀ももはやそこには無い。
「ナナ、帰る……」
 ナナの足元に負のマテリアルが作り出した魔法陣が描かれる。そして彼女はその中へと体を沈み込ませ、消えていった。
 十三魔の姿が消え、また魔法陣も消えた時、あれだけあった人形たちも全て風に吹かれ塵と化していた。
 戦いが終わった時、そこで行われていたことを物語るものはただ一つ、ナナがステージとした岩に開いた小さな穴だけだった。しかしそれは意味が無いわけではない。確かにハンター達はその手で十三魔を撃退したのだ。重い傷を負ったものも多くいる。だが確かにハンター達は勝利したのだ。
 戦いは始まったばかり。勝利の余韻に浸れるのは一瞬だけ。それでもハンター達は自分たちが成し遂げた事を胸にしまい、キャンプへの帰路に着くのであった。

依頼結果

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MVP一覧

  • 戦地を駆ける鳥人間
    岩井崎 旭ka0234
  • 夢を魅せる歌姫
    ケイ・R・シュトルツェka0242
  • 【魔装】の監視者
    星輝 Amhranka0724
  • 緑龍の巫女
    Uisca=S=Amhranka0754

  • アーヴィンka3383
  • 一瞬の狙撃者
    ヒズミ・クロフォードka4246
  • 凛然奏する蒼礼の色
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重体一覧

  • 蒼き世界の守護者
    アーサー・ホーガンka0471
  • オールラウンドプレイヤー
    柊 真司ka0705
  • 自爆王
    紫月・海斗ka0788
  • 混沌系アイドル
    エリス・ブーリャka3419

参加者一覧

  • 亜竜殺し
    榊 兵庫(ka0010
    人間(蒼)|26才|男性|闘狩人
  • 魂の反逆
    ウィンス・デイランダール(ka0039
    人間(紅)|18才|男性|闘狩人
  • 戦地を駆ける鳥人間
    岩井崎 旭(ka0234
    人間(蒼)|20才|男性|霊闘士
  • 夢を魅せる歌姫
    ケイ・R・シュトルツェ(ka0242
    人間(蒼)|21才|女性|猟撃士
  • 【ⅩⅧ】また"あした"へ
    十色・T・ エニア(ka0370
    人間(蒼)|15才|男性|魔術師
  • 蒼き世界の守護者
    アーサー・ホーガン(ka0471
    人間(蒼)|27才|男性|闘狩人
  • 約束を重ねて
    シェリル・マイヤーズ(ka0509
    人間(蒼)|14才|女性|疾影士
  • オールラウンドプレイヤー
    柊 真司(ka0705
    人間(蒼)|20才|男性|機導師
  • 【魔装】の監視者
    星輝 Amhran(ka0724
    エルフ|10才|女性|疾影士
  • 緑龍の巫女
    Uisca=S=Amhran(ka0754
    エルフ|17才|女性|聖導士
  • 自爆王
    紫月・海斗(ka0788
    人間(蒼)|30才|男性|機導師
  • 天に届く刃
    クリスティン・ガフ(ka1090
    人間(紅)|19才|女性|闘狩人
  • アルテミスの調べ
    メトロノーム・ソングライト(ka1267
    エルフ|14才|女性|魔術師
  • 未来を示す羅針儀
    ジャック・エルギン(ka1522
    人間(紅)|20才|男性|闘狩人
  • 破れず破り
    春日 啓一(ka1621
    人間(蒼)|18才|男性|闘狩人
  • 光凛一矢
    対崎 紋次郎(ka1892
    人間(蒼)|24才|男性|機導師
  • 戦いを選ぶ閃緑
    アイビス・グラス(ka2477
    人間(蒼)|17才|女性|疾影士
  • Xカウンターショット
    ロジャー=ウィステリアランド(ka2900
    人間(紅)|19才|男性|猟撃士

  • アーヴィン(ka3383
    人間(紅)|21才|男性|猟撃士
  • 混沌系アイドル
    エリス・ブーリャ(ka3419
    エルフ|17才|女性|機導師
  • たたかう者
    ユーロス・フォルケ(ka3862
    人間(紅)|17才|男性|疾影士

  • 碧瑠璃(ka4156
    エルフ|11才|女性|聖導士
  • 一瞬の狙撃者
    ヒズミ・クロフォード(ka4246
    人間(蒼)|26才|男性|猟撃士
  • 凛然奏する蒼礼の色
    イルム=ローレ・エーレ(ka5113
    人間(紅)|24才|女性|舞刀士
  • 洗斬の閃き
    セツナ・ウリヤノヴァ(ka5645
    人間(紅)|24才|女性|舞刀士

サポート一覧

マテリアルリンク参加者一覧

依頼相談掲示板
アイコン モアさんのなぜなに質問卓
エリス・ブーリャ(ka3419
エルフ|17才|女性|機導師(アルケミスト)
最終発言
2015/10/21 23:25:00
アイコン 相談卓
ロジャー=ウィステリアランド(ka2900
人間(クリムゾンウェスト)|19才|男性|猟撃士(イェーガー)
最終発言
2015/10/21 23:16:49
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2015/10/22 00:07:58