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【CF】紅の世界のクリスマス

マスター:猫又ものと

シナリオ形態
イベント
難易度
易しい
オプション
参加費
500
参加制限
-
参加人数
1~25人
サポート
0~0人
報酬
普通
相談期間
5日
締切
2018/12/05 19:00
完成日
2018/12/23 15:26

このシナリオは5日間納期が延長されています。

みんなの思い出? もっと見る

栗山チオ

オープニング

●クリスマスの思い出
「……ジャン様。お休みになられないとお身体に障りますよ」
「そう言うな、ユーキ。今日はトモネからクリスマスプレゼントを貰って気分が良いのだ。……ほら見ろ、良く描けているだろう。将来は画家になるかもしれんなぁ」
 気遣う側近に誇らしげに手元の紙を見せるジャン・ムーンリーフ。
 拙い絵。その下には『だいすきなおとうさま』と書かれていて……ユーキ・ソリアーノもふと頬が緩む。
 ジャンは深くため息をつくと、手元のに目線を落とした。
「……ユーキ。私はあとどれくらい生きられるだろうか」
「………」
 言葉に詰まるユーキ。
 ――ジャンは末期の癌だ。春まで持てば良い方だと言われている。
 本人に明確な余命は知らせていないが……聡明なこの方のことだ。自分に時間が残されていないことは覚っているだろう。
「私は、トモネが成人するまで生きていたい……あの子の花嫁姿が見たい。ユーキ。例の手術の手配を頼みたい」
「ジャン様……」
「そんな顔をするな。私がタダでは転ばないのお前も良く知っているだろう。……万が一の時は、財団とトモネを頼んだぞ」
「……かしこまりました」

 ――いつかのクリスマス。先代総帥との約束。
 ジャン様。貴方の汚名をそそぎ、地獄へと持っていくつもりが、私は生き残ってしまいました。
 ……アスガルドの子供達。
 何の罪もない彼らを強化人間にした罪は、財団と、この私にある。
 彼らの未来を奪った罪はあまりにも深く、償いようがない。
 あの方には、傍にいて欲しいと請われたけれど。
 私は……。


●約束の日
 その日。崑崙にいるトモネ・ムーンリーフはいつもより早めに仕事を終えて私室に戻った。
 ――明日は約束の日だ。
 早く準備を終えて寝ないと……皆に疲れた顔を見せる訳にはいかない。
 トモネはニダヴェリールの整備を指揮したり、目を覚ましたアスガルドの子供達の様子を聞き、適切な処置を依頼したりと日々業務に追われて寝る暇もないほどだったが……約束の日がもうすぐだと思えば頑張れた。
 そう。約束……。ユーキやアスガルドの子供達と一緒に、クリムゾンウェストのリゼリオで聖輝節を祝うのだ。

 ――ユーキは先日の事件以来、罪人として身柄を拘束されている。
 まだ細かい取り調べは残っている為、釈放という訳にはいかないが……事情聴取に積極的に応じていること、逃亡の危険性も少ないことから、ハンターを監視として同行させる、ということを条件にリゼリオのイベントへの参加を許可されていた。

 それから……アスガルドの子供達。
 彼らは、崑崙へと移送された暫くの後、意識を取り戻した。
 目が覚めてみたら突然月だと言われて驚く子供。
 暴走していた影響か、記憶が混乱している子供。
 リアルブルーに戻れないと知って嘆く子供と反応は様々だったが……トモネと医療スタッフ達の尽力でここのところは落ち着いており、クリスマスの前にはハンターシステムで精霊と契約を済ませる手筈となっている。
 色々なことがあって沈んでいた子供達も、クリスマスという響きに浮足立っていると聞いた。
 あの子達に、しなくていい苦労をさせてしまった。せめて、楽しんでもらえたら良いと思う。

 聖輝節はリアルブルーで言うところのクリスマスのようなお祭りだと聞いている。
 皆にプレゼントを用意しないといけないだろうか……。
 ベッドに入り、寝返りを打つトモネ。
 ――楽しみ過ぎて目が冴えてしまい、なかなか眠れそうになかった。


●子供達の様子
「杏、どうしたんだよ。聖輝節楽しみじゃないの?」
「そりゃ勿論楽しみよ。……でも、いいのかなって」
「何が?」
 浮かない顔をしている杏を覗き込むランディ。杏は仲間達の顔を見渡す。
「……良く覚えてないけど、私達やったらダメなことしたのよね。戦ったけどリアルブルーも守れなかった。謝らないといけないんじゃないかな……」
「それはそうだけど……」
「誰にどうやって謝ったらいいのかな……」
「トモネ様に聞いてみる……?」
 顔を見合わせるランディとマルコス、ユニス。
 その向こうで、ニーナの叫び声が聞こえた。
「やだやだー! リアルブルーに帰るーー!! ままーーー!!」


●紅の世界のクリスマス
「……という訳ですね。皆さん、僕と一緒にリゼリオに来るトモネ様の護衛とユーキさんの監視をお願いできませんか」
 そう切り出したレギ(kz0229)に目を瞬かせるハンター達。
 ユーキは捕縛されているはずなのに何故監視が必要なのかという顔をしている彼らに、レギが説明を続ける。
「ユーキさん、ハンターさんの監視が条件で、外出を許可されたそうなんですよ。そういう訳なんで、一緒にリゼリオの聖輝節を回ってあげて欲しいんです」
「ああ、そういうことか……」
「そうそう。レギに聞きたいことがあったのよ。アスガルドの子供達はどうしているか聞いている?」
「ハイ。その件なんですが、今回はアスガルドの子供達もリゼリオに来るんですよ!」
「えっ。マジか!! もう動けるのか!?」
「ええ。良かったら彼らにクリムゾンウェストを案内してあげて貰えませんか? 目が覚めて初めてのことばかりで戸惑っているようなので」
 レギの言葉に胸を撫で下ろすハンター達。
 子供達の月への輸送は成功したと聞いてはいたが、その後がずっと気になっていたのだ。
 今回会えるということなら、こんなに嬉しいことはない。
「あ。そうそう。僕もクリムゾンウェスト初めてなので、どなたか案内して戴けませんか?」
「ん? それなら俺が案内しようか」
「……できればステキなレディの方がいいんですけど」
 イェルズ・オイマト(kz0143)のとレギのやり取りに噴き出すハンター達。
 彼らはどこに案内しようかと考えながら、トモネや子供達を迎える準備を始めた。

リプレイ本文

「今日は付き合ってくれてありがとうね」
「……いや、構わない」
「でもオイマト族は今、冬支度で忙しい時期なんじゃないの?」
「冬支度はもう終わって……今は年越しの準備をしている……」
「へえ。オイマト族は年越しに何かするの?」
「……ああ。簡単だが宴をする。……イスフェリアも今度来るといい」
「うん。ありがとう」
 バタルトゥ・オイマト(kz0023)と共にアスガルドの子供達を先導するイスフェリア(ka2088)。
 子供達が孤児と聞いて他人事とは思えなかった彼女は、案内役としてバタルトゥを誘った。
 イスフェリア自身も孤児だったけれど、ハンターになったおかげで、オイマト族の面々に出会えて、沢山の幸せを貰った。
 だから皆にもステキな思いをして貰えたらと思ったのと……何よりバタルトゥは族長で落ち着きがあるから、子供達もパパ代わりに甘えられるかな、と思ったのだが。
 当の子供達はイスフェリアには寄って来るが、バタルトゥを遠巻きに見ているだけだ。
 彼女は慣れている為すっかり失念していたが、族長は笑いもしない上に見た目が怖い。
 子供が親しくするにはちょっとハードルが高かったかもしれない。
「この人、見た目ちょっと怖いけど優しい人なんだよ」
「いやー。それお子様にはハードル高くね?」
 苦笑するトリプルJ(ka6653)に小首を傾げるイスフェリア。彼女は思い出したように手にした紙を子供達に配り始める。
「あ、皆。これ観光マップね。行ってみたい場所があったら教えて」
「へー。良く出来てるな」
「うん。シアーシャさんが用意してくれたの」
 手元の地図を覗き込んで言う玄武坂 光(ka4537)に頷くイスフェリア。シアーシャ(ka2507)が作ったという地図はカラフルで子供達にも分かりやすく描かれていた。
「はい、皆こんにちはー! 今日は皆に、俺からプレゼントがあるよー☆」
 ミニスカサンタ姿のジュード・エアハート(ka0410)。
 リゼリオのお菓子屋さん『極楽鳥』の可愛い店長さんモードの彼は、輝く笑顔でお手製のお菓子を配る。
「わあ……! すごい。美味しそう」
「ボクこのお姉さん知ってる! アスガルドでお菓子作り教えてくれた先生だ!」
「覚えててくれたの? 嬉しいなあ! よし! 今日は皆を案内しちゃうよ! 向こうに大きなツリーがあったよね! 行ってみよっか!」
「やったー!! トモネ様も行こう!」
「オイこら! 迷子になんぞー!!」
 ジュードとトモネの手を引いて走り出す子供の背に声をかけるトリプルJ。
 ランディとマルコスの元気がない様子に首を傾げる。
「どうした? 楽しくねえか?」
「ん……。杏がね。僕達、皆に悪い事しちゃったから謝った方がいいって」
「……まだ皆に謝ってないのに、遊んじゃっていいのかなーって……」
「……違うです! 謝らないといけないのは僕の方です!!」
 思わず割って入ってからハッとするアルマ・A・エインズワース(ka4901)。
 彼に縋るような目線を向けられ、ヴェルナー・ブロスフェルト(kz0032)は肩を竦める。
「そこまで言ったんですから私は不要でしょうに……このお兄さんが貴方達に言いたい事があるそうですよ」
「わぅぅ……」
 ヴェルナーの声に耳をショボーンと下げるアルマ。
 こちらを驚きの表情で見ている子供達に向かって頭を下げる。
「……僕、君達の事殺そうとしたです」
 暴走した強化人間の子供達。
 どうせ助けられないなら、自分の手を汚せば苦しめずに終わらせられると思った。
 ――でも。理由はどうあれ、彼らの命を奪おうとした事実は消せないから。
「僕、すごく悪い子だったです。ごめんなさいです……」
「ううん。お兄さんは俺達を助けようとしてくれたんだよね」
「……戦いに出たら命がけだって、習ってたから。皆分かってたとおもうよ」
「謝らなきゃならないのは俺達大人の方だと思うぜ。お前達みたいなちびっこを戦いに送り出しちまったんだからな」
「そうだなあ。俺はあんまり頭良くねぇから何て言ったらいいかわかんねぇが……お前達とこうしてまた話が出来るようになった事は嬉しい限りだよ」
 トリプルJの言葉を継ぐ光。
 マルコスとランディは顔を見合わせると、困ったように笑う。
「それは……うん。俺も光さんやお兄さん達とまたお話出来て嬉しい」
「僕も!!」
「はは。そっか」
「でも、これから俺達何すればいいのかなぁ」
「トモネ様は今まで通りでいいっていうけど……」
 2人の言葉に水を打ったように静かになる子供達。
 ――皆、これまでの事もよく解らないまま、全然知らない所に連れて来られたのだ。
 不安に思わない訳がない。
 ジュードは足を止めて、子供達の頭を順番に撫でる。
「……皆不安だよね。でもね、大丈夫。俺、君達の事見守ってるから。君達が怖い思いしないように、頑張るからね」
「そうです! ハンター登録するです。ちなみに僕は機導師で、ヴェルナーさんは疾影士です!」
「そうだな。これからは選べるんだ、お前達自身が進む道を。……これからの事はまた考えればいい」
「おう。困ったら兄ちゃん達に相談しな?」
「うん! 俺も相談に乗っちゃう! 焦らなくていいから、何かしたい事があったら教えてね」
「……ありがと。ねえねえ、ハンターってどんな事が出来るの?」
「強化人間とどう違うのかな?」
 アルマと光、トリプルJとジュード……最前線で戦ってきたハンター達の心強い言葉に目を輝かせる子供達。
 矢継ぎ早に質問を浴びせる彼らを、シェリル・マイヤーズ(ka0509)は少し離れた場所から見つめていた。
 自分が、子供達と一緒にいていいのか分からない。
 ――そう。私は、この子達の仲間を迷わず殺した。
 それが、必要だと思ったから。後悔はない。
 でも、胸の痛みは拭い去る事は出来なくて……。
 仕方のない事だと割り切ればいいのかもしれない。
 それが出来ない自分は弱いと思う。
 このままでいいのか、分からないけれど。
 子供達の笑顔を見ると、ちょっと安心する――。
 ルシオ・セレステ(ka0673)は、杏とユニスを見るなり駆け寄って、2人をぎゅっと抱き寄せる。
「わぷっ。ルシオ先生?」
「……どうしたの?」
「ああ、すまない。また君達と会えて、嬉しくなってしまってね」
「ごめんなさい、先生」
「……沢山心配かけたよね」
「君達が謝る事はない。苦しかっただろうに……生き延びてくれてありがとう」
「ううん、ルシオ先生。私達は悪い事をしたんでしょう?」
「……皆に謝らなきゃ」
「……物事の善悪を決めるのはとても難しいんだ。良かれと思ってした事が、後に罪だと言われる事もあるんだよ」
 そういわれても納得出来ないのか、顔を曇らせたままの杏とユニス。ルシオは2人の髪を撫でながら続ける。
「謝るというのは、言葉でする必要はないんだよ。例えばそうだね、お手伝いをしたり、困ってる人を助けたり……そういう事をしてもいいんだ」
「それで謝った事になるの?」
「……良かった。それならわたし達にも出来そう」
「そうだね。その時は私も手伝うよ。今日は難しい事を考えずに、楽しい事をしよう」
「いいのかな」
「……実は、お祭り楽しみなの……」
「さあ、案内しよう。君達に何を見せようか」
「ねえ、先生! 私、先生のお歌聞きたい!」
「……わたしも」
 両手にそれぞれの手を取って歩き出すルシオ。子供らしく甘えて来る杏とユニスに目を細める。


「ニーナ? お顔を上げて頂戴。それだとお話出来ないわ」
「やだもん」
 ニーナの反応にため息を漏らすフィルメリア・クリスティア(ka3380)。
 ずっと俯いている少女の顔をそっと覗き込む。
「……何がそんなに嫌なのかしら。ママにお話しできる?」
「……もうアスガルドに帰れないって。やだよ。帰りたい」
「あら。帰れないなんて誰が言ったのかしら?」
「……ちがうの?」
「今はちょっと理由があって……貴方の故郷を守る為に、お休みして貰っているの。消えた訳ではないのよ。アスガルドに戻れるようになるまで、ママがニーナのお傍にいるわ。それではダメかしら」
「……フィルメリアままはわたしが嫌いじゃないの?」
「どうして?」
「だってわたし、フィルメリアままにお怪我させたよ。だから、嫌われたちゃったと……思って……」
 大きな目に涙を浮かべるニーナ。
 ……ああ、この子は。自分を傷つけた事を覚えていて、ずっと気に病んでいたのだ。
 この子が悪い訳じゃない。苦しむ必要なんてなかったのに……。
 フィルメリアはニーナを抱き上げると、そのまま強く抱きしめる。
「……気にしなくて良かったのに。優しい子。私は貴女が大好きよ」
「本当……?」
「ええ。ニーナが起きるのをずっと待っていたのよ。……良かったわ、本当に」
「ごめんなさい、まま……」
 フィルメリアの首に縋りつき、わんわんと泣くニーナ。
 それから彼女は、ママから離れようとはしなかった。


「場所提供して貰って助かったぜ」
「ううん! こちらこそすごく助かるよ! ここにあるものは好きに使っていいからね!」
「おう、サンキュ」
 ネルフィルターをセットしながら言うカイン・A・A・マッコール(ka5336)に、動き回りながら答えるリューリ・ハルマ(ka0502)。
 リューリが店主を務めるカフェ『月待猫』はアスガルドの子供達の立ち寄り地として提供した為、朝からずっと入れ替わり立ち替わり子供達がひっきりなしにやって来ていた。
 コーヒーを提供する場所を探していたカインにとっては渡りに船。
 手慣れた様子でコーヒーを抽出する彼の動きに、子供達の目が釘付けになっていた。
「良い匂いー」
「お。この匂いの良さが分かるのか? お前達通だな」
「えへへ。それ飲んでみたいなー」
「僕もー!」
「ん……。このままじゃお子様にはちょっとキツイかね。ちょっと待ってろ」
 そういい、温めたミルクを泡立てるカイン。
 ミルク多めのカフェオレに、しっかりと泡立てたミルクフォームを盛り、チョコレートで顔を描いて……カップの上に可愛らしいシロクマが現れたのを見て、子供達から黄色い歓声が上がる。
「すごーい!」
「他の動物も出来る!?」
「私も飲みたーい!」
「へいへい。順番なー」
 ドサクサに紛れて挙手をしたリューリにくつりと笑うカイン。
 実に楽しそうに、次々とコーヒーを淹れていく。
 その横では、アルスレーテ・フュラー(ka6148)がすごい勢いでツナサンドを作成していた。
 勿論、子供達が来る前にある程度用意はしていた。
 リューリもほうれん草のカネロニとローストチキンを作ったし、ケーキも焼いた。
 カインもピザを焼いてくれたし、ジュードやシアーシャも差し入れとして沢山のお菓子を置いていってくれたのだが……。
 食べ盛りの子供達の胃袋は底なしらしい。リューリとアルスレーテ、カインがフル稼働で動いていてもまだ足りない様子だった。
「お待たせー! はい! アルト運んでー!」
「はいはーい」
 言われるままに、ツナサンドをお盆に乗せて運ぶアルト・ヴァレンティーニ(ka3109)。
 リューリとアルスレーテが料理に追われているという事は、自動的に給仕は自分の担当となる。
 それはある程度覚悟していたが……。そう。カフェ『月待猫』の制服は評判になるくらいには可愛らしい制服なのだ。
 その上、ミニスカートと来ている。
 無防備な足にやたらと視線を感じて振り返ると、レギ(kz0229)が満面の笑み……否、これは鼻の下が伸びているというべきだろう……の表情でこちらを見つめていた。
「あのさ。つかぬ事聞くけど君は何やってるのかな」
「いやぁ。僕のお姫様は足が綺麗だなー、ミニスカート似合うなーと思いまして」
「そうでしょう! 可愛いアルトちゃんをレギ君に見せられて嬉しいな」
「うーん。これは是非、この素晴らしい光景を写真に……」
「……!!? 何カメラ構えてんのさ! 撮るな馬鹿!!!」
 にこにこと笑うリューリ。ギャーギャーとやり合っているレギとアルトを、アルスレーテが手を動かしながら眺めていた。
「相変わらず仲良しねー」
「レギ君もこっちの世界に来た事だし、これからもっと楽しくなりそうだよね」
「そうね。セトのお墓は作ったんでしたっけ? あの子連れて行ってあげた方がいいんじゃない」
「うん。そう私もそう思ってたの。今度機会があったら、皆で一緒に行こうよ」
 チキンを切り分けながら言うリューリにそうね、と頷くアルスレーテ。
 アルトが思い出したように口を開く。
「そういえば、レギ君はもう精霊と契約したのか?」
「これからです。何の職がいいか悩んでしまって」
「君、銃が得意なんだろう? そっちを活かすのも手なんじゃないか?」
「あー。成程……。そうすればアルトさんを支援できますかね」
「色々決めて、精霊と契約したら教えてくれ。君に渡したいものがあるんだ」
「あっ。伝説の武器とかですか? 婚約指輪は僕が用意しますからね!」
「……は? 君は何を言っているの??」
「……ったく。うちの彼なんてうちのクソババアに子供の世話を手伝わされてるってのに、何だかイラっとしてきたわ。リューリ、レギのツナサンドは辛さ増し増しで作るわよ」
「レギ君の事だから、これがアルスレーテさんの愛のカタチー! とか言いそうだけどね」
 懲りる様子のないレギに心底呆れた顔をするアルト。
 大量のマスタードを絞り出したアルスレーテに、リューリがくすくすと笑った。


「忙しゅうして居ると云うに呼び立ててすまぬの」
「……いや、構わんさ。……どこか行く宛はあるのか?」
「うむ。買い物をしようかと思ってのう。ふふ。これもデートという奴かの?」
 扇で口元を隠し、悪戯っぽく笑う蜜鈴=カメーリア・ルージュ(ka4009)に咎めるような目線を送るバタルトゥ。
 彼女は気にする様子もなく、族長の前で優雅にくるりと回って見せる。
「ところで、妾を見て何か気づいた事はないかえ?」
「…………?」
「ほれ、女子がめかしこんでおるのじゃ。誉め言葉の一つも言わぬか」
 言われて、初めて彼女がいつもと違うドレス姿である事に気が付いたらしい。
 ああ、と短く頷いたバタルトゥに、蜜鈴は苦笑を返す。
「ほんに、おんしとでは色が無いのう」
「……俺にそういうものを期待するのが間違っている」
「阿呆。おんしを想う乙女達がおろうが。少しはその辺の機微というものをじゃな……」
 扇子を突きつけて言いかけた蜜鈴。首を振って、バタルトゥに包みを差し出す。
「全く。説教をするために呼び出した訳ではないというに。……どうせおんしの事じゃ祝い事等せぬであろう。ほれ。受け取るがよい」
「……わざわざすまない。……これから返礼品を買いに行こう」
「ん? 妾が贈りたくて贈っただけじゃ。気にせんでよいぞえ」
「……受けた恩は返す性質でな。……諦めてくれ」
「ああ、そうであったのう」
 肩を竦める蜜鈴。バタルトゥと並んでイルミネーションが輝く街を歩き出す。


「……という訳なのですが。スメラギさんがトモネさんの立場だったら、どうされますか?」
「そうだなー。自分の不始末は何とかしてえわな。その不始末の規模を考えると、頭痛くなりそうだけどよ」
 十 音子(ka0537)の言葉に頭をボリボリと掻くスメラギ(kz0158)。
 音子は彼に、トモネとユーキを紹介し、トモネの置かれた立場と経緯を説明していた。
 そして先程の問いに繋がる。
「そうですか。スメラギさんはやっぱり真っ向勝負なんですね」
「そりゃあ歪虚が有権者を抱き込むなんて他人事じゃねえからよ。でも、共和制敷いてる国でも歪虚に騙されたりするんだな」
「……共和制だからともいえますよ。議会で承認されてしまえばれば止める術はありませんから」
 ため息交じりに言う音子に、うんうんと星野 ハナ(ka5852)が頷く。
「共和制の先にこの世界があるんじゃなくてぇ、豊かさの先にこの世界があると思うんですよねぇ」
「豊かさ……?」
「豊かさにも色々あるんですよぉ。お金だけじゃなくて、知識とか、健康もそうですよねぇ」
「そうですね。結局リアルブルーの議員達も、豊かさを求めて騙されたんです。……平和が続きすぎて物事を判断する知識や能力が足りなかったんですね」
 軽い調子で言うハナと音子。
 共和制を良く知る2人の言葉には重みがあって……スメラギは腕を組んで考え込む。
「俺様も勉強不足だけど、皆にも勉強して貰わなきゃならないって事だな」
「ええ。そういう事です」
「はいですぅ。ここは地区住民の合議制の街ですけど、この場所も既得権益ギッチギチに握りしめてる相手に手放させて得た景色じゃないって事だけ覚えておいて欲しいんですぅ」
「その通りですね。……という訳です。クリスマスを楽しみましょう」
「は? 何でそうなる!?」
「ここはスメラギ帝の目標に近い場所ですぅ! 実地見学ですよぅ!」
 スメラギを挟む形で腕をガッチリと掴む音子とハナ。3人はそのままイルミネーション輝く街に突き進んだ。


 赤いカクテルドレスに白いファーコートなんて、普段なら絶対にしない自覚はある。
 でも、折角の聖輝節だし。この人に喜んで貰えるかな……なんて。
 ラミア・マクトゥーム(ka1720)は隣にいるイェルズ・オイマト(kz0143)を見上げる
「……そのペンダント、俺が贈ったやつですよね?」
「ああ、うん。今日の服、これに合うようにって姉さんに見立てて貰ったんだ。変じゃないかな?」
「とても良く似合ってますよ。……と、すごい人ですね」
 イェルズに手を取られて、固まるラミア。
 いや、これははぐれないようにしているだけだから……!
 心臓が口から飛び出しそうになるのを誤魔化すように彼女は口を開く。
「イェルズはここに詳しいの?」
「いえ、遊びに来る事はあんまりなくて……これから行く所もヴェルナーさんの紹介なんですよ。『大首長の補佐役でしたら良い場所を知っておいてください』って」
 辺境要塞管理者のすました口調を真似するイェルズに噴き出すラミア。
 途中にあったイルミネーションに目を奪われて立ち止まる。
「わあ……! すごいね!」
「本当だ。この辺り見てから行きましょうか」
「いいの?」
「ええ。楽しそうなラミアさん見てるのもいいものですし」
「だ、だからアンタは何ですぐそういう……!!」
 こっちはいっぱいいっぱいなのに、何で彼はこんなに余裕なのか……!
 腹立たしいけど、手の暖かさが嬉しくて……ラミアは頬が赤くなっているのを気づかれないように、街並みを見るフリをして顔を背けた。


「お話があります!」
 呼び止められて振り返るバタルトゥを見上げて、胸の前で拳を握り締めるエステル・ソル(ka3983)。
 ――ずっと考えていた事がある。
 彼は強い人だ。一族や故郷に対する想いも人一倍で――ずっとずっと、こんなに身体に傷が残るくらい、沢山の敵と戦って色々なものを守ってきたのに。
 彼自身は……一体誰が守ってくれるのだろう?
 孤独な戦いを続けるこの人を、どうしたら笑顔に出来るのか。どうしたら自分を大切にしてくれるのか……。
 考えているけれど、今の自分では手が届かない。
 だから……。
「……バタルトゥさんが自分を大切に出来ないのなら、わたくしがバタルトゥさんを大切にします」
「……エステル。あのな……」
「貴方が自分を大切にできるようになるまで、わたくしが貴方の守護天使になるです!」
「……以前も言ったが、俺に幸せは必要ない」
「自分を幸せにできない人は他の人も幸せにできないです。お断りするのはお断りするです」
 ビシッと言い切るエステルに眉根を寄せるバタルトゥ。
 ――以前から分かりやすく断っているはずなのだが、何故通じないのだろう。
 この娘は良い子だ。だからこそ、自分などに構わず良い男性を見つけてくれればいいと思うのに……。
「貴方が幸せと向き合えるまで、わたくし頑張るです!」
 何を言っても諦めそうにない彼女に、バタルトゥはもう一度ため息をついた。


 ――時は数日前に遡る。
 シアーシャは事前準備と称して、イェルズを誘いリゼリオの街にやって来ていた。
「えーっと、休憩やお食事の場所はリューリさんがお店を開放してくれるから大丈夫。あ、ケーキもお願い出来るか聞かなきゃ」
「シアーシャさん、随分一生懸命ですね」
「うん。故郷を離れて寂しいと思うけど……折角ならこの世界の事、好きになって貰いたいじゃない?」
「そうですね。混乱している子供達もいるでしょうし……」
「そうなんだよー。せめて聖輝節の日くらい、そういう嫌な事忘れて楽しんで欲しいなって」
「シアーシャさんは優しいですね」
「えっ。いやあの。ほら、下見と称してこんなになってるし! 趣味もあるんだよ!!」
 褒められて赤面するシアーシャ。見ると彼女の両手はリゼリオで売られているお菓子だらけになっている。
「子供達にあげようかなって思ったんだけど、どれが美味しいか実際食べてみないと分からないじゃない!? だから味見! イェルズさんも手伝って!」
 なんだかいい訳じみた台詞を吐きながらイェルズにお菓子を押し付けた彼女。
 イェルズが心底可笑しそうに笑っているのを見て、誘って良かったかなー……なんて思う。


「……そうか。ああ、分かった。気を付ける。切るぞ」
「ひりょ、どうしたのだ?」
 鳳凰院ひりょ(ka3744)を覗き込むトモネ。彼は魔導スマホを切りながら少女に笑顔を返す。
「いや、何でもない。……そういえば、トモネ。ユーキへの贈り物は準備してあるのか?」
「まだ買えておらぬのだ」
「そうか。買いに行くか?」
「うむ。ひりょ、すまんが買い物をしている間、ユーキを引き付けておいてくれるか?」
「了解」
「……おや。総帥とひりょさんは随分と仲が宜しいのですね」
 こそこそと内緒話をする2人を穏やかな目線で見つめるユーキ。ひりょはトモネをそっと送り出すとユーキに向き直る。
「ああ。トモネを支えてやりたいからな」
「……そうですか。では安心ですね」
 その言い方に引っ掛かりを感じたひりょ。
 いい機会だし、一度話をするべきか……。
「……なあ、ユーキ。お前、自分は裁かれるべきだとか思ってるのか?」
「私は罪人ですからね。そうあるべきでしょう」
「それじゃ聞かせてくれ。お前は何故あんな事をしたんだ? 一体誰の為だ」
「それは……」
「トモネは、財団の罪を贖うと言っていた。総帥としてな。お前は補佐役の任を解かれていないのだろう。だったら、罪人としても、補佐役としても、やるべき事があるんじゃないのか?」
「……まさか貴方に諭されるとは」
 ひりょの真摯な声に自嘲的な笑みを浮かべるユーキ。そこにトモネが駆け足で戻ってきた。
「2人共何の話をしておるのだ?」
「ユーキがまたお前が補佐役として頑張るよう話してただけさ」
 その言葉にうんうんと嬉しそうに頷くトモネ。徐に2人に小包を差し出す。
「ほら。ひりょ。これはクリスマスの贈り物だ。ユーキ。これはお前の分だ」
「いいのか?」
「総帥。これは戴けません。私には何もお返し出来るものがありません」
「私はお前に沢山のものを貰っている。生きていてくれただけで十分だ」
 涙目のトモネの頭を躊躇いがちに撫でるユーキ。
 ユーキはその後多くを語ろうとはしなかったが、吹っ切れたような顔をしていて……ひりょは胸を撫で下ろした。


「まー。随分と楽しそうな顔してやがるじゃねえの」
 フードを目深に被って喧騒に紛れるアニス・テスタロッサ(ka0141)。
 人波の向こうに見えるトモネの子供らしい笑顔に、彼女は建物に寄り掛かったまま、煙草の煙を吐き出す。
 聖輝節で賑わう街並み。どこもかしこも人がいっぱいで、笑顔が溢れていて……。
 ――クリスマスを楽しみだなんて思った事は一度もない。
 子供の頃はそんなものを祝える環境ではなかったし、大人になって軍に所属してからは前にいつ休みを取ったか忘れるくらいには仕事漬けの毎日だった。
 だから今も、何が面白いのか良く分からないけれど。
「ま、でも露骨に護衛が周囲をウロチョロしてたら楽しめねえだろうしなァ」
 煙草を咥えて独り言ちるアニス。
 ――結局自分には、裏が似合っているのだ。こんなイルミネーションの光、眩しくて仕方がない。
 何事もなきゃそれでよし。何かあったら裏でこっそり解決してやろうじゃないの。もちろん拳でな!
「ま、今日くらいゆっくり楽しむこったな」
 ニヤリと笑う彼女。密やかな仕事人は、目標の笑顔を守る為にそっと動き続ける。


 冬の風は冷たいけれど。2人で寄り添っていると温かい。
 時音 ざくろ(ka1250)とアルラウネ(ka4841)は、リゼリオの街のあちこちにあるショップに立ち寄り、ケーキの食べ歩きをしていた。
「アルラ。こっちのケーキすごく美味しいけどもう食べた?」
「ええ、さっき食べたわ。ざくろんはこれ食べたかしら? イチゴがたっぷりで美味しいわよ」
「ホント? 一口ちょうだい」
「いいわよ。はい、あーん」
 自然な動きでざくろの口にケーキを運ぶアルラウネ。
 人前でこんな事をするのはちょっと恥ずかしい気もするけれど。やっぱり嬉しさの方が勝つ。
「……じゃあざくろも食べさせてあげる。あーんして」
「んー。美味しい……! それにしてもすごいいっぱい食べた気がするわ。後でしっかり運動しないとね」
「え。アルラ全然太ってないじゃない」
「そんな事ないわよ! 最近体重増えたんだから!」
「それって……そこが大きくなったからじゃないの?」
 ざくろの言葉に首を傾げるアルラウネ。
 彼の目線がたわわに実った双丘に注がれていて……彼女の頬が朱に染まる。
「た、確かに育ったけど! これはざくろんのせいで……!」
「そうなの?」
「そうなの! 責任取ってよね!!」
「結婚して責任取ったつもりだけど足りなかった? じゃあ今日は泊まっていこう」
 頬にクリームをつけたまま真顔で言うざくろ。アルラウネは耳まで赤くなった。


「すごい! 街のあちこちがキラキラしています!」
「ふふ。喜んで戴けて何よりですわ」
 聖輝節の飾りつけで煌く街並みを、三条 真美(kz0198)と手を繋ぎながら歩く金鹿(ka5959)。
 嬉しそうな妹分に微笑みを向ける。
「そうそう、聖輝節といえば大切な人への贈り物もするものですが……真美さんは何かお考えですか?」
 普段はどうしても姉心というか、心配が先立ってしまうのだが。
 金鹿とて、真美に芽生え始めた淡い気持ちを応援したくない訳ではないのだ。
 今日くらいは、素直に背中を押してあげられたら――。
「そうですね。会う予定はないのですが……買って置いたら渡せるでしょうか」
「ええ、きっとそうですわ」
「あ、でも、今一緒にいるお姉さんへの贈り物も買いたいです」
 えへへと笑う真美に、金鹿は言葉に詰まって目頭を押さえた。

 ――ああ、可愛い。今日も可愛い!

「あと、魔導ライトのスタンドが欲しいんです。傘の部分がガラスになっているのが……」
「ええ。買いに行きましょう。見立てをお手伝いさせてくださいな」
「お願いしようと思ってたので嬉しいです。金鹿さんへの贈り物は何がいいでしょう?」
「折角だし、真美さんとお揃いにしてもいいかもしれませんわね。それも一緒に選びましょうか」
 笑いあう2人。

 ――結局、色違いの蝶の意匠がついた腕輪を贈り合ったのだが。
 その後も年に一度の贈り物といい訳して、あれもこれもと贈ってしまった金鹿だった。


「こうして聖輝節を迎えるのも2回目か。……早いものだな」
「そうだねー。一緒に過ごすのは初めてだよね」
 笑い合うマリナ アルフェウス(ka6934)とイリエスカ(ka6885)。
 最初は護衛を真面目に務めていた2人だったが、もう十分だから、と早々に送り出される結果となった。
「何だか逆にトモネに気を遣われてしまった気がするな」
「そうだねー。お礼に何か買ってってあげようよ」
 そう言いながら、マリナの手を引くイリエスカ。
 イルミネーションで彩られた街並み。
 その光を纏うマリナがとても綺麗で……暫し時を忘れる。
「……どうした?」
「何でもないよ! ねえ、マリナ。これ一緒に飲もうよ」
 慌てるイリエスカ。誤魔化すように差し出されたのはカラフルなドリンク。マリナは2本刺さったストローを不思議そうに見つめる。
「これ、どうやって飲むんだ?」
「ボクとマリナがストローを1本づつ使って一緒に飲むんだよ。恋人同士みたいだしやってみようよ!」
 誘われるままにストローを口につけたマリナ。
 その目線は、イリエスカの口元に注がれる。
 本当なら、その唇ごと奪って食べてしまいたいが……。
「ボクの顔、何かついてる?」
「いいや。これを飲んだらもう少し先へ行ってみよう。イルミネーションが綺麗な場所があるらしい」
「いいね! ついでにご飯も食べようよ! マリナ何か食べたいものある?」
 寄り添いながら、何気なく交わす会話も心が弾む。
 2人で過ごす聖輝節は、これからが本番だ。


「子供達、喜んでたみたいで良かったですね」
「うん! 頑張った甲斐があったよ! これもイェルズさんのお陰!」
「いや、俺は手伝っただけですから」
「その手伝いが良かったんだよ! 付き合ってくれてありがとうね! デートみたいで楽しかった!」
 えへへと笑うシアーシャに、笑みを返すイェルズ。
 シェリルはため息をつくと、空を見上て祈るように手を組む。
 ――両親を亡くす悲しみも、誰かを殺めた痛みも、戸惑いも……わかってあげられるけど。
 私には癒す事はできないから……せめて。この子達のこれからに、希望がありますように。
「わあ! 見て見て! 雪だ!」
「きれーい!」
 晴れた空に降る不思議な雪に、子供達は歓声をあげた。

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参加者一覧

  • 赤黒の雷鳴
    アニス・テスタロッサ(ka0141
    人間(蒼)|18才|女性|猟撃士
  • 空を引き裂く射手
    ジュード・エアハート(ka0410
    人間(紅)|18才|男性|猟撃士
  • 元気な墓守猫
    リューリ・ハルマ(ka0502
    エルフ|20才|女性|霊闘士
  • 約束を重ねて
    シェリル・マイヤーズ(ka0509
    人間(蒼)|14才|女性|疾影士

  • 十 音子(ka0537
    人間(蒼)|23才|女性|猟撃士
  • 杏とユニスの先生
    ルシオ・セレステ(ka0673
    エルフ|21才|女性|聖導士
  • 神秘を掴む冒険家
    時音 ざくろ(ka1250
    人間(蒼)|18才|男性|機導師
  • ずっとあなたの隣で
    ラミア・マクトゥーム(ka1720
    人間(紅)|15才|女性|霊闘士
  • 導きの乙女
    イスフェリア(ka2088
    人間(紅)|17才|女性|聖導士
  • 力の限り前向きに!
    シアーシャ(ka2507
    人間(紅)|16才|女性|闘狩人
  • 茨の王
    アルト・ヴァレンティーニ(ka3109
    人間(紅)|21才|女性|疾影士
  • 世界より大事なモノ
    フィルメリア・クリスティア(ka3380
    人間(蒼)|25才|女性|機導師
  • うら若き総帥の比翼
    ひりょ・ムーンリーフ(ka3744
    人間(蒼)|18才|男性|闘狩人
  • 部族なき部族
    エステル・ソル(ka3983
    人間(紅)|16才|女性|魔術師
  • ヒトとして生きるもの
    蜜鈴=カメーリア・ルージュ(ka4009
    エルフ|22才|女性|魔術師
  • 『俺達』が進む道
    玄武坂 光(ka4537
    人間(紅)|20才|男性|霊闘士
  • 甘えん坊な奥さん
    アルラウネ(ka4841
    エルフ|24才|女性|舞刀士
  • フリーデリーケの旦那様
    アルマ・A・エインズワース(ka4901
    エルフ|26才|男性|機導師
  • イコニアの夫
    カイン・A・A・カーナボン(ka5336
    人間(紅)|18才|男性|闘狩人
  • 命無き者塵に還るべし
    星野 ハナ(ka5852
    人間(蒼)|24才|女性|符術師
  • 舞い護る、金炎の蝶
    鬼塚 小毬(ka5959
    人間(紅)|20才|女性|符術師
  • お約束のツナサンド
    アルスレーテ・フュラー(ka6148
    エルフ|27才|女性|格闘士
  • Mr.Die-Hard
    トリプルJ(ka6653
    人間(蒼)|26才|男性|霊闘士
  • 食事は別腹
    イリエスカ(ka6885
    オートマトン|16才|女性|猟撃士
  • 青き翼
    マリナ アルフェウス(ka6934
    オートマトン|17才|女性|猟撃士

サポート一覧

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アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2018/12/02 08:57:30
アイコン 雑談卓的なアレ
アルスレーテ・フュラー(ka6148
エルフ|27才|女性|格闘士(マスターアームズ)
最終発言
2018/11/30 21:03:03