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ギルド合同説明会「ギルドフォーラム'15」

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今年のギルド合同説明会「ギルドフォーラム」、楽しめたかなー?

竹村 早苗(kz0014
たくさんのご参加、ありがとうございました!
皆様の新たな出会いを大切にしてくださいね!
ミリア・クロスフィールド(kz0012

更新情報(7月7日)

ギルドフォーラム'15が終了!
戦争記念祭と合わせての開催となった今回も、ギルドの宣伝やイベントが行われました。
ギルド探し、ギルド交流のお役立てになっていれば幸いです!

たくさんのご参加、ありがとうございました!
 
 

ギルド合同説明会「ギルドフォーラム'15」

ギルド合同説明会「ギルドフォーラム'15」は、ギルド同士、ハンター同士の交流を目的としたイベントです。

説明会といってもギルドPRとお祭りの要素が強く、ハンターギルドをより多くの人に利用してもらうこと、
ギルドマスターとギルドメンバーの出会いを生むことが主旨となっています。

◆熱い思いを書こう! ギルド宣伝スペース
 ギルド宣伝スペースでは、掲載を希望するギルドから受け取ったギルドPRを掲載。
 自身のギルドのアピールやメンバー募集などなど、自由な宣伝が行われます。
 ギルドに未所属の方も、まだ見ぬギルドが気になっている方も、この機会に、
 お気に入りのギルドが見つかるかも!?
 宣伝受付はハンター交流所内で受付中! また、ギルド探しにもご利用ください!


 6月24日まではギルドフォーラム’15にてピックアップを受付!
 ピックアップのギルド一覧はこちらから!

◆開催! 全ギルド対象コンテスト
今回のテーマは「ジューンブライドにちなんだおもてなし料理」
結果発表中!

 ▼「どっちの料理にしよう?」特設ページ▼

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OMCイベント 水の月

ジューンブライドにちなんだOMC季節イベント「水の月」、6月30日をもちまして終了となりました!
沢山のご参加誠にありがとうございました!
現在、コンテストの結果発表中!

▼水の月 特設ページ▼

 ≫クリムゾンウェストでのジューンブライドについて

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オープニングノベル

●ギルドフォーラム’15、開催!
 冒険都市リゼリオ。
 ハンターズソサエティの本部たるハンターオフィスを要し、ゆえに数多のハンターが暮らすこの街の一角を、竹村 早苗(kz0014)は鼻歌まじりに歩いていた。
 鼻歌まじりなのは色々な理由があって、彼女が生来明るい性格だというのもあるし、今日がとても良いお天気で、とっても気分が良いのもその1つ。
 けれども、早苗の心を今、一番浮き立たせているのは――
「ふふーん♪ 今年もやるんだねー、ギルドフォーラム♪」
 そう、歌うように呟きながら早苗が向っている一画では、今、急ピッチで様々なイベントブースの準備が行われている所。
 これからそのイベントブースでは、様々な出店や出し物が行われるのだという。
 となれば、お祭り好きでもある早苗の機嫌が、良くならない訳はない。
 それでなくとも、ジェオルジを賑やかに彩る春郷祭に、辺境をエキゾチックに彩る夜煌祭と、楽しい話には事欠かない今日この頃だ。
 さて、ここ冒険都市リゼリオで行われるギルドフォーラムは、果たしてどんな賑わいになるのだろう――そう、早苗が想像して楽しくなってしまうのは、仕方のない事だった。

●ギルドフォーラムって?
 『ギルドフォーラム’15』と銘打ったこの催しが、行なわれることが決まったのは実のところ、ここ数日の事なのだという。
 昨年は、サルヴァトーレ・ロッソ漂着によるリアルブルーからの転移者が急増し、対処し切れなくなってしばらく新規ハンター登録を停止していたハンターオフィスが、ようやく体制を整えてハンター登録を再開したのに合わせて行われた。
 新たにハンターとなった人々や、リアルブルーから転移してきた人々を歓迎し、同時にこれからハンターとして活動してもらう人々同士で交流を図ってもらうためだった、という。
 その、ギルドフォーラムが今年も、しかもこんなに急に開催されることになったのは、先の大きな戦いをきっかけとして東方からの人々が訪れ始めたため、これから予定されている大きな戦いの前にハンター同士で交流を深めてもらった方が良いのではないか、という偉い人だか何だかの意向らしいのだが――

竹村 早苗
「まあ、楽しければなんだっていっか♪」
 早苗にとって大切なのは、お祭――正確には違うはずだが、出店が出るのなら彼女にとってはお祭みたいなものだ――が楽しいかどうかであって、偉いんだか偉くないんだかの顔も知らない人が何を考えているのかなんて、どうでも良い。
 どんな出店が出るのかなー、とだから早苗はまだ準備中のイベントブースエリアを楽しげに歩き回りながら、あれこれと楽しげに想像を巡らせる。
 お祭ならくじ引きや焼き鳥はやはり、あって欲しい所。
 タコ焼きやお好み焼きも捨てがたいし、リゼリオならソースは何とか手に入るだろうからあったら嬉しい。
 その他にも何か、クリムゾンウェスト特有の出店か何かがあれば、きっと楽しめるに違いない。
「去年はどんな出店があったんだっけ……?」
 思い出そうとしてみたが、まあ良いか、と思い直す。
 目の前の楽しい事は全力で楽しんで、過ぎ去った事にはこだわらないのが、彼女のエンターテイメントだった。

●コンテストもあるよ!
 その、ギルドフォーラムの一画には今年は、昨年とはちょっと違った様相のスペースがあった。
 所狭しと用意されつつあるのは、ちょっとした料理から本格ディナーまで作れてしまいそうな、かなり大掛かりにも見える野外キッチンスペース。
 ついでに、本番では白いクロスをかけてそれなりに見れるようになる(予定)のテーブルと椅子が、とにかく用意出来るだけ。
 その作業工程を見守り、時に監督指示を出しながら、ミリア・クロスフィールド(kz0012)は自分がここに居る意味について考えていた。
(ジューンブライドのディナーコンテスト、ですか……)
 せっかくのギルドフォーラム、去年とまったく一緒というのでは何とも味気なく、面白くない。
 ならばちょうど今はジューンブライド、地域によっては『祝花節(シュッカセツ)』とも呼ばれる時期だから、ハンター達に結婚式に相応しいディナーを考案してもらい、コンテストにしてはどうか――という、上の意向は理解できる。
 理解できる、のだが。
(私が相談したのは、友人が結婚式のディナーを決めかねているので何か良い案はないか、という事だったはずなのですが)
 上から順番に担当が下りてきて、ギルドフォーラムのイベント実行担当の1人となった同僚の顔を思い出して、ミリアは深い、深い溜息を吐く。

ミリア・クロスフィールド
 なぜこんな大掛かりなイベントになったのか。
 そう、ミリアが言いたくなる気持ちも、溜息を洩らしたくなる気持ちも、決して間違ってはいないと思う。
 ついでに『じゃあ折角だからここの責任者はミリアで!』と言って、どさくさまぎれに責任者を押し付けて行ったあの友人に、恨み言の1つや2つは言っても良いはずだ。
 とはいえ日頃様々な依頼に赴き、時に死線を潜り抜けているハンター達を見送るしかない立場にある彼女にとって、これがハンターにとっての楽しみ、息抜きになるのであれば精一杯努めたい、という気持ちは強い。
 それに、これからもまた大きな戦いが予定されている。
 だからその前に、少しでも楽しんでもらえたら――そう願う気持ちは確かに、ミリアの中に存在していたから。
 自分は自分に出来ることを精一杯努めようと、ミリアは小さく頭を振って真面目な表情を作り直し、設置されつつある特設会場を見つめた。

 ギルドフォーラム開催は、もうまもなく。

(執筆:株式会社フロンティアワークス)

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コラム「クリムゾンウェストのジューンブライド」

 クリムゾンウェストでは、リアルブルーと同様にジューンブライドという考えは地域によって異なるものの、広く知られた文化です。その由来については様々な話が伝わっていますが、基本的にはリアルブルーから伝わった文化であるようです。
 エクラ教ではジューンブライドを、光の下で新たな夫婦が永遠を誓う日であると言います。

 また、クリムゾンウェストのとある地域には、この季節は花の精霊によって花嫁が祝福される、という信仰があります。
 それは、次に紹介するようなお伽噺から由来する、と言われていますが、定かではありません。

『昔々、ある所に小さな町がありました。この町である年、裕福な商家の娘と、貧しい農家の娘が結婚する事になりました。
 裕福な商家の娘は、とても綺麗なドレスを仕立てて、とても綺麗なお祝いの品をあつらえて、いかにも幸せそうです。町の若い娘はこぞって、あんな花嫁さんになりたいものだわ、と憧れました。
 けれども貧しい農家の娘には、そんなお金はありません。母親から譲り受けた、そのまた母親の母親の代から伝わった古びた花嫁衣装を丁寧に、丁寧につくろいましたが、とても商家の娘のような綺麗なドレスにはなるはずもありません。
 農家の娘はすっかり悲しくなりまして、しくしく泣いておりました。するとそこに通りがかった見知らぬ老婆が、そんな娘に声をかけました。
「お嬢さん、お嬢さん。花嫁衣装を泣きながら仕立てては、不幸がとりついてしまうというのに、一体どうしたんだい」
 農家の娘は涙をぬぐい、泣いている所を見られたなんて、と恥ずかしくなりながら老婆に、商家の娘のドレスがとても素晴らしい事と、自分の花嫁衣装は古くてとても商家の娘のように華やかにはならない事を話しました。
 すると老婆はにっこり笑って、農家の娘にこう言いました。
「なに、心配することはない。お前さんの綺麗な心根のように、綺麗な花を一杯に飾ると良い。花の祝福が、お前さんを誰よりも幸せな花嫁にするよ」
 そう言ったかと思うと老婆はたちまち美しい精霊の姿になり、可憐に咲く花へと姿を変えました。老婆は、花の精霊だったのです。
 農家の娘は精霊に感謝をささげ、その花を花嫁衣装に飾って花嫁になりました。そうして花の精霊の言葉の通り、祝福され、一生幸せに暮らしたという事です。』


 このお伽噺に由来を得て、クリムゾンウェストではジューンブライドの事を『祝花節(シュッカセツ)』と呼ぶこともあります。
 そのため、地域によっては結婚式に飾るための花を売る商人が存在し、特にこの季節には花を求めてあちこち歩き回るという人の姿も見られます。
 時に危険な場所へと足を踏み入れた者が行方不明になってしまう――という事もあるようです。
 こういった人々からの様々な依頼も、ハンターオフィスに並ぶ事があるようです。

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関連NPC

竹村 早苗(kz0014
リアルブルー出身の自称マルチエンターテイナー。歌や踊りからコスプレ、はては同人誌制作まで幅広い活動を、精力的に行っていた。
クリムゾンウェストに転移した後もそのアクティブさは健在。
  • お祭り大好き娘
イラスト:沖田龍
ミリア・クロスフィールド(kz0012
いつも元気なハンターズソサエティ本部ハンターオフィスの受付嬢。
歪虚と勇敢に戦うハンターたちに憧れたという理由だけで、故郷から身一つでリゼリオにやってくるなど行動力に富む。
覚醒者としての資質には恵まれずハンターになるのは断念したが、せめて後方からでもハンターの助けになりたいと考え、ハンターオフィスの受付になった。
  • ハンターズソサエティ職員
イラスト:ゆらり