ゲスト
(ka0000)
フェレ逃亡、その理由
マスター:狐野径

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加制限
- -
- 参加人数
- 3~6人
- サポート
- 0~0人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 少なめ
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2018/05/29 09:00
- 完成日
- 2018/06/04 00:44
みんなの思い出
思い出設定されたOMC商品がありません。
オープニング
●じたばた
ラカ・ベルフは成り行きでフェレットを拾った。
白い毛並みの雄だった。若いのか元気いっぱいで、握りしめるラカの手をかじったり、足でひっかいたりしている。ラカは手袋をしているため、痛くはないが。
龍園の寒い丘の中で発見したため、飼い主が落としたか、転移してきたフェレットと想定した。
「しばらく預かりながら、飼い主を探しましょう」
ラカは決心する。もぞもぞじたばたするフェレットを見つつ、少し和む。どこかの世界で社会を作って生きていたかもしれない存在に近いもの。
そのようなことを考えていたら、なんとなく、鼻がツンとした。
「おなかがすいているんですわね?」
食糧を見る。
「……我が家にフェレットフードなどありません」
鳥のささみをを食べると本にあった気がするため、近所に買いに行くことにした。フェレットを手に持っていくわけにもいかず、偶然あった木の箱にフェレットを入れ、偶然あった程よい網を載せ、偶然あった分厚い本を四冊隅に置いた。
「これで逃げられないですわね」
フェレットは箱の中で立ち上がり「不本意だ」と訴える。激しく箱を前足で押す。
「買ってきますね。フェレット、いい子にしていてくださいね」
フェレットの心が通じないラカは家を出た。
ラカはこのとき知らなかった。フェレットが意外と力と知恵があることを。
●おろおろ
無事鶏肉は購入し、仮の名前をどうするか考えつつ、帰路につく。拾ったからには飼い主がいる可能性があるのだ。だから「仮」なのだ。
自宅の扉を開けた。その下を白いものが通ったのだが、荷物を持って前を見るラカは気づいていない。そして、ラカは入り扉を閉める。
「……フェレットがいません?」
即席におりは破られている。その上、無残にも本と箱でできた角に何か落し物がある。
荷物を置くと慌てて落とし物を回収し、本が汚れていないのを確認後、フェレットを探す。
「フェレット、どこにいるのですか?」
しゃがんでベッドの下やタンスとの隙間など覗く。しかし、何もいない。
「……どこにいったのですの?」
フェレットは野性で生きられないと本に書いてあった。
「……フェレット!」
周囲を見てみる。
しかし、それらしいものはいない。
「うっ、うう」
困ったらハンターに頼めばいい。
しかし、このような仕事を頼んでいいのだろうか?
近所の子らに頼めば探してくれるだろう。しかし、もう、夜が迫っている。
「……でも、フェレットに何かあったら大変ですわ」
自分の問題ではない。戦うすべを持たないフェレットのためである。町の中なら安全だろうけれど、通りすがりの狂犬や雑魔に遭わないとは限らない。
「依頼を出しに行きます。早く探さないと……早く探さないと」
焦るラカはオフィスに向かった。
●依頼
職員は街中だから雑魔などに襲われることはないと考えるが、下水に流される、通りすがりの犬にかじられる等の危険はゼロでないと考える。
「人命……いえ、フェレ命は重要です……ところで、探すにあたり、このフェレットの名前は何ですか」
「……現在考え中です。なぜなら、拾ったばかりで、どなたかのペットかもしれませんし」
「そんな山の中で見つけたとあれば、捨てられたか逃げて行ったかですけれど、距離あることや寒さ考えると逃げということはないので、飼っていいと思います。それか、飼い主探してください」
「……はい」
ラカはうなずく。
「で、フェレットの今後をどうするかより、今ですね。名前……決まっていないというか、今決めて『ジョセフィーヌ』としたとしても、本フェレが理解しませんね」
職員は自分で言いながら納得した。
「分かりました、ハンターが手伝ってくれるといいですね」
「探しに行ってきます……」
「どうやって捕まえるか知っていますか?」
「……袋が好きだと聞いたことあります」
「そうですよ」
ラカは大きな麻袋を取り出す。
「……でかいですね」
「これしかありませんわ」
「かばんはないですか? ちょっとした奴ですよ」
「……あー」
「噂によるとリアルブルー産の『ビニイルブクロ』というのは食いつきがいいそうです」
「ないですね」
仕方がないので麻袋を手に探しに行くことにしたのだった。
ラカ・ベルフは成り行きでフェレットを拾った。
白い毛並みの雄だった。若いのか元気いっぱいで、握りしめるラカの手をかじったり、足でひっかいたりしている。ラカは手袋をしているため、痛くはないが。
龍園の寒い丘の中で発見したため、飼い主が落としたか、転移してきたフェレットと想定した。
「しばらく預かりながら、飼い主を探しましょう」
ラカは決心する。もぞもぞじたばたするフェレットを見つつ、少し和む。どこかの世界で社会を作って生きていたかもしれない存在に近いもの。
そのようなことを考えていたら、なんとなく、鼻がツンとした。
「おなかがすいているんですわね?」
食糧を見る。
「……我が家にフェレットフードなどありません」
鳥のささみをを食べると本にあった気がするため、近所に買いに行くことにした。フェレットを手に持っていくわけにもいかず、偶然あった木の箱にフェレットを入れ、偶然あった程よい網を載せ、偶然あった分厚い本を四冊隅に置いた。
「これで逃げられないですわね」
フェレットは箱の中で立ち上がり「不本意だ」と訴える。激しく箱を前足で押す。
「買ってきますね。フェレット、いい子にしていてくださいね」
フェレットの心が通じないラカは家を出た。
ラカはこのとき知らなかった。フェレットが意外と力と知恵があることを。
●おろおろ
無事鶏肉は購入し、仮の名前をどうするか考えつつ、帰路につく。拾ったからには飼い主がいる可能性があるのだ。だから「仮」なのだ。
自宅の扉を開けた。その下を白いものが通ったのだが、荷物を持って前を見るラカは気づいていない。そして、ラカは入り扉を閉める。
「……フェレットがいません?」
即席におりは破られている。その上、無残にも本と箱でできた角に何か落し物がある。
荷物を置くと慌てて落とし物を回収し、本が汚れていないのを確認後、フェレットを探す。
「フェレット、どこにいるのですか?」
しゃがんでベッドの下やタンスとの隙間など覗く。しかし、何もいない。
「……どこにいったのですの?」
フェレットは野性で生きられないと本に書いてあった。
「……フェレット!」
周囲を見てみる。
しかし、それらしいものはいない。
「うっ、うう」
困ったらハンターに頼めばいい。
しかし、このような仕事を頼んでいいのだろうか?
近所の子らに頼めば探してくれるだろう。しかし、もう、夜が迫っている。
「……でも、フェレットに何かあったら大変ですわ」
自分の問題ではない。戦うすべを持たないフェレットのためである。町の中なら安全だろうけれど、通りすがりの狂犬や雑魔に遭わないとは限らない。
「依頼を出しに行きます。早く探さないと……早く探さないと」
焦るラカはオフィスに向かった。
●依頼
職員は街中だから雑魔などに襲われることはないと考えるが、下水に流される、通りすがりの犬にかじられる等の危険はゼロでないと考える。
「人命……いえ、フェレ命は重要です……ところで、探すにあたり、このフェレットの名前は何ですか」
「……現在考え中です。なぜなら、拾ったばかりで、どなたかのペットかもしれませんし」
「そんな山の中で見つけたとあれば、捨てられたか逃げて行ったかですけれど、距離あることや寒さ考えると逃げということはないので、飼っていいと思います。それか、飼い主探してください」
「……はい」
ラカはうなずく。
「で、フェレットの今後をどうするかより、今ですね。名前……決まっていないというか、今決めて『ジョセフィーヌ』としたとしても、本フェレが理解しませんね」
職員は自分で言いながら納得した。
「分かりました、ハンターが手伝ってくれるといいですね」
「探しに行ってきます……」
「どうやって捕まえるか知っていますか?」
「……袋が好きだと聞いたことあります」
「そうですよ」
ラカは大きな麻袋を取り出す。
「……でかいですね」
「これしかありませんわ」
「かばんはないですか? ちょっとした奴ですよ」
「……あー」
「噂によるとリアルブルー産の『ビニイルブクロ』というのは食いつきがいいそうです」
「ないですね」
仕方がないので麻袋を手に探しに行くことにしたのだった。
リプレイ本文
●深呼吸
袋を持っておろおろするラカ・ベルフ(kz0240)を狭霧 雷(ka5296)が彼女の家の側で見つける。
「ラカさん、まずは落ち着きましょう。はい、深呼吸」
雷としては言いたいこともあったが、まずはフェレットの安全の確保が重要だ。
ヴォーイ・スマシェストヴィエ(ka1613)が続いてやってくる。
「ラカちゃん、大丈夫、きっと見つけるぜ」
力強い言葉にラカがうなだれつつ「申し訳ありません」と告げる。
木綿花(ka6927)は状況を知り、ショップでフェレット用の餌やおもちゃも購入してやってきた。基本、おもちゃは猫と変わらない。
「ちょうどこっちに戻ってきていたのです。心配ですね、きっとすぐにまた会えますよ」
にこりとおっとりとした笑顔を見せた。
レイア・アローネ(ka4082) とマリィア・バルデス(ka5848)がやってくる。
「フェレット探し、私も協力しよう……ところでどんな感じの生き物なんだ?」
「私もそんなに詳しくないけど、イタチの仲間で雑食でお肉も猫の餌も食べるって聞いているわ」
「なるほど……鳥のささみも用意したほうがいいな……あと、麻袋か」
「そうそう、チョコレートやネギを与えては駄目なのも猫と同じね」
マリィアの解説をレイアはまじめに聞くが、肝心なラカはおろおろして聞いていない。
キヅカ・リク(ka0038)は久々の戦闘ではない仕事で勘を思い出すので必死だ。
「やっべぇ、小動物の調査とか新人の時代以来だ……どーすっか、考えてもしょうがない」
不安をつぶやきながらも的確に装備を整えていた。
●基本、家
「ふらっと戻るかもだから自宅待機していてくれ、ラカちゃん」
ヴォーイが説得する。
「そもそも、外に出ていない可能性もありますよ?」
雷が告げると、ラカが驚いた表情をする。言われてみればその通りだ。荷物を持って帰ってきた後だったため、外に出たと考えているだけかもしれない。
「どっちかわからないし、並行して捜索したほうがいいじゃん? で、トランシーバーを貸しておくから」
ハンターたちはトランシーバーの準備をする。
「ラカ様、フェレットの特徴を教えてください。姿絵を描きます」
木綿花が筆記用具を持ち尋ねる。
「えっと……毛並みは白っぽくて、目は赤いです。大きさはこのくらいのイタチです」
ラカの自信満々な言葉に沈黙が漂う。
「……白いイタチだな」
レイアが分かった安心しろと力強く言った。
「……街中に動物がいるのですから目立ちます」
木綿花はあきらめた、ラカから細かい話が出ることはないと。マッピングセットを出して、この近辺の地図をざっと書き、仲間と場所分けや情報まとめ用にする。
「そうね、まとめるのも重要よ」
マリィアの口調が、ラカのあれから木綿花を慰めるようだった。
「そろそろ行こう。この辺りだと寒いわけだから、放置しているのはかわいそうだ」
リクが薄暗い周囲を見て告げる。少しでも早い方がいいのは探すほうへの影響もあるからだ。
雷にラカを任せて一行は出かけた。
雷が入ったラカの家は一間の室内をパーテーションで区切って使う形だった。一人で暮らすのであればゆったりとして程よい大きさだろう。
フェレットがいた現場は入ってすぐの居間のようになっている場所。箱の脇には網と本が転がっている。
「……ラカさん……本はせめて椅子の上にでも置きませんか」
「そういえば転がったままですわ」
いそいそとラカは拾って椅子に載せた。
箱自体は頑丈だが、この上に網を置いて本を置いたとしても、下から押せばずれていくだろう。
「椅子の下とかベッドの下とか、棚と棚の隙間などは確認しましたか?」
「していませんわ」
「……しましょうね」
雷は一つ一つ確認する。隙間に動くものはないが、本やハンカチらしい布が発見された。
「これは……フェレットが運んだものですか?」
「あ、ありがとうございます」
この反応から、本とハンカチはしばらく行方不明だったようだ。
雷はフェレット来たら、この部屋のもの大半は行方をくらますんだろうなと生暖かい目で見つめる。
「ここにはいなさそうですね。あなたはここで待っていてくださいね。見つけて戻るにしても、あなたがいないと困りますから」
ラカ説得後、雷は仲間に連絡を入れる。
●家の周辺、狭
ヴォーイは聞き込みを行う。夜ということもあり、人通りがまばらになっていくため、時間との勝負だ。彼は自分のペットのフェレットを見せつつ問う。初めて見る人は「なんの生き物だ」という視線で動物を見る。
「夜分にごめんじゃん。これは猛獣でも雑魔でもないイタチの仲間の生き物じゃん。ラカちゃんが拾ったらしいんだけど、これの白いバージョンが逃げたんだ。だから、もし見かけたらラカちゃんや俺に教えてじゃん?」
通りすがりの人や、念のため近所の家の扉をたたいて尋ねたのだった。現在のところ情報が薄い。ただし、もふもふの生き物がいるところは教えてくれた。
リクは聞き込みをする。
「すみません。このくらいのイタチ系の生き物見なかった? 動物で、フェレットというんだ。そっか、ありがとう……もし見かけたら僕かラカに教えて。捕まえてもいいけれど、すばしっこかったり噛みついてくることもあるから無理はしなくていい」
幾人かに聞くがなかなか情報がない。下水につながる隙間があることを教えてもらえた。
木綿花は通りすがりの人に聞き、明かりがついている家にはノックをして尋ねる。一般的なフェレットらしい絵を描いて、見せることで何とか相手の記憶に呼びかける。
「はい、このような生き物です。結構、モフモフな生き物で、可愛いけれど、噛みついたりひっかいてくることもあります。小さいのでどこかに入り込むことも……ご存じありませんか? 逃げたのはつい先ほどと伺っています」
白ぽい生き物が走っていくのを見たという人はいた。猫かもしれないし、野良犬かもしれないため断定はしてこなかった。
マリィアはラカの家を中心に、家と家の間などの狭いところを重点的に見ていく。
「フェレ、フェレットぉ」
袋にナッツを入れ、振って音を立てる。灯火の水晶球で狭いところを照らす。
「高いところも登るらしいわね」
狭いところを見ると同時に、登れそうなところがあると上も見る。
明かりに照らされても特に何もない。
「それにしても……名前がないと、呼びかけるとき気持ちが入らないわね」
苦笑しつつ、しっかり見るべきところに目を向けた。
レイアは麻袋片手に家と家の間などを見ていく。LEDライトを使って、外に置いてある棚の下などを照らして覗き込む。
「明かりで逃げるということもありうるが、私が見えなくなる。そのあたりは臨機応変だな」
今のところ、明かりで逃げて行ったのは虎猫くらいだ。それは通路に入ってきたレイアを見た瞬間、硬直し、レイアが見つめている間に逃げて行った。
ここでハンターたちはトランシーバーで情報のやり取りをした。
そして、念のために下水を見るのと、広場で罠を仕掛けて待つのとしてみることとなったのだ。
●念のため、穴
集まったのは空き地となっている場所。ここに動物が集まっていることがあるというからだ。
「全員で地下を確認しますか? 人手が多い方がいいのは事実ですが、下りたという確証はありません」
木綿花が告げる。
「地上も探していたほうがいいでしょう。そこの更地に動物が集まりやすいんですよね」
雷が仲間からもらった情報から推測する。
「分担するじゃん。俺は地下に下りる」
「僕は罠を仕掛けて見張っておくよ」
リクは水筒と携帯ゲーム機と餌を手に罠を検討している。
「音がするのもだけど、餌で普通に釣ればいいんじゃないのかしら?」
「……なるほど」
マリィアの指摘にリクは餌を入れ、外で携帯ゲーム機で音を鳴らして罠とする。
「私も地上で探してみるわ」
ねこじゃらしを振り振りマリィアが言った。
「私はどちらでもいいぞ」
「なら私がしたに下りましょう。武器の小回りが利きそうですから」
レイアが残り、雷が地下に行く。
「私も下ります!」
「ということで決まりじゃん。何かあったら連絡すること」
一行は異口同音に了解を示した。
ヴォーイと雷、木綿花が地下に下りる。入口付近に目立つ足跡はないが、小動物が入れそうな隙間もあった。白い毛もあるが確証はない。
「これがラカちゃんのフェレットだったら大変じゃん」
「そうです! 早く探さないといけません」
ヴォーイと木綿花が慌てる。雷ももしそれがフェレットならばと急いで続いた。
暗い下水施設をまず明かりで照らす。何か動くものがあるか確認する。
雷が【超聴覚】が確認をすると生き物ぽい音を拾えた。
「……あちらですね」
三人は向かう。雷が前で木綿花を真ん中にして進む。
木綿花は明かりが強くならないように、シフォンストールで覆い光を抑えた。
「たぶんこちらですね……」
雷が指摘すると覚醒は解く。通路は真っ直ぐのようだ。
ヴォーイは神楽鈴を鳴らす。一方、木綿花はカサカサと紙袋を手でもむ。そして、二人が呼びかける。
賑やかな音に雷は苦笑する。フェレットなり、動物がいれば出てくるだろう。気になる音なのだ。
通路の途中にある、人間が膝をつかないと入れない高さの横道から何か出てきた。
動物に見えるが、明らかに大きさが違う。
「こっちにくるじゃん!」
「動物はいませんか?」
「あなたは周囲を見て、雑魔以外いないかチェックしてください」
木綿花は雷の指示にうなずいた、必要ならば動物は安全なところに保護しないとならない。戦闘のためにストールを外し明かりで前を照らす。
雷は前に出て、雑魔の状況を確認するとともに距離を詰める。ネズミぽいものだ。銃で攻撃はできるが、周りに動物がいた場合逃げられる可能性があるため拳で語るか蹴ることとなりそうだった。
ヴォーイは射程を詰めると【ファミリアアタック】で雑魔を攻撃する。
雑魔自体は近くにいる雷に向かうが、回避される。拳で攻撃され、続いたヴォーイの再度の攻撃によりその雑魔は霧散した。
「……念のため、こいつ来た方向見たほうがいいかな」
ヴォーイは明かりとともに覗き込む。通路の先は行き止まりで、何もなかった。
地上に残ったリクとレイア、マリィア。
リクは罠を仕掛けて、陰に隠れる。マスク「スターゲイザー」の暗視機能を使う。そのため、周囲で探すレイアとマリィアの明かりは要注意だ。
「匂いが先か、音が先か……」
空き地につながる道などをレイアとマリィアが分担して捜索する。建築資材もあるため、隠れられるところが多い。
「フェレット、こっちにいらっしゃい」
マリィアは音の鳴るボールを振る。石材の裏を見た。
「……白い猫ね……」
猫は「にゃあ」と言って立ち去った。
レイアは資材と資材の間を見ていく。水桶があり、それが転んでいる場所があった。土がぬかんでいる。
「足跡があればいいのだが……?」
猫とは違う足跡がある。猫より小さく、爪もあるようだ。
「マリィア、これはフェレットか!」
レイアは声をかけた。
トランシーバーで連絡を取り合い、資材置き場近辺を探すことにした。
罠をじっと見るリクは背後に気配を感じた。
「どうかしたのですか?」
「いや、なんだか……」
木綿花がその動きを見て尋ねる。リクからも彼女からも何かは見えていない。
「一旦動かないというのもありじゃん」
ヴォーイがリクの方に向かおうとするが止まる。
「ひょっとしたら餌に飛びついたのかしら」
「餌ってリクがか?」
マリィアの言葉にレイアが苦笑する。
「人懐っこいと、動かないヒトがいると寄ってくるかもしれないですね」
雷が解説した。
「つまり、僕はおとり……」
リクはピタッと止まり動かない。
囲むハンターも動かない。しかし、目と耳はしっかり動かす。
静寂がこの空き地に漂う。周りからの音がだけがする。
カツン。
「……いっ、たくはないけど……」
リクの足に噛みついたフェレットがいたが、噛みつけないため慌てて逃げる。
ハンターは一斉に動いた。
全員で突っ込めば負傷をまぬかれない勢いで、一点に向かう。寸前で止まると、慌てたフェレットが落ちていた麻袋に逃げ込んだ。
「捕まえたじゃん」
近くにいたヴォーイが入り口をふさぎ、モコモコ動く袋を掲げたのだった。
●捕獲後
無事に捕獲されたフェレットを見て、ラカの目がウルウルしている。あちこち入り込んで薄汚れたフェレットは口をもごもご動かしている。
「……なぜですの」
「それはさっき捕獲の後に上げました餌です」
木綿花はバックパックに入れるとき、本当は頭だけ出してあげようとしていた。そうすると逃げだすので、バックパックの口を閉めるしかなかった。少しでも気がまぎれるよう餌も与えていたのだった。
「さてと……材料はこれを使っていいのか? それならパパッとできそうじゃん……入り口はこうしてこんな感じで」
ケージのことに話が移り、ヴォーイが手早く動く。
「そのままだと可哀相です」
「ハンモックが好きと聞くじゃん。それを作る材料……あれば」
分業で作業をしていく。ハンモックの形状をヴォーイが教え、木綿花が作る。ヴォーイはケージを作る。
「本当はすぐに握りしめるのは警戒も芽生えるんですよ……」
「そうね……。慣れるまで二カ月はかかるらしいけど、頑張って。一緒に遊んであげればいいと思うわ」
雷とマリィアが助言をしていく。今回のために持ってきたおもちゃは進呈される。
「それはそうと洗って上げたほうがいいよ」
「ラカさん、水ではだめですよ。湯も人肌よりぬるめにしてあげたほうがいいです」
リクの指摘にラカが水に放り込むのではと、雷がすぐに注意する。
「僕が遊んでいるから、湯の準備してきていいよ」
リクが請け負う。餌を一心不乱に食べている姿を見ると、リクも平和な気分をかみしめることができた。
「……んっ……可愛いではないか……ラカが夢中になるのも、まあ……」
明るいところでゆっくり見られるため、観察していたレイアは思わずそわそわする。
「飼うなら名前つけてやるべきだと思うが、どうするんだ?」
レイアの問いかけに、ラカが「考えます」と答えたのだった。
そのあと、風呂を入れ、ケージができるまで、フェレットを飼う心得をラカは叩き込まれる。
「逃げたら帰ってこない……運が良かったのですわね」
新居に入ったフェレットを眺めてラカはほっと息を吐いたのだった。
木綿花の助言を受け、写真付きでポスターを作り、ハンターオフィスに張る。
仮の名前としてラカが付けたのは「モニ」ということがポスターから判明するのだった。
袋を持っておろおろするラカ・ベルフ(kz0240)を狭霧 雷(ka5296)が彼女の家の側で見つける。
「ラカさん、まずは落ち着きましょう。はい、深呼吸」
雷としては言いたいこともあったが、まずはフェレットの安全の確保が重要だ。
ヴォーイ・スマシェストヴィエ(ka1613)が続いてやってくる。
「ラカちゃん、大丈夫、きっと見つけるぜ」
力強い言葉にラカがうなだれつつ「申し訳ありません」と告げる。
木綿花(ka6927)は状況を知り、ショップでフェレット用の餌やおもちゃも購入してやってきた。基本、おもちゃは猫と変わらない。
「ちょうどこっちに戻ってきていたのです。心配ですね、きっとすぐにまた会えますよ」
にこりとおっとりとした笑顔を見せた。
レイア・アローネ(ka4082) とマリィア・バルデス(ka5848)がやってくる。
「フェレット探し、私も協力しよう……ところでどんな感じの生き物なんだ?」
「私もそんなに詳しくないけど、イタチの仲間で雑食でお肉も猫の餌も食べるって聞いているわ」
「なるほど……鳥のささみも用意したほうがいいな……あと、麻袋か」
「そうそう、チョコレートやネギを与えては駄目なのも猫と同じね」
マリィアの解説をレイアはまじめに聞くが、肝心なラカはおろおろして聞いていない。
キヅカ・リク(ka0038)は久々の戦闘ではない仕事で勘を思い出すので必死だ。
「やっべぇ、小動物の調査とか新人の時代以来だ……どーすっか、考えてもしょうがない」
不安をつぶやきながらも的確に装備を整えていた。
●基本、家
「ふらっと戻るかもだから自宅待機していてくれ、ラカちゃん」
ヴォーイが説得する。
「そもそも、外に出ていない可能性もありますよ?」
雷が告げると、ラカが驚いた表情をする。言われてみればその通りだ。荷物を持って帰ってきた後だったため、外に出たと考えているだけかもしれない。
「どっちかわからないし、並行して捜索したほうがいいじゃん? で、トランシーバーを貸しておくから」
ハンターたちはトランシーバーの準備をする。
「ラカ様、フェレットの特徴を教えてください。姿絵を描きます」
木綿花が筆記用具を持ち尋ねる。
「えっと……毛並みは白っぽくて、目は赤いです。大きさはこのくらいのイタチです」
ラカの自信満々な言葉に沈黙が漂う。
「……白いイタチだな」
レイアが分かった安心しろと力強く言った。
「……街中に動物がいるのですから目立ちます」
木綿花はあきらめた、ラカから細かい話が出ることはないと。マッピングセットを出して、この近辺の地図をざっと書き、仲間と場所分けや情報まとめ用にする。
「そうね、まとめるのも重要よ」
マリィアの口調が、ラカのあれから木綿花を慰めるようだった。
「そろそろ行こう。この辺りだと寒いわけだから、放置しているのはかわいそうだ」
リクが薄暗い周囲を見て告げる。少しでも早い方がいいのは探すほうへの影響もあるからだ。
雷にラカを任せて一行は出かけた。
雷が入ったラカの家は一間の室内をパーテーションで区切って使う形だった。一人で暮らすのであればゆったりとして程よい大きさだろう。
フェレットがいた現場は入ってすぐの居間のようになっている場所。箱の脇には網と本が転がっている。
「……ラカさん……本はせめて椅子の上にでも置きませんか」
「そういえば転がったままですわ」
いそいそとラカは拾って椅子に載せた。
箱自体は頑丈だが、この上に網を置いて本を置いたとしても、下から押せばずれていくだろう。
「椅子の下とかベッドの下とか、棚と棚の隙間などは確認しましたか?」
「していませんわ」
「……しましょうね」
雷は一つ一つ確認する。隙間に動くものはないが、本やハンカチらしい布が発見された。
「これは……フェレットが運んだものですか?」
「あ、ありがとうございます」
この反応から、本とハンカチはしばらく行方不明だったようだ。
雷はフェレット来たら、この部屋のもの大半は行方をくらますんだろうなと生暖かい目で見つめる。
「ここにはいなさそうですね。あなたはここで待っていてくださいね。見つけて戻るにしても、あなたがいないと困りますから」
ラカ説得後、雷は仲間に連絡を入れる。
●家の周辺、狭
ヴォーイは聞き込みを行う。夜ということもあり、人通りがまばらになっていくため、時間との勝負だ。彼は自分のペットのフェレットを見せつつ問う。初めて見る人は「なんの生き物だ」という視線で動物を見る。
「夜分にごめんじゃん。これは猛獣でも雑魔でもないイタチの仲間の生き物じゃん。ラカちゃんが拾ったらしいんだけど、これの白いバージョンが逃げたんだ。だから、もし見かけたらラカちゃんや俺に教えてじゃん?」
通りすがりの人や、念のため近所の家の扉をたたいて尋ねたのだった。現在のところ情報が薄い。ただし、もふもふの生き物がいるところは教えてくれた。
リクは聞き込みをする。
「すみません。このくらいのイタチ系の生き物見なかった? 動物で、フェレットというんだ。そっか、ありがとう……もし見かけたら僕かラカに教えて。捕まえてもいいけれど、すばしっこかったり噛みついてくることもあるから無理はしなくていい」
幾人かに聞くがなかなか情報がない。下水につながる隙間があることを教えてもらえた。
木綿花は通りすがりの人に聞き、明かりがついている家にはノックをして尋ねる。一般的なフェレットらしい絵を描いて、見せることで何とか相手の記憶に呼びかける。
「はい、このような生き物です。結構、モフモフな生き物で、可愛いけれど、噛みついたりひっかいてくることもあります。小さいのでどこかに入り込むことも……ご存じありませんか? 逃げたのはつい先ほどと伺っています」
白ぽい生き物が走っていくのを見たという人はいた。猫かもしれないし、野良犬かもしれないため断定はしてこなかった。
マリィアはラカの家を中心に、家と家の間などの狭いところを重点的に見ていく。
「フェレ、フェレットぉ」
袋にナッツを入れ、振って音を立てる。灯火の水晶球で狭いところを照らす。
「高いところも登るらしいわね」
狭いところを見ると同時に、登れそうなところがあると上も見る。
明かりに照らされても特に何もない。
「それにしても……名前がないと、呼びかけるとき気持ちが入らないわね」
苦笑しつつ、しっかり見るべきところに目を向けた。
レイアは麻袋片手に家と家の間などを見ていく。LEDライトを使って、外に置いてある棚の下などを照らして覗き込む。
「明かりで逃げるということもありうるが、私が見えなくなる。そのあたりは臨機応変だな」
今のところ、明かりで逃げて行ったのは虎猫くらいだ。それは通路に入ってきたレイアを見た瞬間、硬直し、レイアが見つめている間に逃げて行った。
ここでハンターたちはトランシーバーで情報のやり取りをした。
そして、念のために下水を見るのと、広場で罠を仕掛けて待つのとしてみることとなったのだ。
●念のため、穴
集まったのは空き地となっている場所。ここに動物が集まっていることがあるというからだ。
「全員で地下を確認しますか? 人手が多い方がいいのは事実ですが、下りたという確証はありません」
木綿花が告げる。
「地上も探していたほうがいいでしょう。そこの更地に動物が集まりやすいんですよね」
雷が仲間からもらった情報から推測する。
「分担するじゃん。俺は地下に下りる」
「僕は罠を仕掛けて見張っておくよ」
リクは水筒と携帯ゲーム機と餌を手に罠を検討している。
「音がするのもだけど、餌で普通に釣ればいいんじゃないのかしら?」
「……なるほど」
マリィアの指摘にリクは餌を入れ、外で携帯ゲーム機で音を鳴らして罠とする。
「私も地上で探してみるわ」
ねこじゃらしを振り振りマリィアが言った。
「私はどちらでもいいぞ」
「なら私がしたに下りましょう。武器の小回りが利きそうですから」
レイアが残り、雷が地下に行く。
「私も下ります!」
「ということで決まりじゃん。何かあったら連絡すること」
一行は異口同音に了解を示した。
ヴォーイと雷、木綿花が地下に下りる。入口付近に目立つ足跡はないが、小動物が入れそうな隙間もあった。白い毛もあるが確証はない。
「これがラカちゃんのフェレットだったら大変じゃん」
「そうです! 早く探さないといけません」
ヴォーイと木綿花が慌てる。雷ももしそれがフェレットならばと急いで続いた。
暗い下水施設をまず明かりで照らす。何か動くものがあるか確認する。
雷が【超聴覚】が確認をすると生き物ぽい音を拾えた。
「……あちらですね」
三人は向かう。雷が前で木綿花を真ん中にして進む。
木綿花は明かりが強くならないように、シフォンストールで覆い光を抑えた。
「たぶんこちらですね……」
雷が指摘すると覚醒は解く。通路は真っ直ぐのようだ。
ヴォーイは神楽鈴を鳴らす。一方、木綿花はカサカサと紙袋を手でもむ。そして、二人が呼びかける。
賑やかな音に雷は苦笑する。フェレットなり、動物がいれば出てくるだろう。気になる音なのだ。
通路の途中にある、人間が膝をつかないと入れない高さの横道から何か出てきた。
動物に見えるが、明らかに大きさが違う。
「こっちにくるじゃん!」
「動物はいませんか?」
「あなたは周囲を見て、雑魔以外いないかチェックしてください」
木綿花は雷の指示にうなずいた、必要ならば動物は安全なところに保護しないとならない。戦闘のためにストールを外し明かりで前を照らす。
雷は前に出て、雑魔の状況を確認するとともに距離を詰める。ネズミぽいものだ。銃で攻撃はできるが、周りに動物がいた場合逃げられる可能性があるため拳で語るか蹴ることとなりそうだった。
ヴォーイは射程を詰めると【ファミリアアタック】で雑魔を攻撃する。
雑魔自体は近くにいる雷に向かうが、回避される。拳で攻撃され、続いたヴォーイの再度の攻撃によりその雑魔は霧散した。
「……念のため、こいつ来た方向見たほうがいいかな」
ヴォーイは明かりとともに覗き込む。通路の先は行き止まりで、何もなかった。
地上に残ったリクとレイア、マリィア。
リクは罠を仕掛けて、陰に隠れる。マスク「スターゲイザー」の暗視機能を使う。そのため、周囲で探すレイアとマリィアの明かりは要注意だ。
「匂いが先か、音が先か……」
空き地につながる道などをレイアとマリィアが分担して捜索する。建築資材もあるため、隠れられるところが多い。
「フェレット、こっちにいらっしゃい」
マリィアは音の鳴るボールを振る。石材の裏を見た。
「……白い猫ね……」
猫は「にゃあ」と言って立ち去った。
レイアは資材と資材の間を見ていく。水桶があり、それが転んでいる場所があった。土がぬかんでいる。
「足跡があればいいのだが……?」
猫とは違う足跡がある。猫より小さく、爪もあるようだ。
「マリィア、これはフェレットか!」
レイアは声をかけた。
トランシーバーで連絡を取り合い、資材置き場近辺を探すことにした。
罠をじっと見るリクは背後に気配を感じた。
「どうかしたのですか?」
「いや、なんだか……」
木綿花がその動きを見て尋ねる。リクからも彼女からも何かは見えていない。
「一旦動かないというのもありじゃん」
ヴォーイがリクの方に向かおうとするが止まる。
「ひょっとしたら餌に飛びついたのかしら」
「餌ってリクがか?」
マリィアの言葉にレイアが苦笑する。
「人懐っこいと、動かないヒトがいると寄ってくるかもしれないですね」
雷が解説した。
「つまり、僕はおとり……」
リクはピタッと止まり動かない。
囲むハンターも動かない。しかし、目と耳はしっかり動かす。
静寂がこの空き地に漂う。周りからの音がだけがする。
カツン。
「……いっ、たくはないけど……」
リクの足に噛みついたフェレットがいたが、噛みつけないため慌てて逃げる。
ハンターは一斉に動いた。
全員で突っ込めば負傷をまぬかれない勢いで、一点に向かう。寸前で止まると、慌てたフェレットが落ちていた麻袋に逃げ込んだ。
「捕まえたじゃん」
近くにいたヴォーイが入り口をふさぎ、モコモコ動く袋を掲げたのだった。
●捕獲後
無事に捕獲されたフェレットを見て、ラカの目がウルウルしている。あちこち入り込んで薄汚れたフェレットは口をもごもご動かしている。
「……なぜですの」
「それはさっき捕獲の後に上げました餌です」
木綿花はバックパックに入れるとき、本当は頭だけ出してあげようとしていた。そうすると逃げだすので、バックパックの口を閉めるしかなかった。少しでも気がまぎれるよう餌も与えていたのだった。
「さてと……材料はこれを使っていいのか? それならパパッとできそうじゃん……入り口はこうしてこんな感じで」
ケージのことに話が移り、ヴォーイが手早く動く。
「そのままだと可哀相です」
「ハンモックが好きと聞くじゃん。それを作る材料……あれば」
分業で作業をしていく。ハンモックの形状をヴォーイが教え、木綿花が作る。ヴォーイはケージを作る。
「本当はすぐに握りしめるのは警戒も芽生えるんですよ……」
「そうね……。慣れるまで二カ月はかかるらしいけど、頑張って。一緒に遊んであげればいいと思うわ」
雷とマリィアが助言をしていく。今回のために持ってきたおもちゃは進呈される。
「それはそうと洗って上げたほうがいいよ」
「ラカさん、水ではだめですよ。湯も人肌よりぬるめにしてあげたほうがいいです」
リクの指摘にラカが水に放り込むのではと、雷がすぐに注意する。
「僕が遊んでいるから、湯の準備してきていいよ」
リクが請け負う。餌を一心不乱に食べている姿を見ると、リクも平和な気分をかみしめることができた。
「……んっ……可愛いではないか……ラカが夢中になるのも、まあ……」
明るいところでゆっくり見られるため、観察していたレイアは思わずそわそわする。
「飼うなら名前つけてやるべきだと思うが、どうするんだ?」
レイアの問いかけに、ラカが「考えます」と答えたのだった。
そのあと、風呂を入れ、ケージができるまで、フェレットを飼う心得をラカは叩き込まれる。
「逃げたら帰ってこない……運が良かったのですわね」
新居に入ったフェレットを眺めてラカはほっと息を吐いたのだった。
木綿花の助言を受け、写真付きでポスターを作り、ハンターオフィスに張る。
仮の名前としてラカが付けたのは「モニ」ということがポスターから判明するのだった。
依頼結果
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フェレット捜査網控え室 ヴォーイ・スマシェストヴィエ(ka1613) 人間(クリムゾンウェスト)|27才|男性|霊闘士(ベルセルク) |
最終発言 2018/05/29 07:53:12 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/05/28 21:39:42 |