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  • 無し

【界冥】月面都市宙空迎撃戦

マスター:真太郎

シナリオ形態
ショート
難易度
やや難しい
参加費
1,000
参加人数
現在6人 / 5~6人
ユニット参加人数
現在6 / 0~6
マテリアルリンク
報酬
普通
相談期間
5日
プレイング締切
2017/09/21 19:00
リプレイ完成予定
2017/09/30 19:00

オープニング

 火星で発見された超巨大クラスタ。
 その火星クラスタの本格稼働に起因しているのかは定かではないが、月面に出没するVOIDの数がここ最近急激に増加していた。
 月面の『軍事ドーム』に駐留している地球統一連合宙軍の防衛部隊はVOIDの襲撃の度に出撃していた。
 VOIDは何処にでも現れた。
 『民生ドーム』を襲う事もあれば、『軍事ドーム』を襲撃してくる事もある。
 かと思えば、全く何もない場所に出現する事もある。
 日に数回出現する事もあれば、全く出現しない日もある。
 その行動パターンはチグハグで、全く予期する事ができない。
 今のところVOIDは全て撃退でいているが、兵士達の疲労は確実に蓄積していた。
 なかでもCAMの兵士は過酷であった。
 出撃すれば命懸けの戦闘で神経を擦り減らされる。
 生きて戻ってきても次の出撃命令が何時下るか分からないため、常に臨戦態勢が強いられる。
 満足に休めもしないまま、出撃、出撃、出撃……。
 CAMパイロットの疲労はピークで、指揮の低下が著しくなっていた。
「この戦い、何時まで続くんだ……」
「俺は地球生まれなんだぜ。月なんかで死にたかねぇよ……」
「地球に帰りたい……」
「でも地球でもVOIDは増えてるって言うぜ」
「結局どこでもドンパチか……」
「噂じゃ火星で見つかった超でかいクラスタが地球に向かってきてるらしいぜ」
「マジか?」
「なんでも衛星サイズらしい」
「嘘だろ……そんなのとどうやって戦えってんだ?」
「知るかよ。お偉いさんが何か考えてんだろ」
「ま、上が何考えてようが、俺たちゃ命令に従って言われた場所行って目標潰すだけさ」
「そうだな。俺達が気にしなきゃいけねーのは次の出撃でも生き残る事だ」
「次の出撃……か」
「次も……生き残れるかな」
「あったりまえだろ! こんなところで死んでたまっかっ!!」
「でも、怖いんだ。次は、自分の番なんじゃないかって……」
「大丈夫だ、無限に湧き出る敵なんていやしねぇ。ぶっ殺し続けてりゃ何時か終わりは絶対来る」
「そうだ。だからそれまで生きろ。いいな」
「うん……」
 だが兵士達は知っている。
 今の過酷な戦闘が続けば、いずれこの場に戻ってこれない者も出てくるだろう事を。
 事態を憂慮した月面防衛軍はハンターズソサイエティに協力を求めた。
 ソサイエティはCAMや魔導アーマーを持つハンターに呼びかけ、月面の防衛を手伝ってくれる者を募ったのだった。

「休暇っ! マジで!?」
「でも、VOIDはまだ連日現れてるよ。休んでて大丈夫なの?」
「防衛本部がクリムゾンウェストからパイロットを雇ったらしい。彼らが代わりに戦ってくれている間に休めってさ」
「うおおぉぉ!! クリムゾンウェスト人様々だっ!!」
「ありがてぇ」
「寝る! おれはとにかく寝る!!」
「おいおい待て待て! 全員じゃないぞ。休暇は順番だ」
「俺一番!」
「おい! 抜け駆けすんな!」
「騒ぐなっ! 順番発表するから聞け」
 こうして一部のパイロットには休暇が与えられたが、大半のパイロットは今日もVOIDの迎撃に出撃した。
「……俺、なんでまた今日も宇宙飛んでんだろ?」
「ぼやくな。順番制なんだから仕方ないだろ」
「ぜってぇー生きて帰ってやっからな! そして休暇を満喫してやるっ!!」
「死亡フラグ立てんじゃねーよ。それにお前らは明日休暇なんだからマシだろうが、俺らの小隊なんて4日後だぞ」
「へへ、ご愁傷様。もし3日後に敵の襲撃が止んだら完全に貧乏くじだな」
「嫌なこと言うんじゃねー!」
「でも、3日で止んでくれるなら、その方が嬉しいかな」
「だな」
「あぁ」
「とにかく今日を生き延びるぞ!」
「おぅ!」
 いつものように軽口を叩き合いながらも宇宙を飛ぶCAMパイロット達は、現場に到着し次第VOIDとの戦闘を開始した。

 月面防衛軍のCAM部隊が出撃した数十分後、防衛本部は別のVOIDの出現を探知した。
「こんな短時間に連続だと!」
 しかも先に出現したVOIDよりも明らかに数が多く、『民生ドーム』に向かっていた。
 本部内が俄にざわつく。
「先に出現した敵は囮でしょうか?」
「しかしVOIDにそんな戦術を使える知性があるとは思えません」
「意図したものだろうと偶然であろうと事態は変わらん。先に出撃した部隊は?」
「まだ敵と交戦中です」
「間に合わんな……。仕方ない、ハンターのCAM隊に出動要請だ」
「はい」
 こうしてハンター達に、月面都市に強襲してくるVOIDの迎撃の指示が下った。

解説

注意:
今シナリオは魔導アーマーかCAMを所持するハンターしか参加できません。
所持していないハンターは都市からの見送り役になりますので、十分にご注意ください。



目的:月面都市に強襲してくる狂気の歪虚を撃破する。

強襲型×10
大きな巻き貝のような外見のVOID。サイズ3。
かなりの突貫力を持つが、それは対象に取りつくためにのみ使われる能力。
突き刺さると触手で自らを固定。一定ラウンドごとに体内より浮遊型を出現させる。
下位の狂気をドーム内部へ送り込む、強襲艇のようなもの。
大量の眼球を持ち、それはレーザーの発射口でもある。

擬人型×5
クリムゾンウェストにおいて歪虚CAMと呼ばれる個体。サイズ3。
エバーグリーンの大型機動兵器であるオート・ガーディアンやオート・パラディンにも似た外見をしており、そこに狂気の眷属が寄生している。
マテリアルソードやマテリアルライフルを武装としている他、触手やレーザーでも攻撃できる。
頑丈で運動性能と攻撃能力が高い。

浮遊型(数不明)
リアルブルーで最もよく見られるVOID。サイズ1。
大きな眼球を持った虫とクラゲが融合したような外見。
ゆったりとした速度で浮遊・飛行する。触手の他、目からのレーザーで攻撃する。
強襲型の中から出現します。


ハンターの初期位置は月面都市から100キューブ上空です。
敵は強襲型が先行してきます。
戦闘開始から5ターン後に強襲型のいた辺りに擬人型が到達します。(PL情報)
敵の位置はバラバラで、それぞれ3キューブ以上は離れています。
ハンターの初期位置から一番近い敵までの距離は50キューブです。


以下PL情報
強襲型は基本的には月面都市に向かって一直線に進みます。
月面都市には複数の対空砲がありますので、数体程度の強襲型なら突破されても迎撃可能です。
(ただし対空砲が強襲型を迎撃した場合は成功度が下がります)


何か質問がある場合はNPCのハナ・カリハにお尋ねください。

マスターより

前回に引き続き、また機械系ユニットオンリーシナリオになってしまいました。
生身や幻獣が不参加な理由は、戦場が宇宙だからです。
海涙石と人魚の魔法を併用した環境適応型イニシャライザーがあれば、生身や幻獣でも宇宙戦闘が可能なのですが、今回はありません。

それでは皆様のご参加お待ちしております。

関連NPC

  • ハンターオフィス職員
    ハナ・カリハ(kz0194
    人間(クリムゾンウェスト)|15才|女性|一般人
リプレイ公開中

リプレイ公開日時 2017/09/28 20:57

参加者一覧

  • 孤高の射撃手
    アバルト・ジンツァー(ka0895
    人間(蒼)|28才|男性|猟撃士
  • 英雄譚を終えし者
    ミリア・ラスティソード(ka1287
    人間(紅)|20才|女性|闘狩人
  • 勝利への開拓
    ジーナ(ka1643
    ドワーフ|21才|女性|霊闘士
  • 光凛一矢
    対崎 紋次郎(ka1892
    人間(蒼)|24才|男性|機導師
  • 黒猫とパイルバンカー
    葛音 水月(ka1895
    人間(蒼)|19才|男性|疾影士
  • ユグディラの準王者の従者
    保・はじめ(ka5800
    鬼|23才|男性|符術師
依頼相談掲示板
アイコン 質問卓
ミリア・ラスティソード(ka1287
人間(クリムゾンウェスト)|20才|女性|闘狩人(エンフォーサー)
最終発言
2017/09/16 09:04:00
アイコン 相談と宣言と調整と(
ミリア・ラスティソード(ka1287
人間(クリムゾンウェスト)|20才|女性|闘狩人(エンフォーサー)
最終発言
2017/09/20 21:30:00
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2017/09/16 22:14:18