ホワイトデーの白いカオス湯

マスター:深夜真世

シナリオ形態
イベント
難易度
易しい
オプション
参加費
500
参加制限
-
参加人数
1~25人
サポート
0~0人
報酬
寸志
相談期間
5日
締切
2017/03/15 19:00
完成日
2017/03/31 16:42

このシナリオは5日間納期が延長されています。

みんなの思い出

思い出設定されたOMC商品がありません。

オープニング

「おかげで鬼ザルはあれから見ていません」
 木々に囲まれた森の中、少し開けた場所にある大きな建物の前で木刀を手にする少年が言った。
「まあ、あのときの鬼ザルの慌てぶりからしたらさもありなん」
 少年の前に立つイ寺鑑(kz0175)が先月のことを思い出し頷いた。

 ここは、同盟領の農業推進地「ジェオルジ」奥地の田舎村「タスカービレ」。
 鑑のほか、サルバトーレ・ロッソの移民を受け入れ東方風の村作りで人口減に悩んでいた村に活気をもたらそうとしている。
 実は村から森の奥に入ったこの場所は昔の温泉療養地である。
 この村を脅かすケモノ「鬼ザル」に悩まされ湯元を塞ぎ放棄していたのだが、東方風の村作りというコンセプトから復活させた。もちろん鬼ザルたちはちょっかいを出してきたが、復興から整備の期間中、ハンターによる退治や牽制で追い払った。その後も鑑の指導する右剣左銃流派「青竜紅刃流」の門下生により占拠を継続している。
 そろそろ、ここは人の土地であると思い知ったことであろう。

 しかし。
「じゃ、本格的に営業してもいいな。もちろん、客がいるときだけ村の人に出てきてもらって……」
「待ってください」
 横から、同じく門下生の少年、ジオが口を挟んだ。
「鬼ザルがいなくなったら今度はイノシシが来るようになりました」
「……被害は?」
 やれやれ、と確認する鑑。
「行動範囲はまだここまでは……でも時間の問題らしいです」
「よし、叩く」
 鑑、愛用の刀に手を掛ける。門下生を連れてイノシシ退治をするのだ。
 その、決断した瞬間。
「鑑センセーっ!」
 東方茶屋の店娘、ロミィが門下生たちとやって来た。
「村長さんたちがリゼリオへの出店について相談があるんだって~」
「……くっ、今は時ではないか」
 というわけで、イノシシ退治は後日に。
 ……というわけにもいかない。
 プレオープンとしてハンターに来てもらい、温泉宿を楽しんでもらうことになった。
 なぜハンター限定化というと、イノシシ退治付きだから。
 夕食のボタン鍋はもちろん退治してもらったイノシシを使う。もし、退治できなかった場合は寂しい食事となる。

 ところで。
「そういえば師範、温泉にユズを入れたりミルクを入れることもあるっていってたな」
「うん。お酒を入れることもあるんだって」
「お酒に蛇が入ってることもあるんだろう?」
「つまり、お酒と一緒に蛇も……」
「とにかく、東方風の温泉宿ってことだから適当に酒とかミルクとか餅とか入れとこうか」
 こうして、当日は二つある大浴場のうちの一つがカオス湯となる。
 普段は男女別だが、この日だけはどちらの湯船もタオルか水着着用の混浴となる。小さな家族湯は通常通り。
 寝室は、一階が東方風のぶち抜き広間で、二階が個室。

 風呂付き食事付きで、森を徘徊しイノシシ退治してくれる人、求ム。

リプレイ本文


 タスカービレの奥にある、まだ名前もない温泉旅館にて。
「イノシシが近くに現れて危険なんだって? じゃ、稽古代わりに早速狩りに行こうか」
 青竜紅刃流師範のウーナ(ka1439)が言った。どよ、とうろたえる門下生たち。
「イノシシとれたら大サービスしちゃうよー」
 笑顔で煽る。厳しいんじゃなく優しい師範ですよアピールである。
「大サービスって?」
 門下生たち、一斉に鑑の方を向く。
「知らん。可愛らしいウーナでいてくれるんじゃないか?」
 鑑、我関せずと適当なことを言った。
 その時だった。
「しばし」
 ゆらりと剣客が門下生たちの前に立った。
「ここは東方剣術道場みたいですね。せっかくです、是非手合せを一つお願いできますか、イ寺さん」
 金髪の人斬りこと、ハンス・ラインフェルト(ka6750)が細い眉を歪め挑戦して来た。
 いや。
 抜刀、覚醒!
 日本刀「風花」がきらりと円弧を描き鑑を襲った。
「お願いする姿勢か、それが!」
 かきぃ、と金属音。鑑も無銘刀を抜き峰で受けていた。
 ばっ、と離れ……いや、一気の寄せで今度は鑑が斬撃を見舞う!
 が、ハンスは受け流しで回避。
「疾風剣ですね。引くと見せ掛けなかなかやりますね」
 口調は丁寧なまま。彼としてはまだ本気ではない。
「先手必勝か……まだやるのか?」
 鑑、質す。
「先達の胸が借りられる機会を逃すのは勿体ないじゃないですかッ」
 ハンス、またも出る。鑑も先手を取るように出た。
 共に剣の峰を合わせぎりぎりと押し合い。殺気はないが気迫のこもる鍔迫り合いに門下生たちが息を飲んだ。
 そこへ、ディーナ・フェルミ(ka5843)が可愛らしく……。
「イ寺さ~ん!」
 いや、顔はにこやかだが一直線にやって来て試合に割って入った。
「牡丹鍋なのっ! 狩りに行かねばなのっ!」
 鑑に抱きつ……組み付いて有無を言わせない勢いだ。ギャリ―の方は、「まさかあっさり割って入るとは……鍛錬あるのみ」と、一種の技量を見た気がして剣を引き修行に出掛ける。
「よぅ、狩りだろ? 頭数はそろったぜ」
 宿の方を見ると、トリプルJ(ka6653)がいい顔して親指を上げている。
「じゃ、じゃあ一汗かいておきましょぉ」
「言うと思った。もちろんそのつもりだよっ」
 弓月・小太(ka4679)はフラ・キャンディ(kz0121)を連れて参戦。
「どちらがより仕留められるかを競い合う、でいいかな?」
「頑張って狩らないとね。勝負もだけどボタン鍋のために」
 アルバ・ソル(ka4189)はクウ(ka3730)と一緒だ。どうやらイノシシ狩り勝負をするようで。お互い自信たっぷりだ。
「美味しい料理、喜んで貰えるかな?」
 そんな恋人たちを見つつ、時音 ざくろ(ka1250)はぽわわんと何かを想像してたり。
 一方、ニコラス・ディズレーリ(ka2572)は。
「イノシシ狩りだね。さあ、行こう」
 颯爽とスナイパーライフル「ルーナマーレ」を肩に担ぎ仲間に加わった。
「さぁ、こちらが温泉……えぇ?!」
 どうやらふらっと回れ右したようで、ニコラスを案内していたレヴェリー・ルナルクス(ka4723)が振り返って愕然としていた。
 この方向転換にびくっとした娘が一人。
「温泉……宴会……ちょっと、楽し……え?」
 坂上 瑞希(ka6540)である。
「イノシシ、狩り?」
「よーし、それじゃ行くぞー」
 振り返ったところ、Jが出発の号令。
「……うん、頑張る」
 瑞希、流された。静かについて行く。
「イノシシのお鍋、楽しみたい」
 いや、ちゃんと打算もしているようだ。



「ところでイノシシはどこらに出るんだ?」
 道中、Jが確認する。
「きっと獣道があるの! そこから辿るのっ!」
 真っ先に口を開いたディーナ。
「それじゃ分かれましょうか」
 慣れた風にニコラスが仕切り、好きな方角へ。レヴェリーがぺこりとお辞儀をしてニコラスを追って行った。
「ボクも慣れてるつもりだよ。行こう、小太さん」
「そ、そうですねぇ」
 フラは小太とどこかへ。
「アルバ、勝負よ!」
「いいよ。負ける気はないからな」
 クウもどこかへ行く。アルバは彼女とは別の方へ。
 そして残された者たち。
「一応、目撃地点は把握している。残りはそこに集中だな」
「……イ寺の旦那よ、そういうことは早く言ってくれねーか?」
 残りは鑑とともに移動。J、ちくり。
「じゃ、鑑センセ、勢子やろっか?」
 ウーナ、スナイパーライフル「レスティヒクーゲル」を取り出す。
「え?」
 鑑、一瞬うろたえた。ウーナ、にまり。
「あれ? そういえば鑑センセは刀持ってたけど射撃のほうはどうなったかなー?」
「まあ、追い立て役ならできるが……あまりイノシシを刺激はしないように」
 ちょっと意地悪そうに聞いたウーナに、すました様子でいなす鑑。前回射撃の腕がいまいちなのがバレたのはスルーしておく。
「やれやれ、仕留める役をやりたいが我が儘通してみんなの飯の種が減るのは嫌だからなぁ。まぁ羆相手なら無理を通したかもしれんが」
 これを聞いたJ、鑑の代わりに追い立て役をするしかねぇなぁと首をコキリと慣らす。
「何で?」
 聞いたウーナの言葉は鑑に向けてだが、Jがこたえた。
「羆を独りで仕留めてこそ一人前のハンターだろ?」
「それ、きっと、何かと間違えてる」
 背中越しに肩をすくめるJに、やり取りを聞いていた瑞希がぽそりと突っ込み。
 その時、ようやく鑑がウーナの問いに答えた!
「ここのイノシシ、鬼ザルと対峙してるから気性が荒くて」
 同時に、どどど……と地響きが。
 イノシシだ。
「何っ!」
 狙われたJ、とっさに反応し鉄拳「紫微星」を額にぶち込む。
 しかしイノシシ、ひるまない。そのまま牙で腕を巻き込み、Jをぶん投げた。
「ほら、気性が荒い」
「そういうことは早く言ってくれねーかー!」
 説明する艦に、吹っ飛ばされるJ。語尾がドップラー効果で間延びする。
「でも、いい仕事した」
 ぶん投げて首ががら空きになったところへ瑞希が試作型特殊魔導拳銃「憤慨せしアリオト・光罰」を憤慨……もとい、発射。びくりと痙攣してイノシシはひっくりかえった。
 ――どしーん。
 見事に囮となったJ、地面に落ちる。
「このイノシシ、心得てやがる!」
 J、すぐさま起き上がる。痛打した腰に手を添えているが。
「……さすがミスターダイ・ハード」
 鑑、褒めておく。

「じゃ、青竜紅刃流、いってみよっか!」
 その後場所を移動してウーナが遠くのイノシシを射撃。
 イノシシ、門下生たちに猛然と向かってきた。気性が本当に荒い。
「ウーナ師範、これってスパルタでは?」
「えー、なんでー。向こうから来てくれるじゃない。さ、手柄を立てて!」
 門下生、涙目。ウーナは「ボーナスステージだから早く手柄を」な感じ。

 こちら、ざくろ。
 ――どどど……。
 イノシシにメイスを持つ手を狙われ、牙と頬の間に引っ掛けられ猛スピードで引きずられていた。
「こ、これくらいみんなとしてきた冒険に比べれば!」
 泥だらけになりながらも大地を蹴り逆立ち状態に。
「これで仕留めるよ!」
 伸身したあと、おりつつイノシシの眉間に膝を落とした。
 これでノックアウト。

「ちょっと生きが良すぎるかも~」
 軽量のフラ、やはり攻撃後に腕を絡められ引きずられていた。
「フラさん、足を上げてくださいー」
 呼ぶ小太。膝を付きエスカラムサーベルを構える。
 イノシシ、来る。
「こ、こう?」
「ま、舞いますぅ」
 フラの上げた両足の下から、くるっと回って腰を落とし扇で天を振り仰ぐようにサーベルをずぱっと横薙ぎした。

 クウとアルバはいつの間にか合流していた。
 偶然、左右から同じ一匹を狙ったのだ。
「ボタン鍋がわたしを待っているの!!!」
 飛びかかってダガー「ヒュドール」をイノシシの背中に突き刺すクウ。だが利いていない。
「もらった!」
 アルバの龍銃「ラントヴァイティル」が火を噴くが、猛烈な勢いで走り出して外れ。
「絶対負けないんだから!」
 クウ、突き刺した剣ごと連れ去られそうになるが意地の特殊強化鋼製ヨーヨー。脚を絡めた。
「……結局協力か」
 速度が落ちたところを再度射撃し仕留めるアルバだった。

「まさか……」
 こちら、レヴェリー。
 イノシシに以下略で剣ごと引きずられていた。仮面の下の瞳が見開かれる。
 ずざざ、と土と草が舞う。
「クルス、動かないでね」
 ニコラスは冷静にライフルでイノシシの額を撃ち抜いた。もちろん、信じたレヴェリーが身動きしなかったのが大きい。
 これであっさりと仕留めた。
「さあ、内臓抜いて処理ですね」
「いたた……はっ! お、お手伝いいたします」
 手早くしごをするニコラスに、腰に手を添えていたレヴェリーが気付き手伝う。
 で、作業終了。
「こうして狩りをするのも久しぶりだなぁ……夕食は豪華になりそう」
「そうですわね。それに、随分と汚れてしまいましたから、後は……」
 ニコラスの笑みにレヴェリーの言葉。
 さて、と宿へと帰投する。

 そして、ディーナ。
「イノブタの元発見なの~! 豚と掛け合わせれば1度に2倍以上の子供を産むの、出産回数3倍なの、これでここはイノブタ鍋の村として有名になるの! 雑食で繁殖力旺盛だから逃げたらとんでもないことになるけど」
 子連れの雌を発見すると目を光らせホーリーメイス「レイバシアー」で気絶狙い攻撃。
 これがどすんと入ってまずは親をKO。きらんと目を輝かせ振り向くとうり坊にも襲い掛かる。
 この人に関しては、どっちが気性が荒いのか分からず!



 一方、宿では。
 ――ぎぃ……ばたん、きょろきょろ。
「えーと、何をしてるのかな?」
 今日も髪の毛がグラデキラキラ、アルラウネ(ka4841)が旅館二階の個室で首を傾げていた。
「潜伏者はいませんね。ゆっくりできます」
 聞いた相手は、今日も金髪ツインドリルヘアーがドリドリ、これでもお嬢様なカレン ワーデス(ka6632)。
 何だかカレン、自分たちの使う部屋を調べていた様子。
「何も自分から緊張感を高めなくても……」
「安らぎも全力で、それが戦士ですから」
 なんだか安らいでいるのかそうでないのか分からない問答で。
「荷物はここに纏めた」
 横では今日もクールな白山 菊理(ka4305)が手持ち品などをひとまとめに。手際がいい。というか、面倒見がいい。
「ウフ♪」
 その部屋の前を、星野 ハナ(ka5852)が通り過ぎる。
「夕飯のお手伝いをしてぇ、お風呂に入ってぇ、夜は大広間で大騒ぎしてぇ、夢が広がりまくりですぅ、ウフフフフ~」
 後の話になるが、特産のチクワの中にチーズやハムを詰めて青海苔入りの衣をつけて揚げたりして鍋だけでなく夕食を豪華にし、白ワイン「レ・リリカ」のおともにしてもらうことになる。
 それはともかく、今も宿の手伝い。
「あ、温泉には水着がありますからそれを着用してください~」
 廊下の向こうの誰かに声を掛ける。

 その、ちょっと前。別の場所。
「流石旅館、広いですなー!」
 にこにこ上機嫌な声が宿の廊下にこだまする。今日も前向き後ろは見るな、レム・フィバート(ka6552)が元気に手を振って歩いている。
「あ、落としたよ」
 その後ろにはアーク・フォーサイス(ka6568)。レムの落とした館内見取り図の紙を拾ってやる。
「っとと、はしゃぐのはほどほどにしないとですな!」
 しっぱいしっぱいー、と頭をかきつつ受け取るレム。で、渡したアークが気付き横を見た。
 廊下の向こうでハナが話し掛けて来た。
「あ、温泉には水着がありますからそれを着用してください~」
 ふうん、と聞き流したアークだが、浴場に行き理解した。
「……混浴」
「やー、一緒にお風呂ー? 水着があるから大丈夫でしょっ!」
 立ち止まるアークをぐいぐいレムが引っ張った。
 さすがに着替えは別室だったが。
 で、愕然とする。
「これ……水着じゃなくてタオル……」
 絶句したがきちんと巻いて確認するアーク。先に湯船に行く。

 そして時間はまたもハナのセリフの直前まで戻る。
「律殿がやや恥ずかしく思うのは理解している」
 廊下で皆守 恭也(ka5378)が落ち着いた雰囲気で話している。
「いや、理解してくれるのはいいけどよ……」
 聞いている綿狸 律(ka5377)は赤くなりやや腰が引けている。
「家族湯を使わせてもらうことにした。これなら恥ずかしくもないはずだ」
 理路整然と話す恭也。これを聞いた律、思わず真っ赤に。
「ば、バカっ! それが……いや、こういう場所には覗きがつきもので……」
 そこへ、廊下の向こうからハナの言葉。
「あ、温泉には水着がありますからそれを着用してください~」
 ぴた、と止まる恭也と律。
「覗かれてもこれで安心だ」
「いや、そうじゃな……おい……」
 なだめすかしつつ腕がしー、して連行する恭也。律、逆らえない。
 で、家族湯の脱衣所。
「ふんふん~♪」
 恭也、あっという間にタオル一枚の姿に。さらりと長い銀髪が流れる。
「あ……」
 その様子を盗み見ていた律、着替えの途中の屈んだ姿勢で思わず見とれてしまった。
 で、恭也に気付かれた。にこっ、と爽やかな笑顔。真っ赤になる律。
「ほら、行こう。この格好では早々に冷えてしまう」
「ちょ……まて! オレのタオル!」
 腕を絡めとられ連行されるが律の着替えは途中。蹴上げた脚で纏い付く服を脱ぎ、危うくぽろりしそうになったところは意地で伸ばした手でつかんでタオルで辛うじて隠す。
 そんな強張~りな律も、漬かってしまえばいい湯加減に蕩けそうに。
「はぁ~」
 ゆるゆる律の背後はがら空き。そっと忍び寄り、後ろから抱きしめる恭也。
「いい湯だな」
「きょ、きょーや!! 誰かに見られたらどうすんだよ…! バカ!!」
 素肌の背中からの感触と首筋に掛かる吐息に跳ね上がる律。が、恭也はそれを許さない。というか、さらにぎゅっと抱き締め。
「たまにはいいだろう?」
 逃がさない。放さない。
 律、諦めた。
「たまに……だぞ?」
 ツン、とそっけなく。
「たまに、だ」
 恭也、デレの響きに微笑し優しく抱きしめる。
 かさっ、とどこかで音がした。
「満喫満喫、ですぅ~♪」
 ハナ、覗きを堪能していたようで。湯の二人は堂々といちゃらぶ中。



 その後、カオス湯。
「温泉温泉……」
 更衣室で細い背筋がしなやかによじれた。
 タンキニ水着に着替えた氷雨 柊(ka6302)だ。
 ほんわり気分で湯船の方に来ると……。
「あらぁ? なんだか、すごい色と匂いですねぇ…?」
「…話に聞いてた時から嫌な予感はしてたが…また随分な色に匂いだな…」
 から、と隣の更衣室から出たクラン・クィールス(ka6605)が湯船を見て柊同様固まる。
「ま、まあ体にはいいはずですよぅっ。クィールスさん、入ってみましょうー」
「体に、ね。まぁ、今になって入らないと言う訳にも行かないか。…変な物が無いといいけどな……って、何でくっつく!」
 ぴとっ、と腕に密着されてびくっとするクラン。
「ええ~、変な物が入ってるかも、って言いましたぁ」
 守ってくださらないんですかぁ、な視線。求めるように鼻先と細い顎を上げている。
「あ、ああ……待ってな」
 ここで突き放せば男が廃る。クラン、先に入って深さなど確認してから肩まで漬かる。横で足の漬かる気配。
「ふぅ……って、おい!」
「ふふふ。離れると変な物があるかもですからぁ」
 入っても横にぴっとりくっついたままの柊なのであった。

 その頃、更衣室。
「や、私は家族湯の方が……」
 曇りガラスに内股でくねくね腰を引く影が。
「いいからいいから」
 隣の影が軽やかに言いながら、扉をからり。
 出てきたのはタオルを巻いた玉兎 小夜(ka6009)で、もじもじ内股の玉兎・恵(ka3940)の手を引いている。
「おー、ミルク風呂だー。うむ、これだけ白ければ……」
 小夜、恵を見返す。
「いや、普通に恥ずかしいよ」
 赤面する恵。
 だってフリルのビキニ水着なんだもん。小夜とは肌色率が違う。
 どうしてタオルにしなかったのだろう?
「……だって、カワイイもん」
 その可愛さが小夜の独占欲に火をつける!
「だったら恵、くっついてはいろーね」
 湯船の方に手を引いて見つめておねだりっ。白い湯に入れば肌を見られることはない。
「……は、はい」
 恵、仕方ないなあ、な感じ。でもなんか目尻が緩んでますよ? 小夜の可愛さにご満悦なのかも。
 で、仲良くちゃぽん。
 そして小夜、気付く。
「何か酒臭いような……はっ」
「うう……恵は小夜のメイドさん……お世話しゅるのれす……」
 恵、いきなり真っ赤になってぐでっと小夜に寄りかかって来た。
「ぁー……えぇと、よしよ……ぶっ!」
「おしぇわぁ……」
 撫でてやってると、どぷんむにゅり、と恵に押し倒された。
 二人して沈んでぶくぶく。
「ぷあっ。だいじょ……うう……」
 先に顔を出した小夜、恵みを支えたがすべすべでつるり。
 と、思ったらむにっとした感触。これで滑ることはなくなった。
「ぐらぐらしてる……」
 しっかり手のかかるところに手を添え支える小夜。恵、夢見心地でぽわわん。
 湯から出ないのは、小夜も酔ってしまい立ち上がれないからだったり。

 そこへ、またも更衣室からがらり。
「ぶっ!」
 狩りから返った鑑がカオス湯に入ったのだ。
 先客のらぶらぶっぷりに思わず固まる。
「イ寺さん、なかなか具材の気分になれますよ!」
 実は、すでにハンスが入っていた。らぶらぶ空間だが自らつけた野菜とともに鍋の具材気分だったので問題なし。
「いや、場所を変えた方がいいだろう」
 カップル二組の間をじゃぶじゃぶハンスの所まで行き、別の湯に連れて行く鑑だった。



 時は遡り、家族湯。
「先客は出ました」
 から、と更衣室の扉が開き菊理が姿を現した。
「これがオンセン……イイですわね」
 早速カレンが湯に漬かって白い肌を上気させている。
「……ところで、何で髪型が崩れないの?」
 隣に漬かったアルラウネが突っ込んだ。カレンのツインドリル、そのまま。
「? 髪型は髪型ですわ」
 お嬢様の姿勢を崩さず言い切るカレン。ツインドリルも姿勢を崩さない。
「あ」
 言い合う二人をよそに、同じく漬かっていた菊理が更衣室の気配に気付いた。
 から、と開くと人影はざくろだった。少し何かに引きずられたように木の葉が髪に絡んでいたりする。
「遅れてごめんね、お待たせ……あっ、これはちょっと転んじゃって」
 ざくろ、髪の乱れに気付き恥ずかしそうに手櫛で直す。
「おかえり。背中でも流そうか」
 菊理はそれだけ言って湯から上がると、ざくろの髪にからんだ木の葉を取ってやる。
 なお、今日は湯気が特段濃いようだ。ちなみに、タオルも白い。
「もう……言ってくれたら私も手伝ったのに」
 アルラウネも湯から上がり、脇腹についた泥を払ってやる。
 なお、湯気は濃くタオルも以下略。
「え、コンヨク…? はっ、裸の付き合い…!? 聞いてないですよっ!?」
 ざばっ、と立ち上がったのはカレン。
 なお、湯気は以下略。
 しかし、早速ざくろの背中を問答無用で流す二人を見て態度を変える。
「留守もしっかり守るのは務め……」
 どぷん、と漬かって湯を守る。
 背後ではきゃいきゃい声がする。
「そこは……そこはいいからっ!」
「そうですか、残念です」
 手を回していた菊理の抱き着くむぎゅり、との音は聞こえない。
「ざくろん、背中流してもらいたいな~」
 そしてアルラウネの甘え声。
「も、もちろんだから」
「背中だけじゃなく全身お願いしたい所ね~」
 ほら、早くぅな声も。
「う……」
 このころにはカレン、のぼせていた。
 わたくしも背中を……と立ち上がろうとしたところで、ぽちゃりざぶり。
「家族湯ですね」
 ぎゅっと背中合わせに菊理が入って来た。
「湯船の大きさ的に仕方ないよねー」
 アルラウネも背中を押し付けるように入って来た。
「あの……ざくろはどこに入ればいいかな?」
 外でざくろが指をくわえていた。
 一斉に三人が振り返る。
「もちろん、ここ」
 カレンとアルラウネを左右に、背後に菊理が控える中心に一人分に満たない空間が開いていた。
「そ、それじゃ……あっ!」
「仕方ないよね~」
「せ、戦士としてそっぽは向けませんわ」
「いつも愛してくれて、ありがとう」
 むぎゅり、むぎゅり、そして耳元への囁きとともに、むぎゅ。
「いつもありがとう…今日は思いっきり楽しんで貰えたら……うん、勿論ざくろも」
 ざくろ、丁寧に皆を抱き締めちゅっ、ちゅっ、ちゅ……。
 なお、湯気は以下略。

 そのころ、通常湯。
「…ギャリー殿とこうして湯を共にするのは初めてだな。…温泉というのは心も身体も温めてくれる…」
 ぽかぽかの湯が鍛え抜かれた胸板に揺らぐ。千歳 梓(ka6311)だ。
 いつも被っている軍帽をとった姿でほっこり。
「ほー、期待を裏切らんな。湯治とはよく言ったもんだ」
 ギャリー・ハッシュベルト(ka6749)もすっかり上機嫌。
「そこに百薬の長が加われば……」
 おっと、桶を湯に浮かべたと思ったら、そこには銚子と猪口が入っているぞ。ギャリ―、早速一杯きゅっとやる。かーっ、と嘆息しすっかりほっこり。五臓六腑に染み渡った様子。ペースも早くなる。
 おや、隣では梓も桶を浮かべたぞ。中には温泉まんじゅうが。
「うん、いい。温泉にはやっぱり饅頭」
 こちらもぐっと甘さが舌に乗ったよう。もぐもぐやる口もリズミカル。
 と、思い立ったように視線を横に。
「ギャリー殿もよかったら食べるといい。饅頭は好きだろうか?」
 ……いや、酒飲みに甘いものはどうだろう?
「そう言ってくれると思ってたぜ相棒!」
 うおっ、手を伸ばしたよ。ついでに猪口も二つあるようで、酒も勧める。
「酒ばかり飲んでいるとのぼせてしまうからな。いただこう」
 梓、受ける。気分よく飲むと、ギャリ―の表情も緩む。梓の表情がまた緩んだのが嬉しいのだ。
「温泉の効果は絶大だな……お? ヒューっ、見ろよあのねーちゃん、いい体してるぜ。ありゃあ安産型だな!」
「ん? まあ、いいんじゃないか?」
 つい酔った勢いではしゃいだギャリ―だが、梓は饅頭もぐり。
「懐かしい友とこうやって過ごすのも悪くはないな…」
 続けてそう言い空を見上げた友に、将来を少し心配するギャリ―だった。

 さて、その安産型。
「メ、メイドですからっ」
 気合を入れたマイクロビキニのお尻が湯気の中、揺れている。
 おっきな胸に豊満な腰は、レヴェリー。
 言い訳したのは、実は腰だけの小さな前掛けをしていたから。つまり、水着エプロン姿(腰だけのミニミニ)。その格好で主人たるニコラスお世話をしようとしていた。
「そう? それじゃ、お願い」
 ニコラス、背中を向ける。レヴェリーのハートはどきどきどきど……いやいや、平静を装いつつまずは丁寧に髪の毛に櫛を入れる。
「ん……」
 少しニコラスがくすぐったそうにしたのは、レヴェリーの髪の毛が背中を撫でたから。でも我慢。
「なんかこういう時間は結構久しぶりだね」
 だって、本当にのんびり気分なのだから。
 この言葉で、どきどきしていたレヴェリーの気持ちが普通に戻った。
「そうですわね。偶にはこうして、のんびりしないと疲れてしまいますわ」
 心に余裕ができ、ゆったりと返す。
 そのまま幸せな時が……。
 いや。
 問題は、レヴェリーの気持ちが普通に戻ってしまっていること、だッ!
「ん? あれ……ぃやっ!」
 つい湯気にぽわわんしてしまいくらっとして、バランスを崩してしまったのだ。
 ――どっしーん。
「え、ええと……」
 ニコラス、運動能力はある。咄嗟に身をひねってレヴェリーを支えていた。
 つまり、レヴェリーに押し倒され。
「はっ! いや、これは……ぁあっ!」
 さらに間の悪いことに気合を入れたビキニトップがはらり。むぎゅりと抱き着いて隠す。
 レヴェリー、今日も残念メイド。

 さて、アークもいる。
「ええと、レムは……」
 探した時、すぱーんと元気よく女性脱衣所の引き戸が開いた。
「温泉!」
 レムである。タオル姿。
「……おっきい!」
 目を輝かせた。
 こうなるともう一直線。レム、まっしぐら!
 だだっと湯船に……ああっ! 足元に石鹸があるぞ?
「はぇ?」
 むにゅ、と踏んでしまうとそのままつつつー。
「走るな! って、ちょっと!」
 アーク、どしんとぶつかって抱き止めたがそもそもレムの突進がその程度で止まるはずはなく。タオルも二枚、はらり。
「……アーくん?」
「あーっ!」
 どぷーん。
 二人して仲良く抱き合ったまま入浴。
 でもって。
「へへー、もうあと少しでハンターになって半年かーはやかったねー!」
「……守れなかった」
 いい湯に喉を伸ばしほっこりするレムに、止めきれなかった自らの未熟を噛みしめうつむくアーク。幸い、二人抱き着いたので他の人には見えなかったが。湯に落ちてからそれぞれタオルは巻き直している。
「久々にのんびりした気がするねっ♪」
「……うん」
 話を振るレムだが、アークは乗らない。レム、これでもちゃんとさっきの言葉は聞いていた。
「大分強くもなったしーこれからも頑張ってこー、ぜ!」
 ばしばし肩を叩かれはっとするアーク。
「そう、だな」
 気を遣われた、との思い。
 そして真顔になる。
 ――自分はどうやったらもっと強くなれるか。
「頑張ろう」
 うん、と改めてレムに向いて頷く。



 この時、鑑もハンスを引き連れこちらに移動していた。
「セ~ンセ♪」
 呼ばれて向くと、タオルに身を包んだウーナがいた。
「こっちでゆっくりしよ!」
 両脇の下を見せつつツインテールの髪をかき上げ首筋を見せながら、岩に座って組んでいた足を組み替え。ダブルの悩殺ポーズ。
「分かったから湯に漬かれ!」
 ざぶざぶ寄って来て有無を言わさず湯につける鑑。いつもと違い強引だ。
「まさか、子ども扱いしてる? こんななのに」
 胸を張るウーナ。
「してないから無防備なのやめろ」
「何で口調変わってんのかな~?」
「大人をからかうもんじゃありません!」
「それが子ども扱いなんじゃない?」
 とかなんとか。
「……」
 その時、二人の前をタオル巻きの瑞希が横切った。長い黒髪、ゆらり。
 で、近くに漬かる。
 髪の毛が湯に漬からないよう、両手を上げてまとめる。
 その時、背中の刺青がちら……いや、身をひねって隠した。
 ウーナと鑑、不自然な動きに?な感じで注目。
「温泉宿で骨休め……ほんとに、休まる、骨まで」
 ここで新たに、三人の目の前をビキニパンツでムキムキナイスポーズしながら横切る人物が。
「よぅ、楽しんでるか~? 汗流すだけなんてつまらんぜ、もっと大いに楽しもうぜ」
 特に鑑、と湯をバシャバシャ。
「J、子供か!」
「あ、いいねー」
 反撃の鑑。乗るウーナ。
「って、子供じゃないか」
「だったらセンセも子供だね」
「子どもも大人もあるか! そらっ」
 たちまち三人でばしゃばしゃ。
「勝負ですか?」
 ハンスも寄ってきた。
 瑞希は一人、この様子を見ながらニコニコ。
 そこに真っ赤なビキニのスタイル抜群な姿が。
「……失敗ですぅ~」
 ハナである。瑞希の隣に漬かる。
「……どう、したの?」
 聞いてみると、魔導カメラを出す。
 どうやら梓とギャリ―を激写しようとしたが、レンズが曇っていた様子。カメラ内部の空気と温泉の温度差で内部から曇っているのだ。ちなみに一眼レフなら、事前にレンズを外し内部の空気を周りに馴染ませておけば曇らない。

 この時、家族湯。
「イノシシ狩り勝負の報酬は……背中を流す、っていうことだったけど」
 タオルを巻いたクウが人差し指を唇に当てて困っている。止めの刺したのはアルバだが、納得いかない。
「いいよ。流しっこで」
 アルバ、引き分けで了承する。
「じゃ、おねがい!」
 上機嫌でタオルをばっと跳ねのけ背中を向けるクウ。
「……分かったよ」
 くす、とアルバが微笑したのは、無防備なクウと家族湯なら心配いらないことと、どんな水着を着てたのか期待していた自分と、そしてタオルだけだったということすべてを含んでいた。
 そして自分の背中もクウにごしごし洗ってもらう。これがクウだな、とアルバ。
「わたし、満足!」
「そうだな」
 並んで湯に漬かった二人。
 満面の笑みを見せるクウ。その右肩を、自分の腕を回して抱いてまったりする。

 その後、家族湯。
「フラさん、えと、その可愛いですよぉ?」
 小太、タオル姿のフラに見惚れていた。
「ありがと。でも、水着じゃないんだね?」
 二人で入るとフラ、ぴとっとくっついてくる。
「み、水着でお風呂は落ち着かなくてぇ…」
 小太、真っ赤。
「そうなんだ?」
 二人でゆっくり。
 が。
「そ、そろそろ背中を流しましょうかぁ?」
 ざばっと小太が上がった時だった。
「あ……」
 小太、またやった。
 よりにもよってフラの目の高さでタオルがはらりしてたり。
 その後、二人とも真っ赤になって背中を流したりするのだった。
「やん」
 手元があやふやなのは仕方がない。



 そして悲報。
 もう字数がない。
 というわけで、風呂上りに全員でボタン鍋をつついて楽しくやりましたとさ。
「先に寝たら落書きな!」
 Jが立ち上がった通り、夜の大広間はなんかもう意地の張り合いに。二階に避難した人たちはゆっくりラブラブホワイトデー。
 めでたしめでた……。
「イ寺さん!」
 翌朝、朝風呂して朝シャンしたディーナが鑑を見つけて仁王立ち。
「な、何かな?」
「イノブタを繁殖させてイノブタ鍋の村として有名になるの!」
 激しく直談判。
「いや、トラウトの養殖で手一杯だって。ほら、ハナが昨日調理してたろ?」
 そんなこんなで、繁殖までは無理でした。

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参加者一覧

  • 神秘を掴む冒険家
    時音 ざくろ(ka1250
    人間(蒼)|18才|男性|機導師
  • 青竜紅刃流師範
    ウーナ(ka1439
    人間(蒼)|16才|女性|猟撃士
  • ピロクテテスの弓
    ニコラス・ディズレーリ(ka2572
    人間(紅)|21才|男性|猟撃士
  • 疾く強きケモノ
    クウ(ka3730
    人間(紅)|18才|女性|疾影士
  • 白兎と重ねる時間
    玉兎・恵(ka3940
    人間(蒼)|16才|女性|猟撃士
  • 正義なる楯
    アルバ・ソル(ka4189
    人間(紅)|18才|男性|魔術師
  • 黒髪の機導師
    白山 菊理(ka4305
    人間(蒼)|20才|女性|機導師
  • 百年目の運命の人
    弓月・小太(ka4679
    人間(紅)|10才|男性|猟撃士
  • エリスとの絆
    レヴェリー・ルナルクス(ka4723
    人間(紅)|24才|女性|舞刀士
  • 甘えん坊な奥さん
    アルラウネ(ka4841
    エルフ|24才|女性|舞刀士
  • 仁恭の志
    綿狸 律(ka5377
    人間(紅)|23才|男性|猟撃士
  • 律する心
    皆守 恭也(ka5378
    人間(紅)|27才|男性|舞刀士
  • 灯光に託す鎮魂歌
    ディーナ・フェルミ(ka5843
    人間(紅)|18才|女性|聖導士
  • 命無き者塵に還るべし
    星野 ハナ(ka5852
    人間(蒼)|24才|女性|符術師
  • 兎は今日も首を狩る
    玉兎 小夜(ka6009
    人間(蒼)|17才|女性|舞刀士
  • 一握の未来へ
    氷雨 柊(ka6302
    エルフ|20才|女性|霊闘士
  • 甘党のおっさん
    千歳 梓(ka6311
    人間(蒼)|39才|男性|闘狩人
  • ドント・ルック・バック
    坂上 瑞希(ka6540
    人間(蒼)|17才|女性|猟撃士
  • キャスケット姐さん
    レム・フィバート(ka6552
    人間(紅)|17才|女性|格闘士
  • 決意は刃と共に
    アーク・フォーサイス(ka6568
    人間(紅)|17才|男性|舞刀士
  • 望む未来の為に
    クラン・クィールス(ka6605
    人間(紅)|20才|男性|闘狩人
  • エージェント
    カレン ワーデス(ka6632
    人間(蒼)|21才|女性|疾影士
  • Mr.Die-Hard
    トリプルJ(ka6653
    人間(蒼)|26才|男性|霊闘士

  • ギャリー・ハッシュベルト(ka6749
    人間(蒼)|48才|男性|聖導士
  • 変わらぬ変わり者
    ハンス・ラインフェルト(ka6750
    人間(蒼)|21才|男性|舞刀士

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アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2017/03/14 23:59:33
アイコン カオスな温泉宿へようこそ♪
星野 ハナ(ka5852
人間(リアルブルー)|24才|女性|符術師(カードマスター)
最終発言
2017/03/11 11:05:06