ゲスト
(ka0000)
突撃雑魔・クレイジーボア
マスター:四方鴉

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加制限
- -
- 参加人数
- 4~8人
- サポート
- 0~0人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2014/07/06 12:00
- 完成日
- 2014/07/13 19:56
みんなの思い出
思い出設定されたOMC商品がありません。
オープニング
●暴れ狂う猪
風そよぐ里山、多くの村民がその恩恵を受ける中、暴飲暴食を極める集団が来訪した。
その数、五。
頑丈な四肢を大地に踏みしめ、猛烈な勢いで突進、邪魔な木々をなぎ倒し。
食料を求め、無秩序に地面を掘り起こし山の恵みを、更には農耕地を破壊する。
「最初は山の中だけだったのに、どうするんですか村長!? このままじゃ、畑が壊滅だ」
「それだけじゃない、子供たちも危険だ。今はまだ大人だけだが、追いかけられて怪我人も沢山出てるんですよ!」
「あいつら、動物の肉も食ってやがった。子供が襲われちゃ逃げ切れず、食い殺されるかもしれねぇ」
里山だけでは飽き足らず、農耕地までも荒らす大猪。
村民達が村長の家で対策を協議するが、村民で立ち向かったとして怪我人なく対処できる保証はない。
ましてや、相手は普通の猪より巨大で凶暴なのだ、普通の罠や柵などでなんとかできるとは思えない。
「……わかった。出費は止むをえんが、これ以上放置もできんじゃろう。ハンターに依頼をだそう……」
顔に刻まれた皺がまた一つ、増えたような気がした老人……村長が搾り出すように結論を下す。
こうして、ハンターソサエティへ猪雑魔退治の依頼が一件、舞い込む事となっていた。
●受付嬢の誘い
「はーい、みなさーん。ちょっと貧しい村を追い詰める、猪雑魔退治の依頼がきています。けっこー強力ですから気を引き締めてくださいね」
集ったハンターに受付兼、説明担当の女性が軽めのノリで説明を開始する。
今回の依頼は里山や村の農耕地を荒らしまわり、人間だろうと襲い負傷させる巨大猪をリーダーとした雑魔の退治。
「リーダーの巨大猪を中心に、小さめの猪が4頭、合計5頭の猪雑魔が相手です。猪らしく、突進力は半端ないですね。
あと、近寄られたらその場で暴れまわって弾き飛ばせる膂力も相当、突進も合わせて油断ならないですね」
駆け抜け様に相手を弾き飛ばす突進、近寄った相手をまとめて弾き飛ばす体当たり。
遠距離攻撃手段はないものの、そのタフさとパワーは油断ならないと彼女は続ける。
「突進や体当たりの衝撃はかなりのもの、ハンターである皆さんでも直撃を受ければ大きな隙になりますね。
そこに別の猪がドーン! ときたら、普通に攻撃されるより痛いですからそうならない様に気をつけてください」
相手の攻撃で体勢を崩せば、次の一撃はかなりの痛手。
攻撃一辺倒で一気に倒すべきか、あえて攻撃の手を控えよろめく仲間の援護を考えた行動をすべきか……
どういった作戦で事にあたるかの選択は、被害を抑える上で重要な点となるだろう。
「あ、そうそう。猪だから食べられるかも、なんて思ってませんか? 思ってるでしょう? いいえ、思ってるはずですよね!」
「い、いきなりなんですか!?」
「雑魔なんですよ、いくら猪だからって雑魔なんですよ!? でも猪だから肉が残るかもしれないんですよ!」
「や、それがなにk……」
「いいですか、もし残っても食べないで下さいね、食べないで、絶対ですから!」
「あのー、それって押すなよ、絶対押すなよ、ってノリで食べろって事じゃ……」
「ノープロブレム! 説明はこんなもので問題ないですね! それじゃ、頑張っていてらっしゃい!」
「おい、最後の一件だけ中途半端だろ!」
「ささ、説明は終わってるんです、いくかどうか、早くちゃっちゃと決めちゃって下さいな!」
そんな勢いに任せたまま説明は終了。
どこか腑に落ちない表情のまま、ハンター達は猪雑魔退治に出発するのであった。
風そよぐ里山、多くの村民がその恩恵を受ける中、暴飲暴食を極める集団が来訪した。
その数、五。
頑丈な四肢を大地に踏みしめ、猛烈な勢いで突進、邪魔な木々をなぎ倒し。
食料を求め、無秩序に地面を掘り起こし山の恵みを、更には農耕地を破壊する。
「最初は山の中だけだったのに、どうするんですか村長!? このままじゃ、畑が壊滅だ」
「それだけじゃない、子供たちも危険だ。今はまだ大人だけだが、追いかけられて怪我人も沢山出てるんですよ!」
「あいつら、動物の肉も食ってやがった。子供が襲われちゃ逃げ切れず、食い殺されるかもしれねぇ」
里山だけでは飽き足らず、農耕地までも荒らす大猪。
村民達が村長の家で対策を協議するが、村民で立ち向かったとして怪我人なく対処できる保証はない。
ましてや、相手は普通の猪より巨大で凶暴なのだ、普通の罠や柵などでなんとかできるとは思えない。
「……わかった。出費は止むをえんが、これ以上放置もできんじゃろう。ハンターに依頼をだそう……」
顔に刻まれた皺がまた一つ、増えたような気がした老人……村長が搾り出すように結論を下す。
こうして、ハンターソサエティへ猪雑魔退治の依頼が一件、舞い込む事となっていた。
●受付嬢の誘い
「はーい、みなさーん。ちょっと貧しい村を追い詰める、猪雑魔退治の依頼がきています。けっこー強力ですから気を引き締めてくださいね」
集ったハンターに受付兼、説明担当の女性が軽めのノリで説明を開始する。
今回の依頼は里山や村の農耕地を荒らしまわり、人間だろうと襲い負傷させる巨大猪をリーダーとした雑魔の退治。
「リーダーの巨大猪を中心に、小さめの猪が4頭、合計5頭の猪雑魔が相手です。猪らしく、突進力は半端ないですね。
あと、近寄られたらその場で暴れまわって弾き飛ばせる膂力も相当、突進も合わせて油断ならないですね」
駆け抜け様に相手を弾き飛ばす突進、近寄った相手をまとめて弾き飛ばす体当たり。
遠距離攻撃手段はないものの、そのタフさとパワーは油断ならないと彼女は続ける。
「突進や体当たりの衝撃はかなりのもの、ハンターである皆さんでも直撃を受ければ大きな隙になりますね。
そこに別の猪がドーン! ときたら、普通に攻撃されるより痛いですからそうならない様に気をつけてください」
相手の攻撃で体勢を崩せば、次の一撃はかなりの痛手。
攻撃一辺倒で一気に倒すべきか、あえて攻撃の手を控えよろめく仲間の援護を考えた行動をすべきか……
どういった作戦で事にあたるかの選択は、被害を抑える上で重要な点となるだろう。
「あ、そうそう。猪だから食べられるかも、なんて思ってませんか? 思ってるでしょう? いいえ、思ってるはずですよね!」
「い、いきなりなんですか!?」
「雑魔なんですよ、いくら猪だからって雑魔なんですよ!? でも猪だから肉が残るかもしれないんですよ!」
「や、それがなにk……」
「いいですか、もし残っても食べないで下さいね、食べないで、絶対ですから!」
「あのー、それって押すなよ、絶対押すなよ、ってノリで食べろって事じゃ……」
「ノープロブレム! 説明はこんなもので問題ないですね! それじゃ、頑張っていてらっしゃい!」
「おい、最後の一件だけ中途半端だろ!」
「ささ、説明は終わってるんです、いくかどうか、早くちゃっちゃと決めちゃって下さいな!」
そんな勢いに任せたまま説明は終了。
どこか腑に落ちない表情のまま、ハンター達は猪雑魔退治に出発するのであった。
リプレイ本文
●山中の罠
「ちょ、やめっ!? ボクの耳は食べ物じゃないよーっ」
「……はむはむ、むにゃ……zZZ」
里山を進む8人のハンターの中、緊張感のない叫びが響く。
悲鳴を上げたのは柊崎 風音(ka1074)、原因となったのは彼女の耳を甘噛みしていた紅鬼 姫乃(ka2472)である。
これから雑魔退治であるというのに、なんとも緊張感が感じられないがガチガチに緊張する、というケースに比べればこれぐらい肩の力が抜けている方がいいであろう。
「ふむ……この辺が通り道だろう、下草が踏まれておる」
「ならば罠を仕掛けるならこのあたりか。この周辺で戦いやすそうな場所は他にない」
猪雑魔が通り過ぎた痕跡を探していた対崎 紋次郎(ka1892)が下草の異変を察知、同時に木々に登ったり里山の自然を全身で感じ、周囲の地形を探っていたアル・シェ(ka0135)が戦場の選定を。
程近い場所に昇りやすい木々が数本立ち並ぶ場所を確認、そこを戦場にし罠を仕掛けることとなっていた。
「雑魔の群れか。規模は小さいがボアってのが厄介だな」
「ああ、ハンティング……って気分にもなれんか。流石に害獣っぷりが度を越してやがる。きっちり全部片付けて、ついでに腹も満たしてやる!」
「……雑魔だぞ? 後で煮るなり焼くなり、楽しみがあるのかどうか」
選定された場所へ溝を掘りつつシュタール・フラム(ka0024)が呟き、藤堂研司(ka0569)が同意する。
だが、続けて出た言葉、雑魔を食べる覚悟を前に、煮炊き出来るか不明だとシュタールは冷静にツッコミを。
まあ、倒せば何かが残る可能性がある、というだけである、やる事は変わらない。
黙々と溝を掘り、研司もここに至るまで採取していたドングリや野いちご等、餌になりそうな物品を配置。
複数種類の餌が用意される事で、高い誘引効果が期待できるだろう。
「さて、かかろうか……風向きは、こちらだな」
「なるほど、これなら臭いもあまり広がらないわね」
同刻、風向きを確認しつつ餌の周りへ布を張り、臭いの拡散方向を調整するヤーコフ・ズダーノフスキー(ka2364)と彼を手伝うノノエ・シルフィール(ka2468)。
布によって全周囲への広がりを抑制、雑魔が臭いを察知し接近してくるであろう方向をコントロール。
これにより、接近してきた雑魔は餌に食いつき、攻撃を受け反撃に駆け出せばハンターと餌の間にある罠に飛び込む形を作り上げていた。
「んー、大体準備は終わったね。そういえば雑魔って死んだ動物とかが変化するんだよね、大きいのと小さいのだから親猪とウリボウかな?」
「さー、どうかしら? さて、私の準備は万端、猛スピード中にはまり、足が折れて悶える姿を……ふふふ♪」
「う、うん、そうだね、親子でちょっと可哀相な気もしたけど、このままにしちゃダメだもんね」
罠の位置、自分達の潜伏場所を確認しつつ風音が移動する中、楽しいことを思いつき小さい穴を多数作成、ハッキリキッカリ目覚めた姫乃。
妙に腹黒い笑みを浮かべた姫乃に若干風音が引きつつも、それぞれの準備は完了。
シュタールが干し肉を炙り強まった臭いを風に乗せ、そのまま手近な木に登れば、同じく研司も別の木に登り待機。
他の面々は茂みなどに隠れ、雑魔の到来に備えるのであった。
●誘われた猪、突撃の封印
真っ先に異変に気付いたのはアル。
自然と共に過ごす事が多いエルフであるからか、それとも自身の気配を殺し相手の殺気に気を使っていたからか。
空気のざわめきを感知した彼はそっと仲間に合図を送り、それに応じて全員が気を引き締める。
数十秒後、激しい鼻息を鳴らしつつ5頭の猪が姿を見せるもハンターには気付かず。
一直線に餌に突き進み、張られた布を引き裂き一心不乱に食らい付く。
どうやら、干し肉を炙り臭いを強めた事でハンターの臭いよりその臭いに反応、無警戒に餌に飛びつくという結果になったようである。
「さて、それじゃ一気にいくか!」
無防備な食事、張られた布を引き裂いた事で露になったその姿。
シュタールが攻撃開始の合図とばかりに、手にした魔導銃の引き金を引けば放たれた弾丸が大型猪の眉間に命中。
ブヒィ、と叫ぶもその直後、各所に布陣したハンター達の一斉射撃が。
リーダー格が攻撃を受け混乱、その為ビクッと飛び跳ね1頭離れた位置に移動した雑魔が最初のターゲット。
「さて、集団で蜂の巣にしてくれようぞ」
「おーし、やられる前になんとやら、だ!」
「オッケー、ごーごー、ってね♪」
手にした杖から一筋のビームを放った紋次郎、その攻撃に合わせ力強く引き絞った弓から手を離し、強烈な一矢を放った研司。
そして、照準線をしっかり合わせ、的確に相手の脚部を狙い撃った風音。
瞬時に1頭が集中攻撃を受け、矢傷、銃創から血を流し叫びを上げる。
まくし立てるようにノノエが光の矢を魔力で生成、続けざまに撃ち込めばアルが矢を放ち追撃を。
完全な不意打ちを決め、樹上に位置していたシュタールと研司も攻撃直後に飛び降りる。
これにより、突進の衝撃で木が倒されたとしても問題は無くなった。
「ん、凄い顔で突っ込んできたわね」
機先を制し、次なる攻撃に備えていたハンター達の中でノノエが余裕を持って言葉を紡ぐ。
その態度に腹を立てたのか、巨大な猪を筆頭に残る猪が一斉に突撃を敢行するが、仕掛けた罠がここにきて力を示す。
元々、足場の悪い里山を戦場に選択。
4速歩行という点で悪路に対応していた猪ではあったが、掘られた溝と数多の穴まで走破出来る程の性能は無い。
溝に足を取られた者は突撃を断念、仲間の様子から溝を飛び越えたものの、次に設置されていた小穴が突撃した猪の足を取り転倒させる。
「走れない猪は、ただの豚よ?」
仕掛けた罠が効果を発揮、無様に転倒した猪を嘲り姫乃が前進、無様に転倒した猪の脚部目掛け戦斧を叩き付けていた。
●攻勢継続
「後方は押さえた、退路は無いぞ」
「助かる。流石に敵の相手と逃げる事は考えている様だったからな」
後方に回り込み、退路を立ちつつリボルバー拳銃の引き金を引くヤーコフと挟み込むよう移動、ショートボウから矢を放つアル。
初手の攻防で気を引きつけていた為に、退路を断つべく後方へ迂回、挟撃の形を取ったヤーコフの攻撃にて猪の混乱はさらに加速。
ならば包囲を突破すると巨大猪が一直線に強引な突撃を仕掛けていくが、無駄な動きを見切って紋次郎が跳躍、強引に木をなぎ倒しての突撃を回避していた。
「と、恐ろしい突進じゃな。あんなもん受けたら命がいくつあっても足りん」
突っ切った巨大猪を見送りつつ、紋次郎が次の標的を見定める。
初手で猛攻を受けた猪は既に虫の息、ならばここで仕留めて置くのが上策と再度、強力なビームを射出。
暴れ狂った猪に直撃すれば、一際大きな声で叫び倒れ二度ほど痙攣、そしてそのまま動きを止めていた。
「アーハッハッハ! 私達に嬲られながら逝きなさい!」
1頭目が倒れた時、最前線にて絶好調、斧を振り回していた姫乃。
深々と斧頭が突き刺さりつつも、攻撃された猪はその場で暴れ彼女を弾き飛ばしていたが、その反撃すら姫乃は楽しんでいるようだった。
それもその筈、自分達が優位な状況下で押し込む戦況。
前線に到着したノノエが転倒した姫乃を起こせば、せっかく弾き飛ばした抵抗も無意味、そして再度の攻撃が猪を襲う事は確定していたのだから。
「どわっ、このやろ、突っ込んできやがって!?」
「あれだけ叩き込んで1頭か。全くタフな連中だな」
同刻、突進を受け転倒した研司と全体を見渡しつつ次の標的を選別するシュタール。
木々が邪魔で標的の統一が出来ないが、攻撃の手は休めぬと研司は自身にぶつかり、駆け抜けた猪を狙い強引に矢を放つ。
その矢は突進後、一時停止した猪の臀部に見事に命中。当たり所が良かったのか、コミカルにその場で飛び跳ねた猪だったが直後に響いた銃声を受け、その場に倒れる。
「おおっ、罠にかかった所じゃなかったけど、バッチリ決まったね♪」
その銃声、放つは風音。
事前に戦場周辺の地形を確認、銃弾を弾く岩の位置を把握していた彼女は木の裏、一直線で狙うのが困難な位置へ進んだ猪を確認。
周囲の岩を考えれば狙撃は可能と狙いを定め、放たれた銃弾は岩を介した跳弾となり猪を捕らえていたのだ。
「やるな、嬢ちゃん。こっちも負けてられないな、これは」
よろめきつつも立ち上がった猪、だが倒れていた際に生じた時間は追撃を受けるに十分な時を与える。
このまま2頭目も倒すべく、出来た時間でシュタールが木々を掻き分け移動、射線に捉え躊躇い無く引き金を引く。
これにより2頭目の猪も大地に伏せ、戦況はさらにハンター側へと傾く事となっていた。
●掃討戦
「ぐっ、だが、時間は稼げたか」
黒曜石のナイフで攻撃を受け止めつつ、衝撃を微減させたヤーコフが転倒する。
彼の眼前には暴れ狂う猪が1頭、しかし最前線に立ち攻撃の目を引きつけた時点で彼は十分に役割を果たしていた。
「すまんな、だがお前達は遅かれ早かれ退治されるべき雑魔であるには変わらない、からな」
ヤーコフが時間を稼ぐ中、別の猪を眼前に捉えていたアルが呟く。
息を荒げつつ殺意を滾らせ、すぐにでも飛び掛ってきそうな猪であったが全身に負った傷がそれを許さず。
数多の銃創、矢傷から多量の出血が認められ、苦痛にその顔を歪めた猪に対する彼の慈悲か。
ギリリと弦が鳴り、狙い定めた矢が飛翔。
一瞬の静寂、そして伏せるように倒れた猪には、眉間にその矢が突き刺さっていた。
「これで残りは2匹か。逃げようったってそうはいかねーぞ」
「そうそう。無断飲食は犯罪、ってことで残った貴方たちも私刑よ♪」
頭数が減れば個々人の負担は軽減、ならば余剰戦力が差し向けられるのは当然。
余裕の出来た研司が、そして前衛で敵の動きを抑制していた姫乃がヤーコフを弾き飛ばした猪を標的に。
ようやく一人を弾き飛ばし、体勢を立て直そうとした所へ飛来した矢に、叩きつけられた戦斧。
暴れまわって接近した姫乃を弾き飛ばすも、奮戦はそこまでか。
「今度は……えーと、あそこかな?」
再び跳弾、風音の放った弾丸は岩を削り軌道を変えて猪へ命中。
タフさに秀でる雑魔とはいえ、こうも攻撃が重なれば耐え切る事も出来ず足を折り、その生命活動を終える結末しか残されていなかった。
「っと、いたた……流石に大きい奴は無理だったわね、うん」
全ての取り巻きを失った巨大猪、それと相対していたノノエ。
土砂を纏って防御を高めた彼女であったが、やはり大型という事でダメージはそれなりにあったのか、がっつりしっかり前衛は無理だったな、と納得していた。
しかし、ここで一人を弾き飛ばしたとて何になろうか? 既に仲間は全滅したのだ、後を追う以外に未来は無い。
「取り巻きとは違って頑丈そうだが、この攻撃はどうだ!」
シュタールの持つ魔導銃に内蔵された機械が反応、媒介となって高められた力が光となって射出され猪の腹部を貫く。
続けざまに、紋次郎も同じく光線を放てば今度は右肩に穴が開く。
そして、左右からアルと研司が弓から矢を。後方からはノノエの生み出した光の矢と風音の銃弾が。
最後に突撃、一気に距離を詰めた姫乃の斧が後ろ足を砕き体勢を崩した瞬間、ヤーコフが跳躍、その首筋へナイフを突き立てトドメを刺す。
こうして、里山と農耕地を荒らしまわった猪雑魔の集団は、1頭残らずハンターに駆逐されるのであった。
●雑魔食? いいえ、出たのは残骸でした
「……何とか片付いたが、これはコイツのじゃない、よな?」
死骸が消滅する中、よくわからない肉片が巨大雑魔の腹部付近に残るのをシュタールが確認。
恐らく、ハンターと戦う前に食い殺したであろう獣の肉片だと推測された。
「うん、猪の肉じゃなくても獣肉だ。散々暴れまわった分を少しでも返してもらうぞ!」
「猪を食する文化はあったが……何肉か分からぬ。が、珍味かもしれんな」
焼けばいける、むしろ雑魔の身体に入っていたからいい味になっているかもしれないと研司が言えば、珍味の可能性もあると紋次郎がそれに続ける。
だが、味を占ってみようとやってみた紋次郎のコイントス。
結果が出たその直後、猛烈な悪寒に襲われた紋次郎、猛烈に嫌な予感がしてきたと自身は辞退を。
結果、野趣に満ち溢れた炙り焼きには研司が一人、挑戦する事となっていた。
立ち昇る炎、滴る肉汁。
何肉かは不明だが、炙り焼き、見た目だけは美味そうだ。見た目だけは美味そうだ。
「うむ、美味そう。いただきまーす♪」
食欲そそる香、焼きあがった肉にかぶりつき、ほおばり、咀嚼。
一口目をしっかり味わった後、何故か固まる研司、そして直後に彼は倒れた。
「……こ、これは……カレー粉が あればまだしも もうだめだ けんじ ……ごふっ」
非常に不味かったらしい。
それはそうだ、何の肉か分からない、鮮度も不明なのだから仕方ないね!
「わわわ、やっぱり、残った肉とかは埋葬してあげる方が良かったんだよー!?」
研司のKO、慌てふためく風音が急ぎ彼を介抱する。
「クスクス、これは私の手が必要かしら?」
などと姫乃が妖しく笑い、状況が混沌とし始める。
「畑の被害は無かったな。事前に了承を取っておいたが問題なかったようだ」
「そうだな、農耕地が無事だったのは大きい」
「ものはついでだ、研司が復帰するまで時間はかかるだろうから、ちっとばかし整地とか作業に付き合っていくかね」
「ま、まあ、あっちはあっちで大丈夫、よね」
獣肉からの混乱、それを他所に結果を確認していたヤーコフとアル。
村民の手伝いをして帰ろうと提案していたシュタールに、少々カオスになってきた状況を困惑気味にみていたノノエ。
最後の最後、受付嬢のフリに乗っかったが故に悲劇が起こったが、特に問題は無い。
山を降りた一行は数名待機、数名が農作業を手伝い、猪雑魔退治の依頼は完了するのであった。
「ちょ、やめっ!? ボクの耳は食べ物じゃないよーっ」
「……はむはむ、むにゃ……zZZ」
里山を進む8人のハンターの中、緊張感のない叫びが響く。
悲鳴を上げたのは柊崎 風音(ka1074)、原因となったのは彼女の耳を甘噛みしていた紅鬼 姫乃(ka2472)である。
これから雑魔退治であるというのに、なんとも緊張感が感じられないがガチガチに緊張する、というケースに比べればこれぐらい肩の力が抜けている方がいいであろう。
「ふむ……この辺が通り道だろう、下草が踏まれておる」
「ならば罠を仕掛けるならこのあたりか。この周辺で戦いやすそうな場所は他にない」
猪雑魔が通り過ぎた痕跡を探していた対崎 紋次郎(ka1892)が下草の異変を察知、同時に木々に登ったり里山の自然を全身で感じ、周囲の地形を探っていたアル・シェ(ka0135)が戦場の選定を。
程近い場所に昇りやすい木々が数本立ち並ぶ場所を確認、そこを戦場にし罠を仕掛けることとなっていた。
「雑魔の群れか。規模は小さいがボアってのが厄介だな」
「ああ、ハンティング……って気分にもなれんか。流石に害獣っぷりが度を越してやがる。きっちり全部片付けて、ついでに腹も満たしてやる!」
「……雑魔だぞ? 後で煮るなり焼くなり、楽しみがあるのかどうか」
選定された場所へ溝を掘りつつシュタール・フラム(ka0024)が呟き、藤堂研司(ka0569)が同意する。
だが、続けて出た言葉、雑魔を食べる覚悟を前に、煮炊き出来るか不明だとシュタールは冷静にツッコミを。
まあ、倒せば何かが残る可能性がある、というだけである、やる事は変わらない。
黙々と溝を掘り、研司もここに至るまで採取していたドングリや野いちご等、餌になりそうな物品を配置。
複数種類の餌が用意される事で、高い誘引効果が期待できるだろう。
「さて、かかろうか……風向きは、こちらだな」
「なるほど、これなら臭いもあまり広がらないわね」
同刻、風向きを確認しつつ餌の周りへ布を張り、臭いの拡散方向を調整するヤーコフ・ズダーノフスキー(ka2364)と彼を手伝うノノエ・シルフィール(ka2468)。
布によって全周囲への広がりを抑制、雑魔が臭いを察知し接近してくるであろう方向をコントロール。
これにより、接近してきた雑魔は餌に食いつき、攻撃を受け反撃に駆け出せばハンターと餌の間にある罠に飛び込む形を作り上げていた。
「んー、大体準備は終わったね。そういえば雑魔って死んだ動物とかが変化するんだよね、大きいのと小さいのだから親猪とウリボウかな?」
「さー、どうかしら? さて、私の準備は万端、猛スピード中にはまり、足が折れて悶える姿を……ふふふ♪」
「う、うん、そうだね、親子でちょっと可哀相な気もしたけど、このままにしちゃダメだもんね」
罠の位置、自分達の潜伏場所を確認しつつ風音が移動する中、楽しいことを思いつき小さい穴を多数作成、ハッキリキッカリ目覚めた姫乃。
妙に腹黒い笑みを浮かべた姫乃に若干風音が引きつつも、それぞれの準備は完了。
シュタールが干し肉を炙り強まった臭いを風に乗せ、そのまま手近な木に登れば、同じく研司も別の木に登り待機。
他の面々は茂みなどに隠れ、雑魔の到来に備えるのであった。
●誘われた猪、突撃の封印
真っ先に異変に気付いたのはアル。
自然と共に過ごす事が多いエルフであるからか、それとも自身の気配を殺し相手の殺気に気を使っていたからか。
空気のざわめきを感知した彼はそっと仲間に合図を送り、それに応じて全員が気を引き締める。
数十秒後、激しい鼻息を鳴らしつつ5頭の猪が姿を見せるもハンターには気付かず。
一直線に餌に突き進み、張られた布を引き裂き一心不乱に食らい付く。
どうやら、干し肉を炙り臭いを強めた事でハンターの臭いよりその臭いに反応、無警戒に餌に飛びつくという結果になったようである。
「さて、それじゃ一気にいくか!」
無防備な食事、張られた布を引き裂いた事で露になったその姿。
シュタールが攻撃開始の合図とばかりに、手にした魔導銃の引き金を引けば放たれた弾丸が大型猪の眉間に命中。
ブヒィ、と叫ぶもその直後、各所に布陣したハンター達の一斉射撃が。
リーダー格が攻撃を受け混乱、その為ビクッと飛び跳ね1頭離れた位置に移動した雑魔が最初のターゲット。
「さて、集団で蜂の巣にしてくれようぞ」
「おーし、やられる前になんとやら、だ!」
「オッケー、ごーごー、ってね♪」
手にした杖から一筋のビームを放った紋次郎、その攻撃に合わせ力強く引き絞った弓から手を離し、強烈な一矢を放った研司。
そして、照準線をしっかり合わせ、的確に相手の脚部を狙い撃った風音。
瞬時に1頭が集中攻撃を受け、矢傷、銃創から血を流し叫びを上げる。
まくし立てるようにノノエが光の矢を魔力で生成、続けざまに撃ち込めばアルが矢を放ち追撃を。
完全な不意打ちを決め、樹上に位置していたシュタールと研司も攻撃直後に飛び降りる。
これにより、突進の衝撃で木が倒されたとしても問題は無くなった。
「ん、凄い顔で突っ込んできたわね」
機先を制し、次なる攻撃に備えていたハンター達の中でノノエが余裕を持って言葉を紡ぐ。
その態度に腹を立てたのか、巨大な猪を筆頭に残る猪が一斉に突撃を敢行するが、仕掛けた罠がここにきて力を示す。
元々、足場の悪い里山を戦場に選択。
4速歩行という点で悪路に対応していた猪ではあったが、掘られた溝と数多の穴まで走破出来る程の性能は無い。
溝に足を取られた者は突撃を断念、仲間の様子から溝を飛び越えたものの、次に設置されていた小穴が突撃した猪の足を取り転倒させる。
「走れない猪は、ただの豚よ?」
仕掛けた罠が効果を発揮、無様に転倒した猪を嘲り姫乃が前進、無様に転倒した猪の脚部目掛け戦斧を叩き付けていた。
●攻勢継続
「後方は押さえた、退路は無いぞ」
「助かる。流石に敵の相手と逃げる事は考えている様だったからな」
後方に回り込み、退路を立ちつつリボルバー拳銃の引き金を引くヤーコフと挟み込むよう移動、ショートボウから矢を放つアル。
初手の攻防で気を引きつけていた為に、退路を断つべく後方へ迂回、挟撃の形を取ったヤーコフの攻撃にて猪の混乱はさらに加速。
ならば包囲を突破すると巨大猪が一直線に強引な突撃を仕掛けていくが、無駄な動きを見切って紋次郎が跳躍、強引に木をなぎ倒しての突撃を回避していた。
「と、恐ろしい突進じゃな。あんなもん受けたら命がいくつあっても足りん」
突っ切った巨大猪を見送りつつ、紋次郎が次の標的を見定める。
初手で猛攻を受けた猪は既に虫の息、ならばここで仕留めて置くのが上策と再度、強力なビームを射出。
暴れ狂った猪に直撃すれば、一際大きな声で叫び倒れ二度ほど痙攣、そしてそのまま動きを止めていた。
「アーハッハッハ! 私達に嬲られながら逝きなさい!」
1頭目が倒れた時、最前線にて絶好調、斧を振り回していた姫乃。
深々と斧頭が突き刺さりつつも、攻撃された猪はその場で暴れ彼女を弾き飛ばしていたが、その反撃すら姫乃は楽しんでいるようだった。
それもその筈、自分達が優位な状況下で押し込む戦況。
前線に到着したノノエが転倒した姫乃を起こせば、せっかく弾き飛ばした抵抗も無意味、そして再度の攻撃が猪を襲う事は確定していたのだから。
「どわっ、このやろ、突っ込んできやがって!?」
「あれだけ叩き込んで1頭か。全くタフな連中だな」
同刻、突進を受け転倒した研司と全体を見渡しつつ次の標的を選別するシュタール。
木々が邪魔で標的の統一が出来ないが、攻撃の手は休めぬと研司は自身にぶつかり、駆け抜けた猪を狙い強引に矢を放つ。
その矢は突進後、一時停止した猪の臀部に見事に命中。当たり所が良かったのか、コミカルにその場で飛び跳ねた猪だったが直後に響いた銃声を受け、その場に倒れる。
「おおっ、罠にかかった所じゃなかったけど、バッチリ決まったね♪」
その銃声、放つは風音。
事前に戦場周辺の地形を確認、銃弾を弾く岩の位置を把握していた彼女は木の裏、一直線で狙うのが困難な位置へ進んだ猪を確認。
周囲の岩を考えれば狙撃は可能と狙いを定め、放たれた銃弾は岩を介した跳弾となり猪を捕らえていたのだ。
「やるな、嬢ちゃん。こっちも負けてられないな、これは」
よろめきつつも立ち上がった猪、だが倒れていた際に生じた時間は追撃を受けるに十分な時を与える。
このまま2頭目も倒すべく、出来た時間でシュタールが木々を掻き分け移動、射線に捉え躊躇い無く引き金を引く。
これにより2頭目の猪も大地に伏せ、戦況はさらにハンター側へと傾く事となっていた。
●掃討戦
「ぐっ、だが、時間は稼げたか」
黒曜石のナイフで攻撃を受け止めつつ、衝撃を微減させたヤーコフが転倒する。
彼の眼前には暴れ狂う猪が1頭、しかし最前線に立ち攻撃の目を引きつけた時点で彼は十分に役割を果たしていた。
「すまんな、だがお前達は遅かれ早かれ退治されるべき雑魔であるには変わらない、からな」
ヤーコフが時間を稼ぐ中、別の猪を眼前に捉えていたアルが呟く。
息を荒げつつ殺意を滾らせ、すぐにでも飛び掛ってきそうな猪であったが全身に負った傷がそれを許さず。
数多の銃創、矢傷から多量の出血が認められ、苦痛にその顔を歪めた猪に対する彼の慈悲か。
ギリリと弦が鳴り、狙い定めた矢が飛翔。
一瞬の静寂、そして伏せるように倒れた猪には、眉間にその矢が突き刺さっていた。
「これで残りは2匹か。逃げようったってそうはいかねーぞ」
「そうそう。無断飲食は犯罪、ってことで残った貴方たちも私刑よ♪」
頭数が減れば個々人の負担は軽減、ならば余剰戦力が差し向けられるのは当然。
余裕の出来た研司が、そして前衛で敵の動きを抑制していた姫乃がヤーコフを弾き飛ばした猪を標的に。
ようやく一人を弾き飛ばし、体勢を立て直そうとした所へ飛来した矢に、叩きつけられた戦斧。
暴れまわって接近した姫乃を弾き飛ばすも、奮戦はそこまでか。
「今度は……えーと、あそこかな?」
再び跳弾、風音の放った弾丸は岩を削り軌道を変えて猪へ命中。
タフさに秀でる雑魔とはいえ、こうも攻撃が重なれば耐え切る事も出来ず足を折り、その生命活動を終える結末しか残されていなかった。
「っと、いたた……流石に大きい奴は無理だったわね、うん」
全ての取り巻きを失った巨大猪、それと相対していたノノエ。
土砂を纏って防御を高めた彼女であったが、やはり大型という事でダメージはそれなりにあったのか、がっつりしっかり前衛は無理だったな、と納得していた。
しかし、ここで一人を弾き飛ばしたとて何になろうか? 既に仲間は全滅したのだ、後を追う以外に未来は無い。
「取り巻きとは違って頑丈そうだが、この攻撃はどうだ!」
シュタールの持つ魔導銃に内蔵された機械が反応、媒介となって高められた力が光となって射出され猪の腹部を貫く。
続けざまに、紋次郎も同じく光線を放てば今度は右肩に穴が開く。
そして、左右からアルと研司が弓から矢を。後方からはノノエの生み出した光の矢と風音の銃弾が。
最後に突撃、一気に距離を詰めた姫乃の斧が後ろ足を砕き体勢を崩した瞬間、ヤーコフが跳躍、その首筋へナイフを突き立てトドメを刺す。
こうして、里山と農耕地を荒らしまわった猪雑魔の集団は、1頭残らずハンターに駆逐されるのであった。
●雑魔食? いいえ、出たのは残骸でした
「……何とか片付いたが、これはコイツのじゃない、よな?」
死骸が消滅する中、よくわからない肉片が巨大雑魔の腹部付近に残るのをシュタールが確認。
恐らく、ハンターと戦う前に食い殺したであろう獣の肉片だと推測された。
「うん、猪の肉じゃなくても獣肉だ。散々暴れまわった分を少しでも返してもらうぞ!」
「猪を食する文化はあったが……何肉か分からぬ。が、珍味かもしれんな」
焼けばいける、むしろ雑魔の身体に入っていたからいい味になっているかもしれないと研司が言えば、珍味の可能性もあると紋次郎がそれに続ける。
だが、味を占ってみようとやってみた紋次郎のコイントス。
結果が出たその直後、猛烈な悪寒に襲われた紋次郎、猛烈に嫌な予感がしてきたと自身は辞退を。
結果、野趣に満ち溢れた炙り焼きには研司が一人、挑戦する事となっていた。
立ち昇る炎、滴る肉汁。
何肉かは不明だが、炙り焼き、見た目だけは美味そうだ。見た目だけは美味そうだ。
「うむ、美味そう。いただきまーす♪」
食欲そそる香、焼きあがった肉にかぶりつき、ほおばり、咀嚼。
一口目をしっかり味わった後、何故か固まる研司、そして直後に彼は倒れた。
「……こ、これは……カレー粉が あればまだしも もうだめだ けんじ ……ごふっ」
非常に不味かったらしい。
それはそうだ、何の肉か分からない、鮮度も不明なのだから仕方ないね!
「わわわ、やっぱり、残った肉とかは埋葬してあげる方が良かったんだよー!?」
研司のKO、慌てふためく風音が急ぎ彼を介抱する。
「クスクス、これは私の手が必要かしら?」
などと姫乃が妖しく笑い、状況が混沌とし始める。
「畑の被害は無かったな。事前に了承を取っておいたが問題なかったようだ」
「そうだな、農耕地が無事だったのは大きい」
「ものはついでだ、研司が復帰するまで時間はかかるだろうから、ちっとばかし整地とか作業に付き合っていくかね」
「ま、まあ、あっちはあっちで大丈夫、よね」
獣肉からの混乱、それを他所に結果を確認していたヤーコフとアル。
村民の手伝いをして帰ろうと提案していたシュタールに、少々カオスになってきた状況を困惑気味にみていたノノエ。
最後の最後、受付嬢のフリに乗っかったが故に悲劇が起こったが、特に問題は無い。
山を降りた一行は数名待機、数名が農作業を手伝い、猪雑魔退治の依頼は完了するのであった。
依頼結果
参加者一覧
サポート一覧
マテリアルリンク参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 ノノエ・シルフィール(ka2468) ドワーフ|16才|女性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2014/07/06 08:35:41 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/06/29 22:38:59 |