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聖堂教会

特徴

ライブラリ

 【エクラ教】を崇め、祭祀を執り行う教会。
 エクラ教とは【リアルブルー】から【クリムゾンウェスト】に転移したケルト系キリスト教の修道士によって現地の精霊・祖霊崇拝が変化したもの。精霊の実在を認めた上で、その上に「光」が唯一神として存在するとしている。基本的に教義は寛容だが、世界の侵略者たる【歪虚(ヴォイド)】には苛烈に当たる。また当初は「クリムゾンウェスト修道院」のような運営だったが、のちに拡大に合わせて現在のような形で組織化された。
 教会では大司教・司教・司祭・助祭という位階に分かれており、最高位は大司教。王都【イルダーナ】にある【聖ヴェレニウス大聖堂】の大司教が唯一の教区大司教にして西方半島全土の司教たちを統べる為、それ以外の大司教は名誉大司教として管轄教区を持っていない。教区大司教は大司教たちの中から投票で選ばれ、終身制。現在の教区大司教は任期八年目で、穏健かつ保守的な運営で高齢ながら聖堂教会を緩やかにまとめている。
 また聖ヴェレニウスとはエクラ教を創始したヴェレヌス修道士の名を冠したもので、地下霊廟にもその遺体が安置されている。
 独自の武力として【聖導士(クルセイダー)】のみで構成された【聖堂戦士団】を擁しており、その派兵を以て【グラズヘイム王国】への協力を示している。

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歴史

 エクラ教及び聖堂教会の成立は王国暦100年から180年頃だと言われているが、正確には分かっていない。ともあれ当時ヴェレヌスと数名の修道士は精霊崇拝などと融合しながら教会の成立に尽力し、196年にはイルダーナ公会議において王国の国教へと上り詰めた。
 その後、教会は近隣諸国の一部に弾圧されながらも王国と協力して緩やかな布教を進め、少しずつ西方半島に浸透していく。そして王国暦360年、王国の半島統一により聖堂教会は名実ともに最大宗教に至った。
 また王国暦500年という節目には王国の主催する記念祝典【ソリス・イラ】に協力し、一人の聖女に舞を披露させた。その舞は見事に大精霊を降臨せしめ、次の500年間の守護を約束したと伝えられている。
 ソリス・イラは今から14年前、つまり王国暦1000年にも開催された。しかしその時は大精霊の降臨に失敗し、人々の不安を収める為に大司教自ら演説を行うほどの騒ぎになった。その時の聖女は修行の旅に出たとも故郷で隠遁生活を送っているとも言われるが、定かではない。
 現在ではソリス・イラでの失敗も払拭し、昔と変わらぬ平穏を人々の心にもたらしている。

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所在

 総本山はグラズヘイム王国の王都イルダーナにある聖ヴェレニウス大聖堂で、王城の傍に建立されている。
 その為、総本山への巡礼者はまず王都の城門などで巡礼の旨を伝えたのち、助祭の先導に従って大聖堂へ入場しなければならない。大聖堂の傍には地下霊廟もあり、そこでは教会の聖人や王国の偉人などが安らかな眠りに就いている。
 また王国内では大司教の名で主要な聖堂が指定されており、それら特定の聖堂を順に巡ることで格別の守護がもたらされるという【巡礼の旅】が推奨されている。
 ほか、王国に限らず帝国、自由都市同盟などの諸都市や町村などにも聖堂はあり、人々は礼拝や説教を聴く為に訪れている。

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大司教、他NPC

大司教 セドリック・マクファーソン

セドリック・マクファーソン 年齢:44 クラス:一般人
 44歳にして聖堂教会の大司教に上り詰めたカリスマ。普段は言葉少なで朴訥とした人間だが、仕事の最中は時に熱の篭った演説まで始める情熱家。多少過激とまで言える程の改革派で、今までに旧態依然とした教会体制などを強引に革新してきた。
 現在は若き王女を補佐すべく王国へ派遣され、実質的に王国を任されている。その切れ味は舞台が教会から王国に変わっても健在で、国内の貴族などを相手取り中央集権化を推し進めている。


聖堂戦士団団長 ヴィオラ・フルブライト

ヴィオラ・フルブライト 年齢:26 クラス:聖導士(クルセイダー)
 聖堂教会の保有する聖堂戦士団を率いる女団長。教会における位は司教。
 厚い信仰心、優れた判断力を持つ才女で、常に冷静沈着な為、一見すると厳しい性格のようだが、実は面倒見が良く新人やハンターの調練など自ら行うこともしばしば。
 五年前に起こった歪虚との戦闘にも聖堂戦士団長として参戦しており、最後まで最前線で戦い続けた。その姿は伝承にある戦乙女のようで、団員たちは今なお彼女に畏敬の念を抱いている。

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