ゲスト
(ka0000)
ビッチビチ!
マスター:葉槻

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加制限
- -
- 参加人数
- 4~6人
- サポート
- 0~0人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2015/03/11 09:00
- 完成日
- 2015/03/18 20:41
みんなの思い出
思い出設定されたOMC商品がありません。
オープニング
その男は川で釣りをしていた。
この川は釣り人の間では、少し山に入れば、ほどよい川魚が豊富に取れる場所として有名で、男も夕飯の足しにでもなれば、と趣味と実益を兼ねてやってきていた。
近くに聞こえる滝の音をBGMに、ふわぁと欠伸を一つした時、遠くの水面に見慣れない背びれを見た気がした。
……背びれ?
あれが本当に背びれだとしたら、とんでもなく大きい『主』なのではないか?
男は舌なめずりをして、一度針を戻して餌を付け直すと、再び『主』の側へと投げ入れた。
その時、バサァッ! と『主』が身を起こした。
文字通り、両腕と両足を使って、立ち上がったのだ。
そして男を見て……その白くてむちむちとしたまるでうら若き乙女のような生足を、白魚のような手(※比喩表現。事実、女性の手のようだ)で撫で上げると、”うっふ~ん” と言わんばかりに、魚体をくねらせた!
男は両目をカッ開いて悲鳴を上げると、物凄い速さで後ずさり、逃げ出した。
『主』と男が思ったものは、口に川魚を咥えたまま逃げた男を暫し見つめていたが、器用に魚を丸呑みした後、再び川の中へと戻っていった。
「その後、彼は追いかけてこないことに気付き、また、竿も釣果も何もかもを置いて逃げてしまった事を後悔して、再び沢へと戻ったそうです」
良く戻る気になったな!? と驚きの声が上がったが、説明係の女性は黙殺。小さな咳払いの後、説明を再開した。
「で、隠れて観察することにしたそうです。そこで彼が見たというものを説明しますと……」
・人魚、ではなく、魚人。頭から尾びれまでフナのような魚で体長1m以上。
・えら呼吸なのか、肺呼吸なのかはわからないが、えらの部分は動いて居た。
・ただし、胸びれのあるべき場所からは成人女性に近い腕が生え、手の平には水かきのようなものがついていた。
・尻びれのあるべき場所からも成人女性並の白くてむっちりとした美脚が生え、くるぶしから先はフィンのような足ひれ状になっていた。
・目は丸く大きく、死んだ魚のように濁った色をしているが、見えてはいるらしい。
ここまで上げられた特徴を聞いて、目を輝かせる者数人、頭を抱え込む者数人、立ち去る者数人……彼女は去る者は追わない主義らしく、淡々と説明を続ける。
「主には魚を捕って食べていたが、水を飲みに来た鹿を、口から水状のエネルギー弾を吐いて仕留めて食べていた、との事で肉食であることが判明しています。また、この話を聞く限り、魚人というより、雑魔であると我々は判断いたしました。まだ水温が低く川遊びには向きませんが、この川は川魚が豊富で釣り人の間では人気の場所でもあります。釣り人に被害が出る前にどうぞ退治をお願いします」
この川は釣り人の間では、少し山に入れば、ほどよい川魚が豊富に取れる場所として有名で、男も夕飯の足しにでもなれば、と趣味と実益を兼ねてやってきていた。
近くに聞こえる滝の音をBGMに、ふわぁと欠伸を一つした時、遠くの水面に見慣れない背びれを見た気がした。
……背びれ?
あれが本当に背びれだとしたら、とんでもなく大きい『主』なのではないか?
男は舌なめずりをして、一度針を戻して餌を付け直すと、再び『主』の側へと投げ入れた。
その時、バサァッ! と『主』が身を起こした。
文字通り、両腕と両足を使って、立ち上がったのだ。
そして男を見て……その白くてむちむちとしたまるでうら若き乙女のような生足を、白魚のような手(※比喩表現。事実、女性の手のようだ)で撫で上げると、”うっふ~ん” と言わんばかりに、魚体をくねらせた!
男は両目をカッ開いて悲鳴を上げると、物凄い速さで後ずさり、逃げ出した。
『主』と男が思ったものは、口に川魚を咥えたまま逃げた男を暫し見つめていたが、器用に魚を丸呑みした後、再び川の中へと戻っていった。
「その後、彼は追いかけてこないことに気付き、また、竿も釣果も何もかもを置いて逃げてしまった事を後悔して、再び沢へと戻ったそうです」
良く戻る気になったな!? と驚きの声が上がったが、説明係の女性は黙殺。小さな咳払いの後、説明を再開した。
「で、隠れて観察することにしたそうです。そこで彼が見たというものを説明しますと……」
・人魚、ではなく、魚人。頭から尾びれまでフナのような魚で体長1m以上。
・えら呼吸なのか、肺呼吸なのかはわからないが、えらの部分は動いて居た。
・ただし、胸びれのあるべき場所からは成人女性に近い腕が生え、手の平には水かきのようなものがついていた。
・尻びれのあるべき場所からも成人女性並の白くてむっちりとした美脚が生え、くるぶしから先はフィンのような足ひれ状になっていた。
・目は丸く大きく、死んだ魚のように濁った色をしているが、見えてはいるらしい。
ここまで上げられた特徴を聞いて、目を輝かせる者数人、頭を抱え込む者数人、立ち去る者数人……彼女は去る者は追わない主義らしく、淡々と説明を続ける。
「主には魚を捕って食べていたが、水を飲みに来た鹿を、口から水状のエネルギー弾を吐いて仕留めて食べていた、との事で肉食であることが判明しています。また、この話を聞く限り、魚人というより、雑魔であると我々は判断いたしました。まだ水温が低く川遊びには向きませんが、この川は川魚が豊富で釣り人の間では人気の場所でもあります。釣り人に被害が出る前にどうぞ退治をお願いします」
リプレイ本文
●
「ハンターになる前は旅しながらこうやってご飯集めしたモンだよ。ホント懐かしいね、まぁ最近も釣りはちょこちょこやってるんだけど……っと、よし、かかった!」
仁川 リア(ka3483)は手慣れた様子で上手く魚を泳がせつつ引き寄せ、気合いと共に引き上げる。
「はい!」
そこにすかさずミィリア(ka2689)がオフィスから借りたタモ網を差し入れ、勢いよく跳ねる魚をキャッチした。
「おー、流石ミィリアさん、ナイスキャッチ!」
そう言って拍手した後、ラウリィ・ディバイン(ka0425)はさりげなくミリィアの持つタモ網の柄を一緒に持って、引き寄せると、バケツの中へと魚を入れるのを手伝う。
「もうそろそろ良いのでは無いでしょうか? 10匹を越えました」
尊敬するリアの釣果に感心しつつ、屋外(ka3530)が声をかけると、リアは手持ちの餌を確認して、ふむ、と頷いた。
「そうだな、丁度いい大きさもなくなったし」
針に引っかけられない大きさの屑餌を手の平に集めて川に投げ入れると、釣果を確認する。
「本当に良く釣れますね……人気の釣り場だというのも頷けるであります」
ドーラ(ka4322)も最初は興味なさ気に釣りに付き合っていたが、ほぼ入れ食い状態で釣れる川魚を見て、目を丸くしていた。
投網が借りられなかったので心配していたが、竿一本(とタモ網)で釣果は十分だった。
「じゃー、とっとと行きましょ。大丈夫っすよ、俺に任せて貰えばあっという間に三枚におろしてみせるっすから!」
無限 馨(ka0544)が自信満々に胸を拳で勢いよく叩いて……ゲホゲホとむせた。
それを見て一同『あ……』とは思ったが口には出さず、そっと目をそらすと上流を目指す準備に各自取りかかったのだった。
●
「あれが、例の滝でしょうか」
6人は川の様子を窺いながら慎重に歩を進め、ついに滝の手前まで来た。
「それらしい影は、見当たりませんでしたね」
屋外の言葉にそれぞれ頷いて応え、馨の提案でもう少し下流にあった、隠れられそうな岩があり、足場の良かった河原に戻ると、ここを拠点にしようと一旦不要な荷物を置いた。
「……生じゃ無いとダメかな? でも、物は試し!」
そうラウリィが言って取り出したのは、道中の町で購入した干し肉と持参したツナ缶。これらをリアの傍らに並べると、満足そうに頷いた。
そして、リア以外のメンバーはそれぞれ武器を握り締め、岩陰へと身を隠した。
それを見届けて、リアはさっき釣ったばかりの新鮮な魚を生餌にして再び釣り竿を垂らした。静かだった。暖かな春の木漏れ日を受けて光る水面は美しい。川のせせらぎ、時に小鳥がさえずるのが聞こえ、こうして釣り竿を握っていると、なんとものどかで穏やかな気持ちになる。
しかし、先ほどの入れ食い状態が嘘のように竿はぴくりとも動く事が無い。
岩陰に隠れている5人はまだか、まだかと焦がれていた。
まさか、餌場を移動してしまったのだろうか? それとも鹿を捕っていたとも言っていたから陸に上がっているのか? まさか、あの手足はまだ進化の途中で、最終的には陸上雑魔となる予定だったとか?!
ドーラは努めて顔に出さないようにしていたが、可能性を突き詰めていくと徐々に不安になってくる。
「しかし、釣れるまで暇っすね。ドーラさん大丈夫っすか?」
同じ岩に隠れている馨に、ひそひそ話をするように話しかけられてドーラは少し驚き、「だ、大丈夫であります」と小声で返し、刀の柄を握り締める。
――その時。
「来た!」
リアの声が静寂を破ると同時に、水底から何かが勢いよく現れた音が5人の耳に届いた。
その雑魔は生餌を背びれ側から咥えていた。そして、生餌の口に引っかけられた針を器用にその白魚の手で外すと、魚を口の動きだけで回転させ、頭から丸呑みした。
「……ちょっと、予想外」
背中に針を引っかければ良かったかな、と思いつつ、リアはイレイザーを構えながら一歩後退した。生餌の入ったバケツは戦闘時に蹴り飛ばさないようにと、丁度いい岩の隙間にはめ込んでしまっている。……と、その時、足下にラウリィが置いたツナ缶と干し肉がある事に気付いた。まず干し肉を1/4に千切ると、力一杯雑魔に向かって投げた。
ポチャン、という音を立てて雑魔とリアの間に干し肉は落ちた。雑魔はリアから川に落ちた干し肉へと視線を移し、ザバザバと水を掻き分けて落ちた干し肉を手に取ると、ひょい、と口に入れた。
それを見てリアはさらに手前に干し肉を落とす。雑魔は何の警戒も無いようにザバザバと干し肉へ向かい、再び口に入れた。『ん~デリシャス♪』とでも言う様に、白魚の手でエラの辺りを押さえて、魚体をくねらせ尾びれを振っている。
『ラウリィ、リア、ナイス! それにしても綺麗な生足でうらやまし……じゃなくってなんかムカつく!! くねっとした動きも気に入らない……!』
リアから一番近い岩陰で待機していたミィリアは、ラウリィの準備の良さとリアの機転に心の中で拍手を贈りながら、いつでも飛び出せるように慎重に様子を窺いながら、雑魔が陸に上がるのを待った。
そして、リアが最後にツナ缶を水際と森との中間辺りに置き、ツナ缶から距離を取ると、雑魔は白くたおやかな両足でひたひたと岩場を歩いてツナ缶に近付き、両膝を合わせて上品にしゃがむと、細く長い指先で丁寧にツナ缶を拾った。
「今!」
ミィリアがかけ声と共に岩陰から飛び出し、雑魔の頭から毛布を被せた。
それと同時に、他の4人も一斉に飛び出した。
馨とドーラ、屋外が川側に。リアとミィリア、ラウリィが森側に。雑魔が逃げ出さないようにと挟み撃ちを仕掛ける。
「俺に任せて貰えば、一発で仕留めて見せるっすよ!」
フィーニクスをしならせ、馨が捨て身で渾身の一撃を放とうとしたその瞬間、馨の視界が突如奪われた。
「うわぁっ! なんっすか!?」
吃驚して藻掻くと、それは先ほどミィリアが被せた毛布だった。
雑魔が『邪魔』と言わんばかりに毛布を払った所に、自分がつっこんでしまったのだと気付いた時には、その柔らかそうな白い脚からは想像も付かない強烈な蹴りが馨の鳩尾に入った。
後に皆が口を揃えて「人間ってあんなにキレイに弧を描いて飛べるんだって初めて知った」と言われる程、見事に吹っ飛ぶと、馨は頭から水面へと落ちた。
「馨さん!! くっ、よくも馨さんを!!」
ラウリィはコンポジットボウを構え、狙いを定めようと雑魔を見た……が、見れば見るほど眉間にしわが寄る。
「わぁー……本当にいろいろと残念な見た目かも」
一瞬、きれいな手と脚“だけ”を見ていたい欲求に駆られたが、顔を振って邪念を飛ばすと、狙いを研ぎ澄ませてから矢を放つ。
その間、凱句応へと覚醒した屋外は、冷静に雑魔を観察しつつ、一つの誓いを胸に刻む。
『喩えどのような魅惑の肉体を持った人や雑魔が現れようと、貴女を越える事は無いのです』
そう、彼の胸にはいつだって愛おしい彼女が居た。その為、この雑魔の特徴である白魚の手も、むっちりとした見事な曲線を描く太腿も関係無く、ただの雑魔、それでしか無かった。
「喰らえ! ブロークンナックル!!」
陸地側に魚人を押し込む様にその拳を唸らせて、胴に抉るように殴りつけると、再び魚人と距離を取り、次の攻撃に備える。
次いでミィリアが吠える。
「むきー、こうなったら綺麗に下ろしてやるんだからっ! 覚悟でござるー!!」
雑魔に肉薄すると、ぐっと姿勢を低く構え強く踏み込んでから伸び上がり、渾身の一撃を振り下ろした。
宣言通り(?)雑魔の左腕がぼとりと落ちた。……そしてびくんびくんと蠢いている。
「ぎゃーっ! 気持ち悪い!!」
心の底からの悲鳴を上げて、岩陰へバックステップで逃げるように避難。
「さてと、それじゃあ、魚人の解体ショーだよ! まずはその手足、見栄え悪いし邪魔だよね!」
ミィリアと入れ替わるように拳銃からテブテジュへ持ち替えたリアが、金色の瞳を鋭く光らせて、隙の無い動きで間合いを一気に詰めてそのまま胴を一閃。
「人々の生活の基礎たる川を占拠する雑魔、これは許せませんであります!」
次いで流れるような連携で反対側からドーラが、自分の身長ほどもあるオートMURAMASAを振り下ろした。
顔面正中を斬られ、雑魔は軽く脚を縺れさせ、右手で額を押さえた。そして、足下に落ちている自分の腕を見つけると、優雅な動きでそれを拾い――食べた。
「マジ!?」
あまりの衝撃に、攻撃の波を途切れないようにしたいと考えていたラウリィも、思わずガッツリ引いてしまって、動きが止まってしまう。
その頃、1人川に頭から落ちて、水面から下半身だけが突き出ている状態になっていた馨が、ようやく這々の体で川岸へと上がってきた。すっかり身も心もクールダウンして、敵の強さを身をもって知った今は、当初の舐めてかかった自分を叱ってやりたかった。
「もうそのふざけた姿に惑わされ無いっすよ!」
鞭をバシィンと岩に叩き付けて気合いを入れ直すと、歩く度にグジュグジュと音を立てる足袋もそのまま、瞬時に距離を縮めると、華麗な鞭裁きで魚体を打ち据えた。
「おぉ! 馨殿、よくぞ生きて……!」
「……勝手に殺さないでほしいっす」
真面目に感激している様子の屋外に、思わず脱力する馨。
そんな2人と、雑魔の視線が合った……気がした。
残った右手で投げキッスの動きと共に放たれたのは、水鉄砲。
「「はぁああああああ!?」」
2人は逃げた。全力で。臆面も無く。『あれだけは喰らってはいけない』そんな共通の思いが2人を全力で岩陰へと走らせた。
雑魔が川側にいる2人を攻撃している間に、リアは再び距離を縮めると、鋸のような刃で斬り付ける。
その後を追うようにミィリアも必殺の全部乗せを放とうと肉薄した。
「くらえ、必殺の――!?」
しかし、その渾身の一撃は躱され、その尾びれで張り飛ばされてしまった。
「大丈夫?!」
リアの声に、ミィリアは涙目になって訴えた。
「……とても、生臭いでござる……」
分泌液なのか、体臭なのか、血の臭いなのか……尾びれが触れたところがしっとり生臭かった。これで抱きしめられでもしたら……そう思うとミィリアの全身に悪寒が走った。
「……なんて、恐ろしい敵……」
今までにも雑魔は相手にした事があったが、こんな色んな意味で恐ろしい敵はドーラにとって初めてだった。
「ですが。必ず仕留めて見せるであります!」
気合いと共に振動刀を構え、両脚にぐっと力を入れると、火花と共に駆けだした。脚底が石と振れる度に火花が散る。更に一層大きく踏み込むと、風を薙ぐ音と共に強く打ち込んだ。
……確かに手応えはあった。しかし、雑魔は倒れる事無くドーラを見つめると、頭からぱくりと咥えた。衝撃に振動刀が音を立てて落ちた。
「わーっ! ドーラさーーーん!」
ラウリィが悲鳴を上げて、慌てて弓に矢をつがえると、ドーラに当たらないよう慎重に、だが素早く射た。
結果、矢が左のエラの隙間部分に刺さり、雑魔は苦しそうに藻掻くと、ドーラを吐き出した。
ドーラは酷い悪臭に激しく咳き込んでいたが、それでも振動刀を手探りで探し当てると、立ち上がり藻掻く雑魔から距離を取った。
「よし、今っす! 総攻撃するっす!!」
馨が岩陰から飛び出て一気に距離を縮めると狙い澄まされた一撃で胴を打つ。
リアは素早く走り寄ると、左脚の太腿に切りつけた。
ラウリィも再び弓引くと、矢はバランスを崩して倒れる雑魔の左目に吸い込まれるように刺さった。
「ブロークンアロー!」
かけ声と共にロケットナックルが飛び、敵を殴りつけて屋外の元へと戻ってくる。
「今度こそ! くらえ、必殺のおサムライさんパワー!!」
ミィリアは再び渾身の必殺技を構え放ち、今度こそ宣言通り、背びれから胴体までを切り裂いた。
「許せません、であります!」
さっきまでむせていた為か、目尻にうっすらと涙が光っているが、それよりも強い眼光で雑魔を見据え、走り抜けながら振動刀を叩き付けるように振り抜き、ミリィアとは逆サイドの背びれから胴体までを深く斬り付ける。
雑魔はバランスを崩し横倒しになった後、暫くぱくぱくと激しく口を開閉していたが、徐々に末端から消滅が始まり、6人が見守る中無事、完全に消滅したのだった。
●
「ふぁーーー、よかったー、倒せたー」
ラウリィがその場にしゃがみ込んで、深く息を吐いた。
「ツナ缶と肉、助かったよ」
リアがラウリィに向かって手を差し出す。2人は強く手を握って互いを称え合った。
「あ、生臭さが消えてる、よかったー!」
「あ。本当であります。このまま帰るまであの臭いがするくらいなら、川に入ろうかと真剣に悩んでいたであります」
「わかるー!」とミィリアとドーラが心から喜んでいる横で、屋外は胸に手を当て、彼女へと想いを馳せる。
大きなくしゃみが響き、5人がそちらを見ると、唯一川に落ちた馨が自分の両肩を抱いて、ガタガタと震えていた。
「……寒い……」
「あぁ、これはいけません。すぐ火を熾しましょう」
覚醒を解いた屋外が、道中ラウリィと共に拾い集めてきた枯木を、隠していた岩陰から取り出しリアに渡した。リアが周囲の石を使って簡単な風除けを作り火を熾すと、馨を煙の来ない方へ呼び寄せてたき火にあたらせた。
「あと、余った魚も食べちゃおう」
リアの提案は満場一致で賛成となり、ミィリアは大きい魚6匹を残して、他は川へと返しテキパキと処理を始めた。手伝いを申し出た屋外に、ミィリアは笑顔で手本を見せた。
「こうやって内臓をとって、ぬめりを取る為にもお塩をすりこむようにして洗って………それから串に刺すの」
「なるほど」
「でも一番大事なのは愛情かも」
「なるほど!」
彼女を想う気持ちなら誰にも負けないと、屋外は瞳を閉じて、自分が捌いた魚を食べる彼女を想像する。……あぁ、なんてステキな笑顔だろう。
「手、止まってるよ?」
「あ、すみません」
パチパチと木の爆ぜる音がして、じゅわじゅわと魚の焼けるいい香りが漂う。
「はーい、焼けましたよー!」
ミィリアのGoサインに、全員が一斉に魚に手を伸ばす。
「はい、どうぞ」
ちゃっかりミィリアとドーラの間に座ったラウリィは、ドーラの分の魚を差し出した。
「感謝であります」
ぺこんと頭を下げる仕草に、「いえいえどーいたしまして」とラウリィは笑う。
火に当たりつつ毛布にくるまっている馨が魚を掲げて音頭を取った。
「俺たちの勝利を祝して」
「「いただきます!」」と声を揃えて、一斉にかぶりつく。
熱! ほくほく! 美味い!! お酒欲しい! などの声がそれぞれから発せられ、皆一様に笑顔になる。
春の太陽は徐々に赤へと色味を増しながら、笑う6人を優しく照らしていた。
「ハンターになる前は旅しながらこうやってご飯集めしたモンだよ。ホント懐かしいね、まぁ最近も釣りはちょこちょこやってるんだけど……っと、よし、かかった!」
仁川 リア(ka3483)は手慣れた様子で上手く魚を泳がせつつ引き寄せ、気合いと共に引き上げる。
「はい!」
そこにすかさずミィリア(ka2689)がオフィスから借りたタモ網を差し入れ、勢いよく跳ねる魚をキャッチした。
「おー、流石ミィリアさん、ナイスキャッチ!」
そう言って拍手した後、ラウリィ・ディバイン(ka0425)はさりげなくミリィアの持つタモ網の柄を一緒に持って、引き寄せると、バケツの中へと魚を入れるのを手伝う。
「もうそろそろ良いのでは無いでしょうか? 10匹を越えました」
尊敬するリアの釣果に感心しつつ、屋外(ka3530)が声をかけると、リアは手持ちの餌を確認して、ふむ、と頷いた。
「そうだな、丁度いい大きさもなくなったし」
針に引っかけられない大きさの屑餌を手の平に集めて川に投げ入れると、釣果を確認する。
「本当に良く釣れますね……人気の釣り場だというのも頷けるであります」
ドーラ(ka4322)も最初は興味なさ気に釣りに付き合っていたが、ほぼ入れ食い状態で釣れる川魚を見て、目を丸くしていた。
投網が借りられなかったので心配していたが、竿一本(とタモ網)で釣果は十分だった。
「じゃー、とっとと行きましょ。大丈夫っすよ、俺に任せて貰えばあっという間に三枚におろしてみせるっすから!」
無限 馨(ka0544)が自信満々に胸を拳で勢いよく叩いて……ゲホゲホとむせた。
それを見て一同『あ……』とは思ったが口には出さず、そっと目をそらすと上流を目指す準備に各自取りかかったのだった。
●
「あれが、例の滝でしょうか」
6人は川の様子を窺いながら慎重に歩を進め、ついに滝の手前まで来た。
「それらしい影は、見当たりませんでしたね」
屋外の言葉にそれぞれ頷いて応え、馨の提案でもう少し下流にあった、隠れられそうな岩があり、足場の良かった河原に戻ると、ここを拠点にしようと一旦不要な荷物を置いた。
「……生じゃ無いとダメかな? でも、物は試し!」
そうラウリィが言って取り出したのは、道中の町で購入した干し肉と持参したツナ缶。これらをリアの傍らに並べると、満足そうに頷いた。
そして、リア以外のメンバーはそれぞれ武器を握り締め、岩陰へと身を隠した。
それを見届けて、リアはさっき釣ったばかりの新鮮な魚を生餌にして再び釣り竿を垂らした。静かだった。暖かな春の木漏れ日を受けて光る水面は美しい。川のせせらぎ、時に小鳥がさえずるのが聞こえ、こうして釣り竿を握っていると、なんとものどかで穏やかな気持ちになる。
しかし、先ほどの入れ食い状態が嘘のように竿はぴくりとも動く事が無い。
岩陰に隠れている5人はまだか、まだかと焦がれていた。
まさか、餌場を移動してしまったのだろうか? それとも鹿を捕っていたとも言っていたから陸に上がっているのか? まさか、あの手足はまだ進化の途中で、最終的には陸上雑魔となる予定だったとか?!
ドーラは努めて顔に出さないようにしていたが、可能性を突き詰めていくと徐々に不安になってくる。
「しかし、釣れるまで暇っすね。ドーラさん大丈夫っすか?」
同じ岩に隠れている馨に、ひそひそ話をするように話しかけられてドーラは少し驚き、「だ、大丈夫であります」と小声で返し、刀の柄を握り締める。
――その時。
「来た!」
リアの声が静寂を破ると同時に、水底から何かが勢いよく現れた音が5人の耳に届いた。
その雑魔は生餌を背びれ側から咥えていた。そして、生餌の口に引っかけられた針を器用にその白魚の手で外すと、魚を口の動きだけで回転させ、頭から丸呑みした。
「……ちょっと、予想外」
背中に針を引っかければ良かったかな、と思いつつ、リアはイレイザーを構えながら一歩後退した。生餌の入ったバケツは戦闘時に蹴り飛ばさないようにと、丁度いい岩の隙間にはめ込んでしまっている。……と、その時、足下にラウリィが置いたツナ缶と干し肉がある事に気付いた。まず干し肉を1/4に千切ると、力一杯雑魔に向かって投げた。
ポチャン、という音を立てて雑魔とリアの間に干し肉は落ちた。雑魔はリアから川に落ちた干し肉へと視線を移し、ザバザバと水を掻き分けて落ちた干し肉を手に取ると、ひょい、と口に入れた。
それを見てリアはさらに手前に干し肉を落とす。雑魔は何の警戒も無いようにザバザバと干し肉へ向かい、再び口に入れた。『ん~デリシャス♪』とでも言う様に、白魚の手でエラの辺りを押さえて、魚体をくねらせ尾びれを振っている。
『ラウリィ、リア、ナイス! それにしても綺麗な生足でうらやまし……じゃなくってなんかムカつく!! くねっとした動きも気に入らない……!』
リアから一番近い岩陰で待機していたミィリアは、ラウリィの準備の良さとリアの機転に心の中で拍手を贈りながら、いつでも飛び出せるように慎重に様子を窺いながら、雑魔が陸に上がるのを待った。
そして、リアが最後にツナ缶を水際と森との中間辺りに置き、ツナ缶から距離を取ると、雑魔は白くたおやかな両足でひたひたと岩場を歩いてツナ缶に近付き、両膝を合わせて上品にしゃがむと、細く長い指先で丁寧にツナ缶を拾った。
「今!」
ミィリアがかけ声と共に岩陰から飛び出し、雑魔の頭から毛布を被せた。
それと同時に、他の4人も一斉に飛び出した。
馨とドーラ、屋外が川側に。リアとミィリア、ラウリィが森側に。雑魔が逃げ出さないようにと挟み撃ちを仕掛ける。
「俺に任せて貰えば、一発で仕留めて見せるっすよ!」
フィーニクスをしならせ、馨が捨て身で渾身の一撃を放とうとしたその瞬間、馨の視界が突如奪われた。
「うわぁっ! なんっすか!?」
吃驚して藻掻くと、それは先ほどミィリアが被せた毛布だった。
雑魔が『邪魔』と言わんばかりに毛布を払った所に、自分がつっこんでしまったのだと気付いた時には、その柔らかそうな白い脚からは想像も付かない強烈な蹴りが馨の鳩尾に入った。
後に皆が口を揃えて「人間ってあんなにキレイに弧を描いて飛べるんだって初めて知った」と言われる程、見事に吹っ飛ぶと、馨は頭から水面へと落ちた。
「馨さん!! くっ、よくも馨さんを!!」
ラウリィはコンポジットボウを構え、狙いを定めようと雑魔を見た……が、見れば見るほど眉間にしわが寄る。
「わぁー……本当にいろいろと残念な見た目かも」
一瞬、きれいな手と脚“だけ”を見ていたい欲求に駆られたが、顔を振って邪念を飛ばすと、狙いを研ぎ澄ませてから矢を放つ。
その間、凱句応へと覚醒した屋外は、冷静に雑魔を観察しつつ、一つの誓いを胸に刻む。
『喩えどのような魅惑の肉体を持った人や雑魔が現れようと、貴女を越える事は無いのです』
そう、彼の胸にはいつだって愛おしい彼女が居た。その為、この雑魔の特徴である白魚の手も、むっちりとした見事な曲線を描く太腿も関係無く、ただの雑魔、それでしか無かった。
「喰らえ! ブロークンナックル!!」
陸地側に魚人を押し込む様にその拳を唸らせて、胴に抉るように殴りつけると、再び魚人と距離を取り、次の攻撃に備える。
次いでミィリアが吠える。
「むきー、こうなったら綺麗に下ろしてやるんだからっ! 覚悟でござるー!!」
雑魔に肉薄すると、ぐっと姿勢を低く構え強く踏み込んでから伸び上がり、渾身の一撃を振り下ろした。
宣言通り(?)雑魔の左腕がぼとりと落ちた。……そしてびくんびくんと蠢いている。
「ぎゃーっ! 気持ち悪い!!」
心の底からの悲鳴を上げて、岩陰へバックステップで逃げるように避難。
「さてと、それじゃあ、魚人の解体ショーだよ! まずはその手足、見栄え悪いし邪魔だよね!」
ミィリアと入れ替わるように拳銃からテブテジュへ持ち替えたリアが、金色の瞳を鋭く光らせて、隙の無い動きで間合いを一気に詰めてそのまま胴を一閃。
「人々の生活の基礎たる川を占拠する雑魔、これは許せませんであります!」
次いで流れるような連携で反対側からドーラが、自分の身長ほどもあるオートMURAMASAを振り下ろした。
顔面正中を斬られ、雑魔は軽く脚を縺れさせ、右手で額を押さえた。そして、足下に落ちている自分の腕を見つけると、優雅な動きでそれを拾い――食べた。
「マジ!?」
あまりの衝撃に、攻撃の波を途切れないようにしたいと考えていたラウリィも、思わずガッツリ引いてしまって、動きが止まってしまう。
その頃、1人川に頭から落ちて、水面から下半身だけが突き出ている状態になっていた馨が、ようやく這々の体で川岸へと上がってきた。すっかり身も心もクールダウンして、敵の強さを身をもって知った今は、当初の舐めてかかった自分を叱ってやりたかった。
「もうそのふざけた姿に惑わされ無いっすよ!」
鞭をバシィンと岩に叩き付けて気合いを入れ直すと、歩く度にグジュグジュと音を立てる足袋もそのまま、瞬時に距離を縮めると、華麗な鞭裁きで魚体を打ち据えた。
「おぉ! 馨殿、よくぞ生きて……!」
「……勝手に殺さないでほしいっす」
真面目に感激している様子の屋外に、思わず脱力する馨。
そんな2人と、雑魔の視線が合った……気がした。
残った右手で投げキッスの動きと共に放たれたのは、水鉄砲。
「「はぁああああああ!?」」
2人は逃げた。全力で。臆面も無く。『あれだけは喰らってはいけない』そんな共通の思いが2人を全力で岩陰へと走らせた。
雑魔が川側にいる2人を攻撃している間に、リアは再び距離を縮めると、鋸のような刃で斬り付ける。
その後を追うようにミィリアも必殺の全部乗せを放とうと肉薄した。
「くらえ、必殺の――!?」
しかし、その渾身の一撃は躱され、その尾びれで張り飛ばされてしまった。
「大丈夫?!」
リアの声に、ミィリアは涙目になって訴えた。
「……とても、生臭いでござる……」
分泌液なのか、体臭なのか、血の臭いなのか……尾びれが触れたところがしっとり生臭かった。これで抱きしめられでもしたら……そう思うとミィリアの全身に悪寒が走った。
「……なんて、恐ろしい敵……」
今までにも雑魔は相手にした事があったが、こんな色んな意味で恐ろしい敵はドーラにとって初めてだった。
「ですが。必ず仕留めて見せるであります!」
気合いと共に振動刀を構え、両脚にぐっと力を入れると、火花と共に駆けだした。脚底が石と振れる度に火花が散る。更に一層大きく踏み込むと、風を薙ぐ音と共に強く打ち込んだ。
……確かに手応えはあった。しかし、雑魔は倒れる事無くドーラを見つめると、頭からぱくりと咥えた。衝撃に振動刀が音を立てて落ちた。
「わーっ! ドーラさーーーん!」
ラウリィが悲鳴を上げて、慌てて弓に矢をつがえると、ドーラに当たらないよう慎重に、だが素早く射た。
結果、矢が左のエラの隙間部分に刺さり、雑魔は苦しそうに藻掻くと、ドーラを吐き出した。
ドーラは酷い悪臭に激しく咳き込んでいたが、それでも振動刀を手探りで探し当てると、立ち上がり藻掻く雑魔から距離を取った。
「よし、今っす! 総攻撃するっす!!」
馨が岩陰から飛び出て一気に距離を縮めると狙い澄まされた一撃で胴を打つ。
リアは素早く走り寄ると、左脚の太腿に切りつけた。
ラウリィも再び弓引くと、矢はバランスを崩して倒れる雑魔の左目に吸い込まれるように刺さった。
「ブロークンアロー!」
かけ声と共にロケットナックルが飛び、敵を殴りつけて屋外の元へと戻ってくる。
「今度こそ! くらえ、必殺のおサムライさんパワー!!」
ミィリアは再び渾身の必殺技を構え放ち、今度こそ宣言通り、背びれから胴体までを切り裂いた。
「許せません、であります!」
さっきまでむせていた為か、目尻にうっすらと涙が光っているが、それよりも強い眼光で雑魔を見据え、走り抜けながら振動刀を叩き付けるように振り抜き、ミリィアとは逆サイドの背びれから胴体までを深く斬り付ける。
雑魔はバランスを崩し横倒しになった後、暫くぱくぱくと激しく口を開閉していたが、徐々に末端から消滅が始まり、6人が見守る中無事、完全に消滅したのだった。
●
「ふぁーーー、よかったー、倒せたー」
ラウリィがその場にしゃがみ込んで、深く息を吐いた。
「ツナ缶と肉、助かったよ」
リアがラウリィに向かって手を差し出す。2人は強く手を握って互いを称え合った。
「あ、生臭さが消えてる、よかったー!」
「あ。本当であります。このまま帰るまであの臭いがするくらいなら、川に入ろうかと真剣に悩んでいたであります」
「わかるー!」とミィリアとドーラが心から喜んでいる横で、屋外は胸に手を当て、彼女へと想いを馳せる。
大きなくしゃみが響き、5人がそちらを見ると、唯一川に落ちた馨が自分の両肩を抱いて、ガタガタと震えていた。
「……寒い……」
「あぁ、これはいけません。すぐ火を熾しましょう」
覚醒を解いた屋外が、道中ラウリィと共に拾い集めてきた枯木を、隠していた岩陰から取り出しリアに渡した。リアが周囲の石を使って簡単な風除けを作り火を熾すと、馨を煙の来ない方へ呼び寄せてたき火にあたらせた。
「あと、余った魚も食べちゃおう」
リアの提案は満場一致で賛成となり、ミィリアは大きい魚6匹を残して、他は川へと返しテキパキと処理を始めた。手伝いを申し出た屋外に、ミィリアは笑顔で手本を見せた。
「こうやって内臓をとって、ぬめりを取る為にもお塩をすりこむようにして洗って………それから串に刺すの」
「なるほど」
「でも一番大事なのは愛情かも」
「なるほど!」
彼女を想う気持ちなら誰にも負けないと、屋外は瞳を閉じて、自分が捌いた魚を食べる彼女を想像する。……あぁ、なんてステキな笑顔だろう。
「手、止まってるよ?」
「あ、すみません」
パチパチと木の爆ぜる音がして、じゅわじゅわと魚の焼けるいい香りが漂う。
「はーい、焼けましたよー!」
ミィリアのGoサインに、全員が一斉に魚に手を伸ばす。
「はい、どうぞ」
ちゃっかりミィリアとドーラの間に座ったラウリィは、ドーラの分の魚を差し出した。
「感謝であります」
ぺこんと頭を下げる仕草に、「いえいえどーいたしまして」とラウリィは笑う。
火に当たりつつ毛布にくるまっている馨が魚を掲げて音頭を取った。
「俺たちの勝利を祝して」
「「いただきます!」」と声を揃えて、一斉にかぶりつく。
熱! ほくほく! 美味い!! お酒欲しい! などの声がそれぞれから発せられ、皆一様に笑顔になる。
春の太陽は徐々に赤へと色味を増しながら、笑う6人を優しく照らしていた。
依頼結果
参加者一覧
サポート一覧
マテリアルリンク参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/03/07 21:51:41 |
|
![]() |
相談卓 仁川 リア(ka3483) 人間(クリムゾンウェスト)|16才|男性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2015/03/10 12:21:17 |