【初夢】絶対に脱いではいけない部屋24時

マスター:猫又ものと

シナリオ形態
ショート
難易度
普通
オプション
  • duplication
参加費
1,000
参加制限
-
参加人数
3~6人
サポート
0~6人
マテリアルリンク
報酬
無し
相談期間
5日
締切
2019/01/02 09:00
完成日
2019/01/19 09:37

このシナリオは5日間納期が延長されています。

みんなの思い出

思い出設定されたOMC商品がありません。

オープニング

「お前達、いつまで寝てるんだい。いい加減起きな。おしおきの時間だよ」

 聞こえてきた鋭い声に重い瞼をゆっくりと開けるハンター達。
 ――そうだ。昨日は依頼を終えて、疲れて早めに寝たんだった。
 まだ疲れ取れてないのになー。

 ごろりと寝返りを打つハンター。
 ……ん? 何かやけに布団が固くないですかね?

「お前達、床で寝てて身体痛くないのかい?」
 ――床? あれっ? 布団はどこ行った?
「ったくいつまでもダラダラしてんじゃないよ! ビックマー様、本当にこんなのろまな奴らにやられたのかねぇ」

 再び聞こえた鋭い声に顔を上げたハンター達。
 周囲を見渡すと、真っ白い部屋だった。
 小さなドアが1つあるだけで、窓も見当たらない。
 何もない……いや、壁にモニターが1つだけついている。
 そこに、辺境を根城にしている歪虚、トーチカ・J・ラロッカが映っていた。

 えっ。何でトーチカ?
 ……というか、ここどこですかね!?
 いくら考えてみても分からないので、ハンター達はモニターに映っている人に聞いてみることにした。

「トーチカさん、すみません。ここどこですかね……?」
「ん? そこは『おしおき部屋』さ」
「……は? ナニソレ」
「いや、お仕置きされる覚えがないんだけど……」
「何言ってんだい! ビックマー様をあんなひどい目に遭わせておいて!!」
「えっ!? いやいや、確かにビックマーとは戦ったけど、とどめを刺したのは俺達じゃないし!!」
「そうだよ! っていうか、セルトポから聞かなかったの!?」
「うちのモグラの低知能をナメるんじゃないよ! お前達どうせあいつを誑かしたんだろ!?」
「いやいや誤解だから!! あと低知能って威張れないからね!!?」
「しゃーらっぷ! やかましい!! おだまり!!!」

 ギャーギャーと叫ぶハンター達を無視してパチンと指を鳴らすトーチカ。
 ビービービーーという警告音が鳴り響いて……天井から、ボトボトと何かが降ってきた。
「うわっ。何かベトッとしたぞ」
「いやああああなにこれえええええ」
 上から降ってきたのは、ピンク色の粘泥と、頭の傘が奇妙な紫色をしたパルムだった。
 ピンク色のスライムは、何もせずただぷよぷよしていて。
 紫色のパルムは、じっとりとした奇妙な笑みを浮かべて……ハンター達を取り囲んでいる。
「ちょ、ちょっと。こいつらって……!」
「ピンクスライムと毒パルムじゃねえか!!」
「退路ないのにこの組み合わせ……!? イヤアアアア!」
「アハハハハ! いい叫びっぷりじゃないか! さて、さっきもちらっと言ったけど、お前達にはこれからお仕置きを受けて貰うよ」
「こんなの卑怯だぞ!!」
「そうだそうだ!!」
「うるさいねえ。あたしだって鬼じゃないよ。勿論、ドアを開ける条件を用意してあるさね」
「え。マジですか!?」
「生意気言ってすみませんでした! トーチカさん教えてください!!」
 プライドを金繰りすてて土下座するハンター達。
 だって、もう。ピンクのアレと紫のアレに取り囲まれてるんだもの。
 これから起きる事態を考えたら外聞とか気にしていられない!!
 トーチカはフフンと笑うと、口からぽわん、と煙を吐き出した。
「じゃあ、ドアが開く条件を言うよ。……24時間後、誰か1人でもいいから何かしらの装備が残っていること」
「……ハァ?」
「なお、2時間おきに新たなピンクスライムと毒パルムを投下するからね! 頑張って逃げるんだよ!」
「ちょっ。まっ!?」
「ひどい! 密室でそんな条件達成できる訳じゃないじゃない!!」
「やかましい! ビックマー様の苦しみの半分でも味わうがいい! ああ、そうそう。……時々ランダムで仕置き人が乱入するから覚悟おしよ」
「これ以上何が来るっていうんだよ!!?」
「そりゃあこいつさ」
 トーチカの声にモニターを注視したハンター達。
 そこには、真顔で――毒パルムの着ぐるみに身を包んだ青木 燕太郎(kz0166)の姿があった。


 えっ? 依頼内容とタイトルが噛み合ってない? 年末恒例のアレって感じで細かいことは気にすんな!!
 もう自分でも書いてて色々酷い内容だと思ってるんですけどとにかく頑張って!!
 健闘を祈る!!

リプレイ本文

 さあ! 始まりました、絶対に脱いではいけない部屋24時! 早速ですが犠牲sy……(げふんげふん)参加者をご紹介しましょう!
「え。今犠牲者って言いませんでした? というかなんですかコレは? なんなんですかコレは!?」
「分からん。全然分からん。依頼が終わって部屋にいた筈なんだが……」
 大事なことだから二度言っちゃった的なムーブをしているのは舞桜守 巴(ka0036)さんとエメラルド・シルフィユ(ka4678)さんですか。随分業の深い2人が投入されましたね……。
「業が深い!? 巴はともかく私は敬虔な聖導士だぞ!? なあ、オパール?」
「そうなの……? それよりエメラルド……ビックマーって誰……?」
 わー! オパール(ka5792)さんに至ってはビックマーすら知らない! これ完全に手違いで呼んでませんか!?
「うるさいね! 連帯責任だよ!」
 うわあ! トーチカさん、低知能のくせに連帯責任なんて言葉知ってた酷い!!
「何かよく解らないけど、これだけは言える。絶対これやばいって!!」
「おかしい。これはどっちかというとざくろとかの仕事じゃないのか!?」
 ええ。ヤバイのは分かってるんですよ、アイビス・グラス(ka2477)さん。でも退路はないんだ。すまない。
 そしてさらっと夫になすりつけようとしてる白山 菊理(ka4305)さんが鬼ですね。
「うん、絶対に屈したりなんかしない。大丈夫だ、皆。頑張ろう……!」
 ……ちょっと待った。案件の勇者(?)、マーゴット(ka5022)さんがいるじゃないですか!
 何かめっちゃトーチカさんの顔色青いんですけど大丈夫ですかね!?
 何はともあれ、参加者出揃いました! トーチカさんお願いします!
「さあ! お前達! お仕置きの時間だよ!!」
 おーっと! トーチカさんの掛け声で天井が開いたー!
 そこからピンクスライムと毒パルムが降ってきた!!
「うわっ!!」
「いやーーーーん!」
 菊理さんは叫びながら逃げの一手に出ましたね! 巴さんは色っぽい声あげつつ一生懸命避けているようです!
「……歪虚死すべし……慈悲はない……」
 ああっ! 早速オパールさんがピンクスライムを粉砕し始めたぞ!
 早い! 強い!
 おっと、ここでエメラルドさんが剣を抜き放ったー!
「おのれスライム! 来るがいい! 私達は貴様らなどに屈しはしない!」
「ちょっとエメラルドさん! 全力でフラグを立てないでよ!」
 とか言いつつ、アイビスさんちゃっかりエメラルドさんを盾にしてますね!
「うるさいわね! こんな不埒な謎生物まともに相手してられないでしょう!!?」
 いやはやごもっとも!
 ん? ピンクスライムを両断したエメラルドさん、剣が持ち手だけになって茫然としてるぞー!
「……私の剣がない!! どこに行った!?」
「だからピンクスライムに武器は通用しないんだってば!!」
「なん……だと……?」
 アイビスさんのツッコミに初めて知った! みたいな顔してますけどエメラルドさん、一度ピンクスライムに遭遇してますよね!
「いやあれは夢だ! はっ。じゃあ今回のも夢……?」
 エメラルドさん、始まって早々精神が現実逃避始めてますね。
「毒パルムってパルムだし、精霊……だよな。殴ってしまってはマズいのでは……」
 マーゴットさん、この状況で躊躇ってる場合じゃないのでは!? ほらほらイイ感じに囲まれてますよ!?
 おーっと! とびかかってきた毒パルムにマーゴットさんが捕まったー!!
 こうしている間に増え続けていたピンクスライムがなだれ込んできたぞー!
「いやああああ!」
 部屋の中にいたいけな乙女の悲鳴が響き渡っております! まさに阿鼻叫喚の地獄絵図!
 いやー。それにしても、ピンクスライムの増殖力ハンパないですね。誰がこんなひどいもの考えたんですかね! トーチカさんどう思われますか?
「あんたがそれを言うのかい? まあ、こっちとしては大助かりだけど。というか、あの子達、24時間どころか1時間持つのかねえ」
「くそ! 菊理! 巴! 大丈夫か!? 今助けに……ってあれ!? 入れないの!!?」
 ん? 誰かと思ったら時音 ざくろ(ka1250)さんじゃないですか。残念ですが、天の声は外から干渉出来ても中に入ることは出来ないんですよね。
「そんな……! ざくろは一体どうしたらいいの!?」
「あんたの嫁がじわじわ(閲覧削除)されていく姿を眺めてればいいんじゃないのかい?」
「えっ。それはちょっと楽しm……いやいや! そんな悪魔の囁きには屈しない! ざくろは奥さんたちを助けたい! 近くに行きたいんだ!!」
「へえ、そうかい。じゃあその天の声、受理しようかねえ」
 かしこまりましたトーチカさん!
 ここで特別ルール追加します。以降出現する毒パルムの顔は、全て時音 ざくろ氏のものとなります。ご了承ください。
「えっ。ちょっと待って何でそっちの方向に行くの!!?」
「ぎゃああああ!? 気持ち悪いルール追加しないでよ馬鹿ーーーー!!」
 ざくろさん、アイビスさん。残念ですが、発せられた天の声は必ず影響する。これが絶対に脱いではいけない部屋の決まりなんですよ……!
 さあ、肝心の巴さんと菊理さんの反応は……随分テンション低いですね。
「……きのこは適当に潰そうと思ったのに、ざくろの顔がついたら潰しにくいじゃないですか」
「巴……? 今不穏なことを言わなかったか……?」
「あらやだー☆ ざくろの顔したきのこってシュールですねって言ったんですよー☆」
「シュールどころの騒ぎじゃなくて若干精神的ブラクラだぞこれ……」
「いいんじゃないですか? 毒パルムになった男なんて伝説に残りますよ!」
「全然良くないよー! ど、どうしよう……!」
 ざくろさん、今更オロオロしても仕方ないですよ。伝説になれて良かったと思いましょう!
「……よし。ここは私の出番だな」
 おーっと! 更にここで天の声ー! 今回は助けとなるのか!?
「エメラルド! オパール! 大丈夫か!?」
「その声は……!」
「……レイア……?」
「そうだ! レイア・アローネ(ka4082)、天の声となって参上だ! 今力を貸すぞ! ピンクスライム! エメラルド達を守れ!」
「「……は????」」
 うわあ! まさかのピンクスライム増量キャンペーン!! 火に油注いで大爆発だーーー!!
 ところでレイアさん、この行動の意図は……?
「ん? 間違えた!」
 てへぺろしてますけど絶対わざとですよこれ! 
「ギャアアアアアア! もう天の声ロクなことしないじゃない!!」
 アイビスさん今頃気づかれました? というか、服を投げ入れるとか、純粋に助ける方向で使われると思ってたんですけどね。
 ま、いっか! さあ天の声のおかげでいよいよ盛り上がって参りましたよー!
 部屋の中のハンターさんは今毒パルム(ざくろ顔)と大量のピンクスライムに囲まれておりま……って、そういえばマーゴットさんがやけに静かですね……・?

 ――デンデデンデデン。
 1019年冬。

 ――デンデデンデデン。
 絶対に脱いではいけない部屋に。

 ――デンデデンデデン。
 あいつが帰ってきた……。
 『白い悪魔』マーゴット! 再★臨!

「うふふ……」
「うわっ。マーゴットさんピンクスライムと毒パルムまみれでヤバイことになってるじゃない! ちょっと皆離れて!」
「……何故だアイビス。いつものマーゴットと変わらないように見えるが?」
「それはあのマーゴットさんを知らないから……!」
 逃げ腰のアイビスさんを不思議そうに見ている菊理さん。
 おーっと!? 一糸纏わぬ……いや、正確に言うとピンクスライムと毒パルム(ざくろ顔)を纏ったマーゴットさんがすごい速度で菊理さんの衣服をはぎ取ったー!
「……!!? これは一体……?」
「うふふふふふ……」
「落ち着けマーゴット。そもそも今回は脱いだら負けなルールだ。このままでは負けてしまうぞ」
「勝敗なんてどうでもいいじゃない。大事なところは毒パルム(ざくろ顔)が守ってくれるから蔵倫的にも大丈夫よ……? 安心して脱ぎましょう……?」
「あらー! マーゴットさんイイこと言ますねぇ! そうですよ! 勝敗なんてどうでもいい! 楽しみましょう!!」
 わあ! ついに巴さんまで本性を現したーー!!
 ピンクスライムを両手に抱えてイイ笑顔浮かべてますよ怖い!!
「怖くないですよー! 私はお仕置きの使徒ですもの★ 優しくお仕置きしてあげますから安心してくださいね!」
 ええっ!? 巴さんいつからお仕置きの使徒だったんですか!?
「んー? 割と最初から?」
 うわあ! 知らなかったー!(棒読み)
「うふふ……。そう……。いい味方を得たわ。お仕置きの使徒よ。構いません。思う存分暴れておやりなさい」
「合点承知です! あ、毒パルム邪魔なんで、白い悪魔さん、この子達の相手して貰ってもいいですか?」
「ええ、元々そのつもりだったわ……」
「やった! じゃあそういう分担で行きましょう!」
 これはすごいぞ! 白い悪魔とお仕置きの使徒のタッグでお仕置き部屋が混沌と化すーー!!
 これ、仕置き人いらない流れじゃないですかね?
「まあ一応用意したし出て貰おうじゃないか」
 そうですね、トーチカさん! それじゃ出でよ! 仕置き人青木ー!!
「……無様だな、緑の女。アイビスと言ったか」
「ぶっ。青木、そんな格好してシリアスのままで通すのやめてくれる?! 笑い殺す気!? って、こっちに近寄るなぁぁぁぁぁぁーーーーーっ!!?」
 腹筋に深刻なダメージを受けているアイビスさんに毒パルムの着ぐるみを纏った仕置き人が迫る……!
「……ってちょっと待った!! 青木! ピンクスライムついてるのにその着ぐるみ溶けてない!! 何で!!?」
「良く気づいたな、アイビス。この着ぐるみは負のマテリアルで編んである特別製だ。ピンクスライムの粘液を持ってしても溶けん」
「……寄越しなさい」
「ん?」
「その着ぐるみこっちに寄越せって言ってるの!!」
 おっと!? アイビスさんと仕置き人がもみ合いになってますね!
 こちらではピンクスライム増量キャンペーン中のエメラルドさんとオパールさんが[毒パルム(ざくろ顔)]になってますよ!!?
「あ、あああ……! 家宝のビキニアーマーが溶ける……!」
「……ビキニアーマーが家宝ってどうかとおもう」
「何を言うオパール。これは由緒正しい……って、ちょっ、やめろぉ! きゃああああ!!」
「……エメラルド、落ち着いて。慌てたら向こうの思うツボ……」
「お前随分落ち着いているな……? もう殆ど服がないのに!」
「……ん。マスクが残っていれば大丈夫……。顔が見えなければ恥ずかしくない……」
「あれもそれも溶かされて、ピンクスライムに[毒パルム(ざくろ顔)]で[毒パルム(ざくろ顔)]されながら言うことか!!? もっと恥じらいを持て!」
「エメラルドに言われたくない……」
「何故だあああああ!!?」
 ピンクスライムにまみれながら漫才してますよ。二人とも結構余裕ありそうですね!
 おっと!? こちらでは白い悪魔が毒パルム(ざくろ顔)をまとめて持ち上げたぞ?
「うふふ……。貴方達も一緒に楽しみましょう……」
 うっとりとした表情の白い悪魔さん、毒パルム(ざくろ顔)を優しく撫でて[毒パルム(ざくろ顔)]してますね……。
 仕様なんでしょうが、毒パルム撫でられても表情全然変わらなくてちょっとキモイです。
 あっ。絵面は大分[毒パルム(ざくろ顔)]的な感じですが、顔はともかく毒パルム自体はいかがわしくないですよ!?
 絞っても温泉成分しか出ませんからね!!?
 白い悪魔さん、手を止めずにモニターを見つめて舌なめずり始めましたよ!?
「……トーチカ、見てるんでしょ? 後で貴女にもこれ以上もっとすごいことしてあげる……。[毒パルム(ざくろ顔)]とか[毒パルム(ざくろ顔)]とか……。うふふ。大丈夫よ……。一緒に[毒パルム(ざくろ顔)]した仲じゃない……」
「うわああああ! 変なこと思い出させるんじゃないよーーーー!!」
 トーチカさん顔が真っ青ですけど大丈夫ですか!?
 こちらではお仕置きの使徒が菊理さんにピンクスライムぶつけてますね……。
「やめろ巴……! こんなことをして何になる……!」
「何になる? 違いますよぉ。女の子に悪戯していいのは私だけ! いわばこれが正しい行動です!」
「くっ。問答無用か……!」
「あらー? 菊理、こんな状況なのに冷静ですねー?」
「ドレスが溶かされてもまだ水着があるからな!」
「そうですかー! じゃあ、ピンクスライムちゃんお願いします★」
「うわあ! 投げるな!! 待て待て待て! それ以上は[毒パルム(ざくろ顔)]的にまずい!」
 うわあ。何だか盛り上がってますね。ちなみにざくろの本体さんは鼻血噴いて倒れてて、レイアさんは高笑いしてますよ! わあひどい!!
 ところで仕置き人とアイビスさんの決着はついたんでしょうかね……?
「いい加減に離せ、アイビス……!」
「いやよーーー! 最後の砦、離すもんですかーー!!」
「お前こんな負のマテリアル纏ったらタダでは済まんぞ」
「うるさい! 重傷が怖くて案件に入れるかーーー!!」
 わあ。もみ合ってるうちにアイビスさんの服もサヨナラしてるじゃないですか。こっちも色々酷かった!
 おっと!? 毒パルムに飽きた白い悪魔と菊理にいたずらしまくったお仕置きの使徒、どうやら他のハンター達に目標をチェンジしたようだーー!!
「うふふ……。さあ、エメラルドさん、一緒に楽しみましょ……?」
「ああああ! 神よ! お助けを!」
「あらやだ。これ、神の意志に決まってるじゃないですかー!」
「そ、そんな馬鹿なぁ!」
「うふふ。オパールさんも、可愛いお顔見せて下さいな……!」
「大丈夫、みんなで[毒パルム(ざくろ顔)]すれば怖くないですよ……!」
「あっ。マスク……! マスクはダメ……!」


「……!!」
 声のない悲鳴をあげたオパール。
 恐る恐る顔を探ると……良かった。マスクがついている。
 依頼の後、仲間達と新年会していたら、いつの間にか眠っていたらしい。
 ――良かった。夢だったんだ。
 ふと横を見るオパール。マーゴットとエメラルドがぷっつぷして頭を抱えているのが目に入った。
「……どうしたの?」
「今、すごく、嫌な夢を……!」
「うわああああ! いやああああ!」
 頭を掻き毟る彼女達。そんなに酷い夢を見たのだろうか。
 ふと目が合った菊理は死んだ魚の目をしていて……それに反して、巴はやたらツヤツヤとしていた。
「寝ていてとても疲れた……」
「はー。とても幸せな夢でした。もう一度戻りたいです」
「うう……青木ィ……!」
 その横で魘されているアイビス。彼女はそのまま高熱を出して、お正月は寝て過ごすことになったのだった。

依頼結果

依頼成功度大成功
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MVP一覧

重体一覧

  • 戦いを選ぶ閃緑
    アイビス・グラスka2477

参加者一覧

  • 母親の懐
    時音 巴(ka0036
    人間(蒼)|19才|女性|疾影士
  • 戦いを選ぶ閃緑
    アイビス・グラス(ka2477
    人間(蒼)|17才|女性|疾影士
  • 黒髪の機導師
    白山 菊理(ka4305
    人間(蒼)|20才|女性|機導師
  • 悲劇のビキニアーマー
    エメラルド・シルフィユ(ka4678
    人間(紅)|22才|女性|聖導士
  • 元凶の白い悪魔
    マーゴット(ka5022
    人間(蒼)|18才|女性|舞刀士

  • オパール(ka5792
    鬼|15才|女性|格闘士

サポート一覧

  • 時音 ざくろ(ka1250)
  • レイア・アローネ(ka4082)

マテリアルリンク参加者一覧

依頼相談掲示板
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2018/12/30 12:02:38
アイコン 脱がんぞ!絶対に脱がんぞ!
エメラルド・シルフィユ(ka4678
人間(クリムゾンウェスト)|22才|女性|聖導士(クルセイダー)
最終発言
2018/12/29 23:30:18