蒸気工業都市のPクレープ

マスター:深夜真世

シナリオ形態
ショート
難易度
普通
オプション
参加費
1,000
参加制限
-
参加人数
4~7人
サポート
0~0人
マテリアルリンク
報酬
普通
相談期間
5日
締切
2016/12/20 19:00
完成日
2017/01/04 21:52

このシナリオは5日間納期が延長されています。

みんなの思い出

思い出設定されたOMC商品がありません。

オープニング

 ここは極彩色の街「ヴァリオス」のとある通り。
「ほへ? エルさん、戻ってくるの」
 街角屋台「Pクレープ」の店先で、Pクレープ店員でハンターの南那初華(kz0135)が素っ頓狂な声を出している。
「うん。結婚して出産も落ち着いたから、少しずつでも体を動かしたいんだって」
 話しているのはPクレープのオーナーであるポルテ・ポルカ。ポルカ商会の太っちょ一人息子である。
「そっか……良かったね。わたし、随分ここをお手伝いしたけど、ついにお別れね」
「いや、ちょっと待ってちょっと待って!」
 寂しそうに肩を落とす初華に慌てて声を大きくするポルテ。
「初華さんたち、ここ以外で移動販売したでしょ? すごく評判がいいんですよ」
 だから店名もこのままだし初華さんも続けてほしいんです、とまくし立てる。

 ちなみにPクレープ、約一年半前は「エル・クレープ」の店名だった。ラブの頭文字でもリップの頭文字でもなく、元ハンターのエルと呼ばれる女性が店長をしていたのでこの名前だった。
 このエル、気の強い姉御で滅法強く、このあたりのワルを締めて回った。
 結果、地域の治安維持に激しく貢献することに。
 が、そのエルも結婚。
 次の店長に引退するハンターを求めたが都合のいい人材は不在で、初華を始めとする短期雇いハンター店員で回していた。
 この時、「幸運を運ぶもの」の意味を込めた「Pクレープ」に名を変えた。
 なお、内緒であるが赤字覚悟の経営である。
 理由はポルテ商会の商圏が田舎だから。
 後発出店の難しいヴァリオスの都心部に小さいながらも店舗を構えているのはステータスで、田舎で結構な儲けをもたらしていた。店舗ではなく屋台なのは内緒だが、権利関係にうるさい中で屋台ながらも出店できているのは前述の治安維持に寄るところが大きい。

「続けていいって言っても……」
「ほら、この間ジェオルジであった「郷祭」の時の移動販売車があったでしょ? あれ、初華さんたちのために新たに購入したんだから!」
「ほへ? わざわざ私たちのために? あんな高そうなものを……」
 沈んでいた初華、跳ねるように身を起こした。
「そう。試運転と使い勝手を確認しもらいたくて初華さんが行ってるところの仕事を取って乗り込んだんだから」
「ほ、ほんと?」
 驚く初華。それだけ評価されていたのかと目を見開く。
「ホントだよ。使い心地は良かった? とにかく初華さんたちにはとても感謝してるんだ。いろんなところでいろんな出会いがあって、さ。だからここはエルさんに任せて、初華さんはこの移動販売車でもっといろんな場所で店を出して、新しい出会いをしてほしいんだ」
「うん……使いやすかった。……うん、うん。わたし、頑張る!」
 馴染んだ店との別れを覚悟したところに、感謝の言葉。くわえて新たな屋台を用意してくれた厚意に涙ぐむ初華。
 こうして新たな冒険が始まる。

「で、まずはこのPクレープ号を格安で用意してくれてモーターショーにも呼んでくれた、フマーレの部品団地で販売する必要があるんだ。お礼も兼ねてね」
「ほへぇ、部品団地……」
 もちろんいいよ、と初華。
 この時まさか、あのようなことになろうとは夢にも思わなかったのだが。

リプレイ本文


 ぶろん、と石畳の街に魔導バイク4台と魔導トラックが到着した。
 魔導トラックには「Pクレープ」の文字がある。
「きゃ~っ、ちょっと遅刻しちゃった~っ!」
 運転席から出て来た南那初華(kz0135)が書類を持って慌ててどこかに掛けて行った。
「……完全に男の職場って感じだな」
 バイクから下りたイレーヌ(ka1372)、周囲を見て下町工場の様子を確認した。
「男性中心なら、肉類をメインにしたガッツリ系クレープを売れば大丈夫よん♪」
 隣のバイクからはメルクーア(ka4005)が下りている。姉のイレーヌと一緒なのでとっても上機嫌だ。
 その横を、トラックから下りた真田 天斗(ka0014)が横切る。
「昼ごはん系だとやはりハムや焼肉と照り焼きですかね。それとボリュームと付け合せとしてレタスなどの葉物と一緒に巻けば大丈夫ですかね」
 執事服のまま片膝を付き、タイヤストップをかましてトラックを動かないようにする。
 その傍で、同じくトラックから下りたアリア・セリウス(ka6424)が身を屈めた。何かの荷物を下ろしたようだ。
「ジャガイモ料理も包めばお腹いっぱいになるわ」
 アリアの下ろした箱には、ごろりとジャガイモがたくさん入っていた。
「それはいい感じだよね、アリアさん」
 トラックから最後に降りた狐中・小鳥(ka5484)がそう言いながら、トラック荷台側面の「Pクレープ」と書かれた部分を開けて、押し上げた。
 がこん、と上部でひさしテントのようになり、大きく開いた部分は屋台の販売窓口になった。もちろん奥の調理場も見える。
「これがクレープの屋台か、甘い物だけでないなら男性客も来そうだな」
 屋台として変形したトラックを見上げながら、残波源弥(ka2825)がバイクから下りた。
「うん、大衆食堂とは違った可愛さがあっていいよね」
 同じくバイクをトラックの裏に片付け戻って来た天王寺茜(ka4080)も満足そう。
 そこへ初華がここの元締めを連れて戻って来た。
「ご覧の通り、ここで営業させてもらいますね」
「うむ。店舗への変形も完璧のようじゃの。改造した甲斐があるいうもんじゃ」
 どうやらPクレープ号を改造した人たちのようでもある。
 ここで、食材を調理場に運ぶアリアと目が合った。
「あの時のお礼じゃないけれど、できる限りを手伝わせてね?」
 今度はこの店が初依頼でしょ、と。目を大きくして頷く初華。
「これから本格的に初華さんがこのお店のメイン、という感じかな? かな?」
 小鳥が寄って来て両手を持って嬉しそうに。うん、と初華。
「店長代理から店長なのね。感慨深いわあ」
 メルクーアも寄って来た。最初から共に頑張って来た彼女にも頷く。
「じゃ、初華じゃなくて店長と呼ぼう」
 源弥、車両裏に構えた小天幕で執事服に着替えて出て来た。首元の蝶ネクタイを緩めつつ言った。
「いよいよ独立店舗ですね」
「エプロンドレスって初めて着たけど、可愛いかも」
 天斗の目尻が少し優しい。裏の更衣テントで着替えてスカートをひらめかせつつ出て来た茜が初々しい。
「これで準備はいいだろう。始めようか」
 イレーヌが、客が迷わないようお勧めメニューを張って聞いてきた。
「うんっ。新装初開店、みんなで頑張っていこう」
「ん、それじゃあとりあえずは調理頑張っていくよ♪」
 初華の言葉で、小鳥をはじめ皆が動き始める。



 からん、からん……と正午の時報が響く。
「やれやれ、腹減った~」
 どやどやと部品工業団地から男たちが出て来た。
「いらっしゃいませー♪ Pクレープの移動販売でーす」
 茜が手を挙げPクレープの制服エプロンドレスを健康的にひらめかせ呼び込んでいる。
「いらっしゃいませ~。ヴァリオスで人気のPクレープ、本日は皆さんの元にお伺いしました~」
 メルクーアも元気よく声掛け。同じエプロンドレス姿だがこちらは幼女的な可愛らしさで健気に。
「お、行ってみるか」
 一定数の客が寄って来る。
「いらっしゃいませだよー♪ お腹すいてるならがっつり系で色々と入れたクレープなんかどうかな♪」
 窓口では小鳥の案内。後ろでは……。
「ハムエッグとツナチーズ、了解だ」
 注文を受け、くるり、と小麦粉を溶いたものを鉄板で薄く伸ばす源弥。
「中身は任せてね」
 隣ではアリアがハムやツナ、チーズを分けて包んでいる。価格が同じになるよう分量で調整しているのだ。
「よし、行ってくる」
 できたクレープはイレーヌがお届け。
「イレーヌさん、この張り紙でお客さんが迷わないみたいだよ♪」
「アリアの工夫でどの組み合わせでも同じ価格にしているのも迷わない理由だろう」
 出掛けるイレーヌに注文を受け会計をする小鳥が声を弾ませた。イレーヌはアリアのアイデアも貢献していると頷く。
「下ごしらえがちゃんとしているからよ」
「源弥さんに生地を焼いてもらえるのも助かってるんだよ」
 事前の小鳥の労をねぎらうアリアの声。小鳥は源弥に任せっきりができる点も感謝する。

 この時、天斗。
「中は大丈夫のようですね……」
 テーブルと椅子をいくつか並べた店先に視線を移す。
「うまいな、これ。でもチキンがもうちょっと入ってる方がいいかなぁ」
「うーん、それだと価格が上がっちゃうか、具を変えてもチキンの量は増えないわね」
「なるほどな」
 男性客、メルクーアの言葉にすぐ納得した。
 この時、別の方向で。
「ひあっ!」
 小さく可愛らしい悲鳴が上がっていた。
「もう、調子に乗らない! エプロンドレスが可愛いのは分かるけど、見るだけにしてくださいっ」
 あまりに元気よくフリルをひらひらさせていた茜、男性客にお尻をタッチされていた。
「いや。この服の構造、どうなっているのかな、と……」
「こちらのお客さん、トッピング全乗せのメガ盛りです! 良いですよね!」
 ぷんすか肩を怒らせた茜、勝手に注文する。だすん、と右足を力強く足踏みして有無を言わせない勢いである。
「計算が速かったり構造に興味を持ったり、このあたりの客らしいですね」
 天斗、やれやれといった感じだ。
 ただ、次に目を向けたところで固まる。
「ふーん、ウエストはこうなってるのか……」
「ん、んあっ! お、お客さん……」
「ふむ。逆縫製でスカートはふわふわなんだな」
「ちょ、やめてくださいぃ」
 初華が数人に囲まれぴらりとめくられたりぺたぺた触られたり観察対象になっていた。素早く動く天斗。
「此方は当店の店長ですのでご遠慮願いますか」
「ああん。天斗さん~」
 瞬脚で一瞬に割って入った天斗がごごごと殺気交じりの笑みを見せる。ひしと初華が背中に抱き着く。
「おっと、すまん。女性の服装の構造なんて普段じっくり確認しないからな」
「お詫びに何か協力しよう」
 振り向いた天斗。初華はうんと頷く。
「ではクレープパンの増設と……」
 天斗、いつか試みたドリル系アイテムを活用した小型の生クリーム製造器を提案してみた。
「ああ、いいよ」
 これさえあれば、生クリームを少量必要分のみ適宜用意できるため、夏場に危険性の上がる作り置きの長期保存を避けることができる。



 こちら、茜。
「ひあっ、またもうっ!」
 続けてお触り被害に遭っているが、様子が違うぞ?
「店員さんにタッチすると全乗せメガ盛りが注文できると聞いて」
 期待に瞳を輝かせる男性客が寄って来ていた。
「お触り関係ないからグダグダ言わずあそこで全乗せメガ盛り注文しなさーいっ!」
 茜、片っ端から不届きな空腹客をぶん回して窓口送りにする。
 そしてイレーヌ。アリアから焼き上がったクレープを受け取っていた。
「この色の付箋がツナで、こっちの付箋の色がチーズポテトよ」
「分かった。戻った初華の分も働いて来よう」
 いつもと違い軽やかに歩きスカートの裾を揺すって給仕に行く。
「うわ、中はどうなってんだ?」
 すると、ふわふわするスカートをめくる者もいたり。
 くるっ。
「あんまり悪戯は駄目ですよ?」
「す、すまん。何か仕掛けがあるのかと……」
 振り返るイレーヌにはっとして手を放す男性客。
「まったく……」
 呟いたところで、別の場所のメルクーアに気付いた。
「キミ、姿勢をもっとこうすると見栄えがするよ」
 その客、爽やかにメルクーアの腰に手を添えヒップを手の平で包み込み姿勢指導。
「うーん、そうかなぁ? ……きゃっ!」
「真剣にして!」
 乗り気でないメルクーアに、ぎゅむとお尻に添えた手を鷲掴みに。そのまま「これは罰だ」とか言ってそのままイラヤしくうごめかしたり。どうやら比較的ロリ嗜好があるようで。
 ――どげし!
「鷲掴みにするのはクレープだけにしてもらおう」
 ごごご、とどす黒いオーラを纏いつつ、大人サイズになったイレーヌが渾身の蹴りを見舞っていた。スカートがミニになったので蹴った時にチラッと中が以下略だったようで、「白だ」、「清楚な純白だ」とかなんとか。
「お姉ちゃん!」
 メルクーアは守ってもらって感激してイレーヌの腕に抱き着き。
「……こら」
「お姉ちゃんの愛を感じる!」
 これはいかんこうなったらメルは手が付けられない、と屋台に戻るイレーヌ。
「ほへ? 私の分も働くんじゃ?」
 戻ると初華がそんなことを。
「ちゃんと触られてきた」
「うう、ひどい~」
 一緒のメルクーアは。
「あ、アリアさん。マッシュポテト人気だったよ~」
「……嬉しいわ」
 アリア、誇らしく思いながらポテトをふかして潰し増産している。手つきは他の食材を扱う時と少し、違う。



 とにかく、昼の販売は盛況だった。
「初華ー、大盛りとか人気よ? 最初からメニューに加えとけばいいんじゃないかなー」
「え? あれって茜さんが体を張って売ったんじゃ……」
「あれから分量多すぎないかちゃんと聞きました!」
 触られに行ったわけじゃありません、と茜。初華にぐぐぐと顔を近付けて誤解を解いておく。
「しかし店長、午後の販売はここだろ? 働く男たちの昼飯じゃないんだら慎重にな」
 源弥、今度は接客に出る。
「デザート系クレープだから食材も変わる」
「生クリームは大丈夫です」
 指摘するイレーヌも一緒だ。源弥の代わりに中に入った天斗、早速生クリームミキサーを使用する。
「へえっ。美味しそう」
「わー、可愛いお店」
 早速、女性客などが集まった。
 女性相手なら普通に受けはいい。しかも街柄、改造魔導トラックに興味の目が集まり大盛況だ。
 当然、トラブルもついてくる。
「姉ちゃん、ええ尻しとるのぉ」
「いやん、またぁ?」
 初華、助平親父ホイホイと言っていいかもしれない。
 ――バチッ!
「ひっ!」
「またここで店を出したいと思ってるの。だから……笑っているうちに、やめて下さいね?」
 ここはメルクーアがフォロー。スキルでバチバチさせた手を見せ凄んでいる。
 今度は変態もいるぞ。
「人の尻触って楽しいか?」
 筋肉質の源弥が振り向くと、やはり筋肉質の男がいた。
「兄ちゃん、ええ尻しとるやないか……おわっ!」
「……店長、物理的に対応していいか?」
「もう物理的に排除してるって」
 相手をのしてから振り向き初華に聞く源弥。初華としては汗たら~するしかなく。
 が、これらは序章でしかなかった!

「おらっ。わしらに無断で何ここで商売しよんなら、ワレ!」
 黒服のならず者集団がやって来た。
「きゃっ!」
「初華さん!」
 払う手が当たり吹っ飛ばされた初華をメルクーアが回り込み受け止める。黒服の中にはナイフを出している者もいる。
 ――ばしっ!
「おお?」
「もはやゲリラと同類ですね」
 瞬間的に割って入った天斗、ナイフを叩き落とし右ボクサーファイターの構えで相手を威嚇する。
「何なら!」
 突っ込む敵をかわす。この隙にメルクーアが初華を離脱させた。
「やったらぁ!」
 黒服集団、本格的に突っ込んできた。ぱしっ、とバトラーグローブの拳でナイフを持つ手を弾きステップ移動する天斗。
 ナイフを落としたたらを踏んだ敵の手は、ぐにゅりと柔らかい何かを掴んだ。
「お触りは禁止なんだよ!」
 その手は何と、小鳥の胸。ぱしん、とその手を弾く。
「いや、この場合はむしろ触って大きくした方が……」
「この手の人は口で言っても……ってちょっと! その口は言いすぎなんだよ!」
 小鳥、怒りのハイキックを顎にぶち込んだ。敵、ノックアウト。ちなみに小鳥、いつものざっくりスリットの入ったチャイナ服にエプロンを着けている。乙女の純情はいまのキックでもちろんちらりんなわけで。
「ふぅ、これでいいかな? ん、何か視線が……」
 周りの呟きでは、白かったらしい。
 そこに別の敵が掴んで止めようと手を伸ばす。
「過度なお触りは禁止です」
 横合いからまたもハイキック。今度はイレーヌだ。覚醒して大人の背丈。
 今度は周囲から黒の声。
「昼とは変えてみた」
 色気を漂わせて言う。
「おっと」
 そこに別の攻撃が来るが、茜が銀盆でガード。妙に手馴れているのは稼業でいろいろあったからだろう。苦労は絶えないようで。
「茜さん、ナイスだよ」
 その敵には小鳥が踵落とし。またも歓声がわくがそれどころではない。
 敵も本気になって次々襲ってきている。
「いけない。初華さん、メルクーアさん、手伝って」
 魔導機械楽器「オーケストラ」を持ち駆け出したのは、アリア。
 たちまちホールで聴くような歌声が響き始めた。初華とメルクーアが手を叩き拍子をとっている。それに周りの一般客も乗せられ拍手。
 このリズムに乗って、小鳥とイレーヌが優雅にキックの舞を入れ替わり魅せる。ちらりと白と黒も見える。その陰で天斗が動き二人にチャンスを提供する。
「判ってんだろう、後悔するなよ」
 倒れた敵は源弥がすぐに寄って〆て止め。
「こっちのお客に手を出しちゃだめ!」
 一般客の方に飛んで来た敵は茜が吹っ飛ばし返している。
 やがて騒動が収まると、劇場のような拍手が巻き起こるのだった。



「とにかく、成功だね」
 初華、閉店後に皆をねぎらう。背後では天斗が店内整理をしている。
「次からは客を見て大盛りもメニュー追加ね」
 茜、満足そう。
「工房に興味を持たれたのは大きいな」
 源弥、初華に焼いてもらったクレープをぱくり。
「噂は聞けなかったけど、『十三夜』が話題になってたのは嬉しいわ」
 アリア、可変魔導アーマー製作の話が広まっていることを喜んだ。
「あれ、ルモーレの噂かなぁ」
 メルクーアは「空飛ぶパスタ」の情報を仕入れたようで。
 ここでイレーヌに手招きされた。横に座る。
「どうしたの、お姉ちゃん」
 イレーヌ、メルの焼いたクレープを食べていた。
「さて、な」
 それだけ言って優しく彼女の髪を撫でてやる。

 それはそれとして、小鳥は?
「ちょ、ちょっと、困るんだよ~」
 小鳥、周囲の飲食店から用心棒兼看板娘として引っ張りだこの揉みくちゃの、どさくさに紛れてお触りされまくり状態だったり。
 ちなみにイレーヌ、覚醒を解いて低身長に戻ったので知らんふりだ。

依頼結果

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MVP一覧

  • Pクレープ店員
    真田 天斗ka0014
  • Pクレープ店員
    メルクーアka4005
  • 語り継ぐ約束
    天王寺茜ka4080

重体一覧

参加者一覧

  • Pクレープ店員
    真田 天斗(ka0014
    人間(蒼)|20才|男性|疾影士
  • 白嶺の慧眼
    イレーヌ(ka1372
    ドワーフ|10才|女性|聖導士

  • 残波源弥(ka2825
    人間(蒼)|29才|男性|闘狩人
  • Pクレープ店員
    メルクーア(ka4005
    ドワーフ|10才|女性|機導師
  • 語り継ぐ約束
    天王寺茜(ka4080
    人間(蒼)|18才|女性|機導師
  • 笑顔で元気に前向きに
    狐中・小鳥(ka5484
    人間(紅)|12才|女性|舞刀士
  • 紅の月を慈しむ乙女
    アリア・セリウス(ka6424
    人間(紅)|18才|女性|闘狩人

サポート一覧

マテリアルリンク参加者一覧

依頼相談掲示板
アイコン 相談卓
メルクーア(ka4005
ドワーフ|10才|女性|機導師(アルケミスト)
最終発言
2016/12/19 20:45:21
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2016/12/17 20:43:50