ゲスト
(ka0000)
【幻想】白龍痕跡探索任務
マスター:ハントシステム
- シナリオ形態
- ハントシステム
- 難易度
- 不明
- 参加費
- 400
- 参加人数
- 現在8人 / 1~8人
- 報酬
- 不明
- 相談期間
- 3日
- プレイング締切
- 2019/05/05 07:30
- 結果表示予定
- 2019/05/05 07:30
オープニング
対ビックマー戦が始まった辺りから辺境も慌ただしい毎日が流れている。
これは辺境地域に対して歪虚側の激しい攻勢が続いているからだけではない。部族会議の国家昇格を見据えた動きや連合軍からの要請も増加している事になる。
部族会議も多忙な毎日が続いているが、それは辺境地域において絶対的中立である辺境巫女にとっても変わらない。
「やれやれ、まったく……」
大巫女ディエナ(kz0219)は疲れを露わにしながら椅子へ腰掛けた。
朝から幻獣の森で幻獣達の世話。その後、大霊堂で対怠惰王戦支援物資の手配などを取り仕切っていた。遅めの昼食を取って一息ついたところだが、それも間もなく切り上げなければ残りの業務にも差し支える。
この多忙の原因も大巫女からすれば、はっきりしている。
「やっぱり、人手が足りないねぇ」
漏れ出るようなディエナの言葉。
多忙の原因は仕事量に対して人手が圧倒的に不足していた事だ。元々、辺境巫女は各辺境部族から巫女の素質がある者を聖地へ迎えていた。つまり、大人数を抱える事は想定されてなかった。
しかし、辺境も変わり一種のグローバル化の波が押し寄せている。巫女の仕事も増える一方となれば人手不足は看過できない。
「でも困ったね。人手を増やすにしても素養のない奴にはできない仕事だしねぇ」
巫女の仕事というのは幅広いが、白龍を崇めていつの日か聖地へ戻るその日を待つ事は変わらない。
それは伝承を語り継ぐと同時に辺境巫女としての心身育成が不可欠。誰でも良いという訳にはいかないのだ。
「だったら、ハンターを採用するであります!」
大霊堂の書棚からひっこり姿を現したのは自称幻獣王のチューダ(kz0173)であった。
チューダの顔を見た途端、大巫女の顔は一気に曇る。
「なんだ、あんたかい」
「なんだとは何でありますか! 幻獣王たる我輩が妙案を持ってきたでありますぞ!」
「ああ、悪いね。疲れているときにあんたを見ると余計に疲れるんだ。あんた、あたしの体力でも吸い取ってその腹に溜め込んでいるのかい?」
大巫女の超塩対応。
だが、日頃のチューダを見ていればそれも仕方ないように思えてしまう。
「酷い言われようであります! でぇもぉ、我輩の天才的頭脳が導き出した打開策を聞いても同じ態度が取れるでありますかな?」
「ハンターをスタウトするんだろ?」
「なっ!? いつの間に我輩が編み出した奇策を?」
さっきあんたが自分で言ってたじゃないか。
そう言い掛けた大巫女であったが、敢えて言葉を飲み込んだ。説明すれば余計に事態がややこしくなるからだ。
しかし、案じたいそれ程悪い物でも無い。
「まあ、ハンターから信頼性から考えても悪くないね」
「そうでありましょう? ささ、我輩を褒め称えるなら今ですぞ? 遠慮無く……」
「広く呼び掛けるとしても、『白龍の鱗』を集めてくる仕来りは守ってもらわないとねぇ」
チューダの呼びかけをあっさりスルーする大巫女。
ハンターの有能さは理解しているが、辺境巫女としての掟は守ってもらう。それは白龍への敬愛と畏敬の念を表す大事な仕来りだからだ。
「面倒かもしれないけど、白龍の鱗がないと辺境巫女にはなれないからね。大変かもしれないけど……」
「心配ないであります!」
放置されている事に気付くがメンタルも大分強くなったチューダ。
どうやらチューダの案はまだ続きがあったようだ。
「さすがに我輩の策すべてを知ることはできなかったでありますな!」
「なんだい? さっさとお言いよ」
ため息を付く大巫女の横で、チューダは勿体付けながら咳払いを一つ。
調子に乗ってる態度が腹立たしいが、今は我慢だ。
しかし、その我慢が無意味な事だと大巫女は数秒間に気付く。
「ハンターか白龍の鱗を探すお仕事を、我が幻獣王親衛隊がお手伝いするでありますよ」
「その親衛隊とやらはハンターじゃなかったのかい?」
「…………あっ」
馬鹿のせいで貴重な時間を浪費する幻獣王であった。
※当シナリオはハントシステムとなります。GMによるリプレイの執筆は行われません。
>> ハントシステムとは
これは辺境地域に対して歪虚側の激しい攻勢が続いているからだけではない。部族会議の国家昇格を見据えた動きや連合軍からの要請も増加している事になる。
部族会議も多忙な毎日が続いているが、それは辺境地域において絶対的中立である辺境巫女にとっても変わらない。
「やれやれ、まったく……」
大巫女ディエナ(kz0219)は疲れを露わにしながら椅子へ腰掛けた。
朝から幻獣の森で幻獣達の世話。その後、大霊堂で対怠惰王戦支援物資の手配などを取り仕切っていた。遅めの昼食を取って一息ついたところだが、それも間もなく切り上げなければ残りの業務にも差し支える。
この多忙の原因も大巫女からすれば、はっきりしている。
「やっぱり、人手が足りないねぇ」
漏れ出るようなディエナの言葉。
多忙の原因は仕事量に対して人手が圧倒的に不足していた事だ。元々、辺境巫女は各辺境部族から巫女の素質がある者を聖地へ迎えていた。つまり、大人数を抱える事は想定されてなかった。
しかし、辺境も変わり一種のグローバル化の波が押し寄せている。巫女の仕事も増える一方となれば人手不足は看過できない。
「でも困ったね。人手を増やすにしても素養のない奴にはできない仕事だしねぇ」
巫女の仕事というのは幅広いが、白龍を崇めていつの日か聖地へ戻るその日を待つ事は変わらない。
それは伝承を語り継ぐと同時に辺境巫女としての心身育成が不可欠。誰でも良いという訳にはいかないのだ。
「だったら、ハンターを採用するであります!」
大霊堂の書棚からひっこり姿を現したのは自称幻獣王のチューダ(kz0173)であった。
チューダの顔を見た途端、大巫女の顔は一気に曇る。
「なんだ、あんたかい」
「なんだとは何でありますか! 幻獣王たる我輩が妙案を持ってきたでありますぞ!」
「ああ、悪いね。疲れているときにあんたを見ると余計に疲れるんだ。あんた、あたしの体力でも吸い取ってその腹に溜め込んでいるのかい?」
大巫女の超塩対応。
だが、日頃のチューダを見ていればそれも仕方ないように思えてしまう。
「酷い言われようであります! でぇもぉ、我輩の天才的頭脳が導き出した打開策を聞いても同じ態度が取れるでありますかな?」
「ハンターをスタウトするんだろ?」
「なっ!? いつの間に我輩が編み出した奇策を?」
さっきあんたが自分で言ってたじゃないか。
そう言い掛けた大巫女であったが、敢えて言葉を飲み込んだ。説明すれば余計に事態がややこしくなるからだ。
しかし、案じたいそれ程悪い物でも無い。
「まあ、ハンターから信頼性から考えても悪くないね」
「そうでありましょう? ささ、我輩を褒め称えるなら今ですぞ? 遠慮無く……」
「広く呼び掛けるとしても、『白龍の鱗』を集めてくる仕来りは守ってもらわないとねぇ」
チューダの呼びかけをあっさりスルーする大巫女。
ハンターの有能さは理解しているが、辺境巫女としての掟は守ってもらう。それは白龍への敬愛と畏敬の念を表す大事な仕来りだからだ。
「面倒かもしれないけど、白龍の鱗がないと辺境巫女にはなれないからね。大変かもしれないけど……」
「心配ないであります!」
放置されている事に気付くがメンタルも大分強くなったチューダ。
どうやらチューダの案はまだ続きがあったようだ。
「さすがに我輩の策すべてを知ることはできなかったでありますな!」
「なんだい? さっさとお言いよ」
ため息を付く大巫女の横で、チューダは勿体付けながら咳払いを一つ。
調子に乗ってる態度が腹立たしいが、今は我慢だ。
しかし、その我慢が無意味な事だと大巫女は数秒間に気付く。
「ハンターか白龍の鱗を探すお仕事を、我が幻獣王親衛隊がお手伝いするでありますよ」
「その親衛隊とやらはハンターじゃなかったのかい?」
「…………あっ」
馬鹿のせいで貴重な時間を浪費する幻獣王であった。
※当シナリオはハントシステムとなります。GMによるリプレイの執筆は行われません。
>> ハントシステムとは
解説
●討伐対象
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●成功条件
大成功 | すべてのモンスターを討伐 |
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成功 | モンスターを1体以上討伐 |
●マップ
- A
- B
- C
- D
- E
- F
- G
- H
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6
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結果反映済み
結果反映日時 2019/05/05 07:30