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ハンター

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覚醒者
4コマ1            イラストレーター:ゆらり

 【覚醒者(イクシード)】とは一定量以上の【マテリアル】を保有し、それを任意で行使出来る者を指す言葉だ。
 殆どの覚醒者は【クラス】と呼ばれるマテリアル使いの系統に属し、それぞれのクラスに応じた【スキル】の扱いを学んでいる。
 クラスとは覚醒者がマテリアルを扱う方法を体系化した物であり、本来個人で会得するには長い時間と修行を必要とする様々なスキルを短期間で習得する為に先人が洗練を重ねた知恵なのだ。
 現在クラスは闘狩人(エンフォーサー)、疾影士(ストライダー)、猟撃士(イェーガー)、聖導士(クルセイダー)、霊闘士(ベルセルク)、魔術師(マギステル)、機導師(アルケミスト)に加え、解放された東方世界よりもたらされた舞刀士(ソードダンサー)、符術師(カードマスター)、格闘士(マスターアームズ)の、計十系統のマテリアルの扱い方が確立されている。
 他にもまだ、歪虚との戦いの中で失われてしまったり、未だ体系化が完了していないようなクラスも存在するかもしれない。
 覚醒者の中でも、【ハンターズソサエティ】に所属し歪虚と戦う者たちを
【ハンター】と呼称する。
 依頼を受けて問題を解決する者ならば非覚醒者であってもハンターを名乗る事があるが、その多くに歪虚が絡んでいる以上、ハンターと覚醒者はイコールで結ばれる事が多いようだ。


覚醒状態

 常に覚醒者が超人的な力を発揮するのかと言えばそうではなく、力を最大限引き出す為には任意でマテリアルを解放し【覚醒状態】になる必要がある。
 覚醒状態になって初めて覚醒者は歪虚に対抗する事が出来る。また覚醒時は外見や内面にも若干の影響を受けるケースもあるようだ。
 覚醒状態における外見、内面の一時的な変化を【覚醒設定】と呼ぶ。
 覚醒の持続時間は最大1時間で、一日に行える回数は1+Lvの10分の1回(端数切り上げ)までとなる。なお覚醒回数は、日が変わった時点で回復する。


精霊との契約

 【精霊】との契約はハンターに様々な恩恵を与える。
 覚醒者としての素質が十分ならば、大精霊と契約しマテリアルを活性化して貰う事で、簡単に覚醒者になる事が可能だ。
 現在この覚醒の儀式は簡略化され、ソサエティ側に要請すれば比較的簡単に儀式場を借り、誰でも短時間で覚醒を完了する事が出来る。リアルブルーの人間であっても儀式を受ける事に制限はない。
 また、クラスによっては個別の精霊との契約を前提としている事が少なくない。祖霊の力を借りる霊闘士や信仰心を以て精霊の加護を得る聖導士はその最たる例だろう。
 逆に自前のマテリアルで自己強化を果たす闘狩人や鉱物性マテリアルを消費しスキルを発動する機導師等は、最初のクラスを決める際の大精霊との対話を除きさほど精霊の力を重視しないようだ。
 自力で過酷な修行を積み覚醒者になるよりは精霊の力を借りた方が圧倒的に短時間で覚醒を完了出来る為、スキルの行使に精霊の力を借りないクラスだったとしても、どのみち大精霊との契約は避けては通れないと言える。


スキル(術)概略
訓練場

 スキルとは覚醒者が何らかの形でマテリアルを利用して顕現させる現象を指す。
 多くの場合スキルはクラスに属しマテリアルの扱いを学ぶ事で初めて使用が可能となる。内容は実に多岐に渡るが、大まかに精霊の力を借りるか否か、そしてその力を内に蓄えるか外に放出するかという区別が可能だ。
 精霊は人よりも遥かに高度で純粋なマテリアル体であり、その力を借りる事が出来れば自身は僅かな消費でも多大な効果を得られるだろう。
 そうでない場合は自前のマテリアルを消費する必要があるが、これもクラスによっては最適化が成されており時には精霊の力を借りる以上の効果を発揮する事もある。
 これらスキルの中でも、特に自身の外側に力を放出し現象を起こす物を【魔法】と呼ぶ。
 魔法には、西方では大きく分けて魔術、霊呪、法術、機導術の四系統が存在する。また東方においては符術が研鑽されてきた。霊呪と法術は発動に精霊の加護が不可欠であり、機導術は鉱物性マテリアルを消費する事で発動。そして魔術と巫術は精霊と鉱物性マテリアル両方を半々程度に利用するとされている。
 魔法はスキルの中でも術と呼ばれ別系統の技術の様に語られる事もあるが、厳密な意味で術はスキルの中の一つに過ぎない。
 術はその扱いに特化したクラスでなくても多少ならば扱う事は出来るが、中には体外にマテリアルを放ち現象を起こす事が極端に苦手なクラスもあり、その場合は己の肉体や得物を強化する事にマテリアルを使っている。
 スキルの多くは【発動体】と呼ばれる装備を媒介とし顕現される。これは魔術の杖や機導術の魔導ガントレット、魔導銃等が有名だが、魔法でなくても剣や槍等の武具を媒介として初めて完全な力を発揮するスキルは少なくない。
 また、スキルの中にはそのあまりに強力すぎる力やマテリアルに与える影響が大きすぎる事から【禁術】として封印されてしまった物も存在する。
 禁術は各研究機関により厳重に管理されている。その存在を知る事自体が禁忌とされる為、ハンターであっても禁術を学ぶ事は許されていない。

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精霊

訓練場

 クリムゾンウェスト世界の精霊には、大きく分けて2つの種類がある。実在した意識を持つ存在が死後に転化した英霊と、自然現象や概念を表す自然精霊だ。
 また、そういった概念を超える存在として「大精霊」という存在があるらしい。大精霊は神霊樹などを司り、全てのハンターに力を貸していると言われる。精霊の助力を得てスキルを行使する覚醒者にとって、大精霊をはじめとする精霊は、避けて通れない相手といえる。
 英霊には、実体を持つ存在と想われることによってのみ存在している幻がある。英霊になり得る個体としては例えば先祖の祖霊、恩人、英雄、10年に一度の大物の熊、など様々なパターンがあり得る。

 そのうち、実際に精霊として実体を為す事が出来るのは生前でも強力な力を持っていたり多くの尊崇を受けていたような「英雄的な存在」のみである。覚醒者は例えば「自分をかばって死んだ兄」や「昔飼っていたペット」の力を借りる事は出来るが、精霊としてそれらが存在するわけではなく幻の英霊である。いわば「契約者たるハンターの心の中にいる記憶を、大精霊が引き出している」状態になる。
 自然精霊は、川や池、山や谷、宝石や建物など、1,000年以上に渡って実在する物体に宿る精霊と、地水火風や雷、光や闇などの自然現象の精霊、および力や智慧、正義や悪といった概念の精霊が存在する。
 実在する何かに宿る精霊は、たくわえられたマテリアルが何かの切っ掛けで意識(的な物)を持ったものであり、人間との意思疎通が可能な場合も不可能な場合もあり得る。
 後者の実態が無い精霊は、その概念に対する人々の想念によるマテリアルが作り上げた集合幻影的な物である。英霊と異なり、元となる実体を持つ訳では無いので人によって見える姿や形、性格などは一定しない。エクラ教の光の精霊と、部族で崇める光の精霊のイメージはまったく異なる外見を持ちうる。

 上記の分類は精霊の分類に関わるものであり、この分類は例えば辺境部族が信仰する対象などを規定する、といったような性質のものではない。実体を持つ英霊を崇める場合もあれば、持たない概念を崇める場合もあり、自然地形を崇める場合もあり得、設定においてその選択は自由な物である。
 なお、精霊にとって「実体」を維持する事は非常に力を消費する事であり、実体で何らかの行動を起こす事は更に大きな力を消費する。その為、実体を持つ精霊が存在した場合でも、基本的には居場所を動けない(依頼などに同行はしない)。
 精霊の一種であるパルムがなぜ実体を保持して活発に行動できるのかは、精霊学上の大きな謎とされている。

代表NPC

篠原 神薙

篠原 神薙  年齢:16歳 クラス:機導師(アルケミスト)
 サルヴァトーレ・ロッソより先にクリムゾンウェストに召喚された少年。元は平凡な学生生活を過ごしていた一般人だが、様々な人々との出会いを経て精霊と契約を交わし、戦う力を手に入れる事となる。
 リアルブルーもヴォイドに侵略されている事実を伝え、宇宙艦とクリムゾンウェストの橋渡し役になった。


ラキ

ラキ 年齢:15歳 クラス:疾影士(ストライダー)
 幼い頃からハンターの親に連れられて、様々な国や街を渡り歩いてきた少女。
 旅することが日常だった少女は、いつの日か人生の目標を”世界のすべてをその目で見ること”と決めた。
 転移者である神薙と出会いその想いはより強くなり、神薙と共にハンターとして各地で依頼を解決している。

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