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【CF】クリスマスツリー運搬大作戦

マスター:cr

シナリオ形態
イベント
難易度
普通
オプション
参加費
500
参加制限
-
参加人数
1~25人
サポート
0~0人
報酬
普通
相談期間
5日
締切
2014/12/22 12:00
完成日
2014/12/30 13:26

みんなの思い出

思い出設定されたOMC商品がありません。

オープニング


「右が少し下がっていますね。ちょっと力を入れて持ち上げてください」
 森のなかでモア・プリマクラッセ(kz0066)の声が響く。相対するようにハンター達が集まっている。
 ただ集まっているだけではない。ハンター達全員で力を合わせて持っているのはモミの木。さすがに巨木、というまでは行かないが、それでもこれだけの人数が必要なそれなりに大きな木である。高さにして十数メートルといったところだろうか。


 ここ、クリムゾンウェストでもクリスマスは人々の暮らしに馴染んだ催しである。そこで行われるものにはクリムゾンウェストならではのものもあるが、リアルブルーでもよく知られたものもある。
 リアルブルーでも同じように行われている風習の代表格がクリスマスツリーである。モミの木に様々な飾り付けをして、それを飾る。そしてクリスマスツリーを飾るとなると当然モミの木が必要になってくる。
 そこで今回バロテッリ商会が請け負った仕事がモミの木の準備。モアは里山からモミの木を切り出し、それを運び出すことにした。ハンター達を集め、里山に入ってモミの木を切り倒す。それをハンター達の手で運んでいるわけである。


「もうすぐですよ。頑張ってください」
 モアの声とともに、森が途切れ開けた場所に出てくる。ここまでくればあと少しだ。開けた場所なら馬で運ぶことが出来る。だが、最後に大きな障害が待っていた。
「さて問題はここなのですが……どうやって運びましょう」
 今ハンター達が居るのは幅4メートルほどの道である。そしてその左右は急な坂になっている。この坂を下って少し行けばあとは馬に任せることが出来るのだが、問題はどうやってこの坂を下ろすか、ということだ。
 そして障害はそれだけではなかった。
「ゴブリン……ですか……」
 坂の下にはゴブリン、それも一匹や二匹ではない。十匹を軽く超える大所帯。多くは棍棒で武装しているが、中には手に弓や斧を持っている者もいる。おまけに狼が何匹か付いて来ている。
 こちらに向けられる悪意。ただでは通してくれないようだ。ならば――実力で排除しなければならない。

リプレイ本文


 悪意の数、計20。
 その場にいる誰もが、程なく戦いが始まることを予感していた。
「なかなか良いモミの木だな。これを飾れば、さぞ優美な事だろう」
 そう思いながら運搬に精を出していたディアドラ・ド・デイソルクス(ka0271)も、
「む、ゴブリン共か。まずはこれらを排除せねばならぬか」
 と、すかさず武器を構える。
「奴らにとって俺達が憎い敵であることは分かっているが、このタイミングか」
 ヴァイス(ka0364)もやれやれという感じで、武器を取り出す。
「マンマミーア! もう、何で絶妙なタイミングで出てくるかな~」
 そう愚痴っているのは、超級まりお(ka0824)。しかし、向けられる敵意に対して、やるべきことはひとつだ。
「本気で喧嘩売って来たようだし、買ってやるしかないよね」
 そして戦闘を察知したリュイ=ユウエル(ka3652)は、精霊に祈りを捧げた。
「この地を司る精霊よ。民を見守る祖霊よ。人々の幸せを守る為、どうかその御力をお授けくださいませ」
 その刹那、リュイの髪は薄紫に染まり、その唇は薔薇が咲いたように紅くなった。


「ヒアウィーゴー!!」
 まりおのその声が、戦闘開始の合図になった。マテリアルの力でスピードアップ。坂を一気に駆け降りる。
 ゴブリンたちはすかさず足元にある石を拾い、彼女めがけて投げつける。
 それをまりおはダッシュ、アンド大ジャンプ。高々と跳びあがり、ゴブリンという観客たちの注目を浴びた。
 そしてほぼ同じタイミングで、レイオス・アクアウォーカー(ka1990)が坂を駆ける。投げつけられる石を体を反らしてかわし、坂を半分ほど降りたところで、坂の下へ向けて手にした銃のトリガーを引く。軽快な音と共に発射される銃弾は、下でレイオスに石を投げつけてきたゴブリンに赤い花を咲かせた。

「生きる為とはいえ、難儀な事になった。もみの木の運搬だけかと思ったのだが、よもや戦闘とは」
 続いて坂を駆けたのは山田 勇三(ka3604)だ。ゴブリンたちの攻撃をかわしながら坂を駆け下り、一気に群れの中に飛び込んでいく。もちろんゴブリン達もただ突っ立っているわけでは無い。棍棒を振り回して迎撃しようとするが、山田のスピードの前に棍棒は空を切る。やがてむきになったのか、山田を追いかけまわすゴブリン達。結果、ゴブリン達の隊列は完全に乱された。
「だが、これも能力を持つ者の責務か。戦うとしよう」
 混乱したゴブリン達を見て、覚悟を固める山田。その手にはショートソードが握られていた。
 一方、敵はゴブリンだけではない。ゴブリンが引き連れてきた狼達が唸り声を上げ、体を低くして襲いかかろうとしている。
「うおー、オレサマが一番もふもふするんじゃーい!」
 だが、狼が動くより早く動いた者がいた。その姿は、熊耳が――正しくは熊耳型のカチューシャを付け、熊の様な丸い尻尾を付けていた。体中に色々な布を巻きつけたその姿はまるで熊のぬいぐるみだ。
 その熊のぬいぐるみ――エニグマ(ka3688)は狼に向かって坂を駆け下り、勢いを乗せて槍を突き出す。その槍を受けた狼は雄叫びとも悲鳴とも付かない声を上げ、吹き飛ばされていた。


 やがて他の者達も坂を降りる。ゴブリンや狼達も坂を登り始める。結果、坂の中腹あたりで敵味方入り混じっての戦いが始まった。
 ゴブリン達との最前線に立つのはディアドラだ。自分の体より大きな盾を構え、ゴブリンの正面に立つ。敵はこれを甘く見たのか、下卑た声を上げて手にした棍棒を何度も振り下ろすが、響くのはガキン、ガキンという金属への衝突音のみ。ディアドラの体には傷ひとつついていない。
「大王たるもの、この程度の雑魚にやられるわけがないな」
 ディアドラは自信たっぷりに言い放つ。そしてその言葉通りになっていた。
「わわ、敵さんいっぱい」
 一方大量の敵にルナ・レンフィールド(ka1565)は慌てふためきながらも、自分が何を出来るかを考えていた。そんな時、横を陽菜=A=カヤマ(ka3533)が駆け抜けていく。ならば迷うことはない。ルナは躊躇いなく呪文を詠唱する。すると陽菜の周りに緑色に輝く風が取り巻いた。
「突撃あるのみ! ですの!」
 風の加護を受けた陽菜は強く踏み込み、目に写ったゴブリンへ向け、手にした剣を振り下ろす。まるで剣道の面打ちの様な一撃はわずかに反れたが、うまくその刃をゴブリンの肩へ深く食い込ませた。
「みぃんな膾にしたるさかい、援護頼むわ、さっちん」
「木ぃ運ぶだけで報酬とか楽な仕事だなーと思ったけど、やっぱこーいう事になんのね」
 陽菜はすかさず双子の弟の皐月=A=カヤマ(ka3534)に声をかける。陽菜の言葉はいつの間にか関西弁に変わり、瞳の色も鮮やかな緑色に変わっていた。皐月はそれが何を意味するか分かる。つまり、陽菜が怒りで感情が昂ぶり、覚醒したのだ。ならば、姉が真っ先に突っ込むのも予想通りだ。
 皐月はやれやれといった感じでアサルトライフルを構える。照準の先には肩に姉の刃を食い込ませ動けないゴブリン。躊躇いなく皐月がトリガーを引くと、その頭が爆ぜた。
 その頃、陽菜に風の加護を与えたルナの元に、ロスヴィータ・ヴェルナー(ka2149)がやってきた。友達の顔を見つけ、互いに顔が少しほころぶ。だが、油断するわけには行かない。今は戦いの真っ最中なのだ。
「頑張ろうね!」
「……がんばりましょう」
 互いに声を掛け合うと、二人は向き直る。視線の先には唸り声を上げている狼達。その獣の前へまずロスヴィータがその身を踊らせた。狼はすかさず反応し、その口を大きく上げ彼女に飛びかかる。手にした小さな盾で受け止めるロスヴィータ。だが、盾の上から牙が飛び出し、ロスヴィータの肩に食い込む。
 だが、ロスヴィータはほんの僅かの躊躇を見せただけでひるまない。その身に牙が食い込んだまま、彼女は盾を押し込み神に祈りを捧げる。すると手にした杖に光が集まり、狼めがけて飛んでいった。
 光を浴びた狼は弾き飛ばされるようにロスヴィータから離れる。それとルナが呪文を唱え終えたのは同じタイミングだった。地面で跳ねた狼に鋭い風が吹く。その風は狼の体を包み、細かく切り刻んだ。


 人とゴブリンが混ざり合う戦場で、一体の影が飛び出した。手にした斧を振り回し、勇猛果敢にハンター達に突進してくる。身体も他のゴブリンに比べて一回り大きいように感じられる。恐らくゴブリン達のリーダー的な存在なのだろう。
「見た感じ、お前を自由にするのは危険だからな。一つ手合わせを頼むぜ!」
 一方、ハンター側からもヴァイスが躍り出る。その手には回転ノコギリの様な巨大な機械。その刃が音を立て回り始める。だがその凶悪な音にも斧ゴブリンはひるまない。全力で得物を振り上げると、ヴァイスめがけて振り下ろす。
 回転ノコギリ――リボルビングソーで受け止めるヴァイス。武器と武器がぶつかり合い、火花が飛ぶ。斧の刃はヴァイスの頬をかすめ、傷を付ける。
 その後ろでとんがり帽子をかぶった少女が杖を掲げた。するとヴァイスが光に包まれ、傷がふさがっていく。
「回復支援は有料ですよー、生き残ってしっかり、支払って下さいねー」
 少女の名は最上 風(ka0891)。祈りでヴァイスの傷を癒すと、そのまま祈りを継続する。するとヴァイスを包んだ光がそのまま淡く保たれる。全身を覆い防御力を強化する、プロテクションだ。
「長引かせると、ドンドン支払額が上がって行きますよー。ちゃちゃっと倒して下さいね」
「言われなくても!」
 再び切り結ぶヴァイスと斧ゴブリン。そのとき、タン、タン、と軽い破裂音が何度か響き、斧ゴブリンの体から血が噴き出した。
「おら、テメェの相手は俺様達だ!」
 声の主は鹿島 雲雀(ka3706)。手にしたオートマチックピストルからは硝煙が漂っている。雲雀はそのまま踏み込みつつ、銃をしまい同時に剣を抜く。細身の白い刀身がきらめく。
 雲雀の体もヴァイスと同じように淡い光に包まれている。
「この木の到着を心待ちにする人達がいるのでね。悪いが、そこを退いてもらおう」
 それはガブリエル=VIII(ka1198)が、風がヴァイスにしたのと同様に、雲雀にプロテクションをかけたからだ。支援を掛け終えたガブリエルはもう一度、手にした鈴を鳴らす。チャリン、という音と共に、黒い塊が手に集まっていく。光を通さない、影が固まったかのような塊。その塊は坂に沿って飛び、斧ゴブリンに一直線に向かう。ぶつかり、激しく揺れるゴブリンの体。
 そのチャンスを雲雀は見逃さない。レイピアを払い、脇を駆け抜ける。滑り落ちそうになるのを強く踏み込んでブレーキ、土煙を上げつつ体を捻る。そこにはヴァイスと雲雀に挟まれたゴブリンの姿があった。


 その頃、別の一角では赤い影が残像を残しながら動き回っていた。
「オイタが過ぎそうな12匹の通常ゴブリンズには覚悟してもらいましょーか」
 赤い影の正体はティラ・ンダイハ(ka2699)。脚にマテリアルを込め、坂を上に下にと駆けまわる。その素早い動きをゴブリン達は捕らえられない。
 やがて、ゴブリン達はバラバラになり、連携など取りようが無いくらいまで離れてしまった。
 その時、一帯に轟音がこだました。その音に驚いたのか、ゴブリン達は立ちすくむ。
 音の主はジオラ・L・スパーダ(ka2635)。ジオラのくびれた腹部から響き渡る裂帛の気合の声、それがゴブリン達を威圧する。
 二人の連携で動きが止まった時、呪文を詠唱する声が聞こえてきた。
 呪文を唱えていたのはヴィジェア=ダンディルディエン(ka3316)。ヴィーが呪文を完成させると、ジオラの太刀に、ティラの剣に赤い炎が纏わり付く。
 長身で抜群のスタイルの美女三人が、互いの行動を確認するようにアイコンタクト。そしてジオラは自らの太刀に祖霊の力を込める。黒漆が塗られ、美しい光沢を湛えた鞘から刀を抜き、一気に横に薙ぐ。炎が赤い尾を引き、ゴブリンの身体に真っ直ぐ一本の線が刻まれた。次の刹那、ゴブリンの身体は少しずつずれ落ち、上半身と下半身が永遠に分かれることとなった。


 一方、坂の上にまだ待機していたハンター達も居た。
「よっし! ここはいっちょ俺がひと肌脱いでやんよー!」
 坂の上でじっくりと戦況を確認していたのは春次 涼太(ka2765)。戦場の一番奥、坂が終わり平地になる部分に2匹のゴブリンが確認できる。その手には弓矢。ゴブリン達は弓矢を引き絞り、撃ちこむ先を探している。
 春次はそれを見てワンドを掲げ、精神を集中する。マテリアルを感じ、両手を突き出す。すると吹きすさぶ風。カマイタチと化した風の刃が坂を下ってゴブリン達に向かっていき――そして中腹で掻き消えた。どうもここからでは弓を持つゴブリンたちまで届かないようだ。
 ならば――。ゆっくりゆっくりと坂を下り始める春次。間合いを詰めていく。風がゴブリンを切り裂くまで。
 一方、坂の下のゴブリンと鏡写しになるように、弓を構えていたのはミオレスカ(ka3496)。
 少女は大きく深呼吸すると、息を止める。じっと弓の先端でゴブリンに狙いを定める。マテリアルが視界に回る。感覚が集中していく。
 その頃、坂の下にいた弓ゴブリンが坂を滑り落ちる春次に気づく。咄嗟に弓を返し、矢を放つ。
 坂の上にいるミオレスカは坂の下、矢を放ったゴブリン目掛け自らも矢を放つ。
 二本の矢が坂の中腹で交錯する。
 一本は春次の左腕に突き刺さる。強い衝撃、激しい痛み。だが、歯を食いしばってこらえ、坂を降りていく春次。
 一本は坂の下のゴブリンの腕に突き刺さる。次に放とうとしていた矢を取り落とし、慌てて拾い直すゴブリン。その腕には矢が刺さったままだ。

「……」
 その頃、モミの木の真ん中あたりで、ミリエル=フェリアンナ(ka3626)は震えていた。ミリエルは森から出てきたばかりのエルフである。初めての依頼で、モミの木を運ぶという内容に楽しいクリスマスと直結させていた彼女は、突如向けられた悪意と、始まった戦いに驚きと恐怖に捕らわれていた。
 そんなミリエルの側にリュイがやって来る。震えるミリエルを見たリュイは、優しく肩に手を乗せる。ミリエルは同じエルフのリュイを見て親近感を覚える。そして、心の中に湧き上がる、倒さねばという義務感。震えは止まった。恐怖はまだある。だが、今はやるべきことが有る。
 ミリエルは一つ頷くとバスタードソードを両手に握り、坂を滑り降りて行った。

「やれやれ、クリスマスでも雑魔が邪魔する世の中か……」
 ミリエルが坂を滑り降りて行った時、そこを交わるように駆け抜けたのは伊勢 渚(ka2038)。
「早いとこ一掃してチキンでも平らげたい所だな……」
 アサルトライフルを構え、坂を横に走りながら近くに居たゴブリン目掛けて銃弾を放っていく。流れるように撒き散らされる弾丸。それは時にゴブリンを捕らえ、時にゴブリンをかすめる。
 だが、当たらない銃弾も伊勢の狙いの一つ。現に顔の横をかすめた弾に、ゴブリンは驚き恐怖している。生まれる大きな隙。そして目の前には味方がいる。ならばどうなるか。考えるまでもない。
「さっさとやっつけてオレは一服入れたいぜ……」
 どういう光景が繰り広げられたのか、伊勢はそちらに目もくれず、そのまま駆け抜け銃弾を撒いていった。

 一方、ミリエルが向かう先、棍棒を持つゴブリン達とハンター達が入り混じった一帯。
「クリスマスにツリーは大切なのよっ!」
 少女の声とともに光弾が飛び、戦場の中心で炸裂する。まばゆい光が煌き、ゴブリン達は思わずその光の出処に目を向ける。その視線の先にいたのはアルナイル(ka0001)だった。
「シリィ、一緒に頑張ろうね。ツリーは守らなくっちゃ」
「仕事が終わったら僕たちもクリスマスの準備をしなくちゃね、アル」
 アルナイルがシリィと呼んだのは、シリウス(ka0043)。幼なじみの二人はゴブリン達が飛び出し、被害を出さない様に位置取りを考え、連携を取りつつ事態にあたっている。
 すると、坂の下の方に居たゴブリンが石を拾い上げ、アルナイルに投げつけようと振りかぶった。
「意地悪すると、僕、怒るよ」
 ゴブリンが石を投げるよりも早く、光るエネルギーの矢が一直線に飛ぶ。その矢はゴブリンの腹部を焼く。手からこぼれ落ちた石が坂を転がり落ちた。


 一方、狼達は坂を駆け上がる。四本の脚が地を蹴り、突進してくる狼達に正面からぶつかるように鮫島 群青(ka3095)が駆け下りる。
「いいぜ、タイマンも好きだが、乱戦も大好物だ」
 鮫島はそのまま手にした三叉槍を叩きつける様に、狼の鼻先に食らわせる。
 上から押しつぶされるような衝撃を受けた狼は、そのまま地面で跳ね、キャインと犬のような悲鳴を上げて吹き飛ばされる。坂の下には別の狼。二頭は巻き込まれるようにぶつかり、転がりながら坂を落ちていった。
 だが、残った狼が横から鮫島の腹目掛けかぶりつく。牙が腹部に突き刺さり、じわりと赤い染みが広がる。
「たかだか狼の牙で人喰鮫を食い破ろうたァ、甘ぇにも程があるぜ」
 しっかりと二本の脚で立ち、見得を切る様に構える鮫島。
「運が悪かったと思って、大人しくオレの餌になりなッ!」
 その声とともに、狼は弾き飛ばされた。

 その頃、そんな狼達をマテリアルを込めた瞳が見据えていた。
「邪魔な存在には、早々に退場していただきましょうか」
 瞳の持ち主はシルウィス・フェイカー(ka3492)。しっかりと弓を構え、引き絞って放つ。風を切って矢が飛び、狼の背中に突き刺さる。悲鳴を上げ、のたうち回る狼。
 しかし、狼達は止まらなかった。別の一頭が坂を走る。シルウィスが次の矢を構える間もなく、突進してきた狼は押し倒すように体当たり、そしてそのまま、牙を突き立てる。
 だが、傷を追ってもシルウィスもまた、止まらない。弓を手から離すと同時に、腰に下げていたナイフを抜くとそれを逆手に持つ。馬乗りになって来た狼の背中に手を回すと、そのまま突き立てた。
 狼の灰色の毛皮に血が広がる。シルウィスは狼を押しやると弓を拾い上げ、離れながら再び矢をつがえる。躊躇いなく放たれた矢は狼の首筋に突き刺さり、狼は横倒しに倒れていった。


「ただ木を運ぶだけかと退屈してたところだ。少しは楽しませてくれろよ!」
 間合いを詰め終えたレイオスはそのままレイピアを抜く。別のゴブリンに相対し、大きな踏込から、上段に構えたレイピアを振り下ろす。その剣の刃はしなり、ゴブリンの皮膚を切り裂いた。
 そのまま追撃しようとレイピアを引いたところで、脚に痛みが走る。レイオスが下に目をやると、そこには矢が刺さっていた。下からゴブリンが放ってきたのだろう。
 だが、ここで止まるわけには行かない。痛む脚をこらえ、レイピアを突き出す。風を斬り、唸る音と共に細い剣先はゴブリンの胸に突き刺さり、その息の根を止めた。

「ちょっと面倒な事になったけど、全部倒してもみの木運びを再開だ」
 一方美女三人組は華麗に舞っていた。ティラが注意を引いて隙を作り、ヴィジェアがウィンドスラッシュで牽制、それをジオラが叩く。だが、混戦は思いがけない一撃を生み出すことがある。
 ティラがひらりと宙を舞い、ゴブリンの注目を浴びたその瞬間、背後に立つ形になったゴブリンが着地した彼女目掛け思い切り棍棒を振り下ろした。
 鈍い音が鳴る。倒れるティラ。
 だが、他の者達が心配する前にティラが叫んだ。
「ジオラ!」
 ジオラはティラを助け起こす前に、太刀を振るう。ティラを殴りつけたゴブリンを一刀の元に切り捨て、そのままティラの元へ。
「大丈夫か?」
「この程度!」
 ティラは血を拭い、再びゴブリンに向かっていく。
「ティラさん、回復します!」
 そんなティラに声がかけられ、優しい光が包み込む。流れていた血が止まり、傷が癒やされていく。
 声の主はロスヴィータ。自らも狼との戦いで傷ついたが、それでもロスヴィータは止まれなかった。彼女は自分より先に傷ついた人を癒やした。かつて、自分がそうされたように。

 その頃、別の場所では陽菜とゴブリンがやりあっていた。何度も互いの剣と棍棒がぶつかり合う。千日手のように繰り返されるつばぜり合い。しかし、長時間の戦いで受けた疲労からか、それとも坂の角度故か、陽菜が足を滑らせた。そこに容赦なく振り下ろされる棍棒。
「いっつ! やってくれるやないの。鬱陶しいわぁ」
 痛みに顔をしかめるが、倒れない陽菜。そしてそのまま、前と同じように剣をふるう。それに対し、前と同じように受け止めようとするゴブリン。
 その時、陽菜はニヤリと笑った。柄に付いた補助の取っ手をひねる。すると刃の位置がずれ、剣だったそれは斧へと姿を変えた。
 剣だったものの刃先の軌道が変化し、ゴブリンが構えた棍棒を掻い潜って首筋に向かう。そして、斧となった刃はゴブリンの首を天高く刎ね上げた。


 一方坂の下で狼と相対していたのはエニグマ。彼が吹き飛ばした狼は体勢を立て直し、怒りを混ぜた唸り声をあげていた。
「オレサマがいくらプリティでラブリーなナイスガイだからって頭とか尻は齧らないでほしい! な!」
 とエニグマが言うが、狼が聞くわけが無い。そのまま狼は飛びかかる。
「ぐまー! まぁこうなるよね!!!!」
 とかぶりつかれるエニグマ。
「己が今成すべき事を成せ、か」
 その時、一つの人影が走ってきた。それは瞬間的に加速し、爆発的なスピードで駆け抜ける。その速度を乗せて切っ先がきらめき、のしかかっていた狼が弾き飛ばされた。
「そう言えば転移前に会社の部下に言った台詞だったな」
 その人影の正体は山田だ。仰向けに倒れているエニグマに手を差し伸べ、助け起こした。

 その頃、坂の上の方で戦場から飛び出した影があった。影は四足で地を捕らえ駆ける。戦線からこぼれ落ちた狼は、興奮に任せ暴れようとしていた。その先にはモミの木がある。
 だが、誰かが立ちはだかった。最後の砦として木の前に立ったのはリュイ。狼は勢いのままリュイにぶつかり、突破しようとする。大きく開けたその口がリュイの細腕を挟む。
「歪みを退ける力よ、この腕に具現したまえ!」
 痛みに顔をしかめながら、マテリアルを全身で活性化させるリュイ。彼女が噛み付かれていない方に持つ杖をもう片方の腕目掛け振り下ろす。噛み付いたままの狼の頭に、杖の先に付けられた宝石が食い込み、そのまま叩き潰した。


 上から見ると濃い部分と薄い部分が分かる。味方が多い場所か、敵が多い場所か。
「右に回ってください!」
 ルナは状況をつぶさに観察し、上から声をかける。
 しかし――人間の視野角には限界がある。360度を同時に見通すことは出来ない。
 ルナは気づいていなかった。背後に迫る石に。
「危ない!」
 近くに居たロスヴィータが声をかけるが時既に遅し。石がルナの頭に命中する。視界が暗転し、うずくまるルナ。
「ルナさん!」
 ロスヴィータがヒールを唱えようとするが、それより早く突進してくるゴブリン!手にした凶悪な鈍器でルナの命を奪おうとした時
「イーヤッフゥ!」
 空から赤いものが降ってきた。いや、まりおが軽い身のこなしで大きく飛び上がり、ゴブリンを踏みつけるように手にした刀で兜割り。頭を割られたゴブリンは、ルナの命を奪う前に自分の命が奪われていた。

 一旦危機を脱出し、安心して微笑み合うルナとロスヴィータ。その二人を見て、まりおも微笑みながら、次の場所へと飛び出していった。


 アルナイルとシリウス、幼なじみ二人は互いに互いを守るように立ち、周りにいる敵を攻撃していた。
 二人が作る円から光の弾と魔力の矢が飛び出し、次々と敵を貫いていく。
 だが、二人に向けて飛び込んでくる一つの影。
「アル!」
 とっさにシリウスがアルナイルをかばう。シリウスは杖を構え、ゴブリンの棍棒に応戦する。
 振り回し叩きつけた杖がゴブリンを押しかえすが、シリウスも只では済まなかった。腕ごと腹部を痛打された。ローブで隠れた腕は内出血を起こし青くなっていた。
「えいっ! 邪魔はさせないのよ」
 シリウスはアルナイルを襲ったゴブリンに怒りを込めて光弾を飛ばす。光は一瞬でゴブリンを焼き尽くす。
「大丈夫?」
「平気さ」
 アルナイルの問いにそうクールに返すシリウスだが、彼女は無視するようにヒールを唱えた。幼なじみがどうなったのか、目の前で見たのだ。何が起こっているかよく分かる。
 アルナイルのヒールを受け、腕の痛みが消えていくことをシリウスは感じていた。


「こりゃ削り甲斐があるなぁ、オイ」
 雲雀はレイピアにマテリアルを込め、強く背後から斧ゴブリン目掛けて突き出す。その刃先が膝裏を突き刺し、ゴブリンの体勢を崩したところへヴァイスの刃が迫る。ギリギリのところで斧で跳ね返したゴブリンの元へ、ガブリエルが迫る。作り上げられた一対三の状況。
 だが、その時、やけになったのか、突如ゴブリンはめくらめっぽう斧を振り回した。赤いものが空を舞う。
 咄嗟にいなした雲雀だったが、それでも深い傷を負った。いわんやガブリエルをや。苦痛に顔をしかめながら、しかしガブリエルは手にした鞭を振るう。ビシィッと鞭が叩きつけられ、二人を傷つけた斧が弾き飛ばされた。これでチェックメイト。
 あとは雲雀が再び力を込めてレイピアを突き出す。剣先がゴブリンの目に吸い込まれていったところで、ヴァイスが守りを捨ててすべての力をリボルビングソーに乗せ上から振り下ろす。激しい機械の駆動音と共に振り下ろし終わった時、斧ゴブリンは縦に二つに裂けていた。

 別の場所では残った数少ないゴブリンと、ミリエルは一対一の戦いを繰り広げていた。正面からの真っ向勝負。バスタードソードがゴブリンを傷つけ、棍棒がミリエルを痛めつける。
 一進一退の攻防。しかし、一瞬の隙を突かれ、横殴りに振るわれた棍棒がミリエルの頭を捉えた。
 大きくのけぞり、膝を付きそうになるミリエル。体勢が崩れたところで、追い打ちとばかりに棍棒を振り下ろそうとするゴブリン。迫り来る棍棒。
 しかしミリエルはハンターとしての矜持を持っていた。崩れた体勢から、膝に力を込める。バネを押して離した時のように、身体に込めた力がミリエルの体を伸び上がらせる。その力を乗せたバスタードソードの一撃が逆袈裟でゴブリンの体を切り裂いた。ミリエルが剣を振り上げきり、大きく呼吸している前で、ゴブリンはゆっくりと倒れていった。


 腕の傷が痛む。実際の戦いになれば、当然あり得る事態。しかし、春次はまだハンターというものを甘く見ていたのかもしれない。
 もう少し、あと数メートル降りれば自分の魔術の射程範囲だ。だが、それまでが遠い。
 そして、坂の下のゴブリンが矢を自分の方に向けてきた。ニタァと醜い笑顔を浮かべるゴブリン。
 思わず目をつぶった春次が耳にしたのは2発の銃声だった。
「向かってくる言うならしゃーないなぁ。死にたい奴から前に出ぇや、カモ撃ちやでぇ!」
 銃声の出処は坂の上、最初に春次が居た場所。そこにライフルを構えた皐月が居た。
 坂の下には、肩口に銃弾を浴びたゴブリン達。噴水のように血が噴き出している。
「ありがとう、兄ちゃん!」
 もう一度ワンドを掲げ、意識を集中する。再び風の刃と化したカマイタチが坂を沿うように飛び――そしてゴブリンを真っ二つにした。
 その時、唸りを上げて飛んできた矢がもう一帯のゴブリンの心臓を貫いた。悲鳴を上げる間もなくゴブリンは絶命する。
 肩で息をしているのはミオレスカ。手にした竪琴――の様に見える弓が奏でた音はゴブリンたちへの葬送曲になった。
 ゴブリン達は全滅した。ハンター達は勝利を収めたのだ。


 戦いが終わってもやることが有る。
「ありがとうございました……それで、ここからが本番なのですが……力を合わせて坂の下までモミの木を降ろさなければいけません」
 隠れていたモアが出てくる。彼女の言う通り、モミの木を下まで落とさなければいけない。
「手当てしますね」
 が、その前にロスヴィータが動く。テキパキと傷を負った者達に応急処置を施し、ヒールをかけて行く。
 そんな中、ミオレスカはモミの木を上から下まで丁寧に確認していた。肩にはロープ。
「何してるんだ?」
 そんなミオレスカにヴィジェアとジオラが声をかける。なおティラはロスヴィータに治療を受けている。
「ロープをかけようと」
「奇遇だな。あたしも同じことを考えていたんだ」
 という二人もロープを手にしている。
 そして早速ロープを結びつけようとした二人を、ミオレスカは止める。
「そのまま下ろすと枝が折れてしまいます。まず、角度を調整しないと」
「うん、大体わかったよ」
 と木の向こうから顔を出したのはルナ。
「それでどうすればいいんだ?」
「それは……」

「てっきり逃げると踏んでたんだがな。冬だから食う物がなかったから襲ってきたのか?」
 治療を終えたレイオスは、坂からゴブリンの死体を取り除いていた。周りを見れば、山田やエニグマ、それに陽菜も同じようにしている。
「で、あっちは何してるんだ?」
 視線の先では、力を合わせて木をゆっくりと回転させていた。根元の部分にロープを結びつけ、坂の向こう側で何人かが引っ張って止める。
「折角の綺麗な指に傷をつけさせる訳にはいかないよ。任せておくれ、お嬢さん」
 ガブリエルは手伝おうとしていたミリエルを制し、自分が動かそうとする。
 それに対し声をかけられた方のミリエルは、驚きからか震えて、そのままリュイの後ろに隠れた。
 どうもまだまだ人間には慣れていないようだ。

 しばらく時間はかかったが、木は90度回転した。木の先端が坂の下を向いている。
 ディアドラが布を敷き、シルウィスが指示を出す。
「せーのっ!」
 アルナイルの声とともに、反対側の坂でロープを握っていた者達が少しずつ緩めていく。
 すると木の先端が少しずつ、少しずつ下がっていった。
 やがて木は布を下に敷く形で坂の上に乗った。
 ここまでくれば後はもう少し。ハンター達は慎重に、引き続きロープを緩めていく。
 ズズッ、と木が下がるが、枝が折れる様子はない。
 なるほど、この角度で落とせば転がり落ちることはない。枝は転がる力には弱いが、滑り落ちる力には強くできているようだ。
 そのままゆっくりと滑り落ちていった木は、何事も無く坂の下にたどり着いた。
 ハンター達から歓声が上がる。
「頑張って担ぎますわよ!」
 陽菜の言う通り、ほんの少しだけ担いで運べば、そこにはモアが用意した馬が待っていた。モミの木に車輪が取り付けられ、馬が引いていく。

「こんなに大きなツリー、飾り付けが楽しみですわね♪」
 陽菜は運ばれていくモミの木を弟と共に眺めていた。
「これで、楽しい年の瀬が、迎えられますね」
 ミオレスカも微笑んでいる。
「コレだけ大きければ、きっとサンタさんもプレゼントをくれますね! 金目のモノとか!」
 と風は自分の欲望を全開にしているが、平常運転といったところか。
「さて、私達も帰りましょう。皆さんに報酬をお支払いしないといけませんからね」
 モアの言葉と共に、ハンター達が帰路につく。その時、空から白い物が降ってきた。どうやらホワイトクリスマスになりそうだ。
「ま白き景色に凛と立つ緑。どうかたくさんの笑顔という光で飾られますように」
 リュイはクリスマスに立つツリーを思い浮かべ、精霊に祈りを捧げるのであった。

依頼結果

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MVP一覧

  • 大王の鉄槌
    ディアドラ・ド・デイソルクスka0271

  •  ka0824

  • ガブリエル=VIIIka1198
  • システィーナのお友達
    ロスヴィータ・ヴェルナーka2149
  • ビューティー・ヴィラン
    ジオラ・L・スパーダka2635
  • 師岬の未来をつなぐ
    ミオレスカka3496
  • 最後の砦
    リュイ=ユウエルka3652

重体一覧

参加者一覧

  • 幸せ歌う双兎
    アルナイル(ka0001
    エルフ|13才|女性|聖導士
  • 世界爪弾く双兎
    シリウス(ka0043
    エルフ|13才|男性|魔術師
  • 大王の鉄槌
    ディアドラ・ド・デイソルクス(ka0271
    人間(紅)|12才|女性|闘狩人

  • ヴァイス・エリダヌス(ka0364
    人間(紅)|31才|男性|闘狩人

  •  (ka0824
    人間(蒼)|16才|女性|疾影士

  • 最上 風(ka0891
    人間(蒼)|10才|女性|聖導士

  • ガブリエル=VIII(ka1198
    人間(紅)|28才|女性|聖導士
  • 光森の奏者
    ルナ・レンフィールド(ka1565
    人間(紅)|16才|女性|魔術師
  • 王国騎士団“黒の騎士”
    レイオス・アクアウォーカー(ka1990
    人間(蒼)|20才|男性|闘狩人
  • 白煙の狙撃手
    伊勢 渚(ka2038
    人間(紅)|25才|男性|猟撃士
  • システィーナのお友達
    ロスヴィータ・ヴェルナー(ka2149
    人間(蒼)|15才|女性|聖導士
  • ビューティー・ヴィラン
    ジオラ・L・スパーダ(ka2635
    エルフ|24才|女性|霊闘士
  • レディチョッパー
    ティラ・ンダイハ(ka2699
    エルフ|20才|女性|疾影士
  • 目指せハーレムマスター
    春次 涼太(ka2765
    人間(蒼)|14才|男性|魔術師
  • 浪漫人・鮫
    鮫島 群青(ka3095
    人間(蒼)|30才|男性|霊闘士
  • アネゴ!
    ヴィジェア=ダンディルディエン(ka3316
    エルフ|28才|女性|魔術師
  • 平穏を望む白矢
    シルウィス・フェイカー(ka3492
    人間(紅)|28才|女性|猟撃士
  • 師岬の未来をつなぐ
    ミオレスカ(ka3496
    エルフ|18才|女性|猟撃士

  • 陽菜=A=カヤマ(ka3533
    人間(蒼)|15才|女性|闘狩人
  • 這い寄る毒
    皐月=A=カヤマ(ka3534
    人間(蒼)|15才|男性|猟撃士
  • 信念持ちしサラリーマン
    山田 勇三(ka3604
    人間(蒼)|57才|男性|疾影士
  • 幼さと強さと
    ミリエル=フェリアンナ(ka3626
    エルフ|18才|女性|闘狩人
  • 最後の砦
    リュイ=ユウエル(ka3652
    エルフ|24才|女性|聖導士
  • 《破天荒》な黒い熊
    エニグマ(ka3688
    ドワーフ|6才|男性|疾影士
  • 無類の猫好き
    鹿島 雲雀(ka3706
    人間(蒼)|18才|女性|闘狩人

サポート一覧

マテリアルリンク参加者一覧

依頼相談掲示板
アイコン 相談いたしましょう!
陽菜=A=カヤマ(ka3533
人間(リアルブルー)|15才|女性|闘狩人(エンフォーサー)
最終発言
2014/12/22 03:44:21
アイコン 【質問卓】教えてモアさん
ミオレスカ(ka3496
エルフ|18才|女性|猟撃士(イェーガー)
最終発言
2014/12/21 15:22:46
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2014/12/20 15:49:56