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【月機】




ありがとうっス! みんなのおかげでおばけクルミの里は守られたっス!
ユキウサギ達も感謝して、これからもハンターのみんなに力を貸すと約束してくれたっスよ!
ツキウサギ
更新情報(10月12日)
おばけクルミの里を包囲したコーリアスら歪虚の軍勢との決戦を描いた連動シナリオ、そのすべての結果報告書が完成!
包囲迎撃戦は成功し、皆様は見事、おばけクルミの里を守りきりました!
それに伴い、10月12日にエピローグを更新。
ユキウサギの今後、そしてコーリアスの『予告』とは……?
幻獣の森での物語は、これにてひと段落となります。
今後も幻獣達の動向にはご注目ください!
包囲迎撃戦は成功し、皆様は見事、おばけクルミの里を守りきりました!
それに伴い、10月12日にエピローグを更新。
ユキウサギの今後、そしてコーリアスの『予告』とは……?
幻獣の森での物語は、これにてひと段落となります。
今後も幻獣達の動向にはご注目ください!
【月機】コンテンツ
【月機】エピローグ(10月12日公開)
「いろいろありがとーっ! まったねーっ!」 リューリ・ハルマ(ka0502)が大きく手を振る先にいるのは、おばけクルミの里に住むユキウサギ達。 大幻獣ツキウサギのマテリアルを狙った『錬金術の到達者』コーリアスを、ハンター達はユキウサギと共に防衛戦を展開。結果、コーリアスはユキウサギ達が張った結界『月天神法』を破る事なく、撤退していた。 「それにしても随分と懐かれたもんだな」 ゼクス・シュトゥルムフート(ka5529)の視界には、多数のユキウサギ達が大きく手を振っていた。 里に突如訪れた脅威を防いだハンターに、ユキウサギ達は深い感謝の意を示していた。 その為か、戦いが終わった後もあれやこれやとユキウサギ達は宴会を開催。ハンター達も里を離れる日が近づいた時には、寂しそうにしていたぐらいだ。 「ハンターのみんながいなかったら里はコーリアスに滅ぼされていたっス。里のユキウサギ達に成り代わり感謝するっス」 ハンター達と共に幻獣の森へ戻るツキウサギは、改めてハンターへ感謝する。 ハンター達がいなければ、コーリアスを止める事はできなかった。 激しい戦いではあったが、それを乗り越える事ができたのは他ならぬハンターのおかげであった。 「それでも……これで良かったのかにゃ。巻き込んでしまった気にゃ……」 少し不安そうにテト(kz0107)が呟く。 ユキウサギ達は歪虚と共に戦う事を誓い、可能な限り早く幻獣の森へ移り住む事を約束してくれた。もしかしたら、再びハンターと共に戦う日が来るかもしれない。 だが、それはユキウサギ達が隠れ住んでいたおばけクルミの里を捨てる事を意味している。 歪虚が襲ってこなければ、里を捨てずに済んだかもしれない。 その事がテトの心に棘となって突き刺さっていた。 「そうなのかな」 テトの心を察した紅媛=アルザード(ka6122)。 イェジドの白夜を傍らに連れながら、テトの独り言へ反論する。 「にゃ? どういう事かにゃ?」 「ユキウサギ達も歪虚と戦う為に力を貸してくれるのだから、里を捨てる訳じゃないよ。ちょっとの間、里を留守にするだけだと思うよ」 紅媛から見れば、ユキウサギ達は決しておばけクルミの里を捨ててはいない。 歪虚との戦いが落ち着けば、ユキウサギ達は必ずこの里へ帰ってくる。 おばけクルミもきっと、彼らの帰りを待っている。 だって、ここがもう彼らの――『居場所』なのだから。 「そうです。一緒に歪虚を倒す事で、自分達の居場所を守ろうとしているのです」 日本刀『不知火』を携えた仙堂 紫苑(ka5953)は、前を見据えたまま呟いた。 ユキウサギ達だけじゃない。 クリムゾンウェストの者もリアルブルーの者も、それぞれに思惑や目的を持っている。その中には自分達の居場所を守る為に戦う者もいる。 居場所を失う事は、自分自身が傷付くよりも辛い。 だからこそ、歪虚と対峙して力を振るい続ける。 紫苑は、そのような者を数多く見て来た。 「すべてが終われば、皆あるべき場所へ帰ります。ほんの一時の別れです」 紫苑が見上げれば、風に葉を揺らすおばけクルミがそこにあった。 新たなる戦いの場所へ送り出してくれる雄大な大木。 母のような優しさと父のような力強さを感じさせてくれるおばけクルミに、テトは笑みを浮かべる。 「行ってくるにゃ。……またにゃ」 ● コーリアスの作戦は失敗に終わった。 ハンターたちの奮闘は刃を彼の喉元に突き付け、彼の命を守るため部下である甲鬼 蛮蔵が重傷を負った。 すべては自身の油断が招いた――蛮蔵のその台詞は、彼に『反省』を促すには十分であった。 「うん。次からは格下の存在ではなく――対等な『敵』として、見させてもらおうじゃないか」 それは新しい玩具を見つけた子供のように純粋で、残酷な笑みだ。 ハンター。 最初に出会ったそれは弱く脆い存在だった。歪虚王の前に蹂躙され、小さな蟻のような存在だった。それが龍園で強欲の王の対峙し、おばけクルミの里を危機から救った。 短期間では考えられない急成長だ。 彼らは日々、強くなっていく。 ――だが、コーリアスとて、成長しない訳ではない。 知識への渇望、そしてそれを手に入れる毎に強化されていくその能力。これらがコーリアスを、今に知られる強力な歪虚として成長させたのだから。 「ならば、どっちの『進化』が速いか、競争をしようじゃないか」 命を懸けたそれですら、彼には『ゲーム』に見える。 ゲームは公平でなければ面白くない。その為に、彼は数々の『ハンデ』を提示してきた。 だが、既にハンターたちは、それが必要ないくらいまで…成長していた。 「……もう少し、本気で挑むべきかな。でないと、彼らに失礼なのだから」 ● 「コーリアス……危険な相手だ」 幻獣の森へ向かう道中、バタルトゥ・オイマト(kz0023)は今回の戦いを思い返した。 『錬金術の到達者』を名乗るだけあって今までの戦いとは異なる敵が相手だった。強大な力からもコーリアスが上位の歪虚である事はすぐに分かった。 「はい。かなり危険な相手です。この戦いですべてを諦めるような者ではありません。必ず、私達の前に再び現れるでしょう」 フィルメリア・クリスティア(ka3380)の脳裏に浮かぶ、コーリアスの姿。 あの仮面の男が辺境界隈で再び活動を開始するのは、そう遠い話では無いだろう。 「相手はコーリアスだけじゃないよ」 大幻獣トリシュヴァーナと共に歩くファリフ・スコール(kz0009)。 その顔つきは何時になく真剣だった。 災厄の十三魔の一人、アレクサンドル・バーンズ(kz0112)。 闇黒の魔人、青木 燕太郎(kz0116)。 二刀爆炎 牙城・焔(kz0191)。 辺境界隈を活動領域にする強敵は、まだまだ存在している。 さらに彼らの上には怠惰の歪虚王、ビックマーもいる。彼らの撃破無くして、この辺境に平和が訪れる事はないだろう。 「ならば、その者達を倒せば良いのだろう。わっしらならできるはずだ」 対崎 紋次郎(ka1892)は、歪虚打倒を改めて唱える。 彼らを倒さなければならないのなら、それを目指して戦えばいい。 憎き歪虚を生かすつもりはない。避けて通れないのなら、正面からぶつかる他ないだろう。 『ふむ、歪虚に対する気構えは良い。 この苦難を乗り越えねば人類も幻獣も未来は無い。ファリフ、我らは気持ちを新たに戦わねばならん』 トリシュヴァーナは、ファリフに向かって力強く言い放つ。 トリシュヴァーナもまた、歪虚を憎む者の一つ。紋次郎と同じ想いなのだろう。 「そうだね。みんなで戦えば、きっと歪虚は倒せるよ。 ……あ、幻獣の森が見えてきたよ」 シェルミア・クリスティア(ka5955)の指差す先には、見覚えのある森があった。 再び戻ってきた彼らの居場所。 だが、ここは新たなる旅のスタートに過ぎない。 |
![]() ![]() コーリアス ![]() ![]() ツキウサギ ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
(執筆:近藤豊)
(文責:フロンティアワークス)
(文責:フロンティアワークス)
関連NPC
テト(kz0107) | |
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辺境の、自らの部族を失った民によって構成される諜報組織『部族なき部族』の一員。赤子の頃に戦災孤児となり、蛇の戦士シバに弟子として育てられた。 覚醒者とは思えないくらい腕っ節が弱いが、一方で逃げ隠れする能力に秀で、専ら斥候や密偵を担う。 |
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イラスト:たのの |
バタルトゥ・オイマト(kz0023) | |
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辺境部族、オイマト族の若き族長。 部族の民を守るため、帝国と組んでヴォイドの殲滅に取り掛かると言う方針を取っており、それ故に一部の他部族から反発を受けている。 寡黙で口数は多くこそないが、確固とした信念を持ち、部族を守るためならば手段を執る事を厭わない。 帝国への恭順もその一環。 |
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イラスト:神崎恭一 |
ツキウサギ | |
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大幻獣の一種で、杵を片手に長靴を履く二足歩行のウサギ。 可愛らしい外見とは裏腹に性格は喧嘩っ早くて義理堅い熱血漢で、幻獣の森では手に杵を持った戦士として活躍。 やや体育会系で融通の利かない面も垣間見せ、一度暴走を始めると厄介だが、基本素直な為扱いやすいらしい。 口調は「?ッス」。 |
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イラスト:シュマ |
チューダ(kz0173) | |
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幻獣王を名乗る大幻獣。大霊堂に住み着き、幻獣に関する豊富な知識を人類に提供している。王様のつもりらしく、基本的に人間を見下している。口調も比較的無礼な物言いをする事もあるが、外見の可愛らしさの為に許されてしまう傾向がある。 戦闘はからっきしだが、逃げ足だけは天下一品。 |
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イラスト:こりす |
コーリアス | |
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『錬金術の到達者』という二つ名を持つ、錬金術を極めた歪虚。 「世界の理の一つを極めた」と自称し、刺激を求める性格である。 物質を他の物に変換させる能力を使い、物を生み出し、消し去り、変化させる事によって戦闘を行う。 極めて汎用性に優れ、生物の身体をも変化させられるその能力は、敵対する者にとって脅威だ。 |
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イラスト:alt |