ゲスト
（ka0000）
【壊神】落日のブラフマー。ヴィシュヌ破壊
マスター：草なぎ
このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
関連ユニオン
アム・シェリタ―揺籃館―- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000- 参加人数
- 現在6人 / 4～6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/07/08 12:00
- リプレイ完成予定
- 2016/07/22 12:00
オープニング
グラズヘイム王国西方、リベルタース。
機動要塞ブラフマーの全貌が明らかにされた。しかし、それは、予期せぬ事態を生んだ。ブラフマーに黒幕と思しきシヴァ（kz0187）の姿はなく、その麾下で双璧の「黒伯爵」の歪虚パールバティとインドラからの言葉は、ハンター達の予想を覆した。パールバティはハンター達とのやり取りでブラフマーの放棄を宣言、部下達と離脱する。ある意味、それは選択肢を人類側に渡される、といった形になり、ハルトフォートのラーズスヴァンはいったん軍議を開いていた……。
ブラフマーの内部では、いまだ残った一部の上級歪虚アイテルカイトらが話し合っていた。
「おい、これをどうする」
「俺さあ……何か悪い予感がするんだよねえ……」
「と言うと？」
「あれだよあれ。退屈したシヴァ様が『破壊の光』でこのブラフマーを壊しに来るんじゃないかってこと」
「ああ……破壊衝動が抑えられなくなるって奴だな」
一同吐息する。
「つまりさ。俺たちに残された道は三択だ」
「聞こうか」
「このまま交戦を続ける、そしてハルトフォートに突貫する。もう一つ、真逆の選択肢、白旗を掲げてイスルダ島に逃げ帰る」
「最後は？」
「俺に考えがある」
「それは？」
「コアマテリアルクリスタル『ヴィシュヌ』を暴走させ、ここでどかんと花火を上げる」
「おお！ それすげーな！」
「だろ？ へっへっへ。多分間抜けな人間どもは、パールバティ様の言葉でいったん停止しているはずだ。だが、奴らはこのままいたら間違いなく攻め込んで来る。その前に、やっちまうのよ」
……この歪虚達のクレイジーな会話を聞いている者がいたのだ。
第六商会、いや、またの名を「ラプト・フラジオ」の密偵の女、クロエ・スコットである。
「…………」
クロエは動き出した。
無造作に拳銃を抜くと、アイテルカイト達を二人撃ち殺した。
歪虚らが呆気に取られている間も、クロエは次々とアイテルカイトらを撃ち殺した。
やがて、アイテルカイトらが正気を取り戻した時、クロエは駆け抜けた。刀剣がアイテルカイトらを薙ぎ払って行く。クロエはその場の歪虚を圧倒した。最後に残った歪虚に、刀を突きつける。
「き、貴様……！」
「他にクレイジーなことを考えている奴はいるか？」
「何だと！」
「もういい」
クロエは歪虚の首を切り飛ばした。
「…………」
クロエは無人の艦橋を見渡すと、要塞を後にした。
ハルトフォート軍陣中――。
「クロエ・スコットだ。ミュラ上級騎士卿と話がしたい」
クロエは天幕に向かった。兵士は槍を下げると、道を開けた。クロエは天幕に入った。
ブラフマー攻囲戦の指揮官、ミルズ・ミュラ上級騎士卿は、食事の最中だった。パンを置くと、クロエと視線を合わせた。ミュラはクロエの正体は知らない。
「何か良い知らせかね？」
「ブラフマーの内部を探っておりました。艦橋にまだ歪虚がおり、話込んでおりました。連中は、例のコアを暴発させ、自爆する算段を付けておりました。確か……ヴィシュヌに関しては、回収すると言った案も出された様子ですが、あれはさっさと始末した方が良いでしょう」
クロエの言葉を聞いて、ミュラはワイングラスに口を付けた。
「なかなかクレイジーな奴がいる。始末したのか」
「ええ。ひとまずは……ですが……残党が」
「やるしかあるまいな。ヴィシュヌは破壊する」
ミュラは副官を呼び寄せると、全軍に命令を下した。
――再度敵要塞に攻勢をかける。要塞内部の負のマテリアルに耐えられる「突入可能な」者は全員要塞内部に突入。敵要塞コアを破壊、また敵の艦橋を制圧、障害は全て排除せよ。全員の奮起に期待する。以上。
ハルトフォート軍は速やかに、そして風のように動き始めた。ハンター達もまた。敵要塞へ、再度突入する……。
機動要塞ブラフマーの全貌が明らかにされた。しかし、それは、予期せぬ事態を生んだ。ブラフマーに黒幕と思しきシヴァ（kz0187）の姿はなく、その麾下で双璧の「黒伯爵」の歪虚パールバティとインドラからの言葉は、ハンター達の予想を覆した。パールバティはハンター達とのやり取りでブラフマーの放棄を宣言、部下達と離脱する。ある意味、それは選択肢を人類側に渡される、といった形になり、ハルトフォートのラーズスヴァンはいったん軍議を開いていた……。
ブラフマーの内部では、いまだ残った一部の上級歪虚アイテルカイトらが話し合っていた。
「おい、これをどうする」
「俺さあ……何か悪い予感がするんだよねえ……」
「と言うと？」
「あれだよあれ。退屈したシヴァ様が『破壊の光』でこのブラフマーを壊しに来るんじゃないかってこと」
「ああ……破壊衝動が抑えられなくなるって奴だな」
一同吐息する。
「つまりさ。俺たちに残された道は三択だ」
「聞こうか」
「このまま交戦を続ける、そしてハルトフォートに突貫する。もう一つ、真逆の選択肢、白旗を掲げてイスルダ島に逃げ帰る」
「最後は？」
「俺に考えがある」
「それは？」
「コアマテリアルクリスタル『ヴィシュヌ』を暴走させ、ここでどかんと花火を上げる」
「おお！ それすげーな！」
「だろ？ へっへっへ。多分間抜けな人間どもは、パールバティ様の言葉でいったん停止しているはずだ。だが、奴らはこのままいたら間違いなく攻め込んで来る。その前に、やっちまうのよ」
……この歪虚達のクレイジーな会話を聞いている者がいたのだ。
第六商会、いや、またの名を「ラプト・フラジオ」の密偵の女、クロエ・スコットである。
「…………」
クロエは動き出した。
無造作に拳銃を抜くと、アイテルカイト達を二人撃ち殺した。
歪虚らが呆気に取られている間も、クロエは次々とアイテルカイトらを撃ち殺した。
やがて、アイテルカイトらが正気を取り戻した時、クロエは駆け抜けた。刀剣がアイテルカイトらを薙ぎ払って行く。クロエはその場の歪虚を圧倒した。最後に残った歪虚に、刀を突きつける。
「き、貴様……！」
「他にクレイジーなことを考えている奴はいるか？」
「何だと！」
「もういい」
クロエは歪虚の首を切り飛ばした。
「…………」
クロエは無人の艦橋を見渡すと、要塞を後にした。
ハルトフォート軍陣中――。
「クロエ・スコットだ。ミュラ上級騎士卿と話がしたい」
クロエは天幕に向かった。兵士は槍を下げると、道を開けた。クロエは天幕に入った。
ブラフマー攻囲戦の指揮官、ミルズ・ミュラ上級騎士卿は、食事の最中だった。パンを置くと、クロエと視線を合わせた。ミュラはクロエの正体は知らない。
「何か良い知らせかね？」
「ブラフマーの内部を探っておりました。艦橋にまだ歪虚がおり、話込んでおりました。連中は、例のコアを暴発させ、自爆する算段を付けておりました。確か……ヴィシュヌに関しては、回収すると言った案も出された様子ですが、あれはさっさと始末した方が良いでしょう」
クロエの言葉を聞いて、ミュラはワイングラスに口を付けた。
「なかなかクレイジーな奴がいる。始末したのか」
「ええ。ひとまずは……ですが……残党が」
「やるしかあるまいな。ヴィシュヌは破壊する」
ミュラは副官を呼び寄せると、全軍に命令を下した。
――再度敵要塞に攻勢をかける。要塞内部の負のマテリアルに耐えられる「突入可能な」者は全員要塞内部に突入。敵要塞コアを破壊、また敵の艦橋を制圧、障害は全て排除せよ。全員の奮起に期待する。以上。
ハルトフォート軍は速やかに、そして風のように動き始めた。ハンター達もまた。敵要塞へ、再度突入する……。
解説
シヴァの機動要塞ブラフマー攻防戦にけりをつける時が来ました。今回の目的は要塞コアの破壊が最重要、付随して艦橋などの敵要塞主要ブロックの制圧となります。要塞内部は公開済みのリプレイを参照してください。コアの破壊自体は問題ありません。生命力が尋常ではないですが……。コアを破壊すると、要塞は機動を停止し、クリスタルの残骸となることでしょう。
●敵関連情報
ブラフマー：黒いピラミッド型要塞。外層は黒い石のような物体。王国軍の投石機でかなり破壊されている。
歪虚上級騎士：中級指揮官。ごく少数だけ残っている。ほぼコアブロック周りに残っている。士気は低い。逃げ出す可能性もあり。
歪虚騎士・戦士：ごく少数だが残っている。上級騎士をサポートして、警戒に当たったり手伝っている。士気は低い。逃げ出す可能性もあり。
雑魔・妖魔：時々点在している。自然に発生したりするので、時々遭遇するかもしれない。若干要塞の外に出るものもいる。
要塞内部の負のマテリアル：ブラフマーの中は負のマテリアルで満たされています。常に強度１のバッドステータス判定が発生します。バステの種類は様々です。
●味方関連情報
ミルズ・ミュラ上級騎士卿：ブラフマー対応部隊指揮官。
レオンハルト・シュナイダー：上級騎士。エンフォーサー。
マリア・ハウザー：上級騎士。エンフォーサー。
アルベール・ホワイト：傭兵隊長。イェーガー。
ジューク・マシガン：流浪の傭兵。猟撃士。
クロエ・スコット：第六商会、ラプト・フラジオの密偵。ストライダー。
味方兵士・騎士・傭兵：相当数います。ただ、何百人もいるとか言うことはまずありません。
その他、質問事項はソフィアでお答えします。
★あと、コアを破壊したあと、すぐに全軍撤退ともならないので、休憩時間がある程度ありますので、そこで戦後処理・事後処理・ちょっとした息抜きなどつく時間もあるでしょう。
●敵関連情報
ブラフマー：黒いピラミッド型要塞。外層は黒い石のような物体。王国軍の投石機でかなり破壊されている。
歪虚上級騎士：中級指揮官。ごく少数だけ残っている。ほぼコアブロック周りに残っている。士気は低い。逃げ出す可能性もあり。
歪虚騎士・戦士：ごく少数だが残っている。上級騎士をサポートして、警戒に当たったり手伝っている。士気は低い。逃げ出す可能性もあり。
雑魔・妖魔：時々点在している。自然に発生したりするので、時々遭遇するかもしれない。若干要塞の外に出るものもいる。
要塞内部の負のマテリアル：ブラフマーの中は負のマテリアルで満たされています。常に強度１のバッドステータス判定が発生します。バステの種類は様々です。
●味方関連情報
ミルズ・ミュラ上級騎士卿：ブラフマー対応部隊指揮官。
レオンハルト・シュナイダー：上級騎士。エンフォーサー。
マリア・ハウザー：上級騎士。エンフォーサー。
アルベール・ホワイト：傭兵隊長。イェーガー。
ジューク・マシガン：流浪の傭兵。猟撃士。
クロエ・スコット：第六商会、ラプト・フラジオの密偵。ストライダー。
味方兵士・騎士・傭兵：相当数います。ただ、何百人もいるとか言うことはまずありません。
その他、質問事項はソフィアでお答えします。
★あと、コアを破壊したあと、すぐに全軍撤退ともならないので、休憩時間がある程度ありますので、そこで戦後処理・事後処理・ちょっとした息抜きなどつく時間もあるでしょう。
マスターより
お世話になります。状況は前回で一転急転いたしました。ブラフマーのコアを破壊することとなります。前回がほぼ本編的なものになりましたので、こちらは決着シナリオとなります。宜しくお願い致します。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/07/11 21:14
参加者一覧
| 依頼相談掲示板 | |||
|---|---|---|---|
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▼質問卓 メイム（ka2290） エルフ|15才｜女性｜霊闘士（ベルセルク） |
最終発言 2016/07/07 17:41:17 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド（kz0012） 人間（クリムゾンウェスト）|18才｜女性｜一般人 |
最終発言 2016/07/05 22:19:30 |
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相談卓 花（ka6246） 鬼|42才｜男性｜疾影士（ストライダー） |
最終発言 2016/07/08 11:20:41 |
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