• 春郷祭1018

【春郷祭】美少年の伏せられたお仕事

マスター:奈華里

シナリオ形態
ショート
難易度
普通
オプション
  • relation
参加費
1,000
参加制限
-
参加人数
3~5人
サポート
0~0人
マテリアルリンク
報酬
普通
相談期間
6日
締切
2018/06/24 22:00
完成日
2018/07/06 04:12

このシナリオは3日間納期が延長されています。

みんなの思い出

思い出設定されたOMC商品がありません。

オープニング

 各地で催される春郷祭――今年は規模が縮小されてはいるものの、それでも人は集まり大盛況。
 新鮮な野菜が安く買える場合もあり、買う側としてはとても有り難い。売る側とてこの機会に地元の野菜を知って貰って、今後の販売につなげたいと躍起になっている。そんな祭りであるから小さな村ならばこの時期だけ人を雇う事も多々ある。野菜自体の運搬には力が必要だし、売り子は見栄えのいい若い子ならば尚いい。そこでこの時期は少なからずその手のバイトが増えるのであるが…。

『期間限定! 体力に自信のある少年大募集
 13~19才の顔に自信のある美男子なら尚大歓迎
 期間中は住込み三食保証/頑張り次第でボーナス有
 業務内容はとても簡単、今しかできない郷祭の為の裏方仕事 手軽にお小遣いが稼げるチャンス!
 二週間みっちり働いて貰えるなら更なる増額も ぜひご応募を下さい!』

「確かにこれは少し怪しい…気もするな」
 大通りから少しズレだ場所に張ってあった募集記事を見て熟練ハンターのバンデラが呟く。
 内容は郷祭の裏方仕事とあるが、それだけで詳しい内容は一切書かれていないからだ。
 しかも裏方なのに、なぜ『美少年』を希望しているのか。その辺に僅かな胡散臭さを感じる。 
「でしょでしょ、これはおかしいわよねっ。三食保証でこの給金って絶対ないもの」
 その横で相談主の夫人が言う。そこでバンデラは日給を確認すると、そこには破格の金額が記されている。
「なっ、たった六時間で3000Gだとッ!?」
 つまりは時給500G。これだけ見たら安い気がするが三食寝床付きとなると話は別だ。
「どうしたらいいの~。うちの子、応募して受かっちゃってるのに」
 夫人があわあわと言葉する。
「本当に健全なものならいいのだけれど、話に聞けば息子の友達は前やってどことなく綺麗になって帰って来たって…仕事で綺麗になるっとどういう事よ。どう考えたっておかし過ぎるッ。バンデラさん。どうにかできない?」
 夫人の言葉に困るバンデラ。潜入するにも年が三十を過ぎている彼ではそれも叶わない。かと言って強引なやり方でぶつかって真っ当な仕事であったならば、応募して働こうとしている少年達にも迷惑を掛かけてしまう。
「…と待てよ。今受かっていると言ったか。ならば子供に直接聞けばいいだろう」
 ふと原点に立ち返って、普通ならば面接時に本人も尋ねている筈ではと彼が問う。
「それが息子も教えてくれないのよ。業務規約とかで詳しい内容を話したら即首だって…それってますます変でしょう。郷祭の手伝いのバイトだって言うけど、まだうちの子十四歳で騙されてたらと思う…」
「うーむ…」
 秘密裏に進められる期間限定バイト…一体何をするのか、バンデラにも皆目見当がつかない。
 そこでとりあえずこの辺の郷祭を仕切っているという人物に会いに行ってみたが、どうにもそのチラシに見覚えがないとか。但し担当の名前はさておくとして、書かれている勤務先はここから少し先の小さな集落だとかで毎年果物を販売に来ているのだという。
「今、その村の奴はどこに?」
「さあねぇ。確か今年は不参加だったような…もしかして、何かあったのか?」
 質問しているのはこちらなのだが、逆に問われてバンデラも頭を抱える。
「そのバイト、いつからだ? 募集はまだやっているのか?」
 夫人に彼が尋ねる。
「確か来週からって聞いているわ。募集は終わってるみたいだけど…連絡付けばいけるかも」
 壁のチラシに書かれた連絡先を示して彼女が言う。
「仕方がない。この件は私の手に負えるものではないからオフィスに持ち込んで調査して貰おう」
 そうバンデラが決断して、春郷祭に一風変わった仕事依頼が発行されるのであった。

リプレイ本文

●誤認
『んあ?』
 ぽかんと開いた口が塞がらない。
 村を行く一人の若者の姿はそれ程珍しかった。何せ着流の着物に切れ長の眉、角刈りの金髪がまた目を引く。
 彼――ハンス・ラインフェルト(ka6750)はなぜこんなに視線を感じるのかと思いつつ、指定された場所へと急ぐ。
 指定された場所というのは勿論バイト募集に載っていた問い合わせ先。彼は皆とは別の角度から調査をするつもりでいるようだ。
「ここ…ですか」
 記載された場所は村の中にある集会所風のこじんまりとした建物だった。とてもじゃないが、皆が想像しているような事ができる場所ではない。ちなみに皆の推理では、やはり特別な接待というのが多い。
「あの、すみませんがここの方で?」
 そこでまずは傍を通りかかったいち村人に声をかけてみる。
 押し車には何やら荷物が乗っているようだが、布が被せてある為中が確認出来ない。
「えーと、どちら様…ちゅうか、あれか。バイトの件かぇ?」
 老人は彼の身なりを確認し尋ねる。
「え、まぁそうですね。私は直接という訳ではないのですが美形や力自慢を集めていると聞きまして、これは歌舞伎の稽古に違いないと。そこで是非お手伝いさせて頂きたいと思いやってきました」
 丁寧に会釈を添えて彼が言う。
「かぶき?……はて、何の事じゃて」
 老人が暫し考える。ここでまず大事なのはこの村が都会から離れているという事だろう。蒼の者ならば聞いた事くらいはあるだろうが、紅の東方に位置している訳でもないこの村では『歌舞伎』がどんなものなのか判らない。けれど、ハンスはそれに気付いていない。
(かぶき…そう言えば都会の者は何でも短くしてしまうと言うし…か=華、バイトの件っちゅーことは少年達を華に例えて、それを武器にするという事かのう?)
 老人がそんな結論に至る。がハンスはその間を自分を怪しんでの間だと捉えている。
(唐突過ぎ…でしたかね? しかし、熟考するという事は脈ありでしょうか)
 対峙する老人とハンス――互いの脳内で思考が駆け巡る。
「あぁ、成程のう。都会ではかぶきというのかもしれんのう」
 老人が笑顔で言う。
「おお、やはりそうでしたか。東方ではこの手の演劇を歌舞伎といいまして、女性役も勿論男性が行います。女性が演劇を行うと性的アピールが強過ぎて風紀が乱れるという話でしてね。いやぁ、こちらでも東方風の試みがなされるとは大変喜ばしい」
(はて、今度はえんげーじ、とな)
 彼の嬉々とした様子とは対照的に、老人は再びで首を傾げる。この老人、少しばかり耳が遠いらしい。
(ううむ…あちゃら言葉はよう解らんが、まあ確かにエンゲージ…つまり従事、携わるといえばエンゲージじゃろうて。いやしかし、もしかするとそもそもマリアージュと間違えておるとか?)
 村の者でも勘違いする事の多い言葉だ。あえて指摘せず、スルーする。
「まあ、確かに生娘のあの姿に若い頃は心躍ったもんじゃが、そのままでは何も変わらんからのう…今回は少年をという事になった訳で」
「ならばぜひ、私をお手伝いに加えて頂けませんか!」
 ずいっと前に出てハンスが言う。
「いや、しかし……といかんいかん。逆にそこまで知られているとは何たる不覚! こうしちゃおれん! 事を報告し、急がねばっ!」
 老人はそう言うと慌ててある方向に駆けて行く。
「あー…と、これは……さくらんぼ?」
 そこで残されたハンスが荷車を確認すれば、そこには収穫したばかりであろうさくらんぼが沢山乗せられていた。

●採用
『んな? 今度は紳士かえ』
 ハンスが来たのが午前中、それから数時間後の事。今度はGacrux(ka2726)一行がこの村に到着する。
 そして例によってさっきの集会所を訪れる。その頃には何名かの村人もその家に集っていた様で声をかければ中から人が顔を出す。
「突然の訪問失礼致します。私はこういう者なのですが、こちらのバイトの採用担当の方いらっしゃいますでしょうか?」
 山高帽にスーツ姿で伊達眼鏡までして、この暑いのに汗一つ見せず紳士に変装したGacruxが名刺を差し出す。
 ちなみに彼の後ろには三人の少年――設定としてはGacruxが職業斡旋者で残りの三名が求職者という訳だ。
「おりますけども、流石にもう…」
「まあ、そう言わずに会うだけでも。粒揃いの美少年をお連れしていますから…ねえ、皆さん」
 そこでにこやかな愛想笑いをして、後ろの少年達に挨拶を促す。
「オ…じゃなかった。私、レオナです。今家族が病気で…どうしてもお金が必要なんでよろしくお願いしますッ」
 金髪の長い髪を一つに束ねて、今日は動きやすいワークスーツでレオーネ・インヴェトーレ(ka1441)が可愛い系少年を演じる。
「僕は弓月・小太(ka4679)です。こ、こう見えて体力に自信はありますよぉっ。だからもしまだ人手が必要であれば雇って欲しいのですがぁ…」
 少し緊張しているのか、たどたどしい面持ちで小太も続く。
「こんにちは、ソラス(ka6581)と申します。応募に迷っていたら終了時期になってしまっていて…でも諦め切れずに、こういった形でお願いに上がりました。同盟住民として、何かお役に立てたら良いなと思っていますので、どうかご検討お願いします」
 最後はソラスがそう言って、三人を見た村人は目をぱちくり。
 確かに皆美形だった。しかも快活系に、健康系、おしとやか系と三人三様の美しさがある。
「わかった。遥々来ていただいたみたいだし、面接すんべ」
 奥にいた村人がそう言い、三人を中へと手招きする。一緒に入ろうとしたGacruxだったが、それは叶わず。
 何分極秘事項が多いからと言いくるめられて、入り口前で待たされる事となる。
(本当に一体何をするのやら…ひとまず彼らに『夜のにおい』はしませんでしたが、油断はできませんねぇ)
 至って長閑――外見は平凡な村であるが、こういう場所だからこそという意外性も無きにしもだ。
(ま、後は任せるしかないのですがねぇ)
 くいっと眼鏡を押し上げ、肩の力を抜く。あの反応から見て、面接はいけそうか。

「三人とも可愛いのぅ。小さな恋人にぴったりじゃ」
 一人が妙な事を口走りながら言う。
「それぞれ特技とかはあるのかな? あれば教えて欲しいんだけど」
 村人の中では一番若いだろう青年が代表して、彼らに尋ねる。
「私は…これでしょうか? カンテレと言います。他の楽器も弾けますよ」
 ソラスが持参したカンテレで早速軽く演奏し始める。
「僕はさっき言ったように体力だけは負けませんよ。多少の無茶なら大丈夫、お任せください!」
 お金が入用なのだという事も伝えて、小太は切にお願いする。
「えーと私は発明です。エンジニア目指してるんで、衣装はこんなだけど頑張っちゃうぞ♪」
 レオーネが茶目っ気増量。あざとくポニーテールを揺らす。
「んー、とりあえず皆合格で。但し、配属先を決めないとだからちょっと体力テストさせてくれるかな?」
 面接の後に体力テストとはなかなか変わった進行であるが、バイト要項にも体力面が取り上げられていたから仕方がない。皆その場に立ち上がって、何故か反復横跳びをさせられたり、荷物の入った木箱を運ぶ時間を計られたり。
 ますます謎を帯びてくる。そして、最後に言われた質問がこちら。
「一応の確認なんだけど、顔出し大丈夫な人はいるかな?」
 三人とも顔がいいからか、そんな事を尋ねてくる。 
 当然偽名を使っているレオーネは拒否しておいたが、残りの二人はOKサイン。
(顔出し聞くって事は、やっぱりモデルか何かか?)
 レオーネが心中で思案する。
(見目を気にする割に顔出し云々を聞くという事は、雇い主が囲っている線はなさそうですね)
 ソラスもそう判断して、無事三人は面接を通過しバイトに潜入する事となるのであった。

●現場の声
 だが、潜入には成功したものの三人の配属先は全くの別だった。
 そこで持参した魔導スマホが役に立つ。守秘義務を言う割に電話等の回収もなかったから有難い。そこで三人からの連絡を元に場外にいるハンスとGacruxが合流。情報を元に何が行われているのかを推理する。
「報告します。僕が従事しているのは終日瓶詰作業です。うっすら赤く、甘いような香りのする液体を慎重に瓶に詰めるそんな感じです。但し、詰める瓶と樽番号を間違えるとひどく怒られますが、それ以外は問題ないですね。あ、後目視検査も。変なものが入っていないかとか、瓶に詰めた後も時折くるくる回していたりしますね…あれ、何か意味があるのかなー」
 ソラスからの報告はそんな感じだ。きっと彼の容姿から持久力なさげと見なされたのかもしれない。
 その後も同じ仕事が続いているらしく至って普通だという。
「いや、しかし中身が気になりますね…もしかして、ヤバい薬とか」
 甘い香りに時折回す工程…沈殿してはまずいものがあるのか、あるいは溶けにくい素材なのか。まだ確信には至れない。そこで次に参考にしたのはレオーネの報告。彼ははばりばりの肉体労働を振られている。
「あーオレは瓶を木箱に詰めて運ぶ仕事だな。これ、全然顔関係ないと思うのはオレだけか? 後な、コルクの栓をするのもオレの仕事だ。一回力任せにぶっこんだら割っちまった。その時、中身がかかったが、特に変な刺激臭とか肌がただれたりとかはなかったぜ」
 ただれるどころか逆に滑りがよくなった気もしたとも聞いている。
 加えて、ソラスとレオーネのいる場所はとても近いらしかった。自由時間は出かける事は出来ないものの、宿舎は作業場の上にあり、そこの窓から隣りの建物が見え、そちらに互いの姿を見つけたらしい。共有スペースではカードゲームが盛り上がりを見せているとかで皆楽しげだという。
「只の考え過ごしだったのでしょうかね…? それとも化粧水でも作っているとか?」
 それなら香りのよさは納得だ。だが、少年である必要は?
「いやしかし、それがローションの様なものだとしたら」
「……」
 残りの選抜された少年達は商売に利用されていないとも限らない。
 現に小太だけは少し違った仕事をしているようだ。
「あの、どういう訳か今日は村の御婦人方に採寸を受けまして、何やら洋服を作ってくれるようです。後、そうなんか温泉にも駆り出されまして…ホントよく判んないのです」
 バイト一日目に小太から返ってきた報告だ。そして、その後の報告は以下の通り。
「小太です。今日は滝に打たれてきました。僕を含め十人位かな…どうやら僕、選ばれたらしいです」
「服が仮完成したらしく袖通しをしました。素朴な服でしたけど、何だろう…明日撮影らしいです」
「撮影終わりました。ふぅ~疲れた…ジッとしてるのは苦手です。明日から本番と聞きました、何が起こるのでしょう。変な事じゃないといいけどなぁ…」
 不安の混じった声…けれど、彼もハンターだ。自分の身は自分で守れる。
 それでも念の為、スマホを離すなと注意をしておいたが、その日緊急の着信はなく…。
「……今日はやっと肉体労働でした。大きな樽に入って滝に行ったメンバーでひたすら足踏み。決まりがあるらしくて歌まで覚えさせられて…板越しでしたが素足の作業。何だかこの仕事の意味が分かった気がします…が、コレって本来は女の子がするんじゃあ」
 と、ここまてくればもうお判りだろう。
「あー、何と言うか…当たらずとも遠からずだったって事かねぇ」
 ハンスが言葉する。
 歌舞伎も初めはそうだった。女が男を――それが禁止されてからは男が演じて…初めは男と言っても少年達だけだったとか。だが、こちらも風紀を乱すという事で禁止になり、今の形態に至る。つまり、今回のバイトもこれによく似た事が起こっていると考えられる。
「ソラスとレオーネ。作業の隙を狙って、その液体を少しだけ嘗めて見てくれませんかね?」
 Gacruxが二人にお願いする。
「それ、本当に大丈夫なんだよな?」
 そう不安がるレオーネだったが、二人の推理を信じぺろりと舐めた感想は――。
「これって…ワインか?」

●実態
 二週間のバイトの三分の一過ぎた辺りで実態が明らかになり、バイトはそのまま終りまで継続となった。
 何故なら、バイト自体に親御さんが危惧していた部分は見当たらなかったからだ。しいて言えば、アルコール飲料を子供に作らせるのはどうなのかという点。が紅の世界では地方によっても飲酒年齢が異なる事もありグレーゾーンなのだろう。
「いや~一時はどうなるかと思いました」
 仕事を無事終えて戻ってきた小太が言う。
「もう駄目、オレ腕ぱんぱんだぜ」
 そう言うのはレオーネだ。
 なぜここまで極秘だったかと言えば、やはり『少年』が醸造する事を売りにした特別なものだったから。他の村では前例がなく、一番乗りで売り出せばその手のファンが付くだろうとこの村の者達は考えていたらしい。その為、人集めにもなけなしの資金で大盤振る舞いの求人を打ち出したそうな。
「まさかそんな騒ぎになっとったとは…しかし、健全安全じゃて」
 念の為、オフィスを通して村の製造担当の方にも注意が行ったらしい。
 以後はちゃんと内容等掲載の上、募集広告にも許可がいる事を念押ししておく。
「と、そういえば去年もワインを?」
 ソラスが改めて村人に尋ねる。
「勿論じゃ。しかし去年のはまだ少し熟成が足らんようで秋まで保留。今年のは来年に出せるよう調合を変えておるがの」
 ワインの醸造期間はそれぞれ違う。
 早ければ数か月というのもあるらしいが、樽で作っているならば最低でも一年は必要なのだろう。
「だから存在自体がまだ謎だった訳ですね…ワインが世に出ていれば自ずとバイト内容も判った筈ですし」
 普通の格好に戻ったGacruxが納得する。
「ちなみに何ワインですか?」
「ふふん、聞いて驚け! サクランボのワインじゃよ。その名も小さな恋人…どうじゃ、ええじゃろう?」
 老人が言うと少し変な意味にとられ兼ねないが、この小さな恋人というのはさくらんぼの花言葉だそうだ。ちなみにサクランボは美容効果があるらしく、食事にも出ていたそれを摂取により少年達の肌がツルツルになっていたと推測される。
「はぁ、何もかも思わせ振りだな…まあ、嫌いじゃないけど」
 レオーネが言う。ともあれ少年達は割のいい給金を貰い、今頃ホクホクだろう。
 ちなみにだが、バイトをしたハンター達の給金についてはオフィスから調査費が出ている事もあり、村側に返還されたとか。内容自体は思うものではなかったかもしれないが、それでもそれぞれにいい体験になったかもしれない。
(あ、そういえば、あの撮影って何だったんだろう?)
 小太が帰路の途中、ふと思い出す。
 そんな彼が超絶美化されて描かれた自分のワインラベルを目にし、赤面する羽目になるのはこれより一年後の事であった。

依頼結果

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MVP一覧

  • 知るは楽しみなり
    ソラスka6581

重体一覧

参加者一覧

  • 魔導アーマー共同開発者
    レオーネ・インヴェトーレ(ka1441
    人間(紅)|15才|男性|機導師
  • 見極めし黒曜の瞳
    Gacrux(ka2726
    人間(紅)|25才|男性|闘狩人
  • 百年目の運命の人
    弓月・小太(ka4679
    人間(紅)|10才|男性|猟撃士
  • 知るは楽しみなり
    ソラス(ka6581
    エルフ|20才|男性|魔術師
  • 変わらぬ変わり者
    ハンス・ラインフェルト(ka6750
    人間(蒼)|21才|男性|舞刀士

サポート一覧

マテリアルリンク参加者一覧

依頼相談掲示板
アイコン 【相談卓】
Gacrux(ka2726
人間(クリムゾンウェスト)|25才|男性|闘狩人(エンフォーサー)
最終発言
2018/06/24 20:34:55
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2018/06/20 12:16:03