ゲスト
(ka0000)
【深棲】狂気の訪れ
お祝い、楽しかった!
儀式も綺麗だったし、あと灯台もできたんだって!
今度この島に来るときはどうなってるかな? 楽しみだね!
しっかり遊んでのんびりしたし、そろそろ新しい依頼へ、出発進行ー!
ハンター:ラキ(kz0002)
更新情報(9月5日更新)
第3フェーズリプレイを公開、結果を反映いたしました!
全体参加の記念品などの配布について、完了いたしました。
また、第3フェーズは功績点計算を行っておりませんが、ご要望を受けましたため、参加者一覧として功績点一覧の公開を行っております。
全体参加の記念品などの配布について、完了いたしました。
また、第3フェーズは功績点計算を行っておりませんが、ご要望を受けましたため、参加者一覧として功績点一覧の公開を行っております。
【深棲】これまでの足跡
【深棲】エンディングノベル(9月5日公開)
ラキ
篠原 神薙
リムネラ
クロウ
クリストファー・マーティン
ヴィオラ・フルブライト
「楽しかったねー」
「普段はこんな時間まで起きてないから、少し眠いや」
はしゃいだラキ (kz0002) の声を聞きながら、篠原 神薙 (kz0001) はごろんと寝転がった。目に映る、満天の星。リアルブルーの地上にいた頃のことは、あまり覚えていないが、こんなに綺麗では無かったような気がする。
「リムネラさんも、凄かったって。見に行けばよかったかな」
まだ遊び足りないようなラキの声に、生返事を返しながら、神薙はうとうととまどろみはじめていた。
「フー、疲れたネー」
「お疲れ。上手く行って良かったよ」
へちゃ、と突っ伏したリムネラ (kz0018) を、クロウ (kz0008) がねぎらう。クロウ自身も、ハンター達と一緒に灯台やら桟橋やらを作っていた為、ようやく一息ついた形だ。
「ま、特に灯台組は今からが本番だな」
砂浜に幾つか見える火には、まだ中身の尽きない鍋やら串やらが掛かっている。親切なハンター達が出来たてを配って回っており、リムネラの元へもすぐに皿と飲み物が届いた。
「灯台、少し見たかったデース」
「そういや、リムネラは明日にはもういないんだったか。相手が危険物とはいえ、大変だな」
一応の浄化が行われたとはいえ、狂気の歪虚の遺物はまだ負のマテリアルを纏っている。祭祀を執り行う為に、なるべく早く辺境に持っていきたいというリムネラの希望へ、他国からも異論は出なかった。ハンター達も、明日以降は徐々に引き上げ始める予定だ。立ち去ると言えば、もう一つ。
「お前さんとこのアレも、明日には出ていくんだったか?」
「その予定だ。海水を被ったりもしてるんで、整備がとにかく早く診せろーってね」
誰かの声真似をして見せるクリストファー・マーティン (kz0019) 。『リアルブルーのアルケミスト』も自分たちとあまり変わらないな、とクロウは苦笑した。
●家路
ラッツィオ島に日が昇る。木々の向こうから差し込む光に、多くの酔っ払いが忌々しげに顔をしかめ、健全な面々も眩しそうに目を細めた。朝は、旅立ちの時間だ。
「帰りましょう。私たちの務めを果たしに」
今回の戦いに多くを果たしたヴィオラ・フルブライト (kz0007) ら聖堂戦士団、そしてリムネラが出来たばかりの浮き桟橋から船に向かう。灯台への装置の設置が終わる午後には、クロウも引き上げる予定だった。入れ替わりに、やってくる者もいる。
「ここが新しい住処かー」
「まず、その住処を作る所からだけどな。ま、のんびり行こうや」
赤銅色の肌の海の男達や、その家族たち。綺麗に切り開かれた森と、その一角に積まれた材木の山は、彼らが有意義に使うだろう。昨日のうちについていた灯台守の一家が、家路に就くハンター達を手を振って見送る。
「次に来るときは、どんな場所になってるかな?」
楽しみだね、というラキ。神薙は、桟橋の上から島を振り返る。この世界に来て、ハンターになって。初めて「皆で手にした勝利の光景」を、彼は忘れないだろう。