ゲスト
(ka0000)
桜護の村
マスター:葉槻
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/03/25 19:00
- リプレイ完成予定
- 2015/04/03 19:00
オープニング
村から30分ほど歩いた先、穏やかな流れの川沿いに桜並木があった。
その桜並木は、リアルブルーからやってきた者がたまたま持っていた、一振りの桜の枝を好事家が買い取り、接ぎ木で増やしたのだと言われていた。
その為、一斉に咲き始め、一斉に散っていくので、毎年春になるとこの桜並木の下では村の者総出で花見が行われるのが定例となっていた。
村から30分という好立地もあり、散歩がてら毎日のように誰かしらがその桜を観に行き、徐々に膨らみを増すその蕾に、春の訪れを楽しんでいた。
そして今日、ようやく一つの花が咲き、村中でそれを我が子のように喜び愛でて、では花見はいつにしようと村の男衆で相談を始めた、その最中。
「あんた、ちょっと、大変だよ!」
飛び込んできたのは村の女衆の中でも発言力が強い、鍛冶屋の女将だった。
「なんだ? 騒々しいな、どうした?」
「子供達が今、桜見に行ったら、コボルドの群れが居たって言うんだよ。まさか、と思って見に行ったら、奴ら、あの桜並木のど真ん中でくつろいでいやがった!」
「何だって!?」
男衆がガタンと立ち上がり、それぞれ斧や鍬や猟銃を手に立ち上がると、桜並木までそっと様子を見に行った。
幸いにして村が風下にあったお陰でコボルド達に見つかることはなかったが、武装したコボルドが8体、桜の木の根元に腰を下ろして晩餐の最中だった。
「……せめて、数が少なければ……」
歯がみしながら男衆は村へ戻ると、早馬をギルドへと飛ばし、コボルド達が村へと近寄らぬように警戒を始めたのだった。
「依頼です。ある村の桜並木がコボルト達に占拠されました。今の所村への被害はありませんが、村まで歩いて30分と非常に距離も短いことから、村が狙われる可能性があります。至急、このコボルド達を退治して来て下さい」
コボルド達はそれぞれさびた剣やぼろぼろになった鎧、鍋の蓋のような盾を持っており、戦い終わった後のような雰囲気を醸し出していたらしい。
「コボルドの数は8体。みなさんでしたら苦戦するような相手でもないかと思われます。ただ、村から一つ懇願された事がありまして……」
説明係の女性は言葉を切った後、あなたの目を見てハッキリと告げた。
「桜並木を守って欲しい、そうです。村中でこの桜たちを我が子のように愛しんで来たので、この桜たちが傷ついたり、折れたりしないよう戦って欲しいと依頼が来ています」
この桜の木は折れたり傷が入るとそこから腐りやすい品種であるらしい。もちろん、そう言ってコボルト達が村へ行くようなことがあっても困るわけだが、村への侵入は男衆が身体を張って阻止すると宣言していたらしい。
「ですので、みなさんにはコボルドが村へ行かないよう、かつ、桜を傷付けないよう戦っていただきたいのです」
村へは馬車が用意されており、これに乗れば2日で村まで辿り着く事が出来る。
「条件がありますが、相手はコボルトです。無事、討伐が終われば、桜が2~3部咲きの頃かと思います。少し早いお花見をするのもいいでしょう。どうぞ、お気を付けて」
そう告げると、女性はファイルを閉じて、深々と頭を下げた。
その桜並木は、リアルブルーからやってきた者がたまたま持っていた、一振りの桜の枝を好事家が買い取り、接ぎ木で増やしたのだと言われていた。
その為、一斉に咲き始め、一斉に散っていくので、毎年春になるとこの桜並木の下では村の者総出で花見が行われるのが定例となっていた。
村から30分という好立地もあり、散歩がてら毎日のように誰かしらがその桜を観に行き、徐々に膨らみを増すその蕾に、春の訪れを楽しんでいた。
そして今日、ようやく一つの花が咲き、村中でそれを我が子のように喜び愛でて、では花見はいつにしようと村の男衆で相談を始めた、その最中。
「あんた、ちょっと、大変だよ!」
飛び込んできたのは村の女衆の中でも発言力が強い、鍛冶屋の女将だった。
「なんだ? 騒々しいな、どうした?」
「子供達が今、桜見に行ったら、コボルドの群れが居たって言うんだよ。まさか、と思って見に行ったら、奴ら、あの桜並木のど真ん中でくつろいでいやがった!」
「何だって!?」
男衆がガタンと立ち上がり、それぞれ斧や鍬や猟銃を手に立ち上がると、桜並木までそっと様子を見に行った。
幸いにして村が風下にあったお陰でコボルド達に見つかることはなかったが、武装したコボルドが8体、桜の木の根元に腰を下ろして晩餐の最中だった。
「……せめて、数が少なければ……」
歯がみしながら男衆は村へ戻ると、早馬をギルドへと飛ばし、コボルド達が村へと近寄らぬように警戒を始めたのだった。
「依頼です。ある村の桜並木がコボルト達に占拠されました。今の所村への被害はありませんが、村まで歩いて30分と非常に距離も短いことから、村が狙われる可能性があります。至急、このコボルド達を退治して来て下さい」
コボルド達はそれぞれさびた剣やぼろぼろになった鎧、鍋の蓋のような盾を持っており、戦い終わった後のような雰囲気を醸し出していたらしい。
「コボルドの数は8体。みなさんでしたら苦戦するような相手でもないかと思われます。ただ、村から一つ懇願された事がありまして……」
説明係の女性は言葉を切った後、あなたの目を見てハッキリと告げた。
「桜並木を守って欲しい、そうです。村中でこの桜たちを我が子のように愛しんで来たので、この桜たちが傷ついたり、折れたりしないよう戦って欲しいと依頼が来ています」
この桜の木は折れたり傷が入るとそこから腐りやすい品種であるらしい。もちろん、そう言ってコボルト達が村へ行くようなことがあっても困るわけだが、村への侵入は男衆が身体を張って阻止すると宣言していたらしい。
「ですので、みなさんにはコボルドが村へ行かないよう、かつ、桜を傷付けないよう戦っていただきたいのです」
村へは馬車が用意されており、これに乗れば2日で村まで辿り着く事が出来る。
「条件がありますが、相手はコボルトです。無事、討伐が終われば、桜が2~3部咲きの頃かと思います。少し早いお花見をするのもいいでしょう。どうぞ、お気を付けて」
そう告げると、女性はファイルを閉じて、深々と頭を下げた。
解説
桜並木を守りつつ、コボルド退治です。
村から川沿いの桜並木までは深い常緑樹の森で覆われ、荷馬車がギリギリ通れるぐらいの砂利道で繋がっています。
桜並木の周辺は手入れをされ、石等も少ない歩道になっており、おおよそ道幅10mの両端に桜の木が植えられ、川沿いに100mほど続いています。
桜並木の上流側には小さな橋が架かっており、そこを越えると隣町へと繋がっています。
桜並木から川までは土手になっており、河原まで緩やかな下り坂になっています。
コボルド退治が無事終わったら、少し早いですが、お花見が出来ます。
村から川沿いの桜並木までは深い常緑樹の森で覆われ、荷馬車がギリギリ通れるぐらいの砂利道で繋がっています。
桜並木の周辺は手入れをされ、石等も少ない歩道になっており、おおよそ道幅10mの両端に桜の木が植えられ、川沿いに100mほど続いています。
桜並木の上流側には小さな橋が架かっており、そこを越えると隣町へと繋がっています。
桜並木から川までは土手になっており、河原まで緩やかな下り坂になっています。
コボルド退治が無事終わったら、少し早いですが、お花見が出来ます。
マスターより
3月なんてまだ雪の中だよ! って方もいらっしゃるかもしれませんが、わたしの家の前の桜の木はもう8割咲いてます。
初めまして、またはご無沙汰しております、葉槻(はづき)と申します。
今回は素直にコボルド退治です。
ぶっちゃけると、コボルド達は逃げませんので、安心して自分らしく、何より桜を守りつつ戦っていただければと思います。
今回は無事退治が完了していれば、お花見が出来るようセッティングしてみました。
プレイングの比重は、初心者さんでも戦闘7:お花見3ぐらいでも大丈夫かと思います。
折角一緒の依頼になった者同士、親睦を深めていただけたら嬉しいです。
それでは、良い戦闘を。
初めまして、またはご無沙汰しております、葉槻(はづき)と申します。
今回は素直にコボルド退治です。
ぶっちゃけると、コボルド達は逃げませんので、安心して自分らしく、何より桜を守りつつ戦っていただければと思います。
今回は無事退治が完了していれば、お花見が出来るようセッティングしてみました。
プレイングの比重は、初心者さんでも戦闘7:お花見3ぐらいでも大丈夫かと思います。
折角一緒の依頼になった者同士、親睦を深めていただけたら嬉しいです。
それでは、良い戦闘を。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/04/02 19:39
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 三鷹 璃袈(ka4427) 人間(リアルブルー)|16才|女性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2015/03/25 03:07:04 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/03/22 08:32:07 |