新たなる旅立ちに

マスター:神宮寺飛鳥

シナリオ形態
ショート
難易度
易しい
オプション
参加費
1,000
参加制限
-
参加人数
4~6人
サポート
0~0人
マテリアルリンク
報酬
少なめ
相談期間
5日
締切
2014/06/16 15:00
完成日
2014/06/17 03:44

みんなの思い出

思い出設定されたOMC商品がありません。

オープニング

「ギルドフォーラムも無事終了したし、いよいよ次は依頼斡旋の再開ですね」
「あのサルヴァトーレ・ロッソって艦が来て以来、オフィスはてんてこまいだったからなぁ。これでも俺達頑張って準備してきた方だと思うぜ」
 冒険都市リゼリオを彩ったギルドフォーラムも終わり、お祭り騒ぎは僅かな余韻を残しつつも終息に向かいつつあった。
 ハンターズオフィスの職員達はフォーラムから休む間もなく依頼受注の準備を進める。思えばあの大規模転移以来、ろくすっぽ休む間もなかった。
「しかしこれだけ覚醒者の数が激増すれば、これまでより遥かに迅速に歪虚事件を解決する事が出来そうですね」
「それもこれもハンター様様だな……っと。ま、問題は異世界人の連中がいっちょ前のハンターとして活躍できるのがいつになるかってトコかね?」
 オフィスをモップがけする手を止め職員の一人が苦笑を浮かべる。勿論彼らは覚醒者になったばかりで戦いに関して素人の者も多い。だがそれ以前の問題として……。
「あのーっ、私、サルヴァトーレ・ロッソから降りてきたはいいんですが、今日から住むところがないんですけど……っ」
 大量の荷物を背負いながら足を小刻みにプルプルさせた少女に声をかけられ唖然とする二人の職員。顔を見合わせ、同時に少女へ視線を戻す。
「えーっと……君、家出してきたの?」
「あ、言われてみるとほぼ家出です……ハンターになるのに親が反対で……! それで、ソサエティ側で住む所とか手配してくれるって聞いたんですけど!」
「……ごめんなさい。確かにオフィスでそういう生活面もサポートしているのですが、急増したハンターの数に対処しきれていない状況なんです。手配はしますが、まだ数日はかかるかと……」
「えーっ!? それじゃあ私、今日から野宿ですか!?」
 サルヴァトーレ・ロッソの転移以降、ハンターと言う身分に限らずリゼリオへの移民は増え続けていた。
 無論、サルヴァトーレ・ロッソに留まる住民も多い。異世界に転移したという事実、そしてこの世界で何とか生きて行かねばならないという現実に対し外に踏み出す決断をした者だけがこの町にやってくるわけだが、それにしたって数が多すぎた。
「まあ、オフィスとかユニオンの隅で寝泊まりしてそうな奴も結構いるけどな……」
「私、一応いたいけな乙女なのでそういうのはちょっと……」
「でしたらハンターの有志が管理しているギルドの寮に入ってみてはいかがでしょうか? 先輩が色々とこの街での暮らし方を教えてくれますし、便利ですよ」
「ハンターがやってる宿があるんですか?」
「ああ。ハンター連中の宿は結構あるし、飲食店なんかも多いな。お前さんと同じような転移者も多いから、むしろそういう所の方が都合イイ事もあるぜ」
 二人の職員は少女に簡単な地図と紹介状を渡し見送る事にした。元気よく飛び出した少女の背が見えなくなると苦笑を浮かべる。
「……もう少し、ハンターの居住区に関しては考えた方がよさそうですね」
「あまりにも急増したからな、対応にはもちっと時間かかるだろうぜ。まあでも、幸いハンター連中は相互支援に前向きだからな」
 盛況に終わったギルドフォーラムでもハンター達は活発に交流し、お互いの生活に必要な関係性を築いていった。
 ハンターとはソサエティに保護された存在ではあるが、一人一人の面倒を四六時中見られるほどその数は少なくない。だからこそハンターは支え合える仲間を作っていく必要がある。それは戦場においても、日常生活においても同じ事だ。
「もちっと手伝いの数、増やした方がいいかもな」
「彼らもよくやってくれているのですけど」
「人手は多いに越した事はないだろ?」
 男は紙を一枚取り出し、そこに手早く求人広告を書き込む。それは新たなハンターの門出を手伝う、何でも屋の募集であった。

リプレイ本文

 依頼を受けて集まったお人好しのハンター達はオフィスで簡単な打ち合わせを行っていた。
「……こんなに引っ越してくるのか。これでは職員だけでは手が回らなくて当然だな」
 案内を予定している新人達の情報は事前に受け取っている。近衛 惣助(ka0510)は引っ越しの手伝いをするつもりで来たが、人数の多さには思わず尻込みしてしまう。
「全員分の引っ越しを手伝うとなると骨が折れそうだな」
「幸い、身体は鍛えていますからね。オフィスの職員も手伝ってくれるそうですから、何とかなると思います」
 紙面を覗き込んだ上杉浩一(ka0969)に苦笑を浮かべる惣助。元軍人という事もあり体力には自信がある。それに元々身体を動かすのは好きなのだ。ちょっとした訓練だと思えば悪くない仕事だった。
「ただ、俺もこちらに転移してきたばかりです。案内に関してはお任せしたいのですが……」
「それでしたら私がご案内しましょう。こちらの世界に関してならば、少しは知識にも自信がありますから」
 胸に手を当て頷くルシア・ヴァンハイム(ka2023)。浩一も手帳を取り出し、目につくように揺らしながら同意する。
「俺も転移者だが君達よりは少し先輩だし、街については調べて来たからな。まあ、半分くらいは自分の為でもあるのだが」
 リゼリオで探偵事務所を開いた浩一であったが、先のギルドフォーラム後も事務所が賑わう事はなかった。
 それはそれで面倒事が少なくなって良いと言えば良いのだが、食い扶持くらいは稼げないと困る。今日は自分の顔を売るという副目的もあり参加したわけだ。
「しっかし、色々な出自の奴がいるな。王国に辺境に……リアルブルーが一番多いか。故郷を離れ、あちこちの文化が混じり合ったこの町で暮らす新人くん達がどんな奮闘を見せてくれるのか、今から楽しみだな」
 ぺらりと資料を捲りながら笑みを浮かべるオルガ(ka0702)。その表情は心配半分面白半分と言った所か。
「リアルブルーからの転移者……彼らが少しでもこちらの世界を好きになってくれると良いですね」
 いい事を言うルシアに頷く浩一と惣助。オルガは頭の後ろで手を組みつつ、視線をスライドさせる。
「ところで、集められたハンターはオレ達だけかい? あれもそうなんじゃないか?」
 オルガの視線の先には一人ごそごそと何かの準備をしている桐島 透(ka0333)の姿があった。全員に見られている事に気づいた透はゆっくりと振り返る。
「きみはどうするつもりだ?」
「え……? 自分は……新人さん達の、愚痴を聞く事にするです……」
 透が見せた『新人ハンターの愚痴を聞きます』という看板に冷や汗を流す惣助。透は無表情にぺこりと一礼し、準備に戻って行った。
「直球だぜ」
「……直球だな」
 男三人がその様子に頷いていた時だ。新人ハンター達がやってきた事にルシアが気づき皆に呼びかける。
「それでは皆さん、予定通りに頑張りましょう」
 まるで教師のようなルシアの声。三人は揃えて返事をするのであった。



「俺は無限 馨! 新人ハンターとしてクリムゾンウェストでの生活を始める為にきました! よろしくお願いします!」
 新人の中でも一際威勢の良い無限 馨(ka0544)の声がオフィスに響き渡る。が、彼以外の声も響いている。要は人数が多いのだ。
 かくりと肩を落とす浩一。人の量にすっかり圧倒されてしまったが、呆けている場合ではない。しわくちゃのスーツを正し気合を入れる。
「俺は上杉浩一、探偵をやらせてもらっておる。よろしく頼む」
 新人に名刺を配りまくる浩一。もうこれだけで一苦労だ。
「あんた大丈夫か? 既に顔色悪いぜ?」
「……なんとか無事だ。ところで近衛さんとルシアさんは?」
「あの二人ならとっくに仕事の第一陣に向かったぜ……よっと」
 器用に人の流れをかわしながら返事をするオルガ。そんな二人の所へ馨が声をかける。
「すいません、登録ってどこでやるんすか?」
「ああ。そちらのオフィス職員の方に言って書類を書いてくれ」
「さんきゅーっす! ちょっと行って来まーす!」
 遠ざかる馨の背中を見送る浩一。だが見ている場合ではない。
「オレ達も行こうぜ。ハンター登録が終わった奴は次にユニオンだぜ! ユニオンについて知りたかったらオレんとこに来なー!」
 チラシの束を振りながら歩くオルガ。浩一は頭をわしわしと掻きつつ共に対応していく。
 浩一は登録を終えたハンター達に下宿先や住み込みで働かせてくれる職場等を紹介する。下調べの段階で方々に許可はとっているので、話はスムーズに進む筈だ。
「一応ユニオンってのに所属する事にしたけど、寝泊りするのは別の所がいいよな」
「そうだな。寮に部屋を借りたり、下宿先を探すのがよかろう」
「自分でギルドも作れるんすよね? ギルド名義で部屋を借りるとかって出来ます?」
「成程な。それだったらまずギルドとして申請をして……」
「ギルド名何にしよかな……よし、∞にする!」
「なんと読むんだい?」
「インフォニティーっすよ!」

 浩一の目の前で馨が書類を書きまくっていた頃、惣助はオフィスに借りたリヤカーを牽いて移動していた。
「すいません、運んでもらっちゃって」
「構わないよ。俺もこちらに来て日が浅い。困った事があればハンター同士協力していこう」
 駆け出しハンターの少女の引っ越しを手伝う惣助。ハンター向けの寮がある住宅密集地にあるアパート前で足を止めた。目的地は見上げる先、二回の隅の部屋だ。
「いけます?」
「……大きな荷物は俺が運ぼう。きみは置く場所を指示してくれ」
 大きな箪笥を持ち上げる惣助。もしも普段から鍛えていなかったならば、間違いなく上がらなかっただろう。
「やはり、世界が変わろうと……最後に頼れるのは、己の肉体のみ……だな」
「すごーい! じゃあ、これとこれもお願いします!」
「待て、順番に……いや、上に載せないでくれないか……!?」
 荷物を猛然と運びまくる惣助に黄色い声援が飛び交う。遠巻きにその様子を怪訝そうに眺めていたルシアだが、直ぐに気を取り直した。
「ようこそ、新人の方々。……と言っても、私もこの町に来たばかりという意味では皆さんと同じ様な物。今日はこのリゼリオを共に周り、どんな場所なのか知っていきましょう」
 といってもルシアは生粋のクリムゾンウェスト人で、見識も広い。昨日今日異世界へやってきたハンターと比べれば遥かに歩き方を心得ている。
 生活必需品を買うのに都合のいいマーケット。多くのハンターが通うユニオンやその周辺にあるハンター居住区。ルシアはまるで観光地のガイドの様に新人の列を誘導していく。
「あっ、パルムだ!」
 一人のハンターが指差す先、キノコ型の精霊であるパルムがちょこちょこと移動していた。注目を浴びている事を自覚したパルムはすぐに走り去っていく。
「こっちの世界には精霊っていうのがいるんですよね?」
「ええ。先ほどのパルムも精霊の一種です。リアルブルーには、精霊という概念は存在しないのでしたね。宜しければ少々ご説明しましょうか?」
 精霊について理解を深める事は、クリムゾンウェストをより深く理解する事に繋がる。
 未知の存在である精霊については食いつきも良く、盛り上がった。緊張も解けた様子の新人達を眺め、ルシアも穏やかに微笑むのであった。



 そんな仕事が続き、日も傾いた頃。ようやくひと段落し、ハンター達はそれぞれの役目を切り上げオフィスに戻ってきた。
「近衛さん……大丈夫ですか?」
「ええ……生半可な鍛え方はしていませんから」
 ルシアが心配するのも無理はない。惣助は一日引っ越し作業に酷使され、多くの少女の笑顔と引き換えに多大な疲労を背負っていた。
「お、帰ってきてたのか」
「ああ。そっちはどこへ?」
「店の営業をちょっとね」
 ウインクしながら応えるオルガ。そこへ生活品を入れた紙袋を抱えた浩一と馨がやってくる。
「いやー、お蔭で路頭に迷わずに済んだっすよ!」
「お役に立てたなら幸いだよ」
 浩一は馨と共にギルドの予定地を探しに行ったり、ついでに買い出しをしていたのだ。新人だった馨だが、元々の性格もありすっかり打ち解けたようだ。
「しかし、流石に少し疲れたな。仕事も終わったし、息抜きついでに街を周ろうと思うのですが……ルシアさん、お願いできますか?」
「ええ。今日一日練り歩きましたから、どんなご要望にもお答えできますよ」
「あっ! だったら自分らも行きますよ! ね、上杉さん?」
 という事で、一行も街を歩いてのんびりする事になった。オルガは時間を気にしながら少し考え頷く。
「少し用があるんだが、どっちみち買い物は必要だったからな。時間までなら付き合うぜ」
「決まりっすね! 近衛さん、上杉さん、早く行きましょう!」
「いや、ルシアさんより先に飛び出してどうするんだ」
 ぶつくさいいながら手を引っ張られる浩一。こうして全員でオフィスを出た所で、ルシアが足を止めた。
「おや? あれは……?」
 そこには暫く見ていなかった透の姿があった。透はオフィスで借りて来た小さな椅子と机の向こう、無表情に夕日に照らされている。
「桐島さん……まだ愚痴を聞いていたのですか?」
「あ……はいです……」
 透は看板を置いただけで、特に呼び込みをしていたわけでもなかった。透自身無口であまり人と接するのが得意ではない。新人も声をかけづらかったようだ。何とも言えない寂しげな、かつシュールな光景を演出してしまっている。
「どんな感じにやってたの? 俺新人だし、試しに愚痴聞いてみてよ」
 明るく笑いながら席に着く馨。その段階で嫌な予感を察知した浩一が止めようと片手を伸ばしたが、時すでに遅し。
「それでは、愚痴を聞きます。最近、どうですか……?」
「俺今日ハンターになったんだけどさ! もう人が多いのなんのって右も左も全部新人ハンターでさ!」
「はい」
「今日一日でもう全部やったんだけどさ、上杉さんと一緒にギルド予定地とか見てきてもう即決!」
「はい」
「あ、でもなんか色々な人と知り合えたし話もしたから急にこう、友達が増えたっていうか、俺ハンターとしてやってけそうって感じになったんだよね!」
「はい」
「……も、もうそのくらいで良いのでは?」
 オロオロと止めに入るルシア。これはなんというか、かみ合っていない。そして多分レアケース。
「今日は大変だったな……。案内も終わった所だし、これから皆で飯でも食いに行かないか……」
 そっと透の肩を叩く惣助。きょとんとしている透の反応にオルガは肩を竦める。
「ったく、話の聞き方がなってないな。ま、慣れてないんじゃ仕方ないか」
 それから時間を確認し、一同に手招きする。
「ちょうど時間だしな。ついでだ、あんたらも来いよ。接客ってモンを教えてやるから」
「え?」
「飯、食うんだろ?」

 ――辺境PUB【Clamate】。案内されたのはオルガの経営する店であった。
 既にオルガを待っていたのか、数人のハンター達が着席している。それらは今日の仕事で見かけた新人ハンター達だ。
「言ったろ、営業もしてたって。ま、適当に寛いでくれよ。すぐ料理の準備するからよ」
 カウンターの向こうに立ったオルガにはハンターの少女が声をかけている。どうやら辺境の出身らしい身なりで、あれこれ料理を注文しているようだ。
「急かさなくてもちゃんと故郷の料理を出してやるから、少し待ってな」
 ウインクして手際よく料理をするオルガ。ついでにハンター達の悩み等を聞いているようだ。
「……流石プロだな。俺達も座りましょうか」
 惣助の声に応じハンター達はテーブルを囲む。一息つくとどっと疲れも出て来た。
「いい雰囲気のお店ですね。ここなら桐島さんもゆっくり……」
 ルシアが目を向けると、透は取り出した本を読んでいた。
「あ……ごめんなさいです。自分、人と話すのが少し苦手で……つい」
「何の本読んでんの? 俺にも見せてよ!」
「あっ、これは……ですね」
 隣から頻繁に明るく声をかける馨が丁度いい具合に透を輪に混ぜている。大人たちはその様子に顔を見合わせ微笑むのであった。
「お待たせ。具たっぷりの豆のスープだぜ。沢山あるから遠慮なく食ってくれよな」
「おーっ、良い匂い……頂きます! んーっ! オルガ君、これうまい!」
「無限、食うのも感動するのも感想言うのも早いな」
「これは……少し強めの塩気が、酒に……ああ、酒飲みたい」
 苦笑を浮かべる惣助の隣で寂しく呟く浩一。オルガは親指を立てて笑う。
「酒も出すぜ? こういう店だからな」
「……いや、この場は俺が出すつもりなのだ。しかし財布の中身が……」
 耳打ちする浩一に笑うオルガ。ぱしぱしとその肩を叩き。
「安心しろって、スープはオレのオゴリだよ」
 首を傾げるルシア。二人は何でもないと手を振る。
「ところで馨はどうしてハンターになったんだい?」
「理由? ある人に憧れてだね。ここに来る前ひどい事件があったんだけど、そこで命を救われたんだ」
 オルガの問いに応じる馨。話を聞きながら惣助も過去に想いを馳せる。
「その人に憧れて……いや、惚れてかな? 俺も姉さんに近づければなって」
「へえ。意外と真っ当な理由だな」
「なんだよ、意外って!」
「悪い悪い。だが、手柄を焦ったりするなよ。死ぬようなヘマしたらそこまでだし、心配しなくても神様は全て御見通しなんだからよ」
「オルガ君、年下にしか見えないのにしっかりしてるなぁ」
「エルフだからな。何なら手合せしてみるかい? 丁度近くにオレが良く体動かしてる高台があるんだ。この後他の新人と一緒に訓練するんだが……?」
「お、俺は遠慮しとく……っす。なんか嫌な予感するし!」
 どっと笑いが起こるテーブル。ルシアは目を瞑り頷く。
「こうして二つの世界がお互いを身近に感じられるようになれば良いですね……」
「あ。そういえばギルドの宣伝をしたいんだが、チラシとか置いてもらう事は出来るか? キャンプ・クラークという元軍人の相互援助と現地住民との交流が目的のギルドなんだが……如何せん現地の人が全く寄り付かない」
「そりゃ元軍人じゃそうだろうな」
「だが皆気のいい奴らばかりなんだ。物資の交換もやってる。ここは見た所こちらの世界に親しい店のようだから、ちょうど現地住民と交流出来ないかと思ってな」
「んー、まあ客に話してやってもいいけど」
「ついでに人を入れるアドバイスも貰えると嬉しいんだが……」
 腕組み思案するオルガ。馨が立ち上がり楽しげに案を出す。浩一は財布を気にかけ、透は本を取り出し、ルシアはそんな様子を微笑みながら眺める。
 こうして今日もリゼリオで暮らすハンター達の夜は更けていくのであった……。

依頼結果

依頼成功度成功
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MVP一覧

重体一覧

参加者一覧

  • お化け屋敷攻略者
    桐島 透(ka0333
    人間(蒼)|11才|男性|猟撃士
  • 双璧の盾
    近衛 惣助(ka0510
    人間(蒼)|28才|男性|猟撃士
  • スピードスター
    無限 馨(ka0544
    人間(蒼)|22才|男性|疾影士
  • 第二の故郷
    オルガ(ka0702
    エルフ|14才|男性|霊闘士
  • 売れない探偵
    上杉浩一(ka0969
    人間(蒼)|45才|男性|猟撃士
  • 聖なるガイドさん
    ルシア・ヴァンハイム(ka2023
    人間(紅)|20才|女性|聖導士

サポート一覧

マテリアルリンク参加者一覧

依頼相談掲示板
アイコン 相談卓
近衛 惣助(ka0510
人間(リアルブルー)|28才|男性|猟撃士(イェーガー)
最終発言
2014/06/15 19:07:03
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2014/06/11 22:53:50