【夜煌】夜煌祭~夜煌祭とは~

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『夜煌祭』は辺境に古くから伝わる由緒正しい御祭りデース。
歪虚のせいで聖地リタ・ティトが封鎖されて大霊堂に行けなくなってから、
久しぶりに行われる事になりマシタ。
皆サン、楽しんで参りまショウ!

リムネラ(kz0018
 
 

夜煌祭とは

■夜煌祭とは
 夜煌祭とは、大精霊に捧げる感謝と祈りの祭り、浄化と癒しの意味も兼ねているものです。
 雑魔が出る原因を、禍が呼び寄せられて出来たものであると考えていた当時からの風習です。
 辺境の気候上、冬の厳しい寒さや短い夏により、収穫物の増減も変わってきます。
 場所によっては、採取ができず飢える場合もありました。
 今のように詳しい情報などが無かったころ、雑魔は『禍をもたらせる悪魔』として恐れられたこともあります。

 歪虚の力によって大地の力が奪われる事も、食べ物が無く飢餓で苦しむ事も、同じく禍としてとらえていた
 辺境の民は、次第に「大自然の力は自然への敬意が無ければ徐々に失われてしまうもの」という認識を持つようになっていきました。
 身を清めた巫女が大精霊へ、「この赤き大地に住まう生きとし生ける者への恵みのため、マテリアルが再び満ち溢れるよう」願っていたのが、起こりとなっています。
 この儀式は結果的にその一帯の負のマテリアルを弱めたり、心からネガティブな面を追い出したりする事となり、歪虚の発生を実際に弱める成果をもたらしました。
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辺境部族の紋章は「月と狼」

 その事もあり、辺境において長く続く由緒あるお祭りとなっていきました。

 月の満ち欠けも「夜煌祭」の儀式に深く関係しています。
 辺境においては、新月はなにもない、つまり物事を始める際や願いを掛けるのによいとされています。反対に満月は月光が明るく満ちた状態、つまり完了や解放を意味します。
 その為、夜煌祭は満月の夜に開催する事が決められています。

■夜煌祭を開催場所
 以前であれば聖地『リタ・ティト』にある大霊堂で行われていました。しかし、聖地は久しく歪虚の支配地域となっている為に巫女が近付くのは困難です。
 このため、今回の夜煌祭は満天の星空の下で執り行います。事前に儀式を行う地帯を清め、当日は篝火を炊いて儀式を執り行います。

■夜煌祭の準備
 夜煌祭では巫女が儀式を執り行い、祭の準備は部族の者が手配りする事になっています。
 夜煌祭の準備を手伝う事は誉れとされており、辺境で中立を保つ巫女が慕われる証となっています。
 今回の夜煌祭では儀式の場所を確保する事から祭壇の準備、浄化する『狂気の欠片』の輸送、儀式を行う巫女の補佐、儀式後の宴会など、準備すべきことは多岐に渡っています。これらは部族会議が全面的に支援することになっており、スコール族のファリフ・スコールは誰よりも気合いが入っています。

■浄化の儀式
 薬草などを熱した石の上に置き、花やセージ、儀式用のハーブを入れた水で蒸気を発生させると香気を発します。
 儀式を執り行う巫女も、祭りの参加者も暫くその香気に満ちた部屋で意識を統一したりして身心を清めておきます。
 その後、儀式に向かう前に花やハーブをつけこんだお酒で身を清め、儀式用の衣装へ着替えます。
 月の象徴、星の象徴、夜と大地に感謝をささげ、各部族の祖霊などを象ったアクセサリーを身に着け、聖なる火(薬草などを一緒にもやしつつ各部族が交代で番をし、数日間燃え続けた火)を囲みながら踊ったり呪文を唱えて大精霊に願いを捧げます。
 その間儀式を執り行う巫女は瞳を閉じて大精霊に祈り続けます。

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辺境の自然は厳しくも、優しい

■儀式の後は
 儀式を無事終えた事を祝して大規模な宴会を催すのが通例です。
 同盟の商人がこの席に合わせて様々なものを持ち込む事から、毎年辺境では大規模な宴会となっています。

■帝国の動向
 現段階では、要塞『ノアーラ・クンタウ』駐留の帝国に動きはありません。
 しかし、人知れず何かを画策していると見る一部の部族の者は警戒を続けています。
■今回の概要
 満月の夜に行われる再生と浄化の祭り。
 リムネラをリーダーと仰ぎ、大地への正のマテリアルの回復、負のマテリアルの浄化、そして願いを大精霊へ伝えるという儀式は夜通し行われます。

 夜煌祭が途絶えてしまったのは、50年前の歪虚との戦いにおいて、聖山リタ・ティトの入口が歪虚に覆われてしまったころからです。
 ヴォイドや雑魔との戦いで命を落とす者、辺境を追われるものも少なくなかったため、口伝が多かった辺境では祭りの方法や儀式内容を詳細に覚えているものも少なく、昔ながらの方法ではない所もあります。
 本来祭りは大巫女を筆頭に、複数名の巫女などで執り行うものだが、儀式の知識を正しく持っている者は大巫女候補として知識なども詳しく教え込まれたリムネラくらいである。
 同じく知識を学んだ者もおらず、彼女も初めての経験。かかる負担と重圧も相当なものであり、憂いを見せる表情が伺える。

■夜煌祭儀式
「炎番」
『炎番』は本来であれば、辺境部族の代表たちが交代で務めていた役職である。
 炎自体は使い方を誤れば恐ろしいものだが、
 悪しきを燃やし再生や浄化の力を持っていると考えられているため、部族長たちは祖霊や赤き大地へ感謝を示しつつ、巫女が儀式を終えるまで絶やしてはならない。
 その火を皆で分け与えれば一年、心豊かに暮らせるという。

「祈り手」
 浄化の効果があるといわれるセージの枝を手にして炎を囲むように車座になって向かい合い、
『コトホギの言葉(神聖なる儀式に奏する祝詞のようなもの)』を歌に合わせて口にし、祈りを捧げる。

 炎番も祈り手も特別な資格は必要ない。
 巫「女」でなくとも、巫覡もいるし真摯な祈りを捧げるものであれば不問。
 祈り手が唱える『コトホギの言葉』というのも、リムネラが指導するため気兼ねは不要。
 必要とされるのは――「平安を願う心」だけで、これは最低にして最大の条件である。

 この通り、眠らずに儀式に臨むため、儀式に参加する者はそれなりに体力や精神的な消耗もうかがえる。
 リーダーであるリムネラ自身も、大精霊への祈りは一人でも行うことは不可能ではないのだが……その身心への負担は相当激しく、場合によっては命を落とすこともあるそうだ。
 自分一人ですべて行うことにリムネラも不安を募らせており、儀式準備にも人手不足が懸念されている箇所もあったことから、辺境では大々的にハンターたちへの助力を仰ぐ事になった。

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