ゲスト
(ka0000)
教会で合コン!
マスター:馬車猪

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加制限
- -
- 参加人数
- 4~8人
- サポート
- 0~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2014/12/18 22:00
- 完成日
- 2014/12/25 21:33
みんなの思い出
思い出設定されたOMC商品がありません。
オープニング
●王国某都市教会内司教執務室
重厚な衣装を着こなす老年司教が、とてつもなく色彩豊かな冊子を凝視していた。
『彼と一緒に暑いクリスマスをすごそう!』
『イブこそ勝負! 勝負下着百選』
『シスターコス承ります』
等々。
あまりにも場違いすぎる、下心満載のパンフレットだった。
「司祭様。ドアを開けたままですとお体に障りますよ」
イコニア・カーナボン(kz0040)が開きっぱなしのドアをノックする。
自身もクルセイダーである司教は、悪戯っ子の本性を謹厳な表情で隠し、聖なるものに触れるような手つきでパンフレットを渡した。
白い頬が少しだけ赤くなる。
「リアルブルーではセクハラというらしいですよ」
呆れの視線を突き刺したのは半秒だけで、イコニアはすぐに平静に戻りパンフレットの隅から隅まで確認した。
「昨日の持ち物検査でな」
イコニアの視線の温度が下がる。
今日、年上の同僚に元気がなかったのは多分これが原因だ。
「勤めに支障が出ないなら見て見ぬ振りをして良いのでは?」
「潔癖さが足りんのぅ。きゃー、エッチなのはいけませんっ、とか言わんのか?」
司教の声真似は完璧に近い。これなら年末年始のイベントでの余興で大いに盛り上げることができるだろう。
「前線ならもっと激しいジョークが飛び交いますから」
長期休暇は常に前線で過ごしているので耐性があった。もっとも最近は仕事を押しつけられすぎて短期休暇すらとれていない。
「そろそろ本題をお願いします」
司教に対する敬意が半減した声と目付きで促す。
「合コンを主催せい」
イコニアは表情を消して司教執務室の扉を閉じる。
「本教会に属する20代以上の女性、およびその目当ての男性との縁談をまとめよとの御命令ですね」
「いやいやいや。最近は恋愛結婚も流行っておるのじゃろ? あくまで自発的にじゃ。……最近結婚焦ってるのが多くて教会の雰囲気がな。辛いのよ」
最後の方は妙に疲れた声になっていた。
「司教様」
少女司祭の声も似たようなものだ。
私は地方貴族出身ですよ。見合いのセッティングならともかくそーいうの出来る訳ないじゃないですかと言いたいが上司の命令には逆らえない。
ハンターズソサエティへ協力を仰ぐのを許可して貰い、イコニアは教会主催の合コンという、ある意味難事業の準備にとりかかるのだった。
●ギルド本部
結婚式に非常に似合う曲が、嫌になるほど大音量で流された。
新たに出現した3Dディスプレイは白を基本にした華やかかつ目出度い色使いだ。
「合コンプロデューサーぼしゅーちゅー?」
「場所は……聖堂教会? 主催も?」
依頼内容を確認したハンターが混乱している。
混乱程度で済んでいる時点で心が強いのかもしれない。
「なんだタイトル詐欺か」
依頼票を精読するとちょっと違うのが分かった。
「教会関係者をくっつけろって? 俺、口車に自信が無いからパス」
「合コン連敗記録3桁の俺が出来るわけねーだろこんな依頼」
涙をこらえて3Dディスプレイの前から去っていくハンターが何人もいる。
3Dディスプレイは音楽の再生を再開し、合コン熟練者の来訪を待ち焦がれていた。
重厚な衣装を着こなす老年司教が、とてつもなく色彩豊かな冊子を凝視していた。
『彼と一緒に暑いクリスマスをすごそう!』
『イブこそ勝負! 勝負下着百選』
『シスターコス承ります』
等々。
あまりにも場違いすぎる、下心満載のパンフレットだった。
「司祭様。ドアを開けたままですとお体に障りますよ」
イコニア・カーナボン(kz0040)が開きっぱなしのドアをノックする。
自身もクルセイダーである司教は、悪戯っ子の本性を謹厳な表情で隠し、聖なるものに触れるような手つきでパンフレットを渡した。
白い頬が少しだけ赤くなる。
「リアルブルーではセクハラというらしいですよ」
呆れの視線を突き刺したのは半秒だけで、イコニアはすぐに平静に戻りパンフレットの隅から隅まで確認した。
「昨日の持ち物検査でな」
イコニアの視線の温度が下がる。
今日、年上の同僚に元気がなかったのは多分これが原因だ。
「勤めに支障が出ないなら見て見ぬ振りをして良いのでは?」
「潔癖さが足りんのぅ。きゃー、エッチなのはいけませんっ、とか言わんのか?」
司教の声真似は完璧に近い。これなら年末年始のイベントでの余興で大いに盛り上げることができるだろう。
「前線ならもっと激しいジョークが飛び交いますから」
長期休暇は常に前線で過ごしているので耐性があった。もっとも最近は仕事を押しつけられすぎて短期休暇すらとれていない。
「そろそろ本題をお願いします」
司教に対する敬意が半減した声と目付きで促す。
「合コンを主催せい」
イコニアは表情を消して司教執務室の扉を閉じる。
「本教会に属する20代以上の女性、およびその目当ての男性との縁談をまとめよとの御命令ですね」
「いやいやいや。最近は恋愛結婚も流行っておるのじゃろ? あくまで自発的にじゃ。……最近結婚焦ってるのが多くて教会の雰囲気がな。辛いのよ」
最後の方は妙に疲れた声になっていた。
「司教様」
少女司祭の声も似たようなものだ。
私は地方貴族出身ですよ。見合いのセッティングならともかくそーいうの出来る訳ないじゃないですかと言いたいが上司の命令には逆らえない。
ハンターズソサエティへ協力を仰ぐのを許可して貰い、イコニアは教会主催の合コンという、ある意味難事業の準備にとりかかるのだった。
●ギルド本部
結婚式に非常に似合う曲が、嫌になるほど大音量で流された。
新たに出現した3Dディスプレイは白を基本にした華やかかつ目出度い色使いだ。
「合コンプロデューサーぼしゅーちゅー?」
「場所は……聖堂教会? 主催も?」
依頼内容を確認したハンターが混乱している。
混乱程度で済んでいる時点で心が強いのかもしれない。
「なんだタイトル詐欺か」
依頼票を精読するとちょっと違うのが分かった。
「教会関係者をくっつけろって? 俺、口車に自信が無いからパス」
「合コン連敗記録3桁の俺が出来るわけねーだろこんな依頼」
涙をこらえて3Dディスプレイの前から去っていくハンターが何人もいる。
3Dディスプレイは音楽の再生を再開し、合コン熟練者の来訪を待ち焦がれていた。
リプレイ本文
天から降り注ぐ光が冷たい石柱を優しく照らした。
信徒達が一心に祈っている。
皺深い司祭が信徒の肩に毛布をかけ、若々しいクルセイダーが足音を殺して遠征へ出発する。
ここは王国地方都市にある大規模教会。地域の中心の1つである。
●第一回合コン打ち合わせ会議
墨痕鮮やかな看板が教会奥に掲げられた。
眼鏡女司祭がおそるおそる中に入ると、既に会議室入りしていた女性聖職者が素早くドアを閉じた。
「聖職者であろうと女性である以上、いずれ誰かの妻となり、母となるかもしれない事は忘れずにいて下さい。そして、その自覚をもって己を磨く事を忘れないでください」
壇上ではリアルブルーの医療関係者にして聖導士、日下 菜摘(ka0881)が穏やかな口調で講演を行っている。
黒板に書かれているのは家事初心者向けの手引きだろうか。
「殿方は家庭的である事を望むものです。家事一般は覚えておいて損はありませんから、ね」
菜摘が柔らかく微笑む。
20代の女性聖職者達が餓狼の目つきでメモを取っている。
1人だけ30代の彼女は、普段の豪腕振りから想像できないほど気弱な様子で、部屋の隅の席に座ろうとしていた。
「ここから、皆さんお待ちかねの化粧について話します。一人の女性として美しくある事を神が禁じられる事などあるはずはありません。女性が美しくある事は女性の当然の権利なのです。人が正しく振る舞おうとする事を神が咎めるはずはありませんわ」
いいのかしらと疑問に思ったのは30代の彼女1人であった。
「通りますねー」
入り口が開く。彼女を含めた教会関係者全員が振り向いた。
「化粧道具一式お持ちしました」
若いエルフが小型の荷車を引いている。櫛、筆、紅、白粉、その他見たこともない道具が無数に積まれていた。
「これ持ってください」
コーネリア・デュラン(ka0504)がにこりと笑って有無を言わせず荷物を渡す。
30代の彼女は流されるままに壇上近くに連れて行かれる。
「あまり厚化粧はどうかなと思うのです……」
最前列の20代を見て、コーネリアはもったいないと言いたそうに息を吐いた。
「男性はナチュラルメイク……という名の自然ぽい化粧が好きと聞きますし」
イコニアの同僚である司祭が壇上に設置された席に座らされ。
「肌が少し荒れてますね。睡眠時間を増やして、肌の手入れにこれを……」
菜摘が十数種の瓶を取り出し。
「化粧のりがいいですね」
コーネリアが軽く拍手をして、少なくとも3つは重ねた化粧の上に紅をさす。
20代の連中が、嘘、司祭様美人、ダークホース出現っ? とか言っているが司祭は気づいていない。
「今回決めた後もアンチエイジングは重要ですよ」
菜摘が囁く。司祭が無言でうなずく。女性参加者向けの準備が、順調に進んでいた。
●多難の門出
クリムゾン風に活けられた花々が会場を彩っている。
前菜のスープは温かそうで、パンは出会いの場らしくハート型だ。
冠婚葬祭が行われる教会の中でも飛び抜けて非日常な気配に当てられて、男性参加者達は逞しい体を萎縮させている。
会場入り口が開く。男連中が小動物っぽく震える。
「いかんな」
入ってきたのは小さな体と鋭い眼光のベルセルク、オンサ・ラ・マーニョ(ka2329)。聖堂戦士団の腹当たりの身長しかないが、身に纏う威風は百獣の王に近い。
「諸君! 結婚したいか!」
腹に響く声が男達を覚醒させる。ぱらぱらと反応が返ってくるがオンサは満足しない。
「声が小さい! もう一度だ!」
応、と会場を揺るがす返事を聞いて、ようやく表情を少しだけ緩める。
「この教会は男の方が多い。従って貴公らは選ばれる側という訳だ」
語調は重く鋭い。
「貴公らの美点は何か! 軽妙洒脱な話術か? 帝国貴族が如き洗練された礼儀作法か?」
緑の瞳が辺境の朝焼けのように輝く。
「否! 断じて否! 聖導士として日頃よりたゆまぬ鍛練で鍛えに鍛えた鋼の如き肉体である!」
身の丈を超えるオーラが吹き出、龍神の双翼が幻視された。
「さあ諸君、己が肉体を白日の下に晒せ! 己が力で愛を勝ち取るのだ!」
10分後。化粧とドレスの完全装備の女性陣が入室すると、そこは肌色の世界だった。
肉と肉のぶつかり合い!
がっぷり四つに組み、鬼気迫る表情が互いに接吻するが如き距離で競い合う!
多くの女性と一部男性にとっては非常に魅力的なイベントだ。恥じらう30代司祭を除いた聖職者全員が鼻息荒く凝視している。
「お疲れ様です」
遅れてきたイコニアがぺこりと頭を下げた。
便所にも苦労する前線経験もあったようで、30代の同僚と同じく冷静だ。
「うむ。イコニア殿も相手を見つけては如何か。あのマッチョなどどうだ?」
少女司祭は野郎共を見て困惑する。オンサが清潔にさせているので好印象ではあるのだが……。
「落ち着きのない方は、ちょっと」
男達が力尽きてその場にうずくまった。
なお、恥じらいの分30代司祭が圧倒的一番人気だったらしい。
●初心者!
逆三角形の肉体と礼服の組み合わせは予想以上に素晴らしかった。しなやかさと威力が見るだけで分かる。野生の色香が滲み出ている。
もっとも、ネクタイを緩めようと必死でもがく様は非常にみっともない。
「今回は依頼なんだし従ってもらうよ」
アルファス(ka3312)は左の義眼を光らせて、容赦なくネクタイを締め、小物類を追加していく。
普段行動が脳みそ筋肉な男には、知的さや優雅さを強調する眼鏡やハンカチを。
少し気弱な少年にはわざと崩した髪型でワイルドさを。
四角四面な真面目人間には礼装ではなくカジュアルな服で気安さを。
「因みに女性を幻滅させたら、一生恋人できないような恥ずかしい写真バラ撒くからね♪」
相撲っぽい肌色乱戦の写真をひらひらさせる。
雑魔の群れを前にしても顔色一つ変えない男達が、情けない顔で素直にうなずいた。
「皆さんお待たせしました」
アルファスが会場入りして司会者席につく。
「男達の入場です、拍手でお出迎えください!」
わき起こる拍手は堅い。相手を嫌っているのではない。女性陣も初経験の場に飲まれてしまっているのだ。
「ん~、いいじゃない♪」
ただ1人落ち着いているのがはるな(ka3307)だ。
適度に力の抜けた姿勢で手を叩き、体だけは凄い少年から青年を観賞していた。
「あ、はるなはあのヒトなんかがタイプかな……」
細い眉の青年にウィンク。青年はあっという間に挙動不審になり、はるなの隣にいる10代聖職者が顔色を変えた。
「んー」
艶のある唇の指を当てて蠱惑的に微笑む。
男の視線には情欲が混じり、はるなの胸から下へ降りていく。
「冗談よ。はるなには心に決めたヒトが居るしィ」
男に聞こえない程度の音量で囁く。少女は露骨に安堵し、青年が向かい側の席に座ろうとしているのに気付き目をまわす。
「……だめジャン」
リアルブルーで見たことのある、勉強一筋の男女より酷い気がする。
「教えてあげたでしょ」
頬を突いて正気付かせ。
「こうやって」
姿勢と目付きと指先の動きで相手の視線を誘導し。
「こう♪」
潤ませた瞳で上目遣い。初心な男なら確実に深みにはまる技であった。
「男のヒトのハナシは良く聞いてあげるとイイかもぉ。相槌打つだけでも好印象なんだからっ!」
頑張ってと言い残し席を立つ。
背後から上擦った男の声と慣れていない少女の声が聞こえる。なんだかうまくいきすぎて今日中にまとまりそうだ。
「どうしたのおじさん」
強くて金を持っていそうなクルセイダーに声をかける。黙っていればもてそうな外見なのに動きが堅い。
彼は、女性司祭に釘付けだった。
「オンナノコはね」
子供に語りかける口調で。
「頑張った部分を褒められると喜ぶんだよ。自分語りや知識自慢は控えめに、ヒト……オンナノコの話も聞いてアゲルの重要だよ」
神官戦士団下級幹部が目を見開いた。
「感謝するハンター殿」
女性司祭に向かう彼は、雄々しいのに可愛く見えた。
●口説け!
イコニアに若いクルセイダー達が撃退されていく。
彼女の外見は気弱げな箱入り娘の典型なので、押しに押せばものにできると思っていたのだろう。
デルフィーノ(ka1548)は口元だけで笑う。貴族の口説きをいなして寄付金を分捕ってくる女が、ちょっとやそっとでぐらつく訳がない。
全滅を確認しても彼は動かず、借り物のギターの調整を終えてから悠々とイコニアの前に席についた。
口説き撃退用の表情からお仕事用の顔に切り替えるか迷ったイコニアの前で、デルフィーノは手練の指使いでギターを啼かせた。
甘い音色に聞き入る。無意識に素の表情を浮かべてしまう。
「イコニア。俺様と一緒に居ようぜ」
口説き文句のはずなのに声は甘くなく、仮面を外したイコニアに命中した。
「え」
無意識に仮面を被り直そうとして遅い。
「瞳の色が綺麗だ……きっと魂も綺麗なんだろうな、イコニアは」
守りが最も薄くなった機を捉えての、真正面からの正攻法だ。
巧言令色ではなく本心、しかも技巧と情熱で昇華された演奏付き。
白い頬が桜色に染まる。緑の瞳からは剥き出しの心が、具体的にはちょっといいかもという乙女心と立場的にまずいと考える計算高さと欲望に素直になっちゃえというピンク色思考がごっちゃまぜに見える。
デルフィーノは押さない。
「イコニアのこと聞かせてくれねぇか?」
主に比喩的な意味で押し倒すより敢えて退き、イコニアの注意を惹きつけ内面に踏み込む構えだ。
「あの、ですね」
湯気が出そうな顔で何かを言おうとしたそのとき、少女司祭の目の前にショコラとクリームブリュレが差し出された。
甘く暖かな香りが少女司祭を混乱から回復させる。
「急すぎるのはどうかと思いますよ」
ヘザー・S・シトリン(ka0835)がイコニアの隣に座り、甘味にあう茶を入れる。
デルフィーノは肩をすくめて距離をとり、今まで裏方として頑張ってきたヘザーにイコニアを譲る。なにしろ、冠婚葬祭用料理しか出来ない料理人を追い出し1人で飲み物からお菓子まで作っていたのだ。その分譲らないとさすがにまずい。
「大丈夫ですか?」
ヘザーがイコニアの顔を覗き込む。
10代の娘の素顔に前線経験有のクルセイダーの根性が加わり、司祭としての理性が重ねられ、最後に貴族らしい奸智が加わり普段のイコニアに戻る。
「こら」
ヘザーはイコニアの鼻を軽くつついた。
「もう仕事終わってますよ」
部屋の反対側を示す。
「やだー」
棒読みの恥じらい台詞をふりまきつつ、恐るべきアルコール濃度のそれを注ぐエルバッハ・リオン(ka2434)。
普段は美形と知られる青年が脂下がり、渡されたコップを一息で飲み干し思考能力を激減させた。
「くっ」
エルバッハの存在感溢れるふくらみと憧れの異性を交互に見てうなだれる聖職者がひとり。
その耳元で、既に魔性の色気を身につけつつあるエルフが囁いた。
「あとひと突きで理性が決壊します。食べる……食べられるつもりならどーぞ」
寝室の鍵を見せる。目を見開き葛藤し1秒未満で欲に流される聖職者。優しく青年を介抱し、鍵を懐に教会の奥へ消えていく。
「がんばれー」
エルバッハは捕食者と獲物を見送り胸元の乱れを直す。セクハラされた気もするけれど、人生の墓場に送る直前の、所謂最後の情けだ。
「今日の仕事、完了」
5組分働くとさすがに疲れた。まるで魔王を見るような目を向けてくるイコニアの隣に座り、甘味を小さな口に放り込む。
「そこまでやりますか」
嫌悪はないが畏怖があった。
「皆、楽しそうで良かったね。オンオフの切り替えは戦う上でも重要だもん」
アルファスが同じテーブルの席に着く。
人がいなくなった席からから持って来た、大量の酒とお菓子をテーブルに置く。
「イコニアは前線希望なんだって?」
「希望はしてるのですけど」
大きく肩を落とす。アルファスは気楽な様子でイコニアを慰めた。
「視野の狭い、余裕の無い人間は大切なものを取り零す。色んな事を楽しんで糧にできる人が、きっと本当に強いんだよ」
適度な遊びも鍛錬。そう伝えられたことに気づき、イコニアは素直にうなずいた。
「聖堂戦士団、じゃないんですよね」
ヘザーが紅茶を渡す。イコニアは牛乳と砂糖山盛りの甘味にご満悦だ。
「普段のお仕事とか教えてくれません?」
じいっと目の前の少女を見る。
司祭にしては若く、クルセイダーとしては華奢で、貴族としては根性の悪さが足りない。
「司教様の雑用係ですよぅ」
イコニアがうなだれる。資金集め、代筆、果ては飲み会の幹事までいいように使われていた。
「エリートコース?」
ヘザーは飲み易いアルコールを一口。
「無茶振りこなすたびに志望と離れた部署に近づいてる気がします……おいし」
ハート型のお菓子をかじり、ふにゃりと表情が緩む。
ヘザーがプレートを勧める。イコニアの顔がさらに緩む。
「必要のない知識などないのです。私の言った事もきちんと心に留めておいて下さいね」」
菜摘が釘を刺すと、イコニアは真面目な顔ではいと応えた。
●止め
翌朝。清く冷たい空気の中、2組の足音が教会奥を移動していた。
「ありがとうございました。司教様に命じられたときはどうなるか不安で」
イコニアが泣き言に近い台詞をこぼす。
「みんなで頑張ればなんとかなりますよ」
コーネリアが楽しげに微笑む。
「ドレスの気付けを習っていただいた方がいいかも」
コーネリア着付けも担当していた。中には下着のつけかたから教え込む必要がある者もいた。
廊下の先、ラブリーファンシーに飾られたドアが開く。
中からクリップボード片手にエルバッハが出て来て、コーネリア達に気づいて親指を立てて合図を送る。
イコニアは何が起こっているか分かっていない。
「わぁ」
コーネリアは情報を読み取り目を丸くする。仲睦まじく朝寝中が3組、男が土下座中が1組、真っ最中が1組。
「パーフェクト」
エルバッハが胸を張り、イコニアがようやく理解して呆然とする。
「先輩だけじゃなかったの?」
朝一番に婚約報告に来た同僚を思い出し遠い目をする。5組中5組がこうなったのにはもちろん理由がある。
ベッドのフリルと照明のキャンドルにその他一杯の、徹底した非日常演出の結果だ。要するに寝室に入ってから先はコーネリアが原因なのである。
「合コンが見合いだったことにして、昨日付の休暇願を代筆して……」
虚ろな瞳で通常業務を再開するイコニアを残し、ハンター達はちょっとだけ春っぽい教会から去っていくのだった。
翌年始めに7組の結婚式が行われ、ハンター達に招待状が届くことになる。
信徒達が一心に祈っている。
皺深い司祭が信徒の肩に毛布をかけ、若々しいクルセイダーが足音を殺して遠征へ出発する。
ここは王国地方都市にある大規模教会。地域の中心の1つである。
●第一回合コン打ち合わせ会議
墨痕鮮やかな看板が教会奥に掲げられた。
眼鏡女司祭がおそるおそる中に入ると、既に会議室入りしていた女性聖職者が素早くドアを閉じた。
「聖職者であろうと女性である以上、いずれ誰かの妻となり、母となるかもしれない事は忘れずにいて下さい。そして、その自覚をもって己を磨く事を忘れないでください」
壇上ではリアルブルーの医療関係者にして聖導士、日下 菜摘(ka0881)が穏やかな口調で講演を行っている。
黒板に書かれているのは家事初心者向けの手引きだろうか。
「殿方は家庭的である事を望むものです。家事一般は覚えておいて損はありませんから、ね」
菜摘が柔らかく微笑む。
20代の女性聖職者達が餓狼の目つきでメモを取っている。
1人だけ30代の彼女は、普段の豪腕振りから想像できないほど気弱な様子で、部屋の隅の席に座ろうとしていた。
「ここから、皆さんお待ちかねの化粧について話します。一人の女性として美しくある事を神が禁じられる事などあるはずはありません。女性が美しくある事は女性の当然の権利なのです。人が正しく振る舞おうとする事を神が咎めるはずはありませんわ」
いいのかしらと疑問に思ったのは30代の彼女1人であった。
「通りますねー」
入り口が開く。彼女を含めた教会関係者全員が振り向いた。
「化粧道具一式お持ちしました」
若いエルフが小型の荷車を引いている。櫛、筆、紅、白粉、その他見たこともない道具が無数に積まれていた。
「これ持ってください」
コーネリア・デュラン(ka0504)がにこりと笑って有無を言わせず荷物を渡す。
30代の彼女は流されるままに壇上近くに連れて行かれる。
「あまり厚化粧はどうかなと思うのです……」
最前列の20代を見て、コーネリアはもったいないと言いたそうに息を吐いた。
「男性はナチュラルメイク……という名の自然ぽい化粧が好きと聞きますし」
イコニアの同僚である司祭が壇上に設置された席に座らされ。
「肌が少し荒れてますね。睡眠時間を増やして、肌の手入れにこれを……」
菜摘が十数種の瓶を取り出し。
「化粧のりがいいですね」
コーネリアが軽く拍手をして、少なくとも3つは重ねた化粧の上に紅をさす。
20代の連中が、嘘、司祭様美人、ダークホース出現っ? とか言っているが司祭は気づいていない。
「今回決めた後もアンチエイジングは重要ですよ」
菜摘が囁く。司祭が無言でうなずく。女性参加者向けの準備が、順調に進んでいた。
●多難の門出
クリムゾン風に活けられた花々が会場を彩っている。
前菜のスープは温かそうで、パンは出会いの場らしくハート型だ。
冠婚葬祭が行われる教会の中でも飛び抜けて非日常な気配に当てられて、男性参加者達は逞しい体を萎縮させている。
会場入り口が開く。男連中が小動物っぽく震える。
「いかんな」
入ってきたのは小さな体と鋭い眼光のベルセルク、オンサ・ラ・マーニョ(ka2329)。聖堂戦士団の腹当たりの身長しかないが、身に纏う威風は百獣の王に近い。
「諸君! 結婚したいか!」
腹に響く声が男達を覚醒させる。ぱらぱらと反応が返ってくるがオンサは満足しない。
「声が小さい! もう一度だ!」
応、と会場を揺るがす返事を聞いて、ようやく表情を少しだけ緩める。
「この教会は男の方が多い。従って貴公らは選ばれる側という訳だ」
語調は重く鋭い。
「貴公らの美点は何か! 軽妙洒脱な話術か? 帝国貴族が如き洗練された礼儀作法か?」
緑の瞳が辺境の朝焼けのように輝く。
「否! 断じて否! 聖導士として日頃よりたゆまぬ鍛練で鍛えに鍛えた鋼の如き肉体である!」
身の丈を超えるオーラが吹き出、龍神の双翼が幻視された。
「さあ諸君、己が肉体を白日の下に晒せ! 己が力で愛を勝ち取るのだ!」
10分後。化粧とドレスの完全装備の女性陣が入室すると、そこは肌色の世界だった。
肉と肉のぶつかり合い!
がっぷり四つに組み、鬼気迫る表情が互いに接吻するが如き距離で競い合う!
多くの女性と一部男性にとっては非常に魅力的なイベントだ。恥じらう30代司祭を除いた聖職者全員が鼻息荒く凝視している。
「お疲れ様です」
遅れてきたイコニアがぺこりと頭を下げた。
便所にも苦労する前線経験もあったようで、30代の同僚と同じく冷静だ。
「うむ。イコニア殿も相手を見つけては如何か。あのマッチョなどどうだ?」
少女司祭は野郎共を見て困惑する。オンサが清潔にさせているので好印象ではあるのだが……。
「落ち着きのない方は、ちょっと」
男達が力尽きてその場にうずくまった。
なお、恥じらいの分30代司祭が圧倒的一番人気だったらしい。
●初心者!
逆三角形の肉体と礼服の組み合わせは予想以上に素晴らしかった。しなやかさと威力が見るだけで分かる。野生の色香が滲み出ている。
もっとも、ネクタイを緩めようと必死でもがく様は非常にみっともない。
「今回は依頼なんだし従ってもらうよ」
アルファス(ka3312)は左の義眼を光らせて、容赦なくネクタイを締め、小物類を追加していく。
普段行動が脳みそ筋肉な男には、知的さや優雅さを強調する眼鏡やハンカチを。
少し気弱な少年にはわざと崩した髪型でワイルドさを。
四角四面な真面目人間には礼装ではなくカジュアルな服で気安さを。
「因みに女性を幻滅させたら、一生恋人できないような恥ずかしい写真バラ撒くからね♪」
相撲っぽい肌色乱戦の写真をひらひらさせる。
雑魔の群れを前にしても顔色一つ変えない男達が、情けない顔で素直にうなずいた。
「皆さんお待たせしました」
アルファスが会場入りして司会者席につく。
「男達の入場です、拍手でお出迎えください!」
わき起こる拍手は堅い。相手を嫌っているのではない。女性陣も初経験の場に飲まれてしまっているのだ。
「ん~、いいじゃない♪」
ただ1人落ち着いているのがはるな(ka3307)だ。
適度に力の抜けた姿勢で手を叩き、体だけは凄い少年から青年を観賞していた。
「あ、はるなはあのヒトなんかがタイプかな……」
細い眉の青年にウィンク。青年はあっという間に挙動不審になり、はるなの隣にいる10代聖職者が顔色を変えた。
「んー」
艶のある唇の指を当てて蠱惑的に微笑む。
男の視線には情欲が混じり、はるなの胸から下へ降りていく。
「冗談よ。はるなには心に決めたヒトが居るしィ」
男に聞こえない程度の音量で囁く。少女は露骨に安堵し、青年が向かい側の席に座ろうとしているのに気付き目をまわす。
「……だめジャン」
リアルブルーで見たことのある、勉強一筋の男女より酷い気がする。
「教えてあげたでしょ」
頬を突いて正気付かせ。
「こうやって」
姿勢と目付きと指先の動きで相手の視線を誘導し。
「こう♪」
潤ませた瞳で上目遣い。初心な男なら確実に深みにはまる技であった。
「男のヒトのハナシは良く聞いてあげるとイイかもぉ。相槌打つだけでも好印象なんだからっ!」
頑張ってと言い残し席を立つ。
背後から上擦った男の声と慣れていない少女の声が聞こえる。なんだかうまくいきすぎて今日中にまとまりそうだ。
「どうしたのおじさん」
強くて金を持っていそうなクルセイダーに声をかける。黙っていればもてそうな外見なのに動きが堅い。
彼は、女性司祭に釘付けだった。
「オンナノコはね」
子供に語りかける口調で。
「頑張った部分を褒められると喜ぶんだよ。自分語りや知識自慢は控えめに、ヒト……オンナノコの話も聞いてアゲルの重要だよ」
神官戦士団下級幹部が目を見開いた。
「感謝するハンター殿」
女性司祭に向かう彼は、雄々しいのに可愛く見えた。
●口説け!
イコニアに若いクルセイダー達が撃退されていく。
彼女の外見は気弱げな箱入り娘の典型なので、押しに押せばものにできると思っていたのだろう。
デルフィーノ(ka1548)は口元だけで笑う。貴族の口説きをいなして寄付金を分捕ってくる女が、ちょっとやそっとでぐらつく訳がない。
全滅を確認しても彼は動かず、借り物のギターの調整を終えてから悠々とイコニアの前に席についた。
口説き撃退用の表情からお仕事用の顔に切り替えるか迷ったイコニアの前で、デルフィーノは手練の指使いでギターを啼かせた。
甘い音色に聞き入る。無意識に素の表情を浮かべてしまう。
「イコニア。俺様と一緒に居ようぜ」
口説き文句のはずなのに声は甘くなく、仮面を外したイコニアに命中した。
「え」
無意識に仮面を被り直そうとして遅い。
「瞳の色が綺麗だ……きっと魂も綺麗なんだろうな、イコニアは」
守りが最も薄くなった機を捉えての、真正面からの正攻法だ。
巧言令色ではなく本心、しかも技巧と情熱で昇華された演奏付き。
白い頬が桜色に染まる。緑の瞳からは剥き出しの心が、具体的にはちょっといいかもという乙女心と立場的にまずいと考える計算高さと欲望に素直になっちゃえというピンク色思考がごっちゃまぜに見える。
デルフィーノは押さない。
「イコニアのこと聞かせてくれねぇか?」
主に比喩的な意味で押し倒すより敢えて退き、イコニアの注意を惹きつけ内面に踏み込む構えだ。
「あの、ですね」
湯気が出そうな顔で何かを言おうとしたそのとき、少女司祭の目の前にショコラとクリームブリュレが差し出された。
甘く暖かな香りが少女司祭を混乱から回復させる。
「急すぎるのはどうかと思いますよ」
ヘザー・S・シトリン(ka0835)がイコニアの隣に座り、甘味にあう茶を入れる。
デルフィーノは肩をすくめて距離をとり、今まで裏方として頑張ってきたヘザーにイコニアを譲る。なにしろ、冠婚葬祭用料理しか出来ない料理人を追い出し1人で飲み物からお菓子まで作っていたのだ。その分譲らないとさすがにまずい。
「大丈夫ですか?」
ヘザーがイコニアの顔を覗き込む。
10代の娘の素顔に前線経験有のクルセイダーの根性が加わり、司祭としての理性が重ねられ、最後に貴族らしい奸智が加わり普段のイコニアに戻る。
「こら」
ヘザーはイコニアの鼻を軽くつついた。
「もう仕事終わってますよ」
部屋の反対側を示す。
「やだー」
棒読みの恥じらい台詞をふりまきつつ、恐るべきアルコール濃度のそれを注ぐエルバッハ・リオン(ka2434)。
普段は美形と知られる青年が脂下がり、渡されたコップを一息で飲み干し思考能力を激減させた。
「くっ」
エルバッハの存在感溢れるふくらみと憧れの異性を交互に見てうなだれる聖職者がひとり。
その耳元で、既に魔性の色気を身につけつつあるエルフが囁いた。
「あとひと突きで理性が決壊します。食べる……食べられるつもりならどーぞ」
寝室の鍵を見せる。目を見開き葛藤し1秒未満で欲に流される聖職者。優しく青年を介抱し、鍵を懐に教会の奥へ消えていく。
「がんばれー」
エルバッハは捕食者と獲物を見送り胸元の乱れを直す。セクハラされた気もするけれど、人生の墓場に送る直前の、所謂最後の情けだ。
「今日の仕事、完了」
5組分働くとさすがに疲れた。まるで魔王を見るような目を向けてくるイコニアの隣に座り、甘味を小さな口に放り込む。
「そこまでやりますか」
嫌悪はないが畏怖があった。
「皆、楽しそうで良かったね。オンオフの切り替えは戦う上でも重要だもん」
アルファスが同じテーブルの席に着く。
人がいなくなった席からから持って来た、大量の酒とお菓子をテーブルに置く。
「イコニアは前線希望なんだって?」
「希望はしてるのですけど」
大きく肩を落とす。アルファスは気楽な様子でイコニアを慰めた。
「視野の狭い、余裕の無い人間は大切なものを取り零す。色んな事を楽しんで糧にできる人が、きっと本当に強いんだよ」
適度な遊びも鍛錬。そう伝えられたことに気づき、イコニアは素直にうなずいた。
「聖堂戦士団、じゃないんですよね」
ヘザーが紅茶を渡す。イコニアは牛乳と砂糖山盛りの甘味にご満悦だ。
「普段のお仕事とか教えてくれません?」
じいっと目の前の少女を見る。
司祭にしては若く、クルセイダーとしては華奢で、貴族としては根性の悪さが足りない。
「司教様の雑用係ですよぅ」
イコニアがうなだれる。資金集め、代筆、果ては飲み会の幹事までいいように使われていた。
「エリートコース?」
ヘザーは飲み易いアルコールを一口。
「無茶振りこなすたびに志望と離れた部署に近づいてる気がします……おいし」
ハート型のお菓子をかじり、ふにゃりと表情が緩む。
ヘザーがプレートを勧める。イコニアの顔がさらに緩む。
「必要のない知識などないのです。私の言った事もきちんと心に留めておいて下さいね」」
菜摘が釘を刺すと、イコニアは真面目な顔ではいと応えた。
●止め
翌朝。清く冷たい空気の中、2組の足音が教会奥を移動していた。
「ありがとうございました。司教様に命じられたときはどうなるか不安で」
イコニアが泣き言に近い台詞をこぼす。
「みんなで頑張ればなんとかなりますよ」
コーネリアが楽しげに微笑む。
「ドレスの気付けを習っていただいた方がいいかも」
コーネリア着付けも担当していた。中には下着のつけかたから教え込む必要がある者もいた。
廊下の先、ラブリーファンシーに飾られたドアが開く。
中からクリップボード片手にエルバッハが出て来て、コーネリア達に気づいて親指を立てて合図を送る。
イコニアは何が起こっているか分かっていない。
「わぁ」
コーネリアは情報を読み取り目を丸くする。仲睦まじく朝寝中が3組、男が土下座中が1組、真っ最中が1組。
「パーフェクト」
エルバッハが胸を張り、イコニアがようやく理解して呆然とする。
「先輩だけじゃなかったの?」
朝一番に婚約報告に来た同僚を思い出し遠い目をする。5組中5組がこうなったのにはもちろん理由がある。
ベッドのフリルと照明のキャンドルにその他一杯の、徹底した非日常演出の結果だ。要するに寝室に入ってから先はコーネリアが原因なのである。
「合コンが見合いだったことにして、昨日付の休暇願を代筆して……」
虚ろな瞳で通常業務を再開するイコニアを残し、ハンター達はちょっとだけ春っぽい教会から去っていくのだった。
翌年始めに7組の結婚式が行われ、ハンター達に招待状が届くことになる。
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合コン・セッティング相談 アルファス(ka3312) 人間(リアルブルー)|20才|男性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2014/12/14 13:48:19 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
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