ゲスト
(ka0000)
【夜煌】えろぱるむがあらわれた!
マスター:猫又ものと

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加制限
- -
- 参加人数
- 4~6人
- サポート
- 0~0人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2015/06/10 19:00
- 完成日
- 2015/06/18 18:24
このシナリオは3日間納期が延長されています。
みんなの思い出
思い出設定されたOMC商品がありません。
オープニング
●この世の天国
要塞『ノアーラ・クンタウ』から見える辺境の光景は、時に幻想的な光景となる。
北を見れば連なる雪山。
その岩肌を彩る雪を夕暮れの太陽が照らし、オレンジ色へと染め上げる。
澄んだ空気が見る者を包み込み、別の世界へ誘われたかのような錯覚を起こさせる。
――そして。
このノアーラ・クンタウに新たなる名所が誕生する。
辺境ドワーフのカペラがマテリアル鉱山の新規開拓中に発見した温泉脈を、入浴可能な温泉地へと整備したのだ。
その温泉地の名は『テミス』。
怠惰との戦いをテミスで癒そうと、多くのハンターや各国の兵士が入浴にやってくる。
さらにハンター達の要望を受けて、温泉をポンプで引き上げて辺境の地を山から眺める事のできる露天風呂を公開。この露天風呂が大ヒット、更なる温泉客を呼び込む結果となり、西方世界に温泉の名が轟いた。
ドワーフも入浴料を徴収できて、みんながハッピー。
この時は、誰もがそう思っていた。
そう、あの事件が起こるまでは……。
●パルム変異事件
「きゃああああ!」
「皆、逃げてーーーっ!」
女湯から響く女性客達の悲鳴。
その後ろから、怪しい笑みを浮かべるパルム達が迫り来る。
その頭の傘の色は赤ではなく紫。
パルム達の目線は、女性客の胸や臀部に注がれていて……その熱視線は中年のオッサンが放つネットリとしたそれに近い。ふと横を見れば、機敏な動きで女性客に飛び掛り、『ウェヘヘヘヘ』とか妙な笑い声をあげつつ豊かな胸を揉みしだいでいるパルムまでおり……。
――突如訪れたこの地獄こそが、『パルムの異変事件』である。
あの可愛らしいパルムが、客に対し中年オッサン顔負けのセクハラを繰り広げたのだ。
オッサンパルム――通称『毒パルム』の登場で、当然ながら女性客が激減。今や、テミスは一部の愛好者とマニア以外の利用客は皆無。このままでは温泉を閉鎖する他ない所まで追い込まれていた。
情報によれば、毒パルムを捕まえて温泉の成分が抜けるまで乾かせば元に戻るようだ。だが、何処からやってきたのか露天温泉には多数のパルムが占拠している状態で……。
――この未曾有の事態に、ハンター達が呼び出されるまでそう時間はかからなかった。
●この世の地獄
突如として現れたパルムは、頭の傘が奇妙な紫色だった。
紫色のパルムは、ふへへへ……と奇妙な笑いを漏らして……ハンター達を取り囲んでいる。
「ちょ、ちょっと何なのこいつら」
「知らねえよ! ってかどこから沸いたんだ!?」
混浴の露天風呂で、水着を着て温泉を楽しんでいたハンター達。
のんびりと風呂に浸かっていたせいか、パルムに取り囲まれるまで気づかなかった……。
じろじろと嘗め回すような目線を向けて来るパルム。
何ともいえない気持ち悪さを感じて後退を始めるハンター達。
一進一退の攻防。だが、パルムが隙をついて飛び掛って来た……!
「きゃあああああああああああああっ!!」
女性ハンターのたわわな胸に飛びついて頭を埋めるパルム。
な、何てうらやましい……! とか男性ハンターが不謹慎なことを考えていると、臀部に違和感が……。
「うわああああ!! し、尻! 尻揉まれたああああ!!」
露天風呂に響き渡る男性ハンターの情けない悲鳴。
まさに阿鼻叫喚。
――ハンター達は、この数ターンのやり取りで分かったことを、動揺しながらも必死で状況を整理した。
この毒パルム、どうやら男女問わず襲いかかる……『えろぱるむ』であるらしい。
「いやああああ! きもちわるいいいいい!」
「どうすんのよ、これえええええ!!」
「どうするって、捕まえて天日干しすりゃ治るってカペラちゃんが……」
「そういうことならすぐに捕まえましょう!」
ドワーフの姫に言われたことを思い出して、周囲を見渡すハンター達。
しかし、そこには無数のえろぱるむがひしめきあっていて……。
……ちょっと待て。捕まえて天日干し?
……この数を、ですか……?
呆然とするハンター。
そうしている間に、えろぱるむ達はどんどん迫って来ていて――。
さて、どうする?
要塞『ノアーラ・クンタウ』から見える辺境の光景は、時に幻想的な光景となる。
北を見れば連なる雪山。
その岩肌を彩る雪を夕暮れの太陽が照らし、オレンジ色へと染め上げる。
澄んだ空気が見る者を包み込み、別の世界へ誘われたかのような錯覚を起こさせる。
――そして。
このノアーラ・クンタウに新たなる名所が誕生する。
辺境ドワーフのカペラがマテリアル鉱山の新規開拓中に発見した温泉脈を、入浴可能な温泉地へと整備したのだ。
その温泉地の名は『テミス』。
怠惰との戦いをテミスで癒そうと、多くのハンターや各国の兵士が入浴にやってくる。
さらにハンター達の要望を受けて、温泉をポンプで引き上げて辺境の地を山から眺める事のできる露天風呂を公開。この露天風呂が大ヒット、更なる温泉客を呼び込む結果となり、西方世界に温泉の名が轟いた。
ドワーフも入浴料を徴収できて、みんながハッピー。
この時は、誰もがそう思っていた。
そう、あの事件が起こるまでは……。
●パルム変異事件
「きゃああああ!」
「皆、逃げてーーーっ!」
女湯から響く女性客達の悲鳴。
その後ろから、怪しい笑みを浮かべるパルム達が迫り来る。
その頭の傘の色は赤ではなく紫。
パルム達の目線は、女性客の胸や臀部に注がれていて……その熱視線は中年のオッサンが放つネットリとしたそれに近い。ふと横を見れば、機敏な動きで女性客に飛び掛り、『ウェヘヘヘヘ』とか妙な笑い声をあげつつ豊かな胸を揉みしだいでいるパルムまでおり……。
――突如訪れたこの地獄こそが、『パルムの異変事件』である。
あの可愛らしいパルムが、客に対し中年オッサン顔負けのセクハラを繰り広げたのだ。
オッサンパルム――通称『毒パルム』の登場で、当然ながら女性客が激減。今や、テミスは一部の愛好者とマニア以外の利用客は皆無。このままでは温泉を閉鎖する他ない所まで追い込まれていた。
情報によれば、毒パルムを捕まえて温泉の成分が抜けるまで乾かせば元に戻るようだ。だが、何処からやってきたのか露天温泉には多数のパルムが占拠している状態で……。
――この未曾有の事態に、ハンター達が呼び出されるまでそう時間はかからなかった。
●この世の地獄
突如として現れたパルムは、頭の傘が奇妙な紫色だった。
紫色のパルムは、ふへへへ……と奇妙な笑いを漏らして……ハンター達を取り囲んでいる。
「ちょ、ちょっと何なのこいつら」
「知らねえよ! ってかどこから沸いたんだ!?」
混浴の露天風呂で、水着を着て温泉を楽しんでいたハンター達。
のんびりと風呂に浸かっていたせいか、パルムに取り囲まれるまで気づかなかった……。
じろじろと嘗め回すような目線を向けて来るパルム。
何ともいえない気持ち悪さを感じて後退を始めるハンター達。
一進一退の攻防。だが、パルムが隙をついて飛び掛って来た……!
「きゃあああああああああああああっ!!」
女性ハンターのたわわな胸に飛びついて頭を埋めるパルム。
な、何てうらやましい……! とか男性ハンターが不謹慎なことを考えていると、臀部に違和感が……。
「うわああああ!! し、尻! 尻揉まれたああああ!!」
露天風呂に響き渡る男性ハンターの情けない悲鳴。
まさに阿鼻叫喚。
――ハンター達は、この数ターンのやり取りで分かったことを、動揺しながらも必死で状況を整理した。
この毒パルム、どうやら男女問わず襲いかかる……『えろぱるむ』であるらしい。
「いやああああ! きもちわるいいいいい!」
「どうすんのよ、これえええええ!!」
「どうするって、捕まえて天日干しすりゃ治るってカペラちゃんが……」
「そういうことならすぐに捕まえましょう!」
ドワーフの姫に言われたことを思い出して、周囲を見渡すハンター達。
しかし、そこには無数のえろぱるむがひしめきあっていて……。
……ちょっと待て。捕まえて天日干し?
……この数を、ですか……?
呆然とするハンター。
そうしている間に、えろぱるむ達はどんどん迫って来ていて――。
さて、どうする?
リプレイ本文
――温泉、いいですよね温泉。お酒を楽しみながら入りたい。ああ、でもたまにはゆっくりするのもいいですよね。
ふくよかな胸を期待に膨らませて、休日の計画を立てていたエイリア・セントフィールド(ka4412)。
彼女の思惑は、目の前を埋め尽くす紫色の物体で見事に砕け散る事になる訳だが……。
「あらあらー。どうしてこうなっちゃったのかしら?」
ふへへ! と奇妙な声をあげて飛び掛って来た妙な色をしたパルムを裏拳で叩き返したノアール=プレアール(ka1623)。
パルムの傘は赤いはずだ。温泉を浴びるとこうして紫に変化して、行動もおかしくなるのだろうか……?
「これは是非とも解剖……いえいえ、研究してみたいわねー」
こほんと咳払いをする彼女。さらっと物騒な事を言った気がしたが、毒パルムに変化は見られない。
目の前のしりちちふとももに勝るものなしという事か。めげる事なくわらわらと押し寄せてくる。
「パルム自身が本当に助平心を分かっておるのか、表面上それらしい反応をしておるだけなのか……珍妙な話よの」
「あー。どうせ脱がしたり抱きついたりするなら、私より肉付きいいの狙った方がいい気がするけどねぇ」
淡々と呟く火々弥(ka3260)と滝川雅華(ka0416)。
この二人、冷静なように見えるが、脳は絶賛現実逃避中です!
「わ~。壮観ねえ。混沌や騒動は人生のスパイス! こういう時こそ思いっきり楽しないと! ね、みんな!」
「うむ。問題ない! グン=マーニョたる我にかかれば赤子の手を捻るようなものだ」
既に目が空ろになっている仲間達を励ますように言うエリス・ブーリャ(ka3419)とオンサ・ラ・マーニョ(ka2329)。
いいですね。この目の前の毒パルム占拠状態の絶対的不利を目にしても負けないその精神! 素晴らしい! さすがハンター!
「それにしても凄い数だけど、どうやって捕まえる?」
「大丈夫よ! コッチもコッチで迎撃用意すれば……って、やだ! 武器もデバイスも脱衣所のほうじゃん! 機導砲撃てないじゃーん!」
小首を傾げるノアールに、己の身体を探ってガビーン! とするエリス。
そう、今ハンター達は入浴中。武器なんて持っている訳がない。
あるのは……今自分達が身につけている水着のみ!
当然囲まれているので取りにも戻れない。
わー! どうしよう!
よーし! ここで状況を整理してみよう!
てってれー! 火々弥姐さんとエイリアさんのおさらいコーナー!
「……既に我らは包囲済み。毒パルムどもはいつでもどころか既に襲ってきておるな」
「ええ。困りましたねえ」
「効率良く捕まえるには布で網を作る事じゃが……。しかし我らの手元にあるのは水着のみ」
「そうですねえ」
「水着を脱ぐくらいならともかく、水着をよりあわせるとなれば多少なりと時間はかかる」
「という事は?」
「我ら、作業中襲われ放題ではあるまいか……?」
ちーーーん。
「……落ち着いて整理しても絶望的よね」
ぼそりと呟く雅華に頭を抱える仲間達。
そんな彼らを肩をオンサが順番に叩く。
「落ち着け。こんな事もあろうかと、我は白褌を用意しておったのだ」
そうでしたか! オンサさん!
輝く笑顔で少女を見つめる仲間達。
オンサの胸元まで隠す白い水着はどうやら大きい褌だったらしい。
褌をしゅるしゅると解き始めた彼女の手を、火々弥がそっと制止する。
「ちょっと待つのじゃ。ピンク色……煩悩の気配を感じる……!」
「え? 何? ピンク色……?」
がばっと顔を上げる火々弥に、キョトンとするノアール。
火々弥は飛びついてきた毒パルムをむんずと掴むとそのまま振りかぶり……。
「そこじゃあああ!!!」
ちぇすとぉ!
あっ。毒パルム投げよった。
ひゅるるるる……べほっ。
「あら。何かに当ったわね」
ノアールが言い終わる前に、くぐもった悲鳴をあげ人影が、パルムと共に落ちて行く。
「えっ。今の何?」
「あーっ! エルちゃんを応援しに来てくれた人だ」
「いつの間に!? てか誰!?」
「え。エルちゃんの友達。男の子!」
「覗きか! 覗きじゃな!?」
「違うってー。応援だってばー」
きゃははは☆ と笑うエリスをガクガクと揺する雅華と火々弥。そんな2人にエイリアもうふふ、と笑う。
「まあ、見られても減るものじゃないですし」
「「減るわああああ!!」」
速攻でツッコむ雅華と火々弥。
あーもー。そんな事してるうちに毒パルム来てますよ!
「ふははは! グン=マーニョたる我が一網打尽にしてくれるわ!」
ばさぁ! と白褌を広げるオンサ。この褌3mもあるそうですよ! わあ! 網にぴったり!
「でかしたオンサ! よし、おぬしら! 水着をこちらに寄越すのじゃ」
「もー。しょーがないなー」
「そういう事なら協力するわ」
「これも使いますよね」
火々弥に応えて脱ぎ始めるエリスとノアール、エイリア。雅華だけが微かな抵抗を見せる。
「脱がなきゃダメ?」
「網を作るんじゃから早くせぬか!」
「女の子しかいませんから大丈夫ですよ」
火々弥とエイリアにずずいと迫られる雅華。
いや、別に恥ずかしいとか言うんじゃなくてですね。あるべきところにないから見せるのが嫌なだけで!
そんな彼女の心の叫びは届くはずもなく問答無用で引っぺがされて――。
「わ。パルム達、何かいよいよ様子がおかしくなってない?」
「脱いだ事で喜ばせてしまいましたかね……」
「淡々と解説してる場合じゃない! もう片っ端から捕まえるよ!」
はふぅ、とため息をつくエリスとエイリアをぶった切る雅華。
仲間達がそんな事をしている間も、オンサは褐色の幼い、未発達だがしなやかで美しい肢体を露わにしながら獅子奮迅の働きを見せていた。
「うおおおおお!!」
雄叫びをあげながら飛び掛り、器用に白褌で巻きつけて毒パルムを次々と捕獲しては洗濯ロープにくくりつけて干している。
この流れるような動き……! まるで毒パルムを干す為に生まれて来たような……!
「我は気高きマーニョ族の族長の血筋だ! 失礼な事を申すな!」
はい! すみませんでした!
ちなみにパルム干しに使用中の洗濯ロープは、テミスの運営側から投げ込まれた物である。
そんな余裕があるなら網を持ってきて! と思ったハンター達だったが、その人も逃げ遅れて襲われているのでそれも難しそうだ。
「ん……。様子がおかしいのはパルムちゃんだけみたいね。んん……どうして触ってくるのかしら? パルムちゃんは増え方も人とは違うから身体に興味を持たないはずなんだけど……ひゃうっ」
真面目に毒パルムについて考察するノアール。
その間にも、紫のそれはわらわらと集まってきて、彼女の丸みのあるお尻をむにむにし続けている。
その奇妙な手つきに思わず変な声が漏れるが……そんな事を気にしていたら、パルムの研究は続けられない。
そう! 己の身体を差し出してでも! 研究を成すべきなのだ!
おお、何と素晴らしい! 研究者の鑑!
でもホントにそれでいいんですかね?
「細かい事は気にしちゃダメよ。はーい、パルムちゃんこっちにおいでー」
ほっそりとした白い腕を広げるノアール。丁度良い大きさ、かつ美しい形の膨らみが露わになって……毒パルム達はヘキョー! という変な……多分喜びの声を上げて、彼女の胸に飛び込んで行く。
「わーお。エルちゃんも負けてられないねっ! ぱ、ぱ、パールムこい、こっちの胸はおっきいぞ!」
妙な調子の歌を歌いながら、身体をくねらせるエリス。
彼女の細い身体には不釣合いの、たわわな果実がたゆんたゆんと揺れる刺激的な光景。
それに、毒パルム達がじっとりとした目線を送る。
「隙ありーー☆」
胸に釘付けになった毒パルムの一団に回し蹴りを食らわせる彼女。
吹き飛ばされたパルムが、他のパルムを巻き込んで倒れ、ジタバタと暴れている。
「なんだー。こうすれば捕まえるの簡単じゃん」
薙ぎ倒されたパルムをひょいひょい、と拾い上げて片っ端から宙吊りにしていくエリス。
さわ……さわわわ……。
「んっ……ちょっとくすぐったい……」
太腿と臀部に違和感を感じて振り返ると、いつの間にか張り付いたパルムが艶やかな肌を撫で回していて……。
「いやん! えっち~☆」
あの。エリスさん。何で嬉しそうなんですかね……?
「……よし! 完成じゃ! エイリア、これを使え!」
「あら。ありがとうございます」
水着を繋ぎ合わせて作った網を投げ渡す火々弥。その身体のあちこちにへばりつく毒パルム。
そしてそれを受け取るエイリアにも、パルムがしがみついていて……見事におさらいコーナーで予言していた状況になっていた。
まあ、そーですよねー。こんなこぼれんばかりのナイスバディを毒パルムが放って置く訳ないですよねー!
「放っておいてくれても良かったんじゃがの……」
「この程度のセクハラで動じるなんて、修行が、んん……足りませ、ぁっ……。足りませんよ?」
空ろな目で、腰に張り付いているパルムを引き剥がした火々弥。
エイリアは威勢の良さに反して、時折艶っぽい声が混じっている。
無理もない捕まえた傍から干してはいるが、多勢に無勢。
こちらがパルムを捕まえている間に、次のパルムが飛び掛ってくる。
捕まえている間は手が使えない為、上手く抵抗も出来ず、触られ放題になって――。
火々弥の引き締まった身体にはちきれんばかりに大きくて丸い胸。魅惑の谷間めがけてパルムが飛び込んでいく。
「こ、こら! そんなところで暴れるでない! 胸に顔を埋めるな……! 揉むでないわ気持ちわるいいい!!」
捕縛したパルムで両手を塞がれている為、腕と胸で押し潰してパルムの動きを封じにかかる火々弥。
あのー。これちょっとしたご褒美状態なんじゃないですかね?
「ああん、もう。あぅっ……キリがないですね……」
凹凸がはっきりした女性らしい身体を持つエイリア。その大きく実った、ありがたいふくらみに張り付いてくるパルムを、簡易網にえいやと放り込む。
――あー。しつこいなあ。私はね、早く終わらせて温泉に浸かりたいんですよ。
えろぱるむとか意味不明の物体に構ってる暇なんてないんですううう!
エイリア、マジでキレる5秒前。
そんな彼女を、雅華がまあまあと宥める。
「落ち着きなさい。こんなもの、自分の魅力を高めるためのアクセサリーだと思えば平気よ」
何がどう平気なのか分からない、謎の理論を持ち出す彼女。
肉付きの薄い身体に、軽くて持ち運びが楽そうな小ぶりな胸。
正直、自分に抱きついてもあまり抱き心地はよくないと思うのだが……。
えろぱるむはいかなるものにも平等らしい。いや全然嬉しくないんだけど。
驚くべき跳躍力で迫り来る毒パルムを捕まえては、ロープにくくりつけていく。
嘗め回すように身体を這うパルム。その気持ち悪さを堪えて戦っていた雅華は、予想外の人物に飛びつかれた。
「あああ。姉上えええ!」
「うわ。何!?」
毒パルムを吹き飛ばし、雅華に抱きつくオンサ。
すんすん……と鼻をすすり上げる。
「ううう。すまぬ。つい……。雅華殿が故郷の姉上にそっくりで、懐かしくなってな……」
「あー。そうだったの」
オンサはまだ幼さが残る少女だ。故郷が恋しいのかもしれない。
雅華の平たい胸に湧き上がる同情心。
……でも、それにしては手つきおかしくないですかね。
そんな事を考えていた雅華。それもオンサの台詞で見事に消し飛んだ。
「ああ、この平坦でまな板のような胸……。まさに姉上……」
――ブチィッ。
「だーーれーーがーーまな板だあああああ!!」
「あ、いや、まな板は良いものだぞ? 胸で水平器が使える」
「わざわざ胸で使う理由がないわあああ! 嫌味かあああ!!!」
「嫌味ではないぞ。事実だ!」
「うるさいわあああ!! 大体お前らがいるから! お前らのせいでこんな目に遭うのよ! 全員死ねえええ!!」
オンサのフォローになっていないフォローにガチ切れする雅華。
毒パルムをギロリと睨むと、破竹の勢いで八つ当たり……じゃない。捕縛を開始する。
そこにエリスが輝く笑顔で走りこんで来た。
「あーっ。オンサちゃんずる~い! 私もやる~!」
「ひあっ……! エ、エリス殿、そ、そこはらめっ……!」
「わぁ~。オンサちゃんわき腹つるつる~! きもちいー!」
「な、何でこんな……あっ?」
「何ってスキンシップ! だから大丈夫だよっ! ほら、オンサちゃんも私の胸触っていいよ?」
「あ……。姉上……! 一番目の姉上のようにふくよかだ……!」
「あははは! オンサちゃんくすぐったいよ~。よーし! 次はエイリアちゃんだー! 一緒に突撃ー!」
「うおおおおおお!!」
「あら、あらあらあら?」
「うわああ! エイリアさんの胸、やーらかーい! ふっかふか~!」
「この大きさ、重量感……! あああ! 母上えええ!!」
「んも~。困った子達ですねぇ……んんっ」
「あらぁ……。ハンター達もセクハラを始めるなんて……。やっぱりこの温泉には何か特殊な効能があるのかしら?」
突然スキンシップと言うピンク色の空間を作り出し始めたエリスとオンサ、エイリアに目をキラリと輝かせるノアール。
襲い来るパルムそっちのけで考察を開始する。
――そもそもパルムに見た目的な差異はあっても、明確な性別はなかったはずよね。
そういう意味では男女問わず襲う理由は分かるのよ。
突き詰めて考えるべきは変化した原因。
ハンターとパルムの共通点って何かしら……。
パルムは精霊だからマテリアルを多く身に含んでるのよね。
マテリアルを力に変えて活動するハンターも多くのマテリアルを保有しているはず。
……という事は、マテリアルに影響を及ぼす成分かしら?
「気になるわ……。よく調べなくちゃ!」
「おぬしら真面目にやれええええ!!!」
「滅びろ!! 毒パルムぁあああぁぁ!!!」
パルムを胸にくっつけたまま温泉の採取を始めるノアールに吼える火々弥。
雅華の叫びが、温泉内に木霊した。
混乱しながらも戦いを制したハンター達の活躍によって、毒パルムによる狂乱は解決を見た。
どさくさに紛れてパルムを持ち帰ろうとしたエリスとノアールは、残念ながら見つかって回収されてしまい叶わなかった。
「ちぇー。パルム1匹欲しかったのにな!」
「でも温泉の湯は入手出来たし、研究が進めらるわ!」
ぷぅっと頬を膨らませるエリスにぐっと拳を握り締めるノアール。これで毒パルムの謎は解明される……のか?
「あああ。無駄に疲れたのじゃ」
「もうやだ。盛大にキレて恥ずかしい……」
「ホームシックが暴走してしまってすまぬ……」
「まあまあ。ほら、皆でもう1回温泉入りに行きましょ」
様々な理由でぐったりする仲間達を、エイリアは笑顔で励まし……ハンター達は、気を取り直して再び温泉に向かうのだった。
ふくよかな胸を期待に膨らませて、休日の計画を立てていたエイリア・セントフィールド(ka4412)。
彼女の思惑は、目の前を埋め尽くす紫色の物体で見事に砕け散る事になる訳だが……。
「あらあらー。どうしてこうなっちゃったのかしら?」
ふへへ! と奇妙な声をあげて飛び掛って来た妙な色をしたパルムを裏拳で叩き返したノアール=プレアール(ka1623)。
パルムの傘は赤いはずだ。温泉を浴びるとこうして紫に変化して、行動もおかしくなるのだろうか……?
「これは是非とも解剖……いえいえ、研究してみたいわねー」
こほんと咳払いをする彼女。さらっと物騒な事を言った気がしたが、毒パルムに変化は見られない。
目の前のしりちちふとももに勝るものなしという事か。めげる事なくわらわらと押し寄せてくる。
「パルム自身が本当に助平心を分かっておるのか、表面上それらしい反応をしておるだけなのか……珍妙な話よの」
「あー。どうせ脱がしたり抱きついたりするなら、私より肉付きいいの狙った方がいい気がするけどねぇ」
淡々と呟く火々弥(ka3260)と滝川雅華(ka0416)。
この二人、冷静なように見えるが、脳は絶賛現実逃避中です!
「わ~。壮観ねえ。混沌や騒動は人生のスパイス! こういう時こそ思いっきり楽しないと! ね、みんな!」
「うむ。問題ない! グン=マーニョたる我にかかれば赤子の手を捻るようなものだ」
既に目が空ろになっている仲間達を励ますように言うエリス・ブーリャ(ka3419)とオンサ・ラ・マーニョ(ka2329)。
いいですね。この目の前の毒パルム占拠状態の絶対的不利を目にしても負けないその精神! 素晴らしい! さすがハンター!
「それにしても凄い数だけど、どうやって捕まえる?」
「大丈夫よ! コッチもコッチで迎撃用意すれば……って、やだ! 武器もデバイスも脱衣所のほうじゃん! 機導砲撃てないじゃーん!」
小首を傾げるノアールに、己の身体を探ってガビーン! とするエリス。
そう、今ハンター達は入浴中。武器なんて持っている訳がない。
あるのは……今自分達が身につけている水着のみ!
当然囲まれているので取りにも戻れない。
わー! どうしよう!
よーし! ここで状況を整理してみよう!
てってれー! 火々弥姐さんとエイリアさんのおさらいコーナー!
「……既に我らは包囲済み。毒パルムどもはいつでもどころか既に襲ってきておるな」
「ええ。困りましたねえ」
「効率良く捕まえるには布で網を作る事じゃが……。しかし我らの手元にあるのは水着のみ」
「そうですねえ」
「水着を脱ぐくらいならともかく、水着をよりあわせるとなれば多少なりと時間はかかる」
「という事は?」
「我ら、作業中襲われ放題ではあるまいか……?」
ちーーーん。
「……落ち着いて整理しても絶望的よね」
ぼそりと呟く雅華に頭を抱える仲間達。
そんな彼らを肩をオンサが順番に叩く。
「落ち着け。こんな事もあろうかと、我は白褌を用意しておったのだ」
そうでしたか! オンサさん!
輝く笑顔で少女を見つめる仲間達。
オンサの胸元まで隠す白い水着はどうやら大きい褌だったらしい。
褌をしゅるしゅると解き始めた彼女の手を、火々弥がそっと制止する。
「ちょっと待つのじゃ。ピンク色……煩悩の気配を感じる……!」
「え? 何? ピンク色……?」
がばっと顔を上げる火々弥に、キョトンとするノアール。
火々弥は飛びついてきた毒パルムをむんずと掴むとそのまま振りかぶり……。
「そこじゃあああ!!!」
ちぇすとぉ!
あっ。毒パルム投げよった。
ひゅるるるる……べほっ。
「あら。何かに当ったわね」
ノアールが言い終わる前に、くぐもった悲鳴をあげ人影が、パルムと共に落ちて行く。
「えっ。今の何?」
「あーっ! エルちゃんを応援しに来てくれた人だ」
「いつの間に!? てか誰!?」
「え。エルちゃんの友達。男の子!」
「覗きか! 覗きじゃな!?」
「違うってー。応援だってばー」
きゃははは☆ と笑うエリスをガクガクと揺する雅華と火々弥。そんな2人にエイリアもうふふ、と笑う。
「まあ、見られても減るものじゃないですし」
「「減るわああああ!!」」
速攻でツッコむ雅華と火々弥。
あーもー。そんな事してるうちに毒パルム来てますよ!
「ふははは! グン=マーニョたる我が一網打尽にしてくれるわ!」
ばさぁ! と白褌を広げるオンサ。この褌3mもあるそうですよ! わあ! 網にぴったり!
「でかしたオンサ! よし、おぬしら! 水着をこちらに寄越すのじゃ」
「もー。しょーがないなー」
「そういう事なら協力するわ」
「これも使いますよね」
火々弥に応えて脱ぎ始めるエリスとノアール、エイリア。雅華だけが微かな抵抗を見せる。
「脱がなきゃダメ?」
「網を作るんじゃから早くせぬか!」
「女の子しかいませんから大丈夫ですよ」
火々弥とエイリアにずずいと迫られる雅華。
いや、別に恥ずかしいとか言うんじゃなくてですね。あるべきところにないから見せるのが嫌なだけで!
そんな彼女の心の叫びは届くはずもなく問答無用で引っぺがされて――。
「わ。パルム達、何かいよいよ様子がおかしくなってない?」
「脱いだ事で喜ばせてしまいましたかね……」
「淡々と解説してる場合じゃない! もう片っ端から捕まえるよ!」
はふぅ、とため息をつくエリスとエイリアをぶった切る雅華。
仲間達がそんな事をしている間も、オンサは褐色の幼い、未発達だがしなやかで美しい肢体を露わにしながら獅子奮迅の働きを見せていた。
「うおおおおお!!」
雄叫びをあげながら飛び掛り、器用に白褌で巻きつけて毒パルムを次々と捕獲しては洗濯ロープにくくりつけて干している。
この流れるような動き……! まるで毒パルムを干す為に生まれて来たような……!
「我は気高きマーニョ族の族長の血筋だ! 失礼な事を申すな!」
はい! すみませんでした!
ちなみにパルム干しに使用中の洗濯ロープは、テミスの運営側から投げ込まれた物である。
そんな余裕があるなら網を持ってきて! と思ったハンター達だったが、その人も逃げ遅れて襲われているのでそれも難しそうだ。
「ん……。様子がおかしいのはパルムちゃんだけみたいね。んん……どうして触ってくるのかしら? パルムちゃんは増え方も人とは違うから身体に興味を持たないはずなんだけど……ひゃうっ」
真面目に毒パルムについて考察するノアール。
その間にも、紫のそれはわらわらと集まってきて、彼女の丸みのあるお尻をむにむにし続けている。
その奇妙な手つきに思わず変な声が漏れるが……そんな事を気にしていたら、パルムの研究は続けられない。
そう! 己の身体を差し出してでも! 研究を成すべきなのだ!
おお、何と素晴らしい! 研究者の鑑!
でもホントにそれでいいんですかね?
「細かい事は気にしちゃダメよ。はーい、パルムちゃんこっちにおいでー」
ほっそりとした白い腕を広げるノアール。丁度良い大きさ、かつ美しい形の膨らみが露わになって……毒パルム達はヘキョー! という変な……多分喜びの声を上げて、彼女の胸に飛び込んで行く。
「わーお。エルちゃんも負けてられないねっ! ぱ、ぱ、パールムこい、こっちの胸はおっきいぞ!」
妙な調子の歌を歌いながら、身体をくねらせるエリス。
彼女の細い身体には不釣合いの、たわわな果実がたゆんたゆんと揺れる刺激的な光景。
それに、毒パルム達がじっとりとした目線を送る。
「隙ありーー☆」
胸に釘付けになった毒パルムの一団に回し蹴りを食らわせる彼女。
吹き飛ばされたパルムが、他のパルムを巻き込んで倒れ、ジタバタと暴れている。
「なんだー。こうすれば捕まえるの簡単じゃん」
薙ぎ倒されたパルムをひょいひょい、と拾い上げて片っ端から宙吊りにしていくエリス。
さわ……さわわわ……。
「んっ……ちょっとくすぐったい……」
太腿と臀部に違和感を感じて振り返ると、いつの間にか張り付いたパルムが艶やかな肌を撫で回していて……。
「いやん! えっち~☆」
あの。エリスさん。何で嬉しそうなんですかね……?
「……よし! 完成じゃ! エイリア、これを使え!」
「あら。ありがとうございます」
水着を繋ぎ合わせて作った網を投げ渡す火々弥。その身体のあちこちにへばりつく毒パルム。
そしてそれを受け取るエイリアにも、パルムがしがみついていて……見事におさらいコーナーで予言していた状況になっていた。
まあ、そーですよねー。こんなこぼれんばかりのナイスバディを毒パルムが放って置く訳ないですよねー!
「放っておいてくれても良かったんじゃがの……」
「この程度のセクハラで動じるなんて、修行が、んん……足りませ、ぁっ……。足りませんよ?」
空ろな目で、腰に張り付いているパルムを引き剥がした火々弥。
エイリアは威勢の良さに反して、時折艶っぽい声が混じっている。
無理もない捕まえた傍から干してはいるが、多勢に無勢。
こちらがパルムを捕まえている間に、次のパルムが飛び掛ってくる。
捕まえている間は手が使えない為、上手く抵抗も出来ず、触られ放題になって――。
火々弥の引き締まった身体にはちきれんばかりに大きくて丸い胸。魅惑の谷間めがけてパルムが飛び込んでいく。
「こ、こら! そんなところで暴れるでない! 胸に顔を埋めるな……! 揉むでないわ気持ちわるいいい!!」
捕縛したパルムで両手を塞がれている為、腕と胸で押し潰してパルムの動きを封じにかかる火々弥。
あのー。これちょっとしたご褒美状態なんじゃないですかね?
「ああん、もう。あぅっ……キリがないですね……」
凹凸がはっきりした女性らしい身体を持つエイリア。その大きく実った、ありがたいふくらみに張り付いてくるパルムを、簡易網にえいやと放り込む。
――あー。しつこいなあ。私はね、早く終わらせて温泉に浸かりたいんですよ。
えろぱるむとか意味不明の物体に構ってる暇なんてないんですううう!
エイリア、マジでキレる5秒前。
そんな彼女を、雅華がまあまあと宥める。
「落ち着きなさい。こんなもの、自分の魅力を高めるためのアクセサリーだと思えば平気よ」
何がどう平気なのか分からない、謎の理論を持ち出す彼女。
肉付きの薄い身体に、軽くて持ち運びが楽そうな小ぶりな胸。
正直、自分に抱きついてもあまり抱き心地はよくないと思うのだが……。
えろぱるむはいかなるものにも平等らしい。いや全然嬉しくないんだけど。
驚くべき跳躍力で迫り来る毒パルムを捕まえては、ロープにくくりつけていく。
嘗め回すように身体を這うパルム。その気持ち悪さを堪えて戦っていた雅華は、予想外の人物に飛びつかれた。
「あああ。姉上えええ!」
「うわ。何!?」
毒パルムを吹き飛ばし、雅華に抱きつくオンサ。
すんすん……と鼻をすすり上げる。
「ううう。すまぬ。つい……。雅華殿が故郷の姉上にそっくりで、懐かしくなってな……」
「あー。そうだったの」
オンサはまだ幼さが残る少女だ。故郷が恋しいのかもしれない。
雅華の平たい胸に湧き上がる同情心。
……でも、それにしては手つきおかしくないですかね。
そんな事を考えていた雅華。それもオンサの台詞で見事に消し飛んだ。
「ああ、この平坦でまな板のような胸……。まさに姉上……」
――ブチィッ。
「だーーれーーがーーまな板だあああああ!!」
「あ、いや、まな板は良いものだぞ? 胸で水平器が使える」
「わざわざ胸で使う理由がないわあああ! 嫌味かあああ!!!」
「嫌味ではないぞ。事実だ!」
「うるさいわあああ!! 大体お前らがいるから! お前らのせいでこんな目に遭うのよ! 全員死ねえええ!!」
オンサのフォローになっていないフォローにガチ切れする雅華。
毒パルムをギロリと睨むと、破竹の勢いで八つ当たり……じゃない。捕縛を開始する。
そこにエリスが輝く笑顔で走りこんで来た。
「あーっ。オンサちゃんずる~い! 私もやる~!」
「ひあっ……! エ、エリス殿、そ、そこはらめっ……!」
「わぁ~。オンサちゃんわき腹つるつる~! きもちいー!」
「な、何でこんな……あっ?」
「何ってスキンシップ! だから大丈夫だよっ! ほら、オンサちゃんも私の胸触っていいよ?」
「あ……。姉上……! 一番目の姉上のようにふくよかだ……!」
「あははは! オンサちゃんくすぐったいよ~。よーし! 次はエイリアちゃんだー! 一緒に突撃ー!」
「うおおおおおお!!」
「あら、あらあらあら?」
「うわああ! エイリアさんの胸、やーらかーい! ふっかふか~!」
「この大きさ、重量感……! あああ! 母上えええ!!」
「んも~。困った子達ですねぇ……んんっ」
「あらぁ……。ハンター達もセクハラを始めるなんて……。やっぱりこの温泉には何か特殊な効能があるのかしら?」
突然スキンシップと言うピンク色の空間を作り出し始めたエリスとオンサ、エイリアに目をキラリと輝かせるノアール。
襲い来るパルムそっちのけで考察を開始する。
――そもそもパルムに見た目的な差異はあっても、明確な性別はなかったはずよね。
そういう意味では男女問わず襲う理由は分かるのよ。
突き詰めて考えるべきは変化した原因。
ハンターとパルムの共通点って何かしら……。
パルムは精霊だからマテリアルを多く身に含んでるのよね。
マテリアルを力に変えて活動するハンターも多くのマテリアルを保有しているはず。
……という事は、マテリアルに影響を及ぼす成分かしら?
「気になるわ……。よく調べなくちゃ!」
「おぬしら真面目にやれええええ!!!」
「滅びろ!! 毒パルムぁあああぁぁ!!!」
パルムを胸にくっつけたまま温泉の採取を始めるノアールに吼える火々弥。
雅華の叫びが、温泉内に木霊した。
混乱しながらも戦いを制したハンター達の活躍によって、毒パルムによる狂乱は解決を見た。
どさくさに紛れてパルムを持ち帰ろうとしたエリスとノアールは、残念ながら見つかって回収されてしまい叶わなかった。
「ちぇー。パルム1匹欲しかったのにな!」
「でも温泉の湯は入手出来たし、研究が進めらるわ!」
ぷぅっと頬を膨らませるエリスにぐっと拳を握り締めるノアール。これで毒パルムの謎は解明される……のか?
「あああ。無駄に疲れたのじゃ」
「もうやだ。盛大にキレて恥ずかしい……」
「ホームシックが暴走してしまってすまぬ……」
「まあまあ。ほら、皆でもう1回温泉入りに行きましょ」
様々な理由でぐったりする仲間達を、エイリアは笑顔で励まし……ハンター達は、気を取り直して再び温泉に向かうのだった。
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えろぱるむを干しつくせ! ノアール=プレアール(ka1623) 人間(クリムゾンウェスト)|23才|女性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2015/06/10 18:58:41 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/06/09 01:52:08 |