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部族会議

特徴

 300年前の大侵攻以後、しばらく動きを見せていなかった歪虚がゆっくりと南下を再開したのは100年ほど前とされる。また、東部における新たな歪虚の発生も近しい時期のものだ。そのいずれもが大きな脅威であり、交流もなく個々で生活を送ってきた諸部族にとって、今までの生活を一変させるには十分過ぎた。
 初期の侵略に対しては部族の戦士達が各々で立ち向かっていたのだが、その多くは傷付き、倒れ、歪虚へ飲み込まれていった。このままでは全部族が全滅するという最悪の状況を避けるべく、各部族の代表が集って連携を取る事を目的とし設立されたのが『部族会議』である。
 対歪虚の情報共有、同盟商人からの物品購入や工芸品の買取、武具の取り扱いまでを一手にまとめる事で、ようやく歪虚に対し足並みをそろえた行動がとれるようになったのは成果と言える。
 だが、設立後十数年が経った現在において、一つの物事を決めるにも多くの時間を要してしまうという、決定機関としては大きな問題が明らかになっている。これは部族間の思想や方向性が定まっていない為だ。特に帝国に対する扱いは部族間でも意見が別れ、数度にわたる折衝でも結論を見ていない。この遅れに苛立ったことが、それまで部族会議と協力関係にあったドワーフが独自に帝国と結ぶこととなった大きな要因と言われる。
 『帝国と距離を置き、部族の誇りをもって歪虚と対するべきだ』と主張するスコール族に対して、『部族そのものが帝国の指揮下へ入り共に歪虚と戦うべきだ』と反論するオイマト族。現在、双方に代表される部族間の意見対立は、いまだ解決の糸口も見えていない。

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歴史

ライブラリ

 50年ほど前、大きな勢力を誇っていたオイマト族が辺境東のベスタハ地方のザイダス渓谷にて反攻作戦を仕掛けるも、返り討ちとなってオイマト族長を含む多くの戦士達が倒された【ベスタハの悲劇】が発生してしまう。
 同時期、聖なる山リタ・ティトとビャスラグ山付近も歪虚の手に落ちており、戦況は諸部族にとって著しく悪化した。
 この状況を危惧した各部族の長老達は部族間で団結の必要があると判断し個別に折衝を始めるも、全体を取りまとめた組織としての成立には至らなかった。まず、いくつかの部族同盟が成立し、その同盟同士の合流を経て、ようやく15年程前に、現存する部族長の多くを集めた合議制の会議が始まった。この頃から同盟商人との交流も始まり、現在では部族会議を通して同盟商人と大規模な売買が行われている。

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所在

 部族会議は長城のやや北東に位置するマギア砦にて行われている。
 これは諸部族を牽引して大きな戦力となっているスコール族が、圧倒的な力を誇っていた歪虚の軍勢を押し返し、4年前にマギア砦を奪還した事に起因する。その後、ファリフを長とするスコール族はサラート丘陵にて歪虚と徹底抗戦。歪虚の群れを撃退する事に成功している。この事が切っ掛けとなったのか、歪虚は南下を停止。スコール族を支持する機運は大きく高まっていった。
 しかし、帝国協調路線のオイマト族は前線に近いマギア砦での部族会議には否定的であり、開催場所でも双方の部族は対立を深めている。

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族長たち、他NPC

ファリフ・スコール

ファリフ・スコール年齢:12 クラス:霊闘士(ベルセルク)
 スコール族長の若き族長。
 スコール族の言い伝えにある狼の印を持っていた事から、当時の族長からその座を明け渡された。赤い狼の祖霊の力を借りたベルセルクでもある。巫女より宣託を受け、星の友というヴォイドを退ける為の仲間を探している。族長ではあるが精神的には幼い部分もある。


バタルトゥ・オイマト

バタルトゥ・オイマト年齢:28 クラス:闘狩人(エンフォーサー)
 平和に暮らす為に生き残る道を選んだ若きオイマト族長。部族の者達を護る為、帝国の保護下に入りヴォイドへ立ち向かう事を決意した。帝国側に着いた部族として、辺境内では快く思わない者もいるが、辺境一と呼ばれる部族の力は認められている。馬術と白兵に優れている。

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