• 日常

大江の住むところで秋まつり

マスター:狐野径

このシナリオは5日間納期が延長されています。

シナリオ形態
イベント
難易度
易しい
オプション
参加費
500
参加人数
現在9人 / 1~25人
報酬
無し
相談期間
5日
プレイング締切
2018/09/03 07:30
リプレイ完成予定
2018/09/17 07:30

オープニング

※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。

●怒られないのも辛い
 エトファリカ連邦国天ノ都の吉備家の一室、大江 紅葉は首をひねったり、眉をしかめたり落ち着かなかった。
 先日、妖怪に命を狙われていた。原因は大江家の始祖な人物であり、妖怪は主人筋のどこかの姫君だったらしいという状況。調べるにしても文献の散逸が多すぎてできないし、したところで起こったことは変わらない。
 里の方に行こうとしていたためにハンターは雇っていた。しかし、ハンターが来る前に襲撃され、紅葉は魔導トラックで逃げた。紅葉が逃げれば追ってくると考えたからだ。案の定その通りになったが、それがいけなかった。
「怒られる方が気が楽、というのはこういうことですね」
 スピードを考えれば追いつかれることはなかったのだが、途中で横転した。そのどこかの里の跡でどうにかするのが一番効率としていいとは考えてはいた。
 その結果、方々に心配をかけた。紅葉が無事だったこと、妖怪は討伐されたことは良かったのだが。
 なお、魔導トラックの横転に関しては、運が悪かった以外思っていない。自分の運転が普通だと思っているため、反省はしない。ぬかるみがいけないのであり、スピードを出していた自分に非はないのだ。
 そして、怒られる一割、心配されていたわられる九割だった。
 ただ、何かが足りない。里の復興に何がいるのかと考える。
「お金です! お金が足りないのです!」
 現状足りないものが何か気づいた。
 自分が住む里の地域を「師岬(もろさき)」と名付けたことはいい。師岬を興して上で、発展していくにはお金がいるのは事実。ただし、声に上げて言ったものの、あまりしっくりこない。
「お金だけではないのです……人、ものなども必要です。それと、地域の色々人がいますし交流と気分転換です」
 街道から逸れているため妖怪が直接南の方向から来ることは少ないと思われる。しかし、道はあるため妖怪が来ないとは限らない。実際そのルートで妖怪は何度となく来ている。守りのために幕府側に頼むわけにもいかないし、自力でどうにかしないとならない。トップがいないとなると、順当に繰り上がり大江家がトップ代理になる。
 そして、紅葉があれこれ悩んだ結果、砦の建設は必須で、島の橋づくりも必要。砦の建設費用に維持のための人員、それらを賄うための里という器が足りない。特産品があるわけでもないし、そもそも歪虚支配地域以前何がここの売りだったかもわかっていない。
 すなわち、全部足りない。だから、他所から人を呼び込みお金を稼ぎつつ、里の人たちの気分転換や交流も深めるきっかけになればいいと思っている。
「どうやって人に来てもらうかです。それと、観光でもいいのです、天ノ都から人が動くことも重要です。何かイベントを考えないといけません! 七夕なのです、お盆なのです、盆踊りです!」
 それはすでに終わっているのは知っている。季節は移ろう。
「そうです! そうですね! 秋のおまつりですっ!」
 紅葉はガバッと立ち上がると、こぶしを握り締める。
「花火職人と花火職人と花火……いえ、花火以外もいります。盆踊りのやぐらに、出店に演芸大会です! 盆踊りってなんでしたっけ?」
 紅葉は座卓に紙を広げ、墨をすると筆で素案を書き始める。
「花火と出店と、神社ですね……神社? それはいらないです。でも、御神輿って面白そうです! うーん、龍のこういうのをこうしてこういうのでしたっけ? 多分、何か混じってきましたね……。時間がありません、それは放置です。それから、キャンプ場を造らないといけません。なにせ、師岬には宿泊施設ありませんからね」
 さらさらと書き進める。
「えっと……これくらいですね?」
 紅葉は計画書を仕上げた。

●秋まつりへ
 紅葉は意気揚々と師岬に出向き、家令の許可をもらい、師匠であり兄弟子である吉備 灯世にも念のため計画を告げる。
 そして、職人を手配した。
 そのあと、ハンターオフィスに出向く。
「キャンプと出店と演芸大会、龍舞です! ぜひ、のんびりと残暑を楽しんでください」
「……残暑を楽しむ? 龍舞? 海は入れます?」
「たぶん」
 職員は危険を察知した。
「浜あります?」
「あまりありません」
 遊泳は禁止、足を入れたりするのは可。
「屋形船くらい出していいのでは?」
「なるほどです」
 という具合でイベント情報をハンターに出した。

解説

 イベントを楽しむ

●参加状況
 一般参加する、出店・出し物をするなど。
 なお、現地の催しとしては「花火大会」「出店」「演芸大会」「屋形船」があります。やぐらと和太鼓があります。
 魚介焼いている出店では、虎猫出没注意。
 肉焼く出店では、柴犬出現注意。

●一日のタイムスケジュール
 10時、準備開始
 16時、有志による龍舞(やぐらの近辺)
 17時、演芸大会(やぐらで)
 18時、屋形船出発
 19時、花火大会(打ち上げ花火)
 19時15分、花火大会終了

●大江の住む里の回り地理
 祭り会場は陸地の海近く。一応、やぐらスペース、飲食スペース、宿泊スペースという区切りで各種配置をしている。
 大江家の家自体は、そこから少し離れた島。日中は引き潮で道があるが、夜は道が消える。
 天ノ都から徒歩で一泊二日、現地に宿泊施設なし。ただし、臨時のキャンプ場は設置する。

●NPC
 ・大江 紅葉 色々やる気満々だが、家令に見回りを言いつけられ会場のあちこちをうろつく。
 ・松永 光頼 二十代後半、男、武家。【東征】で縁があり、紅葉と仲が良い。今回は部下数人と遊びに来ている。
 ・吉備 灯世 紅葉の師匠兼兄弟子兼上司。妻子と祭りに参加。子はやんちゃ盛りの男の子ふたり。
 ・虎猫&柴犬 紅葉がどこかで拾ってきたらしい。相当な数がいる。なお、魚や肉を奪ってみるつもりなのは若い個体。
 など

●注意事項
 同行者の方の「名前とID」、またはチーム名等、識別できる一言が有ると良いです。

マスターより

 こんにちは。
 色々巻き込まれたり、妖怪出たり、外出したりしながらも、ようやく大江家が住んでいた里に人が集まり再興となってきました。住民の多くは死にました。天ノ都で得た縁から新しい住民がほとんどという現状。交流を持つことが重要というわけになりました。
 なお、久々に生花火を見ました。その結果、このシナリオになりました。生花火と言っても何キロ先だろう……それでもいいものだなと思いました。
 よろしくお願いします。

関連NPC

  • 知追う者
    大江 紅葉(kz0163
    人間(クリムゾンウェスト)|22才|女性|符術師(カードマスター)
リプレイ公開中

リプレイ公開日時 2018/09/08 21:41

参加者一覧

  • 止まらぬ探求者
    天央 観智(ka0896
    人間(蒼)|25才|男性|魔術師
  • 夢路に誘う青き魔女
    夢路 まよい(ka1328
    人間(蒼)|15才|女性|魔術師
  • ルル大学魔術師学部教授
    エルバッハ・リオン(ka2434
    エルフ|12才|女性|魔術師
  • 【Ⅲ】命と愛の重みを知る
    フェリア(ka2870
    人間(紅)|21才|女性|魔術師
  • 東方帝の正室
    アシェ-ル(ka2983
    人間(紅)|16才|女性|魔術師
  • 師岬の未来をつなぐ
    ミオレスカ(ka3496
    エルフ|18才|女性|猟撃士
  • 乙女の護り
    レイア・アローネ(ka4082
    人間(紅)|24才|女性|闘狩人
  • 命無き者塵に還るべし
    星野 ハナ(ka5852
    人間(蒼)|24才|女性|符術師
  • イッツァショータイム!
    札抜 シロ(ka6328
    人間(蒼)|16才|女性|符術師
依頼相談掲示板
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2018/09/02 20:25:01