• 郷祭1017
  • コメディ

【郷祭】YOUは試食!

マスター:深夜真世

このシナリオは5日間納期が延長されています。

シナリオ形態
ショート
難易度
易しい
オプション
参加費
1,000
参加人数
現在6人 / 3~6人
マテリアルリンク
報酬
普通
相談期間
5日
プレイング締切
2017/11/01 19:00
リプレイ完成予定
2017/11/15 19:00

オープニング

※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。

「初華さん、初華さん!」
 同盟領一の都会、極彩色の街「ヴァリオス」で南那初華(kz0135)が街角屋台「Pクレープ」で働いていると、慌てた様子の太っちょの青年が駆けこんで来た。
「あ。ポルテさん、どうしたの?」
 涼し気に応じる初華。
 やって来たのはPクレープのオーナーであるポルカ商会の一人息子、ポルテ・ポルカだった。
「新しい仕事だよ。来月にジェオルジの郷祭に出張販売にいくよね?」
「うん。その時持っていく遊園地遊具もフマーレで作ってきたところよ?」

 ちょっと説明すると、ポルカ商会は主に田舎で商いをする零細商会である。
 で、そんな零細が同業他社との競争で生き残るため、「同盟領一の都会で店を出すことそれ自体がステイタス」とされるヴァリオスでの取引実績を作る目的で自らクレープ屋台を出している。ただし、利権関係にはうるさいため、店を構える許可は後発商会に下りるわけがない。移動式の臨時屋台という形式をとっているのはそのためだ。それでも出店許可は出なかったので、元ハンターを店長に雇い安全対策として地域に売り込みようやく許可を取り付けている。当時の店名は「Lクレープ」。その後、元ハンターの店長が結婚したため、後釜に現役ハンターながらサボり魔の南那初華に店長をお願いし改造魔導トラック店舗で経営しているのが「Pクレープ」となる。
 でもって、同盟領の農業推進地域「ジェオルジ」では、秋に「郷祭」というイベントを開催している。ジェオルジ領内の村長会議という位置付けだが、収穫の時期でもあり村長会議期間後には収穫祭的なこともする。
 移動式屋台のPクレープは、ジェオルジの寒村「タスカービレ」から白茶を仕入れて販売している縁もあり、毎年呼ばれている。
 今回は事前に、同盟領の蒸気工業都市「フマーレ」で移動販売をした時に職人と雑談したところ、遊具を作るから郷祭に連れて行ってくれ、という話も舞い込んでいる。

「その予定、少し変更が入ったんだ」
「え~っ」
「いや、変更って言っても予定より先に、村長会議期間中にジェオルジ入りするってことなんだけど」
「ほへ? どういうこと?」
 どうやら、今年春にあった「春郷祭」で販売した品目の中に歪虚に関する物があったらしく、夏に誘拐事件が起きたというのだ。
「それ、知ってる」
 初華、ばつが悪そうに言う。
「え? ま、まあそれなら話が早くていいけど……でも、よく知ってるね」
「それ、私たちが売った『壁掛け猫』だもん……」
 一応初華を擁護すると、陶器製の「壁掛け猫」の委託販売はハンターオフィスを通したものだった。
 堕落者の歪虚「火付けのY」がフマーレの大火事件で使った物に似た火付けの仕掛けが会場内で発見されたからこれの販売を装って現地入りして騒ぎになる前に見つけ出して排除してくれ、との依頼がハンターオフィスに持ち込まれ初華たちが参加。火付けの仕掛けを排除し陶器も全部売りさばくという大成功を収めたが、すべては「歪虚の魅了能力増幅器」である陶器人形を広めるための囮だったのだ。
 その後、ジェオルジで誘拐事件が多発した。
 ハンターオフィスにも依頼が来て、騙されたと知った初華たちも怒りの参加。手分けして退治し、被害を食い止めることとなった。
「とにかく、村長たちは二度とそんな事件が起きないよう、事前に取扱品のチェックをすることにしたんだ」
「ほへ? あの郷祭に出回る品物、全部?」
 初華が驚くのも無理はない。
 はっきり言って事前の100%チェックは不可能である。
「あくまで安全対策らしいよ? あんな事件があって何も対策してません、じゃ筋が通らないから形だけでもやっておこうって」
 そもそも最初から取扱品が安全なものかどうかは出店者説明会などで徹底しているらしい。
 これは当然の話で、だからこれまで公序良俗から激しく逸脱するものが出回ったことはないし、大規模な食中毒なども発生していない。元々常識的な範囲では安全対策はしっかりしていたのだが、歪虚が絡むと一般人にはお手上げになる、だからハンターにざっと確認してもらいたい、というらしい。
「まあ、これまで何もなかったところに一つの事件が発生しただけ、ともいえるから形式的なもので大丈夫だっていうんだよ」
 というわけで、気になる出店者たちが事前チェックを実施できるときに、各自対応するという流れになった様子。ポルテもそういった出店者グループの一つからハンター集めを頼まれたらしい。
「これからオフィスに依頼を出しに行くけど、初華さんも参加にしておくからね~」
 そう言って出発するポルテ。
「うん。分かった。準備しとくね」
 見送る初華だが、この時まさかあのようなことになろうとは思いもしなかったのである。

解説

 ジェオルジの郷祭に出回る商品などの事前チェックをしてください。

 具体的には以下になります。
A)大きな屋敷の食堂で、当日調理販売する食品の試食
B)大きな屋敷の一室に並べられた、祭りで取り扱うことになる商品を試着
C)大きな屋敷の一室に並べられた、祭りで取り扱うことになるものの体験

 さらに具体的には、以下のものがあります
A)セミの幼虫の素揚げ、ハチの子の揚げもの、サソリの串揚げ、イナゴの佃煮、マムシ酒的なもの
B)白鳥のチュチュ(股間から白鳥の首が伸びている。男性用、女性用あり)、痩身矯正用コルセット(ウエストむっちゃキツキツ)、スライム服(服の内外に冷たいゼラチン的なもの散りばめ)、谷間ビキニアーマー(上は寄せて上げ、下は桃尻的立体縫製)
C)同人誌(成人向け。蔵倫対応仕様)、ムダ毛処理用ワックス(男性用。とっても痛い)、お医者さんごっこセット(リアルブルー知識から試作された胃の検査用木製回転装置とバリウム的飲料の体験。げっぷが出たらもう一杯)

 ほかにもあってもいいですが、参加PCが酷い目に遭うものばかりです。
 初華さんたち、貧乏くじをひいたようですね。というか、明らかに怪しいものが確認に出された様子です。とても自然な流れですね。

※重要
 なお、歪虚に関する物は一切、ありません。安心してひどい目に遭ってください。

 全部は描写無理です。参加者は挑戦できそうなものを選んで試食・試着・体験してください。

マスターより

 ふらっと、深夜です。

 背後によるPCいじり依頼です。
 食べる物は一応どれも美味しいといううわさですが、個人的には食べたくないですね。PCには美味しく食べてもらっても問題なし。そこは個性ですので。初華は食材の見た目で嫌がります。
 白鳥のチュチュなども同様。これを恥ずかしく思わずむしろ誇らしく思う人は外にいきなり出てもらっても構いません。
 とにかく、楽しんで出店者たちに安心してもらいましょう!

 なお、愛で空は落ちて来ませんが、タイトルはそんな感じで。

 Pクレープの営業依頼は後日に出ます。遊具もその時に到着です。

 では、よろしくお願いします。

関連NPC

  • Pクレープ店員
    南那初華(kz0135
    人間(リアルブルー)|17才|女性|猟撃士(イェーガー)
リプレイ公開中

リプレイ公開日時 2017/11/14 00:07

参加者一覧

  • Pクレープ店員
    メルクーア(ka4005
    ドワーフ|10才|女性|機導師
  • 笑顔で元気に前向きに
    狐中・小鳥(ka5484
    人間(紅)|12才|女性|舞刀士
  • スライムの御遣い
    藤堂 小夏(ka5489
    人間(蒼)|23才|女性|闘狩人
  • 灯光に託す鎮魂歌
    ディーナ・フェルミ(ka5843
    人間(紅)|18才|女性|聖導士
  • 命無き者塵に還るべし
    星野 ハナ(ka5852
    人間(蒼)|24才|女性|符術師
  • 潰えぬ微笑
    空蝉(ka6951
    オートマトン|20才|男性|舞刀士
依頼相談掲示板
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2017/10/28 00:47:43
アイコン 商品チェーック♪
狐中・小鳥(ka5484
人間(クリムゾンウェスト)|12才|女性|舞刀士(ソードダンサー)
最終発言
2017/11/01 01:50:59