おおきに屋、配送して敗走する

マスター:水貴透子

シナリオ形態
ショート
難易度
普通
オプション
参加費
1,000
参加制限
-
参加人数
4~8人
サポート
0~0人
マテリアルリンク
報酬
普通
相談期間
5日
締切
2014/08/17 09:00
完成日
2014/08/24 23:10

みんなの思い出

思い出設定されたOMC商品がありません。

オープニング


まいど! おおきに屋のイルドや!
やー、さすがに実績があると心構えも変わってくるんやなぁ。
もう気分は大御所や、どんな荷物も、地の果てまでお届け!
おおきに屋のイルド・ザックをよろしゅーな!

※※※

「はぁ、あかんなぁ……」

イルドは茶屋で団子をもぐもぐと食べながら、深いため息を吐く。
前回の仕事で実績が1になったとはいえ、まだまだ吹けば飛ぶほどの弱小配送屋。

むしろ『おおきに屋』を知らない人間の方が多いのは確実だ。
そんな中でどうやって知名度をあげるか……イルドはそれに悩んでいた。

「どっかの大企業からぽーんと仕事でも来ればええんやけどな」
「……むぐむぐ、さすがにそないな都合のええ事は起きひんやろ」

5本目の団子を食べながら、イルドは何度目になるかわからないため息を吐く。

「まぁ、こうやって2度目の仕事ももらえとるんやし感謝感激なんやけどなぁ」
「さて、休憩も終わった事やしちゃちゃっと配送を――……んぁっ!?」

立ち上がった時、イルドは自分の目を疑った。
数匹のゴブリンがイルドのリヤカーをゴロゴロと引いて、どこかに行ってしまったからだ。

「うおおおおっ、俺のローンたっぷりのマイリヤカァァァァァッ!」
「ちょおっ! 自分何してん! それ、俺の! 俺のリヤカーやーんっ!」

やーん、のタイミングでイルドはゴブリンに殴られる。
べぶら、と意味の分からない悲鳴をあげながら地面に突っ伏すイルドは滑稽そのものだった。

「俺は、無力や……!」

がくり、とうなだれるイルド。
背中には哀愁たっぷりだが、そもそもリヤカーから目を放したイルドの責任である。

(……団子屋のおばちゃん、恨むで)
(俺にあんな魅力的な団子食わせて、リヤカーから目を離させたんやからな……!)

八つ当たりも良い所なのだが、最後の最後で悪運は残っているらしい。
ゴブリン討伐の依頼を受けてやってきたハンター達が、イルドの前に立った――……。

リプレイ本文

●ハンター、イルドと出会う

「うわあああああんっ、俺のリヤカー! ローンたっぷりのリヤカー!」
 ハンター達が現地へ到着すると、さめざめと泣き続けるイルドの姿がある。
 その頬はぷっくりと腫れており、雑魔に襲われたであろう事が伺えるが、一般人であるイルドが命を奪われずに済んだのは、雑魔がリヤカーに夢中になってくれたおかげだろう。
「ああああっ、ハンターや! ハンターが来た! 俺のリヤカー取り戻してえええんっ!」
「分かったから声を抑えなさい、あと、唾が飛ぶからあんまり近寄らないで」
 エリシャ・カンナヴィ(ka0140)は、イルドから顔を逸らしながら嫌そうな表情で呟く。
「出来るだけリヤカーや積んでいる荷物に損害を出さないようにしたいわね」
 白金 綾瀬(ka0774)がため息混じりに呟く。
「まあ、荷物を盗んで一般人も傷つける……これは、討伐依頼が出ても仕方ないですよね。この辺で、こんな悪さばかりしているんでしょうか」
 天央 観智(ka0896)は失意体前屈で落ち込むイルドを見て、困ったように微笑む。
「ん~、でもどうしてゴブリンさん達、あんなにセンスないリヤカーが欲しいのかな? ただ単に珍しいからかなぁ? 私だったらあんなの、いらないけどなぁ……」
 夢路 まよい(ka1328)は首を傾げながら呟く。
 無邪気というのは、ある意味『無邪鬼』でもある。本人にとっては何気ない言葉でも、イルドにとってはクリティカルヒットになっている。
「……悪気のない言葉って、こないに心に刺さるんやな……俺のマイ★リヤカーをあないに言われると、悲しさで涙が滝のように出てまうわ……」
「出てませんよ、涙」
 間髪入れずに夢路がツッコミを入れ、更にイルドはダメージを受けた。
「けど、向こうがリヤカーで遊んでるのは好都合ね。あの状態でこっちの追撃から逃げられるとも思わないし!」
 Jyu=Bee(ka1681)がリヤカーで遊ぶ雑魔を見ながら呟く。
 ハンター達はソサエティから乗用馬を借りており、雑魔がいる付近まで来ていた。
 これ以上近づくと、乗用馬にも被害が出る可能性があるため、少し離れた所で降りているけれど。
「雑魔がリヤカーに興味があるとは思えませんけど、実際に取られていますからね。破壊されてしまう前に、早く取り戻してあげましょう」
 クロード・エクルストン(ka1683)は、ちらり、とイルドを見ながら呟く。
 頬の傷を治療してあげたいと思っていたが、怪我も酷くはないようだし、まずは気にしているリヤカーから取り戻す事を考えていた。
「商売道具盗られるとかァ! マァジ迂闊過ぎっしょォ! やっべ、チョーウケるゥ!」
 大きな声を出しながら笑っているのはリオン(ka1757)だった。
「もう、何なん! それ以上俺の心を追い詰めんといて! 俺かて、あないに団子が美味くなければ、リヤカーから目ェなんて離しとらんもん! うわあああん!」
「でも、リヤカーやお客さんの荷物が破壊されたら商売出来なくなるしね! 気合い入れて奪還といきますかっ!」
 椿原 葵(ka2566)は「よし」と気合を入れるように呟く。
「せや! いたいけな一般人が苛められとんのや、ハンターやったらちゃちゃっと解決してんか!」
 ぎゃあぎゃあと騒ぐイルドの言葉に耳を塞ぎつつも、ハンター達は雑魔退治とリヤカー奪還のために、行動を開始し始めたのだった。

●まずは雑魔退治をしましょう

「なぁなぁなぁなぁ! 俺のリヤカー取り戻して! 荷物も乗せたままやねん! おおきに屋の評判が地に落ちてまううううっ!」
 再びイルドが騒ぎ始めるが、そもそも人の荷物を乗せたリヤカーから目を離す配送屋の評判なんて落ちるほどのものだろうか、とハンター達は心の中でツッコミを入れる。
 雑魔は複数いるため、ハンター達はそれぞれ自分が向かう雑魔を仲間に知らせる。
 リヤカー雑魔:エリシャ、白金、天央、クロード、リオン、椿原の6名。
 それ以外:夢路、ジュウベエの2名。
「それじゃ、作戦を開始しましょうか」
 白金の呟きに、ハンター達は頷いた後、動き始めた。

※2匹の雑魔班

「リヤカーは壊したらいけないみたいだけど、あなた達なら壊しても大丈夫よね♪」
 夢路はにっこりと笑顔で怖い事を呟きながら『ウィンドスラッシュ』を使用する。
「ふっふーん、ジュウベエちゃんの銃の錆になりたいのはどいつだ! 銃の錆とか言わないし、とかいうツッコミはいらないけど!」
 ジュウベエは『水中拳銃D5』を雑魔に向けて発砲しながら叫ぶ。
 夢路もジュウベエも遠距離からの攻撃が出来るせいか、雑魔の攻撃を受ける前に行動を開始する事が出来た。
「……あ、そっちに行かれたらリヤカーに当たっちゃうかも」
 再び『ウィンドスラッシュ』で攻撃を行おうとした夢路だが、雑魔の立ち位置が悪く、攻撃に踏み込めずにいる。
「リヤカーを気にせず攻撃するっていうのは……」
「だぁぁぁめぇぇぇぇっ!」
 ボソッと呟いた夢路の言葉を聞いていたらしく、イルドが泣きそうに――いや、泣きながら叫んでいる。
(冗談なのに……っていうか、この距離で声が聞こえるってどんだけ地獄耳……)
 どうしたものか、と悩んでいた時、リヤカー班のハンター達が上手く雑魔の気を逸らしてくれたらしく、攻撃のチャンスが巡ってくる。
「攻撃チャンス! そこを動かすにいれば苦しまずに逝けるぞ――なーんて!」
 夢路が『ウィンドスラッシュ』で攻撃を仕掛けると、雑魔がぐらりとバランスを崩し、そこを狙ったかのようにジュウベエが攻撃を仕掛けた。
「……まずは1匹退治、残りはあと1匹とリヤカー引いてる雑魔だけ、だね♪」
「強さも大した事ないし、リヤカー側よりは楽だったかもね」
 ジュウベエと夢路は純粋に雑魔を倒す事に専念出来る分、躊躇いがない。
 ただ、リヤカー班は、イルドがリヤカーを壊さないでくれと言っている以上、それに準じなくてはならず、思いきり攻撃する事が出来ないのだ。
「向こうは6人もいるし、大丈夫じゃないかな? 強さもこっちと大きく違うってワケでもなさそうだしね」
「さて、こっちの雑魔が向こうに行かないうちに、ちゃちゃっと退治しちゃいますか」
 ジュウベエは再び『水中拳銃5D』を構え、夢路も『マギスタッフ』を握り締める手に力を込めた。

※リヤカー雑魔班

「やれやれ、厄介な物を抱えてくれているわね」
 エリシャはため息混じりに呟きながら『瞬脚』を使用して、リヤカーを引いている雑魔の背後に移動する。
 白金と天央は遠距離からの攻撃を担当しており、他のハンター達よりも後方に立つ。
「さて、私も行きますか」
 乗用馬に乗ったまま、クロードが呟く。
 彼は乗用馬に騎乗したまま、リヤカーに飛びついて、とりあえず雑魔とリヤカーを引き離す、という事を考えていた。
 人質ならぬ物質のリヤカーさえなければ、ハンター達も思いきり攻撃を仕掛けられるのだから。
「ゴブちゃんが欲しがるよーなモン入ってんのかなァ? あたしとしては、なーんかそっちの方が気になるんですけどォ?」
 リオンは『ランアウト』を使用しながら、雑魔に攻撃を繰り出すが、リヤカーの持ち手部分に当たりそうになり、慌てて軌道を逸らして、攻撃を地面に行う。
「……さすがに、それ持ったままって言うのはァ、ちょーっと難易度あるんですけどォ」
 リオンはため息を吐きながら、雑魔から距離を取る。
「リヤカーを気に入ってるせいか、手放そうとしないから動きそのものは鈍いけど……このままの状況が続くのも、あんまり宜しくないんだよね」
 椿原はリヤカーをゴロゴロと引く雑魔を見ながら、苦笑する。
 その時、クロードが上手くリヤカーに乗り込み、リヤカーの動きがガクンと落ちる。
 そのせいか、雑魔はその場で転んでしまい、リヤカーから離れる。
「……贅沢を言えば、車輪に引かれてミンチになってくれれば楽だったんだけど」
「ちょっとォォォッ! ちょっといやーなミンチ付のリヤカー帰って来ても困るやーん!」
「はぁ、外野はとりあえず黙っていて欲しいわね」
 エリシャは『瞬脚』を使用しながら、雑魔との距離を詰める。
「狙い撃つわ!」
 白金は『遠射』を使用した後で『強弾』を繰り出す。
 そして、そのタイミングに合わせて、天央が『マジックアロー』で雑魔の足を狙い、動きを止めた。
「人の物に手を出したら、罰せられるというのは理解しておいた方がいいですよ」
 クロードは『メイスファイティング』を使用した後、強力な一撃を雑魔に与えた。
「ちょーウケる! あっちこっちから攻撃されて、あわあわしてンじゃん」
「これで、終わりです……!」
 リオンが呟きながら攻撃を仕掛けると同時に、椿原も『ショートソード』を振り上げて、雑魔に攻撃を行い、ハンター達は無事に3匹の雑魔を退治する事が出来たのだった。

●戻ってきたマイリヤカー!

「おおおっ、愛しのマイリヤカー! ちょっと傷ついてるけど、まぁ、これくらいなら俺がトンテンカンテンやれば、何とかやるやろ……ほんまにありがとうな!」
 リヤカーに頬をすり寄せながら、イルドは感極まったように何度もお礼を言う。
「1つ言っておくけど、私達の本来の依頼は雑魔退治よね――……まぁ、何が言いたいのかっていうと、リカヤーを守るのは義務ではないのよねぇ」
 エリシャは「で、貴方はこのリヤカーと荷物に幾ら払うのかしら」と言葉を付け足した。
「お、俺から金取るん!? そっちはそっちで雑魔退治した報酬もらうんやろ!?」
「それはそれ、これはこれよ。リヤカーさえなければ、こっちはもっと簡単に仕事を終わらせられていたの、それは分かる?」
「……まぁ、確かにリヤカーが邪魔だったのは事実だわね」
 エリシャの言葉に頷きながら、白金も呟いた。
「そうですよね、僕も『マジックアロー』を撃つ時、リヤカーに当たらないようにって苦労しましたから」
「あー、追加任務って事で報酬上乗せしてもらってもいいくらいだよねェ? むしろ、報酬追加するのが当たり前って感じ?」
「何でそないに俺を苛めるん!? このリヤカー見てみぃ! 金があったら、俺かてリヤカーゴロゴロ引いとらんわ! 金がないからリヤカーゴロゴロ引いてんねんで!」
「……それはそちらの事情としか言えませんね、それにあたし達は別に苛めてないよね。当然の事を言ってるだけだと思うし、口は災いのもと。特に今後も商売を生業とするなら、気を付けた方がいいと思うなぁ、あたし」
 椿原は苦笑しながらイルドに言葉を投げかける。
「ま、まぁまぁ……イルドさんも災難だったんですから、とりあえず傷を見せて下さい」
 クロードはイルドの元に向かい、雑魔に殴られた頬を治療するため『ヒール』を使用する。
「酷い怪我を負った方がいましたら、私が治療しますので申し出て下さいね」
 戦闘で傷ついたハンター達に、クロードが声を掛ける。
「素朴な疑問なんだけど、リヤカーなんて引いてて、どの辺が楽しいのかな~?」
 からかうとかではなく、夢路は真剣に『どうして?』という表情をイルドに向けている。
「俺かてなぁ、もっとカッコイイモンに乗って配送業したいんや……! せやけど、大人の事情言うんがあって、リヤカーしか買われへんのや!」
「……ふーん」
「しゃーけど、リヤカーから始めた方が色々と仕事にも都合がええかなおもてるで? 依頼人の大事な荷物をゴロゴロ引きながら行く、配送業の醍醐味ってもんや!」
 力説するイルドだが、依頼人の大事な荷物から目を離したお前が言うな、状態である。
(とりあえず、よく分かんないって事だけ分かったかも)
 うんうん、と頷きながら夢路が心の中で呟く。
「多少傷ついちゃったけど、リヤカーそのものが大破しなくて良かったじゃない。他の人が言ってるように、本来ならリヤカーを取り戻した料金も貰うんだけど、心の広いジュウベエちゃんは『特別に』無料にしてあげるわ。代わりに精霊に超絶感謝して祈っておいた方がいいと思うわよ? 感謝の心を忘れると、次も同じように悪い事が大量発生するかもしんないしね!」
 ジュウベエは胸を張りながらイルドに言葉を投げかけ、イルドは「そらあかんわ!」と慌てたように両手を合わせて太陽に「ありがとうございました!」とお礼の言葉を述べた。
 まずはハンター達に超絶感謝するべきなのだが、精霊や太陽に祈る方が優先だと考えたらしい。
「まあ、ついでって事で依頼人の所まで一緒に行ってもいいんじゃないかな。また雑魔に襲われてもいけないだろうし……」
 白金が苦笑気味にハンター達に提案をする。
「確かに、ここで別れてその後でトラブルに巻き込まれる……という事もありえますね。ここまで来たら、最後まで面倒を見るのも良いんじゃないでしょうか」
 天央もハンター達に言葉を投げかける。
「せ、せや! 何なら団子おごったるで! あそこの団子屋、めっちゃ美味いんや! 俺がリヤカーから目を離したんも、あそこの団子が美味過ぎたからで……!」
「ウケるゥ! 自分のミスを人のせーにしてるよ!」
 けらけらと笑いながらリオンがイルドを指差す。
「わ、笑うなぁ! 俺かてちょーっと油断しただけやん!」
「イルドさん? 油断というのは、それが出来るだけの実力を持つ人のみが許される事ですよ」
「うっ、かわええ顔して案外キッツイ事言うなぁ……」
 椿原に指摘され、イルドは再びガックリと膝折れる。
 その後、イルドはハンター達に付き添ってもらい、荷物を運ぶ者の元へと向かう。
 ある意味、イルドの仕事はハンターがいなければ成り立たない。
 その事に気づいているのが、まだハンターのみという……。
(ハンターいなくなったら、この人、廃業しちゃいそうだよね……)
 上機嫌でリヤカーをゴロゴロと引くイルドの姿を見ながら、夢路はため息を吐いたのだった。

END

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MVP一覧

重体一覧

参加者一覧

  • 優しさと厳しさの狭間
    エリシャ・カンナヴィ(ka0140
    エルフ|13才|女性|疾影士
  • 《死》の未来を覆す奏者
    白金 綾瀬(ka0774
    人間(蒼)|18才|女性|猟撃士
  • 止まらぬ探求者
    天央 観智(ka0896
    人間(蒼)|25才|男性|魔術師
  • 夢路に誘う青き魔女
    夢路 まよい(ka1328
    人間(蒼)|15才|女性|魔術師
  • Beeの一族
    Jyu=Bee(ka1681
    エルフ|15才|女性|闘狩人
  • 優しき治癒者
    クロード・エクルストン(ka1683
    人間(紅)|22才|男性|聖導士
  • HappyTerror
    リオン(ka1757
    人間(蒼)|20才|女性|疾影士
  • 忍者ガール
    椿原 葵(ka2566
    人間(蒼)|18才|女性|疾影士

サポート一覧

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依頼相談掲示板
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2014/08/11 23:28:09
アイコン 相談卓
エリシャ・カンナヴィ(ka0140
エルフ|13才|女性|疾影士(ストライダー)
最終発言
2014/08/17 08:59:27