• 幻魂
  • 戦闘

【幻魂】Encore

マスター:蒼かなた

シナリオ形態
ショート
難易度
難しい
オプション
参加費
1,000
参加人数
現在8人 / 4~8人
マテリアルリンク
報酬
普通
相談期間
5日
プレイング締切
2016/03/14 12:00
リプレイ完成予定
2016/03/23 12:00

オープニング

※このシナリオは難易度が高く設定されています。所持金の大幅な減少や装備アイテムの損失、場合によっては、再起不能、死亡判定が下される可能性があります。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。

●魂の道
 蛇の戦士シバが遺した霊闘士の技。
 ハンター達は、幻獣の森に住む大幻獣『ナーランギ』より技の正体は霊闘士の奥義であると教えられる。
 奥義を取得できるのは、厳しい試練を潜り抜けた霊闘士のみ。覚悟を決めたハンター達は辺境各地に点在する『魂の道』に向かって歩き出した。

 暗闇の中、1人の男は忽然とその場所に現れた。
 黒いスーツを身に纏った初老の男は、手にしている白い杖を手元でくるりと回す。
「気にいらねぇな。俺を利用しようっていうのか?」
 開口一番に男は不機嫌な声を溢す。その場には彼1人しかいないはずだが、それでもそこに誰かいると確信しているようだ。
「アンコールはしない主義だと言っているだろう」
 それでも暗闇からは何の音もせず、静寂な時間だけが過ぎていく。
 そこで男は靴のつま先で地面を叩き始めた。ただ単調に同じ感覚で小気味良い音が、周囲に響き始める。
 すると、ある時点から響く音にぶれが生じ始めた。まるで反響するかのように前の音を追い、それは次第に音質も変えながら別の音へと変わっていく。
「――」
 甲高い鳴き声。それが聞こえた時、男の後ろに何かが現れた。
 男はリズムよく鳴らしていた靴音をピタリと止めると、杖をもう一度くるりと回す。
「いいだろう。しかし、俺の好きにやらせて貰う」
 男の言葉を認めるかのように暗闇は何も語らない。男は口元を釣り上げて笑みを作ると、その目に赤い光を灯した。

●ゲリラライブ
 数ある魂の道の中で、その『道』の始まりは洞窟の入り口であった。
 一切の光の差し込まない洞窟内を、ハンター達は持参した明かりを頼りに進んでいく。
 その道は一本道であったが、曲がりくねり右へ左へ、上へ下へと歩かされる。
 自分達がどれだけ進んだのかも分からなくなってきた頃、突然周囲に暗闇が広がった。
 手にしている明かりが消えたわけではない。気づけば圧迫感を感じさせていた洞窟の壁や天井が消え去り、明かりの届く範囲に何もなくなってしまったのだ。
 ハンター達は注意深く周囲の気配を探りながら、この現状を把握しようとする。そして考える。この場に留まるべきか、それとも何処かに向かい進むべきか。
 何れかの答えをだそうと互いに視線を交えたその時、ハンター達の耳が何かの物音を捉えた。
 それは何か地面を叩く音。そう、丁度人の足音のように聞こえた。音の大きさからして大分離れたところから響いてきているが、確実にハンター達の方へと近づいてきている。
 ハンター達が各々警戒し身構えたところで、足音が止まった。そして、周囲を包んでいた暗闇の中に一筋の光が落ちてきた。
 それはまるでスポットライトのようにある一ヵ所を照らし出す。そしてその照らし出された場所には、1人の男が立っていた。
「何かを語る必要はない。そうだろう?」
 男はそう言いながら白い杖で地面を叩いた。すると、同時に負のマテリアルが周囲に撒き散らされ、それを浴びたハンター達の肌に針で刺されたような痛みが走る。
 同時に周囲の空間に重低音が響き始める。リズムよく、激しく、耳が痛くなるほどのハードビートがハンター達を包み込む。
「知らない奴がいるなら名乗っておいてやる。俺はBADDAS、ロックを愛する男だ」
 男――BADDASは右腕を高く上げながらそう名乗り、そしてその上げた腕を真下に落とす様に振ると、甲高いギターの音が鳴り響く。
 それと同時にハンター達は不可視の衝撃波に吹き飛ばされてしまう。ダメージはほぼなかったが、BADDASとの距離はさらに開いてしまっていた。
「さあ、楽しもう。ロックンロール」

解説

【依頼内容】
 BADDASを倒し、祖霊の欠片を入手する。

【依頼詳細】
 霊闘士の奥義を習得するには『祖霊の欠片』を集める必要があることが判明。
 祖霊の欠片は各所に点在する『魂の道』を進み、そこで待つ試練を超えた先で手に入れることが出来る。
 スコール族のファリフ・スコールに協力を求められたハンター達は、手分けして魂の道の攻略を目指すこととなった。

【敵情報】
 ・BADDAS
  怠惰の歪虚であり、ロックを愛するロックンローラー。
  数ヵ月前、辺境の大幻獣を巡る争いでハンター達と対峙し、そして最後にとある古城で討伐された。
  本当に復活したわけではなく、今回の魂の道の試練として再現された存在にすぎないと思われる。

  その姿は人間の老人と変わらないが、それは偽りの姿であり、全力を発揮する際は巨人の姿へと変貌する。
  攻撃は不可視の衝撃波に加え、手にしている白い杖や徒手格闘もこなす。その一撃は巨人の一撃に遜色ない。
  さらに相手に掴みかかり、そこからマテリアルを奪い取ることで、自身の傷を癒すこともできる。
  その体は非情に頑強で物理的な攻撃をほぼ受け付けない。だが反面魔法攻撃に対しては脆いことが分かっている。

【戦域情報】
 暗闇のステージ。BADDASにのみ頭上から光が降り注いでおり、彼の居場所を見失うことはない。
 周囲に障害物は一切なく、地面も平坦で戦闘の邪魔になるものは何もない。
 BADDASまでの距離は30スクエア。この空間自体の広さは不明。

マスターより

皆さんこんにちわ。蒼かなたです。
あの時燃え尽きたはずのロックンローラーと、予期せぬ形で再開することになりました。
かつての強敵のアンコールライブで、その熱い魂を燃やしてください。
では、宜しければご参加をお待ちしております。
リプレイ公開中

リプレイ公開日時 2016/03/20 21:22

参加者一覧

  • 戦地を駆ける鳥人間
    岩井崎 旭(ka0234
    人間(蒼)|20才|男性|霊闘士
  • アルテミスの調べ
    メトロノーム・ソングライト(ka1267
    エルフ|14才|女性|魔術師
  • 誘惑者
    デルフィーノ(ka1548
    エルフ|27才|男性|機導師
  • 飽くなき探求者
    久延毘 大二郎(ka1771
    人間(蒼)|22才|男性|魔術師
  • ルル大学魔術師学部教授
    エルバッハ・リオン(ka2434
    エルフ|12才|女性|魔術師
  • ヒトとして生きるもの
    蜜鈴=カメーリア・ルージュ(ka4009
    エルフ|22才|女性|魔術師
  • 重装鉄壁
    八雲 奏(ka4074
    人間(蒼)|16才|女性|闘狩人
  • 《太陽》たる輝きの使徒
    コロナ=XIX(ka4527
    人間(紅)|14才|女性|霊闘士
依頼相談掲示板
アイコン 相談卓、です
メトロノーム・ソングライト(ka1267
エルフ|14才|女性|魔術師(マギステル)
最終発言
2016/03/14 04:52:10
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2016/03/13 15:51:04