ゲスト
(ka0000)
【不動】Intercept/Duel
マスター:剣崎宗二

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 難しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加制限
- -
- 参加人数
- 8~8人
- サポート
- 0~0人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 6日
- 締切
- 2015/02/27 09:00
- 完成日
- 2015/03/04 06:20
このシナリオは3日間納期が延長されています。
みんなの思い出
思い出設定されたOMC商品がありません。
オープニング
――金属が擦り合わさる音。
敵を殲滅し、人が生存する為に。
『兵器』たる機兵――CAMは、歪虚と人が睨み合う前線へと向かっていた。
「やれやれ。やっぱこうなるよねぇ……おっさん、困るんだけどなぁそれをやられるのは」
突如、CAMの足元に、岩が着弾する。それはまるで砲弾のように破裂し、僅かに機体を揺らす。
「ま、あんまりおっさんには関係のなかった話なんだけど……恩を売っておくに越した事はないからねぇ」
砂煙に紛れ、白衣が翻る。
そこに現れたのは、『災厄の十三魔』が一人。『天命輪転』アレクサンドル。
彼の後方にはいつの間に現れていたのか、多数のゴーレム型の雑魔が並んでいる。
それらの肩には、異形の砲が装着されており、爆発音と共に岩を吐き出す。先ほどCAMの足元で起こった爆発も、恐らくはこの者たちの仕業なのだろう。
爆煙に乗じて、アレクサンドルはCAMに急接近する。伸ばす手は然し、直ぐに引っ込められ、その手があった場所を拳風が通過する。
「ほう……」
僅かに感心したような声を漏らすアレクサンドル。その目の前に、立ちはだかるはゴスロリのドレスに身を包む、筋骨隆々の男。
「――前回は挨拶も致せませんでしたからな。――ガルヴァン・マフォジョ。4代目――マフォジョ族長」
その宣言に、アレクサンドルの顔色は僅かに変わる。
「その名を、名乗るのか……」
「ええ……我等が宿敵、悪神『イシ』よ」
ドン。ガルヴァンの拳が、地を割る。白衣を翻して後方に着地したアレクサンドルは、そのまま地を蹴り、ガルヴァンの横をすり抜けるようにして、メスの『爪』を一閃。ガルヴァンの脇下に血の痕が走る。
「これしき……!」
元々移動を優先した牽制攻撃だったのだろう。傷は浅く、ガルヴァンが『フンッ!』と力を入れれば、白き光が傷口を走り、それは止血する。
だが、その一手にの間に既にアレクサンドルは一直線にCAMの方へ向かっている。
「そっちの相手は、このでかぶつを止めた後にのんびり……ん?」
その目の前には、ハンターたちが立ちふさがっていた。
アレクサンドルの能力の片鱗は、既にハンターオフィスにも報告されている。
その彼が、もしもCAMに触れればどうなるか。
――CAMに護衛をつけない訳がなかったのだ。
それでも、護衛の数は、アレクサンドルの脅威を考えればずっと少ない。
近辺を騒がせていた謎の惨殺事件に兵を割かれたせいか。
だが、それでも迎撃しなければならない。ここでCAMが停止してしまえば――前線の作戦に、大きな影響が出てしまうからだ。
「……」
撃退士たちは構える。ガルヴァンと共に、脅威を迎撃する。そのために――
敵を殲滅し、人が生存する為に。
『兵器』たる機兵――CAMは、歪虚と人が睨み合う前線へと向かっていた。
「やれやれ。やっぱこうなるよねぇ……おっさん、困るんだけどなぁそれをやられるのは」
突如、CAMの足元に、岩が着弾する。それはまるで砲弾のように破裂し、僅かに機体を揺らす。
「ま、あんまりおっさんには関係のなかった話なんだけど……恩を売っておくに越した事はないからねぇ」
砂煙に紛れ、白衣が翻る。
そこに現れたのは、『災厄の十三魔』が一人。『天命輪転』アレクサンドル。
彼の後方にはいつの間に現れていたのか、多数のゴーレム型の雑魔が並んでいる。
それらの肩には、異形の砲が装着されており、爆発音と共に岩を吐き出す。先ほどCAMの足元で起こった爆発も、恐らくはこの者たちの仕業なのだろう。
爆煙に乗じて、アレクサンドルはCAMに急接近する。伸ばす手は然し、直ぐに引っ込められ、その手があった場所を拳風が通過する。
「ほう……」
僅かに感心したような声を漏らすアレクサンドル。その目の前に、立ちはだかるはゴスロリのドレスに身を包む、筋骨隆々の男。
「――前回は挨拶も致せませんでしたからな。――ガルヴァン・マフォジョ。4代目――マフォジョ族長」
その宣言に、アレクサンドルの顔色は僅かに変わる。
「その名を、名乗るのか……」
「ええ……我等が宿敵、悪神『イシ』よ」
ドン。ガルヴァンの拳が、地を割る。白衣を翻して後方に着地したアレクサンドルは、そのまま地を蹴り、ガルヴァンの横をすり抜けるようにして、メスの『爪』を一閃。ガルヴァンの脇下に血の痕が走る。
「これしき……!」
元々移動を優先した牽制攻撃だったのだろう。傷は浅く、ガルヴァンが『フンッ!』と力を入れれば、白き光が傷口を走り、それは止血する。
だが、その一手にの間に既にアレクサンドルは一直線にCAMの方へ向かっている。
「そっちの相手は、このでかぶつを止めた後にのんびり……ん?」
その目の前には、ハンターたちが立ちふさがっていた。
アレクサンドルの能力の片鱗は、既にハンターオフィスにも報告されている。
その彼が、もしもCAMに触れればどうなるか。
――CAMに護衛をつけない訳がなかったのだ。
それでも、護衛の数は、アレクサンドルの脅威を考えればずっと少ない。
近辺を騒がせていた謎の惨殺事件に兵を割かれたせいか。
だが、それでも迎撃しなければならない。ここでCAMが停止してしまえば――前線の作戦に、大きな影響が出てしまうからだ。
「……」
撃退士たちは構える。ガルヴァンと共に、脅威を迎撃する。そのために――
リプレイ本文
●Approach
「初手だけ頼む」
グライブ・エルケイル(ka1080)の通信に応じて、放たれる弾丸の雨。それは一時的に、アレクサンドルの行動を牽制する。
「行くよ……!」
馬上で装着したマスクを引き下げた、シェリル・マイヤーズ(ka0509)の言葉に姫凪 紫苑(ka0797)が頷き、体勢を低く下げる。
奔る馬は、CAMの方から一直線に接近。馬上から手裏剣が投擲される。同時に、同乗する紫苑もまた、矢をつかえ、光り輝く光弾を放つ。
「おやおや、いきなり飛び道具での挨拶とは、穏やかじゃないねぇ」
パン、とアレクサンドルの手が地を叩く。次の瞬間、矢と手裏剣が、彼が先ほどまで居た場所に突き刺さる。
――白衣をはためかせ跳躍。アレクサンドルは空に舞い上がっていたのだ。
「やれやれ、厄介な仕事についたものだ」
敵の強さは、今の一瞬の反応を見るだけでもある程度は分かる。
――決して、与しやすい相手ではないと言うことが。
毒づきながら、馬上で銃を構え、空中に居るアレクサンドルに連射する結城綾斗(ka2092)。
然し、揺れやすい馬上での攻撃は、地上に比べて安定しない。多くの弾丸は外れ、アレクサンドルに向かっていた少数の弾丸は――
『Stop』
空にて止まり、地へと落ちていった。
だが、当てようと思って放った弾ではない。攻撃を相殺した反動か、アレクサンドルの跳躍は思ったほどの飛距離を稼げてはいない。それだけで、十分に綾斗は目的を達した。
着地したアレクサンドル。それを馬から飛び降りる勢いそのままに、ダラントスカスティーヤ(ka0928)の隻腕が振るうロングソードが狙う。メスで弾き、地に手を着けようとするアレクサンドルだが、それを阻むように放たれるシェリルの手裏剣。
「させないんだから……!」
全速力で駆けたダランに続き、攻撃を行ったが故にやや遅れたシェリル、紫苑、そして綾斗も到着しつつある。このまま包囲の形に成れば、アレクサンドルの突破とて容易ではあるまい。
――だが、アレクサンドルの顔に浮かぶのは――不敵な笑み。
●Explosive Jump
「――」
無言でロングソードを叩きつけるダラン。
それをアレクサンドルはメスで受け流し――カウンターに腹部へ『爪』を叩き込む。
鎧は厚めとは言え、アレクサンドルの一撃とて受けやすい物ではない。即座に刃を引き、守りの構えを取り、追撃のメスを受け流す。
接近するシェリルと綾斗。彼らが馬から飛び降りようとした、その瞬間。
「砲撃ターゲット、こっちだ」
爆音。
四発の砲弾が、一斉にアレクサンドルの周囲に着弾した。
「くうう……っ!」
爆風に煽られ、地に叩き付けられるシェリル。一歩降りるのが遅かった紫苑は、倒れる馬の陰に隠れる形で、爆風によってバランスが崩れるのを防いだ。
跳躍し、頭上からの攻撃を仕掛けようとした綾斗は、爆風の影響をフルに受けて、大きく後ろに投げ出される。
「……っ」
然し、彼も流石のもので、俊敏な体捌きにより空中で体勢を立て直し、着地。そのまま、僅かに見える煙の中の人影に向かって、猛然と踏み込む。
「……ん、合わせる」
それと同時に、紫苑もまた、重厚な大太刀を抜刀。背後に回りこみ、大太刀の重量を生かして、上から叩き潰すように。綾斗は、正面から踏み込み、左下側から切り上げるように。交差するように人影を――断ち切る。
「――違う!」
「……土?」
手応えの違いを感じた。斬ったのは土で出来た『何か』。
次の瞬間、下から二本の手が伸ばされる。それは綾斗の首を掴み、紫苑の首をも狙ったが――咄嗟の反応によって抜けられ、肩を掴んだに留まった。
爆煙が晴れる。
――ゴーレムの砲撃は、CAMの装甲にダメージを与えられる程の威力を持つ。地面に着弾すれば相当の爆発と土煙は避けられないだろう。それを、アレクサンドルは利用したのだ。
「……やれやれ」
後ろには、四分割にされた土くれのゴーレムが。先ほど紫苑と綾斗が見た物はこれだろう。地に手を叩きつけ跳躍した際に造られた物か。
アレクサンドルの白衣には細かい穴が開いており、頬にもかすり傷はある。弾着による爆破は、彼にもダメージを与えていたか。
「ま、問題じゃあないんだけどね」
にやりと、笑みを浮かべる。
「Weather the Elder――『Transfer』」
「くっ……」「っ!?」
綾斗と紫苑は、同時に体から力が抜けていくのを感じていた。
それと同時に、アレクサンドルの傷が、急速に癒えていくのも。
「離す……」
手裏剣を構え、シェリルが敵を狙うが、彼は掴んだ二人を向けてきた。盾にするつもりだろう。
……だが、その瞬間、シェリルはとある事に気づく。
――アレクサンドルは、身長が少し高い。故につかみ上げた二人は、下、地面までは届いていない。
「おっと…!?」
足元に打ち込まれた手裏剣に、僅かに彼が揺らいだ隙に。紫苑の大太刀と綾斗の刀が、それぞれ彼の両腕に切りかかる。それは、謎の力に阻まれるが――振るった距離が近い上に、奇襲に近い攻撃。威力は低減したとは言え、僅かにそれは白衣を裂き、彼の両腕に傷をつける。
着地した紫苑が、素早いステップで、彼の後ろに回りこむ。
「――もう一発。来い」
アレクサンドルの言葉と共に、三発の砲弾が付近に着弾する。
(「――?」)
一発少ないのが気になったが、アレクサンドルはその考えを振り払う。
砂煙内から振るわれる、紫苑の刃。
「流石に二度もそっちからくると、ね。――『死角から来る』と確固として分かっていれば、死角は死角ではなくなるのさ」
足で紫苑の刃を蹴りつけるようにして、加速する。更に、正面に立ちはだかったダランの振るったソードを、足場にするように方向変更。綾斗が銃撃にてそれを牽制するが、今度は彼の進行方向とは反対側からだ。弾は空中にて静止し、アレクサンドルの進行速度は落ちない。
「ぐぬ……!!」
剣という足場を使って跳躍したアレクサンドルに、ガルヴァンの鉄拳は届かない。爆煙のせいで、僅かに反応と跳躍が遅れたのもあるだろう。
「……ん」
このまま手裏剣を投げても、綾斗の銃弾と同じ結果になるだけだろう。故に、シェリルは、自らも跳躍しての近接戦を選択。
狙うのは終点近く。アレクサンドルが『着地』するであろう地点。投擲した手裏剣は阻まれる。これは織り込み済み。それに続くように、自らもまた跳躍するシェリル。
「叔父様って……呼べばいい?それとも、先生?」
「どちらでも好きな風に呼べばいい。呼び方は飽くまでも記号のような物だからね」
メスと刀。刃が交差する。
「さて、悪いけど、おっさん、急いでいるんでね」
猛烈な蹴撃。先ほどダランへと放った物と同じ。恐らくシェリルをも踏み台にして、再度空中で方向転換するつもりなのだろう。
「――私の事、甘く見すぎ……だよ」
一度見た技である事。そして、シェリルの狙い。その二つが、合致した。
敢えて、刃ではなく、体で蹴撃を受ける。そして、予想していた硬度と違う事に、アレクサンドルが僅かに気を取られた瞬間。
「……貰った」
刀の一閃。ズボンを引き裂き、そこから血が噴出する。
「あっちゃぁ…おっさん、やられたねぇ」
眉を少ししかめるアレクサンドル。然し、その勢いは衰える事はなく。蹴撃はシェリルを地面へと叩きつけ、彼はその勢いで、爆発に驚いて逃げ惑っていた――ダランの馬に飛び掛っていた。
彼を襲撃した三チームの馬の中で、ダランの物だけは、彼が降馬するのが他の者より早かったが故に、早急に逃げ惑い、砲撃の煽りを受けず走行可能な状態になっていた。飛び乗るアレクサンドル。無論、主でない事、怯えている事から、馬は暴れまわるが――
「――あまり暴れてると……殺してもいいんだよ?」
殺気に、本能的な怯えを感じたのか、馬は大人しく走り出す。
そして、取り残された対応班を。三波目の砲撃が襲った。
●Anti-Golem・Trap
一方。激戦が起こるのと同時刻。ロニ・カルディス(ka0551)とカミーユ・鏑木(ka2479)は、それぞれ、ゴーレムたちに向かっていた。二人に違いがあるとすれば、そのルート。ロニが一直線に、アレクサンドルの横を抜けてゴーレムに向かうルートを取ったのに対し、カミーユは大きく迂回するようなルートを取っていた。
「あと少しだ……っ!?」
直線ルートを取っていたロニが攻撃開始の準備をした瞬間。馬が、躓いたかのように、大きく彼を投げ出し、転倒する。
起き上がったロニが見た物は、地から起き上がる、土の怪物たち。
「やはり仕掛けていたわね。いやらしい事だわ」
悪い予感はしていた。アレクサンドルの横を抜ける際に、彼が何も仕掛けてないとは――幾度も相見えたカミーユには思えなかった。故に、大き目の迂回ルートを取った。
ロニの援護に向かってもいいのだが、それは即ち、ゴーレムたちがもう一刻ほど砲撃を行えると言う事。
「すまないけどロニちゃん、先に行かせて貰うわ!」
今までのアレクサンドルとの交戦経験を鑑みれば、あれは即席の歪虚。戦闘能力は高くなく、せいぜい足止め程度。
ならば、先に一刻でもゴーレムの数を減らしに向かうのが筋だろう。
「ああ、直ぐに追いつく」
戦槍の一撃で、力任せに怪物の一体を叩き潰しながら。ロニは応じた。
カミーユがゴーレムの元にたどり着くのは、それから程なくしての事。
「いっくわよぉぉぉ!」
全ての力を、攻勢に傾ける。
砲丸投げのように大回転し、遠心力を乗せ、斧槍を力任せに横からゴーレムの一体に叩きつける。
ありったけの全力を乗せた一撃は流石の物で、大きくゴーレムはぐらつくが……先ほどの即席の怪物とは違い、それなりに時間を掛けたのだろう。一撃で崩壊させるには至らない。
「硬いわねぇ……」
「なら、砲撃できないようにするだけだ」
二発程攻撃を叩き込んだ後、愚痴るカミーユの後ろから、怪物たちを叩き潰したロニが追いつく。
放たれた影の弾丸が、ゴーレムの足を打ち抜く。僅かにバランスが崩れ、次に放った弾丸が大きく逸れる。
カミーユの追撃と、ロニの打撃も合わさり。程なくして、ゴーレムの一体が倒れる。
僅かに方針のズレ――ロニは牽制を重視、カミーユは撃破を重視したのはあり、同時に二体のゴーレムを行動不能に追い込むには至らなかったが、些細な問題である。
このまま続けば、時間は掛かるが、ゴーレムを全滅させる事はできるだろう。
●最終防衛線
「……むう」
追いすがる影を見て、クライブが唸る。
馬の足がある事を鑑みれば――アレクサンドルが、短時間でCAMに追いついたのも、また不思議ではない。CAMとアレクサンドルの間に立ちはだかるのは、既に彼と……フェリア(ka2870)だけなのである。
「いきますよ、エルカイト!」
このままでは振り切れない。そう悟ったフェリアは、正面をアレクサンドルに向ける。
背中から魔力で出来た巨大な翼を広げ、その魔力を両手に流し込む。
「お手並み、見せて貰いますね。アレクサンドル」
――鋳造するは風の戦刃。それをフェリアは、正面から、アレクサンドルに向かって投擲する!
「Death to the Soulless――『Stop』」
手さえも動かさずに――いや、馬を操縦するためなのか。アレクサンドルは唱える。
風の刃は、彼の目の前にて静止し、それを頭を下げるように、回避する。
『動き』を失った風の刃が霧散。顔を上げたアレクサンドルが、メスを構える。
「連射されては適わん。少しは返礼、させてもらわないとね」
投げつけられる三本のメス。然しそれを止めたのは――グライブ。
「……ふん」
まるで何もないかのように、メスを盾で弾き捨てる。
彼の後ろに立つ、無数の者の思いが、彼を支えていた。その思いの前には、この程度の攻撃、どうという事はない。
「やれやれ、相変わらずの硬さだねぇ」
距離が詰められる。CAMの速度は馬よりこの状態では遅いのだから、当然の話であった。
「この――!」
顔を狙い、炎の矢がフェリアの手から放たれる。伏せるように回避したアレクサンドルが、彼女に更に接近する。
そのまま、馬から手を伸ばし――その隣のCAMに触れようとする。
「――させん」
間に入ったのはクライブ。強引に体を張り、その手を遮る。
「ち――」
触れられた場所から、力が抜けるのを感じるクライヴ。だが、例の攻撃阻止能力も、この状態では使えまい。
「ここで一泡吹かせてやろう…!!」
「ぐっ!?」
クライヴの全身から放たれる、猛烈な電撃。それは一瞬、アレクサンドルの動きを止める。
「いいだろう……ならば根性比べでもしようか。来い……!」
アレクサンドルは手を離さない。遠方から飛来する二発の砲撃に、クライヴ諸共巻き込まれる。
が、砲撃によって受けた傷は、たちまち吸い取った力によって、癒えていく。
クライヴを投げ飛ばすと、同様に砲撃に巻き込まれ、屍と化した馬の上に着地する。
『Wake up』
Life to the Lifeless――命無き物に命を。
命を失いし『屍』もまた、命無き物に代わりはない。馬の屍はたちまち立ち上がり、アレクサンドルを乗せてCAM追跡を続ける。
「本体が駄目でも――!」
正面から撃っても、止められるだけ。ならば。
アレクサンドルの乗るゾンビ馬を狙うようにして、フェリアの炎の矢が放たれる。
「っ――!」
咄嗟に着弾の直前に跳躍し、アレクサンドルがCAMに飛び掛る。
バン。手が、CAMの装甲に叩き付けられる。
「流石に――」
もう一度、手をつけようとしたその瞬間。CAMの装甲を蹴って接近したガルヴァンの拳が、彼の眼前に迫る。
電撃によって麻痺した体では回避できない。咄嗟にメスで受け止めるが、そのまま押し出される。
待ち構えていたのは、シェリル。
「壊す…」
刃が狙うのはアレクサンドルのメス。全力で薙がれた刃は、メスを粉砕する。
「甘いね……お嬢ちゃん?」
アレクサンドルは、幾度もメスを投げている。しかも彼はそれを回収していない。
それは即ち――予備が無制限にあると言う事。
武器を壊す事に気を取られていた一瞬。メスの爪が、彼女のわき腹に深く、突き刺さっていた。
「――やれやれ、こりゃ…おっさんの負けかな?」
CAMは遠ざかった。アレクサンドルはガルヴァン、グラン、フェリアに包囲され、ゴーレムを殲滅したロニとカミーユも向かってきている。
「待て!」
ガルヴァンが前に出るが――
「マフォジョの教えは、人を助ける事なんだろう?そこに倒れている者たちを放って置いていいのか?」
かくして、アレクサンドルは去った。
激戦の中で斃れた馬の代わりは、後にマフォジョ族から、ハンターたちに贈呈されたという。
「初手だけ頼む」
グライブ・エルケイル(ka1080)の通信に応じて、放たれる弾丸の雨。それは一時的に、アレクサンドルの行動を牽制する。
「行くよ……!」
馬上で装着したマスクを引き下げた、シェリル・マイヤーズ(ka0509)の言葉に姫凪 紫苑(ka0797)が頷き、体勢を低く下げる。
奔る馬は、CAMの方から一直線に接近。馬上から手裏剣が投擲される。同時に、同乗する紫苑もまた、矢をつかえ、光り輝く光弾を放つ。
「おやおや、いきなり飛び道具での挨拶とは、穏やかじゃないねぇ」
パン、とアレクサンドルの手が地を叩く。次の瞬間、矢と手裏剣が、彼が先ほどまで居た場所に突き刺さる。
――白衣をはためかせ跳躍。アレクサンドルは空に舞い上がっていたのだ。
「やれやれ、厄介な仕事についたものだ」
敵の強さは、今の一瞬の反応を見るだけでもある程度は分かる。
――決して、与しやすい相手ではないと言うことが。
毒づきながら、馬上で銃を構え、空中に居るアレクサンドルに連射する結城綾斗(ka2092)。
然し、揺れやすい馬上での攻撃は、地上に比べて安定しない。多くの弾丸は外れ、アレクサンドルに向かっていた少数の弾丸は――
『Stop』
空にて止まり、地へと落ちていった。
だが、当てようと思って放った弾ではない。攻撃を相殺した反動か、アレクサンドルの跳躍は思ったほどの飛距離を稼げてはいない。それだけで、十分に綾斗は目的を達した。
着地したアレクサンドル。それを馬から飛び降りる勢いそのままに、ダラントスカスティーヤ(ka0928)の隻腕が振るうロングソードが狙う。メスで弾き、地に手を着けようとするアレクサンドルだが、それを阻むように放たれるシェリルの手裏剣。
「させないんだから……!」
全速力で駆けたダランに続き、攻撃を行ったが故にやや遅れたシェリル、紫苑、そして綾斗も到着しつつある。このまま包囲の形に成れば、アレクサンドルの突破とて容易ではあるまい。
――だが、アレクサンドルの顔に浮かぶのは――不敵な笑み。
●Explosive Jump
「――」
無言でロングソードを叩きつけるダラン。
それをアレクサンドルはメスで受け流し――カウンターに腹部へ『爪』を叩き込む。
鎧は厚めとは言え、アレクサンドルの一撃とて受けやすい物ではない。即座に刃を引き、守りの構えを取り、追撃のメスを受け流す。
接近するシェリルと綾斗。彼らが馬から飛び降りようとした、その瞬間。
「砲撃ターゲット、こっちだ」
爆音。
四発の砲弾が、一斉にアレクサンドルの周囲に着弾した。
「くうう……っ!」
爆風に煽られ、地に叩き付けられるシェリル。一歩降りるのが遅かった紫苑は、倒れる馬の陰に隠れる形で、爆風によってバランスが崩れるのを防いだ。
跳躍し、頭上からの攻撃を仕掛けようとした綾斗は、爆風の影響をフルに受けて、大きく後ろに投げ出される。
「……っ」
然し、彼も流石のもので、俊敏な体捌きにより空中で体勢を立て直し、着地。そのまま、僅かに見える煙の中の人影に向かって、猛然と踏み込む。
「……ん、合わせる」
それと同時に、紫苑もまた、重厚な大太刀を抜刀。背後に回りこみ、大太刀の重量を生かして、上から叩き潰すように。綾斗は、正面から踏み込み、左下側から切り上げるように。交差するように人影を――断ち切る。
「――違う!」
「……土?」
手応えの違いを感じた。斬ったのは土で出来た『何か』。
次の瞬間、下から二本の手が伸ばされる。それは綾斗の首を掴み、紫苑の首をも狙ったが――咄嗟の反応によって抜けられ、肩を掴んだに留まった。
爆煙が晴れる。
――ゴーレムの砲撃は、CAMの装甲にダメージを与えられる程の威力を持つ。地面に着弾すれば相当の爆発と土煙は避けられないだろう。それを、アレクサンドルは利用したのだ。
「……やれやれ」
後ろには、四分割にされた土くれのゴーレムが。先ほど紫苑と綾斗が見た物はこれだろう。地に手を叩きつけ跳躍した際に造られた物か。
アレクサンドルの白衣には細かい穴が開いており、頬にもかすり傷はある。弾着による爆破は、彼にもダメージを与えていたか。
「ま、問題じゃあないんだけどね」
にやりと、笑みを浮かべる。
「Weather the Elder――『Transfer』」
「くっ……」「っ!?」
綾斗と紫苑は、同時に体から力が抜けていくのを感じていた。
それと同時に、アレクサンドルの傷が、急速に癒えていくのも。
「離す……」
手裏剣を構え、シェリルが敵を狙うが、彼は掴んだ二人を向けてきた。盾にするつもりだろう。
……だが、その瞬間、シェリルはとある事に気づく。
――アレクサンドルは、身長が少し高い。故につかみ上げた二人は、下、地面までは届いていない。
「おっと…!?」
足元に打ち込まれた手裏剣に、僅かに彼が揺らいだ隙に。紫苑の大太刀と綾斗の刀が、それぞれ彼の両腕に切りかかる。それは、謎の力に阻まれるが――振るった距離が近い上に、奇襲に近い攻撃。威力は低減したとは言え、僅かにそれは白衣を裂き、彼の両腕に傷をつける。
着地した紫苑が、素早いステップで、彼の後ろに回りこむ。
「――もう一発。来い」
アレクサンドルの言葉と共に、三発の砲弾が付近に着弾する。
(「――?」)
一発少ないのが気になったが、アレクサンドルはその考えを振り払う。
砂煙内から振るわれる、紫苑の刃。
「流石に二度もそっちからくると、ね。――『死角から来る』と確固として分かっていれば、死角は死角ではなくなるのさ」
足で紫苑の刃を蹴りつけるようにして、加速する。更に、正面に立ちはだかったダランの振るったソードを、足場にするように方向変更。綾斗が銃撃にてそれを牽制するが、今度は彼の進行方向とは反対側からだ。弾は空中にて静止し、アレクサンドルの進行速度は落ちない。
「ぐぬ……!!」
剣という足場を使って跳躍したアレクサンドルに、ガルヴァンの鉄拳は届かない。爆煙のせいで、僅かに反応と跳躍が遅れたのもあるだろう。
「……ん」
このまま手裏剣を投げても、綾斗の銃弾と同じ結果になるだけだろう。故に、シェリルは、自らも跳躍しての近接戦を選択。
狙うのは終点近く。アレクサンドルが『着地』するであろう地点。投擲した手裏剣は阻まれる。これは織り込み済み。それに続くように、自らもまた跳躍するシェリル。
「叔父様って……呼べばいい?それとも、先生?」
「どちらでも好きな風に呼べばいい。呼び方は飽くまでも記号のような物だからね」
メスと刀。刃が交差する。
「さて、悪いけど、おっさん、急いでいるんでね」
猛烈な蹴撃。先ほどダランへと放った物と同じ。恐らくシェリルをも踏み台にして、再度空中で方向転換するつもりなのだろう。
「――私の事、甘く見すぎ……だよ」
一度見た技である事。そして、シェリルの狙い。その二つが、合致した。
敢えて、刃ではなく、体で蹴撃を受ける。そして、予想していた硬度と違う事に、アレクサンドルが僅かに気を取られた瞬間。
「……貰った」
刀の一閃。ズボンを引き裂き、そこから血が噴出する。
「あっちゃぁ…おっさん、やられたねぇ」
眉を少ししかめるアレクサンドル。然し、その勢いは衰える事はなく。蹴撃はシェリルを地面へと叩きつけ、彼はその勢いで、爆発に驚いて逃げ惑っていた――ダランの馬に飛び掛っていた。
彼を襲撃した三チームの馬の中で、ダランの物だけは、彼が降馬するのが他の者より早かったが故に、早急に逃げ惑い、砲撃の煽りを受けず走行可能な状態になっていた。飛び乗るアレクサンドル。無論、主でない事、怯えている事から、馬は暴れまわるが――
「――あまり暴れてると……殺してもいいんだよ?」
殺気に、本能的な怯えを感じたのか、馬は大人しく走り出す。
そして、取り残された対応班を。三波目の砲撃が襲った。
●Anti-Golem・Trap
一方。激戦が起こるのと同時刻。ロニ・カルディス(ka0551)とカミーユ・鏑木(ka2479)は、それぞれ、ゴーレムたちに向かっていた。二人に違いがあるとすれば、そのルート。ロニが一直線に、アレクサンドルの横を抜けてゴーレムに向かうルートを取ったのに対し、カミーユは大きく迂回するようなルートを取っていた。
「あと少しだ……っ!?」
直線ルートを取っていたロニが攻撃開始の準備をした瞬間。馬が、躓いたかのように、大きく彼を投げ出し、転倒する。
起き上がったロニが見た物は、地から起き上がる、土の怪物たち。
「やはり仕掛けていたわね。いやらしい事だわ」
悪い予感はしていた。アレクサンドルの横を抜ける際に、彼が何も仕掛けてないとは――幾度も相見えたカミーユには思えなかった。故に、大き目の迂回ルートを取った。
ロニの援護に向かってもいいのだが、それは即ち、ゴーレムたちがもう一刻ほど砲撃を行えると言う事。
「すまないけどロニちゃん、先に行かせて貰うわ!」
今までのアレクサンドルとの交戦経験を鑑みれば、あれは即席の歪虚。戦闘能力は高くなく、せいぜい足止め程度。
ならば、先に一刻でもゴーレムの数を減らしに向かうのが筋だろう。
「ああ、直ぐに追いつく」
戦槍の一撃で、力任せに怪物の一体を叩き潰しながら。ロニは応じた。
カミーユがゴーレムの元にたどり着くのは、それから程なくしての事。
「いっくわよぉぉぉ!」
全ての力を、攻勢に傾ける。
砲丸投げのように大回転し、遠心力を乗せ、斧槍を力任せに横からゴーレムの一体に叩きつける。
ありったけの全力を乗せた一撃は流石の物で、大きくゴーレムはぐらつくが……先ほどの即席の怪物とは違い、それなりに時間を掛けたのだろう。一撃で崩壊させるには至らない。
「硬いわねぇ……」
「なら、砲撃できないようにするだけだ」
二発程攻撃を叩き込んだ後、愚痴るカミーユの後ろから、怪物たちを叩き潰したロニが追いつく。
放たれた影の弾丸が、ゴーレムの足を打ち抜く。僅かにバランスが崩れ、次に放った弾丸が大きく逸れる。
カミーユの追撃と、ロニの打撃も合わさり。程なくして、ゴーレムの一体が倒れる。
僅かに方針のズレ――ロニは牽制を重視、カミーユは撃破を重視したのはあり、同時に二体のゴーレムを行動不能に追い込むには至らなかったが、些細な問題である。
このまま続けば、時間は掛かるが、ゴーレムを全滅させる事はできるだろう。
●最終防衛線
「……むう」
追いすがる影を見て、クライブが唸る。
馬の足がある事を鑑みれば――アレクサンドルが、短時間でCAMに追いついたのも、また不思議ではない。CAMとアレクサンドルの間に立ちはだかるのは、既に彼と……フェリア(ka2870)だけなのである。
「いきますよ、エルカイト!」
このままでは振り切れない。そう悟ったフェリアは、正面をアレクサンドルに向ける。
背中から魔力で出来た巨大な翼を広げ、その魔力を両手に流し込む。
「お手並み、見せて貰いますね。アレクサンドル」
――鋳造するは風の戦刃。それをフェリアは、正面から、アレクサンドルに向かって投擲する!
「Death to the Soulless――『Stop』」
手さえも動かさずに――いや、馬を操縦するためなのか。アレクサンドルは唱える。
風の刃は、彼の目の前にて静止し、それを頭を下げるように、回避する。
『動き』を失った風の刃が霧散。顔を上げたアレクサンドルが、メスを構える。
「連射されては適わん。少しは返礼、させてもらわないとね」
投げつけられる三本のメス。然しそれを止めたのは――グライブ。
「……ふん」
まるで何もないかのように、メスを盾で弾き捨てる。
彼の後ろに立つ、無数の者の思いが、彼を支えていた。その思いの前には、この程度の攻撃、どうという事はない。
「やれやれ、相変わらずの硬さだねぇ」
距離が詰められる。CAMの速度は馬よりこの状態では遅いのだから、当然の話であった。
「この――!」
顔を狙い、炎の矢がフェリアの手から放たれる。伏せるように回避したアレクサンドルが、彼女に更に接近する。
そのまま、馬から手を伸ばし――その隣のCAMに触れようとする。
「――させん」
間に入ったのはクライブ。強引に体を張り、その手を遮る。
「ち――」
触れられた場所から、力が抜けるのを感じるクライヴ。だが、例の攻撃阻止能力も、この状態では使えまい。
「ここで一泡吹かせてやろう…!!」
「ぐっ!?」
クライヴの全身から放たれる、猛烈な電撃。それは一瞬、アレクサンドルの動きを止める。
「いいだろう……ならば根性比べでもしようか。来い……!」
アレクサンドルは手を離さない。遠方から飛来する二発の砲撃に、クライヴ諸共巻き込まれる。
が、砲撃によって受けた傷は、たちまち吸い取った力によって、癒えていく。
クライヴを投げ飛ばすと、同様に砲撃に巻き込まれ、屍と化した馬の上に着地する。
『Wake up』
Life to the Lifeless――命無き物に命を。
命を失いし『屍』もまた、命無き物に代わりはない。馬の屍はたちまち立ち上がり、アレクサンドルを乗せてCAM追跡を続ける。
「本体が駄目でも――!」
正面から撃っても、止められるだけ。ならば。
アレクサンドルの乗るゾンビ馬を狙うようにして、フェリアの炎の矢が放たれる。
「っ――!」
咄嗟に着弾の直前に跳躍し、アレクサンドルがCAMに飛び掛る。
バン。手が、CAMの装甲に叩き付けられる。
「流石に――」
もう一度、手をつけようとしたその瞬間。CAMの装甲を蹴って接近したガルヴァンの拳が、彼の眼前に迫る。
電撃によって麻痺した体では回避できない。咄嗟にメスで受け止めるが、そのまま押し出される。
待ち構えていたのは、シェリル。
「壊す…」
刃が狙うのはアレクサンドルのメス。全力で薙がれた刃は、メスを粉砕する。
「甘いね……お嬢ちゃん?」
アレクサンドルは、幾度もメスを投げている。しかも彼はそれを回収していない。
それは即ち――予備が無制限にあると言う事。
武器を壊す事に気を取られていた一瞬。メスの爪が、彼女のわき腹に深く、突き刺さっていた。
「――やれやれ、こりゃ…おっさんの負けかな?」
CAMは遠ざかった。アレクサンドルはガルヴァン、グラン、フェリアに包囲され、ゴーレムを殲滅したロニとカミーユも向かってきている。
「待て!」
ガルヴァンが前に出るが――
「マフォジョの教えは、人を助ける事なんだろう?そこに倒れている者たちを放って置いていいのか?」
かくして、アレクサンドルは去った。
激戦の中で斃れた馬の代わりは、後にマフォジョ族から、ハンターたちに贈呈されたという。
依頼結果
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/02/23 00:19:04 |
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相談卓 シェリル・マイヤーズ(ka0509) 人間(リアルブルー)|14才|女性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2015/02/27 00:45:13 |
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質問卓 シェリル・マイヤーズ(ka0509) 人間(リアルブルー)|14才|女性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2015/02/26 10:31:10 |